ヒーロー映画の元祖といえるスーパーマン。新生DCユニバース第1弾として、監督にマーベルを解雇された鬼才のジェームズ・ガンを起用。移民や多様性の重要性、フェイクニュースの危険性を訴える、今のアメリカ社会を風刺するできになっています。もちろん、ヒーロー映画として観ても、犬がかわいいのでOK。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ジェームズ・ガン 出演:デヴィッド・コレンスウェット、レイチェル・ブ…
ヴィクトル・エリセ監督のご推薦で、雑誌でも評価が高いので見に行きましたが、非常に実験的な作品で、好みが分かれる作品。台湾のツァイ・ミンリャン監督を思い出しました。正直、途中で寝るかなと思いきや、最後まで楽しめたのはヨーロッパの古い町並みの魅力でしょうか。 【ストーリー】 街のカフェで一人の青年(グザヴィエ・ラフィット)が、客の女性たちをながめていた。その中の一人の女性(ピラール・ロペス・…
俳優小栗旬の初監督作品なんだけど、映画としての質は微妙。。。僕も、部屋の掃除するとか、明日の弁当作るとか、こんな映画みているより有意義な時間の使い方はいくらでもあるのに、と思いながら見てました。 【ストーリー】 中止になった学園祭を復活させようとして、誤って爆弾を爆発させてしまい、高校を退学になった巧(小出恵介)、京平(勝地涼)らバカ5人組。その後は負け組まっしぐらの人生を歩んでいたが、…
同じスパイ映画でもソルトのような活劇と違って、銃撃戦は一切なしで実際に起きた事件を元にした地味なお話。けれども、冷酷な国際政治の裏側が垣間見られるし、映画監督のエミール・クストリッツァの名演技とものすごいオーラも見られるし、渋い佳作でした。 【ストーリー】 1981年、フランス企業のモスクワ駐在員ピエール(ギョーム・カネ)は上司の頼みで中年男セルゲイ(エミール・クストリッツァ)から書類を…
作品そのものは、わりとあっさり描いている部分があり、それほど心に残らなかったのだけど、娘を持つ父親という観点から見ると、共感と恐怖といろいろもやもやした感情が出てしまいました。 【ストーリー】 1938年。高校教師のミケーレ(シルヴィオ・オルランド)は、一人娘で自分の勤務先の高校に通うジョヴァンナ(アルバ・ロルヴァケル)が心配でたまらなかった。内気で友達もおらず、ましてボーイフレンドの陰…
アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション・サスペンス映画。24の第一シーズンを彷彿としました。最初はトム・クルーズ主演の予定だったそうですが、より暗く・重たくみえるアンジーで正解だったと思います。 【ストーリー】 CIAにロシアの大物スパイ、オルロフ(ダニエル・オルブリフスキー)が亡命し、ベテラン捜査官のソルト(アンジェリーナ・ジョリー)が尋問を担当した。オルロフは、子供のころにロシアが…
女性と男性、さらに社会人と学生では受け止め方が全然違うと思いますが、僕はまったくこの作品はだめでした。中村義洋監督だけに楽しみにしていたのですが、残念。 【ストーリー】 シングルマザーのひろ子(ともさかりえ)は幼稚園児の一人息子友也(鈴木福)を抱えながら、仕事に育児にと奮闘していた。ある日、自宅のそばにちょんまげ姿の不審な男を見かける。木島安兵衛(錦戸亮)と名乗るその男は、なんと江戸時代…
B級学園ホラーでそれなりに楽しめるのだけど、ミーガン・フォックス(「トランスフォーマー」)、アマンダ・セイフランド(「マンマ・ミーア」)と大ヒット作に出た2人が、なんでこんなしょぼい映画にでているかが一番不思議でした。 【ストーリー】 田舎町デビルズ・ケルトに住む高校生のジェニファー(ミーガン・フォックス)とニーディ(アマンダ・セイフランド)は幼い頃からの親友。メガネをかけて地味なニーデ…
バターたっぷりのフランス料理フルコースを死ぬほど食べたような感じ。映画ならではの豪華キャスト、人間の想像力の限界にいどんだ驚異の映像、そして、いくつものひねりをいれたクリストファー・ノーラン監督ならではの世界観。これは映画館でみるべき作品ですね。 【ストーリー】 人の夢の中に忍び込み、潜在意識から秘密を盗み出す産業スパイ、コブ(レオナルド・ディカプリオ)。日本人の大企業社長サイトー(渡辺…
プレデターシリーズはこれまでまったく見たことはなかったけど、たまたま空いている時間とマッチしたので見ました。B級アクションとしてなかなか楽しめたけど、プレデターのファンからは評判が悪いみたいですね。 【ストーリー】 傭兵のロイス(エイドリアン・ブロディ)は気が付いたら、パラシュートでジャングルに落下させられた。そこには、イスラエル軍の女性スナイパー(アリシー・ブラガ)、ロシアの特殊部隊の…
「全米1位」といったキャッチフレーズは、今では笑いの対象になってしまって、それだけで見に行く人というのも減ったと思うけど、この映画のキャッチフレーズはなんど「ゾンビ映画史上No1ヒット」。ゾンビ映画はそれほど好きでない僕でも、これは見に行かねば。 【ストーリー】 謎のウイルスで人類の大半がゾンビ化するなか、童貞で胃弱な大学生コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は引きこもりで部屋の中にずっ…
上映反対運動で大騒動になったアカデミードキュメンタリー賞作品。混乱を覚悟で見に行ったら、座席はガラガラで、抗議団体も警備のおまわりさんもいません。あの騒ぎは何だったのだろう。 </iframe…
ジブリの新作。最近のジブリものにしては、ヒロインが非常に魅力的だったのだけど、ストーリーは大きな山もなく終わってしまって、こぢんまりとした佳作といったところ。監督が宮崎駿でないので、わざとそうしたのかな。 【ストーリー】 心臓病の手術を控えた少年翔(声・神木隆之介)は、親戚の老女貞子(竹下景子)の屋敷で1週間を過ごすことになった。 屋敷の床下には、小人が住んでいた。小人たちは安全のた…
日本のいわゆる負け組と呼ばれる若者たちの閉塞感を出そうとしたのだろうけど、同じ若者のロードムービー、「闇の列車、光の旅」を見たばかりなので、日本の若者の甘えと、映画そのものの出来に疑問符が付いてしまいました。役者は頑張っていたと思いますけど。 【ストーリー】 施設育ちで兄弟のように育ったケンタ(松田翔太)とジュン(高良健吾)は、解体工として働いている。先輩裕也(新井浩文)のいじめに苦しみ…
中南米の貧しいながらも必死で生きようという若者たちを描いた本作。ストーリーはおおよそ想像の範囲ですが、現実にも、この映画に出てくる若者たちがいっぱいいるということの方が、やりきれないものを感じさせます。 【ストーリー】 ホンジュラスの少女サイラ(パウリナ・ガイタン)は、不法移民としてアメリカから強制送還された父(ヘラルド・タラセナ)に連れられて、アメリカに密入国しようとする。メキシコ国境…
日本人の売れっ子脚本家の脚本を韓国で映像化した日韓テレシネマのなかの作品。大石静脚本で期待していたのだけど、これって「愛しのローズマリー」そっくりでは? プロットが似ていても、面白ければいいけれど、できはちょっとね。 【ストーリー】 イケメンで韓国を代表する建築家のカン・テプン(カン・ジファン)は、事故で頭を打った後遺症で、美人がブスに、ブスが美人に見えるようになってしまった。 ある晩、…
香取慎吾がSMAP解散後、初の民放連ドラ主演。ネット犯罪という現代風のテーマを重苦しく撮っていて、なかなか見ごたえのある作品です。 【ストーリー】 SNSによる事件が相次ぐ中、警視庁は「指殺人対策室」を設置した。指一つで殺人まで至るSNSトラブルを捜査する専門部署。元捜査1課の鬼と呼ばれた万丞渉(香取慎吾)は、SNSにいは詳しくないが、独自の捜査能力をかわれ、指殺人対策室に配属された。相棒で、生真面…
市原隼人主演の王道の青春スポーツ映画。ストーリー的には首をひねるところも多かったけど、ライバルのボクサー役が、本物のボクサーだそうで、彼の存在感が見どころでした。 【ストーリー】 優等生だがいじめられっこのユウキ(高良健吾)は、高校になって古里の大阪の下町にもどり、地元の高校に通っていた。電車のなかで、ユウキと担任の高津(香椎由宇)がチンピラに絡まれていたときに、同じ高校のボクシング部の…
僕は新婚旅行が台北でした。回ったのは観光名所ばかりで、こういうひなびた場所には行かなかったのだけど、同じアジアの島国のせいか、どこか懐かしい気がしますね。内容はともかく、風景には癒やされました。 【ストーリー】 台北郊外の山あいの町に住むモウ(チェン・ボーリン)は、父を早くになくし、母には捨てられたが、町の人に温かく見守られ育った。モウはそのお礼にと、町の便利屋をして暮らしていた。ある晩、…
広告代理店が資生堂CM関連で作ったみたいだけど、これもだれに何を訴えるための作品か届いておらず、興行的には歴史的な惨敗を喫しました。ここまで客が入っていない映画を映画館でみたことは、将来自慢できるかも(そんなわけないって) 【ストーリー】 昭和11年、凛(蒼井優)は親が勝手に決めた結婚に反発、花嫁衣装のまま家を飛び出す。 昭和39年、凛の長女の薫(竹内結子)は、真中(大沢たかお)と恋…
期待されながら、大コケした映画を2作連続で鑑賞。興行収入はコケても、内容は上質という作品も少なくないですが、本作と次に紹介する「FLOWERS」は、そりゃあ、コケるわなあ、という中身でした。 【ストーリー】 最愛の妻タネ(石原さとみ)と「これが最後」と約束して、死闘にのぞんだ市(香取慎吾)だが、タネが襲われてしまう。二度と人を斬らずに、平穏な暮らしをしようと故郷の村に帰った市は、幼なじみ…
母性をテーマにしたドラマMotherが無事終了した。ラス前までは毎回、泣かせる場面も用意したのに、ラストは落ち着くところに落ち着いた感じ。チェイサーであさっての方向にいってしまった脚本を書いた坂元裕二だけに、かなり心配していたけど、しっかりまとめてました。
タイトルとは裏腹に、至極まっとうで、優しい人たちの物語。人が死んだり、殺されたりといった激しい場面はなく、すごくゆっくりとした映画だけど、全編を流れるカントリー・ミュージックが心を癒やしてくれる。今年のアカデミー賞にはいろいろ文句をいいたいけど、本作の主演男優賞と音楽賞はここ何年かでも一番の選定でしょう。 【ストーリー】 落ちぶれたカントリー歌手のバッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)は…
素朴な人情映画で、真面目に作っているのだけど、僕のようなひねた観客からは突っ込みどころ満載。でも、それが作品をおとしめるというよりも、むしろほほ笑ましく楽しめました。 【ストーリー】 大手企業のエリート街道まっしぐらだった筒井(中井貴一)だが、家庭を顧みず仕事をしていたため、妻由紀子(高島礼子)、娘の倖(本仮屋ユイカ)との関係は冷え切っていた。しかし、故郷・島根で一人暮らしをしていた母絹代…
劇中のセリフではないけれど、気負いもてらいもなく、一人の誠実な医師を描ききっている上質な作品。主人公のキャラもたっており、万人が楽しめるのではないでしょうか。 【ストーリー】 1989年、田舎の公立病院のナース浪子(夏川結衣)は、能力のない医師たちが自分の体面だけを気にしてロクな治療をしない病院に絶望していた。そこへ、アメリカ帰りの医師、当麻(堤真一)がやってくる。温厚で誠実な人柄の当麻…
アクション映画の怪作「96時間」のピエール・モレル監督の最新作とあって、楽しみにいったのですが、リュック・ベンソン原案という不吉な文字が。案の定、途中で退屈してしまいました。96時間にもベンソンはかかわっているのだけど、何でこんなにダメだったのかなあ 【ストーリー】 パリの米国大使館に勤めるリース(ジョナサン・リス・マイヤーズ)はCIAの見習いも兼ねている。恋人のキャロリン(カシア・スムー…
「書道ガールズ」を見に渋谷の映画館でいったら、公開はすでに終了していてこの作品になってました。しょうがないので本作をみたら、成海璃子がこちらにも出ていた。最近やたらあちこちで見ますね。 【ストーリー】 山の中にあるのにシーサイドモーテルという名前のおんぼろモーテル。各部屋にワケアリの客がやってきた。103号室にチェックインしたのはインチキ化粧品のセールスマン(生田斗真)。そこにコールガー…
予告編も良かったし、今年一番期待していた作品だけど、原作も予告編もみないで、鑑賞できれば良かったとつくづく。人には勧めにくいけど、大変面白い作品で、終盤は原作を映画が凌駕してました。さすが中島哲也監督。 【ストーリー】 とある中学校1年B組の3学期最後のホームルーム。担任の森口(松たか子)はこの日で教師を辞めると宣言する。そして、思わぬ告白をはじめた。「娘の愛美は死にました。警察は事故…
映画秘宝誌の紹介記事をもじると、小津風のテーマを溝口っぽい長回しで、黒沢映画の顔・仲代達矢で撮影しました。そんな古き良き日本映画を思い出させるような良作。欠点もあるけれど、こういう邦画がまだ存在していることに、ほっとしました。 【ストーリー】 北海道の寂れた漁村に住む忠男(仲代達矢)は、足が少し不自由なため漁師を辞め、孫娘の春(徳永えり)と暮らしている。だが、春の勤め先が閉鎖され、彼女は…
ポール・グリーングラス監督、マット・デイモン主演とのボーンシリーズコンビで、予告編からして期待は高かったのだけど、ちょっと脚本が弱かったかな。戦闘シーンなどはさすがのできでしたけど。 【ストーリー】 イラク戦争の原因となったイラクの大量破壊兵器所有疑惑。バグダットを占領した米軍で、大量破壊兵器捜索隊の隊長、ミラー(マット・デイモン)は、偽情報に振り回され、いっこうに手がかりをみつけられな…
東海ドラマの大人の夜ドラ枠にふさわしい、40歳で孤独な女性が、ホステスになることで生きる喜びを知るというテーマ。出演者も熟年中心で、民放でこういうドラマは貴重だと思います。 【ストーリー】 40歳になっても恋人も家族もいない笛吹新(池脇千鶴)は、仕事もうまくいかず倉庫で単純作業を淡々としていた。40歳の誕生日に、場末のバー「OLD JACK & ROSE」に「ホステス募集 40歳以上」と書かれた張り紙をみつ…
ドリュー・バリモアの初監督作品は、青春ガールズムービー。本人も出演してますが、こういう役をやりたかったのか、それとも地なのか。まあ、ドリューだったら何でもありという気もするけど。 【ストーリー】 テキサスの田舎町で育った女子高生のブリス(エレン・ペイジ)は、やりたいことが見つからないまま、しつけが厳しく、女性の幸せは美にあると信じる母(マーシャ・ゲイ・ハーデン)の言うがままに田舎のミスコン…
音楽映画はいろいろあるけれど、この映画ほど音楽のもたらす奇跡を描き、笑って感動できる作品はそうはないのでは。クライマックスのチャイコフスキーのバイオリン協奏曲では、すすり泣きが映画館のあちこちから聞こえました。音響のよい劇場での鑑賞をお薦めします。 【ストーリー】 ロシア・ボリショイ交響楽団の名指揮者アンドレイ(アレクセイ・グシュコブ)は、共産主義時代に政府にさからったため、音楽界から追…
期待の女優、満島ひかり主演でPFFスカラシップ作品。オフビートなコメディで、まったりとした笑いと、見終わったあとに、人生前向きになろうと思えます。とくに木村水産の第2社歌は、予告編の動画にも一部あるので、ぜひ聞いてください。 【ストーリー】 佐和子(満島ひかり)は、自分が「中の下、何が起きてもしょうがない」だと思いこんでおり、何となく仕事をして、何となく男にふられることの繰り返しの冴えな…
ちょっと、うますぎて勢いをそいでしまってる演出だと思ったけど、アカデミー作品賞にはこの作品がふさわしかったかな。児童虐待は日本でも問題になっているだけに、もっと上映館が広がってもいい気がします。 【ストーリー】 1987年、16歳の黒人少女プレシャス(ガボレイ・シディベ)は、文字が読めない中学校では落ちこぼれ。さらに父親に性的虐待を受けて、父親の子供を2人も妊娠しており、母親(モニーク)…
さわやかな青春映画を見たくなり、近場の上映場所を調べたら何とシアターN。この映画館は暴力とホラーとエロで知られている場所で、実際、予告編の映画はホラー映画やエロ映画がてんこもりで、親子連れできた子供は、予告編終了後に係員に案内されて入ってきました。うーんシュール。札幌でもディノスだし。なんかもったいなかった。 【ストーリー】 剣道中学チャンピオンで剣道一筋に生きてきた磯山(成海璃子)は、…
レオナルド・デカプリオ主演、マーティン・スコセッシ監督のゴールデンコンビによるサスペンス。雰囲気は非常におどろおどろしく、デカプリオはじめ役者は好演していたけど、ミステリーとしては非常にアンフェアな解決法だと思います。というか、もう一ひねりあるかと思ったけど 【ストーリー】 凶暴な精神障害者の犯罪者ばかりを孤島に閉じこめ、治療を行っている刑務所兼病院のシャッターアイランド。脱獄不能なこの…
音楽映画としては微妙だし、青春映画としては登場人物に思い入れができなかったけど、自分の人生を何となく考えてしまいました。 【ストーリー】 社会人2年目のOL芽衣子(宮崎あおい)は、音楽をやりながらフリーターをしている種田(高良健吾)と同棲している。平凡で面白くもない日々を送っていた芽衣子は種田の勧めもあり、会社を辞めた。 一方、種田は学生時代の仲間ビリー(桐谷健太)、加藤(近藤洋一)…
深夜ドラマのころから毎回かかさず見ていたトリックも、好きなのは「2」までで、「3」や映画版になるとさすがに食傷気味。本作はそんなファン心をついてか、「1」への回帰を図ったところもあり、ファンとしては満足だけど、映画としてはどうなんでしょうか。 【ストーリー】 日本科学技術大学教授の上田(阿部寛)は、万練村(まんねりむら)の青年翔平(佐藤健)から、村に代々伝わる霊能力者「カミハエーリ」を決…
スターウォーズをこよなく愛する難病映画。日本ではDVDスルーの予定が、ファンの署名活動があり、2週間だけ東京で上映。その最終日に見に行きました。 【ストーリー】 今から近い過去のそう遠くないアメリカ・オハイオ州。1998年、高校時代の旧友と卒業以来3年ぶりに再会したエリック(サム・ハティントン)は、自分がセールスマンとして社会人になっているのに、高校時代の仲間は昔と変わらないスターウォーズ…
従来のイメージを覆すマッチョで武闘派のシャーロック・ホームズを描いて話題の作品。娯楽作品としては合格点の出来で、こんなホームズもありかな、と思いました。続編が楽しみ。 【ストーリー】 名探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニーJr)の活躍で連続殺人鬼ブラックウッド卿(マーク・ストロング)が逮捕された。ブラックウッドは死刑判決を受けるが「自分は蘇る」と不気味な予言をする。 ブラッ…
1度アップしたと思ったら、消えてました。ショック。さて、村上春樹の長編はあらかた読んでいて、嫌いではないのだけど、おしゃれであっさりしている分、あまり読後に残らない、というのが正直な印象。それよりも村上龍の方がショッキングで嫌いだけど、読後にザラザラ感があるのかな。1Q84もBOOK1は面白かったけど、次第に飽きてきて、BOOK3は正直どうよ、という感じ。でもBOOK4もあるでしょうね。 …
昨年、映画を見て、基本的に面白かったけど、クライマックスに納得いかずに、そこだけ立ち読みしました。今回、じっくり読んだんだけど、原作は青春小説の白眉といっていいし、映画もうまく原作の良さを取り込んでます。それだけに、クライマックスの失敗が痛かったなあ。小説はどなたにもお薦めできます。 【ストーリー】 寛政大学の新入生、走(かける)は天才的なランナーだが、ある事情から陸上部のない寛政大学に入…
NINEに続いて、9にまつわる映画なんだけど、偶然です。こちらもオスカーノミネートされたものの無冠に終わっています。けれども、アバターよりも奥が深いし、ハードロッカーよりも、先が見えないので、個人的にはこちらの方が好みかも。 【ストーリー】 南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に巨大なUFOが飛来した。宇宙戦争か、ファーストコンタクトかと世界中が注目するが、実はUFOは故障で地球に不時着しただけ…
ゴージャスが売り文句のミュージカルだけど、逆にゴージャス以外に見どころが少ない気が・・・ どうせだったら徹底的に華やかな歌と踊りをみせてくれればよかったのに。 【ストーリー】 プレイボーイの映画監督グイド(ダニエル・デイ=ルイス )は、スランプに苦しみ、新作の撮影開始まであとわずかなのに、脚本が1行もできていない。愛人のカルラ(ペネロペ・クルス )と海辺のリゾートに逃げ出すが、衣装のリリー…
ティム・バートンが、「不思議の国のアリス」をもとに映画化したのだけど、もうちょっと毒のある映画を期待していただけに、ちょっと薄味でした。彼独特の美的センスは健在だったのですが、やはりディズニーだからマイルドだったのかな? 【ストーリー】 19歳のアリス(ミア・ワシコウスカ)は、ガーデンパーティーで意に進まぬ結婚を勧められ困っていた。そこへ、服を着た白ウサギ(マイケル・シーン)が庭園を横切…
すごい酷評だったので、公開時はスルーしていたのだけど、DVDでみたらそんなに悪くなかったけどなあ。原作の熱狂的ファンが受け入れられなかったのだろうけど、邦画のアクションだったら、平均水準には達してると思いました。 【ストーリー】 忍びの集団から脱走した抜け忍のカムイ(松山ケンイチ)は、執拗な追っ手を切り抜ける過酷な日々を送っていた。ある日、カムイは領主(佐藤浩市)の馬の足を切った男半兵衛…
邦画の粋というか、愛おしい珠玉の作品。上品な京料理のようにあっさりとした味付けは、コテコテの洋食やラーメンが好みな人にはおいしく感じられないだろうけど、淡泊で、それでいて完全ではなく足らないところすら愛おしく感じさせられました。 【ストーリー】 女ながら、幼い頃から父親(国村隼)のもとで厳しい剣術の修行を積み、すご腕の剣士となった以登(北川景子)は、年に一度の城での花見の日、藩随一の剣士…
サンドラ・ブロックがアカデミー主演女優賞をとった本作。悪い作品ではないけれども・・・、というのが正直な感想。でも、世知辛い世の中では、こういうハートウォーミングな話はいいですよね。 【ストーリー】 コカイン中毒の母親に捨てられ、父親は自分が生まれてすぐに行方不明となった高校生マイケル(クィントン・アーロン)。成績は悪かったがスポーツの能力は抜群で、名門高校に転校を認められた。しかし、養父…
最近、変わった教師役が続いている山田裕貴が、今回は高校の倫理教師に。今時の問題を抱えた高校生たちに、非常にユニークなアプローチで接していきます。スクールポリスよりも、こちらのほうが学園ドラマとして質が高い。 【ストーリー】 高校の倫理教師の高柳(山田裕貴)。倫理は選択科目であり、受験にも大きな影響がないため、受ける生徒たちも多くない。一見、ぶっきらぼうで無口な高柳だが、観察眼は鋭く、生徒…
1983年の名画、「時をかける少女」のリメイク、というか続編的作品。主役を06年のアニメ版と同じ仲里依紗が演じていることでも話題を呼んでます。出来は粗いけど懐かしさを感じさせる 【ストーリー】 高校卒業間際の芳山あかり(仲里依紗)は、大学の研究者の母・和子(安田成美)と2人で暮らしている。和子が事故に遭い、意識不明の重体に。看病しているあかりの前で一瞬意識を戻した和子は、過去に戻れるタイ…
X-MENシリーズは嫌いなので劇場で見る気はなかったけど、昨年、TOHOシネマズの劇場PRにウルヴァリンが登場して、彼のおかげで、サービスデーが続いたことを知ったので、せめてDVDぐらいは借りてみようと思いました。まあ、こんなものかと思って借りたので、こんなものでした。 【ストーリー】 19世紀のカナダ、父親が目の前で殺されるのをみたローガン(ヒュー・ジャックマン)は、手から鉤爪が飛び出る特…
ここ数年のアカデミー賞のレベルは高かったので、かなり期待していったのだけど、良作だけどそんな大騒ぎするほどの作品なのか、というのが正直な感想。でもアバターが作品賞をとるよりは、ましだったかな。 【ストーリー】 イラク駐留米軍の爆発物処理班。爆弾はあちこちに隠されているほか、自爆テロも頻発し、命がけの作業が続く。 リーダーのトンプソン軍曹(ガイ・ピアース)が戦死して、後任にジェームズ軍…
毒にも薬にもならないラブコメ。以前は、こういう作品まで映画館でみようとしていたけど、家で吹き替えでみるほうがお気楽に楽しめる気がしてきました。もっとも家でテレビはなかなか見れなくなりそうで(これは別の話) 【ストーリー】 ニューヨークの出版社のやり手編集長マーガレット(サンドラ・ブロック)は、アシスタントのアンドリュー(ライアン・レイノルズ)をはじめ部下からは悪魔と恐れられていた。ところ…
ノンストップアクションのオバカ映画の1作目は好きだったのだけど、2作目はさすがにバカさ加減が振り切れてしまいました。オバカ映画には耐性がついているはずだけど、さすがにここまでいくと・・・ 【ストーリー】 1作目で死んだと思われたチェリオス(ジェイソン・ステイサム)だが、中国人ギャング団に心臓を人工心臓に取り換えられ、何とか生きていた。その人工心臓は充電しないと1時間で止まってしまうという…
クレしんシリーズの最高傑作どころか、上映当時、映画秘宝誌で邦洋問わずベスト1に選ばれた名作。という評判を聞いてみましたが、映画の質は高いものの、僕の感覚と微妙にずれているような気がします。大人には直撃する内容だけど、子供はどうみたのかな。 【ストーリー】 かすかべに20世紀を体現できる「20世紀博」というテーマパークができた。ひろし(声・藤原啓治)、みさえ(ならはしみき)は童心にかえって大…
おいしそうな料理にスローテンポの癒やし映画と予想していったら、何とも奇妙な映画でした。原色のアニメ絵や、クライマックスの食べ物について、批判が出ているようですが、それも含めて、観客の想定外のストーリーになってしまい、置いてけぼりになったような気がしちゃいました。 【ストーリー】 小さな食堂を作ることが夢だった倫子(柴咲コウ)は、恋人のインド人にだまされ、全財産を巻き上げられて、ショックで…
「24」シリーズのキーファー・サザーランド主演のホラー。監督が「ヒルズ・ハブ・アイズ」のアレクサンドル・アジャ監督だったが、よく言えば手堅く、悪く言えば心に残らない作品になってしまった。ジャック・バウアーがあれだけ強いと、キーファーだったら、悪霊ぐらい簡単に退治できそうにみえてしまうのが、難点だと思います。 【ストーリー】 元警官のベン(キーファー・サザーランド)は同僚を誤って撃ったこと…
「虹の女神」の熊澤尚人監督が沖縄を舞台にして描いた叙情的な邦画。タイトルからしてネタバレの気もするのだけど、いかにも日本映画らしいお涙ちょうだいのストーリーを、あえて突き放してみているところに熊澤監督のセンスを感じてしまいました。 【ストーリー】 沖縄の離島に住む少女風希(蒼井優)は、幼い頃、母の昌美(南果歩)が東京に行ったまま戻ってこなかったため、郵便局長をしている祖父(平良進)と二人…
良い映画と思うけど、自分にはあわない、という映画が年に何本かあります。パレードなんかまさにそうでした。見終わった後、この映画に出てくるような人間関係にピンとこないからだと自己分析しました。 【ストーリー】 映画会社の社員の直輝(藤原竜也)、イラストレーターの卵の未来(香里奈)、大学生の良介(小出恵介)、フリーターの琴美(貫地谷しほり)は、東京のマンションをルームシェアして住んでいた。それ…
クリント・イーストウッドがこの年になっても進化し続ける様子は、ただただおどろくばかり。この先、どんな映画が出てくるのか、これほどまでに楽しみな監督はほかにいないでしょう。 【ストーリー】 1994年、アパルトヘイト(人種差別)政策が廃止されたばかりの南アフリカ。黒人で初めて大統領になったネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は、黒人と白人の人種対立がおさまらないことに頭を痛めていた。…
女の子を持つ親としては非常に関心を持ってしまう内容なんだけど、何というか、ピーター・ジャクソンの監督性を有線したために、ちょっと話が拡散しちゃった感じがいなめません。惜しかったなあ。 【ストーリー】 私の名前はスージー・サーモン。お魚みたいな名前でしょう。年は14歳。やさしい両親と最近、生意気になってきた妹、まだ幼い弟の5人家族。趣味はカメラで、将来の夢はカメラマンになってアフリカで野性…
韓国の老農夫を追った78分と短いドキュメンタリーで、牛と老夫婦が出てくるだけ。しかし、今の僕らが忘れたような何かが残っているような気がしてならず、高評価もうなずける作品です。 【ストーリー】 韓国の山村に住むチェ老人(79)。山あいの田畑を、妻と老いた牛とともに耕してきた。回りはトラクターなどを導入しているが、老人は、自分が生活できたのも牛のお陰、と頑固に農薬すら使わない昔ながらの農法を…
昨年のアカデミー主演女優賞候補ながら、社会派のノースターということで、日本公開がひたすら遅れた作品。何と上映館のシネマライズが配給ということで、映画界では話題になった作品でもあります。シビアな現実のなかにも、ほんのわずかな光が見えるのは良かったのか、絵空事ということなんか。 【ストーリー】 カナダ国境の小さな町。雪の降るなか、ギャンブル中毒の夫に有り金を持ち逃げされて、小さな子供2人と今…
映画館でみるほどでもなく、クリスマスイブにテレビで放映されたときに録画だけしたけど、そのままみないで消してしまった作品。100円レンタルならいいかなと借りてみましたが、つまらなかった。 【ストーリー】 世界的なセレブの道明寺司(松本潤)と婚約した牧野つくし(井上真央)だが、両家顔合わせの夜に、道明寺家に伝わる花嫁の印であるティアラを何者かに盗まれてしまう。このままでは結婚できないと、司と…
ラスト20分〜という宣伝文句はあまり信じなかったけど、「キサラギ」の佐藤祐市監督なので期待していました。でも、ストーリーはある程度先が読めて今ひとつ。美男美女を眺められて眼福という作品でしょうか。 作品情報 2021年日本映画 監督:佐藤祐市 出演:岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈 上映時間:101分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2020年劇場鑑賞6本 ブログ村のランキングで…
発表当時はコケタものの、先進的な内容が評価され、映画史に残った作品。ブラッド・ピット演じるタイラー・ガーデンは、英国の映画雑誌「エンパイア」の読者投票で、ジェームズ・ボンドやダースベイダーを抑え、「最高の映画キャラクター」1位を得たほど。中途半端にオチを聞いていたのでこれまで見ていなかったけど、なるほど衝撃的な作品でした。 【ストーリー】 エリートビジネスマンの主人公(エドワード・ノート…
「ウェイブ」をみたときに、ESと似ているとの感想をネットで散見されたため、どうしても、ウェイブと比べてしまいました。こちらのほうが、ドラマチックな要素は大きいけど、ラストを含め、ちょっと現実離れしてしまった感じ。でも、実話がベースなんですよね。 【ストーリー】 タクシー運転手のタレク(モーリッツ・ブライブトロイ)は新聞で見た大学の心理実験のモニターに応募する。それはモニターが看守と囚人に…
米国でスマッシュヒットを記録し、ホラーファンの間では話題となっていながら、核実験の被爆者の子孫が人肉喰いに突然変異したというトンデモ設定のせいで、日本では非常に限られた公開になっている作品。何しろ、TSUTAYAでは取り扱いを自粛しているほど。でも、ホラーとしてはそんなに悪くない作品でした。 【ストーリー】 かつて、米軍の核実験が行われたニューメキシコ州の砂漠地帯。長年務めた警察を退職し…
今時、邦画では珍しい、人が死んだり病気にならない恋愛映画。低予算で聴いたことのない様な俳優ばかりでてくるので、演技は相当なま暖かい目でみないと厳しいけど、ストーリーは悪くなかった。ただ、登場人物が多いだけに、連続ドラマでみたかった作品。テレビ東京の金曜深夜にぴったりだと思うけど。 【ストーリー】 漫画家志望の金底梨太郎(柳浩太郎)は、貧乏のどん底でイラストのアルバイトをしながら絵の勉強を…
カルト映画監督で、ごく一部に熱烈なファンがいる(僕もそうだったりして)、佐々木浩久監督の青春映画。相変わらずサービス精神が旺盛すぎて、脱線しまくっているのですが、佐々木ファンとしてはもっとはじけた作品が見たかった。 【ストーリー】 転校生の里美(黒川芽以)は、学校の廊下を走ってきた泉(甲斐麻美)と衝突。彼女にけがを追わせてしまう。泉は学校の階段や廊下を走ってタイムを競う階段部のメンバーで…
現代フランス史で封印されていたアルジェリア独立戦争をまっこうから取り上げた作品。映画そのものは、どちらの視点にも偏らず、良質な戦争映画の基本を抑えているが、それだけに印象にかける部分があるかもしれません。 【ストーリー】 1959年、アルジェリアはフランスから独立しようと、各地で武力闘争が行っていたが、フランスはこれは戦争ではなく、内戦であると主張。双方が地元住民を虐殺するなど泥沼化して…
今回から2010年に見た映画、DVDの感想です。 僕の好きな熊澤尚人監督(「虹の女神」「お・と・な・り」)の30分ほどの短編映画。もっと膨らまして、せめて1時間ぐらいにしてほしい気がしたけれど、高校時代特有の甘酸っぱさは良く出た作品でした。 【ストーリー】 高校生の陽介(石田卓也)は、屋上で雨にうたれている同級生、透花(藤井美菜)と出会った。透花については、死んだ教師の紀野(真島秀和)とつ…
難病モノを不謹慎にならずに、笑って泣けるコメディに仕上げるというのは、脚本家のウィル・ライザーの実体験が元だからでしょうか。 【ストーリー】 ラジオ局に勤める27歳のアダム(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は、珍しい骨髄のがんであることを告げられる。生死の確率は50%ずつ。親友のカイル(セス・ローゲン)は、カジノだったら大勝ちできる確率だ、と慰めになるのか分からない励ましをしてくれる。 …
ロボットがボクシングをする世界で、親子が愛を取り戻す物語、と ハリウッド的にいろいろ詰め込まれた作品。悪くはないのだけど、いろんな映画のいいとこどりをしている気がしました。 【ストーリー】 ロボット技術の発達で、格闘技がロボット同士が戦うものに変わった近未来。元ボクサーのチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は、おんぼろロボットで地方を回り、賭けボクシングをするが、負けてばかり。借金におわれ…
豪華キャストによるクライムサスペンスなのだけど、おんぼろ映画館でみたせいか、非常に古めかしく感じてしまいました。まあ、ラストが僕の好みでなかったというのもありましたが。 【ストーリー】 ジョン(ポール・ウォーカー)、ジェシー(クリス・ブラウン)らの犯罪チームは凄腕の強盗たち。銃撃戦もいとわないが、無駄な血を流さないよう、智恵を絞った犯罪を繰り返している。ロスの銀行を襲って、奇想天外な方法…
日本ではクリスマスというと恋人たちのものという印象だけど、どんな人にも奇跡が訪れてもおかしくない日。そんな市井の人々を淡々と描写していったノルウェー映画です。非常に抑えた描写で、同じテーマの邦画「大停電の夜に」と比べてみるのもいいかも。 【ストーリー】 クリスマスイブのノルウェーの田舎町。離婚寸前で妻子と別居しているパウル(トロン・ファウサ・アウルヴォーグ)はサンタに化けて、妻子の家に忍び込…
女子高生が戦国時代にタイムスリップするという、よくある設定のアイドル映画。ストーリーや演技はおいといて、フレッシュな顔ぶれが生き生きと演じているのだけが見どころ。SKEメンバーがずらりと出ているのをPRしている割には、主役にAKB、SKEがいないってどういうことなのだろう。 【ストーリー】 高校生のあさみ(有村架純)、優(竹富聖花)、ヒロコ(荒井萌)、公平(賀来賢人)は歴史の授業で赤点をとったため…
ドラッグといっても麻薬ではなく、製薬会社のトップセールスマンと難病患者のラブストーリー。コメディなのか、社会派なのか、ラブストーリーなのか、ぞれも中途半端な感じで、見どころはアン・ハサウェイの脱ぎっぷりだけという残念な結果におわっちゃいました。 【ストーリー】 90年代、イケメンのジェイミー(ジェイク・ギレンホール)は、口八丁手八丁の生活をいかして、ファイザー製薬のセールスマンに。ライバル会…
豪華スター共演の上質なラブコメなのだけど、東京での上映はわずか1館。たしかに米国コメディは日本では当たらないのだけど、映画ファンとしては歯がゆいです。 【ストーリー】 高校時代に出会い、この人が運命の人だと思って結婚してから25年。2人の子供と庭付き一戸建てを持ち、人生に満足していたキャル(スティーブ・カレル)はある晩、妻のエミリー(ジュリアン・ムーア)から同僚のデビッド(ケヴィン・ベー…
スピルバーグ初の3Dアニメということで見に行ったけど、原作に思い入れがないせいか、こんなもんかという感じ。そうそう、英語で聞くと変なふうに聞こえてしまうのを敬遠して、吹き替え版を見に行ったせいかもしれません。 【ストーリー】 少年記者タンタンは、のみの市で帆船ユニコーン号の模型を買う。その直後、二人の男から模型を譲るよう頼まれた。不思議に思ったタンタンはユニコーン号の歴史を調べると、大航…
草食系男子のまったりとした恋愛映画と思いきや、最後に大仕掛けがあり、単純な僕は驚きました。原作者の中田永一は、ミステリー作家の乙一ということを知ってさもありなん。 【ストーリー】 吉祥寺に暮らすフリーターの朝日奈(桐山漣)は、俳優になる夢も破れ、今はバイトでカツカツに暮らしている。なじみの喫茶店でコーヒーを飲んでいたら、隣の席のカップル(柄本佑、田村愛)が別れ話のもつれから喧嘩になり、と…
書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活(テレ朝系、土2330)
突然大きな仕事を任せれた売れない脚本家の困惑ぶりをユーモラスに描いていますが、生田斗真の娘役に山田杏奈というのはびっくり。生田もそんな年になったのかあ。 【ストーリー】 まったく売れない脚本家の吉丸圭佑(生田斗真)は、売れっ子小説家の妻、奈美(吉瀬美智子)の主夫をして暮らしていた。ところが、東西テレビが売れっ子俳優の八神隼人(岡田将生)主演のゴールデンドラマを企画したところ、脚本家がケガ…
記憶喪失でだれが好きだったかも忘れてしまうというパターンの映画は時折あるけれど、ここまで美人ぞろいというのは珍しいかも。笑わせてほろっと泣けるラブコメなんですが、テンポが今ひとつ合わなかったかな。 【ストーリー】 製薬会社の営業マン輝彦(山田孝之)はスケートリンクで転倒して頭をうち、一時的な記憶喪失に。カバンのなかには指輪が入っており、どうもだれかにプロポーズをしようとしていたらしい。 …
問題作を連発する鬼才・園子温監督の最新作。過激なヌード描写が話題になっているけど、今ひとつピンときませんでした。 【ストーリー】 警視庁渋谷西署の刑事、和子(水野美紀)は不倫の最中に事件発生の呼び出しを受ける。円山町の廃墟のようなアパートで、猟奇的な女性の遺体が発見されたのだ。女性の遺体は胴体だけで陰部は切り取られていた。 和子は最近行方不明になった女性のなかに被害者がいると考える。…
だれもに訪れる死。映画監督の娘が、父親ががんを宣告されてから死ぬまでを追ったドキュメンタリー。お涙頂戴に作ってないのだけど、最近、父親を亡くした身としてはこたえました。 【ストーリー】 大手メーカーを退職して2年、ようやく家族とのんびりできると考えていた砂田知昭は、がんを宣告される。彼は家族のために、自分が死ぬまでにやっていくこと、死んだあとの指示などを書いたエンディングノートを書き始める…
題名を聞いただけで、妙に見たくなる作品というのがあるのだけど、テレビ東京の昼の映画にでもなりそうなこのタイトル。往年の「うる星やつら」ファンとしては、絶対行きたくなるタイトルで、どうせお馬鹿映画と思いつつも、ついついみてしまいました。 【ストーリー】 ソウルの町を守るため、世界防衛軍と名乗って夜な夜なパトロールに行くヨンゴン(ホン・ヨングン)。その夜も、なぞの男たちに襲われていた女性モニ…
カイジ2は公開時期が悪かったと思ったけど、この映画は公開時期がよかったですね。巨人の清武騒動とどんぴしゃりだったのだから。でも、日米でGMの役割がこんなに違うというのも、知識としてはしっていても映像でみて実感できた気がします。野球ファンにはおすすめ。 【ストーリー】 2001年、大リーグのアスレチックスはヤンキースとのリーグ優勝決定戦に敗れた。アスレチックスの選手の年棒はヤンキースの3分の1しか…
アメリカの閉塞的な下層社会で、家族のために一人戦う少女。その孤高な姿は凛とした美しさでみているこちらの心をうつけれど、こういう閉塞的な状況の痛々しさは、こちらの体調が万全でないと疲れますね。 【ストーリー】 ミズーリ州の田舎町、17歳の少女リー(ジェニファー・ローレンス)は、父が麻薬取引で逮捕されたため、精神を病んだ母(バレリー・リチャーズ)と幼い弟、妹の面倒を一人で見ていた。 だが、…
ケレン味たっぷりの演出、伊勢谷友介の悪役ぶりなど見どころはあるものの、公開時期が悪かった。大王製紙の社長がカジノで100億円負けるのがニュースになっているのに、たかだか2億円(といっても僕には一生お目にかかれない額だけど)で騒ぐのはどうもね。 【ストーリー】 帝愛グループとの悪夢のようなギャンブル勝負に勝った伊藤カイジ(藤原竜也)だが、1年後、再び身を持ち崩して、借金返済のため帝愛の地下…
辛亥革命100年を記念した豪華映画なんだけど、2時間余の間にすべてを盛り込もうとしているため、歴史をしらないと何がなんだか訳がわかりませんでした。 【ストーリー】 清朝末期、外国からの侵略と腐敗した朝廷に若者を中心とした怒りは爆発寸前だった。革命を目指すリーダー孫文(ウィンストン・チャオ)は中国同盟会を結成。清朝を倒す運動を始める。彼の右腕、黄興(ジャッキー・チェン)が武力蜂起を担当し、…
ニコール・キッドマンがオスカーにノミネートされた本作。説明を極力抑えた描写は、過激な怪作「ソウルバス」のジョン・キャメロン・ミッチェル監督とは思えない佳作でした。 【ストーリー】 ニューヨーク郊外に住むベッカ(ニコール・キッドマン)とハウイー(アーロン・エッカート)夫婦は数か月前、5歳の息子ダニーを交通事故でなくしてしまう。それ以来、二人の生活はどこかギクシャクしたものに。折しも、ベッカ…
三谷幸喜最新作で、予告編はすごく良く出来ていて期待していたのだけど、本編は、まあこんなもんか、という感じ。ただ、狙いすぎたのかちょっと冗長でしたね。 【ストーリー】 失敗続きの弁護士エミ(深津絵里)は、事務所の所長速水(阿部寛)から、これで失敗したら最後だと宣告されて殺人事件の弁護を担当させられる。妻の鈴子(竹内結子)を殺害したとされる被告(KAN)はアリバイがあると無実を主張。そのアリバ…
SFスリラーとして素直に面白いのだけど、「映画通ほど騙される」というキャッチフレーズは意味不明。そういう一発オチの映画とは違うじゃん。 【ストーリー】 米軍のスティーブンス大尉(ジェイク・ギレンホール)が目覚めたとき、電車のなかにいた。前の座席の女性クリスティーナ(ミシェル・モナハン)から親しげに話しかけられるが、スティーブンスには見覚えがない。しかし、女性は彼に「ショーン」と呼びかける。不…
2003年のイラク戦争は、大量破壊兵器をイラクが隠し持っていることが開戦理由だったのに、イラクは大量破壊兵器など持っていませんでした。戦争の理由などなかったのです。でも、戦争から8年たったのに、どれだけの人が覚えているのでしょうか。実際の事件を描いた本作は、アメリカの良心というものを感じさせる佳作です。 【ストーリー】 イラクとの緊張が高まる中、イラクがニジェールから核兵器の材料となるウ…
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのゴア・ヴァービンスキー監督がジョニー・デップと組んだ新作はカメレオンが主人公のアニメ。これが「パイレーツ」シリーズより面白かったなんて、観る前には思ってもいませんでした。 【ストーリー】 人間にペットとして飼われていたお調子者のカメレオン(声・ジョニー・デップ)は、主人一家とドライブ中に外に放り出されてしまい、砂漠のなかで立ち往生。ようやくサバク…
根強いファンのいる石井克人監督の最新作だけど、僕は石井監督のファンではないことを実感しました。満島ひかりが美人であることを確認できたのでよしとしましょう。 【ストーリー】 フリーターの砧(妻夫木聡)は300万円の借金を背負い、悪徳金融屋の山岡(松雪泰子)から紹介された、依頼されればどんな荷物でも運ぶ運送屋「スマグラー」の丈(永瀬正敏)を手伝うことになる。 初仕事は謎の殺し屋背骨(安藤…
子供のころ、世界名作文庫で読んだ三銃士の物語が最新鋭の3D映像でよみがえるということですが、監督がバイオハザードシリーズのポール・W・S・アンダーソンで、とんでも作品だと看破して2Dでみました。 【ストーリー】 17世紀のフランス、国王ルイ13世(フレディ・フォックス)は未熟だったため、宰相のリシュリュー枢機卿(クリストフ・ヴァルツ)が実権を握っていた。一方、英国のバッキンガム公爵(オーランド…
差別を受けた在日朝鮮人の少女が、拉致被害者の集会で毒ガステロを起こすという、とんでもない設定の映画。タブーとされるテーマに挑戦するのは評価したいけれど、説得力がなければ無駄に反感をあおるだけでは? 【ストーリー】 2002年、小泉訪朝で拉致被害者の存在が明らかになり、北朝鮮への反発から在日朝鮮人への嫌がらせが頻発していた。かつて、少年(笠井しげ)は、在日朝鮮人の少女(韓英恵)にいじめから…
俳優のプライバシーを映画に投影したり、オリジナルと比べたりすることはあまりしないのだけど、本作はどうしてもそういった外部のことが気になって、乗り切れませんでした。 【ストーリー】 江戸時代初期、食い詰め浪人が大名の屋敷にお仕掛け、切腹させろといって金品をせびる狂言切腹が流行していた。名門、井伊家にも津雲半四郎(市川海老蔵)という浪人が表れ、切腹を所望した。 家老の斎藤勧解由(役所広司…
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ヒーロー映画の元祖といえるスーパーマン。新生DCユニバース第1弾として、監督にマーベルを解雇された鬼才のジェームズ・ガンを起用。移民や多様性の重要性、フェイクニュースの危険性を訴える、今のアメリカ社会を風刺するできになっています。もちろん、ヒーロー映画として観ても、犬がかわいいのでOK。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ジェームズ・ガン 出演:デヴィッド・コレンスウェット、レイチェル・ブ…
北朝鮮の軍人が脱北を図って脱走するスリラー映画。敵役の設定も良く、最後までどうなるかはらはら楽しめました。 作品情報 2024年韓国映画 監督:イ・ジョンピル 出演:イ・ジェフン、ク・ギョファン、ホン・サビン 上映時間94分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:新宿ピカデリー 2025年劇場鑑賞249本
各国の天才ハッカーが共同してAIを騙し、FX(外国為替証拠金取引)で大儲けを企むという、設定だけは面白そうなんですが、邦画にありがちな大金を描けない問題がここでもさく裂。演出もスローで睡魔との戦いでした。 作品情報 2025年日本、台湾映画 監督:米倉強太 出演:阿部寛、菜々緒、アリッサ・チア 上映時間93分 評価:★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ横浜 2025年劇場鑑賞248本
韓国のホラー短編集。5つの短編と各話の終了ごとに短く流れる不気味なオカルト教団の話の全部で6話からなり、一応、6作はつながっている設定で、1つ1つは良くも悪くもないのですが、わかりにくい。5つの短編は完全にホラーとしての方向がバラバラなので、無理に一つの話にまとめなくても良かったのでは。 作品情報 2023年韓国映画 監督:チェ・ウォンギョン 出演:キム・チェウン、チョン・ジュンウォン、クォン…
2017年のタイ映画のハリウッドリメイク。ベースは一緒ですが、金持ちがより金持ちなアメリカの現状にあった形に改変されています。ラストもいかにもアメリカ映画っぽい。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:J・C・リー 出演:カリーナ・リャン、ジャバリ・バンクス、ベネディクト・ウォン 上映時間97分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川 2025年劇場鑑賞246本
劇団☆新感線の話題の舞台を映画館で上映する「ゲキ×シネ」の最新作。昨年秋に話題を呼んだ、鎌倉幕府滅亡をモチーフにした架空の日本のアクション時代劇です。 作品情報 2025年日本映画 演出:いのうえひでのり 出演:生田斗真、中村倫也、西野七瀬 上映時間185分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川 2025年劇場鑑賞245本
アメリカの黒人差別の歴史と音楽の歴史をモチーフにした大傑作のホラー映画。鑑賞後、考察サイトを読めば読むほど奥の深さに感動します。ネタバレあり(といってもあらかた知られていますが)のレビューですので、観たい方は事前情報なしでまず鑑賞を…。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ライアン・クーグラー 出演:マイケル・B・ジョーダン、マイルズ・ケイトン、ヘイリー・スタインフェルド 上映時間137分 …
ニューヨークの救急隊の過酷な現状をリアルで陰鬱なタッチで描いた社会派映画。アメリカで救急隊員の自殺が社会問題になっているというのもわかります。 作品情報 2023年アメリカ、イギリス映画 監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール 出演:ショーン・ペン、タイ・シェリダン、キャサリン・ウォーターストン 上映時間125分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2025年劇場鑑賞24…
モノクロの移民映画というと、「ラ・コシーナ 厨房」で観たばかり。本作のほうが登場人物の行動が理解でき、非常に静かなタイプのヒューマンストーリーでした。 作品情報 2023年アメリカ映画 監督:ババク・ジャラリ 出演:アナイタ・ワリ・ザダ、グレッグ・ターキントン、ジェレミー・アレン・ホワイト 上映時間91分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2025年劇場鑑賞242本 …
毒親、貧困の女子大生2人を描いたシスターフッド映画。宗教シーンなど唐突に感じられるところもありますが、抑制されて淡々とした雰囲気がたまらない感じの傑作です。 作品情報 2025年日本映画 監督:井樫彩 出演:南沙良、馬場ふみか、本田望結 上映時間115分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ港北 2025年劇場鑑賞241本
傷ついた一家が、偶然、市民劇団に参加したことで癒されて行く物語。ノースターでちょっとごつごつしている展開ですけど、じんわりくる小品でした。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:ケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソン 出演:キース・カプファラー、ドリー・デ・レオン、キャサリン・マレン・カプフェラー 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ローソンユナイテッドシネマみなとみら…
日本ではすっかりブームの落ち着いたF1ですが、本作はまさにテンションバク上がりで、レースシーンに血沸き肉踊ります。王道的なストーリーに、ギンギンのBGMそして迫力ある映像と大満足の作品でした。 作品情報 2025年アメリカ映画 監督:ジョセフ・コシンスキー 出演:ブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、ケリー・コンドン 上映時間155分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:ローソンユナイテッドシネマみ…
オーストラリアの鬼才、アダム・エリオット監督が8年がかりで制作したクレイアニメ。一人の女性の数奇な運命をブラックユーモアたっぷりに描いています。 作品情報 2024年オーストラリア映画 監督:アダム・エリオット 声の出演:セーラ・スヌーク、コディ・スミット=マクフィー、マグダ・ズバンスキー 上映時間94分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞238本
アン・ジュングン(安重根)による伊藤博文暗殺を描いた歴史サスペンス。韓国では大ヒットしたそうですが、僕からすると作品自体は普通という感じでしょうか。 作品情報 2024年韓国映画 監督:ウ・ミンホ 出演:ヒョンビン、パク・ジョンミン、リリー・フランキー 上映時間114分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞237本
人間の欲望や心の暗部を描いた韓国映画。ラストはハッピーエンドかバッドエンドかは観る人によってことなりそうだけど、ある種のフェチズムの理想かもしれません。 作品情報 2024年韓国映画 監督:キム・デウ 出演:ソン・スンホン、チョ・ヨジョン、パク・ジヒョン 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:キノシネマみなとみらい 2025年劇場鑑賞236本
単純な犯罪のはずが思わぬハプニングで二転三転していく様子を、伏線はりまくりの脚本で描いたサスペンス。ちょっとチートな武器もでてくるとはいえ、俳優たちの巧みな演技で最後まで楽しませてくれました。 作品情報 2025年日本映画 監督:堀江慶 出演:三浦りょう太、浅川梨奈、石田明 上映時間114分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞235本
コロナ禍で学校生活が制限された天文部員たちが、夢や希望をかなえようともがく青春ストーリー。さわやかさに心をうたれますが、ちょっと話を詰め込みすぎた感じも。 作品情報 2025年日本映画 監督:山元環 出演:桜田ひより、水沢林太郎、岡部たかし 上映時間126分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞234本
ダニー・ボイルが携わる28時間後、28日後に続くシリーズ3部作の3作目。ゾンビ映画というよりは、少年の成長を描いたアドベンチャー映画という印象です。でも、前半の感染者が襲ってくるかの怖さはなかなかのもの。 作品情報 2025年イギリス映画 監督:ダニー・ボイル 出演:アルフィー・ウィリアムズ、ジョディ・カマー、アーロン・テイラー=ジョンソン 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネ…
テレビアニメと違い、原作よりのダークな雰囲気を漂わせる映画「LUPIN THE IIIRD THE MOVIE」シリーズの第5作。僕は過去作を観ていなかったので、あまりにもダークでホラーな感じにびっくりしました。 作品情報 2025年日本映画アニメ 監督:小池健 声の出演:栗田貫一、大塚明夫、片岡愛之助 上映時間93分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2025年劇場鑑賞232本
序盤はご都合主義のありがちなキラキラ青春映画で、途中退席しようかと思うくらいイライラしましたが、さすがは「ヒロイン失格」などの幸田もも子原作とあり、途中から確変。そつなく作品をまとめました。ただ、僕の鑑賞後、同キャストでドラマ化も発表され、なんのために入場料を払ったのかというがっかり感も。 作品情報 2025年日本映画 監督:松田礼人 出演:畑芽育、大橋和也、木村慧人 上映時間102分 評価:…
まだ貧しく、女性差別もえぐかった1970年代の韓国を舞台に、虐げられていた海女さんたちが悪い男らに逆襲するエンタメ映画の快作です。 作品情報 2023年韓国映画 監督:リュ・スンワン 出演:キム・ヘス、ヨム・ジョンア、チョ・インソン 上映時間129分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞252本
芸達者の女優3人による会話劇は見ごたえ十分なのですが、脚本をみると毒親を子どもたちが受け入れる感動物語にしているのはちょっと引いてしまいました。 作品情報 2024年日本映画 監督:橋口亮輔 出演:江口のりこ、内田慈、古川琴音 上映時間106分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞251本
重病の犬に夢だった雪を見せてあげようとインドを縦断する犬好きなら感涙の作品。前半はちょっと合わなかったけど、後半の感動シーンの連発はみごとでした。 作品情報 2022年インド映画 監督:キランラージ・K 出演:ラクシット・シェッティ、サンギータ・シュリンゲーリ、ラージ・B・シェッティ 上映時間164分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ木場 2024年劇場鑑賞250本
ブログにアップするのを忘れてました。上半期のベスト10です。今年も秀作ぞろいでした。例年に比べてハリウッドを含め割と有名どころが上位に入りました。格差、貧困をテーマにした作品や国際情勢のドキュメンタリーが上位に入っているのも今年の特徴です。 ブログ村のランキングです。よかったらポチッと押してください
1940年、撃沈した敵船の乗組員を救助した潜水艦の実話。イタリアの戦争映画はこれまで観たことがなかったので興味深かった。 作品情報 2023年イタリア、ベルギー映画 監督:エドアルド・デ・アンジェリス 出演:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、マッシミリアーノ・ロッシ、シルヴィア・ダミーコ 上映時間121分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:イオンシネマ座間 2024年劇場鑑賞249本
韓国の月面着陸を描いたSFスペクタクル大作。韓国人の自国上げはすごいけれど、月でのCGは割とよくできているのに、地上でのイノシシのCGがとてもチャチというアンバランスは笑えました。 作品情報 2023年韓国映画 監督:キム・ヨンファ 出演:ソル・ギョング、ド・ギョンス、キム・ヒエ 上映時間129分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズグランベリーパーク 2024年劇場鑑賞248本
性暴力を扱って話題の作品で、関連シーンは男の僕が観ても吐き気がするほど不愉快でした。さらに、原作からかもしれませんが、男は暴力的、女は被害者と単純な二元論に落とし込んでいるのも不快。一連の騒動も踏まえて、今年ぶっちぎりのワーストです。 作品情報 2024年日本映画 監督:三木康一郎 出演:奈緒、猪狩蒼弥、風間俊介 上映時間116分 評価:★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2024年劇場鑑賞…
若きクリエイターの情熱と挫折を描いているのですが、「ルックバック」と同時期の公開は痛かった。3Gキャラにもはまれず、眠気との戦いでした。 作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:ぽぷりか 声の出演:花江夏樹、伊瀬茉莉也、内田雄馬 上映時間68分 評価:★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞246本
マイアミの黒人刑事コンビを主人公にした人気シリーズ第4弾。1作目は1995年なんですが、僕はシリーズ初見。ストーリーは突っ込みどころ満載でしたけど、アクションは工夫していて面白かった。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー 出演:ウィル・スミス、マーティン・ローレンス、ジェイコブ・スキピオ 上映時間115分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:Tジョイ品川プ…
アレクサンダー・ペイン監督作品らしい、1970年の全寮制学校を舞台にした心温まるヒューマンドラマ。まんべんなくよくできた秀才型の作品といえましょう。 作品情報 2023年アメリカ映画 監督:アレクサンダー・ペイン 出演:ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・セッサ 上映時間133分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズシャンテ 2024年劇場鑑賞244本
韓国の名優2人によるホラー。最後まで科学で分析できるのか、それとも超常現象なのかどちらともとれますが、僕は超常現象派でしょうか。今年みたホラーの中ではお気に入りの部類です。 作品情報 2023年韓国映画 監督:ユ・ジェソン 出演:チョン・ユミ、イ・ソンギュン、キム・グムスン 上映時間94分 評価:★★★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年劇場鑑賞243本
台湾映画の名作の日本リメイクですが、ラストが記憶と全然違っていて、あらためて台湾版のあらすじをネットで確かめました。オリジナルファンとしては日本版の解釈にはがっかり。主人公たちを高校生でなくて大学生にしたのも大人の事情というやつでしょうか。 作品情報 2024年日本映画 監督:河合勇人 出演:京本大我、古川琴音、横田真悠 上映時間114分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:川崎チネチッタ 2024年…
音を立てると襲ってくる宇宙人の恐怖を描いた人気ホラーの第3弾。過去2作の主役だったエミリー・ブラントは登場せず、宇宙人が地球を襲撃した当日のニューヨークのパニックをキャストを一新して描いています。 作品情報 2024年米国映画 監督:マイケル・サルノスキ 出演:ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クイン、アレックス・ウルフ 上映時間100分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:ブルク13 2024年劇場鑑賞241本…
1999年のタイを舞台に、それまでずっと一緒だった双子の女子中学生が、初恋に落ちたことで大人への階段を上っていく物語。タイの田園風景は異国なのにどこか懐かしく、切なく悶え死にそうなストーリーとともに、僕の心に突き刺さりました。 作品情報 2023年タイ映画 監督:ワンウェーウ・ホンウィワット、ウェーウワン・ホンウィワット 出演:ティティヤー・ジラポーンシン、アンソニー・ブイサレート、スパクソーン・…
韓国の名匠、ホン・サンス監督の新作で、彼の作品で初めて寝ないでみられた。体調を整えて臨んだかいがありました(笑)。 作品情報 2022年韓国映画 監督:ホン・サンス 出演:クォン・ヘヒョ、イ・ヘヨン、ソン・ソンミ 上映時間97分 評価:★★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2024年劇場鑑賞239本
父親を事故で失った高校生の喪失感と行き場のない怒りを描いたフランス映画。高校生はゲイでベッドシーンも多く、さすがフランスの高校生は進んでいると本筋とは若干ずれたことを思ってみていました。 作品情報 2022年フランス映画 監督:クリストフ・オノレ 出演:ポール・キルシェ、ジュリエット・ビノシュ、ヴァンサン・ラコスト 上映時間122分 評価:★★(五段階) 観賞場所:シネマジャック&ベティ 2024…
チェンソーマンの藤本タツキの短編漫画を、押山清高が監督、脚本、キャラクターデザインを1人で手掛けてアニメ化。創作者にとって非常にエモい作品で世評が高いのがわかるのですけど、特典で配られた漫画と登場人物の苗字が違うのはなぜだろう。 作品情報 2024年日本映画アニメ 監督:押山清高 声の出演:河合優実、吉田美月喜 上映時間58分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:109シネマズ川崎 2024年劇場鑑…
M・ナイト・シャマランの娘のイシャナ・ナイト・シャマランの監督デビュー作で、父親は制作に回ってます。作風はかなり影響されてると思いました。賛否両論のようですけど、個人的には雰囲気は悪くなかったと思います。ややネタばれの感想を。 作品情報 2024年アメリカ映画 監督:イシャナ・ナイト・シャマラン 出演:ダコタ・ファニング、オルウェン・フエレ、オリヴァー・フィネガン 上映時間102分 評価:★★★…
環境保護のためテキサスの石油パイプラインを爆破させようとする若者たちを描いたサスペンス。アメリカ映画にしては珍しく、テロリストを主人公にした作品です。配給のネオンは「パラサイト 半地下の家族」「逆転のトライアングル」「落下の解剖学」と小規模ながら尖ったラインナップの会社で、さすがの眼力。 作品情報 2022年アメリカ映画 監督:ダニエル・ゴールドハーバー 出演:アリエラ・ベアラー、サッシャ・…
英国のシンドラーと呼ばれ、669人のユダヤ人の子どもを救った実在のエピソードの映画化。「関心領域」「フィリップ」と違って王道的な描き方でした。 作品情報 2023年イギリス映画 監督:ジェームズ・ホーズ 出演:アンソニー・ホプキンス、ジョニー・フリン、ヘレナ・ボナム・カーター 上映時109分 評価:★★★★(五段階) 観賞場所:ヒューマントラストシネマ有楽町 2024年劇場鑑賞234本