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2020年12月5日、6日にかけて、いよいよはやぶさ2が地球に帰還する。正確にいうと、リュウグウの砂を採取したカプセルが地球に戻ってくる。 はやぶさ2地球帰還スケジュール 図.はやぶさ2地球帰還スケジュール(クレジット:JAXA) はやぶさ2の公式twitterによると帰還日程は以下の通り。・12月5日(土)14時~15時頃 カプセル分離・12月5日(土)15時~17時頃 探査機地球圏離脱軌道変更・12月6日(日) 2時~ 3時頃 カプセル着地 はやぶさ2公式twitterは↓ https://twitter.com/haya2_jaxa/status/1330481033347784704 …
はやぶさ2の地球帰還は12月予定。今年最後の宇宙関連大イベントがやってくる。
はやぶさ2が地球に帰還する日が決まりましたね。ここでも書こうと思っているうちに時が過ぎてしまい、すっかりタイミングを逃してしまいました。しかしながら、わくわくするニュースなので書いておきます。帰還予定日は2020年12月6日とのこと。日本時間だとすると、この日は日曜日になりますね。リアルタイムに見たいものです。カプセルはオーストラリアのウーメラ砂漠に着地するとのこと。前回の初代はやぶさの時は、はやぶさ本体も地球大気圏に突入し、燃え尽きた。(このブログでもその事に少し触れた記事があります。) はやぶさ2(その3) - 宇宙や生命について考えたことを書いてみる 地球帰還に向けたスケジュールは以下の…
1か月ほど前のニュースになるが、UFOに関して重大なニュースがあった。アメリカ国防総省がUFO(未確認飛行物体)の動画を正式に公開したのだ。(関連リンクは本ブログの最後にまとめておきます。) これはかなり衝撃的である。UFOや宇宙人に関するものは、国が何かを知っていても隠している、というのがありがちな議論で、これを公に認めてしまうというのは驚きに値する。その中身だが、米海軍が過去に撮影したUFO(未確認飛行物体)の動画を3本公開する、というものだ。あくまでも、過去に米海軍が撮影したもので、それを改めて正式に撮影したものだと認めた上で、"unidentified"(正体不明)として分類する、とい…
連日、話題が新型コロナ一色ですね。みなさん、お変わりなく過ごされていますでしょうか。さて、新型コロナの状況だが、日本の感染者数もまだまだ増えているし、世界全体でも増えている。 まずは、正しくて、かつリアルタイムな情報を得る必要がある。例えば、iPS細胞でノーベル賞を取られた山中先生が自身のHPを立ち上げている。↓ご本人が強い危機感を感じて個人として発信している。組織や立場は関係ないと注意書きされている。ここから、山中先生が有用と思われるページへのリンクを張っているので、これも参考になる。 www.covid19-yamanaka.com 新型コロナは、僕ら人類の生活や働き方を一変させた。僕自身…
ブラックホールについての解明が進んでいる。 まずはこれでしょう。 ブラックホールの直接観測 (画像)銀河M87中心の超大質量ブラックホールシャドウ (出展:EHT Collaboration) (引用元: https://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html ) 今年(2019年)4月にブラックホールが直接観測されたと発表された。えっ、そもそもブラックホールって写真撮れるの?と思ったが、実際の画像を見て納得した。この辺りの解説をしたいわけではないので、他の方が分かりやすく書かれている記事等を参照下さい。 次はこれ。 ブラックホールの…
初代はやぶさが持ち帰ったサンプルから水の痕跡が見つかったというニュースが少し前にあった。今現役で動いているはやぶさ2ではなくて、「初代」はやぶさの方である。初代はやぶさの地球帰還は2010年6月13日のことである。今からもう9年近く前のことである。あの時は、地球に無事戻ってきたこと自体が奇跡的で大きな話題になった。その奇跡的に帰還したはやぶさが持ち帰った小惑星イトカワの微粒子サンプル。カプセルを開けた時は何も無いように見えたが、その後の調査で小さい微粒子が1500個近く見つかった。その一つ一つは髪の毛の直径より小さいという。その中に水があった痕跡だと考えられる含水鉱物があった。 (写真)イトカ…
はやぶさ2が来週2/21(木)から2/22(金)朝にかけていよいよタッチダウンを行うこととなった。正確なスケジュール(予定)はこちら。 (引用元:2019年2月6日JAXAプレス資料より抜粋)元ファイルリンク↓ 資料 楽しむ JAXA はやぶさ2プロジェクト これによると、日本時間で2/21(木)8:32より降下を開始し、ほぼ1日かけてリュウグウ地表まで降下、最終的にタッチダウンを行うのは、2/22(金)8:15となっている。 タッチダウン場所はL08-E1と付けられた場所で、既に投下済のターゲットマーカーの近くだということだ。 (引用元:2019年2月6日JAXAプレス資料より抜粋)…
前回に引き続き、面白い形の天体を見ていこうと思う。 前回記事はこちら↓ sohsan.hatenablog.com まずは数年前に話題になったあの彗星です。 図4.チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(引用元:ESA/Rosetta/NAVCAM -CC BY-SA IGO 3.0) 図5.フィラエが撮影したロゼッタの太陽光パネルと16km先のチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(引用元:ESA/Rosetta/Philae/CIVA) 図6.チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星のサイズ(引用元:ESA/Rosetta/NAVCAM; Dimensions: ESA/Rosetta/MPS for OSIRIS…
皆さま、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 さて、新年早々、NASAから面白いニュースがあった。探査機ニューホライズンズによってある天体が観測された。それがこちら。 図1.Ultima Thule(ウルティマ・トゥーレ)(引用元:NASA/JHUAPL/SwRI) 図2.ウルティマ・トゥーレ(引用元:NASA/JHUAPL/SwRI/Sketch courtesy James Tuttle Keane) 面白い形をしてますね。2つの小さな塊が接触してできたもので、「コンタクト・バイナリー(接触連星)」というそうです。長辺の長さは約32km。星ができる際の初期段…
先日、はやぶさ2から投下された小型ローバー(MINERVA-Ⅱ1)が無事にRyuguに着地した。世界初の小惑星表面からの画像はこちら。 (引用元:JAXA)躍動感あふれる写真ですね。凄いの一言です。なぜこのような写真となるかというと、この小型ローバーはジャンプ(ホッピング)しながらRyuguの上を移動するからである。バッタのようなイメージでしょうか。1回のホップで空中に飛び上がってから着地するまでに最大15分間ほど滞空し、水平方向に最大15mほど移動するとのことなので、バッタより滞空時間は長いですね。Ryuguの重力が小さいので滞空時間や移動距離も大きくなるのでしょう。MINERVA-Ⅱ1紹介…
はやぶさ2が2018年6月27日、無事にリュウグウに到着した。一介の宇宙好きとして嬉しいニュースをありがとうございます。お祝い申し上げます。面白かったのは、その形で、結構話題になっているようだ。コマ型、そろばんの玉、ピラミッドを二つ合わせた形、蛍石などなど、色々な物に例えられている。実際の形はこちら。 写真.はやぶさ2が距離約20kmから撮影したリュウグウ (JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研) なぜこんな形になったのだろうか。どうやらリュウグウ自身の自転によって赤道付近にレゴリスが集まったのではないかと言われている。リュウグウの直径は…
はやぶさ2の目的地小惑星Ryuguが見えてきた。早ければ来月にも到着!
■はやぶさ2の現在注目している事の一つであるはやぶさ2にこんなニュースがあった。 はやぶさ2のニュース(ITmedia)↓ 「はやぶさ2」小惑星撮影に成功 エンジン好調で2カ月後にも到着へ (1/3) - ITmedia NEWS はやぶさ2のニュース(JAXAプレスリリース)↓ www.jaxa.jp はやぶさ2は順調に航行しているようで、目的地である小惑星Ryugu(りゅうぐう)の直接撮影に成功した。おめでとう!「はや2」。現在は、地球軌道からRyuguの軌道に移るtransferフェーズということだ。 ■はやぶさ2の目的は?直接的な目的としては、先の「はやぶさ」と同じで小惑星の一部を持っ…
■「生物」とは何か。「生物」とは何かを考えてみた。ちなみに「生命」ではない。「生物」と「生命」の違いについては今回のポイントではないのでまたの機会にでも。今回は「生物」の定義についてである。生物の定義について昔教わったかもしれないが、すっかり忘れているのと、ひと昔前なのでその間に新たな発見があり定義も変わっているかもしれないので、色々調べてみた。すると、現在では以下の4つを定義として上げているところが多いようである。 1.外部との明確な境界があること・・・(細胞)2.外部から物質を取り入れ内部で化学反応を行うこと・・・(代謝)3.自己複製すること・・・(遺伝子、遺伝情報)4.自身の内部の環境を…
改めて地球外文明数について少し考えてみた。過去にドレイクの方程式について書いたブログはこちら。以下は上記ブログからの抜粋になる。 ドレイクの方程式は、単純な掛け算で表される。少しパラメータの数が多いだけだ。様々なパラメータを掛け合わせることで、最終的に、銀河系に存在する通信可能な地球外文明の数(N)が求められる。 ドレイクの方程式 N :我々の銀河系に存在する通信可能な地球外文明の数R* :我々の銀河系で恒星が形成される速さ(銀河系内で年間当たりに発生する星の数)fp :惑星系を有する恒星の割合ne :ひとつの恒星系で生命の存在が可能となる範囲にある惑星の平均数fl :上記の惑星で生命が実際に…
第5回将棋電王トーナメント(2017年11月11-12日開催予定)が始まる前に、改めて今年開催された第27回世界コンピュータ将棋選手権(2017年5月3-5日)を見てみた。優勝ソフトがどうなったかの結果については既に知っていたので、優勝が決まった事実上の決勝戦(Ponanza Chainer(※1) VS elmo(※2))を見てみたかったからだ。 AI同士の将棋は究極の棋譜に近づいているのは間違いないと確信した。駒がぶつかっての中盤以降、解説のプロ棋士の方も驚くような手を両者とも繰り出していた。例えば、角を一番隅に打つ(効きが少なくなるので普通はあえて打たない)、駒損を覚悟で角を切る、駒得に…
地球の生命の始まりについて考えてみる~宇宙・生命定番の疑問シリーズ~
宇宙や生命の定番の疑問の一つに次のものがある。「地球上の生命はどうやって生まれたのか。」数年前こんなニュースがあった。2013年11月、何も無かった海面に海底火山の噴火により突如新しい島ができたというものでる。小笠原諸島で噴火が起こり溶岩流が噴出してそれが固まり島となったものが西之島新島である。この島に生命はいるのか。噴火でできた無人島には生命はいない。しかし、これは島ができて始めの頃の話である。生命のいなかった島にも時と共に草や木、動物や昆虫もいるようになる。これらの生命はどこからきたのか。実は島の周りから生命がやってくるのである。海流によって流れてきた流木や流木の中に産み付けられた昆虫の卵…
土星探査機カッシーニが最後のミッションに入っている。カッシーニは、1997年に打ち上げられ、これまでに数多の土星やその衛星の写真を送ってきた。20年間稼働してきてきたカッシーニだが、ついに2017年9月15日、土星大気圏にダイブしてその使命を終える予定だ。 写真.土星の輪をくぐりこれまでで最も近い位置から撮影した土星(引用元:NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute)今後もカッシーニは何度も土星と土星の輪の間をくぐるそうです。どんな写真が送られてくるのか楽しみです。 写真.土星の北極(引用元:NASA/JPL-Caltech/Space Science …
NASAが緊急発表。39光年先に地球に似た7つの惑星を発見!
先日(2017年2月23日)、NASAが緊急発表しましたね。NASAは太陽系から39光年離れたところに地球に似た7つの惑星を見つけた。トラピスト-1(TRAPPIST-1)と名付けられている。 ニュースは例えばこちら natgeo.nikkeibp.co.jp 本家NASAの発表はこちら www.nasa.gov www.nasa.gov 7つの惑星は地球に良く似ていて、そのうち3つはハビタブルゾーンにある。過去にハビタブルゾーンについて書いたブログはこちら sohsan.hatenablog.comハビタブルゾーンにある惑星は、水が液体で存在している。つまり、海がある訳で、生命誕生の条件を満…
「時間とは何か」これもまた宇宙を語る時によく出てくる疑問の一つである。考えても考えても答えは出ない。しかし、分かっていることからいろいろ想像することはできる。■相対性理論相対性理論によると時間は伸び縮みするものである。この辺りを書き出すとどんどん専門的になっていくので割愛するが、とにかく光速に近づけば近づくほど、時間は相対的にゆっくり流れることになる。(ちなみに、僕のような素人には、次のNewton別冊とかが分かりやすい。) Newton いますぐわかる! E=mc2 作者: 科学雑誌Newton 出版社/メーカー: 株式会社ニュートンプレス 発売日: 2015/08/24 メディア: Kin…
人工知能(AI)のトリセツ(昨今の将棋界におけるある出来事から思うこと)(2)
前回は、AIに求めるもの求めないものについて書いた。前回ブログはこちら↓ 人工知能(AI)のトリセツ(昨今の将棋界におけるある出来事から思うこと)(1) - 宇宙や生命について考えたことを書いてみる 今回は、少し冷静になって、AIと人間の関係を整理してみたい。■AIと人間の理想的な関係を考える前にそれでは、AIとの理想的な関係とはどんなものなのか。すぐには答えはでない。分野ごとにAIの使い方は異なるし、一律に語るのは難しい。なので、分野ごとに状況を語れるような基準を考えてみた。1.AIに全ておまかせ(100%)2.AIにほぼおまかせ。ほとんどAIにおまかせするが、チェックや補正は人間が行う(8…
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