ライトなラノベコンテスト応募用の小説です。
〜あらすじ〜 呪われちゃうんだよ、巫女子はすぐにね。 息をするレベルで呪われるんだ。言い過ぎたね。ホントは風邪をひくくらいの頻度で。 呪いとかイヤじゃん? いいことないよね? 面倒だし、体調悪くなることもあるし、最悪死ぬとかあるでしょ? 幸い今のとこ死ぬレベルの呪いにかかったことはないんだけどさ、でもイヤなものはイヤだろクソが! だから隣のクラスの巡くんに助けを求めたのね。
第6話『巫女子のメアドをゲットした話。略して……巫女アドゲットだぜ!』
「へぇ、そうなんだ。それじゃ頑張って、よろしく」「な、なんでそんな他人事なんだよ。巫女子ちゃんに呪いをかけたヤツと対峙するんだから、巫女子ちゃんの協力が必要なんだけど」「げッ、マジ? ダッルぅ。ていうかアレよ、もう私の近くにいないわよ。アイツら、呪いを掛
第5話『巫女子は怒ったり惚れたり、くっ、感情を制御できない。略して……くっない!』
「……ひ、ひぇ~、ホンマかいな」 巫女子の呪いの記録を読み終えた俺は、ノートを閉じながら思わずお国の言葉で呟いちゃったよね。どこのお国なんだいって話だけどね。生まれてこのかた、ずっとこの街に住んでるっつーのにさ。 ……まぁ、それくらいビックラこいたってこ
「ふぁ、ファンスィィ!」 俺は思わず思ったまんまを口に出しちゃったよね。あ、『ファンスィィ』ってのは『ファンシー』をネイティブに発音したものね。 もうマジでファンシー。淡~い水色の表紙に、極端にデフォルト……じゃないや、デフォルメされたニコニコ顔のクマの
第3話『巫女子が呪いを解けとかムチャなこと言ってくる。略して……巫女ってくる!』
「呪いを解いてほしいだってぇっ!?」 にわかには信じ難い巫女子の言葉に驚愕して、俺は思わず大声でオウムのような返しをしちゃったんだよ。 教室にいたメートどもがいっせいに「えっ?」みたいな……いや、「はぁ?」みたいな顔で俺を見る。 ……うむ、そりゃまぁそう
第2話『俺の日常をぶっ壊した犯人は巫女子とかいう呪われ少女でした。略して……犯人は巫女子!』
「あッ! あなたが靴岡くんね!」 何だ? 俺には理解できない。教室前方のドア付近から俺の席めがけて、ムチン、ずるむちょぺたんぽんと上靴を慣らしながら一直線に歩いてくる美少女はいったい誰なんだ? 何となく見たことがあるような気もするし、この学校の制服を着て
第1話『退屈ながらも平和な俺の日常がガラガラと音を立ててぶっ壊れた気がしました。略して……たいした!』
穏やかな春の陽射しが射し込む二年あざみ組の教室……いや、焼けるような夏の陽射しが射し込む……いや違うな。 六月って春か? 夏? え、梅雨? でも今日は晴れてるんだよね。今年は空梅雨だか何だかであんまり雨が降らなくてさ。晴れた六月の陽射しは何と表現したら
「憎い、憎い、憎い! 憎らしい! 憎憎しい!」 深夜、ベッドで眠る私に跨った真っ黒な人型の影が叫びました。「憎たらしい! そのスベスベのお肌が憎くて憎くてアンチクショウなのよぉぉぉッ!」 だりぃなこのアホ、マジウザいんですけど、と私は思いました。 普通の
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