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まつなる
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広島市
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藤井寺市
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2014/09/06

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  • 第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第94番「大日寺」(久留米のかっぱ寺、そして久留米での一献)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは鹿児島線で久留米に到着。これで東九州から南九州にかけての九州一周ルートがたどり着く形になり、ここからは佐賀、長崎方面の西九州に入る。コンコースに出ると酒樽が出迎える。訪ねた日(2月11日)の次の週末、久留米の城島地区にて「城島酒蔵びらき」というイベントが行われるとある。不勉強なもので初めて目にする地名だが、案内によれば灘、伏見、西条と並ぶ酒どころだという。これから目指すのは第94番・大日寺。地図を見ると、歩こうと思えば歩けるし、ちょっと遠いかなと思えば遠いという微妙な距離。バスの便もあるが、久留米駅に着いた時点では間隔が空きすぎている。穏やかな気候だし、30分ほど歩けば着くかなというところなのでそのまま向かうことにする。バス乗り場がある東口に来たが、再び自由通路を渡って駅の西...第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第94番「大日寺」(久留米のかっぱ寺、そして久留米での一献)

  • 第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第10番「不動寺」(こんなところに第10番)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりはホークスの筑後キャンプ見学後、筑後船小屋から久留米に向かうルート。筑後船小屋駅、そしてタマスタ筑後のすぐ近くにある第59番・光明寺に参詣後、鹿児島線の列車に乗る。筑後船小屋の次は羽犬塚。筑後市の中心駅である。今回筑後に来るにあたり、せっかくなので泊まったことがない筑後市で1泊、翌日にその先のエリアと合わせての札所めぐりというのも検討したが、今回は結局日帰りとした。羽犬塚には新幹線の駅はないが、鹿児島線の区間快速で羽犬塚行きというのがあり、それで何となく印象に残っている駅名である。それにしても、筑後市の九州新幹線の駅が羽犬塚ではなく筑後船小屋に設けられたのはなぜだろう。新大牟田や新玉名のように在来線の駅から離れているわけでもなく、羽犬塚駅のすぐ横を通っている。周辺の人の利便性な...第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第10番「不動寺」(こんなところに第10番)

  • 第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第59番「光明寺」(キャンプ見学の後で札所めぐり)

    先ほどまで札所めぐりといいながらホークスのファームキャンプの記事が続いていたが、これを拙ブログにアップする頃はオープン戦も始まり、キャンプも打ち上げる球団も多い。ペナントレースの開幕も待ち遠しいところだ。午前中の練習が終わり昼休憩となったところで、私もタマスタ筑後を後にする。スタジアムの雰囲気は十分楽しめた。午後の部は本題である九州八十八ヶ所百八霊場めぐりということで、まずは第59番・光明寺に向かう。タマスタ筑後の入口から駅ではなく南のほうに歩く。スタジアムからのBGMを背に集落の中をほんの2~3分ほど歩くと寺の敷地に着いた。一応正面は境内の南側ということでいったん通り抜け、堤防に向かって立つ山門から改めてお参りとする。ちょうど、筑後船小屋駅の新幹線ホームの南端も目に入る。光明寺が開かれたのは奈良時代、聖...第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第59番「光明寺」(キャンプ見学の後で札所めぐり)

  • 第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~筑後キャンプをもう少し見学

    タイトルにはようやく札所の名前が出てきたが、もう少し筑後キャンプの見学記を。今後はメインスタジアムのスタンドからグラウンド全体を見てみよう。ちょうどこちらでは打撃練習が行われているところ。本来のバッターボックスの他に、ネット裏、ファウルグラウンドでも打球音が響く。こちらでは外国人選手が練習中。こちらも育成選手で、見守るのは斉藤3軍監督。近年、多くの球団に育成契約の外国出身選手が在籍しているが、後ろで見守るシモンはドミニカ出身でまだ20歳、そしてバットを振っている同じドミニカ出身のアルモンテにいたってはまだ17歳である。さらに驚いたのは、入団は2024年だから16歳、日本でいえば高校1年生の時である。今のNPBは育成選手もドラフト会議で指名されなければ入団できないし、そもそも16歳での指名はあり得ないのだが...第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~筑後キャンプをもう少し見学

  • 第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~タマスタ筑後の施設見学ツアー

    札所めぐりと絡めてホークスの筑後キャンプ見学に来ている。まずはグラウンドに下りて選手に近い位置でウォームアップを見ることができた。そして、施設見学ツアーである。キャンプ中ということもあって30分おきに行われており、その時々の練習メニューを見ることができる。私が参加した回は子どもも含めて10人ほど。また正面玄関から入り、三塁側ベンチに向かう。グラウンドでは投内連携プレーの練習中。係の人から「お静かに見学してください」との声がかかる。投球前に、「1アウト、2塁」というようにシチュエーションの声があり、その場面、打球に応じた守備を行うものである。バッターボックスに立つのは的山コーチで、投手が投げた後にノックバットで守備位置に打球を飛ばし、内野手がシチュエーションに応じた送球を行う。バント処理の練習もある。千本ノ...第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~タマスタ筑後の施設見学ツアー

  • 第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~ホークス筑後キャンプでグラウンドに立つ

    今回の九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは筑後シリーズ、まずはホークスのファームキャンプが行われているタマスタ筑後に到着。九州新幹線、鹿児島線の筑後船小屋駅からすぐのところである。到着したのは8時45分、今回は午前中をキャンプ見学に充て、午後から筑後の札所をめぐり、久留米から新幹線に乗るつもりである。それにしてもこの早い時間に到着したのは、特別チケットを事前購入していたためである。この筑後キャンプ、メインスタジアムのネット裏エリアや、サブグラウンド、室内練習場、ブルペンなど基本的には無料で見学できる。またこれ以外の有料プランとして、メインスタジアムのフィールドシートから見学できるものや、スタジアム見学ツアーがある。また、日によっては選手とも触れ合えるイベントチケットもある。その中で私が購入したのが、「あなたもカ...第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~ホークス筑後キャンプでグラウンドに立つ

  • 第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~今回ホークス筑後キャンプと絡めます・・

    このところ、拙ブログの記事は関西と九州を行ったり来たりしている。九州八十八ヶ所百八霊場をめぐる細切れの旅も第22回である。前回で熊本県シリーズを終え、再び福岡県に戻り、筑後シリーズである。その筑後の札所を見るとちょうど鹿児島線、九州新幹線沿いに並んでおり、第59番・光明寺(筑後船小屋)、第10番・不動寺(西牟田)、第94番・大日寺(久留米・・からちょっと離れている)と続いている。この中で注目するのは第59番・光明寺。寺の歴史については後ほど触れるとして、アクセスは筑後船小屋駅から徒歩5分とかからないところ。九州八十八ヶ所百八霊場にあって、鉄道の駅から徒歩圏内にある札所はいくつもあるが、今回注目するのはその最寄り駅である。筑後船小屋は九州新幹線の駅だが、その駅前にはホークスのファーム拠点のタマホームスタジア...第22回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~今回ホークス筑後キャンプと絡めます・・

  • 京都12番「仁和寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・127(京の冬の旅特別公開)

    神護寺のある高雄からJRバスに乗り、仁和寺の門前に到着。先ほど神護寺でにわか雨に遭ったのが噓のようにまた冬晴れの空である。仁和寺は真言宗御室派の総本山であり、世界遺産にも登録されている寺院である。今回の札所めぐりでは天龍寺に次いで2ヶ所目の世界遺産となる。仁和寺じたいはこれまで何度か参詣している。二王門をくぐると柵が設けられ、拝観受付を通る形になる。確か仁和寺は宇多天皇の御所庭園や霊宝館は有料だがそれ以外は無料で入れるはず。仁和寺じたいが有料拝観になったのかな・・と思ったが、ちょうどこの時「京の冬の旅」(1月10日~3月18日)の期間で、経蔵・五重塔の特別公開が行われており、御所庭園の拝観と合わせてここで受け付けているとある。御所庭園は以前にも拝観したこともあり、今回はいいかなと思う。その代わり、経蔵・五...京都12番「仁和寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・127(京の冬の旅特別公開)

  • 京都10番「神護寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・126(にわか雨やら何やらありました・・)

    神仏霊場巡拝の道めぐりは、嵐山から嵐電に乗車し、帷子ノ辻に到着。ここで北野白梅町行きに乗り換える。今回残す札所は、神護寺、そして仁和寺である。まだ時間も早く、先の見通しも立った。御室仁和寺の一つ手前の宇多野で下車。これから神護寺の最寄りである高雄に向かうため、その系統の京都市バス、JRバスの停留所がある福王子に向かう。福王子神社に面する福王子交差点だが、実質六差路という複雑な交差点のためか、信号で警察官らしき人が見守っている。「バスの駅」福王子から京都市バスに乗車。「バスの駅」とは妙だが、高雄方面の停留所は竹垣で囲われ、木のベンチが置かれている。この先、国道162号線の周山街道を走り、少しずつ高度を上げる。速度が遅くなると乗降はないが近くのバス停に停まり、後続車を先に行かせる。御経坂峠を過ぎ、高雄に到着。...京都10番「神護寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・126(にわか雨やら何やらありました・・)

  • 京都9番「大覚寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・125(南北朝の歴史を思いつつ広大な大沢池を一周)

    嵐山の天龍寺を拝観後、大覚寺に向かう。朝方、JR花園駅前から乗車した京都市バスは嵐山を経由して終点・大覚寺に向かうのだが、ちょうど出発したところのようだ。普通ならここで嵐山の風情を楽しみ、後続のバスに乗るところだが、この日の私はさっさとここを離れたい気持ちだった。大覚寺まで徒歩で25~30分ほどとあり、バスの待ち時間をかけて歩いても着くのはほぼ同じくらいのようだ。参道には「旧嵯峨御所大覚寺門跡」とある。先ほどの天龍寺と同様、元々この地は嵯峨天皇の離宮があったところである。弘法大師空海が離宮の中で五大明王を祀って祈祷を行ったとされるが、嵯峨天皇の崩御後に発生した政変で皇太子を廃された恒貞親王が出家して仏門に入り、大覚寺の開山とされた。大覚寺ときいて連想するのが「大覚寺統」という言葉。鎌倉時代末期から南北朝時...京都9番「大覚寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・125(南北朝の歴史を思いつつ広大な大沢池を一周)

  • 京都8番「天龍寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・124(いよいよ嵐山、ともかくインバウンドは避けろ・・・)

    神仏霊場の道めぐり、1月の洛西シリーズは後半の2日目。前日宿泊した妙心寺の花園会館をチェックアウトして、JR花園駅からスタートする。この日は天龍寺、大覚寺、神護寺、そして目的地の仁和寺と回り、仁和寺から歩いて花園駅に戻る循環ルートをとる。花園駅にはコインロッカーがあり、宿泊用の荷物をここに預けることができる。まず向かうのは京都8番・天龍寺。これから混雑必至の嵐山にとうとう行くことになる。インバウンドの象徴であるスポットなど正直行きたくないのだが、行かざるを得ない。札所まで山道を延々と歩かなければならないのとは別の意味での難所である。1月はシーズンオフということで、新緑や紅葉の時季と比べればまだましなのだろうが、それでも前日午後にバスで通過した時は嵐山近辺は多くのインバウンドであふれていた。インバウンドの混...京都8番「天龍寺」~神仏霊場巡拝の道めぐり・124(いよいよ嵐山、ともかくインバウンドは避けろ・・・)

  • 神仏霊場巡拝の道めぐり~京町家にて七谷地鶏を味わう

    神仏霊場巡拝の道めぐり、洛西シリーズは初日が終了。神仏霊場の札所ではないが臨済宗の大本山・妙心寺が経営する花園会館に宿泊。テレビで大相撲初場所の熱戦を観た後、初めてとなる花園での一献である。妙心寺からJR花園駅方面に向かう。今回グルメサイトで予約したのが「竹とり」という店。築100年以上の京町家の建物を利用しているというので決めた。寺のホテルに京町家での一献。京都らしさ?を「お上りさん」として楽しもう。店じたいは最近の開業のようで、1階はカウンターとテーブル、2階は座敷。ここでいただくのは「七谷地鶏」。亀岡の七谷川のほとりで完全放し飼いで育てられた地鶏で、餌もフランスの基準に沿って抗生物質、化学調味料を一切使用していないという。「幻の地鶏」という評価もあるそうだ。「竹とり」はその養鶏業者の直営店である。メ...神仏霊場巡拝の道めぐり~京町家にて七谷地鶏を味わう

  • 神仏霊場巡拝の道めぐり~一泊は臨済宗大本山・妙心寺前

    洛西をめぐる今回の神仏霊場巡拝の道めぐり。前編では大原野神社、松尾大社、車折神社と神社が続き、妙心寺の南側の門前に到着。妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山。天龍寺と違って神仏霊場めぐりの札所ではないが、広大な境内を有しており、洛西にあって存在感は大きい。ここを訪ねるのは初めてである。臨済宗は私にとってはあまり馴染みのない宗派なのだが、全国にある臨済宗寺院約5600ヶ所のうち、3分の2以上の3400ヶ所が妙心寺派ということで最大勢力を占めている。この地には元々、鎌倉時代~南北朝時代の花園上皇の御所があり、後に落飾して法皇になるにあたり、禅寺に改められた。妙心寺の開基は花園法皇、開山として招かれたのは関山慧玄である。後に室町3代将軍・足利義満の怒りを買って寺領を没収されたり、応仁の乱で伽藍が焼失したりという歴史が...神仏霊場巡拝の道めぐり~一泊は臨済宗大本山・妙心寺前

  • 京都11番「車折神社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・123(芸能人も集うパワースポット)

    神仏霊場巡拝の道めぐりの洛西シリーズ。松尾大社からはいったん嵐山を素通りして、車折神社に到着。神社の北は嵐電、そして南はバス停という立地である。車折神社といえば境内に並ぶ朱色の玉垣、そしてそこに記されるのは数多くの芸能人の名前である。その数は4000枚以上あるそうで、駐車場の周りにも及んでいる。その中で有名な人や、自分が推している人を見つけるのも神社での楽しみとなっている。それにしても、「芸能人」の定義って何だろう。「芸能を職業としている人の総称」とされるが、「芸能」の定義もこれまた広い。演劇、音楽、映画、演芸、舞踊・・いろいろ連想するが、それを「職業としている」となるとどうだろうか。もちろんそれで食べている、あるいは巨額の富を得ている人もたくさんいるが、全体で見るとごく一握りというのが実態だろう。生活の...京都11番「車折神社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・123(芸能人も集うパワースポット)

  • 京都7番「松尾大社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・122(言わずと知れた酒の神様)

    初日の早朝に広島を出発したのだが、今回私が目的地とした洛西エリアの7ヶ所のうち、最初の大原野神社を訪ねた時点で午前中は終了。まあ、東向日駅前の餃子の王将で昼食に時間をかけたのもあったのだが・・。結構腹が膨れた後、阪急京都線で桂に移動。嵐山線に乗り換える。使用されているのはかつて京都線の特急で活躍していた6300系である。現在は4両編成で内装も改造され、往年のエースが余生を楽しむかのようにのんびり走るが、嵐山という京都有数の観光地へのアクセスで活躍している。松尾大社で下車。駅名にもなるくらいだから、今回2ヶ所目となる松尾大社へはすぐである。なお、駅名は「まつおたいしゃ」だが、神社として正しくは「まつのおたいしゃ」と呼ぶとのこと。「の」の使い方、難しいですな。松尾大社の祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)、中...京都7番「松尾大社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・122(言わずと知れた酒の神様)

  • 京都6番「大原野神社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・121(洛西、大原野へ)

    今回の神仏霊場巡拝の道めぐりは洛西にある7つの札所を2日間でめぐるルート。まず下車したのは阪急京都線の洛西口駅。開業は2003年と阪急の中でも新しく、周辺の開発もまだまだ進められている一帯である。ちょうど京都市と向日市の境界に位置している。これから向かう大原野神社だが、以前に西国四十九薬師めぐりの際に一度訪ねたことがある。薬師霊場の正法寺、勝持寺を訪ねた際、近くにある大原野神社にも立ち寄った。その時は阪急の東向日から阪急バスで善峯寺まで上り、その帰途に灰方で下車し、徒歩でこれら寺社をめぐり、南春日町から阪急バスで東向日に戻った。その南春日町へはJRの桂駅から洛西口駅を経由する便があり、今回はこれに乗ることにする。洛西口から乗ったのは私を含めて3人だけだったが、団地や住宅地が広がる一帯に入り、洛西バスターミ...京都6番「大原野神社」~神仏霊場巡拝の道めぐり・121(洛西、大原野へ)

  • 神仏霊場巡拝の道めぐり~今回は洛西シリーズ

    今回は神仏霊場巡拝の道めぐりである。訪ねたのは1月25日~26日、前回の札所めぐりのあみだくじで出たのは京都12番・仁和寺である。仁和寺にはこれまでも他の札所めぐりや、四国八十八所巡拝前の「京都三弘法めぐり」などで何度か訪ねたことがある。世界文化遺産「古都京都の文化財」を構成するスポットの一つでもある。さて、私の神仏霊場巡拝の道めぐりもだいぶ進む中、あれだけあった京都市内の札所もかなり消化されている。ただ嵯峨、嵐山、洛西の一帯はまだ訪れていない。この中には京都の中でも国内外の観光客で大人気の嵐山が含まれており、できれば新緑や紅葉の時季は避けたいところだが、冬、そして正月明けならそこまでの混雑はないかな。今回、1泊2日の行程として、これらの地区で未訪の7ヶ所を回ることにしよう。さすがにここまで京都への交通、...神仏霊場巡拝の道めぐり~今回は洛西シリーズ

  • 第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~夕日とともに

    これまで長々と書いてきた九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの熊本シリーズもようやく最後。結局、札所以外の記事のほうが多かった。三井三池炭鉱の三川坑跡を訪れた後、レンタカーを返却するには少し時間があるので三池港方面に行ってみる。その道沿いにあるのが、三池港展望所である。遠くに雲仙普賢岳を見ることもできる。三池炭鉱で採掘された石炭は有明海に面する三池港から各地へと運ばれ、日本の近代化、あるいは戦後の復興に役立てられた。この有明海は遠浅で、干潮時には干潟が現れるくらいのところ。三池の石炭は当初は小型船で島原半島の口之津まで運ばれ、大型船に積み替えられていた。当然のことながら時間とコストがかかるため、大牟田に直接大型船に石炭を積むことができる港を造る構想が持ち上がる。その実現に貢献したのが工学者で後に三井財閥の総帥とな...第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~夕日とともに

  • 第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~三池炭鉱の産業遺産群・三川坑

    三池炭鉱の産業遺産群をダイジェスト的にめぐる一時。宮原坑を訪ねた後、レンタカーで市街地を抜け、三池港方面に向かう。このエリアには大牟田市石炭産業科学館があるが、以前にも行ったので時間的に割愛して、初めて向かったのが三川坑である。先に訪ねた万田坑や宮原坑は明治、大正からの歴史があるが、三川坑が開かれたのは戦時下の1940年。戦後は三池炭鉱の最主力坑として、戦後復興を支えるために多くの石炭を産出することになる。戦後、昭和天皇の全国巡幸の際には天皇自ら坑内に入り、採炭の模擬体験も行ったという。三池炭鉱は1997年に閉山したが、最後まで稼働していたのがここ三川坑であった。なお、世界文化遺産に三池炭鉱の産業遺産群も含まれているが、その対象はあくまで明治の近代化に関連するスポットということで、同じ大牟田にあっても昭和...第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~三池炭鉱の産業遺産群・三川坑

  • 第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~三池炭鉱の産業遺産群・宮原坑

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりの後、三池炭鉱の産業遺産群をそのままレンタカーでめぐっている。荒尾市の万田坑を訪ね、そのまま境界線が入り組む中、大牟田市に入って宮原(みやのはら)坑に到着。かつての炭鉱電車の跡地も残るところである。宮原坑は、三井三池が官営の炭鉱を払い下げられてから最初に開発した坑口で、当初は従来の竪坑からの排水用として開発されたが、明治から大正にかけて、三池炭鉱の中でも万田坑をしのぐ最大の出炭量を占めるまでになった。しかし昭和の不況下、炭鉱の整理統合が行われる中で1931年に閉坑となった。宮原坑は近くの三池集治監に収容されていた囚人たちが坑内の主な労働力となっていたが、国から囚人の坑内労働の禁止令が通達されたことも閉坑のきっかけになったという。現在は第二竪坑の櫓や巻き揚げ機室が閉坑当時の姿で残...第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~三池炭鉱の産業遺産群・宮原坑

  • 第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~三池炭鉱の産業遺産群・万田坑

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは、第57番・誕生寺の奥之院も訪れることができ、レンタカーの機動力を活かす1日となった。再び荒尾市に戻り、三池炭鉱の産業遺産の一つである万田坑跡に向かう。以前、この辺りの札所を訪ねた時にも三池炭鉱の産業遺産である万田坑、宮原坑跡を訪ねたが、こうした産業遺産というのもなかなか面白いものである。今回、道順でまず荒尾市側の万田坑から訪ねる。まずは万田坑ステーションにて予習である。万田坑や炭鉱電車の模型が展示されている。かつての規模が計り知れる。また三池の炭鉱電車は専用鉄道といいつつも従業員輸送の役割も担っており、客車列車も走っていた(従業員以以外の地元の人たちも利用していただろう)。炭鉱電車についてはやはり注目する方が多いようで、ネットで検索するとサイト、ブログ記事がいくらでも出てく...第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~三池炭鉱の産業遺産群・万田坑

  • 第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第57番の続編「誕生寺奥之院」(本院よりも立派だった・・)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐりは熊本県の札所をコンプリートして、荒尾、大牟田にある三池炭鉱の産業遺産を見物するところだが、その前に時間もできたことから、前回訪ねることがなかった第57番・蓮華院誕生寺の奥之院に行ってみることにする。札所めぐりとしては本院を訪ねたからクリアしているのだが、やはり気にはなっていた。ここはレンタカー移動の利点である。カーナビ、そして道路の案内板に従って走り、両側に灯籠が並ぶ坂道に差し掛かる。途中には広い敷地と玉名から有明、雲仙、天草を見渡せるという庭園墓地の蓮華院御廟がある。坂を上り切り、誕生寺奥之院に到着。それなりの数のクルマが停まっているし、食堂・売店もある。玉名の街中にある本院は巨大な南大門や五重塔、多宝塔があったが、むしろこちら奥之院のほうが本院であるかのようである。訪れる...第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第57番の続編「誕生寺奥之院」(本院よりも立派だった・・)

  • 第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第101番「成田山大勝寺」(グリーンランドで厄除け祈願)

    先に訪ねた荒尾の第58番・金剛寺に続いて、第101番・成田山大勝寺を訪ねる。県道に入り、鹿児島線の線路を渡って東に進む。しばらく走ると左手にショッピングモール、その向こうに観覧車やアトラクションが見える。グリーンランドである。グリーンランド・・もちろん、現在アメリカが買収を狙っている北極海のあの島ではなく、九州最大級の遊園地である。かつては、三池炭鉱を保有していた三井鉱山が経営していたことから「三井グリーンランド」という名前だったが、現在は西部ガスグループが筆頭株主であるリゾート会社が運営している。そのグリーンランドの敷地の北に成田山の看板が出迎える。グリーンランドへは大牟田からバスが出ているので、公共交通機関でのアクセスも可能な札所である。成田山大勝寺は、その名が示すように千葉の成田山新勝寺が本山で、そ...第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第101番「成田山大勝寺」(グリーンランドで厄除け祈願)

  • 第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第58番「金剛寺」(四国と西国のお砂踏み)

    九州八十八ヶ所百八霊場めぐり、いよいよ熊本県シリーズの最終日である。第58番・金剛寺へは荒尾駅から徒歩圏内だが、いったん福岡県に入り、大牟田で下車する。今回、大牟田でレンタカーを利用して札所めぐりのほか、世界文化遺産の一つでもあるかつての三池炭鉱の産業遺産を回ることにする。いったんJRの駅舎を出た後、跨線橋を渡って西鉄の駅舎に出る。駅前にはかつて西鉄大牟田市内線の路面電車として走っていた車両が保存されている。国道389号線沿いにあるトヨタレンタカーに向かう。これで夕方までの行動半径が大きく広がる。炭鉱関連のスポットは後で回るとして、まずは金剛寺に向かう。国道389号線を南下し、県境を跨いで荒尾市に入る。大牟田市と荒尾市は県は違うが炭鉱の発展とともに栄えた歴史があり、生活圏としては一つといってよいところであ...第21回九州八十八ヶ所百八霊場めぐり~第58番「金剛寺」(四国と西国のお砂踏み)

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