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  • 太平洋戦争中、“第二の国歌”といわれた軍歌「海行かば」に作曲家・信時潔のキリスト教信仰

    原稿書きました。 太平洋戦争中、“第二の国歌”といわれた軍歌「海行かば」に作曲家・信時潔のキリスト教信仰www.christiantoday.co.jp

  • 戦争経験者に聞く戦後70年(5):特攻兵器人間魚雷「回天」隊員からイエズス会士へ 大木章次郎神父の信仰と倫理と戦争

    記事を書きました。 <a href="http://www.christiantoday.co.jp/articles/16231/20150812/70-years-wwii-5-oki-shojiro-1.htm" data-mce-href="http://www.christiantoday.co.jp/articles/16231/20150812/70-years-wwii-5-oki-shojiro-1.htm">戦争経験者に聞く戦後70年(5):特攻兵器人間魚雷「回天」隊員からイエズス会士へ 大木章次郎神父の信仰と倫理と戦争①</a>www.christiantoday.co.…

  • 練馬区立美術館「舟越保武彫刻展―まなざしの向こうに」を訪ねて 信仰と静謐な美

    記事を書きました。この夏、本当にお勧めの展示です。 練馬区立美術館「舟越保武彫刻展―まなざしの向こうに」を訪ねて 信仰と静謐な美www.christiantoday.co.jp

  • 戦争経験者に聞く戦後70年(2):北朝鮮伝道から敗戦、3人の子と逃避行 笠井政子さん(99歳)の「私の出エジプト記」と「100年の信仰」

    戦後70年に当たり、戦争を経験した方々にインタビューしたシリーズの2本目です。 戦争経験者に聞く戦後70年(2) 戦争経験者に聞く戦後70年(2):北朝鮮伝道から敗戦、3人の子と逃避行 笠井政子さんの「私の出エジプト記」と「100年の信仰」www.christiantoday.co.jp

  • 戦後70年 太平洋戦争とキリスト教を考える 執筆記事から 「海軍将校として戦艦「霧島」で戦い、戦後牧師に 後宮俊夫牧師の語るキリストの平和

    戦後70年ということで、キリスト教と戦争についての記事を集中的に書いています。 <a href="http://www.christiantoday.co.jp/articles/16614/20150729/70-years-wwii-1-ushiroku-toshio.htm" data-mce-href="http://www.christiantoday.co.jp/articles/16614/20150729/70-years-wwii-1-ushiroku-toshio.htm">戦争経験者に聞く戦後70年(1):海軍将校として戦艦「霧島」で戦い、戦後牧師に 後宮俊夫牧師が語る「…

  • (取材ノート1)7月15日若松英輔氏講演 (ジュンク堂大阪本店) の書き起こし。

    以下記事を書きました。残念ながら字数の限界がありましたので、以下、記事からこぼれてしまった全文テープからのおこしを添付します。(約1万1千字) <a href="http://www.christiantoday.co.jp/articles/16551/20150723/wakamatsu-eisuke-1.htm" data-mce-href="http://www.christiantoday.co.jp/articles/16551/20150723/wakamatsu-eisuke-1.htm">内村鑑三が訴えた「非戦」の意味を今こそ考えたい 若松英輔氏(1)</a>www.chri…

  • 線遠近法・逆遠近法・中世絵画の見方を通してのJ・ナダルの方法論と黙想と祈り

    “象徴(シンボル)形式”としての遠近法 (ちくま学芸文庫) 作者: エルヴィンパノフスキー,Erwin Panofsky,木田元,川戸れい子,上村清雄 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2009/02 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 25回 この商品を含むブログ (44件) を見る イコンの記号学―中世の絵を読むために 作者: ボリス・ウスペンスキー,北岡誠司 出版社/メーカー: 新時代社 発売日: 1983/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 神を観ることについて 他二篇 (岩波文庫) 作者: ニコラウス・クザーヌス,Nicolaus Cusanus,八巻…

  • エリザベス・キューブラー・ロス『人生は廻る輪のように』から

    人生は廻る輪のように (角川文庫) 作者: エリザベスキューブラー・ロス,Elisabeth K¨ubler‐Ross,上野圭一 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2003/06 メディア: 文庫 購入: 9人 クリック: 24回 この商品を含むブログ (28件) を見る 本書はキューブラー・ロスが71歳のときに出版した、初の自伝である。本書を読むと、ロスの人生に2つの重要な要素が感じられる。(1)時代背景としての20世紀現代史一つは彼女の生きた生涯全体が20世紀の欧米の現代史そのものであると感じられる点である。ロスは第二次世界大戦の戦前期のスイスに生まれ、大戦の難民の看護を経験し大戦後…

  • 色川武大「男の花道」

    色川武大を読んでいる。そういえば、去年のこの時期もそうだった。 文庫本のちくま日本文学全集版。十数編の短編が収められている。 色川武大 (ちくま日本文学 30) 作者: 色川武大 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2008/12/10 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (14件) を見る 色川が、交流のあった棋士の芹沢博文将棋九段への弔辞ともいうべき「男の花道」がよい。 芹沢は奨励会の頃から天才少年として、将来の名人候補とされながら、飲む、打つ、買うの無頼派棋士だったようだ。故藤澤秀行とも気が合ったらしい。しかし、中原、米長と後輩が頭角を現していく中…

  • 山田かん「長崎・詩と詩人たち 反原爆表現の系譜」(汐文社) を読む

    長崎・詩と詩人たち―反原爆表現の系譜 (1984年) 作者: 山田かん 出版社/メーカー: 汐文社 発売日: 1984/11 メディア: ? この商品を含むブログを見る 山田かん(1930~2003)は永井隆のいわゆる「浦上燔祭説」を初めて批判し議論を提起したことで知られている。また、長崎県では、戦後を代表する詩人でもある。そして彼の名がかたられるとき、常につきまとったのが「原爆詩人」と言う言葉でもあった。山田かんも1945年8月9日に長崎で被爆し、その後妹を亡くしている。 山田かんが生涯問い続けたのは以下の文章に全てが言い表されている。 『記憶の固執』山田かん 「長崎の原爆記録をめぐって …

  • 神学部に行きたい奇特な人のための0からの院試対策あるいは神学入門の入門書

    神学校や神学部に行きたいという奇特な人がいたとする。しかし、どんな本を読んだらいいのかわからない。そんな人に参考として基本文献をあげみる。想定としては、社会人入学で神学部を目指す人か、学部で1,2年程度神学をかじって、大学院入学を考えている人のための基礎知識の整理ぐらいを対象とする。(プロテスタント神学部)私の場合は、神学部に行こうと思い始めてから半年程度、週末土日にここにマクグラスシリーズは一通り読んだ程度で、社会人入試は合格し、なんと奨学金をいただいた。 (1)キリスト教超入門 まずははじめに無条件にお勧めなのが、マクグラスの「キリスト教総説」、 アリスター・マクグラスはイギリス聖公会、オ…

  • 内村の『代表的日本人』と新渡戸の『武士道』を読む -武田清子の土着論を通して

    宗教学特殊講義 論題:『代表的日本人』と新渡戸の『武士道』を読み比べる -武田清子の土着論を通して 代表的日本人 (バイリンガル・ブックス) 作者: 内村鑑三,稲盛和夫 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル 発売日: 1999/03 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログを見る 武士道 (講談社バイリンガル・ブックス) 作者: 新渡戸稲造,須知徳平 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル 発売日: 1998/06/10 メディア: ペーパーバック クリック: 35回 この商品を含むブログ (17件) を見る 0 はじめに 本学期にこの授業では内村鑑三の『代表的日本人』を…

  • キリスト教と戦争を考える -長崎の原爆と浦上燔祭論を通して

    歴史神学特殊講義 課題:キリスト教と戦争を考える -長崎の原爆・浦上燔祭説を中心に (1)はじめに 春学期、この授業では、「初期から中世にかけてのキリスト教が戦争をどうみなしていたか」という視点から資料を読んできた。キリスト教史において、戦争や政治との関わりを考える上で決定的なのは、コンスタンティヌスのキリスト教国教化であると私は考える。そして、個別にどのように弁証しようとしても世界史の中で、その名の下に最も多くの血を流してきたのがキリスト教であることは、否定できない。思想として考えてもでも20世紀の共産主義思想に次ぐ、あるいは並ぶものと云えよう。(例えばトマス・アクイナスの正戦論が影響を与え…

  • 特攻兵士の心情とはどのようなものなのか?

    戦場の宗教、軍人の信仰 作者: 石川明人 出版社/メーカー: 八千代出版 発売日: 2013/10/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 修羅の翼―零戦特攻隊員の真情 (光人社NF文庫) 作者: 角田和男 出版社/メーカー: 光人社 発売日: 2008/09 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (2件) を見る 私が興味を持っているのは、戦場における信仰、より絞るならば特攻作戦という極限状況において、「人を殺してはならない」「自死は許されない」クリスチャンがどのような死生観・信仰観を持って最期に臨んだのかということにある。 日本において、キリ…

  • 佐藤優入門(その3) ソビエト連邦の宗教政策とNHKスペシャル「中国激動」中国のキリスト教政策

    さて、佐藤優はソビエト連邦末期において、共産党イデオロギー部への接近を図っている。当時、ソ連における最大の問題は3つあった。いうまでもなく経済と、民族問題、そして宗教政策である。この後者2つを管理していたのが、共産党イデオロギー部である。民族問題の専門家に接近する様子も詳しいがここでは省略し、宗教政策に限る。 (P422) 共産党守旧は官僚のロシア正教に関する関心は、単なる知的好奇心だけでは済まされない。それは政治権力基盤の強化と直結した問題だといえるだろう。共産党はマルクス・レーニン主義イデオロギーに立脚している。そしてマルクス・レーニン主義は科学的無神論を基本原則にしている。科学的無神論を…

  • 佐藤優入門(2)ソ連におけるキリスト教の実態

    自壊する帝国 (新潮文庫) 作者: 佐藤優 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/10/28 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 45回 この商品を含むブログ (64件) を見る 甦る怪物(リヴィアタン)―私のマルクス ロシア篇 作者: 佐藤優 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2009/06 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (18件) を見る (以下引用は「自壊する帝国」が壊、甦る怪物私のマルクスロシア篇が怪と略す) ① モスクワ大学哲学部科学的無神論学科 (付記) 佐藤は1985年外務省専門官(ノンキャリア)として外務省に…

  • 佐藤優入門 (その1) その神学的背景と信仰を概観する

    神学部とは何か (シリーズ神学への船出) 作者: 佐藤優 出版社/メーカー: 新教出版社 発売日: 2009/06/10 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 44回 この商品を含むブログ (17件) を見る 私のマルクス (文春文庫) 作者: 佐藤優 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2010/11/10 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (18件) を見る 最近はさすがに影響力が落ちたようにみえるが(?)2004年に「国家の罠」を出して以来の佐藤優は論壇の寵児だった。週刊金曜日から諸君、桜チャンネルまで。左から右まで横断して活動する書き…

  • 学部日本宗教:史不受不施派の特異性とキリスト教(キリシタン)との接点 85点

    忘れられた殉教者―日蓮宗不受不施派の挑戦 (小学館ライブラリー) 作者: 奈良本辰也,高野澄 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 1993/05 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る 日本宗教史における不受不施派の特異性とキリスト教(キリシタン)との接点 1、日蓮宗不受不施派の特異性 不受不施派とは日蓮宗の一派にあたり、法華信者以外からの布施を受けず、他宗の僧侶に一切布施を行わないとする不受不施を教義とする信仰共同体である。江戸幕府によってキリシタンと共に禁止され、明治の解禁まで約200年間の間、地に潜って秘かに受け継がれてきた信仰である。…

  • 学部旧約概論:旧約聖書の歴史的・批判的研究の概要をまとめ、その現代的意義を述べよ(3000字) 92点

    近代旧約聖書研究史―ヴェルハウゼンから現代まで (1978年) (聖書の研究シリーズ) 作者: R.E.クレメンツ,村岡崇光 出版社/メーカー: 教文館 発売日: 1978/10 メディア: ? この商品を含むブログを見る 1、 旧約の歴史的・批判的研究の概説 ①近世以前の研究史 キリスト教の中で、従来モーセ五書はモーセ自身が書いたものと信じられ、疑問を持つこと自体が「霊感を受けて書かれた誤りなき神の言葉」への冒涜だと考えられてきた。しかし申命記末でモーセの死の記述などから、著者への疑問は早くから教会の中でも当然に気づかれていた。17世紀以降、研究は主にカトリックにおいて自由に進み、ホッブズは…

  • 『井筒俊彦 叡智の哲学』 (若松英輔 慶応大学出版会)

    井筒俊彦―叡知の哲学 作者: 若松英輔 出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会 発売日: 2011/05 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 20回 この商品を含むブログ (8件) を見る ①井筒俊彦を共時的構造化によって描きだそうとした評伝 本書をひとことでいうならば、井筒俊彦という稀代の碩学を“彼が最後にたどり着いた「共時的構造化」の概念によって思想史の中に位置づけようとする試み”と言えるのではないだろうか。 井筒俊彦のいう共時的構造化とは何か?本書の以下の記述がとてもわかりやすい。 (P124) 「世代」という表現が、読者を再び時間的次元に引きずり込むかもしれない。垂直に伸び…

  • ポストモダン神学とは何か? マーク・C・テーラー「ノッツ」「さまよう」を読む。そして井筒俊彦

    さまよう―ポストモダンの非/神学 (SELECTION21) 作者: マークテイラー,井筒豊子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1991/03/26 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る ノッツ nOts―デリダ・荒川修作・マドンナ・免疫学 (叢書・ウニベルシタス) 作者: マーク・C.テイラー,Mark C. Taylor,浅野敏夫 出版社/メーカー: 法政大学出版局 発売日: 1996/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 組織神学の授業で、たまたま誰もやりたがらなかった「ポストモダン神学」を発表し…

  • 内村鑑三『流鼠録』から障害者介護を考えてみる

    内村鑑三の生涯―日本的キリスト教の創造 (PHP文庫) 作者: 小原信 出版社/メーカー: PHP研究所 発売日: 1997/06 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る (1) 内村鑑三を読んでの印象 人は内村鑑三という名前を聞いたとき、どんなイメージを抱くのだろうか。 私の場合、それは、明治のインテリ、不敬事件における不屈の信仰の人、あるいは融通が利かず頑固一徹の人というイメージを持っていた。しかし、春学期の間、実際に文章や詳細な伝記(1)を読むにつれてそのイメージが変わった。意外なほどの人情の厚さや感情の厚みなど人間としての柔らかい情感を何度も感じさせられたので…

  • 『静かなる細き声』(山本七平) あとがきにかえて、から

    静かなる細き声 (山本七平ライブラリー)作者: 山本七平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1997/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る (『静かなる細き声』 P171~182 あとがきにかえて 山本良樹(ドロレス註:山本七平の長男) 父の生涯について考えていると、私の脳裏には旧約聖書に記された一人の預言者 -故国イスラエルに流布した異教神・バアルの預言者達、崇拝者達と戦い。その戦いの故に、バアル信仰に淫したイスラエルの王からも生命を狙われ、荒野に一人落ちのびてゆく、孤高の預言者-エリヤの姿が思い浮かぶ。 愛する故国の民を、外来のバアル信仰による「…

  • 『静かなる細き声』から 奇跡

    静かなる細き声 (山本七平ライブラリー)作者: 山本七平出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1997/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る 『静かなる細き声』 奇跡 (p57~59) 『(前略)』 人間にはみな先入観がありまた人間観・社会観がある。そして、どこかで、「自分の観」という枠外にいる人間はいないと信じ込んでいる。そういう人に本当のことを言うと、相手はそれを頭から嘘だと信じ込む。いまの問題は小さな問題だが、もっと大きな問題もある。たとえば「現代人には神の存在など信じている人間がいるはずがない」と堅く信じている人がいる。この人の前で、「私は神を…

  • 『静かなる細き声』から 道標

    『静かな細き声』 P13~私は時々、至光社の武市さんから聞いたギリシア正教の司祭の言葉を思い出し、今昔を比較して、ある種の疑問を感ずる。それは、ギリシア正教は伝道もせず社会に進出もせず、孤立していったい何をしているのかという問いに答えた言葉である、「道しるべです」と。 言われてみれば西欧の道標は十字架であった。 それは動かずに立ち尽くすことに意味があった。人びとが道標に向かって群れをなして歩いてくることもあるであろうし、去っていくこともあるであろう。頭を下げることもあろうし、石を投げることもあろう。 また見向きもせず横道にそれて行くこともあろう。だが道標は動いてはならない。民衆の中に入り、いっ…

  • 『静かなる細き声』から ~平和ならしむる者~

    静かなる細き声作者: 山本七平出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 1992/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログを見る 引き続き同著を紹介したいが一部引用が難しいので、ほぼ前編を引用する。 (山本七平『静かなる細き声』(文藝春秋) P66~P69 から ) 平和ならしむる者 その人の名は知らない。また生涯二度とその人に会うこともないであろう。またその人がどういう人なのか、簡単に言えば善人なのか悪人なのか私は知らない。 しかしその人のその瞬間の顔を私は終生忘れ得ない。だがそれを聞いたらその人は驚くかもしれない。というのは、その人は、そのときのことをもう忘…

  • 「静かなる細き声」 ~山本七平の信仰~

    山本七平の思想と著書はいまだに古びてはいない、ように思われる。さすがに彼のユダヤ人論は、このボーダーレスの時代には古臭い気がしないでもないが、「日本人は空気と安全はただ、だと思っている」彼の言葉が崩壊したのが、まさに2011年だったのだといえる。そして、「空気の研究」は戦争や官僚、今回の震災でも何度も引用されている。その議論については、何度も様々な人が様々なところで論じているので、立ち入ることは省略する。しかし、この本は多分、日本がある限り引用され続けると思う。 ところで私は個人的に、彼の言論よりも、なぜ彼があの時代に、あそこまで突き放した目で日本の社会を見て、時代を超えて説得力を持つ日本人論…

  • 冷やしブログはじめますた

    ボケ防止

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