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Mのミステリー研究所
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2014/09/27

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  • MのカメラかめらCamera

    カメラが好きで写真をいっぱい撮り溜めています。街撮りスナップが多いですがノンジャンルで気になったモノにはカメラを向けます。何気ない日常を切り取った一枚。その時に出会ったものにしか撮れない一枚。狙って用意万端で撮り得た一枚。自分のイメージ通りに撮れた一枚。そんな自分の思い通りの一枚を撮りたくていつもカメラを持ち歩きます。PHOTOHITOブログパーツ<scripttype="text/javascript"src="https://photohito.com/js/swfobject1_5.js"></script><scripttype="text/javascript"src="https://photohito.com/js/blogparts-embed.js"></script><scripttype=...MのカメラかめらCamera

  • 「オーダーメイド殺人クラブ」辻村深月のミステリ

    辻村深月さんは好きな作家のひとりですこの方と宮部みゆきさんは沢山居られる女流作家のなかでも自分のなかではベストな作家さんです桐野夏生さんなどはちょっと硬質な作風でそれはそれで好きですがこの本は思春期にいる女子中学生が主人公ですこの年ごろは男も女も身体と精神のアンバランスさでいろいろと悩むものですが主人公の小林アンという少女もクラスの中では少し異質です女子の心理など男には理解できない部分が多いと思いますが「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」では男であればとてもじゃないが面倒くせーと思う女性特有の心理や平然と毒を吐きながら他者との折り合いをつけるような女同士のどろどろした世界を徹底的に描かれていましたあれを読んだときはホントに女は怖いと思いましたこの主人公の小林アンも感受性が豊かである分こころに闇を抱えていますそういった部...「オーダーメイド殺人クラブ」辻村深月のミステリ

  • 『そしてミランダを殺す』ピーター・スワンソンのミステリ

    ヒースロー空港のバーで離陸までの時間を潰すテッド隣に見知らぬ若い女が座ったテッドに「こんにちは」と声をかけその素敵な飲み物は何と聞いた家の近所のバーでこんな女が隣に座って飲み物のチョイスを褒めてくれたら男は人生が変わろうとしているぞと思うものだでも空港のバーではルールが違うこっちは妻の一件で相変わらずむかむかしていてそれどころじゃなかったこのような出だしで物語は始まります出発時間が二時間遅れとなりその時間まで二人は飲みながら話しを続けますテッドは酔いもあり一週間前に妻の浮気を知った殺してやりたいなどと喋ります女は面白いわねと言いますテッドは30代後半のIT長者という身分で今世においてはもう働く必要のない資産を持っている男です自分の名前はテッドとしか教えなかったしもう相手の名前は忘れているうえ一生の間に彼女にまた...『そしてミランダを殺す』ピーター・スワンソンのミステリ

  • 「さむけ」 ロス・マクドナルドのミステリ

    ダシール・ハメットやレイモンド・チャンドラーと並んでハードボイルド小説の御三家と言われているロス・マクドナルドの「さむけ」は私立探偵リュウ・アーチャーを主人公にしたものの12作目にあたる作品ですそのせいか主人公の私立探偵リュウ・アーチャーについてはこれといった記述がないので彼自身、どういった人物なのか読んでいてイマイチ分かりません人物像がハッキリしないので感情移入が少し難しく思うことはありますでもこの作品は中身はミステリそのもので、複雑な人間関係を解きほぐしていき事件の真相に迫るリュウ・アーチャーの動きが丹念に描かれていますしかし、彼の動きはハッと天才的な閃きで事件を追うのではなくコツコツと足で情報を集める地味な捜査ですこれは他の作品もそうですが、クイーンやクリスティのような本格物とは違いますから当然とも言えま...「さむけ」ロス・マクドナルドのミステリ

  • 「殺人犯はそこにいる」ノンフィクションの迫力

    これは実際の事件を追ったノンフィクションです。著者は清水潔東京生まれのジャーナリスト。新潮社「FOCUS」編集部を経て日本テレビ報道局記者・解説委員。群馬と栃木の県境、半径10キロという狭い範囲で起きた5人の少女の行方不明事件。始まりはちょっとしたきっかけだった。しかし、調べ始めていくと一つの違和感に襲われる。その時は足利で起きた事件は解決済みだった。他の事件は未解決。そして別個の単独の事件として各々の警察署が捜査にあたっていた。著者は違うのではないかと思い始める。群馬、栃木の県境たかだか10キロの範囲で17年の間に5人の幼女が連れ去られ殺害されている。これは『連続幼女誘拐殺人事件』じゃないのかと。そうなると足利で起きた事件は犯人が捕まり終わっているのはどうなる?著者はここから始める。収監されている犯人に会い話...「殺人犯はそこにいる」ノンフィクションの迫力

  • 「ロング・グッドバイ」私立探偵フィリップ・マーロウ

    1958年に清水俊二氏の翻訳で「ハヤカワ・ポケット・ミステリ」として刊行された「長いお別れ」チャンドラーがフィリップ・マーロウを主人公にした長編小説を書きあげたのは七冊で「ロング・グッドバイ(長いお別れ)」は1953年に六冊目として書かれたここに上げた本は村上春樹による翻訳で2007年早川書房より刊行された単行本の軽装版です訳者あとがき、として凖古典小説としての「ロング・グッドバイ」の評論がありますが、このレイモンド・チャンドラーに関してのアレコレはとても興味深い一文ですから一読をお勧めしますある意味では彼のお説のとおりだった。テリー・レノックスは私にたっぷりと迷惑をかけてくれた。しかし、考えてみれば面倒を引き受けるのが私の飯のたねではないか。「最後に彼に会ったのはいつで、場所はどこだ」私はエンドテーブルの上の...「ロング・グッドバイ」私立探偵フィリップ・マーロウ

  • 「ジェリーフィッシュは凍らない」市川優人のミステリ

    売り文句が、新時代の「そして誰もいなくなった」登場!と、あります。「そして誰もいなくなった」とはもちろんあのクリスティの名作です。第26回鮎川哲也賞受賞作ですが、そこにこの謳い文句があれば読まざるを得ません。メインキャストの女刑事と相棒の男性刑事のコンビは、新鮮さはありませんが掛け合い漫才のようなセリフ回しはまぁ良しとしましょう。トリックも途中で見破られるというレベルの低さはではありません。それどころか良く書かれているなぁと感じ入ります。並みの新人ではないと思う筆力も感じます。その筆力がしっかりと見れるのは二作目の「ブルーローズは眠らない」です。この二作目が出たということで一発屋でないことが証明されました。個人的にはこの二作目の「ブルーローズは眠らない」の方が出来としては上だと思います。読ませ方もそうとは読者に...「ジェリーフィッシュは凍らない」市川優人のミステリ

  • 「熊と踊れ」アンデシュ・ルースルンド

    北欧ミステリです。スティーグ・ラーソン原作の「ドラゴン・タトゥーの女」以降、北欧ミステリがもてはやされている印象ですね。まあ、面白ければどこの国のミステリでも良いのですが、ただ国が違えば文化風習が変わるので警察の捜査方法なども日本のやり方とは大分違っていて面白いとな~と感じたり、そんな悠長な捜査の仕方で良いの?というようなことが多々あります。この辺は海外ミステリならではのギャップというか一つのお約束というところでしょうか。この作家は先に「三秒間の死角」という本が出ています。「熊と踊れ」は厳格な父親に育てられた男の三兄弟がその影響により犯罪に手を染め警察と必死の攻防を繰り広げる様子が描かれています。厳格な父といっても下層階級の暮らしをする家庭の中で、男としての意地を失くさず例え相手が強くとも逃げずに向かっていけと...「熊と踊れ」アンデシュ・ルースルンド

  • 「さよなら、愛しい人」レイモンド・チャンドラーの魅力

    スミマセン、これは本格ミステリーではありませんね。でも、話の構成とか内容はミステリーそのものです。シャーロック・ホームズや金田一耕助と同じぐらい有名な私立探偵フィリップ・マーロウ。え、知りませんか?でも少なくとも亜愛一郎よりは有名な私立探偵でしょう?ここに上げた写真の様に、私が読んだのは村上春樹の訳による本です。ハードボイルドというとキザで気取った言い回しのセリフがまず思い浮かびます。この本はもちろんそういった洒落たセリフがふんだんに見られます。でも、嫌なぐらいに鼻に付くといったことはありません。タフガイ、私立探偵フィリップ・マーロウ。こういった小説の主人公の第一の特徴とはヤワな男ではなくタフガイだということですね。でも、タフガイといっても今でいう格闘技がめっぽう強く、どんな相手にも負けないというようなヒーロー...「さよなら、愛しい人」レイモンド・チャンドラーの魅力

  • 「中途の家」エラリー・クイーンのミステリ

    1929年「ローマ帽子の謎」でデビュー。この時は覆面作家としてでした。32年バーナビー・ロス名義で「Xの悲劇」を発表。しかし、36年にこの作家の正体が公になりました。この「中途の家」が発表された年のことです。クイーン自選ベストの第三位に上げたのがこの「中途の家」です。つまりクイーン自身もお気に入りということですね。ちなみに一位は「チャイナ蜜柑」二位は「災厄の町」です。話しは外れますが「災厄の町」は日本でも映画化されました。野村芳太郎監督新藤兼人脚本による1979年制作の松竹映画「配達されない三通の手紙」がそうです。この映画も中々楽しめます。レンタル店では旧作100円コーナーにあるはずですから未見の方にはおススメです。さて、この「中途の家」、一番に言えるのは安心して読めるということです。最後のクイーンの謎解きの場...「中途の家」エラリー・クイーンのミステリ

  • 「訪問者」恩田 陸のミステリ

    山の中の洋館。集まった大企業の一族。三年前に洋館のそばにある湖で死んだ前最高指導者の女性。その女性に育てられた有名映画監督の男が最近急死した。雑誌記者とカメラマンの二人が洋館を訪れる。亡くなった映画監督の取材と称して。時間が遅くなり泊っていくことを勧められて二人は泊まることになる。やがて記者は偽りで映画監督の依頼でやって来た弁護士だと話す。死んだ映画監督の遺言を公開するためであり内容を確かめるためでもあるという。内容とは今集まっている親族の中に死んだ映画監督の父親がいるということ。自分から名乗り出れば監督の持つ著作権などすべての遺産を相続できるというもの。しかし、誰も名乗り出ない。やがて夜半から降り出した雨で土砂崩れが起き麓に続くただ一つの道が通行不能となる。親族の中の一人が「訪問者には気をつけろ」という警告文...「訪問者」恩田陸のミステリ

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