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KEN'S LENS 2 http://blog.livedoor.jp/klens/

雑誌「住民と自治」の表紙写真と、埼玉自治体問題研究所の所報「そよ風」のコラムなどを掲載しています。

政治ブログ / 市民運動・社会運動

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2014/02/16

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  • 花巻の風車

    (JR花巻駅前公園)花巻は宮沢賢治が生まれ育った街としてよく知られている。どんな街なのかを知りたくて訪ねてみた。JR花巻駅から出ると、ステンレスポールが幾つも立つ風景が目に入った。その先端には風車がついていて、風があると回っている。正式名称は「風の鳴る林

  • 古墳の春

    (さきたま古墳公園/埼玉県行田市)さきたま古墳公園には、前方後円墳8基と円墳1基の大型古墳がある。この場所は県名発祥の地であり、「埼玉(さきたま)」という。写真は、国内最大級の円墳の丸墓山古墳で、隣の稲荷山古墳から撮ったものである。丸墓山古墳には、上に登

  • リボンの願い

    (中国西安市/清龍寺)清龍寺は、弘法大師空海が真言密教を習得した寺院として知られ、日本人がよく訪れる西安の観光名所である。境内には日本から寄贈された空海記念碑や記念堂なども建つ。印象的だったのは、本堂周辺の樹木という樹木に赤い細長い布が結びつけられている

  • ベネチアの杭

    (ベネチア)水の都・ベネチアでは杭が水辺に立ち並ぶ。座礁を避けるためか、ベネチア本島から周辺の島に行く航路にも杭が打たれている。また、この街は、軟弱な地盤のため地下に杭を無数に打ち込んで造られたという都市建設の点でも、杭と深い関わりがある。写真の杭は運河

  • ダルマの横顔

    (東京都国立市泉/旧柳澤家住宅)国立市の城山公園には、旧柳澤家住宅と名付けられた古民家がある。この古民家は、甲州街道沿いの青柳村(現国立市青柳)に建てられていた農家を移築・復元したもので、江戸時代後期の建築と推定されている。薄暗い土間から囲炉裏がある板

  • バクタプルの龍

    (ネパール、バクタプル/トゥマディー広場)バクタプルは、ネパールの首都カトマンズの郊外にある街である。ここは、マッラ王朝期(13-18世紀)に生まれた王国の一つ、バクタプル王国の首都であった。トゥマディー広場を訪れたとき、バイラヴナート寺院の脇に龍らしき彫り

  • 展覧会

    (東京都港区/国立新美術館)独立美術協会主催の独立展は毎年10月に国立新美術館で開催される。知人が出展していることもあって、展覧会には十数年間毎年訪れている。足を踏み入れると、「芸術は爆発だ」を彷彿させるようなパワーみなぎる絵画が連なり、圧倒される。なかでも

  • 野仏

    (万治の石仏/長野県下諏訪町)万治の石仏は、諏訪大社下社春宮の境内を抜け、赤い橋を渡った対岸にある。岡本太郎が紹介したことで広く知られるようになったという。その姿は、江戸時代前期の作にもかかわらず、確かに芸術家が好みそうな、大きな体に小さな頭というユニー

  • 結婚記念撮影

    (文京区/肥後細川庭園)幕末に熊本藩細川家下屋敷になったという肥後細川庭園を訪れた。この庭園の側には、細川家に伝来する歴史資料や美術品を展示している永青文庫もある。散策していると、結婚記念写真の前撮りであろうか、庭の奥にある小さな池の石橋の上で、和装した傘

  • 小樽運河の倉庫

    (小樽市/旧北海製罐第3倉庫)はじめて小樽を訪れたのは、今からおよそ40年前、都市調査のためであった。小樽運河は、60年代に札幌と結ぶ道路を拡幅するために埋め立てる計画が立てられたが、市民の反対運動によって半分ほど残されることになった。うら寂れた街からいまや一

  • メニューを読む

    (東京都江東区/東京都現代美術館レストラン)東京都現代美術館で展覧会を観た後に、昼食をとるために館内のレストランに向かった。混んでいて少し待つ。入り口に並べてある椅子が外のガラス窓に向かって置かれている。外の彫刻を鑑賞しながら待ちなさいということなので

  • 星砂の浜

    (沖縄県竹富町/皆治浜)竹富島は石垣島の目の前にある小さな島だ。伝統的な沖縄の赤瓦の屋根や琉球石灰岩の塀が連なる集落を巡った後、もう一つの観光スポットの、星砂(実は有孔虫の殻)があるという皆冶浜に向かう。浜に着くと観光客は、皆すぐに下を向いて星砂を必死

  • 路地のポスター

    (ベネチア/ラーモ・デイ・ボンバゼリ通り)この路地は、ベネチアに滞在中、リアルト橋近くの店に買い出しに来た際にみつけた。写真で人がいる場所は、リアルト橋のすぐそばのサン・バルトロメオ広場である。観光客はこの広場から橋に伸びる道を歩く。実は、この路地は観光

  • 五稜郭の桜

    (函館/五稜郭公園)春、五稜郭公園では他とは違う花見が楽しめる。名所の桜は、河川・道路沿いなどに並木となっているタイプや、公園・お城の周辺などの広場に密集しているタイプが多い。けれども、城郭であった五稜郭公園では、土塁の上にも平地にも植えられており、様々な

  • 兵馬俑

    (秦始皇帝陵博物院/陝西省西安市)西安市郊外の秦始皇帝陵博物院を訪ねた。皇帝陵兵馬俑坑1号坑はカマボコ型の巨大な建物で覆われ、なかに入ると兵馬俑がいくつかの溝の中に立ち並んでいて、圧巻である。入り口側にある上部の窓から光が兵馬俑の列に差し込み、その表情をは

  • 橋の裏側

    (東京都江東区/清洲橋)隅田川にかかる橋の中で最も美しいのはどの橋かと問えば、多くの人は清洲橋をあげるであろう。関東大震災の震災復興事業として建設されたこの橋は、ドイツのケルンにあった橋をモデルに設計されたという。清洲橋を撮るのは二度目だが、今回は橋を裏側

  • 悪縁を切る

    (京都市/安井金比羅宮)安井金比羅宮は、どうやら悪縁を切ることが得意らしい。そのウエブサイトには、「男女の縁はもちろん、病気、酒、煙草、賭事など、全ての悪縁を切っていただいて、良縁に結ばれて下さい」とある。悪縁を断ち切ることで良縁を招くという。その作法は、

  • 合格祈願

    (京都/北野天満宮)師走に京都の北野天満宮に参拝した後、絵馬掛所をのぞいてみた。そこは受験生が合格の願いを書いた絵馬で膨れ上がっていた。天満宮が合格祈願の場となっていることがよくわかる。ふと奥を見ると、母親が見守るなかで、受験生が掛所の一番上に絵馬を一所

  • かなとこ雲

    (埼玉県草加市/東武伊勢崎線草加駅付近)かなとこ雲を目撃したのははじめてである。東京から東武伊勢崎線で帰る途中、草加駅付近で目に入り、急いで電車のドアに近づき撮ったものである。この雲は、ウィキペディアによれば、成長した積乱雲のうち、頂上部分が広がって平

  • 勝山左義長ばやし

    (富山県高岡市/瑞龍寺門前)勝山左義長ばやしに出会ったのは能登半島ツアーでのことであった。高岡市の瑞龍寺に立ち寄った際に、門前で開催されていたフリーマーケット「八丁道おもしろ市」で左義長ばやしが行われていた。笛などにあわせて太鼓をたたく姿は実に楽しそう

  • 陸にあがったヨット

    (函館市/はこだてマリーナ)函館は散策するたびに何かを発見するから面白い。私が好んでよく歩く道は、函館漁港から函館ドックを経て西埠頭、そして金森倉庫へと向かうコースである。西埠頭に向かう際にいつもとは違う道を進むと、はこだてマリーナが突然現れ、金網の側

  • ジューデッカ運河

    (ベネチア/サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会鐘楼から)  ベネチア・サンマルコ広場の沿岸から沖を望めば、ベネディクト派の修道院、サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会がみえる。白大理石で造られた古代神殿のような正面玄関は、後ろのドームと対照的な姿となってお

  • 水牛車

    (由布島、沖縄県竹富町)沖縄・八重山諸島へのツアーに参加。西表島のマングローブの見学後、隣接する小さな島・由布島に水牛車で渡った。運悪く雨が降り始め、車は雨よけのビニールで覆われ、周りの景色はぼんやりとしか見えない。やや前方に座ることができたが、あちこ

  • 皮なめし

    (モロッコ、フェズ/スーク・ダッバーギーン)世界一複雑な迷路の街といわれるモロッコ・フェズ。旧市街地を流れるフェズ川のほとりには、モロッコ特産の革製品に用いられるなめし革を造る作業場(スーク・ダッバーギーン)がある。隣のビルの屋上からみると、そこは染色・

  • 鏡桜

    (埼玉県/春日部市立中央図書館)コロナ禍前には、春になると、地域のコーラス発表会が春日部市民文化会館で開かれていた。わたしは、かみさんが属するコーラス・グループの観客として毎年参加していたが、その際に、隣接するこの図書館をみつけた。中庭の側は、湾曲した総

  • サイクリング

    (埼玉県三郷市/武蔵野線江戸川鉄道橋下)となり街・流山市への散歩道の途中にある江戸川河川敷にときどき足を向ける。河川敷に設けられた運動公園・多目的広場では、春・秋には家族連れやグループなどで野遊びする姿をみることができる。また、堤防にはサイクリングコース

  • ハノイの八百屋

    (ベトナム/ハノイ)ベトナムの街の写真には黄色に塗られた家・壁がよく登場する。この国では、伝統的に黄色は高貴な色として家の外壁に用いられ、またフランス植民地時代には公共施設は黄色に塗られたという。黄色はベトナムを象徴する色といってよいだろう。この写真は、

  • 布袋さん

    (山寺/山形市山寺)埼玉自治体問題研究所の山形県大石田町視察ツアーの際に山寺(宝珠山立石寺)を訪れた。山寺は、芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ処としても知られている。山寺登山口の階段から上ると、根本中堂が正面にあらわれる。そこに鎮座している布袋さ

  • 鏡の池

    (厳島神社/広島県廿日市)厳島神社には、「鏡の池」と呼ばれる伏流水が湧いている処が三カ所ある。干潮時に砂浜に丸く水がたまった姿が現れる「鏡の池」は、厳島八景の一つに数えられている。この「鏡の池」の写真は、観光客が通常通る廻廊から少し離れた天神社付近から撮

  • 水郷めぐり

    (近江八幡市/西の湖付近)琵琶湖湖畔の水郷をめぐってみた。その日は、とても寒い冬であった。船着き場には、われわれ以外誰も客はいない。どてらを着せられ、布団の中に湯たんぽを入れて出発。船着き場付近では、船が進むと、張っていた薄氷がミシミシと割れる。枯れたヨ

  • 消えたベーゴマ

    (東京都荒川区西日暮里/夕焼けだんだん)休日に谷中を散策。日暮里駅から谷中銀座商店街に向かっている時に、「夕焼けだんだん」という階段の付近で、ベーゴマ遊びをしている人たちを見つけた。おじさん、おばさんに混じって、外国人の女性〔写真では赤い服の方〕や子供も

  • 奉納「くくり猿」

    (京都市/八坂庚申堂)清水寺から清水坂を経て、産寧坂を下っていくと八坂庚申堂がある。カラフルなボールのようなものは「くくり猿」と呼ばれている。これは、猿が手足をくくられ身動きできない姿を表していて、欲に走ろうとする心を戒めるために作られたお守りである。そ

  • 猫のお昼寝

    (トルコ/エフェス遺跡)トルコ地中海沿岸にあるエフェス遺跡は、図書館、劇場、公衆トイレ、神殿、浴場などが比較的よく残っている古代都市遺跡群で、世界遺産でもある。道路の敷石に彫られた足のマークの「娼館への道標」があるマーブル通りを歩んでいたときのことである

  • アラベスクを歩む

    (モロッコ王国、シャウエン)シャウエンは青の街として人気の観光地である。その由来は、レコンキスタの後、スペインからここに逃れてきたユダヤ人が、ユダヤ教で神聖とされる青の色を塗ったことにあるといわれている。観光客はたいていアイン門から城壁に囲まれたこの街に

  • まき網船

    〔釧路市/釧路港〕 釧路川の河口付近を散歩していたときのことである。まき網船が川岸に何隻も繋留されているのをみつけた。まき網船は大きい。船尾には小さな船を乗せ、網が山盛りに積まれ、機械装置が装備されている。船員に訪ねると、サバを獲りに行くという。境港、茨城

  • 古桜

    (元荒川堤/さいたま市岩槻区)わが家では花見といえば長年上野公園と決まっていたが、最近では地元埼玉の名所にも訪れるようになった。その一つ岩槻城址公園に花見に行く途中、公園の付近で元荒川の堤に沿って桜並木が続いているのをみつけた。かなり年輪を重ねているよう

  • 河川敷の春

    (江戸川/千葉県流山市)隣まち・流山に向かって歩く。流山は三郷駅から江戸川にかかる流山橋を渡れば直ぐである。その途中、流山橋から流山側の河川敷を眺めると、誰が種をまいたのであろうか、菜の花が一面咲き乱れ、その中に青いテントがぽつりと浮かび上がっていた。こ

  • 手のアート

    〔べネチア〕ベネチアのムラーノ島にヴァポレット(水上バス)で向かう途中のことである。突然、アルセナーレ(国営造船所)付近で巨大な手の彫像があらわれた。後で知ったことだが、これは彫刻家・ロレンツォ・クインが2019年のべネチア・ビエンナーレのために制作した作

  • 釣り人

    (城ヶ島)城ヶ島は、北原白秋作詩「城ヶ島の雨」の歌でよく知られている。城ヶ島を結ぶ大橋を渡って灯台に向かって歩いている途中、海に伸びた地層が眼前にあらわれた。この地層は三崎層〔火砕質砂岩泥岩互層〕と呼ばれ、約1200~440万年前に水深約2000~3000mの海底で堆積

  • 二人の願い

    (東京都/柴又帝釈天)柴又帝釈天は、「男はつらいよ」の舞台としてよく知られている。正月三ヶ日には、草団子屋や土産物などの店が並ぶ参道は混雑で身動きがとれないほどである。参道から二天門を抜けると、左手にこの世を浄化し人々の罪や穢れを洗い清めるという浄行菩薩が

  • 書評『中国は社会主義か』を読む

    〔ヴェネチア〕 『中国は社会主義か』を読む はじめに                今日ほど、社会主義をめぐる議論が冷静になされるようになった時代はないであろう。それは、いうまでもなく、ソ連・東欧の「社会主義国

  • 五色幕

    (京都市/永観堂禅林寺)春に桜を愛で、秋に紅葉を狩るという伝統は廃れることはないだろう。京都の永観堂は見事な紅葉がみられる寺院としてよく知られている。南禅寺から永観堂に向かうと、紅葉狩りの人々で混雑していた。諸堂を巡っている途中、阿弥陀堂の二階の窓から御影

  • 風韻器

    (埼玉県吉川市/美南3丁目第3公園)コロナ禍のなか自宅近辺を散歩する機会が多くなった。JR新三郷駅を経て武蔵野線に沿って吉川美南駅を目指して歩いている際に、武蔵野操車場跡地の土地区画整理事業地区に設けられた小さな公園で、一風変わったラッパのような灰色の物体を見

  • LOVE

    (金沢21世紀美術館)金沢は何度訪れても楽しめる魅力的な街だ。金沢21世紀美術館も、最近その魅力の一つに数えられるようになった。敷地や丸い建物には、いろいろな現代造形美術の仕掛けが施されていて、観光客に人気がある。混雑のなか館内を探索している時、オレンジ色の

  • 大数珠

    (松戸市、本土寺仁王門)本土寺は常磐線北小金駅から近い。駅から少し北に進み、ケヤキ並木の参道を数百メートルほど歩くと、仁王門が現れる。その天井には、大きな数珠が吊り下げられ、その珠には、奉納者たちと思われる「福田」「吉」「源次郎」などという名が刻み込ま

  • 素足

    (トルコ、トゥズ湖)最近、海外旅行中に中国人のツアーによく出会う。彼・彼女らを見ていて気づいたことがある。まず、服装が派手なこと、とくに赤が目立つ。次に、サングラスをしている女性が多い。最後は、撮影する際に若い女性が素敵なパフォーマンスをすることである。

  • コラム/夢と希望の近代

        子供の夢  最近、小学校のクラスの「卒業文集」(「六とせの歩み」)を段ボールの中に見つけた。なつかしいガリ版刷りのものだ。クラスの人数は五二人。ベビーブームの年代なのでかなり多い。そこには、各人の思い出の他に、将来つきたい職業が掲載されていた。

  • ボラード

    (函館西埠頭)写真は函館西埠頭のボラードを撮ったものである。ここからは函館ドックがよく見える。この辺りは、ペリーが来航した際に船を係留したところと知られている。函館発祥の地といってもよいだろう。50年代の頃は、ここから北洋船団が旗をたなびかせながら出港して

  • 浸水

    (ヴェネチア/サンマルコ広場)ヴェネチアといえば浸水を思い浮かべる人も多いだろう。浸水がよく起こる冬を避けて5月に訪れるようにしたが、市のホームページでは深夜に浸水するという予報が時々発せられていた。実際、浸水があったのであろうか、一度だけ早朝にホテルの前

  • (神田駿河台/中央線沿線の柵)よく晴れた日であった。高校の同窓会に出席するために、御茶ノ水駅で降り、中央線沿線にそって秋葉原方面に歩いている際に、柵の上に鋭く光る「棘」に気がついた。絶対にこの敷地には入れないという決意がみなぎっているようにみえる。塀の錆び

  • 資本主義の「鎧」

      かつて左翼のなかで危機論が流行った時代があった。「社会主義体制」が成立したことをもって資本主義体制は危機にあるという、「全般的危機」あるいは「一般的危機」とよばれた言説が流布され、多くの社会科学者がそれを前提にマルクス主義理論を展開していたことは記憶に

  • ストリートアート

    〔イタリア、パドヴァ〕イタリアのパドヴァはヴェネツィアから近い。鉄道を利用すれば、30分程度だったと記憶している。パドヴァでは、ヨーロッパ最古の植物園を訪れた後、パドヴァ大学やラジョーネ宮方面に向かった。その際に、シニョーリ広場に通じる路地にこの素敵な壁

  • 二人の間合

    (横浜/開港波止場)横浜にはデートスポットが多い。赤レンガ倉庫から山下公園に至る港湾エリアもその一つだ。その中程に位置する象の鼻パークの「開港波止場」という広場で、プロムナードの高架から撮ったのがこの写真である。少し距離をとって歩いている二人はもしかした

  • コーヒーカップ

    (千葉県手賀沼)手賀沼は、千葉県北部に位置する利根川水系の湖沼である。この日は、我孫子駅から手賀沼を通り、東我孫子駅まで散策した。その途中、手賀沼のほとりに遊園地でよくみかけるピンク色のコーヒーカップがうち捨てられているのを発見した。剥げかかった色から

  • 大しめ縄

    〔出雲大社神楽殿〕出雲大社の観光写真には必ず登場するのがこの大しめ縄である。長さ13.6メートル、重さ5.2トンもあり、数年おきに新調されるという。実は、これが出現したのは比較的あたらしく、いまから40年前、1981年に創建された神楽殿においてである。こういうことを

  • コラム/囚われの街

    〔トルファンのバザールの塀〕 最近ウイグル族抑圧の問題がたびたび話題になる。人権団体やアメリカ政府などは、百万人以上のウイグルの人々を職業訓練所と称する「収容所」に拘束していると指摘し、中国政府を非難していることは周知の通りである。日本の新聞紙上でも、

  • 灯籠

    〔浅草寺本堂〕浅草といえば、きっと浅草寺を思い起こすにちがいない。つくばエクスプレスが開通して、浅草寺は身近になった。雷門から仲店を通り、大きな草履がかけられた仁王門をくぐると、煙をもとめて人々が群がる本堂前の常香炉に出会う。本堂には、川端龍子と堂本印

  • ゴンドラ

    〔リアルト橋/ベネチア〕ベネチアは観光客で超過密都市となっていた。毎朝、大型のクルーズ船が運河を通って入港してくるのがホテルから見える。新聞によれば、過密対策として大型船の入港を規制する条例を検討しているという。押し寄せる観光客のお目当ての一つは、横縞の

  • コラム/親の謝罪とマスメディア

      〔ドゥカーレ宮/ヴェネツィア〕 謝罪は一つの文化となった。不祥事を起こした企業の役員や役人が深々と頭を下げる謝罪の姿が、テレビニュースやワイドショーなどで次から次へと報道されている。だが、それをみていると、一種の儀礼のようで

  • 縁結び

    (来宮神社/熱海市)来宮神社は熱海のパワースポットとしてよく知られている。これまでパワースポットと称する処をあちこち訪れたが、大自然からのパワーを感じたことはなかった。だが、このお宮の樹齢2千年を超えるというご神木「大楠」の巨木からは、確かに何かが伝わっ

  • 上野の女神

    〔上野公園〕上野公園の噴水前広場で「スタチュー写生大会」というイベントに遭遇した。この写生大会は、誰でも自由に参加でき、屋外彫刻のような格好をした路上パフォーマーであるスタチューをモデルに、写生を楽しむというものである。4-5人のスタチューが丸い台に立ち、

  • 仏塔の鬼神

    〔ワット・プラケオ/タイ、バンコク〕ワット・プラケオは、タイの王朝の守護寺として1784年に建立された寺院である。ここでとくに興味深かったのは、黄金に輝く仏塔を支える鬼神と猿神の姿であった。鬼神などが香炉などを支える構図は日本でもよくみられるが、大きな仏塔の

  • 「辞任と出馬」

          〔上野公園〕   前回の衆議院選挙の時に、目を疑うようなことが地元で起きた。市議選で当選したばかりの、わたしも投票した革新系市議が辞任して衆議院選挙に出馬していたからである。なぜ、そのような決断をしたのか知るよしもない

  • スターの手形

    〔浅草公会堂「スターの広場」〕最近、縁あって浅草に立ち寄ることが多くなった。知人の演歌歌手が出演するというので、浅草公会堂に応援に出かけたときのことである。入り口に向かうと、その側に歌手、落語家、俳優、歌舞伎役者など芸能人の手形が敷き詰められているコーナ

  • 青苔

    (曼殊院)京都のまちはどこを散策しても新しい発見があって実に楽しい。修学院離宮から曼殊院、詩仙堂を巡った時であった。曼殊院の入り口へ向かう小路の石垣にほんわりとした青苔をみつけた。寺院の庭園などには付き物の苔ではあるが、これほど見事なものはめったにみるこ

  • 扉模様

    (バリ島) バリはヒンドゥー教圏の島だ。世界遺産の古い遺跡・寺院や棚田などだけでなく、まちの散策も楽しめる。花びらなどで飾ったお供え物・チャナンが店や家の前に供えられ、街角や寺院には魔除けの石像が目につく。クタ地区のショッピングセンターに向かっていると、目

  • イエロータクシー

    (イエニ・ジャーミィ前広場/イスタンブール)イスタンブールは十数年前よりも近代化していた。バスや観光船は乗客が一杯にならないと発車しないなど、前回は日本では味わえない体験をした。今回訪れると、路面電車はガラタ橋を通って旧市街地から新市街地に伸び、交通事情は改

  • 乾杯

    卒業式に袴姿で登場する女子学生は多い。ネットによれば、このスタイルは、もともと宮廷の女官が十二単の一部として身につけていたものが、明治以降に女子学生や女子教員にとり入れられて生まれたのだという。式典の日に、これが不思議と魅力的な姿に見えてしまうのはわたし

  • 橋脚

    (水道橋駅/千代田区)御茶ノ水での会議の後、中央線に沿って水道橋駅までぶらぶらと歩いた。駅に近づくと、リベットで固められた古い橋脚が目に入り、写真を撮りはじめた。するとレンズの奥に反戦と記された小さなステッカーを発見。今どき珍しい。マッチョなおじさんの写真

  • 大提灯

    (大須観音/名古屋市)大須観音は名古屋圏ではよく知られている。地下鉄「上前津駅」で降車し、門前町として発展した商店街を散策しながら大須観音に向かう。仁王門をくぐり本堂の階段を登ると、観世音と書かれた紅い大提灯が目の前にあらわれてくる。大提灯はよくみるが、そ

  • 仏足

    (チャウッターヂー・パヤー/ヤンゴン)ミャンマーには寝仏が多い。チャウッターヂー・パヤー(仏塔)には、全長70メートルもある寝仏が安置されていた。その面長の顔は真っ白で、青いアイシャドーと真っ赤な口紅を引き、金色の衣をまとっている。日本の仏像を見慣れている者

  • 落書き

    (エフェス遺跡/トルコ)この落書きは、トルコ西部の地中海沿岸にあるギリシャ・ローマ時代のエフェス遺跡で見つけたものである。二階建てのケルスス図書館に接し、商業地アゴラに抜ける門の柱の裏側に名前らしき文字や数字、ハートマークなどがみられる。この門は、皇帝アウ

  • コキアの紅葉

    (国営ひたち海浜公園/茨城県)わたしが住まうマンションの自治会では、毎年秋に日帰りバス旅行を行っている。写真は、その際訪れた国営ひたち海浜公園のコキアである。公園はとても広大で、小雨が降るなかを、道路を走る「トレイン」に乗ってコキアが紅葉するエリアに向かう

  • 黄壁

    (ハノイ)ベトナムでは、フランス植民地時代から教会や公会堂、住宅などの外壁に黄土色が使われ、独特の街の景観を醸し出していることはよく知られている。ハノイでこの黄壁に度々お目にかかったが、なかでも一番のお気に入りは、世界遺産・タンロン遺跡から続く壁である。

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