色川武大「男の花道」

色川武大「男の花道」

色川武大を読んでいる。そういえば、去年のこの時期もそうだった。 文庫本のちくま日本文学全集版。十数編の短編が収められている。 色川武大 (ちくま日本文学 30) 作者: 色川武大 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2008/12/10 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (14件) を見る 色川が、交流のあった棋士の芹沢博文将棋九段への弔辞ともいうべき「男の花道」がよい。 芹沢は奨励会の頃から天才少年として、将来の名人候補とされながら、飲む、打つ、買うの無頼派棋士だったようだ。故藤澤秀行とも気が合ったらしい。しかし、中原、米長と後輩が頭角を現していく中…