超短編小説です。お笑い、ホラー、恋愛、コメディ他
売れる作家めざして頑張っています。まだまだ筆力が足りませんが、応援してください!アドバイスとかぜひお願いします。
ゼウスはドン・キホーテ銀河店に来ていた。惑星コレクターのゼウスは、常連客だった。ここには星の種もある。「いらっしゃいませ!これはゼウスさま」「新星の種まだ入荷…
綾小路とよまろが選挙に立候補した。その街頭演説が始まったようだ。「国民の中高年みなさま!庶民の味方!庶民党のA(エース)綾小路とよまろでございます!『その割に…
「保育園で紙芝居ですか?」「ぜひお願いします」紙芝居おじさんに声をかけたのは保育園の園長だった。「延長保育で、泣きだす子どもが多くて困っているんです」紙芝居お…
朝、ダイビングで撮影した写真を整理していた。昼食を買ってコンビニから帰宅すると、異変に気付いた。水槽の熱帯魚が消えて、写真の一枚がヒラヒラと遊泳していたのだ。…
猫の宝石店がリニューアルオープンした。あの猫の額ほどしかなかった店が、今や猫の手を借りたいほどの大盛況だ。真珠のネックレスが豚に大人気だったことから噂が広まり…
美しく彫刻された氷の扉を押し開けると、その向こうは白銀の世界。扉を抜けるとサクッサクッ、かき氷の上を歩いているようだ。空を見上げると棉氷の雲からサラサラと雪が…
「ハイど〜も〜!」「ドラです」「キュラです」「ドラキュラです!」「帰り道、気つけてくださいね、襲っちゃいますから」「怖がらせてどうすんねん」「ほな俺らのイメー…
この家には天井がなかった。白い雪は僕たちを刺すように降ってくる。でも兄さんと姉さんがいるから、あったかいんだ。朝。天井からのぞくおじさんの顔。「おまえ、かわい…
「牛丼特盛5つね」カウンターに座っていた男は、それを注文した隣の女に驚いた目を向けた。店員も同じだった。牛丼が女の前に5つ並ぶと女は左端から順に大口を開けシャ…
ふと窓の外を見ると、自宅前に、献血カーが停車した。なんだろう?しばらくして、白衣を着た男が一人で訪ねてきた。「献血にご協力ください。血液が不足しています」「そ…
休日、釣りを楽しもうと近くの河原へやってきた。すると、向こう岸に河童が座っていた。この村では有名な河童で、珍しくはなかった。何度も溜息をつき、なにか悩んでいる…
左官職人が、工事現場で漆喰を手際よく塗っていた。そこへ通りかかった少年が遠くから珍しそうに見つめている。職人の手さばきに感心したのだろう。少年は工事現場の柵の…
暗闇を歩いていると、前方から光る物体が近づいてきた。「な、なんなんだ?」 目の前に現れたのは、スーツを着た禿頭の男だった。「誰?」「斎藤さんだぞ」そう言いスー…
友人に電話して銭湯に誘うことにした。「久しぶりに銭湯に行こうぜ」「いいねぇ、ムシャクシャしてたんだスッキリしようぜ」奴はマシンガンを手にやってきた。「だれがサ…
惑星に向かう途中、乗っていた宇宙船のシールドに異変反応があり、ひとりの隊員が、調査に向かった。作業中、隊員は悲鳴をあげた。ビジネススーツ姿の男が平泳ぎで近づい…
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