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旅の思い出、音楽、母親の認知症、自分の鬱病の他、日々の由無し事を書き綴った、50過ぎのオヤジの戯言

始めたばかりのブログです。50を過ぎても不惑には至らず、惑いまくるオヤジのタワゴト。何でもありのジャンルレス。初めて読まれる方は、先ずは「旅の記憶」からどうぞ。

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2014/04/08

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  • 新しい命の季節

    昨年、我家の庭で育ったと思われるアシナガバチの「新女王蜂」が、今年初めて我家の庭に姿を現したのは、突然暖かくなった、3月中旬のある日のことだった。2匹のアシナガバチが、いかにも「今、冬眠から覚めました」と言わんばかりの、ぎこちない軌道で庭をフラフラと飛び回っていた。2匹とも隣の家の換気口の中で冬を過ごしたらしく、しばらくの間、2匹は換気口から出たり入ったりしていた。その後、急に寒さが戻ったり、また暖か...

  • 年をとるということ : その2 伯母の話

    5年前に亡くなった母には、姉がいる。僕からすると伯母にあたる人で、92歳でまだ存命中だ。伯母は、母が亡くなった年(5年前)には、まだ元気で、母が亡くなる数か月前には、独りで新横浜から新幹線に乗って浜松まで見舞いに来てくれたりした。その当時、頭もハッキリしていて、毎日、新聞はキッチリ読んでいたし、週に一度の句会にも参加していた。その伯母から、先日、突然、電話があった。夕暮れ時の17:00頃。突然の電話に少し...

  • 年をとるということ : その1

    少し前の話になるが、先月末に父の全ての検査が終わった。父は昨年の秋の終わり頃から、泌尿器系、循環器系に問題を抱え、病院に行っては検査を繰り返していた。しかし、全ての検査を終えて、泌尿器系でも循環器系でも「これ」という原因は特定出来なかった。結局、「現時点では(泌尿器系も循環器系も)小康状態なので、注意深く健康状態を見守って、問題が起きたら、また病院に来て下さい」ということで昨年秋からの病院通いは終...

  • 老父と暮らす(その48) : 痛みを言葉で伝える技術

    先月下旬、浜松の大きな病院で、血尿の原因を調べるため、父が膀胱カメラによる検査を受けた。それ以前に、尿検査なども受けていたのだが、それだけでは血尿の原因は判明せず、「膀胱カメラ」の運びとなった。膀胱カメラ……名前から想像するに、相当に痛そうな検査だ。以前、書いたと思うが、一昨年、心臓手術を受けた際、僕は尿道にカテーテルを通されたのだが、その時は声が出るくらい痛かった。「胃カメラ」なら飲んだ経験はある...

  • 老父と暮らす(その47) : ほころびの連鎖

    ちょっと「今さら感」「手遅れの感」が否めませんが、あけましておめでとうございます。新しい年が、皆様にとって、新しい発見や素敵な出会いのある、心躍る一年となりますように。さて、新年早々、1月4日の朝、再び、父が「息ハアハア・心臓ドキドキ状態」になった。訊けば、前の晩、何度も尿意で目が覚めトイレに行ったのだが、あまり尿は出なかったとのこと。昨年末と全く同じ症状だ。年が明けたばかりで、まだ病院は開いていな...

  • 老父と暮らす(その46) : 介護保険を申請した

    実は以前から、ことあるごとに介護保険に入ることを色々な場所で勧められていたのだが、これまで申請をして来なかった。理由は、大きく2つあって、1つは、これまで、父はだいたいのことが自分で出来ていたからだ。つまり介護保険というか、プロの助けをあまり必要と感じなかったことが1つ目の理由。もう1つは、僕の偏見だと思うが、介護認定の審査のやり取りにやや抵抗があったからだ。亡くなった母は介護認定を受けていた。亡くな...

  • 父のこと(その2 : 失禁の問題)

    前回は、父が来年1月末に、前立腺癌の検査を受けることになったというところまで書いた。この件に関しては、検査の結果が出てから、また詳しく書きたいと思います。さて、その前立腺癌の問題とは別に、前回書いた「台所で息ハアハア」以降、困ったことが起きた。それまで「たまに」だった父の失禁が常態化してしまったことだ。たまに「便失禁」まで起こすようになった。実は、二月ほど前に紙オムツを穿かせたことで、父の失禁の頻...

  • 一難去ると……

    久し振りに父のことを書きます。昭和3年生まれの父は、今年の7月で94歳になった。昨年の秋にトイレから出て来たところで倒れ、一時ガクンと体調も食欲も落ちて「いよいよか?」と思わせた父だったが、その後、徐々に体調を取り戻し、今年の春あたりは「倒れる前よりも元気になったのでは?」と思わせるまでに回復した。昨年の秋に倒れた直後は、本人を励ますつもりで「来年のオリンピック(冬季)が楽しみだね」といった話をよくし...

  • 蜂がいなくなってしまった

    前回、蜂の巣に関する記事をアップして以来、毎朝、庭のアシナガバチの巣の様子を見るのが日課となっていた。ところが、昨日の朝、突然、蜂たちがいなくなっていた(写真①↓)。 ※写真① 人が住まなくなった家は、傷むのが速いと聞いたことがあるが、下の巣と比べると、随分とパサついて見える。一昨日までは、いつも通りに、巣の周辺で元気に活動していたのだが(写真②↓)、一夜明けたら、一匹の姿も見えなくなっていた。 ※...

  • 庭の蜂の巣

    長らく御無沙汰いたしております。久し振りにブログを更新します。先の土曜日、静岡県の近くを台風が通過し、激しい雨が降った。窓から庭の様子を見ていたら、雨の中、ピラカンサスの木に、しきりに蜂が出入りしているのが見えた。「?」と思って、近くまで行って見たら、ピラカンサスの枝に、結構な大きさの蜂の巣を発見した(下写真)。茶碗を逆さまにした形で、底には六角形の穴が沢山開いている。「蜂の巣」と言われて、我々が...

  • 誰がプーチンを止めることが出来るのか……

    ロシアのウクライナへの武力侵攻が混迷の度合いを深めている。連日メディアから流れて来るウクライナのニュースが気になって、コロナのニュースもパラリンピックの結果も頭に入って来ない。ちょっと信じられないのは、戦況が泥沼化しているこの状況においてもなお、多くのロシア国民がプーチンを支持しているということだ。「非政府系の調査機関」の調査では7割近くのロシア人が、現在、プーチンを支持しているとのことだ(イコー...

  • 今年はじめて観た映画

    もうこの挨拶の時期は過ぎてしまいましたが、新年あけましておめでとうございます。今日で最後ですが、まだ1月中ということでお許しください。本年も弊ブログへのお付き合いのほどよろしくお願いいたします。さて、先日「ブルース・ブラザース」という高名な映画を観た。1980年に公開された映画だから、もう今から40年以上昔の映画ということになる。 ※繰り返して観たいので、買ってしまった。当然、名前は知っていたし...

  • 2,021年の終わりに

    今年も間もなく終わろうとしています。今年もコロナに振り回された一年でした。今年の7月、熱海では人災ともいえる土石流で多くの人命が奪われました。まだご遺体の見付かっていない方もいらっしゃいます。年末には理不尽な放火で多くの命が奪われたり、悲しい転落死が報じられたりもしました。それらの件に関して、このブログにも書こうと思ったのですが、頭の中で整理がつかず、結局は書か仕舞いに終わってしまいました。そのう...

  • 止酒状態

    浜松に来て、良かったことの一つは酒を飲む頻度が減ったことだ。僕の場合、酒を美味いと思うから、好きだから飲むのではなく、ストレスや現実から逃避するために飲むタイプだった。酔うことが目的で飲む。だから酔い潰れるまで飲む……身体に良い飲み方ではなかったと思う。酒を飲まないと眠れないという期間が長かったし、一時期は完全なアルコール依存症だったと思う。特に仕事の忙しさと重圧に押し潰されそうだった40代の前半は、...

  • 耳を塞ぎたくなる話 : 旭川女子中学生いじめ凍死事件

    30年近く前、塾の講師という仕事に初めて就いた時、当時、一部の中学校で行われていた非道い「イジメ」について、同じ塾の先生たちから色々と聞かされた。聞いた中で一番非道かったのは「闘鶏(とうけい)」というイジメだ。クラスの人間(あるいは遊び仲間)が空地などで輪になって「リング」状の空間を作る。そして、その輪の中で「クラスで一番弱いヤツ」と「二番目に弱いヤツ」を闘わせる。そして、ケンカの勝敗が決すると、「...

  • 老父と暮らす(その43) : 長寿の秘訣

    さて、父が家の中で倒れて、約一月が経った。この一ヶ月、多少の上下動はあったが、父の体調は右上がりに回復して、ほぼ倒れる前と同程度に戻った。ま、何をもって「老人の体調が戻った」と考えるかは難しいところだが、母が亡くなる二年ほど前からのことを考えると、80歳を超えた高齢者の健康の一番のバロメーターは「食欲」ではないかと僕は考える。父の食欲は、概ね倒れる以前と同じレベルにまで回復した。いわゆる、定食ものな...

  • 老父と暮らす(その42) : 意外な一面

    今日、父と連れだって新城(しんしろ)の道の駅までドライブした。全国的に緊急事態宣言が解除されて初めての週末、しかも天気が良く、絵に描いたような行楽日和となったこの土日、想像通り、どこに行っても車の量は多かった。僕たちが行った道の駅もその例に漏れず、到着したのは午前11:00だったにも拘わらず、広い駐車場はビッチリ満杯だった。道の駅の建物の中は、地元の特産品売り場や、飲食店が入っているのだが、人が多くて...

  • 老父と暮らす(その41) : その後の父の様子

    さて、父が倒れてから2週間が経つが、その後の父の様子はどうかと言うと……①血圧は元に戻った。②食欲はゲッソリ落ちた。③ほぼ一日中寝ている日もある。と、こんな感じの日々を送っている。倒れて以降、毎朝血圧を測っているが、上が100~110、下は50~70という感じだ。やや低い気もするが、普通と言えば普通だ。しかし、食欲はかなり落ちた。そもそも倒れる前から、食欲は減退していて、普通の食事量(一人前)の「1/3~1/2」程度食...

  • 驚きの検査結果

    一昨日、カテーテル手術を受けてから、初めて病院に行った。手術後の心臓の様子を診てもらうためだ。しかし、僕としては、今回、心臓の様子よりも気になっていることがあった。実は、手術を受ける前に、胸部のCTスキャンを撮ったら、肺に白い影が写っていたのだ。「この影がちょっと気になるので、次に病院に来る時に、呼吸器内科で診てもらうようにしましょう」と、手術が終わってから執刀医の先生に画像を見せられた。肺の端に直...

  • 老父と暮らす(その40) : 次なる目標

    さて、前回、父の頭のMRI画像を撮って、脳に問題はないと判明したところまでは書いた。だが、MRIを撮った脳神経外科では「心臓に問題があるかもしれない」と言われた。その脳神経外科では「心臓の検査をして問題が見付かったとしても、(父の年齢では)どうしようもない」とも言われたが、それでももし心臓の何がどう問題なのかがハッキリすれば、日常生活の中での対処法が見付かるかもしれないと思ったので、またかかりつけの病院...

  • 老父と暮らす(その39) : 何とか調子は戻りつつあるけど……

    今週の火曜日、父を連れて脳神経外科に行った。前回のブログに書いた通り、父は日曜日(4日前)に家で転倒して、一時的に歩くことも立つことも出来なくなってしまった。その数時間前まで、何の問題も無く普通に生活をしていたので、「何かしらただならぬ異変」が起きた……のは確かそうだった。しかも、本人は転倒した前後の記憶が全くないと言う。……ちょっと恐い。連休が明けた火曜日の午前中、父の行きつけの近所の内科で相談した...

  • 老父と暮らす(その38) : 最後に残るもの

    ここしばらく、父の足腰が目に見えて弱くなって来ている。勿論、高齢者なので、歳とともに、足腰はどんどん衰える訳だが、今年に入ったあたりから、「ガクン」と来たように思える。立ったり座ったり、段差の上り下りするのもプルプル震えて危なっかしい。コロナで外出の機会が減っていることも、足腰の衰えに拍車が掛かる一因と思われる。そんな訳で、今現在、日本列島の広域を覆っている緊急事態宣言が解除され、もう少し涼しくな...

  • 心臓カテーテル・アブレーション手術を終えて

    前回のブログに書いたように、今月の2日にカテーテル・アブレーションの手術を受けた。結果から言うと、前回のブログで、チラッとでも「命を落とす確率」なんて大袈裟なことを書いてしまった自分が恥ずかしくなるくらいにあっけなく、何事も無く手術は終わってしまった。前回のブログには「入院5日間」と書いたが、僕の勘違いで「入院」→「手術」→「経過観察」→「退院」の3泊4日の入院だった。今にして思うと、今回の手術で一番大...

  • カテーテルアブレーション手術

    実は来月の頭に、心臓の手術を受けることになった。ここ数年、心房細動を抑える薬を服用しているのだが、それでも時々脈の乱れが起きるので、手術でけりを付けましょうということになったのだ。この心房細動そのものは、命にかかわるような深刻な不具合ではない。しかし、細動する心臓内では血栓(小さな血のかたまり)が出来やすく、それが全身を巡るうちに、脳梗塞や心筋梗塞の引き金になる場合がある。僕と同様に、母も「心臓が...

  • コロナワクチン : ややこしい話(その2)

    さてワクチンの話の続きになります。今回は、前回の最後に書いたワクチンに纏わるデマや流言飛語に関して書いてみたい。数週間前にNHKで放送された「フェイクバスターズ」という番組を観た。ネットに溢れる様々な「コロナワクチンは有害である」というデマを検証する番組で、何故(ネット上で)そのようなデマが広まったのか? どこから発生し、どのように広まって行ったのか? ネット上に溢れる玉石混交の情報や意見の中からい...

  • コロナワクチン : ややこしい話

    改めてワクチン接種について考えるところがあるので、少し書きます。※青字の部分をクリックすると、元ネタの記事に飛びます。皆さんもご存じの通り、全国的に「ワクチン接種の優先順位」は、①医療関係者、②65歳以上の高齢者、③基礎疾患を有する人間、高齢者施設で働く人間。④その他……とおおむねのガイドラインが決まっている。これは厚労省のホームぺージに掲載されている「大枠の順位」で、さらに細かい順位(例えば60歳以上65歳...

  • コロナワクチン接種2回目 : 38.7℃の熱が出た。

    先週の日曜日、8月1日、2度目のコロナワクチンの接種を受けたら、その晩遅く38.7℃の高熱が出た。1度目の接種の後は、注射をした肩に2~3日鈍痛が残った程度で、体調の変化は一切無かった。しかし「2度目の副反応の方が大きい」とは聞いていたので、2度目の接種を受けた後、やや身構える感じで様子を見ていたら、夜になってから何となく身体がだるいというか熱っぽい感じになって、軽い頭痛も始まったので、「今日は早めに寝よう」...

  • コロナワクチン接種 一回目

    書くのが遅れたが、先週の日曜日、コロナワクチンの接種を受けた。現在、僕は60歳だ。浜松市では僕が属する「60歳~64歳」の年齢帯(準高齢者?)のワクチン接種の優先順位が、医療関係者、高齢者、基礎疾患のある人間などの次になっているようで、今月頭に、ワクチンの接種券が郵送されて来た。が、しかし、僕がワクチン接種を受けたのは、その「60歳~64歳」枠のワクチン接種ではなく、「オリンピック・パラリンピック関係者枠」...

  • 怖がりの犬は可愛がられる

    昨年末に折った足の骨もさすがに完治して、また毎日犬の散歩をするようになった。以前も書いたが、今、毎日、一緒に散歩している犬は、妹宅で飼われているシンという名前のボクサー犬の血を引く(と思われる)、「大きめの中型犬」だ↓。もしくは「小さめの大型犬」? ボクサー犬の血を引いているだけあって、身体は流線型だし、力も強い。いきなりダッシュしたり、踏ん張ったりすると、リードを引っ張られて大の男でも身体のバラ...

  • コロナワクチンの接種 : 今後の展望

    今週、父が2度目のコロナワクチンの接種を受けた。ワクチン注射を打って下さった先生の話によると、「今から二週間ほどで免疫力が上がって来ます」とのこと。先ずは一安心というところだろう。さて、以前、わざわざチコちゃんを押し退けてやったテレビ会見で、菅総理は全高齢者(65歳以上)の2回のワクチン接種を7月中に終えると公言していた。それでは、後どれくらいの高齢者がワクチン待ちの状態で、僕のような高齢者には一歩届...

  • 今年のカルガモ

    昨日、犬の散歩のついでにカメラを持参して用水路に行った。……というのは、その一昨日の夕方、用水路でカルガモの親子を見かけたからだ。実は、ゴールデンウィークを過ぎたあたりから、「そろそろカルガモ一家が現れてもいい頃だ」と、近くを通るたびに用水路に行っては、「カルガモ……カルガモ……」と探していたのだが、カルガモの姿を見かけなかった。で、一昨日の夕方、買い物の帰りに用水路沿いの道を通ったら、母ガモと小さな子...

  • コロナワクチンの接種 : 一回目

    少し書くのが遅れたが、今週の火曜日、父がコロナワクチンの接種を受けた。接種を受けたのは、父のかかり付けの近所の病院、いわゆる町医者の病院だ。今週からワクチン接種の予約受付を始めた自治体も多いようで、テレビやネットでは「予約の電話が殺到して……」とか、「予約窓口に高齢者が押し寄せ、警察官が出動する事態に……」とか、「架空番号での不正予約が……」とか、様々なニュースが乱れ飛んでいる。だから、「さぞや、接種場...

  • コロナワクチンの接種

    ゴールデンウィーク前に、父宛てに浜松市からコロナワクチンの「接種券」のようなものが郵送されて来た。ワクチン接種までの手順の説明や、ワクチン接種を受けることの出来る病院の一覧や、予診票なども同封されていた。父がよく行く近所の病院も接種会場に指定されていたので、書類に目を通した父は早速予約を入れようと電話をしたらしいのだが、名前と連絡先を聞かれた後、「詳細が決まり次第、こちらから連絡いたします」と言わ...

  • 老父と暮らす(その37) : トイレットペーパーの芯

    生前の母は物が捨てられない性分だったことは以前書いた。母と長年連れ添った父もまた「捨てる」ということが出来ない人間だ。一緒に暮らしてみてしみじみ感じる。この家に来た時、今使っている炊飯器の前の炊飯器、さらにはその前の炊飯器が2台とも大切に取ってあったのに驚いた。勿論、それらの炊飯器は「故障して使えなくなった」から新しいものに取り代えられた訳で、その「故障した古い炊飯器」を捨てずに大事に取っておく理...

  • 骨折その後

    昨年の12月23日に左足の腓骨、外側のくるぶしの上の部分を骨折して約2ヶ月、今週、ようやくギプスが外れて、両足で歩くことが出来るようになった。ギプスを外した左足に体重を掛けると、しばらく使っていなかった足首や踵に鈍い痛みが走る。また、折れていた左足が、右足より数センチ長いような感じがして、歩いていても何となく不自然だ。左足にだけ、厚底の靴を履いているような感じ?骨は折れると太くなるとは聞いていたが、折...

  • 初めて聴いたジャズのアルバム

    僕が生まれて初めて聴いたジャズのアルバムはチックコリアの「The Mad Htter」という作品だった。高校三年生の文化祭で、クラスで演劇のようなダンスのような出し物をやった時に、このチックコリアの「The Mad Hatter」の中の「Falling Alice」という曲が使われていた。その頃の僕はロックに夢中で、頭の中では常にSex PistolsだとかStranglarsとかが鳴り響いていたので、ジャズには全く興味が無かった……というか、ジャズの何がど...

  • 老人と暮らす(その36) : 長生きの秘訣

    年を取ると、冷たい飲み物を飲みたいという欲求が少なくなって来る。……少なくとも僕はそうだ。僕は梅雨の明けた7月の半ばころから9月の半ばころまでの暑い時期は冷蔵庫で冷やした水なり麦茶なりを飲むが、それ以外の季節は「温かいほうじ茶or珈琲」を飲んでいる。珈琲は真夏でも熱い状態で飲む。この「冷たい飲み物を飲む期間」は、年齢と共に徐々に短くなっている。若い頃は熱い飲み物なんて真冬しか飲まなかった気がする。ところ...

  • 自分だけの真実

    アメリカで新大統領の就任を阻むべくトランプ現大統領の支持者たちが米連邦議事堂を占拠し、死人が出る騒ぎとなった。トランプ支持者たちが今回の暴挙に及んだのは、トランプが主張するように「大統領選挙で大規模な不正があった」ので、「そんなインチキで選ばれた新大統領の就任を阻止するため」ということ……だろう。しかし、トランプ側から、「司法を動かすに足る確たる不正選挙の証拠」は示されておらず、訴訟も各州で不発に終...

  • 老父と暮らす(その35) : 幸せの石鹸

    昨日、父を連れて食事に出掛けようと車のエンジンを掛けていた。助手席に乗り込んで来た父を見ると、頭に大きなフケが散らばっていて、襟から肩にかけて、細かいフケが雪のように降り積もっている。「お父さん。昨夜、風呂に入った時、頭洗った?」「洗った」「シャンプー使った?」「使った」どう見ても絶対に嘘だ。以前も書いたが、父は石鹸を使わない。手を洗う時は、水で手を濡らして、タオルでゴシゴシ拭き取るだけ。風呂に入...

  • 今年も終わる……

    足の骨を折って約一週間。松葉杖歩行にも少し慣れて来た。松葉杖を使ってみて判ったのは、松葉杖歩行が意外と「力仕事」だということ。使い始めて以降、腹筋や胸筋の痛みがズッと取れないし、松葉杖を両手で突く歩き方を5分しただけでかなり疲れる。この冬場に汗ばむし、全体重を支える両掌も痛くなる。しかし、しばらく訓練を続ければ、もっと長い時間、長い距離が歩けるようになるものと思われる。最近、家の中では、松葉杖は使...

  • 足腰を鍛えよう

    今日、骨を折って初めて車の運転にトライしてみた。僕が骨折したのは左足だが、ブレーキとペダルを踏む右足には何の支障も無かったので、ほぼ通常通りの運転が出来た。「ほぼ」と書いたのは、サイドブレーキを踏み込む時だけ左足を使ったからだ。ここは一瞬「ん?」と思ったが、ギブスの足のまま踏んでみて特段問題は無かった。それで、今日は入浴時に患部をビニール袋で包んだ時に、水が入って来ないようにする防水の絆創膏を買い...

  • 年末この時期に……

    昨日、シン(犬)を連れて散歩していたら、転んで足の骨を折ってしまった。川べりの道を歩いていて、川面へと降りて行く細い階段の途中で、川の水を飲むのが大好きなシンが興奮して急に走り出して、リードを引っ張られた僕はバランスを崩して階段を2~3段転げ落ちた。皆さんも経験はあると思うが、歳を取ってから転んだりすると、ダメージが大きいうえにシビアに痛い。転んでしばらくは痛みで立ち上がることが出来ずに、階段に腰か...

  • 問題の先送り

    父のパソコンを買い替えた。父がこれまで使っていたデスクトップのパソコンは、父と母が浜松に来た頃に購入したものらしいから、もう10年以上も昔の機種になる。相当ガタが来ていて、キーボードで打てない文字がいくつもある。それを解ってはいたので、ことある毎に「今のPCで、問題・不自由はないのか?」と訊いていたのだが、父が頑なに「問題は無い」と言い張るので、ほったらかしになっていた。しかし、数週間前に父がメールの...

  • ラストコウノトリ

    今日、コウノトリの餌場に行って、デジカメで写真を撮った。スマホより多少良い画質では撮れてはいるが、所詮はコンパクトカメラなのでここ止まりだ。※今日は何故か1羽で、相方がいないせいか、心なしか意気消沈しているっぽく、深みでジッと動かなかった。本来なら、毎日この餌場に行って、色々な表情のコウノトリの写真を撮りたいところだが、もうコウノトリを見にこの場を訪れるのは止めようと思っている。興味本位の人間が毎日...

  • コウノトリは幸せを運んでやって来る

    今朝、デジカメと双眼鏡を用意し、昨日、「コウノトリらしき鳥」を見かけた川のほとりに行ってみた。あ、シン(犬)を連れてということです。しかし、世の中「準備万端・やる気満々」で出掛けると、空振りに終わってしまうのが常らしく、今朝は「コウノトリらしき鳥」は現れなかった。小雨がパラついてたからかな?僕が「コウノトリらしき鳥」を見かけた一帯は、川幅が広く、しかも川底は浅く、人間が上からのぞいて見ても、川底の...

  • 犬と歩けば : その2

    犬を連れて散歩をしていて良いことは「毎日歩くようになること」だ。「毎日30分歩くぞ」と目標を決めても、なかなか独りで続けるのは難しい。が、犬がいると毎日歩き続ける助けにはなる。※勿論、「自分で決めたことは絶対にやり抜く」という意志堅固な方もいらっしゃるとは思いますが、僕は「三日坊主」ならぬ「一日坊主」なので、仲間がいないと難しいのです。特に今年の前半はコロナの影響で、出歩く機会が減って身体が鈍ってい...

  • 犬と歩けば

    ここしばらく、朝早く起きて妹宅の犬を散歩に連れて歩くのが日課となっている。心臓の手術が終わって早や2ヶ月、妹はほぼ問題なく日常生活が送れるまでに回復して来てはいるが、激しい運動はまだ控えた方が良いらしいので、犬の散歩だけ僕が代行している。「犬の散歩って激しい運動?」と思われる方もいらっしゃるかと思うが、一昨年まで我が家にいたポメラニアンのメグ(小型犬)と違って、妹宅の犬は中型犬と大型犬の間くらいの...

  • にわか健康法

    浜松は空気が乾燥しているせいか、はたまた寄る年波のせいか、ここ数年、寒い季節になると、やたらと指先が乾燥し、ひび割れやささくれが出来て、血が出たり、衣服の着脱の際に指先が引っ掛かったりするようになった。それで、先日から、寝る前に、手にハンドクリームを塗るようになった。手全体にハンドクリームを塗り、それが大方乾いた頃に、もう一度、乾燥しやすい指先を中心に重ね塗りをする。女性の方ならお解りになると思う...

  • 大統領選挙のレベルの低さ

    4年毎に思うのだが、アメリカの大統領選挙って、どうしてあんなにややこしくて、しかも毎回次元の低いトラブルが起きるのだろう?何度か説明を聞いて、「選挙人を選ぶ」という大統領選挙の仕組みも集計方法も概ね解ったつもりではいるのだが、「何故、その方法でなければならないのか?」「有権者の票全てを全米で集計して、得票数が一番多かった候補者を選出するというシンプルな方法ではダメなのか?」……と、このあたりのことが...

  • 心臓弁膜症(その3) : もう退院!

    一昨日、妹の心臓弁膜症の手術に関して書いたばかりだが、何と、その翌日、つまり昨日、妹は退院してしまった。前回のブログにも書いた通り、妹はまだ歩行はたどたどしいし、食欲もあまり無い。※退院する時も、3階の病室から、1階の会計窓口に行くまでに3度も廊下の椅子で休憩しなければならなかった。ただ、心臓そのものは順調な回復を示していて、歩行や食事に関しては自宅でも療養・回復が見込めるということで、退院の運びとな...

  • 心臓弁膜症(その2):手術は終わりました

    先週(10/14)、妹の心臓弁膜症の手術が行われた。結果から言うと、手術は成功し、妹は順調に回復している。今回のブログは、心臓弁膜症に縁も関心も無い方には退屈な内容になると思いますので、最初に書いておきます。心臓弁膜症にも何種類かあるようだが、妹の弁膜症は「僧帽弁閉鎖不全」というものだった。僧帽弁とは全身に血を送り出す左心房と左心室の間にあって、血の逆流を防ぐ弁だが、妹の僧帽弁は上手く機能せず、心臓内...

  • Black Lives Matter : 政治的主張とは?

    少し前の話になるが、大坂なおみ選手が全米オープンで優勝したニュースは皆さんも御存知だと思う。いかなる競技のいかなる大会であれ「1位」になるというのは大変なことだと思う。例えば、地元の中学校の「〇〇大会」で1位になるだけでも簡単ではない。それが「市の大会」→「県の大会」→「全国大会」→「アジア大会」→「世界大会」となって行くと、常人の想像を絶する、まさに「人生を掛けた」壮絶な努力や葛藤をいくつも乗り越えな...

  • いくつになっても走り続けろ

    またブログの更新が滞ってしまいました。前回、妹が今月(9月)中に心臓弁膜症の手術を受ける予定だと書きましたが、今月初めに手術にあたって身体の他の部位(脳など)に支障がないかどうかの検査も受けた結果、手術は来月の半ばころに……ということになりました。妹の心臓手術に関しては、また手術が近くなったら書きたいと思います。 ※そういえば中学二年生の時に、平家物語の「敦盛の最後」の終わりの部分、「熊谷泪を...

  • 心臓弁膜症(その1)

    しばらくブログの更新をサボっておりました。すみません。特に理由は無いのですが、ハッと気が付いたら2ヶ月も経っていた次第です。ただでさえ残りの人生が短くなって行くのに、これではイカン!と反省しつつ、またブログを再開したいと思います。さて、ブログを休んでいる間に起きた一番大きな出来事、それは妹が心臓弁膜症の手術を受けることになったことだ。今月(9月)中には手術を受ける予定だ。今回の妹の手術にあたっては、...

  • 火垂るの墓 : カルガモの親子(その11)

    ここ数日、毎日、用水路を見に行っているが、母ガモが戻って来る気配はない。やはり、死んでしまったと考えるのが妥当だろう。母ガモがいなくなって、用水路には4羽の子ガモだけが残された。子ガモたちだけの、火垂るの墓状態だ。梅雨の天気の急変で、流れが激しくなったり緩やかになったりする用水路で、残された4羽の子ガモたちは、今のところ上手く生き延びている……人間の僕にはそう見える。さらに、人間の僕が考えるに、子ガモ...

  • 母の夢を見たこと

    昨夜、母の夢を見た。僕は、海外に行くために大阪の実家の部屋で荷造りをしている。すると、母が入って来て、「部屋を片付けなさい」と言う。確かに、荷造で色々な物が散乱し、部屋は引っ越しの途中のように散らかっている。母はまだ髪が黒い。僕自身もまだ若い。恐らく2~30年前の母と僕だ。僕は、部屋が散らかっていることよりも、机の上のパソコンの画面にエッチな画像が出たままになっているのを母に見られたくなくて、何とか...

  • 人災の季節 : カルガモの親子(その10)

    静岡県では今晩から明後日未明にかけ400mmの降水が予想されている。400mmというのは、静岡県では、昨年の台風19号(激甚災害・特定非常災害などに指定された)以来の大雨だ。梅雨といえば昔から雨は降ったが、豪雨被害の出るようなことは昔はなかった気がする。これも地球温暖化のもたらした人災と言えるだろう。さて、そんなさなか、用水路のカルガモの家族の母ガモの姿が見えなくなってしまった。今日、雨の中、用水路を見に行っ...

  • 老父と暮らす(その34) : 来年のオリンピックは……

    久し振りに父のことを書きます。書き出すと色々と問題はあるのだが、父の健康に関して、僕が一番気になるのは、最近、父が「寒い」と言い出したことだ。恐らく、日本の多くの場所で同じことが起きていると思うが、梅雨に入ってから、浜名湖周辺では雨が続くと最高気温が20℃くらいまで下がり、翌日太陽が出ると、急に最高気温が30℃を超えて汗ばむ陽気……と、気温の乱高下が続いている。そんな気温の変動の中で、父が珍しく「寒い」と...

  • 自然の淘汰・人間の都合 : カルガモの親子(その9)

    少しブログでの報告を休んでいる間に、子ガモの数が6羽から4羽に減ってしまった。数日前に、大雨が降った直後から、子ガモの数は減っていたのだが、最近、子ガモの成長に合せて、家族のねぐらが変わったらしいのと、子ガモがバラバラに自由行動するようになったこともあって、「ホントは全部で6羽いるんじゃないのか?」と希望を抱きつつ、ここ数日用水路の様子を見ていたが、何度数えても、子ガモは4羽しかいない。3週間前には2羽...

  • 男性もムダ毛は処理する時代?

    カルガモの観察はお休みして、ちょっと脱線します。昨日、銭湯で身体を洗っていたら、隣の男性が、背中を丸めて、熱心に何かをしていた。見るとはなしにチラッと視線をやると、男性はカミソリで股間を剃っていた。30歳前後と思われる坊主刈りの男性。銭湯で髭や頭髪を剃っている入浴客はよく見かけるが、股間を剃っているのを見るのは初めてだ。「ほぉっ…」とは思ったが、かといってしげしげと見るのも変だ。ま、人様がどこの毛を...

  • 心配だなぁ…… : カルガモの親子(その8)

    これは、今日のカルガモ親子の様子。母親の横で首を身体にうずめているのは、恐らく、前回、母ガモと2羽きりで泳いでいた子ガモだと思う。残りの5羽は、少し下流で元気に泳いでいた。母と一緒にいる子ガモは、何だか元気が無さそうに見える。それを解かってか、母ガモもこの子ガモのことを心配しているように見える。遠巻きに様子を見ていたのだが、子ガモはしばらく同じ姿勢でジッと動かなかった。 ※「ゴメンね、長女だ...

  • 母の苦労 : カルガモの親子(その7)

    今日、買い物に行く途中、いつものように用水路を見に行ったら、母ガモが独りで護岸の上に座っていた。「?」と思って、周囲を見ると、子ガモが1羽だけ水面に浮いていた。周囲を見回したが、残りの5羽の姿は無い。「えっ?」と思った。「ひょっとして?」と思った。前回のブログで、「子ガモが一番命を落としやすい時期は過ぎたのでは?」などと書いたばかりなのに……改めて周囲を見回したが、かなり遠くまで子ガモたちの姿は見当た...

  • やっぱり遊んでる : カルガモの家族(その6)

    今日、雨上がりの用水路に行ってみたら、カルガモ家族が写真のような雰囲気で護岸の上と下にいた。水面からの護岸の高さは、約1m。これって、やっぱり母ガモが周囲を警戒しつつも、子ガモたちを遊ばせてますよね? というか、家族でくつろいでますよね?子ガモと母ガモの身体の大きさを比較すれば解ると思うが、子ガモたちはそれなりに大きくなっていて、もう「カラスがパクっと咥えて飛び立てるサイズ」ではない。ちなみにカラス...

  • 子育てのメソッド : カルガモの親子(その5)

    浜松も昨日あたりから梅雨入りしたようだ。しかも、梅雨入りしていきなりの大雨。当然だが、最近すっかり「カルガモ『ハラハラ』ウォッチャー」と化した僕は、今日も、カルガモ親子の様子を見に、雨の中、用水路に出掛けた。ここしばらくの母ガモの子ガモに対する接し方は、微妙に変わって来ている。以前は、ひたすら子ガモたちに密着していた母ガモだが、最近、子ガモたちと少し距離を取る場面も見られるようになった。昨日も、雨...

  • 世界の片隅で : カルガモの親子(その4)

    先日の「天才志村動物園」で、カルガモの親子が、「子供を産んだ巣」から「子育て場所」に辿り着くまでの苦難の旅が紹介されていた。東京都の恩田川という住宅街を流れる川での出来事。カルガモの子供を狙うのは、野良猫、蛇などの陸上の捕食者、カラスなど空からの捕食者、さらには大型のコイなど水中の捕食者と、子ガモにとって上下左右周囲は危険だらけだ。そして、驚いたのは、縄張りを争う他のカルガモからの攻撃で、子供が親...

  • 自然の厳しさ : カルガモの親子(その3)

    前回のブログにも紹介したように、近所の用水路に二組のカルガモの親子がいる。一組目は、以前からいた「6羽の子ガモ+母ガモ」の親子。二組目は、新たに加わった「12羽の子ガモ+母ガモ」の親子。前者を旧家族、その母を旧母、後者を新家族、その母を新母と呼ぶことにしよう。結論から書くと、新家族の12羽の子ガモは、全滅し、新母もその姿を消した。前回のブログをアップした日には12羽の子ガモが揃っていたのだが、翌日には10...

  • 子育ての難しさ : カルガモの親子(その2)

    先日、写真を載せた「カルガモの親子(母+子ガモ6羽)」が住んでいる用水路に、新たなカルガモの家族が加わった。新しい家族は、「母+子ガモ×12羽」という大所帯だ。これで、それほど広くもない用水路に住むカルガモ家族は、合計で、母×2+子ガモ×18羽になった。混同しないように、以前からいたカルガモ家族を「旧家族」、その母ガモを「旧母」、新たに加わった家族を「新家族」、その母を「新母」と呼ぶことにしよう。新家族の...

  • わが町で一番可愛いもの

    うちから10分も歩かないところを流れている用水路に、カモの親子がいる。子ガモたちは、「今年の新ガモ」らしい。耳を澄ませると、母ガモが絶えず小さな声で鳴いており、その声に引率されるように6羽の子ガモたちが母ガモの後ろをヨチヨチと泳いでいる。これ ↓ を可愛いと言わずして何を可愛いと言おうか? ※H.G.ウエルズによると、生物の進化の中で、初めて「愛情」が生まれたのは、母鳥が卵を温めるようになっ...

  • ディマッシュ・クダイベルゲン : カザフスタンの最終兵器

    前回のブログで紹介したので、ちょっと振り返っておきますが、東京JAZZのライブ配信はなかなか楽しめる内容でした。一日目の小曽根真さん率いるビッグバンド、鬼気迫る演奏だった上原ひろみさん、色々とリモートセッションの工夫をこらしていた挾間美帆さん、二日目のゴーゴーペンギン、スナーキーパピーなど、どれも「あー、やっぱり生で観たい!」と思わせる素晴らしい演奏だった。正直、「今更こんな人聴きたくないよ」という、...

  • 新しいスタイルのライブ : 東京JAZZ LIVE STREAM

    今回のコロナウイルス騒ぎで、我々はこれまで慣れ親しんで来たライフスタイルの変更を余儀なくされている。中には、「コロナ騒ぎが終われば、元に戻る」ものもあるだろうし、「コロナが去ってっも、元には戻らないもの」もあるだろう。身近なところでいうと、「リモート飲み会」というのは、今後も定着すると思う。僕も以前、遠距離で付き合っていた女性と、よくリモート飲みをやっていた。時間さえ調整すれば、どんなに遠い国の友...

  • 雑誌のお勧め : BRUTUS クラシック音楽をはじめよう。

    「色々なジャンルの音楽を聴きます」というと、「クラシックを聴いてみたいのですが、何から聴けばよいのか解らないので、お勧めの一枚を教えて下さい」とよく頼まれる。確かに、クラシック音楽のカタログは膨大で、一体、何から聴けば良いか解らない。仮に、誰かに「ベートーベンの交響曲第五番(運命)が良い」と勧められても、新宿のタワーレコードに行ってみると、指揮者が違うもの、オーケストラが違うもの、録音年代の違うも...

  • 選ばれた人間の試練

    昨日のNHKスペシャル「ふりむかずに前へ 池江璃花子 19歳」、ご覧になりましたか?白血病になる前の、泳げば新記録を出していた頃の池江璃花子、白血病と闘病中の池江璃花子、そして現在の池江璃花子を映像やインタビューで追った内容の番組だ。誰もが東京オリンピックでのメダルを信じて疑わなかった池江璃花子は、昨年の2月に自らの身体が白血病に侵されていることを公表した。この衝撃的な知らせは、当日、臨時ニュースとして...

  • 看過できない発言

    よくテレビやラジオの出演者の発言に対して「抗議の電話が殺到する」という話を聞く。今だとネットでの炎上というやつ?僕は「出演者の発言が気に入らないのであれば、チャンネルを替え、以降、その番組を観ないようにすれば良い」と思っているので、抗議の電話や書き込みをしたことは一度も無い。また、抗議しようと思うほどの「気に障る発言」もこれまで無かった。が、今回、ちょっと看過できない発言があったので、僕なりに抗議...

  • 人を思い遣る気持ち

    岐阜市で81歳になる路上生活者の男性が殺害された。殺したのは19歳の少年5人で、うち2人は地元の大学の野球部員だったらしい。そんな言葉があるかどうか不明だが、これは「面白半分殺人」だと思う。19歳の少年たちと81歳の路上生活者の間に、殺人に発展するような怨恨があったとは考えにくい。また金銭目的といった動機もあり得ない。少年たちは被害者に石を投げながら800mに渡って追いまわし、最後は足蹴にして殺したらしい。勝手...

  • お薦めの本

    全国に緊急事態宣言がだされる中、皆さんご自宅で如何お過ごしでしょうか? 最近読んで、面白かった本を二冊紹介します。コロナウイルスのニュースも見飽きたという方、退屈を紛らわせるために読書などされてみてはいかがでしょうか? 小さいおうち 中島京子 ←クリックするとこの本を購入できるページに飛びます。これは昭和のはじめ頃、尋常小学校を卒業したばかりのタキという少女が、山形の農村から東京に出て来て、中流の...

  • 庭に咲く花

    今、住んでいる家は建て売り住宅で、庭には工務店が適当に植えた草木が生えている。僕は草木とはとんと縁の無い生活を送って来たので、庭に植えてある植物が何という名前のどんな植物なのか、最初は全く判らなかった。しかし、季節が一巡して、庭の木々が季節によって様々に変化するたびにネットで調べたりホームセンターに行ったりして、大体の植物の名前は判るようになった。庭に植えてあるのは金木犀(流石にこれは知っていた)...

  • こんな時こそ献血に行こう!

    今日、近くのショッピングモールに献血に出掛けた。今日はそのショッピングモールに献血バスが巡回して来る日だ。世を覆いつくすコロナ騒ぎで色々なイヴェントが中止になる中、人の集まる場所で行うことの多い献血もガッツリそのあおりを食らって、今、献血の供給量が、必要とされる輸血量を下回って、多くの患者さんたちが困っているらしい……という話を、池江璃花子ちゃんのツイートで知った。「コロナ騒ぎ」とは関係なしに、色々...

  • 老人と暮らす(その33) : 今年の花見

    コロナウイルスの影響で、今年は「例年のように、桜の下で車座になって飲んだり騒いだりする花見は自粛しましょうね」と各方面から呼びかけられている。しかし、今年は出来る限り桜を観に行きたいと思っている。恐らく、父が自分の足で桜を見物出来るのは今年が最後だと思うからだ。そんな訳で、今日は、奥山半僧房(はんぞうぼう)の桜↓を観に行った。平日ということもあってか、人出は少なかった。 ※奥山半増坊というの...

  • メディアが引き起こす「買い溜め・買い急ぎ」

    前回のブログで、「メディアはコロナウイルスに関して騒ぎ過ぎだ」「またその情報を受けている我々もメディアの情報に振り回され過ぎだ」と書いた。別に「コロナウイスは危険なウイルスではないから報道する必要はない」と言ったのではない。「煽情的な報道が多い、またそれに振り回される視聴者が多い」ということを書いたまでだ。「煽情的な報道」と「それに振り回される視聴者」の連結で起きる最も身近な例が、「買い溜め・買い...

  • コロナウイルス考

    久し振りのブログの更新です。今日、静岡県では、小中学校が再開された。朝、家を出る時、近所の小2の女の子が登校するところだったので「おはよう」と挨拶をし、「学校いつまで?」と訊いたら、「水曜日まで」とのこと。「その後は、また春休みなんだ」と訊くと、女の子は「そう」と答えて、嬉しそうに走って行った。一昨日の、安倍首相の会見以降、浜松市は何となく「雪解け」ならぬ「コロナ解け」ムードで、「日常のペース」に...

  • 東大山の河津桜

    今日、東大山の河津桜を観に行った。我が家から車で15分ほどの場所にある川沿いの桜並木だ。この期間(2月15日~3月上旬)は「桜祭り」(←クリックするとホームページに飛びます)ということで、無料の駐車場が用意され、川沿いには出店が並んだりもする。 ※左端にチラッと見えているのが出店のテーブル。恐らく近隣の有志の方の運営で、当然、飲み物や軽い食事も用意されているが、地元の農産物なども売られていた。 ...

  • 庭に来る鳥たち その4

    最近、庭にやって来る鳥君たちを観察するのが日課になっている。メジロ↓とヒヨドリは一日中我が家の周辺にいて、シマトネリコの枝に置かれたミカンを争奪している。基本的にはヒヨドリの方が身体が大きいので、ヒヨドリがやって来るとメジロは逃げるのだが、完全に遠くに逃げてしまうのではなくて、庭の隅にある金木犀の枝に一時退避して枝葉の間から様子を窺いつつ、ヒヨドリがいなくなると、またシマトネリコの木に飛んで来ては...

  • 素敵な蕎麦屋

    昨日、佐久間民俗文化伝承館というところを訪れた。ネットを見ると、この佐久間民俗文化伝承館に関しては次のように説明がされている。江戸時代末期に建てられた農家を移築した「佐久間民俗文化伝承館」。囲炉裏、土雛、民具に囲まれた座敷など、山村の代表的な農家の様子を再現しています。また、語り部がこの地に代々伝えられてきた山里の暮らしや豊富な民話の紹介もしています……来月(2020年3月)末に閉館になってしまうという...

  • 庭に来る鳥たち その3

    今朝、庭の柵の上に(最近、朝起きると庭を見渡すのが日課になっている)、初めて見る鳥がいた。メジロよりも大きいが、ヒヨドリ・イソヒヨドリよりは小さい。スズメより一回り、いや二回りほど大きいその鳥は、頭と背は黒っぽい褐色、おなかは橙色で、羽に白いワンポイントの模様が入っている。細かく左右に尻尾を震わせては、時折、ペコリとお辞儀をする。地面に降りるとピョンピョンと跳ねて移動し、そのままピラカンサスの低い...

  • 庭に来る鳥たち その2

    今日、庭先に青い鳥が来ていた。背中がブルーグレーで、おなかが赤茶色↓。背格好はヒヨドリと似ているが、色合いが全く違う。イソヒヨドリだ。「イソヒヨドリ」と「ヒヨドリ」は名前が似ているのだが、イソヒヨドリはスズメ目ヒタキ科イソヒヨドリ属、ヒヨドリはスズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属なので、種類からして違う……らしい。「らしい」というのは、僕自身、「目」とか「科」とか「属」の分類が全く解ってないからで、早速、「...

  • 老父と暮らす(その31) : やはり父は自閉症スペクトラムではないかと思う瞬間 その2

    父が数独にハマっている話を少し前に書いた。以来、父は一日のほとんどを数独に費やしている。朝、僕が起きてリビングに顔を出すと、すでに朝食を済ませた父がコタツで黙々と数独に取り組んでいる。その後、朝の連続テレビ小説、昼飯、トイレ、新聞やインターネットでニュースを見る時間、晩飯……以外は寝るまでズッと数独をやっている。部屋のテレビは点けっ放しになっているが、それは単なるBGTV(バックグラウンドテレビ)で、父...

  • みかんの効力

    先日、我が家の庭にやって来るメジロ君たちの好物であるというミカンを、上下半分に切って門扉の石柱の上に置いたという話をこのブログに書いた。早速メジロ君が来たのだが、大きな鳥も飛んで来てミカンをつついている。ネットで調べると、ヒヨドリらしい。「大きな鳥」とは言っても、ハトの半分から2/3くらいのサイズなのだが、それでも雀よりも小さいメジロ君に比べるとかなり大きい。ネットによると、「ヒヨドリは大食いで、ヒ...

  • 劇的な効果?

    皆さん、ガボールパッチってご存知ですか?一瞬、「ん? ピントがボケてる?」と思わせる図 ↓だが、これを毎日見ることで視力が回復すると、最近、テレビなどでも紹介されている。本屋に行けばこのガボールパッチによる視力トレーニングの本が何種類も出ている。本屋だけではなく、コンビニなどでも売られているのではないだろうか?何でも、このボヤっとしたガボールパッチを「脳が無理にハッキリと見ようとする」ことで視力が回...

  • 結愛へ 目黒区虐待死事件 母の獄中手記

    近くこの本↓が発売されるそうです。文字通り、目黒区の女児虐待事件で死亡した結愛ちゃんの母親船戸優里被告の獄中手記です。 ©小学館ブログで紹介しておいて無責任ですが、僕にはこの本は読むことが出来ないかもしれません。あまりに辛そうな本で、心のバランスが崩れてしまうかもしれないからです。発売日は2月7日、取敢えず本屋で立ち読みしてみたいと思います。...

  • メジロ

    昨日、窓の外をチラチラ動く影があったので、窓に近づいて外を見たら、窓のすぐ外側の木(シマトネリコ)で、小さな鳥が枝から枝へと飛び回っていた。雀? と思ったが、スズメよりやや小さい。それに雀はそんな場所で枝から枝へと飛んだりはしないだろう。「逃げませんように……」と思いながら、そ~っとレースのカーテンに隙間を作って覗いて見たら、目の周りに白い縁取りのある、身体が薄い緑色の鳥が、窓のすぐ外(窓ガラスから...

  • 老父と暮らす(その31) : すうどく

    数独ってご存知ですか? 9×9の枠に数字を当てはめて行くパズル↓。最近、父がこれにハマっている。 ※空いている四角に、1~9の数字を埋めて行きますが、縦、横、それと太線で囲われた3×3の数字の塊に同じ数字は入りません。↑この問題を解く場合、例えば一番上の横一列の数字を見ると、左から「2,6,▢,1,8,7,▢,3,9」となっているので、4と5のいずれかが空欄に入ることになります。しかし、その一段下の二列目を見ると左の空...

  • 衝撃的なニュース

    昨年の9月から続いているオーストラリアの森林火災は、まだ治まる気配がない。何でもベルギー全土の2倍の面積の森林が消失したとか……その火災で、更に恐ろしい数字が報道されている。←青字をクリックすると記事に飛びます。シドニー大学の学者の試算によると、この火災で死んだ生物(哺乳類、鳥類、爬虫類)の数は4億8千万を超えるという。4万8千匹……じゃなくて、4億8千万匹!!この記事、並びに数字にどれくらいの信憑性があるの...

  • 正月は冥土の旅の一里塚 めでたくもありまでたくもなし by 一休

    正月、昨年春から東北地方の某大学に通っている甥も交えて、妹宅で鍋を囲んだ。父は北海道出身だが、高校時代を山形で、大学時代を仙台で過ごしたので、東北地方にもそれなりの思い出があるようだ。久し振りにアルコールが入ったこともあってか、父はこれまた久し振りに会う孫と、東北地方の話をあれこれとしていた。珍しく多弁になった父を横で見ながら、僕は「父は後何度正月を迎えることが出来るだろうか?」と考えた。正月早々...

  • 老父と暮らす(その30) : やはり父は自閉症スペクトラムなのではないかと思う瞬間

    父は掃除が嫌いらしい。恐らくだが、僕がこの家に来る以前に、父が最後に自分の部屋に掃除機を掛けたのは、数年前……いや、ひょっとすると、父がこの家に引越して来てからの10年、一度も掃除機を掛けたことがないかもしれない。僕がこの家に来て以降は、僕がうるさく言うと父は嫌々ながら掃除機を掛けるのだが、父の部屋からの掃除機の音は、いつも数分で終わってしまう。何年も掃除機を掛けなかった部屋の掃除が数分で終わる訳はな...

  • 老人と暮らす(その28) : 終わり良ければ……

    この年末で父との同居を始めてから一年になる。母とはまた随分と異なる「人生の終局のパターン」を見ながら、色々と考えさせられる一年だった。最近の父を見ていて「幸せって何だろう?」と考えることがある。現在、実生活において、父は何の困難も不足も抱えていない。しかし、父が過ぎて行く毎日を幸せに過ごしているのかどうかはまた別問題だ。何をしている時に幸せを感じるかは人それぞれだろう。何度も書いているように父には...

  • 時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし 小島美羽

    「時が止まった部屋 遺品整理人がミニチュアで伝える孤独死のはなし 小島美羽(原書房刊)」、という本を読んだ。色々と考えさせられる興味深い本だった。※青字 ↑ をクリックすると原書房のサイトへ飛びます。この本の作者小島美羽さんは、孤独死・事故死など、室内で亡くなった人間の部屋の特殊清掃や遺品整理の仕事をされている若い女性だ。この本では、彼女が仕事を通して見た、様々な孤独死の現場やその背後の物語がミニチュ...

  • もらって困るお歳暮

    父のかつての職場の方で、いまだにお歳暮を贈って下さる義理堅い方がいらして、毎年、この時期になるとスモークサーモンが届く。スモークサーモン……頂いても持て余し気味になる食材だ。……我が家の場合は。あくまで僕の勝手なイメージだが、スモークサーモンというと、「パーティーで出て来る食材」というイメージがある。日本の家庭の食事、白飯や味噌汁と組み合わせるのには、なかなか難しい食材ではないだろうか? 醤油、味噌、...

  • 不幸な事件

    44歳の引きこもりの息子を殺害した元農林水産省の事務次官熊沢英昭被告に、懲役8年の刑が求刑された。「殺人」は、古今東西、どのような価値観の元においても、「絶対的な罪」であり、特殊なケース(正当防衛など)を除くと、どのような状況下においても、決して許されえない行いの一つだと思う(あ、死刑は議論の分かれるところですが……)。また、今回の事件の被害者の特殊な生活形態(引き込もり)や行動を引き合いに出して、被...

  • 百舌の早贄

    数日前、庭の木を見て回っていたら、家の横に生えているシマトネリコの2mほどの高さにある枝に何かがぶら下っているのを発見した。「?」と思って顔を近づけて見ると、それは干からびたムカデの死骸だった。ムカデがこんな場所まで独りで登って来てその場で息絶えたとは考えにくい。「ひょっとすると!?」と思ってネットで調べてみたら、やはりそれは「百舌の早贄(もずのはやにえ)」だった。昆虫・爬虫類・両生類などを捕らえて...

  • 我々に出来ることとは何か?

    前回のブログでも詳細した医師中村哲さんの追悼番組が昨晩放送されていた。番組では、医師である中村さんがアフガニスタンの砂漠地帯に用水路を造ろうと思い立った経緯や、実際に、地元の農民らの手伝いを受けて用水路を完成させる様子を紹介していた。細菌すら存在しないような不毛の砂漠が、中村さんたちの造った用水路のおかげで肥沃な緑野へと変わって行く様子は、僕の少ないボキャブラリーでは「感動的」としか表現できない。...

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