ブログ休止します

お久しぶりでございます。 前回の投稿が2015年2月28日だから、およそ1年と8か月ぶりの登場です。 久しぶりに登場しておいて何ですが、このブログは休止することにしました。 そもそも、私のようなメンドクサガリの人間がブログなんて書けるわけもなし。当然といえば当然の結果です。...

一粒で二度おいしい！？

私たちはみな、頭の中に、芝居小屋を持っている。その芝居の演目は大きく分けて二種類あって、それぞれ「過去」および「未来」と名付けられている。 その舞台では自分自身も含めて、色々な人物が登場する。両親、兄弟、親戚、恋人、友人、会社の同僚・・・etc. 彼ら、彼女らは、入れ替わり立...

H君のこと

二年後輩のH君が先日亡くなった。 H君と私とは、かつて同じ学生寮に住んでいて「同じ釜の飯を食」った仲だ。一緒にアルバイトに行ったり、徹夜で麻雀をしたり・・・、色々な思い出がある。 彼は当時から100㎏もありそうな巨躯だったが、その外見とは裏腹に、心優しく、いつも周囲に気を...

流石は俺だ？！（年末の御挨拶に代えて）

今日はクリスマス。 仏教徒の自分にはあまり関係がないが、それでもクリスマスにまつわる昔の懐かしい思い出のアレコレが浮かんでくる・・・。 時の経つのは早い。今年はどんな歳だっただろう・・・。 今年は自分にとっては大変良い歳だった。春にすばらしい先生に巡り会え、釈尊の教えに基...

安楽死と尊厳死、そして自殺

数週間前、或るYouTubeの動画が世界中で話題となった。その動画はアップされて5日で500万回以上再生されるほどだったという。その内容は、悪性脳腫瘍で余命半年と宣告された29歳のアメリカ人女性ブリタニー・メイナード(Brittany Maynard)さんとその夫、母親が語る6分...

殺生を楽しむ・・・？

以前このブログにも書いたが、私は釣りを止めている。とは言っても、昔からそれほど釣りが好きなわけではなく、生まれ育った土地がきれいな渓流に恵まれているので、帰省した折に、周囲の者から誘われるがままに同行していたという程度である。岩魚をよく釣っていた。これが塩焼きや唐揚げにすると実に...

先ずは己（おのれ）を良くせよ

自らの「正義」や「理想」を声高に叫び、吹聴して回る人間は多い。市民活動家などによく見られるキャラクターだが、そうした人間は得てして、自分の理想にそぐわない考えや意見を持つ他者を厳しく排撃し、糾弾する。「貴方の理想は貴方の理想であって、私の理想ではない。うるさいから黙っていてくれな...

高尾山に登ろうと思ったら、エベレストだった！

私の当面の目標は預流になること。このことは仏道修行を始めた頃から、人に訊かれれば公言していることだ。 私は、天界に生まれて、天上の快楽を楽しみながら長い時間を過ごすことには、魅力をあまり感じない。これは、私ごとき者には天界の快楽を想像すら出来ないことによるのかも知れない。だが...

瞑想と耳栓

私の自宅マンションの部屋は二階で、小学校の正門のちょうど前にある。 「前」といっても、そんじょそこらの「前」ではない。本当に「真っ正面」なのだ。 だが幸いなことに、瞑想に差し支えるほど五月蠅くはない。なぜなら、①子供達が登校する日中には私は仕事で出ている。逆に朝・晩は学校は...

こんな時代に生まれて・・・

佐世保で女子高校生が友人を殺害したり、理研の笹井副センター長が自殺してしまったり、毎日嫌なニュースがたくさん流れてきます。何か世の中が変だ、と感じることがしばしばあります。 こんな時代に生まれてきてしまったことを託（かこ）つ人も多いのではないでしょうか？ 私もかつてはそうい...

進歩？

最近本当に暑いですね。 みなさま、夏バテにならないよう、体調管理にくれぐれもご留意下さい。 不飲酒の毎日ですが、こうも暑いと、冷えたビールが恋しくなることがありますね(>_<) 私は平日はいつも午後7時頃に仕事を終えて帰途につくのですが、その時間帯になると日によってですが...

悟った人

色々なブログを見ていると、結構いるんですね、悟った方々。 その中には、預流果、一来果、不還果・・・といった風に仏教語で自らそれを公言していらっしゃる方々がいますし、他にも、スピリチュアル系の方々の「悟り」もあるようです。 YouTubeでも検索で「悟り」と入れるとたくさん覚者...

心の病

鬱病、パニック障害、摂食障害などが増えているというニュースをよく目にするが、自分の周りにも心の病に苦しむ人々がちらほらといる。 今日も取引先に用事で行ったとき、とある箱屋（書籍のケースを作る会社）さんの廃業を聞いた。うちの会社もずいぶんと過去に仕事をお願いしたことがある会社で...

酒のお中元

この時期になるとお中元を毎年いただく。 私は、個人的な知己への贈答は極力控える主義なので、お中元・お歳暮ともに会社の取引先関係が殆どである。お中元・お歳暮は年賀状と同じ「虚礼」のニオイがして好きではないし、基本的に昔からモノをもらってもあまり喜ばない人間なのだ。（他の欲はいざ...

無知は罪？

法律を破っておいて、後で法律を知らなかったと言っても、わが国を始め、世界のどこの法治国家でも、それは通用しないだろう。 それと同様に、人としての人倫道徳を破っておいて、後で、それが罪になるとは思わなかった、悪であるとは知らなかった・・・、と言っても、そしてたとい本当にそれを知ら...

一つの提案

ここ数年、飲酒と不飲酒の間を行ったり来たりしている内に、私は「酒害」の問題について非常に強い関心を持つに至った。きっかけは禁酒の夜長のつれづれに、依存症の方々の断酒ブログなどを拝見して、自分自身への諫めとしたことなのであるが、色々なサイト、ブログを見る内に、アルコールという薬物が...

お布施はどこに？

仏教徒ならば誰でも、お布施をして、その功徳によって、現在及び未来の己が行く道を良くあらしめたい、涅槃に一歩でも近づきたいと希うのは当然のことである。そこで問題になるのは、「誰に対してお布施をすればよいのか？」ということになる。 我々の今生での財力・労力・時間等は有限であるので、...

今日から改めて

今日は僕の45歳の誕生日。あっという間にこんな歳になってしまった(>_<) ここ最近は、正月も誕生日もちっとも嬉しくないが、「老い」を実感する契機にはなるので、仏教的には良いことなのかも（笑） この歳まで生きてこられて「感謝」しないといけない、色々な人に。 ありがとう...

あの時死んでいたら

ここ数年、私はブッダの謂わばファンで、頭の中のかなりの部分がいつもブッダに占領されているような状態（笑）なのだが、今から十数年前に、頭の中がすっかりニーチェ一色だった時期がある。 全集は白水社版も理想社版も購入して全て読み、大学時代、第二外国語がドイツ語だったこともあり、改めて...

「老い」を見つめる

最近なかなかスタメンで出場機会の少ないイチロー選手を見ていて思った。 「老い」の苦しみを最も痛切に感じるのはスポーツ選手ではなかろうか？ 芸能人であれば、歳をとっても渋い役が回ってくることもあるだろう。だが歳をとったスポーツ選手には引退の二文字しか残されていない。 ストイッ...

「心の豊かさ」って何？

かつて日本の経済がまだ右肩上がりで、人々が未来に対して明るい光を見いだしていた頃、新聞等のメディアは「心の豊かさ」ということを挙（こぞ）って強調した。日本は物質的な豊かさは達成しつつあるが、精神的にはまだまだ貧困である、というのがその主な論旨であったと記憶している。いま、若干の懐...

いつも不安なチャンプラー

相も変わらず、わが国のマスコミ・マスメディアの連中は煽（あお）り立てている。彼らを一言で表現、あるいは定義するならば「煽り立てる人々」である。彼らは言う、「国民が消費活動を控えデフレで不景気になったのは、将来に不安を抱えているからだ」「出生率が上がらないのは未来に希望を見出せない...

テレビ局の「目的」

凡（およ）そいい歳をした大人が、他者から「アレは良い」とか「アレは悪い」などと吹き込まれて、その価値判断に強く影響されて、それを盲信したり鵜呑みにしたりするがごときは、あまり「趣味」の良いこととは僕には思われない。なぜなら、ものごとの価値に対する自分自身のしっかりとした判断基準を...

酒の十徳、酒の十過・・・どちらが正しい？

前にも書いたが、酒量を減らそうと一応（笑）努力している。最近はだいたい週一ペースくらい・・・。 もともと酒は嫌いではないし、酒を飲みながら気のおけない人たちとあれこれ話をするのが好きなのだが、一方で飲酒に対する警戒心もあった。20代前半の頃は酔って人に迷惑をかけたこともあった...

自分で選んだ道だから

他の人々が「安楽」であると称するものを、諸々の聖者は「苦しみ」であると言う。他の人々が「苦しみ」であると称するものを、諸々の聖者は「安楽」であると知る。解し難き真理を見よ。無智なる人々はここに迷っている。（『ブッダのことば－スッタニパータ』） 仏道を行く者は、必然的に世間的な...