日本の風景（109）

札幌で見た小さな教会 札幌の最後の日、テレビ塔の近くを流れる創成川沿いを 歩いていて小さな教会を見つけました。 川沿いの遊歩道に座ると道路を挟んで向かい側にこの教 会が見えます。スケッチ場所としては言うことのない...

日本の風景（108）

開拓民の家 開拓の村を回って行くと白樺林の中に小さな小屋を見つけ ました。丸太の骨組みに茅と笹で葺いた屋根と壁でできてい ます。床は踏み固めた土間で、枯草が敷き詰められ、入口は 蓆が垂れ下がっていました。窓は板でで...

日本の風景（107）

北海道開拓の村 その2 この開拓の村には50軒くらいの大小さまざまな建物があ ります。街や漁村や農村など、自然の起伏の中に配置され ていて、全部見て回るのに結構疲れました。 街の通りにはレールが敷いてあって乗合馬...

日本の風景（106）

北海道開拓の村 札幌市の東に「北海道開拓の村」という開拓時代を再現 した屋外博物館がありました。先ず入門して感激したこと は、道民でも市民でもないのに、65歳以上の人はすべて入 場料が無料だったことです。 広...

日本の風景（105）

裏に回って旧庁舎を 前回朝日が当たっている旧庁舎を描きましたが、午後は 逆光になってしまいますので、日の当たる裏側を覗いてみ ると、 裏の顔もなかなか素敵な顔なので、向かいに建つ新 庁舎の蔭から 描くことにしました...

日本の風景（104）

札幌の街 江戸幕府を倒し新しい国家を打ち立てた明治政府は、ほと んど手つかずになっていた北海道に巨額の資金をつぎ込んで、 開拓を進めました。 新しい国の形を作らなければならない超多忙のときに、な ぜ北海道開拓...

日本の風景（103）

札幌は暑かった！！！ 久しぶりに札幌へスケッチに出かけました。5月26日に行 ったのですが、夏でもこんな暑さはないというほどの北海道 として は記録的な焼けるような暑さでした。この日射しの強 さではとても直射日光のも...

クロッキー（15）

「プラスチックごみ」が問題です レジ袋やストローなどのプラスチック製品が大量に海 に流れ込み、海洋生物に悪影響を及ぼしていることが問 題視されています。ストローがカメなどの口に刺さった ままで、カメが死んだり、プラ...

日本の風景（102）

新宿御苑の大温室 御苑の中には大きな温室があります。以前は切妻屋根の 温室が幾棟も並んでいましたが、それを建て替え曲線を生 かしたモダンな大温室になりました。内部は立体的な回遊 式の配置になっていて、次々と新しい景...

出展作品

「鎮魂 ノートルダム大聖堂」 30号 ヨコハマ日曜画家展に出展した作品です。 2012年にスケッチした時のものをベースに鎮魂の気持ち を込めて描きました。あのきれいな姿が消えてしまったこと が、今でも信じられない思いで...

日本の風景（101）

新宿御苑の洋館 絵画教室のスケッチ会が新宿御苑であり、何を描こうか 悩みながら出かけました。今回はこの洋館付近を指定され ましたので、悩むこともなく取り掛かりました。 旧洋館御休所と呼ばれ天皇や皇族の休憩...

東京

「イタめし屋」 50号 ヨコハマ日曜画家展に2点出品し、この1点が佳作賞を 受賞し ました。 山手線の有楽町駅と新橋駅の間の線路下にある洋食レス トランを描いたものです。お店の上には京浜東北線、山手 線、東海道...

教室の作品

プロフェッショナルということ 着衣であれヌードであれ、モデルさんはその日の1つの 講座では15分ポーズ＋5分休憩を7回繰り返します。 この 1日7ポーズの授業は、4回行われて終了となります。した がってモデルさんは...

ヨーロッパの街角（164）

塔の林立する街 以前ご紹介した沢山の塔があるサン・ジミニャーノです。 イタリア旅行も残すところ10日となった頃で、疲れがたま ってきていました。お昼を食べた後には眠気と倦怠感が襲 ってきて、スケッチブックの大きさは...

ヨーロッパの街角（163）

ローマの怖い出来事 ローマでの宿は利便性を考えて、ローマの玄関口と言わ れる最も大きなテルミニ駅の近くにとりました。どこへ行 くにも駅の近くというのはすごく便利です。こちらも切 符を買うのは長蛇の列に並ばなければな...

ヨーロッパの街角（162）

博多で感じたこと 先日、10年ぶりに博多に行ってきました。 空港が一新さ れていて福岡空港内の配置が分りません。到着ロビーに出 て マゴマゴしてしまいました。 地下鉄で博多駅に出ると、ここも全く様変わりしていて ...

ヨーロッパの街角（161）

レオナルド・ダ・ヴィンチの 故郷 フィレンツェから列車で30分、そこからバスで20分かけ てヴィンチ村にでかけました。小さな小さな村でレオナル ド美術館があるほかは見るべきものはありません。 美術館で教えてもらっ...

ヨーロッパの街角（160）

真実の口 映画「ローマの休日」の中で王女（ヘップバーン）と新聞 記者（グレゴリー・ペック）が、コスメディン教会の「真実 の口」を訪れます。嘘をつく人間がこの口の中に腕を突っ込 むと噛みつかれるという伝説の口です。 ...

ヨーロッパの街角（159）

渋沢栄一という人 今度の一万円の新札に渋沢栄一が採用されることになりま した。埼玉県深谷市の豪農に生まれ、農業、商業、剣道など 幅広い経験を積みながら、一ツ橋慶喜の家臣となり、慶喜の 将軍就任に伴い幕臣となります。...

ヨーロッパの街角（158）

アッシジのサン・ジャコモ門 アッシジを去る日、サン・ジャコモ門を描いていないの で朝6時に出かけ、立ったままで大急ぎで描きました。 木造であれば崩壊の危険がある状態なのですが、石造は大 丈夫なのでしょう。立ち入り禁止...

ヨーロッパの街角（157）

ローマに残る古代住宅跡 パラティーノの丘 ローマには7つの丘がありそのうちパラティーノの丘は最 も古くから拓けたと言われています。初代ローマ皇帝のアウ グストスを始め多くの歴代皇帝が住んだ高級住宅地であった...

ヨーロッパの街角（156）

アッシジの街 アッシジの街は、フランチェスカの生地として有名な ので すが、街自体は遠くローマ時代から続いていて、以 前紹 介したロッカマジョーレなどの 城壁以外にも、 広場、 劇 場、円形闘技場、神殿などがローマ...

ヨーロッパの街角（155）

トスカーナの田園風景 以前、妻と旅行した時に見たトスカーナの田園風景が 印象深く、今回そのような場所を描きたいと思っていま した。 あのレオナルド・ダ・ヴィンチの生まれたヴィンチ村 に来てみると、それとよく似...

ヨーロッパの街角（154）

歴史の奥深さ 最近とても面白い本に出会いました。東京大学の近代 史の教授が中学生、高校生にされた講義録で「戦争まで」 という本です。 日米開戦については、以下のような 伝説 （と先生は言 います）が巷間に流布...

ヨーロッパの街角（153）

サン・フランチェスコ聖堂 アッシジと言えば先ずここサン・フランチェスコ聖堂で す。いや順番を間違えました。清貧の聖者フランチェスコ の町がアッシジです。文化遺産にも登録されていて、世界 中から巡礼者が集まってきてい...