「いつ来るか、いつ来るか」と、首を長くして待っていた「特別定額給付金・いわくに特別応援給付金のお知らせ」という封筒が、今朝(29日)、新聞を取りに出るとポストに届いていた。取るものも取りあえずというか、テーブルに載っている朝食をとることもなく、直ぐに封を切って書類に書き込んでいった。お金を受け取るとか、物が頂けるというような書類に書く文字は日ごろになく丁寧な楷書で書くという習性が昔からある。すべてを記入した後、本人確認用に運転免許証の写しと、受取口座確認用にキャッシュカードの写しを添付するようになっている。添付の例図が示されている。免許証は表の面のコピーであり、これは何ら疑問を抱くことなくコピーして添付した。キャッシュカードの例図の下に「金融機関名、口座番号、口座名義人及びそのカタカナ氏名等がわかるようにしてく...「及び」?
「どんでん返し」とは、芝居を途切れさせることなく大規模な舞台転換を短時間で行う歌舞伎のどんでん返しから転じて名付けられたものである。小説や映画の中で、大方の読者や視聴者の予想を大きく裏切ったり、一旦終結したかに見えたストーリーを大きく覆したりするような結末が用意されているものである。そんな小説や映画の世界の話ではなく現実の世界で、テレビのワイドショウを見ながらイライラしていたことが、一夜にして大どんでん返しが起こり、溜飲の下がる思いをした。安倍総理は法解釈を変更してまで、前例のない検察官たる黒川検事長の定年延長を閣議決定した。具体的な経緯や説得力のある説明は全くしないままであった。野党のみならず、与党の中からも反対の声が上がったばかりか、著名人や検察官のOBからも「官邸に近い黒川氏を総長に据える布石だ」との疑念...どんでん返し
日本に寄港した大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」から始まったコロナ禍ではあるが、テレビの旅番組でクルーズ船での船旅のようすを、いつも楽しくあこがれの気持ちをもって見ていた。感染者が、たまたまクルーズ船の中で出たことをきっかけに、船旅の需要が激減しているのはうなずけるが、日常から離れて大海原を眺めながらのゆったりとした船旅は一度は経験してみたいものである。しかし、時間はあり余るほどあるが、肝心なものが乏しく、簡単に手が出せなくて、いままで船旅をしたことはない。茶の間でテレビを見ることで疑似体験をして楽しんでいるまでである。そんな日々を過ごしている中、このたびサンデッキの更新工事を無事終えた。ダイニングルームとリビングルームに面して作ってあり、部屋の中にいてもいつも目が行く場所である。天気の良い日にはデッ...船旅の気分
外出自粛の中、ここ2か月間、スーパーに買い物に出かける奥さんを車で送り迎えすること以外、遠出をするわけでもなく、たまの外食に出かけるわけでもなく、ほとんどの時間を家の中でじっとしていたことは、私の人生では初めてのことである。何とか先が見え始めたコロナ禍ではあるが、大なり小なり第2波というものが必ずやって来るというので、ゆめゆめ油断はできない。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、もうしばらくは様子をうかがいながら、そろりそろりと外出自粛を解いていくという生活になるのであろう。ステイホームの生活をしてきたが、決してマイナス面ばかりではなかったように思っている。常日ごろ、気にはなっていたが手を付けていなかった、言ってみれば懸案であった事項を、ものの見事に片付けることができた。一番の大仕事は、サンデッキの大補修である。あ...外出自粛の効用
数年前の日経新聞の「風見鶏」というコラムを読む機会があり、強く共感した。「戦争を繰り返してはならない。戦後、日本はこんな反戦の決意から再出発した。だが、日本の思考は、そこで立ち止ってしまったのではないか。本来ならその後、日本政府は自らの手で検証し何がいけなかったのか、総括すべきだった。日本は平和や反戦を強調する半面、なぜ戦い、負けたのかを冷徹に分析し、若い世代に教えることをしてこなかった。一方、ハワイの真珠湾にある記念館では、卑怯な日本を宣伝しているかと思ったら、日本が開戦を決めた経緯や、米軍が攻撃を察知できなかった原因の分析に力を入れている。過去の失敗を検証し次に生かすことに力を入れている。大切なのは、学校での近代史の教育がなされていないことが問題だ」というようなことが書いてある。日本人は、物事を理詰めで考え...歴史から学ぶ
奥さんが朝な夕な庭に出て、丹精込めて育て見守っていた25株のバラの一番花が今朝咲いた。ここ数日、数株のつぼみが競うように膨らんでいたが、今年はこの黄色のバラが一番咲きとなった。サクランボの真っ赤な実は陽を浴びて日増しに輝きを増し、収穫が間近となっている。庭に出た時、プーンと甘く魅惑的な香りがしてきた。バラの香りかと思ったが、少し違う。白くて清楚なミカンの花のもので、私にとっては初めての香りであった。庭の奥に目を移すと、物々しい鉄パイプの囲いの中で、ブドウの枝が横に大きく伸びている。近づいてみると、すでにブドウの房の形をした小さな緑色の房が10個くらい付いている。今年は初めてブドウを収穫できるかもと期待させられる。連休の間、楽しませてくれたハナミズキが散ったと思ったら、その陰で早くも花柄の長いヤマボウシの無数の花...初夏の庭
お昼前、作り終えたばかりのサンデッキに2度目の塗装をした後、使った道具の片付けをしている時、突然木戸を開けて誰かが入ってきた。近くに住む顔なじみの奥さんであった。「通りがかるたびに、何やら音が聞こえていたので何ができたのか見に来ました」と、あっけらかんに言う。サンデッキを見て「これ全部自分でやったのですか」と言い「すごい」を連発してくれる。その後、我が家の奥さんも入り、久しぶりに雑談が始まった。この時期、話はやはりコロナのことである。「各人に国から10万円もらえるので、先行投資でサンデッキを作りましたよ」というと、「それに岩国市からも2万円もらえるのでよかったですね」というではないか。なになに?岩国市から2万円?初めて聞くことである。我が家は、新聞といえば全国紙の毎日新聞、テレビといえば広島の局のものをばかり見...寝耳に2万円
こどもの日、外出自粛のおきてを破り、久しぶりに車に乗って市内を偵察するために一巡してみた。まずは錦帯橋に向かうが、橋を渡っている人は見当たらない。近寄ってみると、橋の入り口はテープで封鎖してあり、ガードマンが厳しい表情で見張っている。吉香公園に入ると、いつもは行列を作って観光客が並ぶソフトクリーム屋さんは3軒ともシャッターを下ろして休業している。観光客らしい姿は1人も見当たらない。園内にあるカフェも土産店もみんなお休みだ。さらに進んでいくと、菖蒲池の土手に今が盛りのツツジが、どの株も満開となって出迎えてくれる。思わず奥さんが「こんなにきれいに咲いているツツジを見るのは初めてだわ」と歓声を上げるが、見に来る人は誰もいない。市内のどこを走ってみても人の姿はなく、食事処で店を開けているところは全くない。ここ1カ月余り...誰もいない公園
初夏を通り過ぎて真夏日もあった今年の連休であるが、どんなに天気がよかろうとも家から1歩も出ることなく、素直に健気に毎日外出の自粛にこれ努めている。新聞に掲載されている読者投稿の川柳に、同感できる面白いものが載っていた。コロナ禍の今、日々の暮らしの感染対策として、人との距離はできるだけ2m空けると示されている中、「オレなんざもともと距離を置かれてる」と詠んでいる。職場で何かと煙たがれ、周りのものからいつも距離を置かれている男が詠んだ句であろうが、そんな扱われ方が、いま活きているというところが面白い。今の私は、周囲の人から距離を置かれているわけではなかろうが、この時期、人との交流は全くない状況が続いている。そんな中、一人遊びをするとなるとDIYである。先日サンデッキを作った後、奥さんが「デッキの上に散らかっている上...距離を置く
1週間前のことである。居間でパソコンを相手に遊んでいるとき、隣のダイニングルームの電話が鳴った。奥さんが出て何やら話している。直後「お父さん、東京の人が『ひきょうのえき』について何か聞きたいと言っているわよ」と呼びに来た。「秘境の駅?」、直ぐに頭に浮かんだのは、2年前に錦川清流線に出来た「清流みはらし駅」という駅舎も改札口も出入り口もない、名前通りの秘境の駅のことを思いながら受話器をとった。すると「東京に住む○○というものですが、『ひきょうのえき』という本を買いたいのですが」というではないか。「えっ?ひきょうのえきですか?第2次長州征伐の四境の役のことですか」と聞くと、そうだという。まだ若い男で、各地の歴史に興味を持ち、調べているうちに私が5年前に出版した「四境の役」という冊子に行き届いたとようである。歴史家で...秘境の駅?
4月23日に着工したサンデッキが、9日目にして無事完成した。注文していた床板が入荷せず、3日間の手待ちがあったものの、雨の日もなく実働6日間ですべてを終えた。この度は、あらかじめ防腐・防虫の処理がしてある木材を購入したが、念には念を入れてキシラデコールという高性能な防腐・防カビ・防虫効果のある木材保護塗料を丁寧に塗りこみ万全を期しておいた。最後の1本のコースレッドを打ち込んだ後、まだ塗料の臭いがぷんと残るサンデッキに座ってコーヒーを飲んでみた。裏庭に出て飲むコーヒーとは何か一味違う。6日間の出来事ではあったが、1.5トンのトラックで資材を運搬し、奥さんと2人で重たい木材を運び込んだり、電動ノコで切断したり、手ノコで切り欠きを入れたり、塗装をしたり、100本余りのコースレッドを打ち込んだりした。そんな力仕事があっ...完成!!
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