おもしろきこともなき世をオモチロく。万年学生が親の脛に齧りつき、世界という一冊の本を読み綴る旅。
吾輩は狸である。名前はまだ無い。 どこで生れたか頓と見當がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所で腹をポンポコポンポコ敲いて居た事丈は記憶して居る。吾輩はこゝで始めて人間といふものを見た。然もあとで聞くとそれはナマケモノといふ人間中で一番獰悪な種族であつたさうだ。 世界は感動に満ちていて、それと同じくらい危険に満ちている。吾輩は取敢えずナマケモノの足跡を辿ってみることにした。
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