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映画の王様 https://blog.goo.ne.jp/tanar61

映画のことなら何でも書く映画ライターのブログです。

新作映画、映画コラム、名画投球術、雄二旅日記ほか 『ほぼ週刊映画コラム』 http://tvfan.kyodo.co.jp/category/feature-interview/column/week-movie-c

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2014/07/20

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  • 映画音楽のサントラ盤と本命盤その3 ビートルズ

    映画関係のビートルズのLPは4枚。『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』(64)『ヘルプ!4人はアイドル』(65)『イエロー・サブマリン』(68)『レット・イット・ビー』(70)このうち、『~ヤァ!ヤァ!ヤァ!』のサントラ版がキャピタルレコードから出ていて、ジョージ・マーティンが手掛けたインストルメンタルの「ディス・ボーイ」(リンゴのテーマ)などが聴ける。ポールは、『007/死ぬのは奴らだ』(73)のテーマ曲を手掛けたが、主演映画『ヤァ!ブロード・ストリート』(84)のサントラLPと『スパイ・ライク・アス』(85)のテーマ曲のシングルは、ちょうどレコードからCDへと時代が移った頃だった。ジョージは、テリー・ギリアム監督の『バンデットQ』(81)をプロデュースし、「オ・ラ・イ・ナ・エ(ドリーム・アウェイ)」...映画音楽のサントラ盤と本命盤その3ビートルズ

  • 映画音楽のサントラ盤と本命盤その2

    何故か家にあったのが、『世界名画主題歌集VOL.21939~1955戦後編』(日本コロンビア)。箱入りのLP3枚組で42曲入りの豪華版で、ジャケット絵はジェームズ・ディーン。無名の楽団やオーケストラの演奏と本人が歌ったものが半々で収録されていた。『オズの魔法使』(39)「虹の彼方に」(ジュディ・ガーランド)『センチメンタル・ジャーニー』(46)(ドリス・デイ)『イースター・パレード』(48)(フレッド・アステア&ジュディ・ガーランド)『腰抜け二挺拳銃』(48)「ボタンとリボン」(ダイナ・ショア)『水着の女王』(49)「外は寒いよ」(エスター・ウィリアムズ)『アニーよ銃をとれ』(50)「朝に太陽」(ベティ・八ットン)『アンナ』(51)(シルバーナ・マンガーノ)『ショウ・ボート』(51)「愛さずにはいられない」(エ...映画音楽のサントラ盤と本命盤その2

  • 映画音楽のサントラ盤と本命盤

    1970年代前半、中学生の頃、映画を見た余韻に浸って、なけなしの小遣いから、サウンドトラック(通称サントラ盤)のEP(シングルレコード)を随分買った。今は全て処分してしまったが…。『荒野の七人』(60)と『続荒野の七人』(66)(エルマー・バーンスタイン楽団)『荒野の用心棒』(64)「さすらいの口笛」と『夕陽のガンマン』(65)(エンニオ・モリコーネ楽団)『パピヨン』(73)(ジェリー・ゴールドスミス)『スティング』(73)「エンターテイナー」「ソラス」(マービン・ハムリッシュ)『エクソシスト』(73)「チューブラ・ベルズ」(マイク・オールドフィールド)…その他、「本命盤」などとうたっているが、実はサントラ盤ではなく、いわゆるパチモンを何枚か買ってしまい、後悔したことを覚えている。『燃えよドラゴン』(73)と『...映画音楽のサントラ盤と本命盤

  • 映画音楽としてのラフマニノフ

    Eテレの「クラシックTV」でラフマニノフを特集していた。彼の音楽は甚だ映画音楽っぽい。だから映画の劇伴としてもよく使われる。「ピアノ協奏曲第2番」『逢びき』(45)https://www.youtube.com/watch?v=odlQU2WjM0Ehttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6656d135892f89a5ee867ce45b7c7437『旅愁』(50)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/2e226539f7063dd4cbc2720b9ec771ba『七年目の浮気』(55)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a75fc327f4e19e25c942d6044a8885eb「ラプソディ」(パガニーニの主題による狂...映画音楽としてのラフマニノフ

  • 「香港映画のすべて」

    (2005.5.24.)3部構成、約2時間半の超大作。途中で寝るつもりだったが、結構面白くて最後まで見てしまった。「武侠映画の盛衰」日本で言えばチャンバラ。日本の時代劇に随分影響を受けていたんだなあ。とはいえ、ほとんど日本では未公開なので新鮮な驚き。そのばかさ加減がなんとも楽しい。「カンフー映画のヒーローたち」ヒーロー(ブルース・リー)と道化(ジャッキー・チェン)。やっぱりすごいわこの2人。「銀幕の女神たち」美女多し。目の保養?彼女たちも日本にはほとんど紹介されなかったなあ。というわけで、一国の映画史を振り返ると、その国の側面が見えてくる。だから映画は面白い。「香港映画のすべて」

  • 『先生、私の隣に座っていただけませんか?』

    漫画家同士の佐和子(黒木華)と俊夫(柄本佑)の夫婦。だが俊夫は漫画が描けなくなり、佐和子のアシスタントをしながら、編集者の千佳(奈緒)と不倫をしていた。そんな中、佐和子の新作漫画の原稿を盗み見た俊夫は、自分たちとそっくりな夫婦の姿に加えて、夫と編集者との不倫現場がリアルに描かれているのを知って驚く。そして、漫画には自動車教習所に通い始めた妻と自動車教習所の若い教官との恋も描かれていた…。この漫画は現実の写しなのか、ただの妄想なのか、それとも俊夫に対する佐和子の復讐なのか。漫画を読み進めていく中で、俊夫は恐怖と嫉妬におののき、現実と漫画との境界が曖昧になっていく。監督・脚本は「TSUTAYACREATORS’PROGRAM」で準グランプリとTSUTAYAプレミアム賞を受賞した堀江貴大。漫画家夫婦の虚実を交えた心理...『先生、私の隣に座っていただけませんか?』

  • 『ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!』

    ベストセラー作家のチャールズ(ダン・スティーブンス)は、スランプの真っただ中。というのも、彼の小説は事故死した最初の妻エルヴィラ(レスリー・マン)が語ったアイデアをまとめたものだったからだ。そんな中、面白半分に行った降霊会で、霊媒師のマダム・アルカティ(ジュディ・デンチ)がエルヴィラの霊を呼び戻し、チャールズとエルヴィラ、そして新しい妻のルース(アイラ・フィッシャー)を交えた奇妙な三角関係の生活が始まる。だから副題が「夫をシェアしたくはありません!」なのだが、これはちょっと余計だと思う。ノエル・カワードの原作戯曲は、デビッド・リーンが監督し、ロナルド・ニームが撮影した『陽気な幽霊』(45)をはじめ、何度か映画化されているが、今回は、テレビシリーズ「ダウントン・アビー」の監督の1人であるエドワード・ホールが監督し...『ブライズ・スピリット夫をシェアしたくはありません!』

  • 「BSシネマ」『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』

    『マイケル・ジャクソンTHISISIT』(09)(2009.11.5.シネマサンシャイン松戸)この映画を見るまでは、まさかマイケルが、ここまで踊っているとは、歌っているとは思いもしなかった。晩年はスキャンダルにまみれ、過去の人の感が強かったマイケル。その全盛期をリアルタイムで知る者にとっては、何とも淋しい限りだった。だから、今回のコンサート復帰会見を見ても、正直なところ、おいおい大丈夫なのか、本当にできるのか、という気持ちの方が強かった。そして突然の訃報に、やはり…という感じがした。醜態をさらさずに済んで良かったなどと勝手に思ったりもした。ところが、この映画を見ると、希代のアーティスト、マイケル・ジャクソンはその死の直前まで健在だったことが分かって愕然とさせられた。さすがに全盛期と比べれば、踊りにも歌にも切れは...「BSシネマ」『マイケル・ジャクソンTHISISIT』

  • 『許されざる者』

    『許されざる者』(92)(1993.6.17.渋谷東急)頑固者に幸あれこの映画の監督・主演のクリント・イーストウッド、助演のジーン・ハックマン、そして『セント・オブ・ウーマン夢の香り』(92)のアル・パチーノ。この3人がそれぞれ監督、助演男優、主演男優賞を手にした今年のアカデミー賞の授賞式を見ながら、共に70年代のニューシネマ全盛期にピークを迎え、80年代にはスランプに陥り、90年代の今また復活してきた男たちの姿として、自分は勝手に“70年代の復讐”と呼んだ。とはいえ、ハックマンとパチーノに比べると、イーストウッドのキャリアには複雑なものがある。50年代にデビューするも、なかなか日の目を見ず、イタリアに渡ってセルジオ・レオーネによる一連のマカロニウエスタンに主演し、逆輸入の形でハリウッドに戻り、ドン・シーゲルと...『許されざる者』

  • 「BSシネマ」『地獄への逆襲』

    『地獄への逆襲』(40)弟ジェシー(タイロン・パワー)らと共に、列車強盗を繰り返し、西部を荒らし回っていたフランク・ジェームズ(ヘンリー・フォンダ)は、今は堅気となって農夫をしていた。ところが、弟が背後から撃たれて殺され、しかも犯人のボブ・フォード(ジョン・キャラダイン)は鉄道側の策略で無罪放免になったことを知り、復讐に立ち上がる…。無法者、ジェシー・ジェームズの半生を描いた『地獄への道』(39)の続編で、今回は兄のフランクが主人公。ドイツからアメリカへ渡ったフリッツ・ラング監督初の西部劇。新聞記者役で、これがデビュー作のジーン・ティアニーが花を添える。『地獄への道』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9c24e861cc02f21bd9edf87b0d0925ec『西部魂』htt...「BSシネマ」『地獄への逆襲』

  • 「金曜ロードショー」『風立ちぬ』

    『風立ちぬ』(13)「空に憧れて空をかけていく」入笠湿原と『風立ちぬ』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/80d0baac7d3147204943148dc2046988「空に憧れて空をかけていく」宮崎駿監督の最新作『風立ちぬ』https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/48427ジブリ新作ヒロインに瀧本美織宮崎監督も絶賛https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/43797「金曜ロードショー」『風立ちぬ』

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週は幻の音楽フェスティバルをよみがえらせた『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1289062【ほぼ週刊映画コラム】『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

  • 「午後のロードショー」『MEG・ザ・モンスター』

    『MEG・ザ・モンスター』(18)B級モンスターパニック映画の味わいありhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a258f5a383bab1dc93a567709a3173ec「午後のロードショー」『MEG・ザ・モンスター』

  • 「ウルトラマン」イデ隊員 二瓶正也

    「ウルトラマン」の面白さは、もちろんウルトラマンと怪獣との対決にあるのだが、キャップのムラマツ(小林昭二)、ウルトラマンに変身する優等生のハヤタ(黒部進)、熱血漢で射撃の名手のアラシ(石井伊吉=毒蝮三太夫)、発明担当で普段はひょうきんなイデ(二瓶正也)、紅一点のフジ・アキコ(桜井浩子)、少年隊員ホシノ・イサム(津沢彰秀)という、科学特捜隊のメンバーのキャラクターの魅力に寄るところも大きい。特にイデ隊員は、とんでもない武器やアイテムを発明する一方、とぼけた語り部を務めた「侵略者を撃て」(バルタン星人)、フジ隊員の買い物に付き合わされる「真珠貝防衛指令」(ガマクジラ)、怪獣となった元宇宙飛行士に同情する「故郷は地球」(ジャミラ)、科特隊の存在意義に悩む「小さな英雄」(ジェロニモン、ピグモン)など、人間味を感じさせる...「ウルトラマン」イデ隊員二瓶正也

  • チャーリー・ワッツ逝く ストーンズのこと

    『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』(83)(1988.3.23.)東京ドームで行われたミック・ジャガーのソロコンサートを見た後で、何か消化不良を感じて、ローリング・ストーンズが81年に行ったアメリカン・ツアーの様子を記録した、ハル・アシュビー監督の『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』を見直してみた。この映画を見ると、ミックのパフォーマンスもさることながら、キース・リチャーズの存在感の大きさや、黙々とドラムを叩くチャーリー・ワッツの姿に、改めてストーンズの一員としてのミックという見方が浮かんできて、やはりストーンズとして来てほしかったと思った。消化不良の原因はここにあったのだ。ローリング・ストーンズスティール・ホイールズライブ・アット・トーキョー・ドーム(1990.2.16.東京ドーム)体調が万...チャーリー・ワッツ逝くストーンズのこと

  • 「スティーブ・マックィーンのすべて」

    マックィーンのキャリアを年代順に追いながら、関係者の証言を集めた貴重なドキュメンタリー(「STEVEMCQUEEN:THEESSENCEOFCOOL」)。(2006.10.2.)「早撃ちの仕方を教えたのはオレなのにすぐに追い抜かれた」(ロバート・カルプ)『SF人喰いアメーバの恐怖/マックィーンの絶対の危機』(58)「まさかカルト映画になるとは思わずギャラはその場限り。後で悔しがっていた」(最初の妻ニール・アダムス)「彼にとって『荒野の七人』(60)『大脱走』(64)のジョン・スタージェスは恩師、『ネバダ・スミス』(66)のヘンリー・ハサウエイは理想の父親だった」(最初の妻ニール・アダムス)「ユル・ブリンナーへの対抗意識はすごかった。けれどもそれを受けて演技に生かしたブリンナーもさすがだった」(『荒野の七人』で共...「スティーブ・マックィーンのすべて」

  • こまつ座の常連俳優・辻萬長

    亡くなった辻萬長を最初に認知したのは、市川崑監督の金田一耕助シリーズの『犬神家の一族』(76)『悪魔の手毬唄』(77)『獄門島』(77)での、加藤武の等々力警部の部下役だった。以後は、井上ひさしのこまつ座の常連俳優として活躍。自分が見たのは、「シャンハイムーン」(92)での魯迅(高橋長英)を助ける医師・須藤五百三、「黙阿弥オペラ」(95)の主人公で戯作者の河竹新七、「紙屋町さくらホテル」(97)では、原爆で命を落とす俳優の丸山定夫、そして「連鎖街の人々」(00)の劇作家役。特に珍しく主役を張った「黙阿弥オペラ」が印象深い。とにかく声がいい、いかにも舞台が栄える俳優だった。「父と暮せば」の父親役はすまけい版で見たのだが、辻版も見てみたかったと思う。井上ひさしの芝居1「イーハトーボの劇列車」「シャンハイムーン」「頭...こまつ座の常連俳優・辻萬長

  • 『映画の森』「2021年 8月の映画」

    共同通信社が発行する週刊誌『KyoudoWeekly』(共同ウイークリー)8月16/23日号で、『映画の森』と題したコラムページに「2021年8月の映画」として、4本の映画を紹介。独断と偏見による五つ星満点で評価した。映画作りへの愛と映画の力を信じる心『キネマの神様』☆☆☆☆「映画って、スクリーンを通して今と過去をつないでくれるんだ」『サマーフィルムにのって』☆☆☆☆優れたミステリーを見るような面白さ『ドライブ・マイ・カー』☆☆☆☆彼らをずっと見ていたい気分になる『子供はわかってあげない』☆☆☆☆クリックで拡大↓『映画の森』「2021年8月の映画」

  • 『カラミティ』レミ・シャイエ監督

    9月23日公開のアニメーション映画『カラミティ』のレミ・シャイエ監督にインタビューをした。西部開拓時代のオレゴントレイルを舞台にした映画をフランス人が撮ったのがちょっと不思議な感じがしたと言ったら、「西部劇というよりも、馬車での旅が描けることにとても興味を引かれたから」だという。事前に、参考として過去の西部劇をたくさん見たらしい。「特にマリリン・モンローの『帰らざる河』(54)や、女性の主人公が素晴らしい『大砂塵』(54)が印象に残っています。ドリス・デイの『カラミティ・ジェーン』(53)はキッチュな感じがして面白かったです」とのこと。詳細は後日。『カラミティ』https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b9ecfa801c8b9bf56011a4245d67649c『ロング・ウェイ・ノー...『カラミティ』レミ・シャイエ監督

  • 「監督ロバート・ワイズのすべて」

    この前のシドニー・ルメットに続いて、今回はロバート・ワイズが自作について語ったドキュメンタリー。彼については以前、『20世紀の映画監督名鑑』で総括的な原稿を書いたことがあったので興味深く見た。(2004.10.17.)生涯39本の作品を監督したワイズだが、元々はRKO所属の優秀な編集者だったのは有名な話。中でもオーソン・ウェルズの『市民ケーン』(41)での彼の功績は大きい。「ウェルズの才能に魅せられた。だから彼から難題をふっかけられて、もう嫌だと思っても、結局は彼のアイデアの素晴らしさに唸らされた」監督デビュー作『キャット・ピープルの呪い』(44)「撮影現場でスローに見えるシーンは、実際の映像になると2倍はスローに見えるものだ」『月下の銃声』(48)「ロバート・ミッチャムとロバート・プレストンの殴り合いは、あえ...「監督ロバート・ワイズのすべて」

  • 「監督シドニー・ルメットのすべて」

    ルメット本人へのインタビューを中心としたドキュメンタリー(「DERECTORSSIDNEYLUMET」)。自作について語る彼の言葉の中から印象に残ったものを。(2004.9.7.)『十二人の怒れる男』(57)「最初はアメリカではヒットしなかった。むしろヨーロッパで評価された。密室劇は実験であり、一種の挑戦だった」『未知への飛行』(64)「何故か国防省からフィルムが借りられなくなった…だから同じフィルムをたくさん使い回している。コロムビアが『博士の異常な愛情…』とペアで買ってくれた」『質屋』(64)(脚本にはホロコーストの記録フィルム挿入の指示があったが…)「ホロコーストの記録フィルムを直接的ではなく、敢えて主人公の記憶としてフラッシュバックで使用した。何故なら彼らはこの映画のために死んだのではないのだから」『セ...「監督シドニー・ルメットのすべて」

  • ビデオ通話で西部劇談議『ブラボー砦の脱出』

    今回のお題は、先日見直した『ブラボー砦の脱出』(53)。やっぱりジョン・スタージェスの映画は面白い。彼の西部劇の魅力をまとめると、「サスペンスを狙った手の込んだ構成」「アクション場面の新鮮なテクニック」「登場人物の心理に焦点を置いた演出」ということになるらしい。で、この映画は、返す返すもエリナー・パーカーが美しい。https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/af6d08766cada36fe01466be1da483aeビデオ通話で西部劇談議『ブラボー砦の脱出』

  • 『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

    50年前の幻ウッドストックが開催された1969年の夏、それに呼応するかのように、ニューヨークのハーレムで行われた音楽フェスティバル「ハーレム・カルチュラル・フェスティバル」にスポットを当てたドキュメンタリー。監督は、音楽プロデューサーとしても知られるアミール・“クエストラブ”・トンプソン。スティービー・ワンダー、B・B・キング、フィフス・ディメンション、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、ステイプル・シンガーズ、マヘリア・ジャクソン、グラディス・ナイト&ザ・ピップス、デビッド・ラフィン、ニーナ・シモンら、ブラックミュージックのスターが集結し、ブルース、ソウル、ゴスペル、ポップス、ファンクなど多彩なジャンルの曲を披露する。69年はアポロ11号が月面着陸した年でもある。それに呼応するかのようなフィフス・ディメンション...『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

  • 稀代のアクション俳優、千葉ちゃん逝く

    小学生の頃、千葉真一がドラマ「キイハンター」の風間洋介役で見せたすさまじいアクションの数々は今も脳裏に焼き付いている。毎週ドキドキしながら見ていたのだが、なぜか親しみを感じて、勝手に「千葉ちゃん」と呼んでいた。その後の、空手やカンフー映画、『柳生一族の陰謀』(78)や『戦国自衛隊』(79)で“ニューアクション”を構築した、アクション俳優としてのすごさに加えて、『新幹線大爆破』(75)の運転士役や『蘇える金狼』(79)の弱いゆすり屋役など、人間味や弱さを感じさせる役もよかった。その両面が生かされたのが、ユーモラスなところもあったテレビドラマ「影の軍団」シリーズだったと思う。出演した『キル・ビル』(03)のクエンティン・タランティーノや『ジョン・ウィック』のキアヌ・リーヴスなど、海外でも慕われた千葉ちゃん。健さんと...稀代のアクション俳優、千葉ちゃん逝く

  • 「BSシネマ」『地獄への道』

    『地獄への道』(39)アメリカ西部開拓時代の伝説的アウトロー、ジェシー・ジェームズの半生を描く。製作ダリル・F・ザナック、監督ヘンリー・キング。タイロン・パワーがジェシー、ヘンリー・フォンダが兄のフランクを演じた。南北戦争後、鉄道会社に土地を奪われ、それがもとで母を亡くしたフランクとジェシーのジェームズ兄弟は、復讐のために強盗団を組織して鉄道会社の列車を襲う。やがて復讐から離れた彼らはお尋ね者となり、悪名をとどろかせていく。増淵健さんは『西部劇映画100選』の中で、『明日に向って撃て!』(69)が、この映画から大きな影響を受けていると記している。監督のヘンリー・キングは、サイレント時代から活躍したハリウッドを代表する名監督の一人。戦後は、『頭上の敵機』(49)『拳銃王』(50)『キリマンジャロの雪』(52)とグ...「BSシネマ」『地獄への道』

  • 【インタビュー】『ドライブ・マイ・カー』霧島れいか

    舞台俳優で演出家の家福悠介(西島秀俊)は、脚本家の妻・音(霧島れいか)と幸せに暮らしていた。ところが、妻はある秘密を残したまま急死してしまう。2年後、家福は、演劇祭で演出を担当することになった広島で、寡黙な専属ドライバーのみさき(三浦透子)と出会う。村上春樹の『女のいない男たち』に収録された同名短編を、濱口竜介監督・脚本により映画化した『ドライブ・マイ・カー』が8月20日から、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショーとなる。謎を抱えた主人公の妻・音を演じた霧島に、映画への思い、撮影の様子、濱口監督の演出法などを聞いた。「音は、いろいろと問題を抱えている、秘密の多い、難しい役でしたが、演じがいがあって楽しかったです」https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1287646&preview=tru【インタビュー】『ドライブ・マイ・カー』霧島れいか

  • 『ブラボー砦の脱出』

    『ブラボー砦の脱出』(53)(1985.5.12.)南北戦争下の1863年、南軍の捕虜を収容する北軍のブラボー砦。ある日、北軍のローパー(ウィリアム・ホールデン)は、インディアンに襲われた馬車を助け、乗っていたカーラ(エリナー・パーカー)と知り合う。彼女は友人である北軍隊長の娘(ポリー・バーゲン)を訪ねてきたのだが、真の目的は、捕虜となった婚約者のマーシュ(ジョン・フォーサイス)の脱走を手引きすることだった。マーシュたちは脱走に成功するが、追ってきたローパーに捕まる。だが、その時メスカレロ・アパッチの大軍が彼らに襲い掛かる…。ジョン・スタージェスの日本初登場作。アンスコカラーで撮られた雄大な風景、巨岩、奇岩。ロバート・サーティースによる高所からの撮影が目を引く。中でも、ローパーらが身を潜める窪地に、メスカレロア...『ブラボー砦の脱出』

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『ドライブ・マイ・カー』『子供はわかってあげない』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週は邦画の佳作を2本紹介『ドライブ・マイ・カー』『子供はわかってあげない』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1288128&preview=true【ほぼ週刊映画コラム】『ドライブ・マイ・カー』『子供はわかってあげない』

  • 『沈黙のレジスタンス ユダヤ孤児を救った芸術家』

    「パントマイムの神様」と呼ばれたフランスのアーティスト、マルセル・マルソーが第二次世界大戦中にユダヤ人の孤児123人を救った実話を映画化。1938年、フランス。アーティストを夢見る青年マルセル(ジェシー・アイゼンバーグ)は、兄のアラン(フェリックス・モアティ)や思いを寄せるエマ(クレマンス・ポエジー)と共に、渋々ながらナチスに親を殺されたユダヤ人の子どもたちの世話をしていた。パントマイムを通して子どもたちと触れ合ううち、彼らと絆を結び始めるマルセルだったが、ナチスは日ごとに勢力を増し、1942年、ドイツ軍がフランス全土を占領。マルセルは子どもたちをスイスへ逃がすため、アルプスの山越えをすることを決意する。この映画は、マルセル・マルソーという著名なアーティストに関する秘話を描いているのだが、舞台がフランスなのに、...『沈黙のレジスタンスユダヤ孤児を救った芸術家』

  • 『浜の朝日の嘘つきどもと』

    福島県南相馬に実在する映画館を舞台に、映画館の存続に奔走する一人の女性(高畑充希)の姿を描いたタナダユキ監督のオリジナル脚本作。100年近くの間、地元住民の思い出を数多く育んできた映画館・朝日座。だが時代の流れには逆らえず、支配人の森田保造(柳家喬太郎)は廃館の決意を固める。そこへ、東京からやってきた茂木莉子(もぎりこ)を名乗る若い女性が現れる。彼女は映画好きの亡き恩師(大久保佳代子)の願いをかなえるため、朝日座を立て直すというのだが…。山田洋次監督の『キネマの神様』、松本壮史監督の『サマーフィルムにのって』に続いて、映画や映画館への愛を描いた映画がまた登場した。タナダ監督には2度インタビューをしたが、その言葉の端々に、映画への愛や映画の力を信じる心が感じられた。その意味では、この映画は震災やコロナ禍での映画や...『浜の朝日の嘘つきどもと』

  • 「BSシネマ」『12人の優しい日本人』

    『12人の優しい日本人』(91)三谷脚本は甚だ演劇的https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/87dc6ac3b43e5cdc363425e80f591280「BSシネマ」『12人の優しい日本人』

  • 「午後のロードショー」『ベスト・キッド』

    『ベスト・キッド』(84)ユニークな特訓風景が人を呼んだ読んだhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/048c5d49c39e80f6353a29c63501d2eb「午後のロードショー」『ベスト・キッド』

  • 「大地の子」岡崎栄・昭和三部作その3

    「大地の子」(95)第二次大戦後、中国残留孤児となった陸一心(ルー・イーシン)の波瀾万丈の半生を描いた山崎豊子の原作をドラマ化。激動の日中近代史を背景に、主人公がたどる数奇な運命、さまざまな人々との出会いと別れなどが描かれた力作。何と言っても、陸一心役の上川隆也の中国語を駆使した頑張りが一番だが、それに勝るとも劣らない中国側の俳優たちのうまさにも目を奪われた。養父・陸徳志役の朱旭の年齢ごとの見事な演じ分け、背中で見せる哀愁、優しさと厳しさをにじませる養母役の呂中、一心の妻となる江月梅役の蒋雯麗の可憐で清楚で凛々しい美しさ、一心に日本語を教える日本出身の華僑・黄書海役の薄宏の不思議な存在感などは新鮮ですらあった。そして、佐々木譲原作の「エトロフ遥かなり」「ストックホルムの密使」に続く、岡崎栄のグローバルな視点を持...「大地の子」岡崎栄・昭和三部作その3

  • 「BSシネマ」『エイリアン2』

    『エイリアン2』(86)隠れテーマは、リプリーとエイリアンとの母性の闘いhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7d643f0608262bea05ef1e63a6c01a61「BSシネマ」『エイリアン2』

  • 『シャラコ』

    『シャラコ』(68)(1973.1012.ゴールデン洋画劇場)1880年代のニュー・メキシコ。ヨーロッパから狩猟のためにやって来た貴族たちがインディアンの襲撃に遭う。そこにインディアンとの混血の元軍人のシャラコ(ショーン・コネリー)が現れる。コネリーをはじめ、西部劇が全く似合わないキャストを使い、残酷描写などでマカロニウエスタンの影響を感じさせる、イギリス製の珍品西部劇。監督はエドワード・ドミトリク。BS-TBSで珍しく吹き替え版を放映していた。約50年ぶりの再見なのでほとんど覚えていなかった。とはいえ、今見ると、この国際色豊かな顔触れはなかなか面白い。コネリー(スコットランド)とオナー・ブラックマン(イングランド)は『007/ゴールドフィンガー』(64)で共演し、スティーブン・ボイド(アイルランド)とジャック...『シャラコ』

  • 「ストックホルムの密使」岡崎栄三部作その2

    「ストックホルムの密使」(95)太平洋戦争終戦間際にストックホルムの日本海軍武官・大和田(勝野洋)が、米国の原子爆弾使用とドイツ降伏3カ月後にソビエトが対日参戦するという情報を得る。大和田は、密使として賭博師の森四郎(永澤俊矢)と亡命ポーランド人将校のコワルスキ(イーゴリ・ワシレンコ)を日本に送る。物語は、密使の活躍を武官夫人(真野響子)が後年回想する形で進行する。佐々木譲の原作は、『ベルリン飛行指令』『エトロフ発緊急電』と併せて“第二次大戦三部作"と言われる。その原作を読んだときに、「エトロフ遥かなり」にも登場した秋庭保(大橋吾郎)や磯田茂平(秋野太作)は同じキャストでのドラマ化を望み、それはかなったが、永澤俊矢と沢口靖子も別の役で現れたので、両作の連続性を感じることができた。どちらも、史実とフィクションを巧...「ストックホルムの密使」岡崎栄三部作その2

  • 「エトロフ遥かなり」岡崎栄三部作その1

    「エトロフ遥かなり」(93)昭和16年、日米開戦前夜。米海軍諜報部のスパイとして日本に送り込まれた日系アメリカ人のケニーこと斉藤賢一郎(永澤俊矢)は、真珠湾攻撃の機密情報を求めて、単身エトロフ島に潜入する。島で駅逓を営む岡谷ゆき(沢口靖子)は、賢一郎の正体を知らないまま、彼と恋に落ちるが、憲兵の磯田(秋野太作)が賢一郎を追っていた。原作は佐々木譲の『エトロフ発緊急電』。第二次大戦下での一人のスパイを巡る追跡劇、この非情なスパイが最後に孤島に住む女と情を交わしたことで追いつめられるところなど、設定がケン・フォレットの『針の眼』とよく似ている。とは言え、従来の第二次大戦を背景にした日本の映画やドラマは、戦争の悲惨さのみが強調され、広がりに欠けるところがあったが、この原作とドラマは、戦争に対する憎悪を根底に持ちながら...「エトロフ遥かなり」岡崎栄三部作その1

  • 「BSシネマ」『少林サッカー』

    『少林サッカー』(01)“黄金の右脚”と呼ばれたサッカー選手ファン(ン・マンタ)は、チームメイトの陰謀で選手生命を絶たれる。20年後、不遇の日々を送るファンの前に、少林拳を世に広めたいと願う青年シン(チャウ・シンチー)が現れる。シンの抜群の脚力にほれ込んだファンは、自らの夢をシンに託し、シンと共に少林拳の達人を集めたサッカーチームを結成する。監督・脚本もチャウ・シンチー。ユニークな登場人物をはじめ、ワイヤやCGを使い、カンフーアクションとサッカーを融合させた試合の場面が楽しい。【ほぼ週刊映画コラム】Jリーグの再開を願いつつ、サッカー映画を見ようhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/17883c94a61344bae510a275120a72f5「BSシネマ」『少林サッカー』

  • 『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』

    『ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん』(15)ダバイ号に乗って北極航路探検に出掛け、行方不明になった祖父を捜すため、北極点を目指す旅に出た14歳の貴族の子女サーシャの冒険を描いたフランス・デンマーク合作による長編アニメーション。9月公開の『カラミティ』のレミ・シャイエ監督へのインタビュー準備のため、日本では19年に公開されたこの前作を見てみた。舞台は19世紀、どちらも、広大な自然を背景にした、少女が主人公の冒険と旅の物語であり、ヒロインを男の世界に飛び込むジェンダーレスな存在として描くという共通点がある。そして「ジュール・ベルヌの世界をほうふつとさせる」という批評を目にしたが、確かに冒険譚としてなかなかよくできていると感じたし、ロシアの話やアメリカ西部の話をフランス語で語る違和感も、慣れてくるとかえって面白い...『ロング・ウェイ・ノース地球のてっぺん』

  • 「ここは天国かい?」「いや、アイオワさ」『フィールド・オブ・ドリームス』

    8月12日(現地時間)、映画『フィールド・オブ・ドリームス』(89)の舞台となったアイオワ州ダイアーズビルに作られた特設球場でホワイトソックス対ヤンキースの公式戦が行なわれ、オープニングに映画に主演したケビン・コスナーが現れた。この映画に出演した後の、彼の人生の変転を思うと、余計に感慨深いものがあった。映画の撮影で使用された球場はその後も保存され、観光地として人気を博してきたが、今回はその隣に新たに建設された公式戦用の球場で試合が行われた。アメリカはこうしたイベント作りがとてもうまい。映画の中のこんなセリフを思い出した。ジェームズ・ホーナーの音楽もいい。「ここは天国かい?」「いや、アイオワさ」KevinCostnerleadsYankeesandWhiteSoxfromcornfieldontotheField...「ここは天国かい?」「いや、アイオワさ」『フィールド・オブ・ドリームス』

  • 【独占ニュース】『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』

    ジェームズ・ガン監督が新たに生んだ愛されキャラとは?https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/1287201【独占ニュース】『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』

  • 「BSシネマ」『アラスカ魂』

    『アラスカ魂』(60)この映画の核はキャプシーヌの存在https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5b242cc4f6880345aef6c50d49949ed6「BSシネマ」『アラスカ魂』

  • 「午後のロードショー」『ディープ・ブルー』

    『ディープ・ブルー』(99)B級の上といったところかhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/9557a189c1ad2575b289e8b3876b8ece「午後のロードショー」『ディープ・ブルー』

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『フリー・ガイ』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週はライアン・レイノルズが独自のヒーロー論を展開させた『フリー・ガイ』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1287277【インタビュー】『デッドプール2』ライアン・レイノルズhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/7a48f1e18f59de2c1c7b96267248da4a【ほぼ週刊映画コラム】『フリー・ガイ』

  • 『映画の森』「2021年6月の映画」転載

    「KyodoWeekly」6月28日号から「映画の森」2021年6月の映画」共同通信のニュースサイトに転載。https://www.kyodo.co.jp/national-culture/2021-08-10_3628177/『映画の森』「2021年6月の映画」転載

  • 「BSシネマ」『緋牡丹博徒』

    『緋牡丹博徒』(68)明治の中頃。熊本の博徒・矢野組の一人娘・竜子(藤純子)は、闇討ちで殺された父の敵を捜し求めて旅に出る。各地を流れ歩き、やがて“緋牡丹のお竜”の異名をとるようになった竜子は、ある日、いかさま騒動に巻き込まれたところを、片桐(高倉健)という男に助けられる…。義理と人情に生きる緋牡丹お竜の活躍を描くシリーズ第1作。山下耕作監督。『任侠映画のスターたち』(近代映画社)より「BSシネマ」『緋牡丹博徒』

  • 「BSシネマ」『エイリアン』

    『エイリアン』(79)「宇宙ではあなたの悲鳴は誰にも聞こえない」https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/42b6c216174bc308701450a93fa79612「BSシネマ」『エイリアン』

  • 「土曜プレミアム」『ヴェノム』

    今夜の「土曜プレミアム」(フジ系)は『ヴェノム』。続編の『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』公開記念で地上波初放送とのこと。『ヴェノム』(18)https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6aa5e76a28da62079f283455468056d5「土曜プレミアム」『ヴェノム』

  • 『キネマの神様』がTVCMに淀川長治を起用」って…

    「『キネマの神様』がTVCMに淀川長治を起用」って、先生のどんな関係者が松竹にOKを出したのかは知らないが、これはいかんでしょ。https://www.youtube.com/watch?v=rXFBFm5Mm_U例えば、百歩譲って、亡くなった小松政夫が先生のまねをしてコメントするようなものならまだシャレになるが、自分の意思を伝えられない故人の言葉(映像)を、勝手に都合よく編集して宣伝に利用するのはシャレにならない。昔、『淀川長治の証言チャップリンのすべて』という本を編集した際に、淀川先生と山田洋次監督のチャップリンについての楽しい対談に立ち会ったので、もし山田監督もこのCMを許したのならとても残念だ。『キネマの神様』がTVCMに淀川長治を起用」って…

  • 【ほぼ週刊映画コラム】『キネマの神様』『サマーフィルムにのって』

    共同通信エンタメOVOに連載中の『ほぼ週刊映画コラム』今週は映画作りへの愛と映画の力を信じる心を描いた『キネマの神様』と『サマーフィルムにのって』詳細はこちら↓https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1286107&preview=true【ほぼ週刊映画コラム】『キネマの神様』『サマーフィルムにのって』

  • 【インタビュー】『サマーフィルムにのって』河合優実、祷キララ

    高校3年生のハダシ(伊藤万理華)は、時代劇映画が大好きだが、所属する映画部では時代劇が作れずくすぶっていた。そんなハダシの前に、武士役にぴったりの凛太郎(金子大地)が現れる。彼との出会いに運命を感じたハダシは、幼なじみのビート板とブルーハワイを巻き込み、個性豊かなスタッフを集めて映画製作に乗り出す。元乃木坂46の伊藤万理華が主演した青春映画『サマーフィルムにのって』が8月6日から公開される。本作で、ビート板とブルーハワイを演じた河合優実と祷キララに話を聞いた。「好きなことにのめり込んでいくのは素晴らしいと感じてもらえたらすてきだな」「前向きな気持ちになれるポイントがたくさんある映画」https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1286212&preview=true【インタビュー】『サマーフィルムにのって』河合優実、祷キララ

  • 【インタビュー】『キネマの神様』野田洋次郎

    ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は、妻の淑子(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放された駄目おやじ。そんなゴウにも、たった一つ愛してやまないものがあった。それは映画。行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて撮影所で働く仲間だった…。原田マハの小説を山田洋次監督が映画化した『キネマの神様』が8月6日(金)から全国公開される。本作で、若き日のゴウ役の菅田将暉と共に、若き日のテラシンを演じた野田洋次郎が、映画への思いや、山田監督について語った。「この映画を映画館で見て、映画の神様に会ってほしいと思います」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1283367【インタビュー】『キネマの神様』野田洋次郎

  • 「BSシネマ」『家族ゲーム』

    『家族ゲーム』(83)自分が映った鏡を見て笑うhttps://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/d8f89f1100a2fb58f8711c56c91816d5「BSシネマ」『家族ゲーム』

  • 【独占ニュース】『フリー・ガイ』

    『バック・トゥ・ザ・フューチャー』へのリスペクト全開!『フリー・ガイ』に込められた「走り出したくなるようなワクワク感」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/1285727【独占ニュース】『フリー・ガイ』

  • 【インタビュー】『キネマの神様』永野芽郁

    ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は、妻の淑子(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放された駄目おやじ。そんなゴウにも、たった一つ愛してやまないものがあった。それは映画。行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて撮影所で働く仲間だった…。原田マハの小説を山田洋次監督が映画化した『キネマの神様』が8月6日(金)から全国公開される。本作で若き日の淑子を演じた永野芽郁が、映画への思いや、山田監督について語った。「最初から最後まで、何て温かい映画なんだろうと思います」https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1283363【インタビュー】『キネマの神様』永野芽郁

  • ビデオ通話で西部劇談議『西部の男』

    今回のお題は、ウィリアム・ワイラー監督、ゲーリー・クーパー主演、ウォルター・ブレナン助演の『西部の男』(40)。https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/100c116a9997803b31f6bff762b2a935というわけで、ついでにジョン・ヒューストン監督、ポール・ニューマン主演の『ロイ・ビーン』(71)も再見してみた。https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/66b9456d67598c5ba9747b8a40ac2a6b妻が「理解できない」と言っていたが、両方の映画が描いている、ビーンがリリー・ラングトリーに示す純愛というか狂恋は、女性から見るとちょっと異常なものに映るらしい。今でいえば、アイドルオタクみたいなものか。思えば、フェティシズムという面から...ビデオ通話で西部劇談議『西部の男』

  • 『ロイ・ビーン』

    『ロイ・ビーン』(71)(1981.2.20.ゴールデン洋画劇場)おかしくて、楽しくて、でもちょっと悲しいこの映画の主人公は、西部開拓時代末期に、自らを法律と称し、勝手に判事になって、好き勝手なことをやってのけたロイ・ピーン(ポール・ニューマン)。どこか憎めない男で、トランプ好きのくせにやれば必ず負け、メキシコ人の年下女房には頭が上がらない。荒くれ者を勝手に保安官に任命し、リリー・ラングトリーという女優にうつつを抜かしている。ところが、結構腕も立つし、才覚もまあまあある。そんな男を、ニューマンが、彼独特のひょうひょうとした演技で見事に演じている。というわけで、前半は、何でもビーンの思い通りになって、見ているこちらも楽しくなってくる。ところが、ガス(ロディ・マクドウォール)といううさんくさい弁護士の登場とともに、...『ロイ・ビーン』

  • 『空の走者たち』(増山実)再読

    コロナ禍の中、複雑な思いを抱きながら東京オリンピックを見ている。そんな中、この本のことを思い出して再読してみた。いろいろと考えさせられることが多かった。https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c6e9295de6670c99fc64969f9354a2ec『空の走者たち』(増山実)再読

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