chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
平壌日記 http://kodawarijournalist.blog.fc2.com/

日本人ジャーナリストによる北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の最新情報。写真も多数掲載。

 フリーランスのジャーナリストとして長年にわたりさまざまな取材を行い、数多くのメディアで発表してきました。  海外取材は200回近くで、そのうち北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へは数十回です。現在、年1〜3回の訪朝をしています。

こだわりジャーナリスト
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2014/07/04

arrow_drop_down
  • 在朝被爆者の写真を「世界ヒバクシャ」広島展で展示

    写真展「世界ヒバクシャ」広島展が開催されます。下記は主催者の呼びかけ文です。平壌の被爆者・朴文淑さん(1998年6月1日撮影)広島、長崎の被爆者を半世紀近くにわたって撮り続けた、写真家・森下一徹は「原爆が落とされた下にいたのは⼈間だぞ」ということを伝えたくて、被爆者の最⾼の姿を撮ろうとしてきました。そして、仲間のフォトジャーナリストに声をかけ、6人で写真を出し合いました。写真には、世界中のヒバクシャの思...

  • 速報! 高麗航空の北京との定期便が運航再開

    朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の航空会社「高麗航空」の、平壌-北京の定期便の運行が再開された。「高麗航空」の国際線は、新型コロナウイルスの国内への感染防止のために2020年2月から北京便、3月からウラジオストク便の定期便が運航停止していた。ほぼ4年ぶりの再開だ。平壌空港の高麗航空機(2017年8月18日撮影)2月24日のサッカー女子のパリ五輪アジア最終予選の日本-朝鮮戦は、平壌(ピョンヤン)での開催予定だった。と...

  • カムチャツカへ送られた朝鮮人・日本人

    講談社のwebメディア『現代ビジネス』(2024年2月29日公開)に発表した記事を掲載する。 ◆[前編]シベリア抑留と同時期にソ連統治下の北朝鮮から「カムチャツカ」へと渡った日本人と朝鮮人…なぜ彼らはその決断をしたのか■情報を求めてやって来た人たち北緯51度~60度に位置するロシアのカムチャツカ半島。総面積は日本の約1.3倍で、半島の長さは約1200キロメートルもある。東海岸はベーリン...

  • 朝鮮人被爆者と日朝関係について「FM八ヶ岳」で語る

    「FM八ヶ岳」で放送しているNPO法人「世界ヒバクシャ展」が運営する「いのちのハーモニー」という番組で、私へのインタビューが3週にわたって放送されます。在朝被爆者たち[第1回] 「朝鮮人被爆者とは」1月27日(土) 午後6時30分~45分再放送:翌日、同時刻[第2回] 「棄てられた在朝被爆者」2月3日(土) 午後6時30分~45分再放送:翌日、同時刻[第3回] 「日本と朝鮮との関係をどうするか」2月10日(土) 午後6時30分~45分...

  • 朝鮮は「南北統一の象徴」を撤去

    朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は2024年1月15日、「最高人民会議第14期第10回会議」で韓国との関係についてさらに踏み込んだ発言をした。「苦い北南関係史が与える最終結論は『政権崩壊』と『吸収統一』を夢見ながらわが共和国との全面対決を国策としており、日増しに道理に外れて凶悪になり、傲慢(ごうまん)無礼になる対決ヒステリーによって同族意識が骨抜きになった大韓民国の連中とは民...

  • 重大な2つの政策転換をした朝鮮

    朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が、建国の父・金日成(キム・イルソン)主席が定めた“国是”を大きく転換させた。2023年12月26日から30日まで、「朝鮮労働党中央委員会第8期第9回総会拡大会議」が開催された。日本のメディア報道は「2024年に3つの偵察衛星を追加に打ち上げる」という箇所を取り上げたものが多いが、それは大した話ではない。1945年に朝鮮半島が米国とソ連によって南北に分断さ...

  • 写真展「平壌の人びと」松本展を開催

    2021年から始まった写真展「平壌の人びと」は、これまでに15都市で開催し延べ1万1000人の方にご覧いただきました。その中には、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に批判的な人もいました。自民党の国会議員やブルーリボンを付けた人とも話をしましたが、朝鮮の現状を伝えるという写真展の趣旨には理解をしてもらえました。また予想外だったのは、分かっただけでも数人の統一教会(現在の世界平和統一家庭連合)の信者が来場したこと...

  • 朝鮮のロケット発射を非難する根拠は⁉

    朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の「国家航空宇宙技術総局」は11月21日22時42分、平安北道(ピョンアンブクド)の「西海(ソヘ)衛星発射場」で、偵察衛星「万里鏡(マンリギョン)1号」を衛星運搬ロケット「千里馬(チョンリマ)1型」に搭載して打ち上げた。千里馬1型の打ち上げ(「朝鮮中央通信」2023年11月22日)政府は今回も、全国瞬時警報システム(Jアラート)を発令し、沖縄県に対し建物の中か地下に避難するように呼び...

  • 力道山が金日成主席へ贈ったベンツから見つかった直筆の署名

    [前編] 力道山生誕99年…日本中が愛した「戦後最大のヒーロー」を北朝鮮が「民族の英雄」と最高評価している理由■アントニオ猪木と力道山「燃える闘魂」のアントニオ猪木が、2022年10月1日に亡くなってから1年が過ぎた。私は猪木と、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の首都・平壌(ピョンヤン)で何度か出会っている。それはイベント会場だったり、飲食店の時もある。猪木が平壌で宿泊するホテルは、最高の格式である「高麗(コ...

  • 日本の轍を踏む韓国の朝鮮敵視政策

    韓国の「真実・和解のための過去史整理委員会」が、1959年に始まった在日朝鮮人の帰国事業に対して調査を行なうことを決定したという。「中日新聞」が9月24日に報じた。韓国政府が設置した調査機関「真実・和解のための過去事整理委員会」は、2005年12月に発足。日本による植民地時代の究明されていない抗日独立運動、1945年の解放から朝鮮戦争前後までの民間人集団虐殺、1948年の大韓民国の建国以降の公権力による殺害や行方不明...

  • 関東大震災での朝鮮人虐殺と安倍首相の朝鮮バッシング

    かねてから思っていたことがある。安倍晋三首相が異常なほど力を入れて推し進めた朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に対する極端なバッシング。それによって変わってしまった日本社会の状況と、関東大震災で朝鮮人らが虐殺された時の状況と同じではないかということだ。2002年9月17日、小泉純一郎首相が平壌(ピョンヤン)を訪れ、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長と会談した。官房副長官として同行していた安倍は首相に対して...

  • 朝鮮も批判する福島汚染水放出

    朝鮮も批判する福島汚染水放出―IAEA「安全基準」はどのように決められたのかー日本政府は、東京電力福島第1原発の汚染水の海洋放出を近く開始しようとしている。朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の「朝鮮中央通信」は7月9日、放出計画に関して談話を配信した。海洋放出を「徹底的に阻止・破綻させるべき」とし、朝鮮の核開発を非難してきた「国際原子力機関(IAEA)」のグロッシ事務局長に対し、「主権国家の合法的な権利行使に言い...

  • 北朝鮮の知られざる「広島・長崎の被爆者」たち

    講談社WEBメディア『現代ビジネス』 (2023年8月1日)に執筆した記事を掲載する。 ◆[前編] 北朝鮮の知られざる「広島・長崎の被爆者」たちが“自国の核開発”を認めざるを得ない悲しいジレンマ■さらに進んだ核・ミサイル開発7月27日は、朝鮮戦争休戦協定の締結70年周年だった。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)では「戦勝記念日」としている。この記念行事への参加のため、中国全人代の李鴻...

  • 朝鮮についての「硬」と「軟」の講演をします

    東京で、まったく異なる内容の二つの講演をします。また、開催中の私の写真展「平壌の人びと」での、ギャラリートークも行ないます。6月30日(金) 13時・15時 / 7月2日(日) 13時 写真展「平壌の人びと」でのギャラリートーク 高麗博物館(東京都新宿区大久保1-12-1 第二韓国広場ビル7階)参加費900円(入館料含)、申し込み:03-5257-3510 現在は後期の展示になっていますので、6月7日以前のギャラリートークの...

  • 人工衛星打ち上げ「朝鮮✕・韓国○」の矛盾

    朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は5月29日、「人工衛星」運搬ロケットを31日から6月11日の間に打ち上げることを「国際海事機関(IMO)」に通告した。30日には、朝鮮労働党中央軍事委員会のリ・ビョンチョル副委員長が、軍事偵察衛星を6月に入ってまもなく打ち上げると表明した。「科学技術殿堂」のロケット模型(2016年6月1日撮影)朝鮮の弾道ミサイル技術は大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含め、繰り返し行われた発射実験によって完...

  • 「グレートジャーニー」朝鮮ルートがYouTubeで公開

    探検家の関野吉晴さんが、人類の足跡をチリからタンザニアまでの約5万キロを逆ルートで遡る旅「グレートジャーニー」を開始したのが1993年。この旅での移動手段は自転車・カヌーや犬ぞりなどで、自動車などを使わないというものだった。朝鮮の青年と自転車走行する関野さん(2007年8月20日撮影)それを2002年に終えた関野さんは2004年から、日本人が日本列島に到達するまでの3つのルートをたどる旅を開始。この旅は「新グレートジ...

  • 北朝鮮 弾道ミサイルと異なる衛星運搬ロケット発射の意図とは

    講談社WEBメディア『現代ビジネス』 (2023.5.1)に執筆した記事を掲載する。 ◆[前編] 北朝鮮「偵察用人工衛星」打ち上げ間近…! 弾道ミサイルと異なる衛星運搬ロケット発射の意図とは■いたるところに「衛星ロケット」北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)による偵察衛星を軌道に乗せるためのロケット発射に、日本だけでなく国際社会の注目が集まっている。弾道ミサイ...

  • 写真展「平壌の人びと」を東京で再び開催

    私の写真展「平壌の人びと」を、東京で再び開催します。会期は2カ月間です。2020年8月に始まったこの写真展は、これで15回目になります。会場は新宿区新大久保にある「高麗博物館」。新型コロナウイルスによる外出制限がなくなり、新大久保の街には若者が溢れています。今回の展示は、テーマ別に前期・後期に分かれており、全写真パネルの3分の2ずつを展示します。ですからギャラリートークはその枚数について解説するので、これま...

  • 映画祭で朝鮮の郭金女さんのお墓を紹介

    私のこれまでの取材では、さまざまな国の庶民の墓地を訪ねている。日本の過去にこだわる取材では、亡くなった被害者の墓に行くことになる。サハリンで父親の墓に取りすがる韓国人男性(1989年4月撮影)印象に残っているのは、ロシアのサハリン。アジア太平洋戦争の際に、朝鮮半島から多くの青年が労働者として連行された。戦後、日本政府は約4万3000人を置き去りにした。韓国から訪れた男性が、父親の墓標に取りすがり大声で泣きじ...

  • 私の朝鮮報道を批判した安倍首相

    総務省は3月7日、放送法が定めている「政治的公平」の解釈に関する「取扱厳重注意」とされている内部文書を公表した。2014年~15年の安倍政権下で、「解釈」について首相官邸と総務省とのやり取りが記載されている。公開文書には、驚くべき内容がある。総務省局長が礒崎陽輔首相補佐官に「首相に話す前に菅義偉官房長官に話すことも考えられる」と語ると、礒崎補佐官は次のように恫喝したのだ。「局長ごときが言う話ではない。この...

  • 『アリラン峠を越えて』を映画祭で上映

    朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の性奴隷被害者を描いた『アリラン峠を越えて』を、「4・23アクション映画祭 日本軍性奴隷制サバイバーと出会う」で上映します。郭金女さんこの映画は、私が企画・撮影・監督しています。韓国の被害女性については、いくつものドキュメンタリー映画が制作されてきました。しかし朝鮮の被害女性への関心は低く、日本や韓国の市民運動もほとんど関心を寄せることもない状況でした。そのことを危惧し...

  • 米国が核攻撃を検討した55年前の大事件…北朝鮮に拿捕された「プエブロ号」のいくつもの謎

    講談社WEBメディア『現代ビジネス』 (2023年1月27日)で公開した記事を掲載する。 ◇米国が核攻撃を検討した55年前の大事件…北朝鮮に拿捕された「プエブロ号」のいくつもの謎■「環境調査船」に偽装したスパイ船北朝鮮労働党機関紙『労働新聞』(1月21日付)は、「55年前の米帝武装スパイ船『プエブロ号』拿捕事件を顧みて」と題する記事を掲載した。「プエブロ号」とは、1968年1月23...

  • 2023年 新年にあたって

    2023年 新年にあたって朝鮮民主主義人民共和国の、北東部の海に面する咸鏡北道(ハムギョンプクド)鏡城郡(キョンソングン)。長旅の途中でここの温泉に入り、近くの旅館に投宿した。建物は古いものの、雰囲気が良くて手入れが行き届いている。何よりも、従業員の純朴さが心に残った(2015年撮影)私は日本による植民地支配・侵略の被害者や、日本が関わる大規模な環境破壊の取材を続けてきました。そのためアジア太平...

  • 写真展「平壌の人びと」にリピーターが多い理由

    昨年8月に始まった私の写真展「平壌の人びと」は、14都市で延べ約8000人の方にご覧いただきました。 どの会場でも、2度3度と来場される方がいらっしゃいました。その理由として考えられるのは、この「写真展」会場では約100枚の展示写真を見るだけではないことが大きいでしょう。 毎日実施している私によるギャラリートークでは、写真説明には記載していない取材の裏話や苦労話をしています。また、ビデオコーナーでは、私が企画...

  • 「未知の国・北朝鮮」での取材を 29年間・43回も続けられた理由

    講談社WEBメディア『現代ビジネス』 (2022年10月27日)で公開した記事を掲載する。 ◇フォトジャーナリストの私が「未知の国・北朝鮮」での取材を 29年間・43回も続けられた理由■「戦術核運用部隊」の軍事訓練北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に、世界中の注目が集まっている。焦点は7回目の核実験をいつ実施するかだ。北朝鮮は9月25日から7回にわたり12発に及ぶ弾道ミサイル、2発の...

  • アントニオ猪木の訪朝を無視し続けた日本政府

    元プロレスラーのアントニオ猪木さんが、10月1日に心不全で死去した。79歳だった。力道山の目に留まり、17歳で「新日本プロレス」に入団。日本のプロレスブームをけん引してきた。1989年には「スポーツ平和党」を結成し、参院選に出馬して当選した。力道山の生誕地がある朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を33回にわたって訪問。1995年には平壌(ピョンヤン)で、プロレスを中心とした「平和のための平壌国際体育・文化祝典」を開催...

  • 北朝鮮で見た「統一教会日本人信者」の実態

    講談社のWEBメディア『現代ビジネス』(2022年9月9日)で公開した記事を掲載する。 ◇北朝鮮で見た「統一教会日本人信者」の実態と、“疑惑の船”取材から繋がった「ある衆議院議員と教団の意外な関係」■平壌に暮らす日本人たち北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の平壌(ピョンヤン)にある「順安(スアン)国際空港」で、周囲の人と陽気に話す若い男性を見かけた。国際線に搭乗するというのに作業服姿で、癖...

  • 「浮島丸爆沈事件」から77年

    講談社のWEBメディア『現代ビジネス』 (2022.8.13)に「浮島丸事件」についての記事を執筆しました。 ◇「浮島丸爆沈事件」から77年…なぜ北朝鮮はいまだに日本政府を非難し続けるのか舞鶴湾で起きた謎多き大事件【前編】■毎年出される北朝鮮声明毎年、8月24日になると、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)から日本政府を非難する声明が必ず出される。「『浮島丸』爆沈事件が(日本)敗北に対...

  • もはや健在な被害女性がいない朝鮮

    もはや健在な被害女性がいない朝鮮「Wamだより」2022年7月号に執筆した記事を掲載します。 ◇●故郷を望む墓地に 一人しか通れないほどの曲がりくねった道を進むと、小さな集落を抜けてからは急な山道でした。登りつめた場所に、墓が一つだけあります。私の到着を待っていた家族たちが、法事の準備をしています。ここは朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の咸鏡南道[ハムギョンナムド]端川 (タンチ...

  • 写真展「平壌の人びと」 8月は3都市で開催

    私の写真展「平壌の人びと」は、開催が続いています。開催を重ねるたびに内容が充実しており、A0サイズの写真パネル4枚を追加。ビデオコーナーでは、私が企画・取材・撮影してテレビで放送した番組を放送しています。また、講談社のwebメディア「現代ビジネス」で発表したいくつかの記事を掲示するようにしました。会場に、数時間にわたって滞在される方も多くいらっしゃいます。岡山 8月2日(火)~7日(日) 天神山文化プラザ...

  • 朝鮮への入国には「あと5年」

    朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が「悪性ウイルス」と呼んでいる新型コロナウイルスの、国内での感染は急速に終息しているようだ。米国からのワクチンの提供の申し出に対して、「政治的目的で人道支援を申し出ている」として拒否をしている。ただ国内では「急性腸内性伝染病」の患者が、黄海南道(ファンヘナムド)海州市(ヘジュシ)とその周辺で発生していると発表。これは、腸チフスやコレラではないかとみられている。私は、朝鮮...

  • 鳥取市で写真展「平壌の人びと」を開催します

    すでに7都市で開催した写真展「平壌の人びと」を、鳥取市で開催します。日時:6月22日(水)~26日(日)11:00~18:00会場:とりぎん文化会館 フリースペース主催:伊藤孝司写真展鳥取実行委員会(電話:0857-21-8700)どの会場でも大好評だった私が写真を解説するギャラリートークを、15時から開催します。定員に達した場合は16時からも行ないます。先日、朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)に対する人びとの認識について、...

  • 「よど号グループ」から届いた「朝鮮最新住宅レポート」

    講談社のWEBメディア『現代ビジネス』(4月28日公開)に書いた、「平壌に80階建てのタワマンと階段式住宅街が完成…『よど号グループ』から届いた『北朝鮮最新住宅レポート』」と題した記事を紹介する。 ◇平壌に80階建てのタワマンと階段式住宅街が完成…「よど号グループ」から届いた「北朝鮮最新住宅レポート」伊藤 孝司 フォトジャーナリスト■またも夜中の軍事パレード北朝鮮(朝鮮民主主義人民...

  • 朝鮮は日本を攻撃するのか⁉

    ■米韓合同軍事演習が開始4月18日に米韓合同軍事演習が始まった。28日までコンピューターシュミレーションによる指揮所での図上訓練だ。しかし米国は今月上旬から、原子力空母「エイブラハム・リンカーン」を日本海に展開し、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)への軍事的威嚇を行なっている。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、2018年初頭からの朝鮮との対話を積極的に推し進めたものの、朝鮮が強く求める米韓合同軍事演習の中...

  • 高松塚古墳・キトラ古墳の源流…北朝鮮「高句麗古墳群」に残る壁画の奇跡

    講談社のWEBメディア「現代ビジネス」(2022年4月2日公開)に執筆した記事を掲載する。 ◇高松塚古墳・キトラ古墳の源流…北朝鮮「高句麗古墳群」に残る壁画の奇跡なぜここまで保存状態が良好なのか伊藤 孝司 フォトジャーナリスト■満身創痍の「高松塚」壁画今年3月21日、奈良県明日香村の国宝「高松塚古墳」の石室で、極彩色の壁画が発見されてから50年を迎えた。壁画には、方角の神である四神図(盗掘に...

  • 埼玉と新潟で写真展「平壌の人びと」開催!

    写真展「平壌の人びと」はすでに5都市で開催し、予想を超える入場者がありました。この後も開催予定が続いており、3月と4月は下記のようになっています。埼玉 3月21日(休)~27(日) 11:00~19:00(初日は13時から/最終日は18時まで) 会場:浦和コムナーレ9階(さいたま市浦和区東高砂町11-1) 主催:日朝友好埼玉県民会議 048-825-9898(金子) ギャラリートーク:15時新潟 4月6日(水)~10日(日) 11:00~19:00...

  • 朝鮮・中国・ロシアを「敵」に仕立てたバイデン大統領

    米国トランプ前大統領の「米国第一主義」から大きく方向転換したバイデン大統領。再び「世界の警察官」として、振舞い始めた。ロシアによるウクライナへの軍事進攻に対して日本のメディアは、米国・日本政府による「侵略」という主張をそのまま受け入れている。だがその評価は現象的なことだけで判断するのではなく、歴史的視点から行わなわなければならない。平壌の「祖国解放戦争勝利記念館」で展示されている米敗残兵の人形バイ...

  • 地元の人たちで大盛況の「平壌の人びと」大阪展

    「毎日新聞」「朝日新聞」「共同通信」「朝日放送テレビ」などで紹介されたこともあり、大阪市生野区で開催中の写真展「平壌の人びと」大阪展が大盛況です。昨年、4回にわたって各地で開催しましたが、大阪展は極めて大きな特徴があります。これほどだとは、予想していませんでした。それは、近所の人たちが次々と来場されているのです。この地域に貼り出した写真展のポスターを見た人、通りすがりに気づいて入ってくる人など・・...

  • 米国追随の岸田政権では日朝関係改善はできない

    ここまで日本は米国に追随するのか!と思わされることが起きた。平壌市内(2019年10月15日撮影)日本政府は2月9日、液化天然ガス(LNG)の一部を欧州に融通することを決めた。ロシアがウクライナに軍事的に介入した場合、米国と欧州連合(EU)は制裁を科すとしている。それが実施されれば、ロシアは報復としてEUへのガス供給を止める可能性があるからだとその理由を説明する。これは米国とEUによる制裁に日本が加担することになる...

  • 写真展「平壌の人びと」大阪展を開催します!

    昨年4都市で開催した伊藤孝司写真展「平壌の人びと」を、次に大阪市内で開催します。会 期:2月19日(土)~27日(日)11:00~18:00 会期中、私は在廊します ギャラリートーク:平日15:00~、土・日・休14:00~会 場:元・辻本写真館(生野区新今里2-9-16) 会場地図 近鉄今里駅徒歩5分・地下鉄今里駅徒歩10分主 催:NPO法人 猪飼野セッパラム文庫入場無料(応援カンパをお願いします)展示写真に...

  • 写真展「平壌の人びと」大阪展を開催します!

    昨年4都市で開催した伊藤孝司写真展「平壌の人びと」を、次に大阪市内で開催します。会 期:2月19日(土)~27日(日)11:00~18:00 会期中、私は在廊します ギャラリートーク:平日15:00~、土・日・休14:00~会 場:元・辻本写真館(生野区新今里2-9-16) https://www.ekiten.jp/shop_5729436/map/ 近鉄今里駅徒歩5分・地下鉄今里駅徒歩10分主 催:NPO法人 猪飼野セッパラム文庫入場無料(...

  • 朝鮮の米国への「強力ではっきりとした反応」とは

    米国・バイデン政権は、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)と本気で交渉をする意思がないようだ。米国は朝鮮に対する措置を立て続けに発表した。8日、ワシントンDC連邦地方裁判所は、朝鮮への制裁に違反した疑いがあるとして企業4社に対して合わせて237万ドル(約2億7400万円)の没収を命じた。そして12日にはトーマス・グリーンフィールド国連大使は、朝鮮が昨年9月から国連安保理決議に違反する6回の弾道ミサイルを発射したことに対...

  • 日本に大雪をもたらす「北朝鮮の聖地・白頭山」その知られざるメカニズム

    講談社のWEBメディア「現代ビジネス」(2022年1月7日公開)に執筆した記事を掲載する。日本に大雪をもたらす「北朝鮮の聖地・白頭山」その知られざるメカニズム1100年ぶりの大噴火も迫っている■白頭山で遭遇した大雪かつて北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は、12月~翌年2月までは外国人観光客を入れなかった。だが2013年12月31日に元山(ウォンサン)近くに「馬息嶺(マシンリョン)スキー場」がオープンすると、外国からスキー...

  • 写真展「平壌の人びと」から見えてきたもの

    8月5日~12月2日まで、伊藤孝司写真展「平壌(ピョンヤン)の人びと」を三重県津市(他の3テーマと一緒に展示)・東京都・京都市・名古屋市で開催しました。展示した写真は、私が1992年8月~2019年10月までの43回の朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)での取材で撮影したものです。各会場には500人~1000人のご来場をいただきました。津市と東京都は、新型コロナウイルス感染が深刻な状況での開催になってしまったのですが、それでも多...

  • 続けて写真展「平壌の人びと」名古屋展を開催します

    伊藤孝司写真展「平壌の人びと」は、三重県津市と東京での展示が終わり、11月20日~23日は京都で開催します。それに続いて名古屋展を11月26日から行ないます。各地で大好評を博したために会期を延長しており、一部メディアでの以前の告知とは異なっています。2021年11月26日(金)~12月2日(木)10:00~19:00 (月曜日も開館/最終日は18:00終了) ギャラリートーク:これまでの写真展で大好評...

  • 写真展「平壌の人びと」京都展を開催します

    伊藤孝司写真展「平壌の人びと」は、8月上旬から始まった三重県津市と東京での展示は、あいにく新型コロナウイルス感染が拡大している時期の開催になってしまったにも関わらず、多くの方の入場がありました。ご来場いただいた方には感謝申し上げます。3カ所目として京都展を開催します。2021年11月20日(土)~23日(火)10:00~17:00 (最終日は14:00終了)講演:23日(火)11時ギャラリートーク:2...

  • “水俣病”の原因企業「チッソ」が北朝鮮で行っていたこと

    「現代ビジネス」(2021年10月15日公開)に執筆した、解放前の「チッソ」が朝鮮で行なっていたことについての記事を掲載する。 ◆水銀中毒から原爆開発まで…“水俣病”の原因企業「チッソ」が北朝鮮で行っていたこと平和国家日本の“不都合な真実”■ユージン・スミスの「水俣」映画『MINAMATA』が、全国の劇場で公開されている。制作・主演のジョニー・デップが演じるのは、写真家のユージン・スミスだ...

  • 1959年に始まった北朝鮮への在日朝鮮人「帰国事業」とは何だったのか

    「現代ビジネス」(2021年9月26日公開)に執筆した在日朝鮮人の帰国事業についての記事(前編・後編)を合わせて掲載する。 ◆1959年に始まった北朝鮮への在日朝鮮人「帰国事業」とは何だったのか日朝両国政府の思惑に翻弄された人々■コロナ禍でも軍事力強化コロナ禍による「鎖国」状態の中でも、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)はさまざまな動きを見せている。9月9日午前0時から、平壌(ピョンヤン)市の金...

  • 朝鮮を資格停止にしたIOCの暴挙

    9月8日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)を2022年末まで資格停止処分にすると発表した。テコンドーの練習をする選手たち(2004年5月3日撮影)この措置で、朝鮮は北京冬季五輪に参加できなくなった。そればかりか「朝鮮オリンピック委員会」は、資格停止期間中にはIOCからの資金を含む一切の援助が得られなくなる。この措置は朝鮮が唯一、各国のオリンピック委員会の中で東...

  • 「平壌の人びと」東京写真展のギャラリートーク入場制限について

    「平壌の人びと」東京写真展は、9月5日が最終日になります。4日のギャラリートークには多くの来場者があり、15時から入場いただけない方は16時からの回までお待ちいただきました。大変申し訳ございませんでした。 5日のギャラリートークは、さらに多くの来場者が予想されます。そのため、16時からの回に入場できない方が多いようであれば、17時からも実施する予定です。なおギャラリートーク実施時間には、写真展観覧のためだけ...

  • 写真展「平壌の人びと」関連イベントが開催される

    私の写真展「平壌の人びと」の関連イベントが8月28日午後6時過ぎから、朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の日本人妻を中心テーマに「スペースたんぽぽ」で開催された。感染対策をした会場は、満席になった。 最初に、私が企画・取材したテレビ番組「一度でいいから」(朝日放送テレビ制作)を上映。日本人妻の中本愛子さんが、熊本で暮らす妹への切ないながらも強い思いを描いた2018年放送の番組である。 続けて私が「なぜ私は朝...

  • 写真展「平壌の人びと」始まる!

    写真展「平壌の人びと」が8月24日から始まりました。開場時間前からいらっしゃる方もいて、ほとんどの方が時間をかけてご覧になっていました。通りすがりの地元の方から、この写真展に合わせて九州から来られた方もいました。ギャラリー内の展示作品と観客たち(2021年8月24日撮影) 会場では新型コロナ感染症対策を行なっています。24日は、正午から15時くらいが込み合いましたので、その時間を外して来場されることをお勧めし...

  • 写真展「平壌の人びと」関連イベントの入場について

    写真展「平壌の人びと」の関連イベントを8月28日と29日に開催します。新型コロナウイルス感染拡大によって、150人収容の公共施設の使用ができなくなり、それよりもかなり狭い「スペースたんぽぽ」へ移動せざるを得なくなりました。 現在、イベントについて主催団体に多くの問い合わせがあり、かなりの入場者が予想されます。そのため、会場内に入れなくて通路で音声だけお聞きいただくことや、お帰りいただくことがあるかも知れ...

  • 写真展「平壌の人びと」を東京で開催!

    私は朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)を、1992年から2019年まで43回訪れて取材してきました。新型コロナウイルス感染防止で朝鮮が外国からの入国禁止をしてからは、残念ながら中断しています。 朝鮮ではさまざまなテーマを取材し、テレビや雑誌などで数多く発表してきました。近年は年3回ずつ訪朝し、1回に約5000枚の写真を撮っています。ですが、メディアで公表できたものはごくわずかでしかありません。 この29年間に撮影した膨...

  • 「こんな北朝鮮、見たことない!」 29年間撮り続けた“未知の国”

    講談社のWEBメディア「現代ビジネス」へ掲載した記事を紹介する。 ◆こんな北朝鮮、見たことない…!写真家が29年間撮り続けた“未知の国”の日常写真展「平壌の人びと」開催によせて■北朝鮮の最新食糧事情北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の“鎖国”が依然として続いている。密輸業者などが新型コロナウイルスを北朝鮮国内へ持ち込むのを防ぐために、1400キロメートルに及ぶ中国との国境線に人の...

  • 写真展「わたしたちの知らないアジア ヒロシマから平壌へ」を開催

    私は取材のために韓国(大韓民国)へ47回、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へ43回出かけている。初めて朝鮮半島へ行ったのは1985年。韓国で暮らす広島・長崎での被爆者の取材だった。在韓被爆者の孫鎮弘さん(1994年10月撮影)それから、日本によってサハリン(樺太)の炭鉱へ連れて行かれながら日本敗戦後も置き去りにされたり、日本軍の軍人・軍属にされたりした韓国・朝鮮人を訪ねた。そして、日本軍によって性奴隷被害を受けた...

  • 国連から「差別」とされても居直る日本政府

    日本政府は、新型コロナウイルスの影響で生活が困窮した学生に、最高20万円を給付する制度を設けたが、朝鮮大学校(東京都小平市)を対象から排除した。それに対して国連人権理事会から任命された特別報告者4人が、「人種や民族に基づく差別にあたる」として、日本政府に是正を強く求める書簡を送っていた。これに対して加藤勝信官房長官は6月22日、「差別には該当しない」と記者会見で反論。その理由を「専修学校や各種学校に通う...

  • 米朝対決の本質をごまかすバイデン政権

    米国のオースティン国防長官は6月10日に開催された「米議会上院軍事委員会」で、「北朝鮮は米本土を攻撃する野望を持って、核・弾道ミサイルを開発している」と答弁した。そして、こうした野望は同盟国にとって次第に脅威となりつつあるとも述べた。朝鮮戦争の博物館「祖国解放戦争勝利記念館」の兵士像(2014年4月撮影)米国のバイデン政権は、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に対する新たな政策を発表したにもかかわらず、対話開...

  • コロナワクチン提供で日朝関係改善を

    朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の、新型コロナウイルス国内流入を防ぐための「鎖国」状態はほとんど変化がない。鉄壁な防疫体制を維持しているのだ。春の種まき期に合わせて化学肥料などを輸入したものの、貿易量は増えていないようだ。地方都市での田植え(2003年5月9日撮影)「世界保健機関(WHO)」は5月11日に発表した報告書で、朝鮮で5月6日までに2万6720人が新型コロナウイルス検査を受けたものの感染者はいなかったとした...

  • 菅政権は日朝交渉の頼みの綱「ストックホルム合意」を生かせるか

    2021年5月14日配信の『現代ビジネス』に執筆した記事を紹介する。 ◇菅政権は日朝交渉の頼みの綱「ストックホルム合意」を生かせるかバイデン政権は「段階的アプローチ」を選択■輸入再開の深刻な理由北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に関して、さまざまな動きが出てきた。北朝鮮そのものの動きとしては、輸入を一部再開したことだ。北朝鮮は、国連安保理による厳しい制裁と日米韓による独自制裁を受けている。そ...

  • 「よど号ハイジャック事件」実行犯による51年目の新証言

    2021年3月31日配信の『現代ビジネス』に執筆した記事を紹介する。「よど号ハイジャック事件」実行犯による51年目の新証言【前編】米韓情報機関が金浦空港へ誘導した…日本の現代史に残る大事件「よど号ハイジャック事件」から51年。今なお北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に暮らす実行犯たちは何を思うのか。昨年11月に出版された『実録 昭和の大事件「中継現場」』(久能靖著、河出書房新社)に書かれたエピソードの数々を、メン...

  • 「よど号グループ」からの朝鮮のコロナ最新情報

    「新型コロナウイルスの感染者は1人も出ていない」と主張する朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)。「世界保健機関(WHO)」は、PCR 検査を受けた1万3259人がすべて陰性だったと1月に発表している。その首都・平壌(ピョンヤン)で暮らす「よど号グループ」のスポークスマンである若林盛亮さんが、朝鮮のコロナ対策のようすを伝えてきた。「昨年の朝鮮労働党創建75周年の祝賀演説で、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が国民に向かって...

  • 白基玩氏への1989年のインタビュー

    2月15日、朝鮮民主主義人民共和国との統一問題などに取り組んできた韓国民主化運動の先駆者である白基玩(ペク・ギワン)氏が89歳で亡くなった。白氏は1984年に「統一問題研究所」を設立し、 1987年と1992年に大統領選挙に立候補している。韓国では新型コロナウイルス感染防止のために、葬儀であっても参列者は99人までしか認められていないが、19日の葬儀ではソウル市庁舎前の「ソウル広場」には弔問者約1000人が集まった。それは...

  • 「朝鮮半島非核化」に本腰を入れ始めた米バイデン政権が目指す未来

    2021年2月4日配信の『現代ビジネス』に執筆した記事を紹介する。なお、このブログで4日に配信した記事の後編である。 ◇「朝鮮半島非核化」に本腰を入れ始めた米バイデン政権が目指す未来「北東アジア非核兵器地帯」構想(後編)⇒前編から続く■「米国は誰であれ変わらない」朝鮮労働党第8回大会が、1月5日~12日に開催された。移動が大変な極寒期に全国から幹部・代議員と傍聴者約7000人を...

  • バイデン政権が「朝鮮半島非核化」を実現させるための最善策は何か

    2021年2月4日配信の『現代ビジネス』に執筆した記事を紹介する。 ◇バイデン政権が「朝鮮半島非核化」を実現させるための最善策は何か「北東アジア非核兵器地帯」構想(前編)■画期的な核兵器禁止条約北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の情報は公式発表しか外国へ伝わらないが、平壌(ピョンヤン)まで出かけて行けば政府高官などから詳しい話を聞くことが出来る。現在、コロナ禍で北朝鮮...

  • 金正恩総書記からバイデン次期大統領へのメッセージ

    朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の労働党第8回大会6日目にあたる10日の会議で、金正恩(キム・ジョンウン)党委員長が党総書記に推戴されて就任した。「総書記」という労働党トップの肩書は、金日成(キム・イルソン)氏や金正日(キム・ジョンイル)氏も、死去するまで使ってきている。金正恩氏がそれを名乗るのは自然なことだろう。最高指導者3人の肖像画(2012年4月15日撮影)「朝鮮対外文化連絡協会」から11日に私あてにメール...

  • 白頭山と日本の大雪との深い関係

    朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へは、真冬にも取材へ行ったことが何度かある。ところが一時的に雪が降ることはあっても、大雪になったことが1度もない。日本の東北や北陸の降雪量と比較すると、格段に少ないのだ。そのことに関心を持ったことはなかったが、今週末に日本の広域で予想されている大雪についての天気解説で「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」というものを知った。これによって、日本で局地的な大雪や突風といった激し...

  • 金正日総書記死去から9周年で思い出すこと

    12月17日、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去から9周年にあたり、「錦繡山(クムスサン)太陽宮殿」を訪れて参拝をした。私はこの時期になると、思い出す出来事がある。今から9年前の2011年は、東日本大震災があった。そのためこのことに掛かり切りになってしまい、朝鮮取材は10月28日~11月5日の1回だけになった。この時は、地方都市で暮らす広島・長...

  • 朝鮮はコロナ禍をチャンスにしようとしている?

    「朝鮮労働党中央委員会政治局」拡大会議が、11月29日に開催された。来年1月に開催を予定している「労働党第8回大会」の準備状況を確認。そしてこの会議で注目されるのは、経済活動について厳しい批判を行なったことだ。黎明(リョミュン)通りの高層アパート群(2019年10月13日撮影)「経済指導機関が担当した部門に対する指導を主観的・客観的環境と条件に合わせて科学的に行えずにおり、主観主義と形式主義を克服していない実態...

  • バイデンはオバマの朝鮮政策を引き継ぐのか

    米国大統領選挙でバイデン氏の勝利が確実になり、バイデン次期大統領の朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に対する政策を推測する記事も次々と出ている。平壌市内の夜明け(2002年8月11日撮影)バイデン次期大統領の朝鮮政策への最大の注目点は、オバマ前大統領の政策を引き継ぐのかである。答えから言えば、「同じ政策をしようとも不可能になった」ということだ。オバマ大統領の政策は、制裁を強めて朝鮮の譲歩を待つという「戦略的...

  • 北朝鮮が「建国の父・金日成」の遺訓に背いてまで核開発を続ける理由

    2020年11月3日配信の『現代ビジネス』に執筆した記事を紹介する。 ◇北朝鮮が「建国の父・金日成」の遺訓に背いてまで核開発を続ける理由次期米大統領の北朝鮮政策はどうなるか■「核禁条約」批准拒否の日本10月24日、核兵器の保有や使用などを全面的に禁じる「核兵器禁止条約」の発効に必要な国・地域の批准国数が50に達した。核兵器は非人道的兵器であり違法だとするこの画期的な条約は、...

  • 北朝鮮が「ド派手な軍事パレード」で新型ICBMをお披露目する理由

    2020年10月10日配信の『現代ビジネス』に執筆した記事を紹介する。 ◇北朝鮮が「ド派手な軍事パレード」で新型ICBMをお披露目する理由朝鮮労働党創建75周年の今年はどうか■今年の軍事パレードはどうなるか足を高く振り上げた兵士たちが一糸乱れぬ行進をし、弾道ミサイルなどの最新兵器が次々と登場する……。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が、金日成(キム・イルソン)広場で実施する軍事...

  • 菅首相は朝鮮日本人妻の里帰り再開を!

    菅義偉新首相は9月26日、国連総会でビデオ演説を行ない、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩(キム・ジョンウン)委員長と条件なしで会う意向を表明した。ただこれは、安倍前首相も政権末期に打ち出していたものの実現しなかった方針だ。菅首相が安倍前首相と異なり本気で日朝関係を改善しようとするならば、2014年5月の「日朝ストックホルム合意」での具体的課題を一つでも前進させることだ。米朝関係改善がいつ動き出すのか...

  • 安倍首相の朝鮮敵視政策がもたらしたもの

    安倍晋三首相は8月28日、持病の悪化を理由に辞意を表明した。ようやくの退陣である。安倍首相の最大の罪は、日本を戦争のできる国へと変えたことだ。それは軍事力強化や「安保法制」成立だけでなく、日本に近隣諸国に対する敵視とそこで暮らす人々への排外主義を確実に定着させたことである。2002年の日本と朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)との首脳会談で、安倍氏は官房副長官として小泉純一郎首相に同行して訪朝。この時、日本人...

  • 75年が過ぎた「浮島丸事件」の真相は

    朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の「朝鮮中央通信」は8月24日、「朝鮮人強制連行被害者・遺族協会代弁人 『浮島丸』事件の真相を究明することを要求」との記事を配信した。「浮島丸」が沈没した舞鶴湾(1997年10月13日撮影)「浮島丸事件」とは何だったのか。「浮島丸」は、1941年9月に海軍によって徴発されて「特設運搬艦」となった。日本敗戦直後の8月22日に、解放された祖国へ帰国しようとする朝鮮人乗客3735人を乗せて釜山(プ...

  • 戦後75年、北朝鮮に眠る「日本人遺骨27000柱」をどう考えるか

    2020年8月15日配信の『現代ビジネス』に執筆した記事を紹介する。 ◇戦後75年、北朝鮮に眠る「日本人遺骨27000柱」をどう考えるか「拉致問題優先」に固執すべきではない■朝鮮人民軍基地に入る北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の首都・平壌(ピョンヤン)市の中心部から、東南東へ約15キロメートルの寺洞(サドン)区域大院里(テウォンリ)。田園地帯の中を走っていた車は、大きなゲートの...

  • 朝鮮の水害は2007年はどうだったのか

    韓国で被害をもたらした豪雨が、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)でも大きな被害が出ているようだ。北部の一部を除く全土に、警報が出されている。「特別警報」が出た臨津江(イムジンガン)上流地域で集中豪雨があったのは確かで、この川に設けられている黄江(ファンガン)ダムでは水位を下げるために放流をしている。金正恩(キム・ジョンウン)委員長はSUV車を自ら運転し、水害を受けたに黄海北道(ファンヘブクド)銀波郡(ウ...

  • 朝鮮の新型コロナ感染者発表から読み取れること

    朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の「朝鮮中央通信」は7月26日、「開城(ケソン)市で悪性ウイルスに感染されたと疑われる越南逃走者が3年ぶりに不法に分界線を越えて去る7月19日、帰郷する非常事件が発生した」と報じた。平壌(ピョンヤン)と開城を結ぶ高速道路(2016年8月21日撮影)この事態に対し、朝鮮労働党中央委員会政治局は25日に非常拡大会議を緊急招集し、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が会議を運営。そして「24日午後...

  • 『愛の不時着』ロスに贈る、北朝鮮バーチャル「聖地巡礼」

    2020年7月15日配信の『現代ビジネス』に執筆した記事を紹介する。 ◆『愛の不時着』ロスに贈る、北朝鮮バーチャル「聖地巡礼」訪朝43回のジャーナリストが秘蔵写真公開■韓国取材で北朝鮮に「不時着」韓国ドラマ『愛の不時着(サランウィ・ブルシチャク)』の人気が続いている。韓国の財閥令嬢のユン・セリと北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の人民軍将校リ・ジョンヒョクとの波乱に満ちたラブコメだ。この作品...

  • 朝鮮が韓国との「7・4共同宣言」堅持と表明

    7月2日の午前11時に、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の「世界の人民と連帯する朝鮮委員会」から声明文がメールで送られてきた。平壌(ピョンヤン)の「祖国統一3大憲章記念塔」(2012年4月11日撮影)朝鮮は6月16日に開城(ケソン)の「南北共同連絡事務所」を爆破し、韓国への強硬策が続くことが予想された。だが24日の「朝鮮中央通信」は、金正恩(キム・ジョンウン)委員長が韓国への軍事行動を保留したことを伝え、いくつかの...

  • <証言>朝鮮と韓国が批判する軍艦島の奴隷労働

    日本政府は6月15日、総務省第2庁舎別館の「産業遺産情報センター」の一般公開を始めた。この施設は、軍艦島と呼ばれる長崎県の端島など23施設で構成する世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」(2015年登録)に関して展示している。日本政府はこれらを世界遺産登録する過程で、アジア太平洋戦争期に多くの朝鮮人を軍艦島などの施設において強制労働させた事実を認めている。ところがセンターの展示では、朝鮮人「徴用」工への差別...

  • 朝鮮半島の平和は文在寅大統領の決断に

    朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は6月16日に、開城(ケソン)の「南北共同連絡事務所」を爆破した。その理由は明確であるにもかかわらず、日本ではメディアや「朝鮮問題専門家」たちが見当違いの解説をしている。非武装地帯の監視所(2018年6月29日撮影)そのもっとも酷いものは、「制裁と新型コロナウイルス感染防止によって窮地に陥っている国内を引き締めるため」とか「経済援助や制裁緩和を引き出すため」といったものだ。朝鮮...

  • 「新型コロナ鎖国」の北朝鮮が密かに進める新外貨獲得戦略とは

    2020年6月9日配信の『現代ビジネス』に執筆した記事を紹介する。 ◆「新型コロナ鎖国」の北朝鮮が密かに進める新外貨獲得戦略とは白頭山を「世界ジオパーク」登録申請中■「世界ジオパーク」登録を目指し北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が白頭山(ペクトゥサン)地域を「世界ジオパーク」に登録するために、ユネスコ(国連教育科学文化機関)に積極的に働きかけていることを「朝鮮中央通信」(5月31日)が報じ...

  • 北朝鮮「対テロ非協力国」指定に「よど号」実行犯が寄せた見解

    2020年5月17日配信の「現代ビジネス」に掲載した記事を紹介する。 ◆北朝鮮「対テロ非協力国」指定に「よど号」実行犯が寄せた見解アメリカには関係ない問題なのに■アメリカに協力しない国米国務省は13日、「武器輸出管理法」に基づき北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)をイラン、シリア、ベネズエラ、キューバと共に、2019年における米国のテロ対策に協力していないとして「対テロ非協力国」に再指定した。朝鮮...

  • 『アリラン峠を越えて』『銀のスッカラ』をついにDVD化

    私は(朝鮮)朝鮮民主主義人民共和国に関するドキュメンタリー映画を、現地取材で3本制作しています。郭金女さん最初は2003年に発表した『アリラン峠を越えて』。郭金女(クァク・クムニョ)さんを通し、日本軍によって性奴隷にされた被害女性(日本軍「慰安婦」)の被害の実態を明らかにしています。この映画のために、郭さんの家がある咸鏡南道(ハムギョンナムド)の端川(タンチョン)市と入院している咸興(ハムン)市で撮影し...

  • 金正恩委員長「重体説」の北朝鮮、医療体制はどうなっているのか

    「現代ビジネス」へ2020年4月27日に掲載した記事を紹介する。金正恩委員長「重体説」の北朝鮮、医療体制はどうなっているのか平壌と地方都市で見た病院の実態■金委員長重体説の真偽は米国のCNNは4月20日、米情報当局者の話として、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が手術後に「非常に危険な状態」に陥ったと報道した。黎明通り完成式の金正恩委員長(2017年4月撮影)25日のロイターは、中国共...

  • 「よど号グループ」への移動制限はすべて解除

    4月8日に「よど号グループ」から届いたメールで、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の当局が外国人へ出していた移動制限措置をすべて解除されたことが確認された。普通江(ポトンガン)ホテルから見た平壌市内(2019年6月16日撮影)メールには「これまでの生活に戻りつつあり、私たちもこれまでの市内の商店・食堂へ行くことも解禁です」とある。平壌(ピョンヤン)駐在のロシア大使館は2日、当局から動制限措置の解除の通知があった...

  • 実行犯が語る「よど号ハイジャック事件」50年目の新事実【下】

    「現代ビジネス」(2020年3月29日配信)に執筆した記事を3回に分けて掲載する。その第3回目。 ◇実行犯が語る「よど号ハイジャック事件」50年目の新事実【下】彼らは今、北朝鮮で何を思うのか⇒【中】から続く■「日本語で話しなさい!」日航機「よど号」ハイジャック事件の発生から、この3月31日で50年を迎える。犯行グループ9人は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)で、日本人女性と結婚して子ど...

  • 実行犯が語る「よど号ハイジャック事件」50年目の新事実【中】

    「現代ビジネス」(2020年3月28日配信)に執筆した記事を3回に分けて掲載する。その第2回目。 ◇実行犯が語る「よど号ハイジャック事件」50年目の新事実【中】彼らは今、北朝鮮で何を思うのか⇒【上】から続く■「ハイジャック犯」と結婚した女性たち1970年3月31日に日航機「よど号」をハイジャックし、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へ渡った「赤軍派」。メンバーの結婚については、長らく知...

  • 実行犯が語る「よど号ハイジャック事件」50年目の新事実【上】

    「現代ビジネス」(2020年3月27日配信)に執筆した記事を3回に分けて掲載する。その第1回目。 ◇実行犯が語る「よど号ハイジャック事件」50年目の新事実【上】彼らは今、北朝鮮で何を思うのか日本の現代史に残る大事件「よど号ハイジャック事件」から、今年で50年が経つ。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)へ渡った犯行メンバーたちはその後どうなったのか。今、何をしようとしているのか――。■...

  • 制裁下の北朝鮮が取り組む経営大改革と脱石油の社会づくり

    「現代ビジネス」(2020年3月13日配信)に執筆した記事を掲載する。 ◇制裁下の北朝鮮が取り組む経営大改革と脱石油の社会づくり「自力更生」を目指して(後編)■外国企業の目論見金正恩(キム・ジョンウン)体制になった北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は工場・企業に対しても事実上の経営権を与え、労働者の勤労意欲を高める経営管理方法を導入した。また、石油などの輸入に依存しない「自...

  • 北朝鮮はなぜ、厳しい制裁下でも「経済発展」しているのか

    「現代ビジネス」(2020年3月12日配信)に執筆した記事を掲載する。 ◇北朝鮮はなぜ、厳しい制裁下でも「経済発展」しているのか「自力更生」を目指して(前編)■新しいライフスタイルが浸透中チジミは客の前で焼いている。串焼き・餃子・コロッケなど30種類ほどの総菜がカウンターに並ぶ。ハンバーガーは3500北朝鮮ウォン。若い女性たちが、それを次々と買っていく。持ち帰る人もいるが、温め...

  • 「よど号グループ」も新型コロナウイルスで隔離

    朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の国営ラジオ局「朝鮮中央放送」は2月24日、新型コロナウイルスの感染防止のため、外国人380人を隔離したことを伝えた。「最高人民会議」は12日、隔離期間を30日間にすることを正式に決めている。2003年のSARS流行の際、隔離され検温をしている時の筆者そして人への入国禁止だけでなく、外国からの輸入物資を港や国境で10日間隔離して消毒作業を実施している。国内での対策として、バスなどの消毒や...

  • 朝鮮のインターネット使用急増の本当の理由

    米国のセキュリティー企業「レコーデッド・フューチャー」が、朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のインターネット利用についての報告書を2月9日に発表した。いつも賑わっている「コリョリンク」のカウンター(2019年10月15日撮影)2017年以降の朝鮮から外国へのアクセス量が、300%増えたというのだ。また17年には夜間や週末の使用が多かったのが、18年からは平日のアクセスが急増したとする。「北朝鮮は過去数年間、金融機関にサイ...

  • SARS感染拡大中に体験した「北朝鮮での予防隔離10日間」

    「現代ビジネス」(2020年1月29日配信)に執筆した記事を掲載する。 ◆SARS感染拡大中に体験した「北朝鮮での予防隔離10日間」新型ウイルス阻止の驚くべき対応とは■3度目の入国禁止措置中国・武漢市から一気に広まった新型コロナウルスが原因の肺炎により、感染者と死者が急増している。こうした状況に対し、中国と国境を接する北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)では徹底した対策を講じているよう...

  • 「北朝鮮=飢餓の国」という図式を疑うべきこれだけの理由

    「現代ビジネス」(2019年11月8日配信)に執筆した記事を掲載する。 ◆「北朝鮮=飢餓の国」という図式を疑うべきこれだけの理由稲刈り真っ只中の農村を回ってみたら■サッカーの試合は取材できず10月に北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)取材に行った。昨年に続き、今年も年3回の訪朝となった。10日の朝鮮労働党創建74年の祝賀行事と、15日のサッカーW杯アジア2次予選の北朝鮮と韓国との試合を取材...

  • 朝鮮取材の「ガイアの夜明け」は今夜放送!

    私が企画・取材し撮影もした「ガイアの夜明け」の編集作業は、20日夜に無事終了。構想から2年。いよいよ今夜(21日)午後10時から、テレビ東京系列で放送です。平壌の「中央動物園」で、恐竜の頭の双眼鏡をのぞく子どもたち(2019年10月15日撮影)「謎の隣国…北朝鮮潜入〜経済制裁下で独自取材!〜」とタイトルはセンセーショナルですが、朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の農場や工場での大胆な試みと日本人妻の新取材を紹介する内...

  • 朝鮮経済・日本人妻の取材を「ガイアの夜明け」で放送

    朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)で、昨年3回、延べ38日間かけて取材した朝鮮経済と日本人妻を、1月21(火)にテレビ東京系列「ガイアの夜明け」(22:00~)で放送します。牡丹峰(モランボン)公園で仮装して踊る年配女性たち(2019年10月10日撮影)タイトルは「謎の隣国…北朝鮮潜入〜経済制裁下で独自取材!〜」とセンセーショナルですが、時間をかけた取材を丁寧に編集しています。経済取材の計画を立てたのは2年前。それから朝...

  • 朝鮮のICBM発射に期待する日本人とは

    これを書いている25日午後3時現在、朝鮮からのICBM(大陸間弾道ミサイル)の試験発射などは行なわれていない。今月3日、朝鮮外務省の米国担当次官が「クリスマスプレゼントを何にするかは米国の決心次第だ」と表明。「凱旋門」から見た平壌(ピョンヤン)市内(2019年10月15日撮影)それに対して、日米韓などのメディアは、ICBM・衛星ロケットの発射や核実験の再開の可能性があるとしてきた。米国のトランプ大統領は24日、...

  • ドイツと日本の違い、そして朝鮮へは

    12月6日、ドイツのメルケル首相(65)が、ナチス・ドイツがポーランドに設けた「アウシュビッツ強制収容所」の跡を公式訪問した。ドイツの現職首相として訪れたのは3人目。ガス室や遺体焼却炉などを見て回った後、現地で演説した。メルケル首相はナチス・ドイツによる犯罪について、「記憶しておくことは、我々の終わることのない責任。この歴史の解釈を変えてはならない」と表明。過去を直視し続ける重要性を語った。首相はまた、...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、こだわりジャーナリストさんをフォローしませんか?

ハンドル名
こだわりジャーナリストさん
ブログタイトル
平壌日記
フォロー
平壌日記

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用