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  • おきあがりこぼし

    かわいい子の車ってすごくて、ピンクで小さくて可愛くて、中に入ると清潔でゴミなんて落ちていなくて、もちろん飲みっぱなしのコーヒーがドリンクホルダーに入れっぱなしだとか、サイドにレシート、鼻をかんだティッシュ、さらには小銭やポイントカードなんかが突っ込まれているはずもなく、ほんのりいいかおりがして、小型テレビからは今流行り(らしい)のBT◯が流れていた…………(わからん。)雨=洗車だと思っている私の車は、元の車体の色が分からないくらい泥にまみれている。 中?…………は、言わずもがな。こういうところから違うのか、と、妙に感心してしまった。 …数週間前から仕事を始めた。といっても開院前のクリニックなの…

  • 変なの

    現在、夜中の二時である。 冷蔵庫から発掘したポッキーの袋を開けて、一本、二本、と数える暇もないくらいのスピードで飲み込んでゆく。時おり、アイスコーヒーを潤滑剤として流し込む。 夜中のポッキーは禁断の味がして美味。 足りない!足りない!何かが足りない!と、いつも駄々をこねている脳みそが黙った。ほんのひとときだけど、満たされるってこういうこと? 一瞬の快楽のためだけに好きでもない男に身体を許してしまった罪悪感のような気持ちがそのうち沸き上がってくるのかもしれないけど。……仕事を辞めた。他人の顔色ばかりを伺って病んでしまう自分が心底嫌になる。働くって、嫌いな自分と向き合い続けることなのかもしれない、…

  • 朝、煮えたぎる車を走らせる。外の世界はなんて明るくて眩しいんだろう腹が立ってくる。 誤魔化すみたいに音楽を流すけどほとんど聴こえてこない。これから降りかかるであろう嫌なこと延々、ぐるぐる考えてしまう。考えたくないのに。できれば誰とも会いたくないし、話したくない、そんな日もある。というか、そんな日しかないかもしれない。ずっと土に埋まっていたい、芽は永遠に出なくていい… そうそう、芽といえば。 わたし、サボテンを種から育てることにした。この前栽培キットを買った。そしたら4日くらいで芽が出て。 それがもう可愛くてしょっちゅう眺めている。こういう小さな喜び大事……枯れかけた心にわずかな潤い。ふたまたの…

  • いつか

    相変わらず苦しんでいる、 息ができない、いやできてる、生きてる、こんなに苦しいのに生きている、でも、 やっぱり無理、もうがんばれない、いや、まだだ、まだやれる、できる、 でも、疲れた、疲れた、疲れた……………多大なる理不尽とストレスにより、家に帰ったら身動きができない、心が削られまくってもう、半分くらいしか、ない…… なんでわたし、辛いのに、死にそうなのにニコニコしてんのよ、そんな自分にも腹が立つ!!!!どうせ誰も守ってくれないんだから、助けてくれないんだから、もう誰に嫌われたっていーだろーがーー!!!! 新人だからって、へこへこして、へらへらして、なんでもかんでも従って、ばかみたい、ばかみた…

  • 嫌いだ

    わたしの目に小さい魚が住み着いた。まぶたの裏でぴちぴち跳ねているけどなにこれ?片方だけなんだけど。仕事中も、うにうにぴくぴくしている。成長して眼球突き破ってきませんように!わたしの心、がりがり削ってできた粉が固まって金貨になったから、それでCDを買った。CD買うなんて何年ぶりだろうか。心と引き換えに手に入れた音楽は、なぜだか余計に染みてくる。youtubeとかで無料で聴くのとはまた違う感じ。通勤中とか、たくさん聴こう。どこにもいけないから、せめて音楽で遠くに行こう。少し元気になったので今日は、夕方散歩をした。なまぬるい空気、坂道、木と木が覆い被さってできたトンネルにヒグラシの声が響いていて、飛…

  • 自分の頭の中にあるのだから自分の脳みそのはずなのに、そのmy脳みそのコントロールを私はできない。かかる負荷が一定を超えるともう制御不能になる。頭の中に私を殺そうとする悪魔でも住み着いているのではないか、と思うくらい絶望的な考えばかり浮かぶ。 ついに、私は動けなくなり、初めて当日欠勤をした。とてつもない罪悪感があったけど私にはどうしても休息が必要だった。 次の日、なに食わぬ顔でニコニコと仕事をした。迷惑かけてすみません、なんか、夏バテだったみたいで…… とかなんとか言ってごまかした。… うつの一歩手前のような症状が出ていて、なんとか今回は自力で抜け出した、けど、私は怖い、またあんな状態になったら…

  • 何も書けない。頭の中がザーーー………みたいな、テレビでいえば砂嵐で、気づいたら一週間とか二週間とか経過していて、そういえば借りた本の返却期限はいつだったっけ…、 と思う。たぶん過ぎている。文字がすらすら読めなくて、お箸で小豆粒を慎重につまみ上げる(ときどき落とす)みたいなかんじで、ぜんぜん進まない。だから私はずっと、同じ物語の中に囚われてしまっている。無職のときでもだいたい四日に一記事くらいのペースで書けていたから、仕事をはじめたらさぞかし書くことが沢山あるだろうな、ネタに困らないだろうな、なんて思っていたけど、むしろ、言葉がどんどん失われていく…。私以外の、誰か他の人が見るかも分からないとこ…

  • 雨の土曜日

    今日は強めの雨。薄暗くて視界も悪いから、多少どんよりした顔をしていたって許されるはずだ。今の私が明るさを繕うことは、電池のない懐中電灯で辺りを照らすよりも難しい。 傘立てに傘を突き刺し、雨粒が張り付いた黒いローファーを脱ぎ揃え、更衣室や休憩室などがある古びた建物の中に入っていく。 足を踏み入れた瞬間、この匂いはなんだっけ、といつも思うのに、しっくりくる答えを見つけられないでいる。おばあちゃんちの押し入れ、廃校になった小学校の体育館、子どもの頃何度か行った市民プールのロッカー室… 近いようで、どれも違う。そこには、流れ去っていくはずの年月を全て留めて凝縮させたような空気がこもっていて、深く息を吸…

  • 途方もない

    手の届く範囲にあるできればより固いもの、を、顔面に向かって思いっきり投げつけたい、と思う瞬間がある。 もちろん、そんな勇気はないので頭の中でボッコボコにしてやる。でも…そんなことをしたって、少しも楽になれやしない。理不尽という名の矢が次々に襲いかかってきて、それを振り払う手も疲れてきた。 うっかり刺さった矢でできた小さな穴から、じわじわと憂鬱が滲んでくる。ああ、まただ。また、侵食されてしまう……順調で穏やかで、そんな日々が続いていけばいいなあと、思っていたけど甘かったな。呑気だったな。 闇は、いつでもすぐそばにいた。おいでおいでと手招きをして、油断すればすぐに引き込まれてしまう。そうはさせない…

  • にっき

    近ごろ、感情の高低差が少ない。 つまりは、平穏な日々を送っている。新しく始めた仕事、少しずつではあるが慣れてきている。 名前を覚えてなくて常連に鋭い眼光で睨まれたり、造花にジョボジョボと水をやってしまって笑われたりしているが、問題ない。 分からないことだらけだけれど、無関係に思える点たちが少しずつ線になっていくのだろうから、辛抱強くやっていこう。あ、職場の人たちが、表面上は優しいのにも助けられている。強気でいようとしていた私だが、所詮はメッキですぐに剥がれてしまった。 自分に自信がないのが原因だろう、すみません、すみません、とへこへこしてしまう。こういうびくびくした態度、余計に人をイラつかせて…

  • 強気でいく

    『本日の受付は終了しました』 の札をカウンターに掲げてしばし、同僚とコーヒータイム。疲れた身体に染みる。仕事より何よりもこの時間、なんでもない雑談をするのが怖かった私だが、今はさほどの恐怖心がない。 私が他人のことをどうでもいいのと同じように、他人も私のことなどどうでもいいのだ、と最近気づいて、楽になった。 誰かと喋ったあと、この受け答えは変だったのではないか、嫌な気持ちにさせてしまったのではないか、と何度も何度も話した内容を反芻し、ああ、と頭を抱えていたのだけど、そんなことをあまり考えなくなった。誰かの言葉も、右から左へ流れていく、というムーディー勝山状態だ。※ちなみに左から右へは流れない。…

  • おやすみなさい

    Web上で日記など書いていると、自分のことを応援してくれてる人が少なからずいるのかも、なんていう錯覚を起こす。いや、錯覚じゃなくて本当にいるのかもしれない、だけど、現実の、職場での私は、やっぱり一人だ。新人という孤島に取り残されている。 分からないことをやるのって、種も仕掛けもないところから鳩を出しなさいと言われるくらい難しくて心折れそうになる。それでもやるしかないから、やって失敗しながら学んでいく。 何度もボロボロになってその度に縫い合わせている私の心は、ちょっとやそっとでは破れなくなった。できないのは当たり前でしょう、何か問題でも?という強気な姿勢でいきたい。バタバタとせわしなくしていると…

  • 疲労

    朝起きると体が…痛い… 立ったり座ったりしているだけなのに。どんだけ運動不足だったんだろう。いてて、と言いながらよろよろと起き上がる。 制服に身体を押し込めながら、気を引き締めていく。 顔に笑顔を、心に鉄板を張り付けてから職場へと向かう。そうやって気合い入れて行くけど、疲労が溜まるにつれて「私はダメだぁぁ」という弱気な波動が全身を巡るようになり、そうなると、汗やファンデーションと一緒に笑顔も溶けていってしまう。慌ててマスクを外し、それらを拭ってから背筋を伸ばす。そして、もう一度笑顔を貼り直そうとするけれど、うまくいかない。鏡を見なくても、怖じけた顔になっているのが分かる。助けを求めるようにカウ…

  • 夏が来れば思い出す

    薄着をしているはずなのに、湿気の衣をまとっているせいで、暑い。 薄着をしているはずなのに、窓ガラスに写る自分の姿は、分厚い。鏡よりも、ガラスのほうが輪郭を強調されてしまう気がする。鏡だと無意識に、補正をかけて見ているのかもしれない。 これは……ビバンダム……?彼に会えなくなってから、すっかり美容に対する意識を失っている。 夜行バスに揺られ、最後に会ったのは去年の8月だったか。 寝不足で行った水族館、機嫌が悪くなった帰り道、途中で寄ったコーヒー屋で、向かい合って飲んだアイスコーヒーはやけに美味しかった。あんまりしゃべらないね、と不服を漏らすと、一緒にいるだけで満たされているから、と言った。 そう…

  • ふあん

    あれ、なんで私、働くことになって………? うっ、頭が…… ついに、地獄に足を踏み入れてしまった。 元々寝付きが悪かったのが、さらに眠れなくなり、常に頭の中に電気が流れているみたいになってしまった。仕事行きたくない。初出勤はまだ、だけど、もう行きたくない。逃亡したい。(なんで応募した?)このままでは不安に飲み込まれてしまうので、色んな考え方をしてみよう、と思う。このご時世仕事があるだけでもありがたい、と謙虚になってみたり、私のような者を雇ってくださるなんて、と卑屈になってみたり、私は奴隷ですこき使ってください、とマゾヒストになってみたり、私は働きに行くのではないブログのネタを探しに行くんだ、とブ…

  • 強くなりたい(近況)

    最近、夜に車を走らせるのがこわい。 道端に生えている白い花を胸に抱え、道路の真ん中に横たわって轢かれるのを待つ「死にたいんじゃあ」爺さんが出没するとの噂があり、暗闇を見つめる目がどうしたって慎重になる。 その日、爺さんはいなかった。生きているのかな…なんて、いらぬ心配だ。 いくら同情したってその人を救えるわけではないのだから中途半端な気持ちを持つべきではない、飼えない野良猫にも餌をやってはいけない、でもやっぱり、生きてほしいなと無責任にも思ってしまう。どうせ何もできないなら、こんな気持ちいらない。 … ふつうの人の生活習慣になんとか近づけようと、今必死で早起きをして、少々の雨であれば歩くように…

  • 周回遅れ

    朝、見るたび紫陽花の色が、絵の具で少しずつ塗り足していくみたいに濃くなっている。6月。最近、朝食後、散歩している。理由→お腹へこませるため!やばいのだ、スカート入らなくて。 面接あるし、やばい。前の記事でハロワ行ったこと書いたんだけど、 書いてすぐ担当者から面接の日時を知らせる電話があってね、で、スカート入らない。 だから私、歩く。なんでカタコトなのかっていうと、最近やばくて、頭が。回らない。面接こえー 万が一、働くことになったらもっとこえーでも起こってないことに対して無闇に不安がるのは無駄だけど、でもこれ、この不安感、自分でコントロールできないんだよね。というか今さら歩いてもスカート入るよう…

  • HELLO WORK

    求人サイトを見ている、という記事を書いてすぐ職安に向かった。 コロナの影響か人が多い。小さな町にこれだけの人が職にあぶれているのか…と思う。職員の女性が、こんなのはどうですか、と印刷してくれた三枚の求人票にさっと目を通す。その中から、ババ抜きでジョーカーを引き当てませんように、とでもいうような手つきで一枚を抜き取った。「それ応募してみます?」 「あ、はい」 あ、あ、反射的に返事しちゃった。女の人は手際よく先方に電話をかけていて、私はそれをぼんやり眺めている。二人を隔てる飛沫感染予防のビニールシートが、架空と現実の境目みたいに見える。職安を出たその足で履歴書を買いに行き、帰ってすぐに空欄を埋めた…

  • クソみたいな人生に彩りを

    某さんのところのラジオにゲスト出演した際、「ブログを書く目的ってなんですか」と問われ、私は咄嗟に「自己満足です」と答えた。 話すとき、それが真意なのか考える暇もなく、よーい!ドン、で一番先に口まで辿り着いた言葉をその場しのぎのように出してしまう。そしてあとで、それは本当に思っていたことだろうか?とモヤモヤする。瞬発力を求められる会話で、的確な答えを瞬時に出せる人もいる。恐ろしく頭の回転が早いか、常日頃から思考を重ねているか、その両方だろう。私のシナプスは腐っている。 それで、モヤモヤついでに、私はなんでweb上で日記を書くのか?について考えてみようと思う。 私自身も知りたいし。結論が出るかは分…

  • 不調

    ここ最近調子が悪い。私の場合、緑の木々や名もなき花や、はたまた路傍の雑草なんかをきれいだな(うっとり)などと言いだしたらやばいのだ。それは“落ちる”前兆となりえる。案の定、私は落ちた。 クリアだった視界は濁り、音も文字も脳を貫通しなくなり、何もしていないのに疲弊し、眠りの世界へ逃避するも、なぜだか疲れる夢ばかりを見てしまい、起きたらぐったりしている。 常に頭にモヤがかかっているようで、それがなかなか晴れてくれない。私だけ、少し早い梅雨入り。あんまり調子はよくないけれど、求人サイトを見ていた。えらいね。 もしも、できることでしたらば、働きたくはない。でも、生活のためには仕方がない。勉強と平行して…

  • LUCK

    ■ スーパーにて、見切り品ですとばかりに並べられているTシャツを色違いで二枚買う。胸元にはデカデカと『LUCK』の文字。着て鏡を見てみたけど、LUCKの上には幸運とは縁遠そうな幸薄顔があった。これで運気が上がればいいのだが。なんせ二枚ある。 買ったものの半袖Tシャツ一枚ではどうにも寒い。近頃の強烈な日差しは「もう二度と寒くはなりませんから」という5月なりの決意表明かと思っていたけど違った。毛布、まだ片付けてなくてよかった。朝晩、もうしばらくお世話になりそう。 スマホが地面に落下して、そして割れた。といっても、画面ではなく裏側だからセーフ。不幸中のLUCK。四方八方にひび割れ、枝分かれした模様が…

  • 甘い夏

    背丈の半分ほどある透明なビニール袋に、オレンジ色の球体がぎゅうぎゅうに詰まっていた。 叔母はそれを、ちょっと困ったような表情で抱えていた。おばあさんが売りに来たから、というよく分からない理由で買ってしまったらしい。この人はほんとうに情にもろいというか押しに弱いというか…。いらない?という叔母の問いに、少し考えてからいらない、と答えた。だってその、見るからに固そうな外皮は剥くのがめんどうくさそうだ。 それでも、と半ば強引に三つほど渡された。大きくて不細工なみかん、といった外見で、ところどころが黒ずんでいる。これはハネ品だねと思う。他人に思えなくて結局持ち帰る。あまなつ、という名前のわりに、甘くも…

  • じめじめ

    今さらながら、私はすごく自分勝手で失礼な人間である、ということに気づいてしまった。 私は、他人に気を遣いすぎてしんどい思いばっかりしている人、だと思い込んでいたけれど、 実は自分のことしか考えていないのだった。 「私が」傷つきたくない、「私が」嫌われたくない、私が、私が、私が、私がって、24時間鏡しか見ていないナルシストだった。立っている場所は全面鏡張りで、見渡す限り、私。私しか見えない。 私は人を気遣っているふりをして、自分ばかりを気遣っているのだ。他人を思いやる気持ちなど欠片もないのかもしれない。(いや、欠片くらいはあるかもしれない。?) だけど、それに気づいて、なぜだか安心している自分が…

  • マイペースで

    「ブログって、どうやって書くんだっけ」 なんで?今まで書いてきたじゃんわかんないの?「うん、分からなくなって」 ふーん。じゃあ書かなければいいんじゃない?「いや、でもなんか書きたいんだよね」 じゃあ、書けば?「どうやって?」 こんなふうに。「え、これでいいの?」 いいんじゃない?ブログだし、自由だし。「誰が許可したの?」 わたし。 …という一人芝居はおいといて。朝、肌寒いなぁと思ってたら日中は意味分からないくらい暑かったりして服装に困る。 今日、去年よく着用していたTシャツを着てみたんだけど愕然とした。Tシャツが、小さくなっている……!わけはなく、私が大きくなっているんだった。私は小さい頃「あ…

  • 久しぶりの外出

    緊急事態の有無に関わらず、私が外出するときには必ずひさしぶりの…みたいな枕詞がつく。 それで、久方ぶりに外へ出て、ずっと返していなかった本を図書館に返しに行った。(まだ返してなかったんかい。) 今日はまだ休館中で、月曜日にやっと開くようになるよ、と教えてもらった。守衛さんが代わりに返してあげようかと言ってくれたのを断って、返却ポストに向かった。なんとなく自分で返したい気分。 結局全部は読まなかったな。参考書を買って勉強した気になったり、本を借りてきて読んだ気になるのはよくあることなんだけど。ちゃんと読んであげられなくてすまない。手を離すと暗闇の中へ滑り込んでいって、それからごとんという音がした…

  • なんか。

    なんか。私、思い出したんだけど、 中学生の頃だったかな、友だちと自転車で横並びになって学校から帰っていて。 なんでかその頃、「こわい話」をし合いっこするのがブームだったんだよね。 それで、こっちが話す番になったんだけど、私にはとっておきの話があった。 その話はイトコが実際に体験した、まさに「本当にあったこわい話」! こわがってくれるかな?なんてちょっとわくわくしながら話していたんだけど、その子はずっと黙っていて、そのうち、くすくすと笑いはじめた。うん?なにかおかしいところあった? 不思議に思っていると、「中沢ちゃんがね、何回“なんか”って言うか、数えてた!」………え?私の、とっておきのこわい話…

  • すだまさし

    今、私はスマホでしかブログ書いたり読んだりしていないのだけど、タイトル下にどでかい広告が表示されるようになってしまった。6年前にはなかった気がするのではてなさんも経営が厳しいのだろうか?はてなproにすれば解決するのだろうけどそんな余裕が今はない。それで、その広告に「私の人生、どこで間違えたの?」という赤文字がどどーん!と表示されていて、こっちが聞きたいわ、と思ったんだけど、菅田将暉さんが“まちがいさがしの間違いの方に生まれてきた”とか歌ってた気がして、私は結構幼い頃からずっとそういう気持ちを抱えながら生きているなーと思った。でも生きるしかない。 ところで、さだまさしさんは“ 今日と明日では …

  • 夏と私と虫と

    いつの間にか5月で、暑い。日差しがとても、どぎつい。5月でこれだけ暑いのなら真夏になったら溶けてしまうのではないだろうか。SPFだとかPAだとかの数値はもうなんでもいいので、とにかく私は日焼け止めを塗らなければならない。日傘は、なくすためにあるようなものなので買ってはいけない。 そして私の嫌いな虫たちが猛威をふるう時期なので今から怯えている。早速、勝手口の網戸のところで一匹の蛾が光を求めて右往左往していた。この、予測のできないフェイントのような奇妙な動きが私の恐怖心を煽る。敵意がないのは分かっている。でも無理、駆逐したい。ファーブル先生のような昆虫博士がこのブログを見たら即刻ブラックリスト行き…

  • 38記事目、無謀にもしゃべった

    ブログを再開してこれで38記事目。 2014年に書いた記事数は37記事。ついに、私は過去をこえた。(しょぼい)こんなに続くとは思っていなかった。 過去をこえたと言っても、昔の自分の方がいろいろ頑張っていたし、えらかったなと思う。 未来の自分が今の自分を見たときに、あー、あの時がんばってたな、なんてとても言えないような現状なので、もうちょっとなんとかしたい。 以前、ラジオやってみたいなと書いたんだけど、無謀にも声を録ってみた。やっぱりうまく喋れないし、悲しいことに何を言っているのかもよく分からない。心に余裕ある人だけきいてみてね。羞恥心を捨てたい。※削除済み ハンドルネームのこととはてなスターに…

  • 「うーん、コロナウイルスではないですね」あ、そんな電話口で断定していいんだ。と思った。 二回かけて繋がった電話は受付終了時間の10分前で、応対する女の人の声にはどうしたって隠しきれない疲労がにじみ出ていた。 (前の記事のあと、結局不安になって相談センターに電話をかけてしまった。) しゃべるの得意じゃないと、こういうときも困るのだ。症状を大まかにメモした紙を見ながらしゃべるんだけど、言いたいことが上手に伝わらない。それに、そこそこに苦しかったのに、言葉にするとなんて軽いんだろう。私は完全に、大したことないのに電話かけてくる迷惑な人になっている。「あ、でも……」 女の人は言葉を探すように少し間をお…

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