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溶井
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住所
世田谷区
出身
アメリカ
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2014/05/11

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  • To early to end

    友人であり、兄のような、いや、本当の家族よりも家族だった、そんな人間が自ら命を経った。 4月末。訃報を受けてから、ずっとどこかで嘘なんじゃないか、本当は生きていて、池袋あたりで偶然出くわして、「おお、久しぶりじゃん」なんてあの抑揚のない特徴的な声で、少し嬉しそうに話しかけてくれるような気がしていた。 先日、その友人(以下Kとする)の追悼イベントがあった。私が写真を撮るようになったきっかけはKのバンドだった。イベントの写真を撮り終えて納品してから、ああこれで本当に終わってしまったのだと、空虚感に襲われている。どうしようもなく、寂しい。会えないことが。会えなかったことが。私や、彼の周りの友人たちで…

  • とにかく今は眠りたい

    忙しい日々が続いている。無関心と嫌いを天秤にかけるのは、あまり良くないと感じる。人の足音に怯える。一挙手一投足がこわい。味方などいないと知る。言っていることはわかるけれど、やっていることはわからない。どうしてわたしを責め立てるのだろう。どうしてと疑問は浮かびつつも、でも、きっとわたしが間違っているのだと思う、父や母からもそう言われ続けてきた、物心ついた頃から言われ続けているんだから、筋金入りの間違い野郎だ。やること為す事間違っているのだろう。正解がわからない。それで合ってるよ、大丈夫だよと言われたくて写真を撮っているような気さえする。純粋に楽しみたい。生とか死とかそういうのが撮りたい、美しさな…

  • High and Dry

    どうしようもない日々が続いている。朝起きる、電車に乗る、仕事へ行く、電車に乗る、帰宅する、夕飯を作り、入浴をし、眠る。ただそれだけの日々で苦しいことはひとつもない。上司は皆穏やかで、人の悪口など一切言わないような人たちだし、仕事の内容もやや単調ではあるが、楽しい。苦しいことはひとつもない。ベタナミンを飲んで、豆を挽き、珈琲をいれ、急足で駅に向かう。朝、通勤ラッシュ後の電車の中から見える中川、陽光が反射して魚鱗を思わせる光を放つ中川、それを見ると、どうしようもなく涙が出てくる。飼い主に連れられ昼の散歩をしている犬、屋根の上で丸くなる猫。流れる車窓から見える景色。私の知らない命が持つ時間が確かに偏…

  • 無題 深夜

    わけもなく、死にたいなどと馬鹿なことを想う夜がある。ブルーライトが目に滲みる。自分が自分でないような感覚。結局また、置いていかれる、最後には一人立ち尽くして、そこにいるのはわたしじゃない。とろとろと眠りかけたノウミソ、流れるアオ、何もできない身体に価値など一つだってない。思考停止は必要ない。ただの重荷、他人の行為を食い尽くす怪獣、懐柔、かいじゅう。死にたい?どうしようもなく。死にたい。息をすることはあまりにも残酷だ。他者を犠牲にしてまで生きる意味はあるのだろうか、あると信じたい。感性だけでは生きてはいけぬ。おやすみなさい

  • 神さまという言葉は喉で行方不明に

    人混みは怖いから、山や海へ行く。人のいないような、山や海。自然との対話は、ただそこにある木々や波を見つめるだけでは成立しない。海の女と、山の男の間に生まれた私は、海でも山でもない、北京という大都会で育った。厳密には数年間をそこで過ごしただけだけれど、子供の頃の数年間、それも思春期となると、私にとっては大きなものだった。山や海は無く、それどころか、子供たちだけで外へ出ることも禁止されていて、小学生だった私たちはタワーマンションの中にある温水プールや公園で遊んでいた。今思うと、遊び盛りにはあまりにも狭い空間だったと思う。タワーマンションには百貨店が併設されていて、その百貨店の中の食品売り場でコカ・…

  • 人々

    あまりに単純で軽率で軽薄で浅薄だし、他人の命なんかどうでもいいんだろうな。誰とでも寝て誰にでもいい顔して病人でありたい同士傷舐め合って、何か作った気になって、汚くて気持ち悪いな。周りに甘えて生きるのは楽しい?せいぜいそこにいればいい。わたしは関わりたくない。

  • 明滅する自由

    この部屋からは星が見えない。口笛。日中は美容院へ行った。秋頃から伸ばしていた髪を短く切って、少し心も軽くなった。五年ほどカットをお願いしていた美容師さん、妊娠したらしく来月で退職してしまうとのこと。お腹の中にもう一人の命が入っているだなんて!神秘的で、奇妙で、少しこわい。美容院を出て、図書館へ向かう。読み終えた本二冊を返却する。今日はそれくらい。帰ってきてしたことといえば、アイスティーを作っておくこと、スープとサラダを作ること、浴室の掃除、水出しコーヒーの準備。それくらい。掃除は控えめ。最近は気力がなく、シャワーで済ませてしまうことが多い。本当は自律神経のためにも、しっかり入浴するのがいいのだ…

  • わずかに有無に渉れば喪身失命せん

    何かを見ようとするたびに、私の脳は故障する。トラックの後ろに乗ってみたい。誰にも使われなくなった線路の上に寝そべってみたい。右、左、右、左、振り子が揺れる。私の鼓動が同期する。右、左、1……2……、右、右、右……。身体の中に臓器が詰まっているだなんて、信じられる?真っ赤?黄色い、オレンジ。あまりに矮小な身体、あまりに希薄な自我。私に自我はある?今夜は曇りだから、ほんの少し調子がいい。悲しい話はせずに眠れそう。どこか遠くへ行きたい。ありきたりで結構。今は何も聴こえない。破裂音に邪魔される心配も、空想の女の子の声も、私を否定する声も、何も聴こえないから、大丈夫、きっとよく眠れる。錆びた日々を何食わ…

  • 夜のふち手を合わせぼくら泣いたりなんかもせず

    あなたのことがわからない。煙が目に染みる。雨音に焦燥感が加速する。何もわからない。どこへいけばいいのか、ここにいてもいいのかも、何も。あなたのことがわからないと言いながら、本当にわからないのは自分のことなのかもしれない。眠ろうとすると、声に邪魔をされて眠れない。酷い幻聴に苛まれ、眠りが浅いまま、朝を迎える。朝が来るのが怖い。明日も明後日も、あなたがこのままだったらどうしよう、と、怯えながら眠るのは、なんて、惨めなのだろう。私に興味のないあなたが怖い。私がおかしいのかもしれないね。私の気が狂っているだけなのかもしれないね。入院しなくちゃならないのは、私の方なんだろう。本当に?私は誰よりも正気だよ…

  • 六月最後の夜に

    疲れが重なっている。右腕が上がらない。早朝に吐き気で目覚めて、それからは一睡もできなかった。 ランプに積もる、埃みたいな日々。窓から微かに入ってくる、冷たい風が心地よい。湿度が高いと自分に黴が生えてしまうのではないかと心配になる。多分まだ大丈夫。しなければならないことが山ほどあるうちは。 この時期はドライボックスの中身が心配で、何度も湿度計を確認してしまう。カメラに黴が生えるのが一番怖い。たまにはフィルムカメラも持ち出して使わないと。やっぱり眠剤を飲んだ後はどうしても文章が支離滅裂になる。うっすらと破裂音もする。どうしようもないのだと思う。声は今日は聞こえない。右腕が痛い。夜眠る前に必ずお香を…

  • 無題のドキュメント

    愛し方がわからない。どうしたってわからない。 眠ろうとすると、老若男女、様々な声がこだまする、うるさくて眠れない。ラボナを二錠飲んだ。流石に眠れると良いのだけれど。今は「なんでも作るのに」と10代前半くらいの、女の子の声がした。なんでも作るんだ。いいな。虹が見える。ひとりぼっちじゃないのにひとりぼっちに感じて どうしようもなく寂しくなるのはどうしてだろう本当は一人でいるのが大好き。君よりも彼よりも誰よりも。吐き気。嘔吐。ああー気持ちが悪い。胸の辺りが渦巻いている。少しだけ、ドキドキする。君が好きだ;誰 :薬が効いてきた。おやすみ 寒い 班たちのカッみゃい反対の寒帯 篝火だ

  • むだい

    ありがたいことに仕事が増えている。 しかしまあ、なんというか私は明るいものを作る人間ではないのだと思う。 ついでに言うとブログに書きたいことだって一つもない。 生産性のない、ただのろくでなしだ。 何者にもなれなかった、私へ。 なんとなくすごすのは楽しいかい? おやすみ。

  • わたし 写真 おやすみ、おやすみ

    写真を撮り始めてから、もう12年以上は経つと思う。父親から不要になったコンデジをもらって、なんとなくシャッターを押していた頃も合わせれば、もう少し長いかもしれない。 わたしはずっと、死に直面した人を撮り続けていたし、わたし自身、やり場のない虚しさや、漠然とした苦しみ、フラストレーションを撮影という行為にぶつけていたのだと思う。今はまあまあ穏やかになって、まあまあ落ち着いて、なんというか、全てにおいて「まあまあ」の生活をしている。だから撮れなくなった、というわけでもないのだけれど。わたしは苦しんで撮ることしか知らないから、時々、どうしようもなく迷ってしまう。穏やかになりつつある自分の生み出すもの…

  • incinerator 1

    人間に対して愛を与えられているかどうかは全く自信がないけれど、今まで一緒に過ごしてきた生き物達のことだけは、愛していた、いや、愛していると、自信を持って言える。2021年2月24日、家族であるフトアゴヒゲトカゲのチョビが永眠した。余りに突然の死だった。いつものように、旦那とわたしが珈琲を飲んでいる間、彼女(チョビは雌のトカゲだった)は窓際で精一杯身体を広げて日光浴をしていた。いつものように、餌を取り出すと走り寄ってきて、強請るようにピンセットの先を見つめていた。いつものように、餌を食べて、いつものように、彼女の定位置であるシェルターの上に戻っていくはずだった。ケージのドアを閉めてから、横で読書…

  • 無明

    朝起きて、コーンフレークにヨーグルトをかけて食べた。今朝は天気がいい。昨晩から、どうしようもない希死念慮に襲われている。御茶ノ水で乗り換え、向かいのホームで電車を待つ間、総武線に飛び込んでやろうかと考えて、何千人にも迷惑を掛けるだなんてと思いとどまった。きっと、私は、私が私の友人と会うことに背徳感を感じているのだと思う。私だけが楽しむなんて狡いんじゃないかとか、帰宅して家事をしながら、いつも、私だけが楽しんでしまってごめんなさい、ごめんなさいと、頭の中で懺悔がリフレインする。私は、あなたのお腹にしゅると入り込んで、一つのニンゲンに成れたらいいと思う。すべてを言葉にするでもなく分かり合いたい。言…

  • 大いなる御手に

    私が私であるということがここまで困難だったか、今はもう覚えていない。単純なこと とても単純なこと、魂?薄っぺらい話ばかりしやがって しんしんともにへたばって、雪がしんしん?語るなよ、おくびょうもの。

  • 息嘯

    自ら拒絶している、様な気がする、全てに於いて。愛されたいだとか、愛したいだとか、痛い話はもうやめにしよう。誰も彼もいつかはいなくなる。生きていれば、誰だって、100%死に至ります、わたしも、あなたも還ります。どこへ?海?宇宙?子宮?そんな馬鹿な話があるか、それが、あるんですよね、5億年過ごしたこと、ある?わたしはある。アカシックレコードだって覗いた。辞書というより、テレビだったね、アレは。同じ光景が何回もループして、全然起き上がれないの。小さい仏さんが行列になってお風呂場に案内してくれんの。クーラーをつけたら負けな気がして、網戸から入り込む少しの風を頼りに夜を過ごしているのだけれど、風と一緒に…

  • 狗子に還って仏性有りや也た無しや

    ヒューヒューと、呼吸の音が耳障り、酷い夢で目を覚まし、嘔吐。指を使わずとももう、吐ける。両親を斧で殺めた、あか、くろ、ドラゴンクエストの勇者?違う、殺人。あの子の命日が近い。共犯か、呼吸は罪か。上も下も右も左もクソも無い。解っていながらも、全く拭えない、昼夜問わずわたしを責め立てるこの劣等感は病気かと思う。わたしがわたしの内に生み出す、得体のしれない、漠然とした・・・・・・。夜道。お地蔵様に会釈をして横切る。「クスノキ。」と小さく声に出す。御神木、この街の。コンビニエンスストアの明るいこと。木から見れば、二十余年の苦悩などちっぽけな物だろう。キッパリと、生きてゆけ。

  • 双亦

    金(ついでに、アルコールなど)というものは、いっさい信じてはならない。得る毎にひどく愚かしい人間になってしまったようであまりいい気がしない上に、それを無くしては生きていけない(今のところは)、そのくせ、使うのも、それはそれで罪悪感に苛まれて、たまらない気持ちになる。苦しめられるばかりで、何にもなりやしない。逃げ出したい。全てはね。繋がっているんだよ。へえ、そうかい、と、煙草に火をつける、駄目だ、駄目だ、これじゃあ駄目だ。何せ、禁煙中だ。そうかい。から、やり直し。へえ、そうかい。で、どう ・・・・・・・・洸介が死んだと聞いた日のことを思い出す、いつもそうだ、十年間、ずっとそうだ、自身の一切を信じ…

  • 「待たない」

    年が明けた。変わったことは一つもない。昨日と変わらない今日の連続。今日と変わらない明日の連続。 冬の空気は当たり前に冷たく、非日常が日常だった頃を思い出したりして、煢然たる気持ちになったりなんかする、けれど、それも毎年の事だ。行き交う人々の吐く白い息が、酔っ払いたちの楽しげな笑声が、雑踏に踏み込めない自分をどうしようもなく責め立てる。駅からの帰路、靴紐を結ぼうと屈んだ時、悴んだ自分の手に漸く冬を感じて、何と無く、手を擦り合わせた。 煙草に火を点ける。「例えば、水溜まりに反射した雨粒が、染み込んで消えるように。」煙草の煙が、目に染みる。「例えば、あの大きな観覧車の行方を、早送りで見ようとしたよう…

  • 秋は燈籠

    秋を感じる事も少ないままに、もう今年も残す所一ヶ月と少し、私は今年、何をしていただろうかと、歪んだノウミソで考えてみるも、何も思いつかなかった。 これまで毎年、夏には写真や作品の展示、或いは小旅行をしていたけれど、それもしていない。多分に、薬を飲んで、どうにかこうにか家と駅前を往復、休日には池や海で少しの釣りをしていた、たったそれだけの一年だった。たったそれだけの、虚しい一年だった。いつの間にか冬から春に、春から夏に、夏から秋に、そして秋から冬になっていた。 印象的だった出来事と言えば、昨年末に音信不通になった友人と連絡が取れて安否の確認が出来た事と、それとーーいや、それくらいだ。 何も思いつ…

  • 斑猫の悪計

    家から駅前まで歩いて15分ほど、仕事以外では滅多に外に出ることはない。駅周りはいつだって酔っ払った若者たちが騒いでいて出向く気にはなれないし、それを除いても、駅前は人で溢れかえっている。人が多い場所は苦手だ、だから私は部屋で蹲る。 断酒を始めてから殆ど人と関わる事も無くなって、それこそ仕事くらいでしか人と関わらなくなって、けれどやっぱり人と関わるのは苦痛で、段々と、恋人すらも、怖くなってきた。彼に悪意なんか微塵も無い。ただ私が自己嫌悪を拗らせて怖い、怖いと宣っているだけだなんて、痛いくらいに、自分でも理解している。勝手な被害妄想に付き合わせていると自覚する度に、申し訳なさで消えてしまいたくなる…

  • まだ夢から覚めない

    大人になったふりをして、絶望をおしこめた箱庭。そこで立ち止まっている理由。 食べ物の話、インテリアの話、傷のない腕の話。あなたとの話は中身がないから退屈しない。観覧車のような世界が、音をたてて空回りしつづける。好きとか嫌いとか、そういう話。大切とか邪魔とか、そういう話。アイロンのように残酷な言葉を投げつける。 誰かに残っているのは、火傷のように変形した正気。 つないだ手を振り回す、そんな心は嫌い。なにもかも、自分が嫌い。好きとか嫌いとか、そういう話。大切でも邪魔とか、そういう話。 花と一緒に、夏まで腐ってしまいそうだね。 私は私である事がひどく恥ずかしい。 全てを捨ててしまいたい、泣きたくなる…

  • しねよくず

    影を探していた。どこへいるのかわからない感覚/繋がっているのに集中できず別れを考えた、寝顔が愛おしくなって、我に帰って、休日はただただ眠り、毎日を過ごしていた。咥え煙草で俯いた時のシルエットがまだ、焼き付いている。 頭の中何度も反芻して浮かべては、ノスタルジアに縛られ柩は繋いでおく約束だったな、だなんてことをぼうっと思い出した。そうしてまた酔っ払ってどうしようもない生活を恨む。 眠る恋人に目をやり少し開いた唇を見つめるとここがどこだかわからなくなって、ああ起こすのは可哀想、一人では泣けないのでスニーカーを履いて外へ出る。ごうごうと鳴る風の音が焦燥感を加速させる。それだけだ 毎日毎日毎日。支離滅…

  • 18歳の頃のメモより

    おもちゃ箱は何時の間にやらガラクタだらけになってしまった様で、大人になるだとか子供だとかはどうでも良くてただただ悲しい、灰まみれになってしまった記憶や、忘れてしまった遊び方 もう少しくらいは煌めきだとかを取り戻せたっていいんじゃないか。 見えない鏡を一拭きしたら映るのは泣き顔か、表情すらも忘れた様な気がする。 足のつかない水溜りに溺れてしまうような不安に駆られたりだとかね。 気づかない振りや、強くなるという名の鈍感も同じで、結局自分自身が傷つかない為の簡易かつ稚拙な自己防衛だよな。 この街に越してきてからもう随分と経ったような気がしている。 ふらりとベランダへ出てキャスターを喫う彼の横、ラッキ…

  • オーバードーズ

    久々に少し多めに薬を飲んで頭がふわふわと揺蕩っている、水の中にいるようなそれは非常に苦しく心地がいい。少しくらいの処方薬じゃ救われないのはいつもの事で、いつになったら救われるのだろうかと、いつになれば終わるのだろうかとずっとずっとまっている。心の問題も頭の問題も生活の問題ももうたくさんだ。 あなたがいるからせめて、せめてもの救いになっているのに追いつめているのは私なんじゃないか。あなたが苦しいのは私と一緒に生活しているからじゃあないのか。そんな思いがぐるぐると頭の中を巡っている。腕を切ってしまいたい。切ったらきっともっと追いつめてしまうだろう。すぐにばれてしまうよね。今日だってかえってきたらき…

  • 海辺のgoodbye

    久々に撮影をしてきた。 薬の副作用は相変わらず酷いものの少し落ち着いてきたような気がしている。 どうにも変わらない日常とは裏腹に、作り出すものは優しさを帯びてきている様な気がしていて正直なところ戸惑っている。

  • 揺蕩う

    一日一日が過ぎていくのが、とても早い。そこにあるようでなにもないよう。淡々と過ぎてゆく日々はどうしようもなく絶望であなたはどうして笑っていられるのだろう。怖いと感じるのはそばにいる人ですらで、ほかの誰かも怖いし街を歩く人々も怖い。薬の副作用で口の中が乾いても薬で落ち着くことはない。歩くのですら困難で手は震える。薬を飲まなくては生きていけない自分を恨む。わたしを信じてるよっていってくれる人に猜疑心を抱いてしまうなんて最低だ。東京に来てからもう随分経った。今日も生きるのがとても億劫で、ただ少しの幸せを感じていているうちに死にたいだなんて考えている。

  • 生活について

    薬の種類がまた一つ、増えてしまった。 飲酒を止めてからもう既に7日が経ったらしい。飲酒欲求はもう既に皆無に等しくなっている。 仕事は三週間程休みを貰い、今は地に足の着いていないような、揺蕩うばかりの生活をしている、生きているのか死んでいるのかも分からないけれど、多分に生きているのだと思う。創作活動をしないということは非常に重荷であるけれど、かといって何かを作る気力すら生まれない。どうせ生み出すものなんて需要の無いものだ、自己満足に過ぎないという事をしってしまったからか、これも病気の所為なのか。何も分からないまま、何をする事もないままに淡々と日々は過ぎていく。 そんな自分自身を惨めだと思う事も多…

  • 手紙

    彼は恋に盲いる先に孤独に盲いている。だから恋に盲いることなど、できやしない。彼のような魂の孤独な人は人生を観念の上で見ており、自分の今いる現実すらも、観念的にしか把握できず、私を愛しながらも、私でなく、何か最愛の女、そういう観念を立てて、それから私を現実をとらえている。少し明るくなった頃、顔を近づけてキスをすると少し目を開けて、首元に両腕を伸ばしてきて頭を撫ぜて、直ぐにまた寝息を立てて揺蕩う彼を、私が安心させてあげたいと、ふと思う。右手であなたを撫ぜて左手は壊すために、全てを赦して捧げてしまいたい位に愛おしくなる夜もある。軽率な言葉なんかじゃなく、ただふっと其処に在りたい。

  • 青猫

    大切な物は片手で数えられる程しか持っていないのに、余計な物や事ばかりが頭の中に流れ込んでくる為とうの昔に頭中は浸食され 何も考えられなくなってしまった様で。焦燥感に苛まれたのなら、指先で何度も読み返した本の文字や写真を一つ一つ摘んでいる。 美しいだなんてどうして思えるのだろうか。日々を辿って行く上で美しさを感じられる物は少なからずある。けれどそんなのも虚構だろ。いつか、本当に美しいと思える物に出会うことは出来るのだろうか。どうしたって今じゃない、いつかなのは分かっている。 見えない先が堪らなく怖い。無い物強請りばかり、求めるのならそれなりの覚悟は必要だとそれ位は理解している。しかしそれならば、…

  • うお座の子

    興味の無い事が7割と、後の3割は知りたくもない事で、括って嫌いや苦手にしてしまうのは、勿体無い事だと笑われるのだろうか。触れるのが億劫になるのは決まって同じ時でそうなってしまえば全てを諦めるに他ならない。無理に手を伸ばせば自身が剥がれ落ちてしまう事くらいは随分と昔に知った筈。記憶喪失になったふりをして、閉じ込めてきた。何時までもそうしているだけで、世界が何時の間に真っ白な雪に覆われたのかも分からない侭に 時間だけを食べて生きてきた。白い身体の中にいた。裏返すことの出来ない嘘/長い退屈/不透明で不安定な生活ですら、愛するべき物だと思えるだ何て、絶望でしょう、信じられないし怖くて、誰より怖くて、怖…

  • 嗚咽と朝霧

    頭では分かっていても心がついていかない事が余りに多すぎる、それを病気の所為だなんて言ってられないな。 変わりえぬ日々に鬱屈とした侭に蹲っていたって何も解決はしない 時間ばかりを食べ尽くしてしまう。 夜になれば静けさに嗚咽、朝霧に隠されるのは千切れた紙切れ、一つ二つ三つ、青い錠剤並べて眠る、噛み砕いてしまったのなら、不安定に沈むのみ。 何でもいい、もう私は息が詰まってしまったから "早くに終わらせてくれ"、それは、変化も面白みも無く淡々とした 一人間の物語の終わりを思い浮かべる度に、せめての希望として願う唯一なのだろう。 中途半端な幸福と欲求で今日も矛盾を撫ぜては嘆くのみ、最低だ。最低だよ。 生…

  • helpless

    また少し、久々の更新となってしまった。 クリスマスもクリスマスイブも特にこれと言って目立った事はなく、普通の恋人と私の「生活」に過ぎなかった。寝顔を肴に酒を飲んでいる今は、どうしようもない気持ちで感情が破裂してしまいそうだ。甲類の酒を割って飲むのももう飽きた。しかし何と言っても金が掛からない。金が掛からない分、他のものに投資出来る。ああどうしてこうなってしまったのだろう。何処で間違えてしまったのだろう。発達障害って何だよ。ふざけるなよ。ああもう全てを投げ出したい気持ちで、ああもう、せめて涙を拭ってくれ。 叩かれるのは構わない。嫌われるのは怖い。好きになってくれとは言わないから、せめて嫌いになら…

  • 言葉のもどかしさ

    閉じる日が続いていく。嫌われることが怖くて泣く。掌の隙間から砂が零れ落ちて行くように何もが無くなっていくのを感じている。ごめんなさい、嫌わらないで、と思っても伝えられるのは「ごめんね」だけだ。首筋に痕を付ければ相手を所有物にして仕舞った様で、また少し、申し訳ない気持ちに成った。 「好き」という言葉はよくわからない。今まで伝えてこなかったこの言葉を今の恋人には手渡している。「好き」には色々な意味を込めていて、どうしても、伝えようとすると長くなる為に「好き」という言葉を使ってしまう。抱きしめたい、一緒にいてくれてありがとう、暖かいです、心地よいです、全てを受け入れたい、そんな気持ち達を込めてどうに…

  • 声を使わないという事

    起床したら既に22時をまわっていた。タイトルは関係ない。 少しの焦りを覚えながら、ほんの少し、ジャスミン茶を甲類焼酎で割りながら、写真の編集作業などをしていた。ああ毎日が過ぎるのはとても早いな。 朦朧とした頭で考える事は下らない事ばかりだ。 どうして笑っていられるのだろう。 どうして平気で過ごしていられるのだろう。 そう思うけれど、思ったところで、腹の中は皆同じなのだ。どうしようもなく、絶望だな。 人が好きで嫌いで寂しいだけだから、ほんの少しでも構って欲しいだけだ。 煙草の煙は余りに目に染みすぎる。 朝が今日も来てしまって外は明るくて悲しい気持ちになるのももう終わりにして欲しい、どうか、と祈る…

  • 春になったら旅行をしよう

    泥の様に一日中眠っていた。 昨晩の酒はすっかり抜けていて、身体の怠さは感じていない。 一日分の薬はもう飲み終わった。ここ二ヶ月程の間に処方され始めたストラテラはしっかり効いているらしく、ほんの少し頭がはっきりし、健忘も少しは症状改善してきている。 日々起きる愛しいと思う瞬間も、嬉しいと感じる事も、苛立ってしまう事すら忘れていくのはとても悲しい事で、やっぱり忘れたくないな、せめてもの足掻きというか、写真に残してみたってそれはほんの些細な情報であって全てではない。忘れていっていって仕舞うのは仕様がない事だけれど、どうにか覚えていたいと感じている。 今日は酒もあまり飲んでいない。最近は節約の為に甲類…

  • ストラテラ、レキソタン、ハルシオン

    毎週水曜日に働いていたバーの最終日だった。この場所で出会った沢山の人達が来てくれた事や辞める事に感極まって思わず泣いてしまった。 先日処方されたひと月分の薬を受け取ったのだけれど、7年程の付き合いになる薬達も随分減ったとはいえこんなに多いのかと、受け取った薬達を目にして、矢張り、少しだけ、項垂れた。 薬があるから生きていける。それでも人並みの生活をすることは困難で、どうにか抜け出したい、抜け出せない。 酒はここ数ヶ月量を減らしてはいるけれど変わらず毎日呑むし、それがあって漸く人と話せる様になる。どうすれば良いのだろうか。少しずつ減酒はしている、恋人もそれを手伝ってくれている。 不安定な私の精神…

  • 生活・共有・猜疑

    誰かと生活を共有する事や、其処彼処に自分以外の匂いを感じる事はとても新鮮な感覚で、精神の共有だとか思考の違いだとか、「求めていたはずのもの」さえ微睡んでしまう程に、揺らいでいる。 「おかえり」や「ただいま」が有る事さえ、当たり前に感じる様になってしまった。 今は安定剤をツマミに酒を煽っているが、そんなのももう当たり前で、こうして段々と退屈と慣れに塗れてしまうのだろうかと考えると時折無性に泣きたくなってしまったり、どうにか隣人には思い遣りと気遣いを忘れないでいたいと思ってはいるが、それすら分からなくなってしまったりする。 それでも赦してくれる人はいつか、自分自身が穴の開いた水槽に水を注ぎ続けてい…

  • あっそ

    一日一日が過ぎていくのが、とても早い。其処に在る様で何も無い。怖いと感じるのは側に居る人ですらそうで、他社は存分に怖いし街を歩く人々も怖い。薬の副作用で口の中が乾いても薬で落ち着くことはない。薬を飲まなくては生きていけないんだろうか。 私を信じていると言ってくれる人に猜疑心を抱いてしまうなんて最低だな。 暗い夜も眩しい朝もいずれ消えてしまうから安心して欲しい。助けるから救って欲しい自分でどうにかするしかないよね。ずるいよね。 全ての事象は相対的な物で、どうでもいい筈なのにどうしたって苦しくて、その癖「今日より明日が素晴らしくあれ」なんて手放しで願ったりしてしまう自分の狡さに溜め息ばかり。 あ…

  • 振り切れないことや振り切りたいこと

    ふとした時に一人を思うさみしさと溺れるようなその焦燥感 話もせずただそこにいるその背中燻らす煙に見とれるばかりで 共有したいと伝えてみれば呆れるほどに大きな白色の空みあげ 拭いたいのはかなしみでもなく過去でもなく猜疑心と雨の降る夜 ひつじをかぞえる一匹二匹温もりさえあれば必要のない咒 ごめんねとありがとうを繰り返すばかりだ。少しでも、幸せであるように。笑ってしまうような瞬間をうまく捕まえることができるように。ほんの少しだけのあたたかさでも確かなものであるように。

  • You're my diva

    「酒を飲めば好きだと伝えるのは容易だけれど素面じゃあ言えないな、好きか嫌いかじゃなくて一緒にいるんだから嫌いじゃない、ただ、嫌いになるまでここにいてくれとそれだけのこと」 君は可愛い人だ。愛なんて結局ね。必要とされていないことに怯えることも自己嫌悪することも殆どなくなったのに、本当贅沢だよな。 人の心ってのはある程度は想定できる、かもしれないけれど、結局のところ的確に把握できるのは目の前の事象だけであって、そこを掻い摘んで言葉や行動を通して互いに理解していくしかない。困難だ。 「好き」だなんてそういえばあの子には一度も言った事が無かった。 軽率だと感じていたし 否定されることが怖かった。 私に…

  • 傷つけ合うくらいなら

    自ら破いたルーズリーフを一枚一枚かき集めるような毎日。おもいだしたりおもいをつたえたり。 遅すぎるなんてことはきっとなくて、具体的、にはいえない、とてもじゃないけど言葉にできない気持ちがあって、ただそれが温かくて仕方ない、抱きしめたい。 抱きしめて伝わるかはわからないけど、くだらないこんな場所でも分かり合えたらそれはとっても素敵なことだと思う。 そばにいる人の寂しさを埋め尽くしたい。綺麗事でもなんでもなく。 月並みな言葉だけど、たぶんこれは「好き」ってやつだ。少し照れ臭くって、安心する。不思議な感じ。 手を鳴らすだけでこっちだよ、って曲がり角をこなしていける気さえする。 頬と頬を合わせておもう…

  • おやすみ

    ちょっとした仕草や一言に救われると言うことが最近は多くて、もう一度くらいなら繰り返してもいいかなという気持ちになっている。言葉はいつも難しくて儚くてすぐに消えてしまうからその時その時の情景をずっと残しておきたい。 あたたかいと感じられるのは久々で、すこしずつでも猜疑心を取っ払っていけたらいい。(いちいち、嘘だろって、きりが無いなそんなのは。) 最後にはどんなかたちであれ別れは訪れるけれどそれに怯えなくなれたのならすこしは生きやすくなるのだろうな。 私が惹かれる人々はどこか物悲しさを背負っていてそれはどうしたって私には拭えない、所詮は他人だから気にすることもないのだけれどやっぱり気になってしまう…

  • ころすということ

    心の問題はとてもむずかしい。感情や心をうまく動かすことができないなんて当たり前だけど、普通の人以上にそれが苦手だ、きっと。 誰かが近くにいることはとても怖くてしょうがない。嬉しくてしょうがない。難しい。矛盾だらけの思考ぶら下げてなにやってるんだかって俯瞰する、よくないのはわかってる。はっきりしないことが苦手だ。はっきりさせるのが苦手だ。矛盾だらけなことにはもうとっくに気づいている、自分のことが嫌いでしょうがない、自分が可愛くってしょうがない。 きやすめでしょ。

  • これ書いたことも明日には

    誰かに赦されることはとても怖い。みんなどうしてそんなに優しいのだろう。右腕が痺れている。ウイスキーを二杯と缶ビールを三本飲んだ。薬を飲んでも眠くならず。またウイスキーを流し込む。てんで駄目だ。誰かを不快にさせるのが苦手なのは臆病だからかもしれないな。誰かと一緒にいるのが不得意なのもきっと、臆病だからだろう。誰かと一緒にいたい気持ちは大きいのに距離がはかれずごめんねごめんねと謝りたくなる。わたしは何にそこまで怯えているのだろう。会いたい人に会った時くらい笑いたい、好きな人と話している時くらい楽しみたいのだけど、いや、楽しめてないわけじゃなくって、楽しい反面常にどこかで怯えていると言うか、けれど、…

  • タイトルはありません?

    布団とお酒だいすきだけど誰かと寝る方が好きだし誰かと飲む方がたのしい。 この人はこういう人、あの人はああいう人で済ませられないくせに天邪鬼だからめんどくさいんだよな自分。 頭の悪いフリだけしていつかてめーらの足元すくうために、常に探ってるよ、ってそんなのいつの間にか無駄で無意味なものになって自分が一番馬鹿になって気づいたら一番下に取り残されてた。 どこに行けばいいのか何に包まれれば満足するのか。

  • せいぜい呼吸してろ

    最近はなにもない日々を過ごしている様で、色々と今までとは変わった、節目になるような出来事がとても多い。たとえば新しいバンドを始めてみたり、その中で今までとは違う楽器に触れるだとか、あとは、そうだな、仕事を変えざるを得ないことだとか。 仕事に関してはマスターとのトラブルが一番の原因で、どうしてももう、続けることは出来ないんじゃないかなと。とても好きな仕事だったし、悲しいような気もしている。色々な仕事をしてきたけれど、やめる時点で仕事に思い入れがあるのは今回だけだ。たまには仕事をしないでゆっくりしてもいいんじゃない?とは言われるけれど、いいものじゃない。焦燥感だけが追いかけてくる。働かなくちゃ生き…

  • グッドバイ

    最近は眠る前に一缶、このくらいの時間にビールを1〜3本飲むのが常である。どうしようもない日常は続いてしまう。踏切で、線路を覗き込む。いつでも死ねるという安心がわたしを生かす。「死ぬという選択をできること」は全ての人に与えられた希望なのではないか。人生はゲームか? 違う。社会的地位を得ればいいのか? そうは思わない。自分が生きる、ほんの短い数十年でいかに思考し、「答え」を出せるかを重きに置くべきなのではないか。誰に嫌われても、蔑まれても、笑われても、なにもないふりをして頭の中で考えを巡らせ続けること。決して恥ずかしいことではないと思う。最悪な日常にピリオドを打つのはもう少し先にしないか。

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