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映画好きパパの鑑賞日記 http://eigazukipapa.seesaa.net/

映画好きのパパが過去に見た作品と最近みた映画の感想を書いていきます。テレビドラマも頑張って書くぞ

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2014/01/04

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  • シルビアのいる街で

    ヴィクトル・エリセ監督のご推薦で、雑誌でも評価が高いので見に行きましたが、非常に実験的な作品で、好みが分かれる作品。台湾のツァイ・ミンリャン監督を思い出しました。正直、途中で寝るかなと思いきや、最後まで楽しめたのはヨーロッパの古い町並みの魅力でしょうか。 【ストーリー】 街のカフェで一人の青年(グザヴィエ・ラフィット)が、客の女性たちをながめていた。その中の一人の女性(ピラール・ロペス・…

  • シュアリー・サムデイ

    俳優小栗旬の初監督作品なんだけど、映画としての質は微妙。。。僕も、部屋の掃除するとか、明日の弁当作るとか、こんな映画みているより有意義な時間の使い方はいくらでもあるのに、と思いながら見てました。 【ストーリー】 中止になった学園祭を復活させようとして、誤って爆弾を爆発させてしまい、高校を退学になった巧(小出恵介)、京平(勝地涼)らバカ5人組。その後は負け組まっしぐらの人生を歩んでいたが、…

  • フェアウェル さらば、哀しみのスパイ

    同じスパイ映画でもソルトのような活劇と違って、銃撃戦は一切なしで実際に起きた事件を元にした地味なお話。けれども、冷酷な国際政治の裏側が垣間見られるし、映画監督のエミール・クストリッツァの名演技とものすごいオーラも見られるし、渋い佳作でした。 【ストーリー】 1981年、フランス企業のモスクワ駐在員ピエール(ギョーム・カネ)は上司の頼みで中年男セルゲイ(エミール・クストリッツァ)から書類を…

  • ボローニャの夕暮れ

    作品そのものは、わりとあっさり描いている部分があり、それほど心に残らなかったのだけど、娘を持つ父親という観点から見ると、共感と恐怖といろいろもやもやした感情が出てしまいました。 【ストーリー】 1938年。高校教師のミケーレ(シルヴィオ・オルランド)は、一人娘で自分の勤務先の高校に通うジョヴァンナ(アルバ・ロルヴァケル)が心配でたまらなかった。内気で友達もおらず、ましてボーイフレンドの陰…

  • ソルト

    アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション・サスペンス映画。24の第一シーズンを彷彿としました。最初はトム・クルーズ主演の予定だったそうですが、より暗く・重たくみえるアンジーで正解だったと思います。 【ストーリー】 CIAにロシアの大物スパイ、オルロフ(ダニエル・オルブリフスキー)が亡命し、ベテラン捜査官のソルト(アンジェリーナ・ジョリー)が尋問を担当した。オルロフは、子供のころにロシアが…

  • ちょんまげぷりん

    女性と男性、さらに社会人と学生では受け止め方が全然違うと思いますが、僕はまったくこの作品はだめでした。中村義洋監督だけに楽しみにしていたのですが、残念。 【ストーリー】 シングルマザーのひろ子(ともさかりえ)は幼稚園児の一人息子友也(鈴木福)を抱えながら、仕事に育児にと奮闘していた。ある日、自宅のそばにちょんまげ姿の不審な男を見かける。木島安兵衛(錦戸亮)と名乗るその男は、なんと江戸時代…

  • ジェニファーズ・ボディ

    B級学園ホラーでそれなりに楽しめるのだけど、ミーガン・フォックス(「トランスフォーマー」)、アマンダ・セイフランド(「マンマ・ミーア」)と大ヒット作に出た2人が、なんでこんなしょぼい映画にでているかが一番不思議でした。 【ストーリー】 田舎町デビルズ・ケルトに住む高校生のジェニファー(ミーガン・フォックス)とニーディ(アマンダ・セイフランド)は幼い頃からの親友。メガネをかけて地味なニーデ…

  • インセプション

    バターたっぷりのフランス料理フルコースを死ぬほど食べたような感じ。映画ならではの豪華キャスト、人間の想像力の限界にいどんだ驚異の映像、そして、いくつものひねりをいれたクリストファー・ノーラン監督ならではの世界観。これは映画館でみるべき作品ですね。 【ストーリー】 人の夢の中に忍び込み、潜在意識から秘密を盗み出す産業スパイ、コブ(レオナルド・ディカプリオ)。日本人の大企業社長サイトー(渡辺…

  • プレデターズ

    プレデターシリーズはこれまでまったく見たことはなかったけど、たまたま空いている時間とマッチしたので見ました。B級アクションとしてなかなか楽しめたけど、プレデターのファンからは評判が悪いみたいですね。 【ストーリー】 傭兵のロイス(エイドリアン・ブロディ)は気が付いたら、パラシュートでジャングルに落下させられた。そこには、イスラエル軍の女性スナイパー(アリシー・ブラガ)、ロシアの特殊部隊の…

  • ゾンビランド

    「全米1位」といったキャッチフレーズは、今では笑いの対象になってしまって、それだけで見に行く人というのも減ったと思うけど、この映画のキャッチフレーズはなんど「ゾンビ映画史上No1ヒット」。ゾンビ映画はそれほど好きでない僕でも、これは見に行かねば。 【ストーリー】 謎のウイルスで人類の大半がゾンビ化するなか、童貞で胃弱な大学生コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は引きこもりで部屋の中にずっ…

  • ザ・コーヴ

    上映反対運動で大騒動になったアカデミードキュメンタリー賞作品。混乱を覚悟で見に行ったら、座席はガラガラで、抗議団体も警備のおまわりさんもいません。あの騒ぎは何だったのだろう。 </iframe…

  • 借りぐらしのアリエッティ

    ジブリの新作。最近のジブリものにしては、ヒロインが非常に魅力的だったのだけど、ストーリーは大きな山もなく終わってしまって、こぢんまりとした佳作といったところ。監督が宮崎駿でないので、わざとそうしたのかな。 【ストーリー】 心臓病の手術を控えた少年翔(声・神木隆之介)は、親戚の老女貞子(竹下景子)の屋敷で1週間を過ごすことになった。 屋敷の床下には、小人が住んでいた。小人たちは安全のた…

  • ケンタとジュンとカヨちゃんの国

    日本のいわゆる負け組と呼ばれる若者たちの閉塞感を出そうとしたのだろうけど、同じ若者のロードムービー、「闇の列車、光の旅」を見たばかりなので、日本の若者の甘えと、映画そのものの出来に疑問符が付いてしまいました。役者は頑張っていたと思いますけど。 【ストーリー】 施設育ちで兄弟のように育ったケンタ(松田翔太)とジュン(高良健吾)は、解体工として働いている。先輩裕也(新井浩文)のいじめに苦しみ…

  • 闇の列車、光の旅

    中南米の貧しいながらも必死で生きようという若者たちを描いた本作。ストーリーはおおよそ想像の範囲ですが、現実にも、この映画に出てくる若者たちがいっぱいいるということの方が、やりきれないものを感じさせます。 【ストーリー】 ホンジュラスの少女サイラ(パウリナ・ガイタン)は、不法移民としてアメリカから強制送還された父(ヘラルド・タラセナ)に連れられて、アメリカに密入国しようとする。メキシコ国境…

  • 顔と心と恋の関係

    日本人の売れっ子脚本家の脚本を韓国で映像化した日韓テレシネマのなかの作品。大石静脚本で期待していたのだけど、これって「愛しのローズマリー」そっくりでは? プロットが似ていても、面白ければいいけれど、できはちょっとね。 【ストーリー】 イケメンで韓国を代表する建築家のカン・テプン(カン・ジファン)は、事故で頭を打った後遺症で、美人がブスに、ブスが美人に見えるようになってしまった。 ある晩、…

  • アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室

    香取慎吾がSMAP解散後、初の民放連ドラ主演。ネット犯罪という現代風のテーマを重苦しく撮っていて、なかなか見ごたえのある作品です。 【ストーリー】 SNSによる事件が相次ぐ中、警視庁は「指殺人対策室」を設置した。指一つで殺人まで至るSNSトラブルを捜査する専門部署。元捜査1課の鬼と呼ばれた万丞渉(香取慎吾)は、SNSにいは詳しくないが、独自の捜査能力をかわれ、指殺人対策室に配属された。相棒で、生真面…

  • ボックス

    市原隼人主演の王道の青春スポーツ映画。ストーリー的には首をひねるところも多かったけど、ライバルのボクサー役が、本物のボクサーだそうで、彼の存在感が見どころでした。 【ストーリー】 優等生だがいじめられっこのユウキ(高良健吾)は、高校になって古里の大阪の下町にもどり、地元の高校に通っていた。電車のなかで、ユウキと担任の高津(香椎由宇)がチンピラに絡まれていたときに、同じ高校のボクシング部の…

  • 台北に舞う雪

    僕は新婚旅行が台北でした。回ったのは観光名所ばかりで、こういうひなびた場所には行かなかったのだけど、同じアジアの島国のせいか、どこか懐かしい気がしますね。内容はともかく、風景には癒やされました。 【ストーリー】 台北郊外の山あいの町に住むモウ(チェン・ボーリン)は、父を早くになくし、母には捨てられたが、町の人に温かく見守られ育った。モウはそのお礼にと、町の便利屋をして暮らしていた。ある晩、…

  • FLOWERS

    広告代理店が資生堂CM関連で作ったみたいだけど、これもだれに何を訴えるための作品か届いておらず、興行的には歴史的な惨敗を喫しました。ここまで客が入っていない映画を映画館でみたことは、将来自慢できるかも(そんなわけないって) 【ストーリー】 昭和11年、凛(蒼井優)は親が勝手に決めた結婚に反発、花嫁衣装のまま家を飛び出す。 昭和39年、凛の長女の薫(竹内結子)は、真中(大沢たかお)と恋…

  • 座頭市 THE LAST

    期待されながら、大コケした映画を2作連続で鑑賞。興行収入はコケても、内容は上質という作品も少なくないですが、本作と次に紹介する「FLOWERS」は、そりゃあ、コケるわなあ、という中身でした。 【ストーリー】 最愛の妻タネ(石原さとみ)と「これが最後」と約束して、死闘にのぞんだ市(香取慎吾)だが、タネが襲われてしまう。二度と人を斬らずに、平穏な暮らしをしようと故郷の村に帰った市は、幼なじみ…

  • Mother

    母性をテーマにしたドラマMotherが無事終了した。ラス前までは毎回、泣かせる場面も用意したのに、ラストは落ち着くところに落ち着いた感じ。チェイサーであさっての方向にいってしまった脚本を書いた坂元裕二だけに、かなり心配していたけど、しっかりまとめてました。

  • クレイジー・ハート

    タイトルとは裏腹に、至極まっとうで、優しい人たちの物語。人が死んだり、殺されたりといった激しい場面はなく、すごくゆっくりとした映画だけど、全編を流れるカントリー・ミュージックが心を癒やしてくれる。今年のアカデミー賞にはいろいろ文句をいいたいけど、本作の主演男優賞と音楽賞はここ何年かでも一番の選定でしょう。 【ストーリー】 落ちぶれたカントリー歌手のバッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)は…

  • RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

    素朴な人情映画で、真面目に作っているのだけど、僕のようなひねた観客からは突っ込みどころ満載。でも、それが作品をおとしめるというよりも、むしろほほ笑ましく楽しめました。 【ストーリー】 大手企業のエリート街道まっしぐらだった筒井(中井貴一)だが、家庭を顧みず仕事をしていたため、妻由紀子(高島礼子)、娘の倖(本仮屋ユイカ)との関係は冷え切っていた。しかし、故郷・島根で一人暮らしをしていた母絹代…

  • 孤高のメス

    劇中のセリフではないけれど、気負いもてらいもなく、一人の誠実な医師を描ききっている上質な作品。主人公のキャラもたっており、万人が楽しめるのではないでしょうか。 【ストーリー】 1989年、田舎の公立病院のナース浪子(夏川結衣)は、能力のない医師たちが自分の体面だけを気にしてロクな治療をしない病院に絶望していた。そこへ、アメリカ帰りの医師、当麻(堤真一)がやってくる。温厚で誠実な人柄の当麻…

  • パリより愛をこめて

    アクション映画の怪作「96時間」のピエール・モレル監督の最新作とあって、楽しみにいったのですが、リュック・ベンソン原案という不吉な文字が。案の定、途中で退屈してしまいました。96時間にもベンソンはかかわっているのだけど、何でこんなにダメだったのかなあ 【ストーリー】 パリの米国大使館に勤めるリース(ジョナサン・リス・マイヤーズ)はCIAの見習いも兼ねている。恋人のキャロリン(カシア・スムー…

  • シーサイドモーテル

    「書道ガールズ」を見に渋谷の映画館でいったら、公開はすでに終了していてこの作品になってました。しょうがないので本作をみたら、成海璃子がこちらにも出ていた。最近やたらあちこちで見ますね。 【ストーリー】 山の中にあるのにシーサイドモーテルという名前のおんぼろモーテル。各部屋にワケアリの客がやってきた。103号室にチェックインしたのはインチキ化粧品のセールスマン(生田斗真)。そこにコールガー…

  • 告白

    予告編も良かったし、今年一番期待していた作品だけど、原作も予告編もみないで、鑑賞できれば良かったとつくづく。人には勧めにくいけど、大変面白い作品で、終盤は原作を映画が凌駕してました。さすが中島哲也監督。 【ストーリー】 とある中学校1年B組の3学期最後のホームルーム。担任の森口(松たか子)はこの日で教師を辞めると宣言する。そして、思わぬ告白をはじめた。「娘の愛美は死にました。警察は事故…

  • 春との旅

    映画秘宝誌の紹介記事をもじると、小津風のテーマを溝口っぽい長回しで、黒沢映画の顔・仲代達矢で撮影しました。そんな古き良き日本映画を思い出させるような良作。欠点もあるけれど、こういう邦画がまだ存在していることに、ほっとしました。 【ストーリー】 北海道の寂れた漁村に住む忠男(仲代達矢)は、足が少し不自由なため漁師を辞め、孫娘の春(徳永えり)と暮らしている。だが、春の勤め先が閉鎖され、彼女は…

  • グリーン・ゾーン

    ポール・グリーングラス監督、マット・デイモン主演とのボーンシリーズコンビで、予告編からして期待は高かったのだけど、ちょっと脚本が弱かったかな。戦闘シーンなどはさすがのできでしたけど。 【ストーリー】 イラク戦争の原因となったイラクの大量破壊兵器所有疑惑。バグダットを占領した米軍で、大量破壊兵器捜索隊の隊長、ミラー(マット・デイモン)は、偽情報に振り回され、いっこうに手がかりをみつけられな…

  • その女、ジルバ(フジ系、土2340)

    東海ドラマの大人の夜ドラ枠にふさわしい、40歳で孤独な女性が、ホステスになることで生きる喜びを知るというテーマ。出演者も熟年中心で、民放でこういうドラマは貴重だと思います。 【ストーリー】 40歳になっても恋人も家族もいない笛吹新(池脇千鶴)は、仕事もうまくいかず倉庫で単純作業を淡々としていた。40歳の誕生日に、場末のバー「OLD JACK & ROSE」に「ホステス募集 40歳以上」と書かれた張り紙をみつ…

  • ローラーガールズ・ダイアリー

    ドリュー・バリモアの初監督作品は、青春ガールズムービー。本人も出演してますが、こういう役をやりたかったのか、それとも地なのか。まあ、ドリューだったら何でもありという気もするけど。 【ストーリー】 テキサスの田舎町で育った女子高生のブリス(エレン・ペイジ)は、やりたいことが見つからないまま、しつけが厳しく、女性の幸せは美にあると信じる母(マーシャ・ゲイ・ハーデン)の言うがままに田舎のミスコン…

  • オーケストラ!

    音楽映画はいろいろあるけれど、この映画ほど音楽のもたらす奇跡を描き、笑って感動できる作品はそうはないのでは。クライマックスのチャイコフスキーのバイオリン協奏曲では、すすり泣きが映画館のあちこちから聞こえました。音響のよい劇場での鑑賞をお薦めします。 【ストーリー】 ロシア・ボリショイ交響楽団の名指揮者アンドレイ(アレクセイ・グシュコブ)は、共産主義時代に政府にさからったため、音楽界から追…

  • 川の底からこんにちは

    期待の女優、満島ひかり主演でPFFスカラシップ作品。オフビートなコメディで、まったりとした笑いと、見終わったあとに、人生前向きになろうと思えます。とくに木村水産の第2社歌は、予告編の動画にも一部あるので、ぜひ聞いてください。 【ストーリー】 佐和子(満島ひかり)は、自分が「中の下、何が起きてもしょうがない」だと思いこんでおり、何となく仕事をして、何となく男にふられることの繰り返しの冴えな…

  • プレシャス

    ちょっと、うますぎて勢いをそいでしまってる演出だと思ったけど、アカデミー作品賞にはこの作品がふさわしかったかな。児童虐待は日本でも問題になっているだけに、もっと上映館が広がってもいい気がします。 【ストーリー】 1987年、16歳の黒人少女プレシャス(ガボレイ・シディベ)は、文字が読めない中学校では落ちこぼれ。さらに父親に性的虐待を受けて、父親の子供を2人も妊娠しており、母親(モニーク)…

  • 武士道シックスティーン

    さわやかな青春映画を見たくなり、近場の上映場所を調べたら何とシアターN。この映画館は暴力とホラーとエロで知られている場所で、実際、予告編の映画はホラー映画やエロ映画がてんこもりで、親子連れできた子供は、予告編終了後に係員に案内されて入ってきました。うーんシュール。札幌でもディノスだし。なんかもったいなかった。 【ストーリー】 剣道中学チャンピオンで剣道一筋に生きてきた磯山(成海璃子)は、…

  • シャッターアイランド

    レオナルド・デカプリオ主演、マーティン・スコセッシ監督のゴールデンコンビによるサスペンス。雰囲気は非常におどろおどろしく、デカプリオはじめ役者は好演していたけど、ミステリーとしては非常にアンフェアな解決法だと思います。というか、もう一ひねりあるかと思ったけど 【ストーリー】 凶暴な精神障害者の犯罪者ばかりを孤島に閉じこめ、治療を行っている刑務所兼病院のシャッターアイランド。脱獄不能なこの…

  • ソラニン<br />ソラニン

    音楽映画としては微妙だし、青春映画としては登場人物に思い入れができなかったけど、自分の人生を何となく考えてしまいました。 【ストーリー】 社会人2年目のOL芽衣子(宮崎あおい)は、音楽をやりながらフリーターをしている種田(高良健吾)と同棲している。平凡で面白くもない日々を送っていた芽衣子は種田の勧めもあり、会社を辞めた。 一方、種田は学生時代の仲間ビリー(桐谷健太)、加藤(近藤洋一)…

  • 劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル

    深夜ドラマのころから毎回かかさず見ていたトリックも、好きなのは「2」までで、「3」や映画版になるとさすがに食傷気味。本作はそんなファン心をついてか、「1」への回帰を図ったところもあり、ファンとしては満足だけど、映画としてはどうなんでしょうか。 【ストーリー】 日本科学技術大学教授の上田(阿部寛)は、万練村(まんねりむら)の青年翔平(佐藤健)から、村に代々伝わる霊能力者「カミハエーリ」を決…

  • ファンボーイズ

    スターウォーズをこよなく愛する難病映画。日本ではDVDスルーの予定が、ファンの署名活動があり、2週間だけ東京で上映。その最終日に見に行きました。 【ストーリー】 今から近い過去のそう遠くないアメリカ・オハイオ州。1998年、高校時代の旧友と卒業以来3年ぶりに再会したエリック(サム・ハティントン)は、自分がセールスマンとして社会人になっているのに、高校時代の仲間は昔と変わらないスターウォーズ…

  • シャーロック・ホームズ

    従来のイメージを覆すマッチョで武闘派のシャーロック・ホームズを描いて話題の作品。娯楽作品としては合格点の出来で、こんなホームズもありかな、と思いました。続編が楽しみ。 【ストーリー】 名探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニーJr)の活躍で連続殺人鬼ブラックウッド卿(マーク・ストロング)が逮捕された。ブラックウッドは死刑判決を受けるが「自分は蘇る」と不気味な予言をする。 ブラッ…

  • 1Q84(村上春樹)

    1度アップしたと思ったら、消えてました。ショック。さて、村上春樹の長編はあらかた読んでいて、嫌いではないのだけど、おしゃれであっさりしている分、あまり読後に残らない、というのが正直な印象。それよりも村上龍の方がショッキングで嫌いだけど、読後にザラザラ感があるのかな。1Q84もBOOK1は面白かったけど、次第に飽きてきて、BOOK3は正直どうよ、という感じ。でもBOOK4もあるでしょうね。 …

  • 風が強く吹いている(三浦しをん)

    昨年、映画を見て、基本的に面白かったけど、クライマックスに納得いかずに、そこだけ立ち読みしました。今回、じっくり読んだんだけど、原作は青春小説の白眉といっていいし、映画もうまく原作の良さを取り込んでます。それだけに、クライマックスの失敗が痛かったなあ。小説はどなたにもお薦めできます。 【ストーリー】 寛政大学の新入生、走(かける)は天才的なランナーだが、ある事情から陸上部のない寛政大学に入…

  • 第9地区

    NINEに続いて、9にまつわる映画なんだけど、偶然です。こちらもオスカーノミネートされたものの無冠に終わっています。けれども、アバターよりも奥が深いし、ハードロッカーよりも、先が見えないので、個人的にはこちらの方が好みかも。 【ストーリー】 南アフリカ・ヨハネスブルグ上空に巨大なUFOが飛来した。宇宙戦争か、ファーストコンタクトかと世界中が注目するが、実はUFOは故障で地球に不時着しただけ…

  • NINE

    ゴージャスが売り文句のミュージカルだけど、逆にゴージャス以外に見どころが少ない気が・・・ どうせだったら徹底的に華やかな歌と踊りをみせてくれればよかったのに。 【ストーリー】 プレイボーイの映画監督グイド(ダニエル・デイ=ルイス )は、スランプに苦しみ、新作の撮影開始まであとわずかなのに、脚本が1行もできていない。愛人のカルラ(ペネロペ・クルス )と海辺のリゾートに逃げ出すが、衣装のリリー…

  • アリス・イン・ワンダーランド

    ティム・バートンが、「不思議の国のアリス」をもとに映画化したのだけど、もうちょっと毒のある映画を期待していただけに、ちょっと薄味でした。彼独特の美的センスは健在だったのですが、やはりディズニーだからマイルドだったのかな? 【ストーリー】 19歳のアリス(ミア・ワシコウスカ)は、ガーデンパーティーで意に進まぬ結婚を勧められ困っていた。そこへ、服を着た白ウサギ(マイケル・シーン)が庭園を横切…

  • カムイ外伝

    すごい酷評だったので、公開時はスルーしていたのだけど、DVDでみたらそんなに悪くなかったけどなあ。原作の熱狂的ファンが受け入れられなかったのだろうけど、邦画のアクションだったら、平均水準には達してると思いました。 【ストーリー】 忍びの集団から脱走した抜け忍のカムイ(松山ケンイチ)は、執拗な追っ手を切り抜ける過酷な日々を送っていた。ある日、カムイは領主(佐藤浩市)の馬の足を切った男半兵衛…

  • 花のあと

    邦画の粋というか、愛おしい珠玉の作品。上品な京料理のようにあっさりとした味付けは、コテコテの洋食やラーメンが好みな人にはおいしく感じられないだろうけど、淡泊で、それでいて完全ではなく足らないところすら愛おしく感じさせられました。 【ストーリー】 女ながら、幼い頃から父親(国村隼)のもとで厳しい剣術の修行を積み、すご腕の剣士となった以登(北川景子)は、年に一度の城での花見の日、藩随一の剣士…

  • しあわせの隠れ場所

    サンドラ・ブロックがアカデミー主演女優賞をとった本作。悪い作品ではないけれども・・・、というのが正直な感想。でも、世知辛い世の中では、こういうハートウォーミングな話はいいですよね。 【ストーリー】 コカイン中毒の母親に捨てられ、父親は自分が生まれてすぐに行方不明となった高校生マイケル(クィントン・アーロン)。成績は悪かったがスポーツの能力は抜群で、名門高校に転校を認められた。しかし、養父…

  • よるドラ「ここは今から倫理です。」(NHK土2330)

    最近、変わった教師役が続いている山田裕貴が、今回は高校の倫理教師に。今時の問題を抱えた高校生たちに、非常にユニークなアプローチで接していきます。スクールポリスよりも、こちらのほうが学園ドラマとして質が高い。 【ストーリー】 高校の倫理教師の高柳(山田裕貴)。倫理は選択科目であり、受験にも大きな影響がないため、受ける生徒たちも多くない。一見、ぶっきらぼうで無口な高柳だが、観察眼は鋭く、生徒…

  • 時をかける少女

    1983年の名画、「時をかける少女」のリメイク、というか続編的作品。主役を06年のアニメ版と同じ仲里依紗が演じていることでも話題を呼んでます。出来は粗いけど懐かしさを感じさせる 【ストーリー】 高校卒業間際の芳山あかり(仲里依紗)は、大学の研究者の母・和子(安田成美)と2人で暮らしている。和子が事故に遭い、意識不明の重体に。看病しているあかりの前で一瞬意識を戻した和子は、過去に戻れるタイ…

  • ウルヴァリン X-MEN ZERO

    X-MENシリーズは嫌いなので劇場で見る気はなかったけど、昨年、TOHOシネマズの劇場PRにウルヴァリンが登場して、彼のおかげで、サービスデーが続いたことを知ったので、せめてDVDぐらいは借りてみようと思いました。まあ、こんなものかと思って借りたので、こんなものでした。 【ストーリー】 19世紀のカナダ、父親が目の前で殺されるのをみたローガン(ヒュー・ジャックマン)は、手から鉤爪が飛び出る特…

  • ハート・ロッカー

    ここ数年のアカデミー賞のレベルは高かったので、かなり期待していったのだけど、良作だけどそんな大騒ぎするほどの作品なのか、というのが正直な感想。でもアバターが作品賞をとるよりは、ましだったかな。 【ストーリー】 イラク駐留米軍の爆発物処理班。爆弾はあちこちに隠されているほか、自爆テロも頻発し、命がけの作業が続く。 リーダーのトンプソン軍曹(ガイ・ピアース)が戦死して、後任にジェームズ軍…

  • あなたは私のムコになる

    毒にも薬にもならないラブコメ。以前は、こういう作品まで映画館でみようとしていたけど、家で吹き替えでみるほうがお気楽に楽しめる気がしてきました。もっとも家でテレビはなかなか見れなくなりそうで(これは別の話) 【ストーリー】 ニューヨークの出版社のやり手編集長マーガレット(サンドラ・ブロック)は、アシスタントのアンドリュー(ライアン・レイノルズ)をはじめ部下からは悪魔と恐れられていた。ところ…

  • アドレナリン2 ハイボルテージ

    ノンストップアクションのオバカ映画の1作目は好きだったのだけど、2作目はさすがにバカさ加減が振り切れてしまいました。オバカ映画には耐性がついているはずだけど、さすがにここまでいくと・・・ 【ストーリー】 1作目で死んだと思われたチェリオス(ジェイソン・ステイサム)だが、中国人ギャング団に心臓を人工心臓に取り換えられ、何とか生きていた。その人工心臓は充電しないと1時間で止まってしまうという…

  • クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

    クレしんシリーズの最高傑作どころか、上映当時、映画秘宝誌で邦洋問わずベスト1に選ばれた名作。という評判を聞いてみましたが、映画の質は高いものの、僕の感覚と微妙にずれているような気がします。大人には直撃する内容だけど、子供はどうみたのかな。 【ストーリー】 かすかべに20世紀を体現できる「20世紀博」というテーマパークができた。ひろし(声・藤原啓治)、みさえ(ならはしみき)は童心にかえって大…

  • 食堂かたつむり

    おいしそうな料理にスローテンポの癒やし映画と予想していったら、何とも奇妙な映画でした。原色のアニメ絵や、クライマックスの食べ物について、批判が出ているようですが、それも含めて、観客の想定外のストーリーになってしまい、置いてけぼりになったような気がしちゃいました。 【ストーリー】 小さな食堂を作ることが夢だった倫子(柴咲コウ)は、恋人のインド人にだまされ、全財産を巻き上げられて、ショックで…

  • ミラーズ

    「24」シリーズのキーファー・サザーランド主演のホラー。監督が「ヒルズ・ハブ・アイズ」のアレクサンドル・アジャ監督だったが、よく言えば手堅く、悪く言えば心に残らない作品になってしまった。ジャック・バウアーがあれだけ強いと、キーファーだったら、悪霊ぐらい簡単に退治できそうにみえてしまうのが、難点だと思います。 【ストーリー】 元警官のベン(キーファー・サザーランド)は同僚を誤って撃ったこと…

  • ニライカナイからの手紙

    「虹の女神」の熊澤尚人監督が沖縄を舞台にして描いた叙情的な邦画。タイトルからしてネタバレの気もするのだけど、いかにも日本映画らしいお涙ちょうだいのストーリーを、あえて突き放してみているところに熊澤監督のセンスを感じてしまいました。 【ストーリー】 沖縄の離島に住む少女風希(蒼井優)は、幼い頃、母の昌美(南果歩)が東京に行ったまま戻ってこなかったため、郵便局長をしている祖父(平良進)と二人…

  • パレード

    良い映画と思うけど、自分にはあわない、という映画が年に何本かあります。パレードなんかまさにそうでした。見終わった後、この映画に出てくるような人間関係にピンとこないからだと自己分析しました。 【ストーリー】 映画会社の社員の直輝(藤原竜也)、イラストレーターの卵の未来(香里奈)、大学生の良介(小出恵介)、フリーターの琴美(貫地谷しほり)は、東京のマンションをルームシェアして住んでいた。それ…

  • インビクタス 負けざる者たち

    クリント・イーストウッドがこの年になっても進化し続ける様子は、ただただおどろくばかり。この先、どんな映画が出てくるのか、これほどまでに楽しみな監督はほかにいないでしょう。 【ストーリー】 1994年、アパルトヘイト(人種差別)政策が廃止されたばかりの南アフリカ。黒人で初めて大統領になったネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は、黒人と白人の人種対立がおさまらないことに頭を痛めていた。…

  • ラブリーボーン

    女の子を持つ親としては非常に関心を持ってしまう内容なんだけど、何というか、ピーター・ジャクソンの監督性を有線したために、ちょっと話が拡散しちゃった感じがいなめません。惜しかったなあ。 【ストーリー】 私の名前はスージー・サーモン。お魚みたいな名前でしょう。年は14歳。やさしい両親と最近、生意気になってきた妹、まだ幼い弟の5人家族。趣味はカメラで、将来の夢はカメラマンになってアフリカで野性…

  • 牛の鈴音

    韓国の老農夫を追った78分と短いドキュメンタリーで、牛と老夫婦が出てくるだけ。しかし、今の僕らが忘れたような何かが残っているような気がしてならず、高評価もうなずける作品です。 【ストーリー】 韓国の山村に住むチェ老人(79)。山あいの田畑を、妻と老いた牛とともに耕してきた。回りはトラクターなどを導入しているが、老人は、自分が生活できたのも牛のお陰、と頑固に農薬すら使わない昔ながらの農法を…

  • フローズンリバー

    昨年のアカデミー主演女優賞候補ながら、社会派のノースターということで、日本公開がひたすら遅れた作品。何と上映館のシネマライズが配給ということで、映画界では話題になった作品でもあります。シビアな現実のなかにも、ほんのわずかな光が見えるのは良かったのか、絵空事ということなんか。 【ストーリー】 カナダ国境の小さな町。雪の降るなか、ギャンブル中毒の夫に有り金を持ち逃げされて、小さな子供2人と今…

  • 花より男子ファイナル

    映画館でみるほどでもなく、クリスマスイブにテレビで放映されたときに録画だけしたけど、そのままみないで消してしまった作品。100円レンタルならいいかなと借りてみましたが、つまらなかった。 【ストーリー】 世界的なセレブの道明寺司(松本潤)と婚約した牧野つくし(井上真央)だが、両家顔合わせの夜に、道明寺家に伝わる花嫁の印であるティアラを何者かに盗まれてしまう。このままでは結婚できないと、司と…

  • 名もなき世界のエンドロール

    ラスト20分〜という宣伝文句はあまり信じなかったけど、「キサラギ」の佐藤祐市監督なので期待していました。でも、ストーリーはある程度先が読めて今ひとつ。美男美女を眺められて眼福という作品でしょうか。 作品情報 2021年日本映画 監督:佐藤祐市 出演:岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈 上映時間:101分 評価★★★(五段階) 観賞場所:TOHOシネマズ川崎 2020年劇場鑑賞6本 ブログ村のランキングで…

  • ファイト・クラブ

    発表当時はコケタものの、先進的な内容が評価され、映画史に残った作品。ブラッド・ピット演じるタイラー・ガーデンは、英国の映画雑誌「エンパイア」の読者投票で、ジェームズ・ボンドやダースベイダーを抑え、「最高の映画キャラクター」1位を得たほど。中途半端にオチを聞いていたのでこれまで見ていなかったけど、なるほど衝撃的な作品でした。 【ストーリー】 エリートビジネスマンの主人公(エドワード・ノート…

  • ES(エス)

    「ウェイブ」をみたときに、ESと似ているとの感想をネットで散見されたため、どうしても、ウェイブと比べてしまいました。こちらのほうが、ドラマチックな要素は大きいけど、ラストを含め、ちょっと現実離れしてしまった感じ。でも、実話がベースなんですよね。 【ストーリー】 タクシー運転手のタレク(モーリッツ・ブライブトロイ)は新聞で見た大学の心理実験のモニターに応募する。それはモニターが看守と囚人に…

  • ヒルズ・ハブ・アイズ

    米国でスマッシュヒットを記録し、ホラーファンの間では話題となっていながら、核実験の被爆者の子孫が人肉喰いに突然変異したというトンデモ設定のせいで、日本では非常に限られた公開になっている作品。何しろ、TSUTAYAでは取り扱いを自粛しているほど。でも、ホラーとしてはそんなに悪くない作品でした。 【ストーリー】 かつて、米軍の核実験が行われたニューメキシコ州の砂漠地帯。長年務めた警察を退職し…

  • イケメンバンク THE MOVIE

    今時、邦画では珍しい、人が死んだり病気にならない恋愛映画。低予算で聴いたことのない様な俳優ばかりでてくるので、演技は相当なま暖かい目でみないと厳しいけど、ストーリーは悪くなかった。ただ、登場人物が多いだけに、連続ドラマでみたかった作品。テレビ東京の金曜深夜にぴったりだと思うけど。 【ストーリー】 漫画家志望の金底梨太郎(柳浩太郎)は、貧乏のどん底でイラストのアルバイトをしながら絵の勉強を…

  • 学校の階段

    カルト映画監督で、ごく一部に熱烈なファンがいる(僕もそうだったりして)、佐々木浩久監督の青春映画。相変わらずサービス精神が旺盛すぎて、脱線しまくっているのですが、佐々木ファンとしてはもっとはじけた作品が見たかった。 【ストーリー】 転校生の里美(黒川芽以)は、学校の廊下を走ってきた泉(甲斐麻美)と衝突。彼女にけがを追わせてしまう。泉は学校の階段や廊下を走ってタイムを競う階段部のメンバーで…

  • いのちの戦場 アルジェリア1959

    現代フランス史で封印されていたアルジェリア独立戦争をまっこうから取り上げた作品。映画そのものは、どちらの視点にも偏らず、良質な戦争映画の基本を抑えているが、それだけに印象にかける部分があるかもしれません。 【ストーリー】 1959年、アルジェリアはフランスから独立しようと、各地で武力闘争が行っていたが、フランスはこれは戦争ではなく、内戦であると主張。双方が地元住民を虐殺するなど泥沼化して…

  • 雨の翼

    今回から2010年に見た映画、DVDの感想です。 僕の好きな熊澤尚人監督(「虹の女神」「お・と・な・り」)の30分ほどの短編映画。もっと膨らまして、せめて1時間ぐらいにしてほしい気がしたけれど、高校時代特有の甘酸っぱさは良く出た作品でした。 【ストーリー】 高校生の陽介(石田卓也)は、屋上で雨にうたれている同級生、透花(藤井美菜)と出会った。透花については、死んだ教師の紀野(真島秀和)とつ…

  • 50/50 フィフティ・フィフティ

    難病モノを不謹慎にならずに、笑って泣けるコメディに仕上げるというのは、脚本家のウィル・ライザーの実体験が元だからでしょうか。 【ストーリー】 ラジオ局に勤める27歳のアダム(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)は、珍しい骨髄のがんであることを告げられる。生死の確率は50%ずつ。親友のカイル(セス・ローゲン)は、カジノだったら大勝ちできる確率だ、と慰めになるのか分からない励ましをしてくれる。 …

  • リアルスティール

    ロボットがボクシングをする世界で、親子が愛を取り戻す物語、と ハリウッド的にいろいろ詰め込まれた作品。悪くはないのだけど、いろんな映画のいいとこどりをしている気がしました。 【ストーリー】 ロボット技術の発達で、格闘技がロボット同士が戦うものに変わった近未来。元ボクサーのチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は、おんぼろロボットで地方を回り、賭けボクシングをするが、負けてばかり。借金におわれ…

  • テイカーズ

    豪華キャストによるクライムサスペンスなのだけど、おんぼろ映画館でみたせいか、非常に古めかしく感じてしまいました。まあ、ラストが僕の好みでなかったというのもありましたが。 【ストーリー】 ジョン(ポール・ウォーカー)、ジェシー(クリス・ブラウン)らの犯罪チームは凄腕の強盗たち。銃撃戦もいとわないが、無駄な血を流さないよう、智恵を絞った犯罪を繰り返している。ロスの銀行を襲って、奇想天外な方法…

  • クリスマスのその夜に

    日本ではクリスマスというと恋人たちのものという印象だけど、どんな人にも奇跡が訪れてもおかしくない日。そんな市井の人々を淡々と描写していったノルウェー映画です。非常に抑えた描写で、同じテーマの邦画「大停電の夜に」と比べてみるのもいいかも。 【ストーリー】 クリスマスイブのノルウェーの田舎町。離婚寸前で妻子と別居しているパウル(トロン・ファウサ・アウルヴォーグ)はサンタに化けて、妻子の家に忍び込…

  • ギャルバサラ-戦国時代は圏外です

    女子高生が戦国時代にタイムスリップするという、よくある設定のアイドル映画。ストーリーや演技はおいといて、フレッシュな顔ぶれが生き生きと演じているのだけが見どころ。SKEメンバーがずらりと出ているのをPRしている割には、主役にAKB、SKEがいないってどういうことなのだろう。 【ストーリー】 高校生のあさみ(有村架純)、優(竹富聖花)、ヒロコ(荒井萌)、公平(賀来賢人)は歴史の授業で赤点をとったため…

  • ラブ&ドラッグ

    ドラッグといっても麻薬ではなく、製薬会社のトップセールスマンと難病患者のラブストーリー。コメディなのか、社会派なのか、ラブストーリーなのか、ぞれも中途半端な感じで、見どころはアン・ハサウェイの脱ぎっぷりだけという残念な結果におわっちゃいました。 【ストーリー】 90年代、イケメンのジェイミー(ジェイク・ギレンホール)は、口八丁手八丁の生活をいかして、ファイザー製薬のセールスマンに。ライバル会…

  • ラブ・アゲイン

    豪華スター共演の上質なラブコメなのだけど、東京での上映はわずか1館。たしかに米国コメディは日本では当たらないのだけど、映画ファンとしては歯がゆいです。 【ストーリー】 高校時代に出会い、この人が運命の人だと思って結婚してから25年。2人の子供と庭付き一戸建てを持ち、人生に満足していたキャル(スティーブ・カレル)はある晩、妻のエミリー(ジュリアン・ムーア)から同僚のデビッド(ケヴィン・ベー…

  • タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密

    スピルバーグ初の3Dアニメということで見に行ったけど、原作に思い入れがないせいか、こんなもんかという感じ。そうそう、英語で聞くと変なふうに聞こえてしまうのを敬遠して、吹き替え版を見に行ったせいかもしれません。 【ストーリー】 少年記者タンタンは、のみの市で帆船ユニコーン号の模型を買う。その直後、二人の男から模型を譲るよう頼まれた。不思議に思ったタンタンはユニコーン号の歴史を調べると、大航…

  • 吉祥寺の朝日奈くん

    草食系男子のまったりとした恋愛映画と思いきや、最後に大仕掛けがあり、単純な僕は驚きました。原作者の中田永一は、ミステリー作家の乙一ということを知ってさもありなん。 【ストーリー】 吉祥寺に暮らすフリーターの朝日奈(桐山漣)は、俳優になる夢も破れ、今はバイトでカツカツに暮らしている。なじみの喫茶店でコーヒーを飲んでいたら、隣の席のカップル(柄本佑、田村愛)が別れ話のもつれから喧嘩になり、と…

  • 書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活(テレ朝系、土2330)

    突然大きな仕事を任せれた売れない脚本家の困惑ぶりをユーモラスに描いていますが、生田斗真の娘役に山田杏奈というのはびっくり。生田もそんな年になったのかあ。 【ストーリー】 まったく売れない脚本家の吉丸圭佑(生田斗真)は、売れっ子小説家の妻、奈美(吉瀬美智子)の主夫をして暮らしていた。ところが、東西テレビが売れっ子俳優の八神隼人(岡田将生)主演のゴールデンドラマを企画したところ、脚本家がケガ…

  • 指輪をはめたい

    記憶喪失でだれが好きだったかも忘れてしまうというパターンの映画は時折あるけれど、ここまで美人ぞろいというのは珍しいかも。笑わせてほろっと泣けるラブコメなんですが、テンポが今ひとつ合わなかったかな。 【ストーリー】 製薬会社の営業マン輝彦(山田孝之)はスケートリンクで転倒して頭をうち、一時的な記憶喪失に。カバンのなかには指輪が入っており、どうもだれかにプロポーズをしようとしていたらしい。 …

  • 恋の罪

    問題作を連発する鬼才・園子温監督の最新作。過激なヌード描写が話題になっているけど、今ひとつピンときませんでした。 【ストーリー】 警視庁渋谷西署の刑事、和子(水野美紀)は不倫の最中に事件発生の呼び出しを受ける。円山町の廃墟のようなアパートで、猟奇的な女性の遺体が発見されたのだ。女性の遺体は胴体だけで陰部は切り取られていた。 和子は最近行方不明になった女性のなかに被害者がいると考える。…

  • エンディングノート

    だれもに訪れる死。映画監督の娘が、父親ががんを宣告されてから死ぬまでを追ったドキュメンタリー。お涙頂戴に作ってないのだけど、最近、父親を亡くした身としてはこたえました。 【ストーリー】 大手メーカーを退職して2年、ようやく家族とのんびりできると考えていた砂田知昭は、がんを宣告される。彼は家族のために、自分が死ぬまでにやっていくこと、死んだあとの指示などを書いたエンディングノートを書き始める…

  • エイリアン・ビキニの侵略

    題名を聞いただけで、妙に見たくなる作品というのがあるのだけど、テレビ東京の昼の映画にでもなりそうなこのタイトル。往年の「うる星やつら」ファンとしては、絶対行きたくなるタイトルで、どうせお馬鹿映画と思いつつも、ついついみてしまいました。 【ストーリー】 ソウルの町を守るため、世界防衛軍と名乗って夜な夜なパトロールに行くヨンゴン(ホン・ヨングン)。その夜も、なぞの男たちに襲われていた女性モニ…

  • マネーボール

    カイジ2は公開時期が悪かったと思ったけど、この映画は公開時期がよかったですね。巨人の清武騒動とどんぴしゃりだったのだから。でも、日米でGMの役割がこんなに違うというのも、知識としてはしっていても映像でみて実感できた気がします。野球ファンにはおすすめ。 【ストーリー】 2001年、大リーグのアスレチックスはヤンキースとのリーグ優勝決定戦に敗れた。アスレチックスの選手の年棒はヤンキースの3分の1しか…

  • ウィンターズ・ボーン

    アメリカの閉塞的な下層社会で、家族のために一人戦う少女。その孤高な姿は凛とした美しさでみているこちらの心をうつけれど、こういう閉塞的な状況の痛々しさは、こちらの体調が万全でないと疲れますね。 【ストーリー】 ミズーリ州の田舎町、17歳の少女リー(ジェニファー・ローレンス)は、父が麻薬取引で逮捕されたため、精神を病んだ母(バレリー・リチャーズ)と幼い弟、妹の面倒を一人で見ていた。 だが、…

  • カイジ2 人生奪回ゲーム

    ケレン味たっぷりの演出、伊勢谷友介の悪役ぶりなど見どころはあるものの、公開時期が悪かった。大王製紙の社長がカジノで100億円負けるのがニュースになっているのに、たかだか2億円(といっても僕には一生お目にかかれない額だけど)で騒ぐのはどうもね。 【ストーリー】 帝愛グループとの悪夢のようなギャンブル勝負に勝った伊藤カイジ(藤原竜也)だが、1年後、再び身を持ち崩して、借金返済のため帝愛の地下…

  • 1911

    辛亥革命100年を記念した豪華映画なんだけど、2時間余の間にすべてを盛り込もうとしているため、歴史をしらないと何がなんだか訳がわかりませんでした。 【ストーリー】 清朝末期、外国からの侵略と腐敗した朝廷に若者を中心とした怒りは爆発寸前だった。革命を目指すリーダー孫文(ウィンストン・チャオ)は中国同盟会を結成。清朝を倒す運動を始める。彼の右腕、黄興(ジャッキー・チェン)が武力蜂起を担当し、…

  • ラビット・ホール

    ニコール・キッドマンがオスカーにノミネートされた本作。説明を極力抑えた描写は、過激な怪作「ソウルバス」のジョン・キャメロン・ミッチェル監督とは思えない佳作でした。 【ストーリー】 ニューヨーク郊外に住むベッカ(ニコール・キッドマン)とハウイー(アーロン・エッカート)夫婦は数か月前、5歳の息子ダニーを交通事故でなくしてしまう。それ以来、二人の生活はどこかギクシャクしたものに。折しも、ベッカ…

  • ステキな金縛り

    三谷幸喜最新作で、予告編はすごく良く出来ていて期待していたのだけど、本編は、まあこんなもんか、という感じ。ただ、狙いすぎたのかちょっと冗長でしたね。 【ストーリー】 失敗続きの弁護士エミ(深津絵里)は、事務所の所長速水(阿部寛)から、これで失敗したら最後だと宣告されて殺人事件の弁護を担当させられる。妻の鈴子(竹内結子)を殺害したとされる被告(KAN)はアリバイがあると無実を主張。そのアリバ…

  • ミッション: 8ミニッツ

    SFスリラーとして素直に面白いのだけど、「映画通ほど騙される」というキャッチフレーズは意味不明。そういう一発オチの映画とは違うじゃん。 【ストーリー】 米軍のスティーブンス大尉(ジェイク・ギレンホール)が目覚めたとき、電車のなかにいた。前の座席の女性クリスティーナ(ミシェル・モナハン)から親しげに話しかけられるが、スティーブンスには見覚えがない。しかし、女性は彼に「ショーン」と呼びかける。不…

  • フェア・ゲーム

    2003年のイラク戦争は、大量破壊兵器をイラクが隠し持っていることが開戦理由だったのに、イラクは大量破壊兵器など持っていませんでした。戦争の理由などなかったのです。でも、戦争から8年たったのに、どれだけの人が覚えているのでしょうか。実際の事件を描いた本作は、アメリカの良心というものを感じさせる佳作です。 【ストーリー】 イラクとの緊張が高まる中、イラクがニジェールから核兵器の材料となるウ…

  • ランゴ

    「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのゴア・ヴァービンスキー監督がジョニー・デップと組んだ新作はカメレオンが主人公のアニメ。これが「パイレーツ」シリーズより面白かったなんて、観る前には思ってもいませんでした。 【ストーリー】 人間にペットとして飼われていたお調子者のカメレオン(声・ジョニー・デップ)は、主人一家とドライブ中に外に放り出されてしまい、砂漠のなかで立ち往生。ようやくサバク…

  • スマグラー おまえの未来を運べ

    根強いファンのいる石井克人監督の最新作だけど、僕は石井監督のファンではないことを実感しました。満島ひかりが美人であることを確認できたのでよしとしましょう。 【ストーリー】 フリーターの砧(妻夫木聡)は300万円の借金を背負い、悪徳金融屋の山岡(松雪泰子)から紹介された、依頼されればどんな荷物でも運ぶ運送屋「スマグラー」の丈(永瀬正敏)を手伝うことになる。 初仕事は謎の殺し屋背骨(安藤…

  • 三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船

    子供のころ、世界名作文庫で読んだ三銃士の物語が最新鋭の3D映像でよみがえるということですが、監督がバイオハザードシリーズのポール・W・S・アンダーソンで、とんでも作品だと看破して2Dでみました。 【ストーリー】 17世紀のフランス、国王ルイ13世(フレディ・フォックス)は未熟だったため、宰相のリシュリュー枢機卿(クリストフ・ヴァルツ)が実権を握っていた。一方、英国のバッキンガム公爵(オーランド…

  • アジアの純真

    差別を受けた在日朝鮮人の少女が、拉致被害者の集会で毒ガステロを起こすという、とんでもない設定の映画。タブーとされるテーマに挑戦するのは評価したいけれど、説得力がなければ無駄に反感をあおるだけでは? 【ストーリー】 2002年、小泉訪朝で拉致被害者の存在が明らかになり、北朝鮮への反発から在日朝鮮人への嫌がらせが頻発していた。かつて、少年(笠井しげ)は、在日朝鮮人の少女(韓英恵)にいじめから…

  • 一命

    俳優のプライバシーを映画に投影したり、オリジナルと比べたりすることはあまりしないのだけど、本作はどうしてもそういった外部のことが気になって、乗り切れませんでした。 【ストーリー】 江戸時代初期、食い詰め浪人が大名の屋敷にお仕掛け、切腹させろといって金品をせびる狂言切腹が流行していた。名門、井伊家にも津雲半四郎(市川海老蔵)という浪人が表れ、切腹を所望した。 家老の斎藤勧解由(役所広司…

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