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農作物に含まれる放射線に関して https://hasegawaeiichi.hatenablog.com/

一般的に認知されているセシウム以外の農作物に含まれる放射線に関して提言を行います。

農作物に含まれる放射線に関して、セシウムだけではなくカリウムの放射線も考慮した上で今後の農作物のあるべき姿を提言していきたいと考えております

hasegawaeiichi
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2014/06/07

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  • 作物は放射性セシウムを特に必要としているのでしょうか

    H29.12.01 元宮城県古川農業試験場土壌肥料部 長谷川栄一 【地殻には110余の元素がありますが、植物の必須元素は16種のみ。カリウムは必須ですが地殻中の安定セシウムの含有量は極めて少なく全くなくても植物は育ちます。】 地球上には110余の元素が存在しますが、作物に必要な元素は16元素だけです。 例えば周期表Ⅰ族には化学的に同じ性質のナトリウム(元素記号Na)、カリウム(元素記号K)、ルビジウム(元素記号Rb)、セシウム(元素記号Cs)が属しています。 Kは植物が多量に必要としている必須元素ですが、Na、Rb、Csは必須元素ではありません。作物はNa、Rb、Csが全くなくとも正常に生育し…

  • キノコは特にセシウムを必要としているのでしょうか

    宮城県古川農業試験場土壌肥料部 長谷川栄一 海の昆布の根は根ではないので養分を吸収しません。葉状部から吸収します。一方植物は海から上陸してきましたがその際、根の養分吸収機能を進化させました。 養分の例えばカリウムは、作物の三大栄養素で多量に吸収されますが、作物が急に大きくなる時期に特に多量に吸収されるという特徴があります。海水中に比べ陸上は環境変動が大きいので、植物はカリウム不足に備え2つの戦略を工夫・進化してきました。1つめは環境にカリウムが十分ある場合には過剰に吸収してその後のあるかもしれないカリウム不足に備える体内備蓄対策、2つめは環境にカリウムがなくなった場合のカリウムに代わる特定の元…

  • 放射性Cs濃度とK40濃度からみた作物のK栄養水準の現状と最適K濃度の推定

    ーきのこの放射性セシウム濃度が高い原因についての一考察ー 1.はじめに Kは作物の必須元素でありO、C、H、Nや水稲のSi等を除けば、一般に重量では最も多く吸収される多量元素である。作物の放射性Cs吸収削減にK施肥が有効であるが、一方K資源は今後100年で枯渇するとも言われている。作物はKを無駄に過剰に吸収するので、これまで推定されてきた作物の最適K濃度は幅が広く曖昧である。今後は最適K濃度を幅狭く推定し、放射性Cs吸収の機構を踏まえK施肥法の効率化が必要である。 作物のうち水稲の場合は、根圏のKがゼロに近くまで不足状態となったと察知すると、新たに多量元素のNa吸収チャンネルを開き代替吸収を開…

  • 野菜における放射性カリウムの過剰集積とナトリウム吸収から推定した放射性セシウム対策のためのカリウム施肥の適正化

    1.はじめに セシウムの農作物への移行低減にはカリウム施肥が有効である。しかしカリウム資源の可採年数が100年余とも言われ、またカリウムには放射性カリウムが常に含まれていることから、カリウム施肥の適正化が今後一層必要となる。前回水稲のKとNaの吸収から水稲の最適K濃度を推定、最適K濃度はCs対策上も合理的であることを報告した。今回はカリウムを過剰に吸収しやすい野菜(葉菜)で、既存の資料をもとに同様の検討をおこなった。 2.試験方法 既存文献データーを野菜(葉菜)のカリウムとナトリウム濃度の関係に整理し、その変換点を最適カリウム濃度と推定して、市場流通の葉菜のカリウム濃度と比較した。 3.結果と…

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