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Fish On The Boat https://blog.goo.ne.jp/mask555

本や映画のレビューや、いろいろな考え事の切れ端を記事にしています。

本や映画のレビュー中心。「生きやすい世の中へ」をメインテーマとして、いろいろな考察、考え事を不定期記事しています。

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2014/07/08

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  • 『世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅してわかったこと』

    読書。『世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅してわかったこと』マイケ・ファン・デン・ボーム畔上司訳を読んだ。オランダ系ドイツ人で40代の女性ジャーナリストが、幸せとはなんなのかを探るために世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅し、およそ300人のインタビューをもとに幸せについて考えた本です。13ヵ国をそれぞれ訪れた時の様子を語る章と、テーマ別に各国の人びとのインタビューを構成して幸せの様々な面のひとつひとつを考察した章とを交互に織り交ぜた仕様になっています。世界幸福度ランキング上位13ヵ国とは、アイスランド、ノルウェー、コスタリカ、デンマーク、スウェーデン、スイス、フィンランド、カナダ、オーストラリア、パナマ、ルクセンブルク、メキシコ、コロンビアの各国がそうです。手厚い福祉政策が特徴的なスカンジナビア諸国が軒並み...『世界幸福度ランキング上位13ヵ国を旅してわかったこと』

  • 『ジャイロスコープ』

    読書。『ジャイロスコープ』伊坂幸太郎を読んだ。2015年出版の、人気作家・伊坂幸太郎さんの作家生活15周年記念短篇集。書き下ろし作品が本書のまとめやくとしてトリを飾るかたちで、それぞれに書かれた時代の違う全7作品を楽しめます。どの作品も、作家自身が自分の型を破るためにトライしているかのように感じました。作品への踏み込み方が深いですね。アイデアも洒脱な会話も、短篇だからだとかトライしているからだとかで力を抜くところもなく、エネルギーをしっかり傾注しているところがやっぱりプロです。そして、傾注できるだけのたくましい筋力というか、鍛えられた実力があるなあという感じ。本書を手に取ってみることで、伊坂幸太郎という売れっ子作家を卓越したひとりのクリエイターと見て、その内燃機関の秘密、つまりはエネルギーを注ぐことと実力をつけ...『ジャイロスコープ』

  • 『「空気」の研究』

    読書。『「空気」の研究』山本七平を読んだ。日本人がつよく拘束されている「空気」を論じた1977年発刊の名著。「空気」へと決定打をあびせた本書の論考をもってしても、現在において「空気」という現象はしぶとくつよく僕らのあいだに根付いてしまっています。でも、ちょっと難しいながらも、本書の内容をある程度咀嚼できる人が増えたならば、「空気」を覆すチャンスも増えていくし、本書が読まれ続けることで、「空気」に抵抗するためのファイティングポーズは継承されていく、つまり覆すチャンスが潰えずつないでいけるのだと思うのです。本書は、具体例を多く引きながらだけれど、でも中心は本格の抽象的論考で進めていく形ですから、言外でイメージするところでけっこう苦労しました(というか、この本で僕は、読書中にその内容を言葉を離れて考えていがちなことに...『「空気」の研究』

  • 『戦いの日本史』

    読書。『戦いの日本史』本郷和人を読んだ。武士が誕生し台頭していくあたりから徳川幕府樹立までの、その時代時代を代表する一対の対立軸から、相対する二人を一組として合計八組とりあげて歴史を解読していく本です。武家がどのように力を得ていって覇者になっていくかがわかります。ご承知のように、古い武家は新しい武家に取って代わられながら時代は進んでいきますが、その都度、力を増して、最後には(徳川氏の時代には)日本全国を支配するほどのものとなる。それがどういった流れだったのか。資料に乏しいところや資料を疑うべきところを歴史学者の著者の推察や推測で構築しながら、ひとつの仮説的に解いていく体裁でした。義務教育から高校まで、歴史といえばもう決定した過去を暗記する学問、というふうに捉えている方は多いかもしれません。かくいう僕はほとんどそ...『戦いの日本史』

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