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  • なろうへのリンク(誰か読みに来てください)

    なろうで小説をアップするようになったんですが。あまりに読んでくれないし、反応もないのでさみしいです。誰か見に来てくれないでしょうか。ということでお願いです。(両方とも『小説家になろう』へのリンクです) 彼女と刑事の除霊事件簿 上記の続きが 彼女と刑事の

  • 俺と除霊とブラックバイト(142)

    しばらくすると、声が聞こえてきた。「放せよ、引っ張るなよ」 松岡さんが手首をつかんで歩くのを、抵抗するように突っかかりながら歩いてくる。 ショートボブに、ビビッドな口紅。白黒画像ではっきりとは分からなかったが、間違いない。さっき教室であった 娘(こ)だ。

  • 俺と除霊とブラックバイト(141)

    「だ、か、らぁ〜 そういうのが、セクハラだって言ってんだろ!」「……」 冴島さんが俺の背後に回った。 俺の肩、腕を触って上下させる。「ピンポイントに集中させたければ、指を伸ばしてその先端から。広範囲に広げたければ拳全体から。そういう使い分けも出来るように

  • 俺と除霊とブラックバイト(140)

    「燃えていた、と聞いて安心したけど、燃えてないんならかなりヤバかったわ。まさか成長するのを作っちゃうとはね。つーかさ、普通式神生きてるなら、作り出した本人が何か感じてもよさそうだけど?」 俺は首を振った。 本当に何も感じなかった。本当なら畑を進んで行って

  • 俺と除霊とブラックバイト(139)

    通話を切ると、広げていた教科書とノートをしまって席を立った。「ちょっと!」 俺は呼び止められて、振り返った。 やけに濃いメイクの女子だった。おかっぱ頭というぐらいのショートボブ。ビビッドな口紅に強い色のアイシャドー。大学でよく見かける娘(こ)だが、知り合

  • 俺と除霊とブラックバイト(138)

    と店長の声がした、と思ったら店長は店の奥へ引っ込んでしまう。 『やっこさん』の頭のような部分が、ぱっくりと割れた。「くち?」 上村さんを食べよう、いや、飲み込もうというのだろうか。「もう一回!」 俺はもう一度、手で銃のような形をつくって、霊弾を打つ準備

  • 俺と除霊とブラックバイト(137)

    女性は誰に向かってか、言った。「あの、外、外に大きな『やっこさん』が」 『やっこさん』という言葉が、すんなり頭の中で映像に構築されなかった。 レジに隠れて、スマフォで『やっこさん』を検索する。『やっこさん』というのは『奴』つまり江戸時代の武家の中間(ちゅ

  • 俺と除霊とブラックバイト(136)

    「……」 俺は店長から箒とチリトリを手渡され、駐車場の掃除を行った。 不良のような連中が溜まる場所は決まっている。食べかすも落ちているし、紙くずも散らかっていた。 俺は箒でそれらを履いていると、不思議なことに気付いた。「あれ、渦を巻く……」 掃いたポテチ

  • 俺と除霊とブラックバイト(135)

    「お待ちのかたどうぞ」 そう言って、次々に会計をしていく。 コーラ、缶コーヒー、ポテチ…… 本当に統一性はなく、金額も大したものはなかった。しかし全員が購入し、また外の駐車場へと戻っていく。一人座り、二人座り…… かかとをべったりと付けて。 俺は店内の客

  • 俺と除霊とブラックバイト(134)

    「かげやま、さん?」 俺の名札を読んだらしい。「はい」「どこかでお会いしましたか?」 俺は首をかしげながら言った。「そういうことはないと思います。強いて言えば私がバイトを終えて帰る時にすれ違ったことが1回」 女性は一点の曇りもない笑顔を見せた。「そう、そ

  • 俺と除霊とブラックバイト(133)

    「バイト中に怪我をされたら、私が困るんだよ。まったく」「すみません」 単純に、俺のことを心配しているのではないことを知り、ここのバイトが単純なものではなくてそれなりにブラックだったことを改めて思い出した。 それでも店長の位置を確認しながら、外の連中を見て

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