料理上手の持て成し好きから誘ってもらい、毎度のお呼ばれに行ってきた。家の外に出て待っていてくれて、紹介されたのが画像のツバキ。ツバキにしては控えめな風情ながら素晴らしい香りがする。昆虫や動植物の名を出すときには、生物学的な一般的表記のカタカナを使うようにしているけれど、初めて知ったこれは『匂い椿』と表したい。まだまだ初めての感動感激が味わえるのだから、身体は大事にすべし、などと思うほどに新鮮だった。蛇足ながら、ニオイツバキと聞いたときに、如意菫(ニョイスミレ)と混同して、如意椿と思ったけれど、調べてみると匂い椿なのであった。そうしてミニ同級会が始まり、小料理屋に来たかと思うほどの旬の料理などを出してくれた。しばらくまともな食事を摂っていなかった遭難者のようにがっついて、ひととおり食べ終わったら心底人心地が...匂い椿と御馳走