chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
TOBA
フォロー
住所
天草市
出身
天草市
ブログ村参加

2014/02/21

arrow_drop_down
  • TOBA-BLOG 本館 TOP

    新作「続・夢幻章伝」連載開始です「約束の夜」01102030405060708090100110120130140150160170180190200210220「水辺ノ夢」01102030405060708090100110120130140150160170180190「夢幻章伝」011020304050607080*西一族規子希燕丹子平彩子規子勇草子優翼浩子文子悟四ツ葉湶高子稔耀京子美和子圭広司透沢子巧向華真都葉涼誠治紅葉琴葉悠也潤響律葉秋葉*東一族冬樹夏樹和樹峰院芳樹祝子太院蛍子麻樹安樹蒼子光院佳院成院戒院満樹俊樹大樹水樹杏子梨子晴子行子天院陸院小夜子未央子辰樹天樹禾下子*南一族ユウジタカシタロウカイセイアスカヤヨイマジダモモヤアヅチマツバ*北一族クリミアタクトロマニー*山一族ハヤトカナタアキラマ...TOBA-BLOG本館TOP

  • 「続・夢幻章伝」131

    前回までのあらすじ。へび呼ロイド。上からも下からも。お食事中の皆様本当にすみません。「全くあんた達ときたら」マツバはゴム手袋を取り出す。「吐いたらハ○ターよ!!!」「いや、どっちかっていうと今回は車酔い的なアレでキコ」「いやしかし、ノロとも限らんからここはしっかりと対応をだな!!」「ノロはホント、大変だから」しかし「対応が早いなマツバ」「胃腸が弱い身内がいたからね。まぁ、昔の話よ」「いやいやいや」海の家の息子でありスタッフも兼ねているナギサが叫ぶ。「海鮮の店の前でする話じゃないよな!!!営業妨害もいいところなんですけど!!」ホント、止めようそういうの。改めて席に着くアヅマツへび。「うーん、カニも良いけど今回は違う物も食べたいな」「あら、鉄板焼き?いいじゃない!!」「じゃあ、注文入れるキコ」「「「すみませー...「続・夢幻章伝」131

  • 「続・夢幻章伝」130

    ぐるぐるぐる~ひゅろろろろろろぉおおお~「なんなのよ、この音!」「魔法発動しているような音キコキコぉおお!」「わけわからんんん!」「ふわあああああぁ!」「・・・酔ったキコ」「ちょい待て、へび呼ロイドぉおおお!」「ぐっちゃぐっちゃの空中でやめなさいよ、あんたぁ」「もう無理、・・・キコ」ぐるぐるぐる~ひゅろろろろろろぉおおお~ぎゃぁあああああぁあああ~「あかんって」あかんってあかんってあかんって(エコー)「でもなんだろう、懐かしさを覚えるキコ」「いやもう、本当あかんって」「この懐かしさ、知ってるキコ」「何よ、懐かしさって」「いや待て、そう云えば俺も」「だよね、アヅチぃキコ」「なんなのよ、あんたたち」前回参照。らん、らんらら、らんらんらん。らん、らんらららん。どこか遠くから何か小さな生き物がささやいているような...「続・夢幻章伝」130

  • 「続・夢幻章伝」129

    そこは砂一族の村を出て少しだけ進んだ砂漠。「なぁ、マツバ俺たちこのスタンプラリー優勝する事が出来ると思うか?」どこか達観した様なまた、哀愁を帯びた様な表情(かお)でアヅチが言う。「無理でしょうね」マツバもただ前だけを向いてそう答える。だって、無理だもん!!逆回りで回っていたであろうアヅチ父と山一族の村(物語序盤)ですれ違ったもん!!「俺たち結構寄り道しちゃったし!!」「アヅチの親父さんが手を抜くとか考えられないし!!」「「あ、ぁぁあああ」」のたうち回る2人。嗚呼、嗚呼、優勝者に与えられし豪華賞品よ。「2人ともどうしたキコ!?急に現実に向き合う覚悟が出来たキコか??」「俺たちだってまぁ、ある程度覚悟はするぜ、潔く!!」「ええ!!いつまでもウジウジしないわ!!」「「でも!!」」「この負けが確実にわかる状態で今...「続・夢幻章伝」129

  • 「続・夢幻章伝」128

    晴れた。「いや、俺の力なめんなよ」「(c)てるてるぼうずの力ね」「ふっ、ふたりともぉおおおおお!!!」わーっしょいわーっしょおい!わーっしょいいいい!!真顔で腕を組み、宙に舞うふたり。わーっしょいわーっしょおい!わーっしょいいいい!!「そんなん神に決まってるじゃない!!(by砂一族)」神と云いつつ、若干雑な感じの物言い。「はわわわ、つまりこの展開はキコぉ」「説明いたしましょう」「いや知ってるキコ!もう2回目の展開キコキコ!!」なんか出てきたなんか偉そうなオッサン。(何回目?)高速キコキコへび呼ロイド「この度お天気が良くなり、砂一族を挙げてのお祝いといたしますのじゃ」「キコキコキコキコぉお!」「さあ、ヨシ。説明せよ」「やっぱりお前が説明せんのかい」「あのねぇ、こっちは当番で忙しいのよ」呼ばれてヨシが話し出す...「続・夢幻章伝」128

  • 「続・夢幻章伝」127

    砂一族の村。降ったよ雨。たてまつられるへび呼ロイド。一応、スタンプゲットでノルマクリア。 なんだけど、 へび呼ロイドを置いて冒険を続けたものか、どうしたものか。 「本人が残るつもりならそれで良いと思うわ」「意志は尊重されるべきだよな」 「「それは、それとして」」 雨!! めっちゃ雨!! 「「動こうにも動けないんだよな」ねぇ」 もう3日ほど足止めをくらっているアヅマツ。その間、へび呼ロイドの連れの者として結構な好待遇を受けているものの。 「………俺」「うん?」「知っているんだ」「何をよ」「こういう砂漠の土地で天候操作すると、あれだ揉めるんだろ、俺、知っているんだ!!」「ワン●ースの話?」「ここで雨を降らせてしまったことにより本来降るべき所で雨が降らなくってしまい」「ア●バスタ編?」「始まってしまう!!争いが...「続・夢幻章伝」127

  • 夏TOBA 6

    完全に秋!!笑赤い目の子シリーズ^_^線画を上手くなりたいと思うのでした♪次回夢幻再開!!夏TOBA6

  • 夏TOBA2022 5

    ばしょ、の新キャラ。進研●ミ的なあれ、シリーズ。数字が全てを統べる世界で、簿記のプロフェッショナル=ボキモン(簿記問)マスターを目指す少年少女のお話だ!!コウくん工業簿記担当の主人公。はじめて触れる簿記の世界に戸惑っている。「「のれん」ってなに、………概念?」ショウちゃん商業簿記担当の主人公。実家の雑貨屋兼カフェを手伝おうと簿記の勉強を開始。兄が居る。好きな勘定科目は「雑費」。困ったときは雑費!!とりあえず雑費!!イッキュウ寺の息子。簿記一級の資格持っている。主人公2人のライバル的存在。現金過不足を許さない男。イオコウくんの兄。会計士事務所に勤めているらしい。簿記の道を歩み出した弟の事が心配。一度使ってみたい科目は「国庫補助金等特別積立金」ケイイッキュウの姉であり、ショウちゃんの簿記の師匠。会計士の資格を...夏TOBA20225

  • 夏TOBA2022 4

    赤い目の子シリーズ(笑)あと、青い髪!同じ下書きを使って、何度も書いちゃう(笑)あ、背景忘れた~σ(^_^;夏TOBA20224

  • 夏TOBA2022 3

    ばしょ、の新キャラ?進●ゼミ的なあれ、その2社会福祉主事資格取得を目指すシュウジくんとフクシ先輩、同期のカイちゃんとのわちゃわちゃしたり、時にはシリアスもあったりするのか?な話。主人公シュウジくん福祉施設に勤める入職3年目の介護兼事務職。部署長から進められ、社会福祉主事(通信)取得を目指している。勉強時間、いつ確保したらいいんねん。勉強序盤から「人の骨の数は」という問題が出て虚無の顔になっている。「俺は何の勉強をしているんだ????」同期カイちゃん福祉系の専門学校卒で入職してきた新人さん。シュウジくんとは同い年だけれど先輩後輩の間柄。資格はどんどん取得したい派。「社会福祉主事は勉強範囲が広いのよ!!」フクシ先輩シュウジくん、カイちゃんが勤める施設の中堅職員。社会福祉士資格を持っている。「分からないところは...夏TOBA20223

  • 夏TOBA2022 2

    夏だよ。最近聴いてる曲からインスピな彼女♪青い髪と赤い目にしたかった!また文章書きたいね〜(^_^)夏TOBA20222

  • 夏TOBA2022 1

    毎年夏はイラスト祭り!!というわけで連載を少しだけ休止してイラスト回が続きます。(たまに描かねば描き方を忘れてしまう~)今回のテーマは、TOBAそれぞれの個人新キャラ、です。少しだけキャラの紹介とかもしちゃったりしなかったり。ではでは、ばしょ、から。*********行政書士資格取得をめざす、「ユキマサ」くんと「書士」のお話し。ユキマサくん漢字で書けば「行政」。人見知りなので営業職無理だった。事務職への転職を夢見て、行政書士資格取得を目指している。最終的には社労士資格が欲しいが、最近行政書士のおもしろさに気がついてきた。ドキドキ。「八士業って響き、かっけぇな」実家は雑貨屋を兼ねたカフェ。妹が居る。書士ユキマサくんが務める会社の倉庫にあった行政書士の本に取り憑いていた幽霊。自称:古代中国の文官。行政書士業務...夏TOBA20221

  • 「続・夢幻章伝」126

    暑い季節にはやってくると云う雨、風、雷人々にとって、それは脅威であるが恵みの雨ともなる。自然は、危険と恵の表裏一体。ザザザアアアアアアアアアアアアアヅチのバックからウェットティッシュを取り出し牢に向かっていたふたり。「何よこれ!」「雨だ!ものすごい雨!!」南一族の村でもごくまれに降る、大雨の大雨てか、台風。「何かわかないけれど、へび呼ロイドの謎の力で!?」「もはや自然を操るレベルなのか」「ちょっとへび呼ロイド!」「ウェットティッシュ持ってきたぞ!!」わーっしょい!わーっしょい!!わーっしょい!わーっしょい!!「・・・・・・・」「・・・・・・・」「え。何よ、これ」「わっしょいへび呼ロイド?」「あっ、ふたりともぉキコキコ!」わーっしょいザアアアアアアアアアアアアわーっしょい!!ザアアアアアアアアアアアアそして...「続・夢幻章伝」126

  • 「続・夢幻章伝」125

    ぐるるるる。 ハラヘリのアヅチ&マツバ。 お腹が空いたけれど、砂一族の村で出てくる料理色々入っていて危険。 「前回牢に入れられたときの方が安全な食べ物貰ったぞ!!」 パンとか牛乳とか。 「いっそ、牢に入った方が良いんじゃないか!?」 脱獄ならぬ、入獄作戦。 「いやいやいや、今牢に入るともれなくへび呼ロイドと同室じゃない!!ーーーーそれに」「…………それに、なんだよ」「前回あんたが食べたって言うパンと牛乳、本当に安全だったのかしら?」「いや、でもめちゃくちゃ美味かったぞ」「ただのパンと牛乳が?」「ああ、俺が今まで食べた中で最高に美味いしどことなく溢れてくる多幸感に、やみつきになる………」 「…………」「…………」「心なしかお腹痛くなってきた」「完全に気のせいでしょ、何日前の話よ」アヅチは懐から胃薬を取り出す...「続・夢幻章伝」125

  • 「夢幻章伝」124

    「集まりし、光ょおおおおおお!!」かれこれ30分経過。「光、よぉおおおお!!」なんかもう、飽きた。「おなかすいたわ、私」「俺も」「そろそろ仕事に行かなきゃ」「私は当番ですわ」「眠い」「じゃあ」解散っ!マツバとアヅチは、店の集まるところへと行く。砂一族は観光地でもなくそもそも村外の者を迎えるような作りにはなっていない。それでもほんの少しある、食堂など。「へいらっしゃい!砂一族以外の方!!」「「毒の入っていない普通の料理、く・だ・さ・い!!」」「てやんでい!」江戸っ子?的な板長(砂一族)は、手際よく料理を準備する。「毒の入っていない料理って、何が出てくるのかしら?」「なんでもいいよ、腹減った」「へいお待ちぃ!!」どどん。「こ、これは!?」「とってもおいしい〇の丸煮込み。〇〇を添えて!」「え!?」「なんだってぇ...「夢幻章伝」124

  • 「続・夢幻章伝」123

    牢の扉を挟んで向かい合う三人(?)「うぅう、アヅチ、マツバぁ」「へび……呼ロイドぉ」ごくり、と息を呑むアヅチとマツバ。前回までのあらすじ。~へび呼ロイドが決壊でえらいこっちゃ~「「「…………」」」「いや、もう、なんか、ね」ぽつり、ぽつり、と言葉を紡ぐへび呼ロイド。「今のオイラは皆の記憶を消すためなら悪の力にも手を染める勢いキコ」闇のへび呼ロイド。「止めい!!!」「どこか近くのコンビニでウェットティッシュとかおしりふきとか買ってきて欲しいキコォ」まだ時代がコンビニとか追いついて無いから。「でもどうするの?いつまでもこの状態でへび呼ロイドを閉じ込めておくつもり?」問題解決になってないわよ、とマツバ。「そうねぇ、砂漠では数少ない恵みの雨を待つか、貴重なお水を使っても良いと思える何かをして頂くか、」もしくは、と砂...「続・夢幻章伝」123

  • 「続・夢幻章伝」122

    りようし祭り今回は、想像にお任せするとして「はぁい!」そこにやってきた、シマ(前回の夢幻章伝でも登場した砂一族の女の子)「フワにヨシお帰りぃ!それからお久しぶり、南一族さん!」「あー知ってる」「見慣れた顔が増えたな」「どうした、シマ?」フワが云うと「先に到着してるあのヘビの件について」頷く、シマ。「いろいろ崩壊した件について」「ヘビと風船、どっちが崩壊したのか気になる件について」「こうなったら違う何かに転生したいヘビと風船の件について」「私はおなかが減っている件について」みんなでいろいろ云ってみる。「とにかく、こちらでぇす♪」はいっと手を挙げたシマに、4人は続く。「はあ、あのヘビさんからは何が抽出出来るのかしら」ウフフと笑うヨシ。「へび呼ロイドなら、前回もう搾り取られているわよ」確かにそんなことあった。「...「続・夢幻章伝」122

  • 「続・夢幻章伝」121

    昔は夏休みの部活でも水分は補給しなかったよ、とかエアコンなんて無かったとか言うけれど「昔とは夏の暑さが違うのよ!!」「温暖化、酷暑、水不足、節電、節水だが、この暑さ。俺達は耐えることが出来るのか」「小まめな水分補給を!!」「塩飴!!」「ポ●リ!!」「ソ●ティラ●チ美味しい!!」「首に巻くタイプの保冷剤、オススメ教えて欲しい!!」やいのやいのと大声で話しながら砂一族の村に辿り着くアヅチマツバ。思った事全部声になって出るタイプの人か。「エアコン?節電?なんのことでしょう?」「異世界の話だから深くつっこんじゃダメよぉヨシ」ギャグ時空に連れて行かれちゃうよ。「まあ、なにはともあれようこそぉ砂一族の村へ」その名の通り、砂漠を進んだ先にある村。薬の扱いに長けたという名目の毒のスペシャリストの集まりという砂一族。奥の方...「続・夢幻章伝」121

  • 「続・夢幻章伝」120

    それは、祭りのあと。皆で盛り上がり、ひとつになった心。あのわっしょいを忘れない。淋しさと共に残った達成感。どちらかと云うと穏やかにも近い、晴れやかな気持ち。「勝ったのは俺たち」「ええ、云うなかれ」「ただ、へび呼ロイドはいない」「決壊したのね」想像は付くわ、と、マツバは立ち上がる。「うん。それ以上はご想像におまかせしますってやつ」「はあ、思い出したくもないわ」うーんと、フワは考えないようにする。「ちなみになんだが」アヅチは云う。「その場合、決壊したのはへびなのか、風船なのか」「聞くな」マツバはアヅチを一蹴する。そして「行きましょう」アヅチも頷く。「そうだな」砂一族の村へ――!!「さあ、あなたたち!」マツバは砂一族を招集する。これからは砂一族とともに砂漠の横断。「進むわよ!!」「「「はいっ!」」」(砂一族数名...「続・夢幻章伝」120

  • 「続・夢幻章伝」119

    ドンドンドンドンマツバ達の元に太鼓の音と共に現れたのは、「は!!!わかまつさまよぉ!!!」アヅチと砂一族に担ぎ上げられお御輿状態のリクイン。どういう状況?わかまつさまって誰?と他メンバーが立ち尽くす中、バチーン!!同じく担ぎ上げられているマツバと目が合う。「御輿と御輿が出会ったらやることは一つ、だな」「あら、分かっているじゃない!!!」いよいよ祭り本番だ、と意気込むアヅチ。なんでお前一緒に御輿?担いでるの?と他砂一族の視線が痛いリクインを担ぐ砂一族青年。嫌な予感がするタツキとトキ。もうお家帰りたいアマキとフワ。もしや本当の宗主のむっすこ氏はワカマツ氏?となるヨシ。「行くぞ、南一族の女ぁあああ」「なによ、男ぉおおおおお」ごちゃごちゃしている。本当にごちゃごちゃしている。だが、それも、なにもかも祭りは全てを吹...「続・夢幻章伝」119

  • 「続・夢幻章伝」118

    「やあ」「・・・・・・」「・・・・・・」「兄さん!!なんで砂一族と一緒にいるの!?」タツキはアマキに飛び掛かる(?)「そこで会ったから」「砂一族と、そんなちょいと感!!」マツバ・タツキ・トキ・ヨシ+ほか砂一族数名にアマキとフワ合流。「こっちもずいぶんと忙しそうだね」「本当、ごっちゃごちゃ♪」フワはちらりとヨシを見る。「ヨシぃ、どういう状況なの、これw」「フワお姉さまったら♪あちらのお嬢様がずばり宗主のむっすこ、もとい、お嬢様なんですぅ」「と、云いますと?」「髪色違いのあの有名なむっすこ殿が影武者で、こちらのお嬢様がホンモノ」「採用」「採用!!?」マツバの一言に、フワは衝撃の振り返り。え、わかんないだって、あのひと、前作で南一族とゆかいな仲間たち的な感じで登場してたよね「東一族だった???」「ええ、つまりは...「続・夢幻章伝」118

  • 「続・夢幻章伝」117

     お嬢様!!!マツバお嬢様!!!! 「………そう、ですか」 緊迫する場面。沈黙する面々。 「私(わたくし)理解ってしまいました。………そういうこと、なのですね」 砂一族ガールが頷く。 「“理解”と書いて“わかる”と読むやつ」「どうした、どうした」 「複雑な事情ゆえ、普段は男装して息子として過ごしているが本当はお嬢様、そういうことですね」 ばあああああああん。 「要するに、リボンの騎士的なあれです!!」 通じるかな~リボンの騎士。 「もしかして、そうかもしれない」 そういうのも有りだわね、とマツバは指パッチンする。 「姉さんもその気にならないで!!!おいおい砂一族。宗主の息子は別に居るし、よく見ろ、この人南一族だろうが」そう来ます!!?と困惑する砂一族。「なるほど、しばしお待ちを。考えます」「考えるて」ポク...「続・夢幻章伝」117

  • 「続・夢幻章伝」116

    わっかまっっぅうううう!ドンドンドン!!わぁああああかまっつうう!ドンドンドン!!わっしょいわっしょいリクインわっしょぉおおおいいい!!ドンドンドン!!!「崇め讃へよ!」「わけわかんないぞ、リクイン!」「輝きすぎですぅリクイン様ぁああ!キコ!」ドンドンドン!この動きも徐々に近付く、また然り。ドンドンドン!!便秘!解消!!便秘!!解消!!!わーっしょいわーっしょぉい!「アマちゃんちょっと間に合わないかもキコキコ!」「えぇええ!?もうちょっとだよ!」「もうちょっ!頑張るキコキコぉおお(汗)」わ-っしょいわぁあっしょいい!!「ねえぇええええ何がもうちょっとなのキコキコ!?」「なんか、物語のタイミング的なのまで?」「もれ、っ、もれるっっううう!!キコキコ!?」わーっしょいわーっしょい!!「ちょっとアマキ何やってる...「続・夢幻章伝」116

  • 「続・夢幻章伝」115

    「あんたらねぇ」マツバは呟く。「困ったらワッショイしておけば良いと思って!!何回目よ、ワッショイ!!」この場合のワッショイはおだてる、とかそういうのでは無く本当の意味で担ぎ上げられている方です。「姉さん」「むしろ、姐さん」タツキとトキは頭上を見上げる。「「姉さんも入れると3回目かな」」恐らく遠くでバトルしてるであろうアマキ&へび呼ロイドやリクイン&アヅチの爆炎をバックに!!マツバは!!タツキとトキが担ぐ御輿的な物に乗って運ばれている。ワッショイ!!ワッショイ!!「これは、あれよ。今期の戦隊モノがこんな感じと聞いて」「アバタ●ウ!!」「祭りだ祭りだ!!?」「テレビつけたらあってたのよなんか?ピンク??が??闇抱えてる、みたいな回」「キジぃ」「いきなりそこから見たのか」「さあ!!アヅチ達がドンパチやってるうちにずん...「続・夢幻章伝」115

  • 「夢幻章伝」114

    どこかのペアがわっしょいわっしょいお神輿をやっているころ。へび呼ロイドは、砂漠に倒れんとしているところだった。「水を、・・・水を飲んでしまったキコキコぉ・・・」「大丈夫?へびさん?」「おいらは・・・、おいらは、もう・・・」へび呼ロイドは走馬燈を見るのだった。これまでぇ、たくさんの行事がありましたー。楽しかったスタンプラリー(複数名で云う)山一族の村や西一族の村、いろんな村を通り過ぎ、たくさんの出会いがありましたー。砂一族の村にたどり着けなかったことが残念です。残念です(複数名で云う)北一族の村では、全水辺の競技祭が行われましたー。力を合わせた綱引きー綱引きー(複数名で云う)おいしかったお弁当ーお弁当ー(複数名で云う)このクラスのぉ、一番の思い出です。「こ、これはぁっ、・・・卒業式でみんなで云うやつキコ、・・・」...「夢幻章伝」114

  • 「続・夢幻章伝」113

    「祭りだキコキコ!祭りの音が聞こえるキコキコぉ!」「・・・・・・」「わかまぁつぅううううさまぁああああ!!」「・・・・・・」「・・・・・・」「いや、そんな顔で見ないでキコキコ」「うん」妙な空気が流れる。「遠ざかっていくキコキコ」「うん」「わっしょおおぃわっしょおおおいい!って、なにか神輿が」「・・・・・・」「砂一族に向かって・・・」アマキとへび呼ロイドは頷く。「大丈夫かな、アヅチペア!?キコキコ」「うーん。わかんない」「アマちゃあん!!キコキコ」とりあえずは、砂一族の村に向けて、再度歩みを進めるのであった。「でも、そろそろお別れだよ」「でぇええええいい!?」アマキは云う。「いやほら、俺たちは砂一族の村まで行けないし」途中までだよ、と、アマキは首を傾げる。「じゃあ、おいらは途中からはひとり・・・」「大丈夫、方向は...「続・夢幻章伝」113

  • 「続・夢幻章伝」112

    『あの「泣き虫リク様」をもってすれば多分、砂一族にひっ捕らえられてもなんとか対応出来る事でしょう。多分』うむうむ、と頷くリクインのお付きの蛇マサキコ。『はっ!!まさか宗主様はそこまで考えリク様をあんなわがままボーイにお育てになったのでは!!すごい策略!!先見の力!!智将!!戦国の雄!!』そうかなぁ、今きっと東一族の村でクシャミとかしているだろうが、宗主様そこまで考えて無い気もするなぁ。「えっくち!!(クシャミの音)」それはともかく。「降参。こうさーん!!」「落ち着けー!!落ち着きたまへー!!」リクインの攻撃を受けつつ逃げる砂一族&アヅチ。「俺はあいつに護衛される側では!!?」「君も一緒に泣かしたんじゃん」「おぼぇば、ばっふ、おぼぇあぁあ」リクイン様泣きながら喋るからもう、なんて言ってるか分からない。「見ろよ。マ...「続・夢幻章伝」112

  • 「続・夢幻章伝」111

    「泣いてる、キコキコ!誰か、泣いてるキコキコぉ」ややこしいけれど、こちらはアマキ&へび呼ロイドペア。「ああ。・・・うん」「大丈夫かなぁ。アヅチ、マツバぁあキコキコぉ!」「姉さんは大丈夫だと思う」「マツバのみキコキコ!!」アヅチは。「兄さんは、宗主様の息子と一緒だ!」「ふわぁあああああそれが良い単語になぜか聞こえないキコキコぉ!」「へびさん岩陰に隠れてっ!」ドォオオオオオンン!!「きゃぁあああキコキコぉ」「大丈夫!」「アマちゃんっ」現れる砂一族。3人。こちらは、ひとり。へび呼ロイドは見守るしかない。「きゃははっ!」「ずいぶんと砂漠を荒らしてんな、東一族」「俺たちも、総動員させられてんぞ」アマキは自身の刀を握る。「あっれぇ?こっち宗主のむっすこじゃないじゃん」「おいおい。あっちのチームだよ」「はずれかぁ」どうする?...「続・夢幻章伝」111

  • 「続・夢幻章伝」110

    「お、おお」『リク様』刃物と刃物がぶつかり合う金属音。動きと共に舞い散る砂塵。アヅチとマサキコ(リクインの蛇)の目の前で、到底、夢幻章伝とは思えぬ、手に汗握る戦いが繰り広げられている。リクインVS砂一族の青年「これは」『ええ』でも、でも、ええっとあの。リクイン、あんまり強くないな。『えぇ、おっしゃりたい事はわかりますよ、南一族のお方』「いや、俺、別に何も言ってないし!!」いやいや、とアヅチはフォローを入れる。弱いかと言われると、そうでは無いけど。強いかとなると。言いたいなー。でも自分のために戦ってくれてる訳だし言ったらダメなんだろうなー。わるいなー。マツバだったらきっぱり言っちゃうんだろうなー。あいつのそう言う所、良いと思うー。もどかしさに、もぞもぞするアヅチ。「言いたい事あるならはっきり言えやー!!」リクイン...「続・夢幻章伝」110

  • 「続・夢幻章伝」109

    ぼっかーーーーーーん。「おお、やってるやってる」と、遠くで聞こえる爆発音?にリクインは耳を傾ける。「よし、今のうちに僕たちも進むぞ」え?え?とアヅチが音の方を見つめていると。ぼっかーーーーーーん(2回目)。「いやいや、大丈夫なのか向こう!?」「だーかーらー、そういう作戦だよ」「作戦!!?」「テ………アマキが最後に出ただろ。で、今みたいにワザと地点を起動させて砂一族を一箇所に引きつけんの」これだから、他一族は分かってないなぁ、とため息をつくリクイン。「一応、こういうのはチーム戦っていうか砂一族相手の時は、それぞれの特性を生かして動いてるんだよ」ふうん、とぼんやり納得のアヅチ。「って事は、一番強いのってアマちゃんか。へび呼ロイドラッキーだったな」「はぁ?なんでそう言う話になるんだよ」「なんでって」そう言うのって一番...「続・夢幻章伝」109

  • 「続・夢幻章伝」108

    「と、云うわけで」砂漠に足を踏み入れるへび呼ロイド&アマキペア。「出発しようか、へびさん!」「アマちゃん、よろしくキコキコ!」へび呼ロイドはキコキコする。「オイラ、アタリ感半端ないキコキコ!」「それはよかった」「無事に砂一族の村にたどり着けるキコキコ♪」うんうん、と、頷くアマキ。「俺はヘビが苦手なんだ」「どっきゅーーーーん!!!」へび呼ロイドは撃ち抜かれる。「へ、へびが」「そう。苦手。じゃあ行こうか、へびさん!!」レッツ☆砂漠!「待ってキコキコ!いろいろ解決してないキコキコ!」「置いてくよ~へびさん!」「待ってアマちゃん!待ってキコキコぉ!」このスタート地点には、このペアしかいない。吹き荒れる砂埃。なんだかこのあたりは視界が悪い。「へびさんは大丈夫なんだけど、砂漠には地点があって」地点それは砂一族が仕掛けた、魔...「続・夢幻章伝」108

  • 「続・夢幻章伝」107

    「んじゃあ、みんな、ひいてね。こっちが護衛側。こっちが兄さん姉さんへびさん達側」どこからともなくクジを取り出すトキ。「は〜仕方ないな。それじゃあ、さっさとやるか」ため息をつきつつ、クジをひくリクイン様。あ、参加する感じなんだ。みんなをからかうだけからかった後、面倒くさいとか言って帰るタイプだと思ってた。リクインそう言う所ある〜。無。様々な感想が心を巡る中、「同じ番号がペアになるからな。1番の人〜?」「はいはい!!おいらキコ」「あ、俺だね」へび呼ロイド&アマキペア。「俺は2番だぞ」「兄さんとペアか、面白そうだな」アヅチ&タツキペア。と、言う事は。「…………」「…………」マツバ&リクイン様ペア。待って、2人とも凄い顔止めい。「ちょっと、私、1番強い人でよろしくって言ったわよね」「それなら僕だから仕方ないけどさぁ」え...「続・夢幻章伝」107

  • 「続・夢幻章伝」106

    「はぁああああ、ぜえってーいるよな、そう云うやつ!!」どこからか現れる、リクイン様。「お前もどっちかと云うとそっちグループだよな」「はあぁあ(怒)タツキお前な!!」バイト終わったタツキも来る。「だから、護衛をするんだろう」アマちゃんもいた。「これはこれは」「ずいぶんとたくさん護衛を、ね」「そんなに砂漠横断は恐ろしいのかキコキコ!!」「まあ、つまりはこういうことだ」トキはホワイトボードを取り出す。さくっと東一族の村→砂漠→砂一族の村「砂漠では何が起こるか判らない」「でも、この前はたどり着けたわよ」「あのな、その幸運が毎回あるとは限らないぞ」トキは赤マーカーで砂漠に盛大な×印を書く。「一瞬の気の緩みが、こうだからな!!」「えっ、マジ怖いキコキコ!その×印怖いキコキコ!」「こうだー!」もっかい×印(赤マーカー)「なん...「続・夢幻章伝」106

  • 「続・夢幻章伝」105

    トキとの集合場所に歩みを進めるアヅチ。まだ肌寒い日が続くけれど春の訪れを予感させる日だまり。ああ、そう言えば、いつの間にか。「ふと日の長さを感じる」ええ、と横を歩むマツバも頷く。「せわしく過ぎる日々の中で、ね」長かった冬が終わり、そしてあの穏やかな季節がやって来るのだろう。まどろみのような、そんな中、食事を取り、そして僅かな温もり、思わず出てきた大きなあくび。おっと、とアヅチは少し照れてマツバはその様子に頬を緩める。“卒業、おめでとう”「3月9日なのかキコ!?そんな日に書いてるキコか!!?????」イエス。「細かいことはどうでもいいのよ」「そうだぞ、なんてったってこれから行くのは砂一族の村なんだからな!!」「砂一族の村かぁ、キコ」前回の旅。砂一族の思い出。人を食べる。食べる。食べる。べる。べる。る。る。(エコー...「続・夢幻章伝」105

  • 「続・夢幻章伝」104

    「こうして旅が再開するキコキコ」「ふふ。再開。けれども1からのはじまりキコキコ」「ああ、」「うん」つい先ほどまでやっと理解しかけていたものがまた複雑に。どっちがしゃべっているか、なんてもうどうでもいいか。「スタンプももらえたことだし、急がなくっちゃ!!」スタンプラリー豪華賞品まだあきらめない。「違うよマツバ、同僚キコキコ~♪」へび呼ロイド、ばちーんとウインク(^_-)「あ、はい」「行くか」なんか、ケンカして仲直り後、ますます仲良くなる、あれ。へび呼ロイドはあっち行こうこっち行こういや君の方で良いよキコキコいやどうぞどうぞキコキコ「面倒くさいな」「ええ、面倒くさいわ」「とりあえずやることやるか」「ええ、さっき云っていたやつね」お昼ごはん!!!「今のトレンドなんだ!?」「今のトレンドは、飲食店4名以下ルールキコキコ...「続・夢幻章伝」104

  • 「続・夢幻章伝」103

    「とりあえず、飲めよア○グラ」「効くわよ、小青竜湯」「ツボ!!ツボを押すキコ!!鼻の横の頬骨のあたりの!!」え?と見つめ合うアヅマツへび。「アレ○ラ!!」「小青竜湯!!」「ツボぉおおおお!!キコ」飛び交う火花。花粉症、市販薬派と漢方派とツボ派。色々あるけど、皆、落ち着かせたいこの症状!!「ありがとう、みんな。とりあえず全部頂いておくキコ」ずずっと鼻を啜りながらコロイドはみんなが飲み終えた器を下げる。「それじゃあ、ごゆっくりキコ」すすす、と優雅に襖を閉め「「「いやいやいやいや!!!」」」「みんなどうしたキコ?」しゃなり、と優雅に首をひねるコロイド。動作のひとつひとつまで洗練されている。「ここは、再会を喜びあい。さぁ、再び旅立ち!!とかそういう流れじゃないの!?」「だよな!!俺達の旅は終わらない!!冒険はここからだ...「続・夢幻章伝」103

  • 「続・夢幻章伝」102

    「ねえ、これであっているのよね?(小声)」「ここの人が云ったんだから間違いないだろ(小声)」「ふたりとも、静かにするキコ(小声)」変顔なう。こほんと咳払いをする東一族の宗主様。まとっているオーラが違いすぎる。でも、変顔をするべきだ、とそう云う結論に至った。「どうでひょう!!」「これで笑えまふか!?」動かない空気。宗主様の顔は若干上半分が青ざめている。「まあまあまあ、お客様!!」慌てて出て来る付き人は、お茶を持っている。「宗主様はとりあえずお茶でもどうぞ!と!!」「えっ!!」「何も云ってないけど!!」「さすが、普段から身近にいる人は何でも以心伝心キコ!」3人は縁側に腰掛け、お茶をすする。広い庭。手入れされた庭。かっぽーーーーんどこからか、ししおどしの音。聞こえるのはそう、自然の音のみ。大都会の喧噪を離れ、ゆったり...「続・夢幻章伝」102

  • 「続・夢幻章伝」101

    そこは東一族の村長的ポジション一族を束ねる宗主様。―――のお屋敷。一族で一番偉い人。命とか狙われたら大変なので門の前にも棒を持った見張りの人が立っていたりする。「んん~、かといって、敵対する輩が、村の入り口をかいくぐりなおかつ屋敷まで忍び込むとかめったに無い。つまり、門番、ヒマ~」棒を持つ暇な大人がすること。それはエアーゴルフスイング。もしくは野球のバットの素振り。「チャッチャラチャッチャふんふふふんふ~♪アウト!!セーフ!!よよいの~」途中から、なぜだか野球拳的になりつつ「よ~い!!!!」ご機嫌で棒をフルスイングした門番の人。「「「………」」」の前に立つ、アヅチ、マツバ、へび呼。「ファァアアアア―――!!!??なんだ、お前達!!!」「それはこちらのセリフだ」「私達人(?)を探しているのよ」「ここにいるかも、と...「続・夢幻章伝」101

  • 「続・夢幻章伝」100

    「まあ、とにもかくにも」「コロイドはさておき、だな」アヅチとマツバは頷く。キョトンとするトキ。まだ這いつくばるトキ父。キコキコするへび呼。クラッカーを持つ、アヅチとマツバ。「行くわよ」「せーのっ」ぱぁぁぁぁんんん!!「「祝!!100話目!!!」」そう今回が「続・夢幻章伝」100話目だよっ☆現れるマイクスタンド。「昨今、外での飲食におきましては自粛を求められる世の中ではございますが」「一度だけ、乾杯を行いたいと思います」グラスを掲げ「かんぱーーーい!!」祝杯!中身はもちろん、ジュースです。「そうキコ。ついに100話キコ・・・」「ええ、そうよ、へび呼」「俺たちだけ、ってのも、残念だけどな」「アヅチ、マツバ・・・」「「へび呼」」「なんじゃそりゃぁああああああああキコー!!!!!」へび呼は高速キコキコするしかない。「な...「続・夢幻章伝」100

  • 「続・夢幻章伝」99

    「あああああああああ!!」そこには、空っぽの鳥かご。トキの父親は言う。「ここに、なんかなんとも形容しがたい生き物が居てな。どうやら何者かにこのカゴに閉じ込められていたらしく」「その何者か、俺ぇ―――――!!!」え、とトキの父親は一瞬固まる。「逃したの!?父さん逃したの!?」「いや、聴いてくれ、あれは暴れていたが、害のある生き物ではない自然に帰せば」「そう言う問題じゃなくてさ!!」「あれ、谷のマサシさんから、俺が託されて南一族の旅人まで無事届けてって」プチパニックなトキは若干涙目で訴える。「届けてって言われて、……俺。ちゃんと渡す相手まで見つけたのに」これはやばい、と血の気が引くトキ父。「トキ、父さんが悪かっ………はぁっっ!?」そして、トキ父はトキの背後に佇むアヅチ、マツバ、そしてへび呼に気がつく。「………」「…...「続・夢幻章伝」99

  • 「続・夢幻章伝」98

    「お前らだろぉおおおおお!!」まだ響き渡る、リクイン様の声。「とぅわあああああ!!おいらびっくりキコ」「お前の叫び方もな」「えっ、何!?知り合いの話キコ!?」「泥にダイブしたら汚れるって話だよ!」「てぇえいい!黙れトキ!!」ぼっかーーん、と立ち上がる、リクイン様。「違う今違う!」泥で汚れたのが、今のメインの話違う。「トキお前が預かった谷一族の謎の生物(鳥かごイン)それがこの南一族の連れなんだよ!」「だからそれで、俺は泥まみれなんだよ!」「泥から離れろ!」「まさか、コロイドがここに来ていたとはな」アヅチはかけ湯をする。頭を洗う。「ええっ、アヅチそれ何回目!?」いや、そんなことより「コロイドは、やっぱりここに」「あー、知り合いだったのか」トキは頷く。「すんごい獣だから、鳥かごインだけどな!」コロイドぉおおおお!!「...「続・夢幻章伝」98

  • 「続・夢幻章伝」97

    カポーン。タツキは番台のバイトなので、いきなり初対面のトキと風呂に入る事になるアヅチ。「という訳で兄さんも緊張するだろうが俺も同じく、だ。同じ初対面同士語らい会おうぜ」ザバーーっと風呂の湯を浴びるトキ。「俺はちなみに風呂は自分のペースでゆっくり浸かりたいタイプ」同じくザバーーーっと湯を浴びながら邪魔するなよ、と牽制するアヅチ。ちなみにへび呼は風呂桶を風呂代わりにして入っているよ。「はぁ、染み渡るキコォ」………蛇が喋っている!??東一族の一握りの人にしか出来ないという動物と話す能力に目覚めた!?いや、これは違うな。トキはしばらくへび呼を凝視して、そして。見なかった事にした。「それにしても、確かに汚れているキコね。どうしたキコ!??」「朝からお仕事だったキコ?大変キコね??」「トキのキって樹キコ?東一族のメンズって...「続・夢幻章伝」97

  • 「続・夢幻章伝」96

    お腹いっぱいで、外に出る4人。「へび呼はみんなが混乱するから留守番した方がいいんじゃない?」「それは今更、キコ!!」確かに。「確かに、なんだけど」へび呼を見る限り「オスなのかメスなのか」口調と雰囲気的には、ボーイに近い。しかしへび呼は、リボンをしている。「・・・メス?」「オスとかメスとか、生物学的な単語で云わないでほしいキコ!」へび呼は立ち上がる。「最近、そのパターン多いわね」「おいら、オスとかメスで区別されたくないキコ!」「でも、大浴場行くなら最低限のルールと云うものがあってだな」「パーリィ帽に云われたくないキコ!」「ふわぁああああ!?」「おいらはせめて、ボーイかガールで論じてほしいキコ」「そう云うのを語り合うのが、裸の付き合いだろう?」タツキがうまいことまとめた!「付き合いが良ければ、何でもいいってよ」「い...「続・夢幻章伝」96

  • 「続・夢幻章伝」95

    とりあえず花火って!!「ダンシンザオールナイトかよ!!キコ!!」は!!!とへび呼は布団から跳ね起き、あたりをキョロキョロと見渡す。「…………夢??キコ?」なぁんだ、とひたいの汗を拭く。「昨日の鍋の後、花火からの、ダンスナイト、沸き立つフロア、君とバンプ、そんな騒ぎに惹かれて顔を出す村の重役達。今宵は水辺も夢幻も全て忘れてただ、ひたすらに呑み明かせ!!踊り明かせ!!ヤーホイヤー!!アァ↑アァ↓ア↑!!イーヨーマンテェエ!!」夢で良かった、と安堵のため息。「さぁ、みんな起きるキコ」左右に目を向けるとまだ深い夢の中のアヅチとマツバそれに今回はタツキも同じ空間で川の字で寝ている。「今日も予定が盛りだくさ…………」そんなアヅチは昨夜の盛り上がりのまま眠ってしまったかのように、紙で出来た三角錐の帽子をつけたまま。帽子のてっ...「続・夢幻章伝」95

  • 「続・夢幻章伝」94

    やいのやいの、と、明日の計画を立てている4人をよそに、タツキの父は帰宅後の荷物片付け、身支度、手洗いうがい「あら?ここ汚れているじゃない」タツキ母は、タツキ父の裾を指さす。「ああ、とにかく転ぶしかなかったんだ」ほわんほわんほわん・・・タツキの父の頭に浮かぶのは「出汁がきいた料理はうまい!」その瞬間、タツキ父は家の前で転んだ。そして汚れた。それだけである。「大切なものは、目に見えない、のか」「そういうことじゃないと思うわよ」出汁が1番おいしくなってる?鍋料理をすすりながらタツキ父は、これいつまで続くんだろう、と考える。「とにかく明日は、コロイドの消息キコ!」へび呼は立ち上がる。「ついに足まで生えたのね!」「おめでとう!!」「蛇足と云う!!」「えぇい!ちゃんと話を聞くキコ!」みんな冷静に聞いてほしい。コロイドがいな...「続・夢幻章伝」94

  • 「続・夢幻章伝」93

    「「「「ごちそうさまでした!!!!」」」」おなかいっぱいになったアヅチ達はきちんと手を合わせてごちそうさまをする。「美味しかった、お鍋」「鍋の後のうどん、雑炊、全てに満足」「冬はやっぱり鍋に限るキコ」寒いときは温かい物に限るよね。「満足頂けたかしら?」食後のお茶を運ぶタツキ母。「あわあわ、お構いなく~キコ」「そうよ、片付けとかやらなきゃね」「一宿一飯お世話になる身としては」「兄さん姉さん、いいから座っててよ。あ、そう言えば」忘れる所だった、とタツキが台紙を取り出す。「これ今日のスタンプラリースタンプ」「そう言えば、今日の買い物で結構スタンプ溜まったな」「私たちお使い頼まれてるだけなのにそれでスタンプ押しちゃっていいのかしら?」「いいんじゃない?俺も母さんもスタンプラリーはしてないし」「ありがたいキコ」そして、溜...「続・夢幻章伝」93

  • 「続・夢幻章伝」92

    「あんたの父親、本当に伝説だわぁ」「生ける伝説キコ」「おぉおおおおおおおお!」恥ずかしいったら、ありゃしない。「俺も見たかったな、宗主様の爆笑!」「やめておけ」ふう、と、一連の流れを説明し終えた、タツキ父。そろそろ仕事(務め)に行かないと間に合わないよ。それでもこぶしを握り締め、続けるタツキ。「くっ、この俺でも宗主様の目の前ではためらうが、」そうなんだ。「俺もやってみたい!!」(スタンプラリーではなく、宗主様を笑わせる方ね)「ええ。大丈夫だと思うわ!」マツバも大きな声で云う。「あんたもアヅチの父親と同じにおいがするもの!」騒がしい枠、ってやつ。「はいはい」タツキ母は、手をたたく。「じゃ。そろそろ、買い出しに行ってもらいましょうかね」「キノコ鍋!」「付け合わせのタレ欲しい!」「豆腐も希望!」「俺は白菜1玉ね、母さ...「続・夢幻章伝」92

  • 「続・夢幻章伝」91

    「「「スタンプの場所教えてください!!」」キコ!!」「ええっ!?」タツキの父は一族の行く末を占う占術師のひとりであった。良く言えば真面目、悪く言えば融通の利かない男で、一族と家族の平穏を願い、これと言った趣味も持たず、ただひたすら実直に仕事をこなしてきた。そんな男がスタンプラリー等の浮ついた大会の実態なぞ知るわけもなく。「いやいやいや!!」タツキの父は、急に天から降ってきたナレーションに首を振る。「知っているし!!他一族がどんどん来るイベントだぞ。村の警備的にも連絡網来るし!!!」「……連絡網なんだ」「見ましたよってチェック入れて次の人に回すのかな?」「それって回覧板キコ!!」ゴホン、と咳払いの後タツキ父は告げる。「東一族のスタンプをゲットする手段は二つ。一つは簡単だけど手間がかかる。一つは難しいけどすぐに終わ...「続・夢幻章伝」91

  • 冬TOBA2021 12

    タイトルが「冬TOBA2021」で「2021」な所が気になるけれど(笑)まだまだ予断を許さないコロナですがふと、2020年5月に描いたイラストが出てきたのでわぁお、と載せてみます。この頃は、髭とかヌーとかもし水辺登場人物がバンド組んだらとかそんなイメージでCDとかのジャケット風にメンバー間の性格の不一致がありありのなんちゃって西一族バンドでした。もう少しの辛抱、頑張って乗り越えよう!!冬TOBA202112

  • 2022年始

    少しおそくなりましたが2022年!!今年もTOBAをよろしくお願いします。ゆったり、マイペースで連載をして行きますがこのブログに足をお運び頂くと嬉しいです。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。TOBAともえ&ばしょ↑いつか、登場するかもしれない、しないかもしれない、そんな新キャラでお祝い、したもののやっぱり登場、アヅチとマツバ。アヅチが振っているのは、振り回すと文字が現れるライト的な物。1枚目のイラストとテンションが違いまくるのでどちらかを載せようかな、と悩んだ物の、折角なので両方載せちゃう。なので、そのテンションの違いにえええーっとなっている1枚目のふたり。えええーーー。2022年始

  • 2021年末

    今年もブログにお越しいただきましてありがとうございました。2022年も素敵な一年になりますように。来年もよろしくお願いいたします。TOBAばしょ&ともえ2021年末

  • 冬TOBA2021 11

    もう、クリスマス終わっちゃったけどTOBAの地元には「まさき」という美味しい鶏の丸焼きを売っているお店がありまさきの肉、といえば地元民はほとんど分かるというクリスマスチキンの定番なのですが、ばしょ、は、そのほとんどでは無い方で(ちょっと地区が離れていたので)そして友達の父親が「まさき」という名前だったのでまさきの肉と言われても最初にイメージするのが友達の父ちゃんだった、という思い出。大人になり、なんやかんやで今年はじめて食べたよまさきの肉。美味しい!!!!!!!!冬TOBA202111

  • 冬TOBA2021 10

    みんなメリクリ♪素敵なクリスマスをお過ごしください(^^)冬TOBA202110

  • 冬TOBA2021 9

    東一族陸院さま前髪の一部が「くるん」しているのがポイント。でも、父親も母親も「くるん」でも「くせ毛」でもなく、陸院での突然の「くるん」小さい頃から触っておりクセがついた説。はたまたあえての朝からセットしている、おしゃれくるん説。でも、朝からドライヤーと電子レンジとか同時使用はブレーカーの危機!!!冬TOBA20219

  • 冬TOBA2021 8

    ツメのびてるよ年内にさっぱりしよう♪いろいろお手入れ気を付けないと年の力ではもうどうにもならない今日この頃(汗)冬TOBA20218

  • 冬TOBA2021 7

    チドリくんと女手一つでチドリくんを育てた母!!冬TOBA20217

  • 冬TOBA2021 6

    この日に載せちゃうよアヅチ、それ恥ずかしいけど家出る前でよかったよ!むしろ、ハッピー物事は考え方である。(格言?)冬TOBA20216

  • 冬TOBA2021 5

    谷一族のマイカちゃん。ぱっつん前髪と黒髪がチャームポイントなんだけど結ぶと、どうしても武士感が出てしまう(笑)拙者拙者!!冬TOBA20215

  • 冬TOBA2021 4

    雪なう寒しまだ、ここまで寒くはないですが雪、今年はどうかな。降るかな??そしてお絵かきソフトほしいな~、と、思うのでありました。冬TOBA20214

  • 冬TOBA2021 3

    日に日に寒くなって行きますね。外の気温とかあまり考えずに飛び出し、なのに寒さには弱そうな二人。満樹くんがお兄ちゃんポジションとして上着を持って走ってくるよ。こんなイラストばかり描いてしまう~。冬TOBA20213

  • 冬TOBA2021 2

    さらっと行くよ!水辺ノ先でも流行っているのか、Twitte●風。ポッ●ーおいしいよね♪冬TOBA20212

  • 冬TOBA2021.1

    今年はシルバーウィークのイラスト祭りをしていないのでこの勤労感謝にあわせて冬のイラスト祭り開催です。自分が寒いと、例え夏や砂漠が舞台の話を書いていようがキャラに暖かい格好をさせたくなる、そんなTOBAです。(逆もしかり)というわけでアヅマツマツバはおばあちゃんがかわいい孫が風邪をひかないよう手編みの帽子とか袢纏とか準備して荷物に持たせてあげるよ。きっと!!!それは他の孫でもしかり。お年頃にはちょっと恥ずかしい。体の弱い孫ならなおさら!!!!!!でもおばあちゃんもかわいい孫のためネコちゃんのアップリケとか付けちゃう。いよいよ冷え込んで来て、冬到来ですね。皆様体調を崩されないように~。冬TOBA2021.1

  • 「続・夢幻章伝」90

    「帰ったのか」「おう!」「休んだら、やることをやっておけよ」「判ってるって!」「・・・で、」こほん、と、タツキの父親は咳払いをする。「どちら様だ?」「「「お邪魔します!!」」キコ!!」タツキの後ろに立つのは、南一族ふたりと蛇。「何か変なのがしゃべっている・・・」ああ、もう、何これ、とタツキの父親はじろじろ見るしかない。「・・・ええっと、ごゆっくり」「「「ありがとうございます!!」」キコ!」「いいの、親父!?」「とりあえずはお茶でも出しなさい」「判った!!」母さん!!と、相変わらずのでかい声をタツキは出しきり、お茶の準備へと向かう。そして遠慮なく坐りだす3人。「東一族の一般家庭の家って、こうなっているのね」「ふむふむ。違う一族ならではのこだわりが、」「ここからは民宿の旅キコ」「(民宿!?)」こほん、と、もう一度咳...「続・夢幻章伝」90

  • 「続・夢幻章伝」89

    東一族の馬車降車場。 そこに一台の馬車が停まる。燕尾服を纏った御者が赤いカーペットをじゃらららら、と敷き開かれた扉からアヅチとマツバそしてへび呼が降りてくる。 「すげぇ、すげぇとしか言い様のないサービスだった」「まさに特等席」「また乗りたいと思うと同時にローカル乗り継ぎの旅もどこか恋しくなるという」「おいらは普通の馬車に乗り手元にマネーを残しておくべきだったと思うキコ」「兄さん姉さんすげぇ」うわぁ、と騒ぎを聞きつけたタツキが現れる。「この東一族の地に、要するにシンデレラ的な馬車で乗り付け出来るの兄さん達ぐらいだぜ」もうね、世界観チャンポンだよ。「あ、タッちゃん!!」「案内して頂戴!!この村でとびきり上等のお宿にね!!」「ええぇ!!もうマネーは無いキコ!!?」「そんなものは、あれだまた化石を売ってだな!!」谷一族...「続・夢幻章伝」89

  • 「続・夢幻章伝」88

    「歩くキコ!歩くキコ!!」へび呼はアヅチの肩に乗っている。「ポケモ●か!」「ピカチュ●か!!」「早くコロイ●を追いかけるキコぉ!!」「それは伏せ字じゃなくてもいいのでは、」3人は谷一族から東一族の村へ。でもそれは一旦、北一族の村を通る。「いやぁ、これは長旅になるな!」「ええ。でも、地の文の力で解決よ」3人は谷をあとにし、北を抜け、東一族の村へとたどり着いた!「ほら、このパターンでよ!」「ふぅ、長旅もいい思い出だ」ふたりは汗を拭い、演出をはかる。「ダメキコ!ダメキコぉ!!」へび呼は高速キコキコする。「それはダメ!なんかダメ!ずるダメ!!」「何よ」「お前、早くコロイドに追いつきたいんだろ」結局まだ谷一族の村を出たところです。「長い道のりになるわぁ」「疲れたな」「だから、馬車を使おうキコぉ」道ばたには看板。~この周囲...「続・夢幻章伝」88

  • 「続・夢幻章伝」87

    谷一族の洞窟を抜け1日ぶり?に太陽の元に顔を出す3人(2人と1匹)「よし」「ええ!!」谷一族の入り口。アヅチとマツバはラジオ体操第一、そして、屈伸運動を行い気合を見せる。「行くわよ、東一族の村!!」「今からなら夕方には何とか辿り着けるな」「民泊のオーナーからおにぎり弁当も貰ったし」「ありがとう、本当にありがとう!!!」「「東一族の村に今日中に、辿り着けばアマちゃんとかに頼み込んで宿泊先を、どうにかしてもらえる!!」」お宿代をどうにか浮かす。「…………え?」へび呼はマジでと動きを止める。「まさか徒歩で!!1日で!!谷から東に行こうとしているキコ!?」1日というか夕方に着くつもりでいるから半日と目論んでいる。「馬車ならともかく徒歩で辿り着ける訳が無いキコ。無謀な計画にSNSが炎上するキコ!!」結構離れているよ、それ...「続・夢幻章伝」87

  • 「続・夢幻章伝」86

    組合長はCDプレーヤーのCDを入れ替える。流れ出した曲は、「kait●」「カ●ト!!」「ARASH●の!」「それキコ!?」「いや。嫌いじゃないけど!」「でも、運動会の曲って流れでこれくる!?」「しんみりいい曲キコ!!」「そう。いい曲だ」組合長は呟く。空を見る。いや、ここは、谷一族の洞窟の中。空はない。あるのは、ただ、洞窟。「いい、曲だ・・・」組合長は目をつぶり、音楽を楽しむ。感じる。耳で身体で心で全身で。「いい、曲だ・・・」3回目。「このリズムで掘るのか」「やりにくい感」「みんな頑張るキコぉおおおお!!」カァン!へび呼、二枚貝の化石発掘!カァン!!巻き貝の化石発掘!!カァン!!!アンモナイト発掘!!!カァン!!!!う●この化石発掘!!!!カァン!!!!!マンモスの化石発掘!!!!!「くっ・・・、オイラ鉱石掘れな...「続・夢幻章伝」86

  • 「続・夢幻章伝」85

    思えば今までの各村のスタンプラリーも観光とセットだった。協賛金を出す代わりに、呼び込んだ観光客に現地でお買い物とかしてもらい地元も潤う、Win-Winの関係。「鉱石……鉱山……」アヅチは呟く。「アヅチどうしたキコ?」「ああ、いや」アヅチは物憂げに遠くを見つめる。「谷といえば風の谷だが鉱山といえば親方ぁああ、だよなぁ、と」だから、それはアウトだって!!!「待ちたまえ旅人達よ」そこに、鉱山産業労働者組合の会長が現れる。「鉱山は常に危険と隣り合わせ観光客とかが立ち入り、そして事故とか発生するとなんやかんや大変なんだ」観光客だと家族への連絡にも手間取るし、誰が立ち入りを許可したんだとかの責任とか。「心中お察しするキコ」「まぁ、鉱物も商品なんだから素人があれこれ触るのもいかがなものよって事かしら」「というわけでスタンプゲ...「続・夢幻章伝」85

  • 「続・夢幻章伝」84

    「やりきったわぁ」3人の背中が見えなくなって、裏からマイカのパパが現れる。「満足感が半端なく」それは、お客様と自身の両方、と、マイカパパは腕を組む。「あの人たち戻ってきてくれるかしら」「ええ、大丈夫よ」マイカパパは自信に満ち足りた表情で云う。「うちに泊まる人に悪い人はいない」お疲れさま、と、お茶を準備し、片付け前の、そして今日の準備前の一息。「彼らの旅に栄光あれ」「パパったら!」マイカもお茶を飲む。「あの人たち、そろそろ谷一族の村を出たかしら」「ええ、そうね」マイカパパは頷く。「たぶん、もうしばらく、ここにいると思うわ」「・・・ん?」首を傾げるマイカ。「どゆこと?」マイカの疑問のころ3人は「ふぅ、10時のおやつも節約ね!」「これ、食う必要あるのか?」「本当に節約した方がいいキコ!」露天でポン菓子を食べていた!!...「続・夢幻章伝」84

  • 「続・夢幻章伝」83

    「いや、別においら達双子とかでは無いキコ!!」そもそも種も違う感。いや、へびはともかく、コロイドって何。「諦めんなよ!!今まで一緒だったからこそ分かりあえる、通じ合う何かがあるだろ!!」「そうよ、2人(?)はずっと一緒だったんでしょう!!」「そして、俺は宣託の騎士」ええい、トウノが煩い。お前は騎士なのか勇者なのか双子なのかそれともあの刃に登場していた人なのか。「設定は統一しなさいよ!!」「だいたい、ちょっとタクトとキャラがかぶっているというか」「そもそも、今の若い人とかミラク●ガールズとか分かるって言うの??」「今、昔の諸々が再ブームとかいうやつか!!」「レトロ!!レトロ!!」「昭和がもう年号二つも前だなんて」「ええっとキコねぇ」尻尾をキコキコ振りながらへび呼は話を元に戻す。「長年の付き合い、そこから導き出され...「続・夢幻章伝」83

  • 「続・夢幻章伝」82

    「とにかく今まではな」まだ混乱は続いている。「ひとつと思っていたものが、ただ合体していただけだったんだ」「話すときは、話す方が話していた」「つまり、どちらも話していたと云う」「嗚呼、へび呼ロイド・・・」「どちらかと云うと主導は、風船部分だった」「残ったのはへび部分」「いつもコロイドの力を借りて、浮いていた方」「嗚呼、コロイド・・・」「あんた、帰りなさいよ」「家の仕事があるんだろう」民宿にて。3人とへび呼は、民宿のフロントスペースにて坐り込んでいた。なぜか、トウノもいる。「パパが夜パフェって云うから」運ばれてきたのは、ちょう特大のパフェ。ただ量が多いだけではない。こだわったフルーツ、手作りアイス。中には、自ら焼いたスポンジを散りばめ、食感を付ける。「3人になるとは思わなかったわ」ふたり分を並べて、マイカは立ち上が...「続・夢幻章伝」82

  • 「続・夢幻章伝」81

    「「へび呼ロイド??」」違和感を感じて振り返るアヅチ&マツバ。そこにはぶつぶつと呟くへび呼ロイド。「おいら、これ以上、あうあう」「でも、アヅチとマツバは今まで一緒に」「だって同僚達が、たすけてって、なのに、生姜焼き弁当を」「まずは落ち着いて、話し合ってから」「それじゃあ、いつになるか」「お、おい、へび呼ロイド?」「どうしたの?」きゅいーん、と淡く光り出すへび呼ロイド。「一体何がどうなっているんだ!??」「眩しい!!!?」次第にその光は強くなり、そして、そして!!!ぽーん、と現れる。「へび呼ぉおおおおお!!!!」もひとつ、どっこい。「コロイドぉおおおお!!!!」「「えええええええ!????」」「……今回はオイラ達分かり合えないみたいキコ」へび呼ロイドの風船部分が悲しげに呟く。「待てと言っても、待つ気はないと言う事...「続・夢幻章伝」81

  • 「続・夢幻章伝」80

    「それに、オレたちが負ケルダト!?」「そうよそうよ!」「負けるんだぞ!!」「ソノ剣(つるぎ)に!!?」「あんたは負けるしかないわ!」「負けるしかない!!」「思い込みさせようと必死キコキコ!」「何度も云うけれどね!」「この剣(短刀)は!」伝説のレジェンドスーパースペーシーフライハイマスターオブミツコシジェネレーションコングラチュレーションXトップザレジェンドマジダ「「の、剣だ!!!」」「ナ、ナンダト!!?」「すごいって単語並べただけキコキコ!?」「このすごそう感が大切なのよ!」「デパート名もはいったようなキコキコ(汗)」「レジェンドとか2回使っちゃう!」「伝説も入れると、実質3回キコキコ!!」「それに、オレが勝テルノカ!?」「揺らいでるキコキコ!」「そりゃそうよ!」「こっちには、掃除機もあるしな!」「伝説のモノが...「続・夢幻章伝」80

  • 「続・夢幻章伝」79

    「くらえ!!」アヅチ、マツバは掃除機のスイッチを入れる。いっけええええ!!!「ガッハッハ!!それしきの力!!!」トウノックスと化したトウノ。から、少しづつ同僚が吸われていく。それはまるで宙に浮くタピオカの如し。「吸引力の変わらない!!ただ、ひとつのぉおおおお!!!」「なんか!!あの!!D社を彷彿とさせるフレーズやめぇえい!!キコ」だが、なんかもうひとつ「ちまちま、というかもっと、ガーーって吸えないのかしら?」マツバは強弱のボタンが無い探し、アヅチは、同僚が詰まって掃除機壊れたらどうしよう。補償!!?賠償!!?と考え、へび呼ロイドは、「同僚ぅおおおお!!」と泡を吹いている。「これしきの力では、お前達は俺には勝てない」ふふふ、とトウノは無敵に微笑む。「なぜなら俺の心が生み出す負のパワーは無限だからだ」夢幻章伝だけに...「続・夢幻章伝」79

  • 「続・夢幻章伝」78

    最初は小さなほころびであった。それが、だんだんと大きくなりやがて、世界の破滅へと進む。「ガッハッハッハッ!!」トウノは手をかざす。「ちょっ、何その、クッ●的な笑い!!」「国民的ボス、●ッパ!!」「同僚たちぃいいい!!!キコキコ!」「コレゾ、ワレワレが望んでいたチカラなり!!」同僚はふわふわとトウノの回りに集まり出す。「ミナ、負のチカラをクラウノダ!!」「ガッハッハッハッ!!」「おいおい!」「食われてるわよ、あんた!!」「同僚たちぃいいい!!!キコキコ!」集まりに集まった同僚で、やがてトウノの姿は見えなくなる。そして「ベイ●ッ・・・」「・・・・・・・・・クス」「それ以上はやめるキコキコおおおお!!」どちらにともなくへび呼ロイドは叫んだ。「いずれ、コノ水辺ノ世界を支配したかっタ」膨らむトウノックス。「このままではま...「続・夢幻章伝」78

  • 「続・夢幻章伝」77

    「おお?」そこに現れ出でるはなんか、伝令を伝える忍者的な同僚。マツバはハエ叩きを手に持ち、それをバシバシと叩く!!「あふぅ!!!」「マツバ!!ちょっ!!」「ストップー!!!!!キコキコ!!」やめーい!!とアヅチとへび呼ロイドが止めに入る。「私もマイカに続かねばと思い!!っていうかちょっとゴ○っぽくって思わず」「あ、いや、ちょっ!!痛!!!いや!!やめなさいよそう言うのは!!」いい加減にして!!と忍者同僚(仮名)が叫ぶ。「分かってる??ねえ!!伝言あるって言ったよね!!つまり、これは、今から大事な話があるって事だよ!!分かってん??ねえ!!話の流れ!!!」「おお」「しゃべった」「しかも流暢だ」「は〜もう(ため息)続けるけど、いい!!?」「おお」「はい」「なんか、すみません」忍者同僚はわしわしと定位置(部屋の天井の...「続・夢幻章伝」77

  • 「続・夢幻章伝」76

    ビビーーーン!!!民宿のオーナーは立ち上がる(店主のことです)。「まさか!」慌てて扉を開ける。そこは、オーナーこだわりの品々。民宿への揺るぎない想い。妥協なし。いかに、お客様に喜んでもらうか。とりだしたのは「アロマにオイル、」そして「香りを楽しむための、新鮮な花びら」さらに「これを浴槽に入れると、泡の入浴を楽しめる」そうオーナーは先ほどのマツバのセリフ。いいじゃない、たまには個室で良い雰囲気のアロマでオイルで、石鹸とか良い物で、お風呂に花びらとか、なんか泡泡のお風呂に入るのよ!!!!を受信していた!!「満足には満足を」ふふ、と、オーナーの笑み。「笑顔には笑顔を」料理の仕込みを再開する。場面は戻って「同僚を、叩かないでキコキコぉおおお!!」ぱしばしぱしッ!!すごい勢いではたかれる、同僚。「ちょっと、誰よ。ハムラ●...「続・夢幻章伝」76

  • 「続・夢幻章伝」75

    どどーん、と民泊の入り口に卵みたいな形をしたハンモックチェアが据え置かれる。「これよ!!!」まるで幼子に戻ったかのように嬉しそうに座るマツバ。「それにしても店主さん?宿主さん?綺麗な人だったな」やあ、旅人さん。ワタシと娘の民泊にようこそ!!我が家のお客様になったからには、全てに満足して帰っていってもらうつもりだから。そこの所よろしく!!!!「顔立ちが整っているというか、男とか女とかそういうくくりを超越したなにかキコキコ」「挨拶と同時に食事の仕込みに入って行ったし」「ええ!!お客様に出す物に一切の妥協はしない。それが私のパパよ!!!!」さぁ、と彼女が立ち上がる。「そろそろお部屋に案内しましょうか」「だな、荷物も置いて」「そして同僚を探しに行くキコキコ」「………同僚、そうかそうか」「アヅチ忘れてたでしょキコキコ」「...「続・夢幻章伝」75

  • 「続・夢幻章伝」74

    「とにもかくにも、」マツバは立ち上がる。「まずはウェルカムドリンクをいただきましょう!」「あわわ、マツバ!」へび呼ロイドはキコキコする。「それはお客様用だよキコキコ!」「ええ、私はお客様よ!」「えっ、だってここに泊まるかどうかはまだ、!!キコキコ!」「泊まらないでどうするのよ!」マツバは、素敵ドリンクを手にする。ドリンクだけじゃない。グラスにもこだわってあって、オシャレ半端ない。「くっ。グラスまでかわいい!」そして「ドリンクおいしい!!」女子の素敵ポイントは男子には判らない。アヅチは飲めればいいや、と、オレンジジュースを飲む。「ちょっと、もうちょっとオシャレを楽しみなさいよ!」「飲めればいい、ほんと。飲めれば」「そのオレンジジュースだって、買ってきたペットボトルじゃないわ!」きっと、この店のオーナーが厳選したオ...「続・夢幻章伝」74

  • 「続・夢幻章伝」73

     ようこそ民泊へ!! 「あったわ!!」「あるもんだな!!」「とりあえず入ってみるキコキコ?」 いざ行かん!! 「みんな、見て!!」 玄関にはラベンダーやユーカリーの葉で作られたグリーンリースが飾られている。 「これはポイント高いわよ!!」「ホントだ!!キコキコ!!」「得てしてこういう所には八割方飾られているユーカリの葉」「あと、アイビーとか、な」「間違い無いわ!!」 ドアを開けると、小さなカウンター。そこにはウエルカムドリンクが。しかも各種のベリーが入ったフレーバーウォーター。 「!!!!」「これは夕食とかアカシアの木製プレートで出る民泊だぞ」「ここまで来て、夕飯に漬け物は出ないでしょう」「分からないキコキコ。こんな雰囲気のお宿って天然酵母とか発酵が好きな人が多いから、自家製味噌に漬け物、梅干し。~~大自然を感...「続・夢幻章伝」73

  • 「続・夢幻章伝」72

    谷一族の村は、もちろん谷にある。洞窟の中に建物を構えている。谷一族独特の灯りがあちこちに灯る。「早いとこお宿を決めて、そしてスタンプをゲットするわよ!」マツバは云う。「スタンプさえ集まれば、すぐにでも出発していいんだから」「えっと、オイラの同僚キコキコ・・・」先ほど軽食も出なかったし、お腹空いた。「懐かしいキコキコ」スネークバルーンは、谷一族を見回す。「そんなにここに思い入れが?」「ここに、ギャーズンを倒すための壁画があったキコキコ」スネークバルーン的には同僚を助けるための大きな手がかりだった。もしや、ここに描かれているのは、君!スネークバルーンじゃないのか!!ほわんほわんほわん「てへへキコキコ」「何、にやにやしてるのよ」「気持ち悪いぞへび呼ロイド」壁画に自分が描かれているなんて、「もしかしてオイラヒーロー!!...「続・夢幻章伝」72

  • 「続・夢幻章伝」71

    「なんか、展開が濃ゆいのよ!!」とりあえず去り行くトウノの後ろ姿を見てマツバは思う。「そうだな、唐揚げは美味しいけど毎日はちょっと胃がもたれる的な」同意。とばかりにアヅチも頷く。「つまり、キコキコ?」「何も起こらない回?ってのもあって良いんじゃない!!」「ああ。たまにはお粥とか食べたい的な」「普通にスタンプを貰いその後は、名所を観光し、ホテルのお部屋でゴロゴロして過ごし、美味しいものを食べ、露天風呂とか入って、自然の雄大さを感じて、足ツボマッサージとかしながらゆっくりと何もしない時間を過ごして、旅館のバーで美味しいお酒とおつまみで一杯ひっかけたりして、フカフカの布団で寝た後に、朝は遅めに起きて、個室で食べる朝ごはんを終えて、お土産沢山買って、谷一族の女将とかにお見送りさられながら、さぁ、次の村へとかそう言う事!...「続・夢幻章伝」71

  • 「続・夢幻章伝」70

    「朝日は東に、夕日は西に、我空気を欲せんと欲す!!」集まる光。ものすごい追い風。「見よ、俺のこの能力(パワー)を!!」「何ですって!?」「くっ、」アヅチとマツバは膝を付く。このままでは耐えられない。もはや、諦めるしかない、のか――――!!!「この冊子(フォルダー)を見るがいい」取り出した冊子(フォルダー)は、神秘的な輝きを放つ。「これは3年と7ヶ月かかって集められた秘術的収拾札が収められている」「秘術的、」「収拾札!!!」「そう」男は片手の杖を翻し、頷く。「秘術的収拾札(トレーディングカード)!!」「まさか、そんな!」「いったいいくらかかったと云うんだ!?」「1枚1枚に込められた能力(パワー)」男は冊子(フォルダー)を掲げる。「今こそ我の手に!我を助けよ!!!」「もうこれは!!」「戦えない!!」これからはこの男...「続・夢幻章伝」70

  • 「続・夢幻章伝」69

    「ちょっと待って」マツバも意味ありげに沈黙を破る。「私も何かおかしいと思っていたわ」「マツバ。キコキコ」同僚の事、気に留めていてくれたんだね、とへび呼ロイド、喜びの眼差し。そして、ぴらり、とスタンプラリーの台紙を取り出すマツバ。「この、絶妙な余白は実はスタンプもう一個必要とかそう言うアレじゃないの!!?」2個押されたスタンプ。だが、確かに余白あまりまくりである。ドキドキ波乱の展開!?「そして、粗品とか貰えるんじゃないの!?」マツバは西一族でもらった粗品に味をしめている。お父さん、娘さんちゃっかりさんに育っているよ!!「おいおい」「同僚の話じゃなかったキコキコ」同僚、もう北一族編では出てこないんじゃ無いかな。「それはね、お嬢さん」突然物凄いオーラを放つ人が現れる。ざわめき出す周囲の人々。飛び交う黄色い歓声。「あれ...「続・夢幻章伝」69

  • 「続・夢幻章伝」68

    ♪い~つまでもふふふ~ことなく~と~もだちで~ふふふ~~♪一ヶ月以上続いたんんんんりんぴっくくくくぅも閉会を迎えようとしている。「いや、曲はそれでいいのか?」「卒業ソングね」「淋しくなるキコキコ」「いろんな思い出が出来たからいいじゃない」「「思い出かぁ~(キコキコ)」」ちゃっちゃちゃらっちゃちゃっちゃちゃらっちゃチャチャチャチャチャチャう!!「うわぁあああぁあ」「どうしたの!?」「大丈夫アヅチ、キコキコ!?」「うわっ、てなるんだよ!うわって!!」「何か恥ずかしいことがあったのね!」「輝いたあの日キコキコ!」「それも、今はいい思い出でしょ」「お前らなあ!!!」♪ふ、ふふふふ~、たえる~ことふふ~ふ~ふふふふ~、いよぉ~アヅチマツバへび呼ロイドは、ビニール袋を渡される。「私は線香花火最後まで残った人が勝ちでいい成績...「続・夢幻章伝」68

  • 「続・夢幻章伝」67

    「はー、すっきりした」清々しい顔でお手洗いから出てくるアヅチ。きちんとハンカチ(兄のモモヤが持たせている)で手も拭くぞ。「うーむ」同じく今度は女子トイレから出てくるマツバ。「マツバどうしたのキコキコ?」「腹でも壊したのか?」「ちがうわよ」「何か、お手洗いに行っている間にこう大切な物を逃してしまったような、そんな気もするのよねぇ」「あ、お前もか?」「おいらも何かタイミング悪かった的な気がキコキコ」ううーん?「だが、しかし!!」マツバは宣言する。「例え一等の景品がすごかろうが、それを確実に引けるとは限らないのがガチャ!!」「ああ、退くも勇気ってな」「そうキコキコ!!お財布的にも勘弁して欲しいキコキコ!!」「あと、何かを逃した代償で、きっといいことあるわよ」禍福はあざなえる縄のごとし。さあ!!と3人は会場を後にする。...「続・夢幻章伝」67

  • 「続・夢幻章伝」66

    「おーーーい!」走ってくる南一族。「おーおおぉおい!アヅチ!マツバ!!?」しかし、そこに彼らはいない。「おっかしいな。ここにいたと思ったんだけど」南一族は首を傾げながら、その場をあとにする。その、ガチャ会場を。「おめでとうございます!!」誰かがガチャった結果。「21番!タピオカウーロンミルクティー!!」時を戻そう。「何よ、さっきからタピオカしか当たらないわ!!」「もったいないから飲むけどな!」「嫌いじゃないけどさ!」「女子だなぁ~」「オイラもずいぶんとお腹たぷたぷだキコキコ」云いながらも、ガチャはやめられない。へび呼ロイドはちゃりんとお金を出す。「おっと、これは!!」出た番号に驚く係の人。「☆の5番です!!!」「星!!」「星ですって!?」「星とな!!」「レアですよー!!」「でかしたわ、へび呼ロイド!!」「何だよ...「続・夢幻章伝」66

  • 「続・夢幻章伝」65

    「キャッサバ!!!!」その時、水辺一武道会にて海一族の司祭様が突然叫ぶ。「え?司祭様どうしたん?」「急に何?お告げ??」「先視の力???」海一族のごく限られた者。司祭、と呼ばれる彼らが使う独自の予知術“先視”東一族の占術とも、谷一族の遠視とも違う特殊な力。ほんの僅かに変わる瞳の色。とても中二心がくすぐられるパターン。すう、と深く息を吐き皆の注目を浴びながら司祭様は呟く。「急にこの言葉が頭に浮かんできて」動揺する若者達。しかし古株の海一族メンバーは言う。「司祭様はどこかでだれかがタピオカを飲むとき、自然とそれを受信してしまうんだ」悲しきかな、能力の無駄使い。「俺達を動揺させようって言うのか、そうはいかねえぜ」南一族の村長が進み出る。そう、んんりんんぴんんんんんん、の一番の花形競技、水辺一武道会。会場ではこれから海...「続・夢幻章伝」65

  • 「続・夢幻章伝」64

    北一族篇4日目「まさに昨日はパーティナイッ!!だったキコキコ」「失礼ね」「お盆だって」アヅチとマツバは昨夜の片付けをしている。各地いろんなお盆セットがあるが、また来年!「これでもだいぶ省略したのよ」提灯(丸に橘、五瓜に剣方喰)を片付けながら、マツバが云う。「省略キコキコ!」「そうだな、今、人が集まるのもよくないし」「そこ!!」「ナスとかニンジンキュウリを細かく切って(3ミリ角)お墓に供えるとか」「何それ!!」世の中には本当にいろんな、お盆の形。「そして、久しぶりに集まった親戚」「お小遣いくれる、おじちゃん」それ、昨日のへび呼ロイド。「夏休みも後半よ!!」「だな!!」「あと、やってないのは、」「それ、昨日も話したキコキコ!!」「カブトムシ捕りとか!?」「流しそーめん!!」「辛いものも食べてないわ!」「それは夏じゃ...「続・夢幻章伝」64

  • 「続・夢幻章伝」63

    はぁ、とアヅチがため息をつく。それは北一族の村・二日目も終了しようとしているお宿のベッドでゴロゴロしつつ。 「なんか、俺達もっと夏休みっぽい事したいよな」 「ぶへぇええええええええキコキコ!!!!!!!!!?」 ええ!?とへび呼ロイドはウーロン茶を噴き出す。 スタンプラリーで各村を回りつつ、その村の観光名所を巡ったり、名物を食べたり、イベントに参加したりして、時にはちょっとスリリングな戦い?もあったりしつつを同じ村の幼馴染とこなしていく。 それってまさに、王道の夏休みじゃない!!!???? 「それにプラスして一度、行き違いから気まずい口喧嘩しちゃったり、ちょっと甘酸っぱいシーンとかあればベストぉおおお!!」 「へび呼ロイドはどうしたんだ?」「酔いが回っているのかしら?」(ノンアルで) でも、確かに、とマツバはア...「続・夢幻章伝」63

  • 「続・夢幻章伝」62

    なんだかんだあった。それはもう、なんだかんだ。サンバは踊れば踊るほど、疲れるのではない。むしろ、もっと!もっと!!と、上手くなる。「ええ、そうね」マツバは頷く。「お疲れ!!」「う、腕が・・・」腰が、そして、足が、肩が。アヅチはそう、サンバのあと筋肉痛で苦しんでいた!「当日に筋肉痛が来るだけ、まだマシね」「まだまだだな!!」「仕方ない、これから一緒に練習するか!」「お前ら・・・」アヅチの目に嬉しさと辛さの涙が入り交じる。そして「お前らまだ踊るのか」北一族んんんんりんぴっくくくくぅ、2日目のフィナーレは、踊り。「ええ、そう」マツバも踊っている。どこか懐かしい曲とともに。「お盆だもの!!」「伏せ字なしで云ったな」そう、盆踊りなう。「すごすぎる、お前ら」「何が?」「何が??」「何が???」「盆踊り、それは、先祖のために...「続・夢幻章伝」62

  • 「続・夢幻章伝」61

    へび呼ロイドの凄い衣装がなんか凄い科学の力により周囲全てのエネルギーを集め始める。「おいらのサンバの前では、どれも均しく児戯なり」サンバ会場はけたたましい光に包まれる。「もしや、俺達が倒すべきラスボスはへび呼ロイドなのか……」アヅチはもうなるようになれーと投げやり気味です。「待てぇええええ!!二度も爆発オチにさせてたまるか!!」タクトがへび呼ロイドの正面に躍り出る(文字通り)。「このままでは、夢幻章伝シリーズしか読んでない読者が北一族がこういうノリの所だと思ってしまう」悔しみに震えるタクト。「北一族の村は、華やかさとスリルとミステリアスな雰囲気を合わせ持つ大人の街だと言うのに!!!!」「まぁ、スリルは今まさに現在進行形」それに1度目の爆発オチ、あなたの彼女ですから。「ふう、仕方無い。この状況は放ってはおけないよ...「続・夢幻章伝」61

  • 「続夢幻章伝」60

    それは、「無」と云う夢から突然に目覚めたような。鳴り止まない歓声。「いけー!!」「南一族の意地を魅せてやれー!!」「ひゅうひゅう!!」「だわわわわわわゎわわ」アヅチはハズカシサのあまり、手と足の動きが等しくなる。「あの動きは!?」「もしや、伝説の勇者の舞!!」「ひゅうひゅう!!」いいから、いいから、帰ってくれ!!見ないでくれー!!!アヅチ心の叫び。しかし、走り出した列車は止まらない。見よ、タクトとチナツの舞(サンバ)どれだけ、独創さがあろうとも、音楽と合っているのか微妙でも、誇りを持って踊っているではないか!!「それは、いい!どうでも、いい!!!」アヅチは天を仰ぐ。「あいつらと一緒にはなれない!!」「みなさん、さすが甲乙付けがたい踊りですね」会場の解説者。「ええ、この競技に恥という言葉は存在しません」「いかにも...「続夢幻章伝」60

  • 「続・夢幻章伝」59

    会場に流れる軽快な音楽。サンバこそ至上の音楽。ちゃっちゃちゃらっちゃ、ちゃっちゃちゃらっちゃちゃちゃちゃ、ちゃちゃちゃ、う!!「あ、見て!!タクトよ!!」クリミアの声に彼女の視線を追うマツバとケート。各々自慢の衣装と思い思いのダンスでにこやかな笑顔を振りまきつつダンスを披露しているがその中でもひときわ際立つ、それはタクト。「やあ!!!俺だよ!!!!」「凄いわ」「ええ、腕ボーン、ふわっフワのまさにサンバ!!といえる衣装」「腰つきも軽快、ただ者じゃないわね」スポットライトで照らされたように人々の視線を浴びている。「あら、当然よ。タクトは次世代をしょって立つ期待のサンビスタと言われているの」周知の事実、とばかりにクリミアが言う。「サン……なんて?」「毎年カルナヴァルが開催される度に各エスコーラから声がかかるけれどタク...「続・夢幻章伝」59

  • 「続・夢幻章伝」58

    「今ならまだキャンセルきくんじゃない?」「当日キャンセル不可なんだよぉ!!」「ドタキャンする??」「ドタキャン!!」それは、連絡を入れず、会場に現れないこと作戦。「でもアヅチ。名まえも一族も登録しちゃってるキコキコ!!」「だア!!しかも、連絡先実家の電話番号だわ!!」もしもし~こちら、南一族のアヅチさんのお宅でよろしいでしょうか?本日、北一族んんんんりっぴっくぅうう、のサンバ大会に登録いただいております。まだお姿見えないのでお電話させていただきました。当大会は、6人ずつのダンスとなりますので、お一人様でも欠けると、ダンスが無駄になってしまいます。至急ご連絡いただきますよう、お願い申し上げます~「6人規定って、某社のコ●ナワクチンか」本当にドタキャンは困ります。「でも、世の中にはクーリングオフという制度がキコキコ...「続・夢幻章伝」58

  • 「続・夢幻章伝」57

    「ふあ~」ちょっとお高いホテルの凄くふわふわのベッド&枕。ふわふわすぎて眠れないなんてことは無く熟睡のうえで目覚めるマツバ。「こういう所って何で枕沢山あるのかしらねぇ」遮光カーテンを明けると柔らかく差し込む朝日。「さあ、ホテル自慢の美味しい朝食ビュッフェでも食べに行くとしよ……う、か」振り向くと、そこにはアヅチ。ベッドサイドにおいてあるソファーに神妙な面持ちで座るアヅチ。「………」そして、何とも言えない表情でアヅチを見やるへび呼ロイド。「何やってんの、あんた達」「お、俺は………俺は、」わなわなと震えるアヅチ。「アヅチ落ち着くキコキコ」「俺は、そんなつもりでは!!!!」北一族編1日目。マツバはあっという間に北一族でのスタンプを1個ゲット。やったぜ!!へび呼ロイドの同僚をどうにか助けないといけないが同時進行でこなし...「続・夢幻章伝」57

  • 「続・夢幻章伝」56

    パチ、パチパチパチシュワワワワパチパチパチパチシューーーーーぽとん「さあ!こちらの会場では白熱のバトルが繰り広げられています!!」そう、そのバトルこそ。線香花火最後まで残っていた人が勝ち(そのまんま)日も暮れ、辺りはすっかり花火時。我こそは、の挑戦者たちが熱いバトルを繰り広げている。パチ、パチパチパチシュワワワワパチパチパチパチシューーーーーぽとん「えー、今回の線香花火は、」司会者はメモを読み上げる。「「夏の花火で余った線香花火もっないないの会」のみなさんよりご提供いただきました!」「・・・・・・」「マツバ・・・」「これって・・・」へび呼ロイドは、こほんと咳払いをする。「すっっっごく地味キコキコーおおおおぉお!」「ちょっと、風を起こさないで!!!!!」マツバは小さく怒る。「これは何の競技キコキコ!」「線香花火最...「続・夢幻章伝」56

  • 「続・夢幻章伝」55

    「怪我は無いかい?」「ええ」「それなら、良かった」クリミアをタクトに託し、立ち上がるマツバ父。慌ててマイクを握る司会者。「皆さん無事でなによりです。しかし、豆乳料理対決は、残念ですが……」料理爆発により、会場の全ての食材は炭と化している。「いや、待ってくれ!!」マツバ父は自分の作業スペースに戻り確かめるようにオーブンを開ける。「余った食材で仕込んでいたが良かった、無事だった様だな」取り出したるはクッキー。それは豆乳クッキー。クリミアの爆発の熱とか何やらにより、偶然の産物としてクッキーが焼けた。「いやいやいやいや!!!」「そうはならんだろ!!!!????」「豆乳クッキーって前回マツバが作ろうとしたやつキコキコ」「さあ、みんなでこのクッキーを食べよう」わあああああ(歓声)。「素敵だわ。あら、クッキーも美味しい!!!...「続・夢幻章伝」55

  • 「続・夢幻章伝」54

    伝説の食材ギャーズンドコズンドコ「いや、あれはヘドロだろ」「ゴ●ラで云うところの●ドラ」なんで、ゴジ●で例えるのか。「忘れもしない、俺が前作でギャーズンに飲み込まれたとき」死闘の末、ギャーズンの体内に取りこまれるアヅチ。ギャーズンの仲は粘液質で、息が出来ない。くっ、ここまでか。そう思った瞬間、現れる伝説の武器(懐中電灯)。その光に照らし出されたギャーズンは、跡形もなく溶けた。(ような気がする)「くさ、臭かったんだよ!!」アヅチは全身全霊心を込めて叫ぶ。そのまま、普通モードっぽかったが、あのときアヅチの体は臭かった。「だから、云ったじゃないのさぁキコキコ」意気消沈のへび呼ロイド。「みんなにもて遊びされた結果、あの姿になったんだってぇ!キコキコ」涙が止まらない。だって、渾身の料理、失格だったもの!「へび呼ロイド、そ...「続・夢幻章伝」54

  • 「続・夢幻章伝」53

    北一族、豆乳料理対決。優勝するのはマツバの父なのか。「それは、何か、嫌!!!」苦悩するマツバ。それなら、なぜか決勝に進んでしまったクリミアなのか。「あれが優勝するって、どうよ?」「ええっと、それじゃあ」ふいに思わぬ所から声が上がる。「おいらが優勝してしまっても構わないキコキコ?」「え?」「へび呼ロイド!?」ふぁさぁ、と懐から取り出したるは使い込まれたエプロン。「他作品の主役級の人達が料理上手で登場しているけれど、おいらがただのマスコットキャラクターじゃ無いって事。本当の実力者の腕を見せてあげるキコキコ!!!!」「ええええ?」「何を言っているんだ!??」今回は、サブキャラ主役回なのか!?「さあ、皆さんお待ちかねの豆乳料理対決、決勝戦メンバーの入場です!!」ドルルルル、と会場にはドラムの音が鳴り響く。スポットライト...「続・夢幻章伝」53

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、TOBAさんをフォローしませんか?

ハンドル名
TOBAさん
ブログタイトル
TOBA-BLOG
フォロー
TOBA-BLOG

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用