前年の冬季は厳寒で3ヶ月間に多くの弊害をもたらし、灼熱の夏季はこれまた多くの犠牲者を輩出した厳しい一年であった。その埋め合わせをするかのようにこの冬は暖かく、厳しい期間を乗り切った植物たちにとっては福音である。まだ安全圏に達するまでは1ヶ月半ほどあるとはいえ、今から氷点下になって氷が張ることはなさそうである(あくまで埼玉南部基準の話です)。ベランダで計っている気温の記録を見ると、6年振りに氷の張らない冬となる見込みだ。むしろ急な気温上昇と日射により、ベランダに置いているフレームのビニールシート内で高温障害にならないか心配である。これはこれで過去にも大きな犠牲を輩出したのではあるが、絶対的な低温のリスクと比べればまだ対処のしようはある。 暖冬のおかげで今季は様々な花が比較的早めに咲いた。いくつかは交配を試みていて、いずれ結果についても書いてみたいと思う。何しろビニールの中で真冬..