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  • 茶殻麻雀

    年季の入った牌。牌の大きさは小さくても、オーラを感じる。白がたくさんはいっているのは、予備だから、とのこと。牌をうっかり失くしてしまった場合。牌のかわりに絵を描くとのこと。 懐かしすぎて涙がでる。高校生のとき、みんなでお金を出しあって質屋に、麻雀牌を買いにゆく。床に牌を並べて、役の紙を眺めてあがれば、100円、とかのルールで打ってたことを思い出す。昔は「茶殻麻雀」という「一局精算」の麻雀もあったそうで。短いスパンの対局が大好きなので是非一度やってみたいな、と思うけれど誰も付き合ってくれないだろうな。 麻雀箱のなかには、点数計算表が。手書きのものもはいっている。10点単位。2600なんては2560(にごろ)の表記。どんな時代でも、点数計算覚えることは大変だったのだろう。

  • 最終手出しの意味

    ドラ③ ずっとツモ切りが続いている他家から ②手出しのリーチが刺さる。 打点が欲しい局面だから、テンパイダマからの変化の可能性が高い。 自分の手の内のピンズは①①③③③ ③ドラアンコウだ。 テンパイまで、②を引っ張っていた理由について、考える。 ②がくっつきテンパイ候補の牌。 であれば、②の周囲は全て安全。 ②④⑤⑥⑥⑦からの②切り、この場合も③と①は安全。 ②②に①を引いた①②でのリーチ。 ②②に③を引いてのリーチ。 ①②と持っていて、①を引いて①と他のなにかのシャボリーチ。 いずれにしても、ピンズは打ちにくい。 最終手出し牌から、相手の手牌を推察するときには、 まず、相手の手牌に自分の手牌を重ねてみる。 ①①③③③をもっていない相手が、必要としていた②を切ってきたということ。 それ..

  • 豪雨のなかの対局。

    家から出かけるとき。 ほんのちょっぴり雨がふりそうだった。 天気予報は見ない。 傘も持たない。 そう、これは、勝負。 おれの天運が勝つがどうかの勝負。 神に愛されているか、の大博打さ。 「天気予報見なかったんですか?」 「傘もってないの、あり得んですよ?」 親の敵のように雨が降る。 傘は買わない。 こんなことで傘を買っていたらキリがない。 たとえ賭けに負けたとて、魂は売らない。 転んでもただでは起きない私は その足で高級カフェへゆく。 雨の日のポイントをポイントカードに おしてもらうためだ。 カフェにはいり、 「いつもの、いただけますかな?」 と、常連なセリフ。 いつもの、カクテルウーロン茶が コーヒーカップで出てくる。 激しい雨音も、店内にい..

  • 宇宙倶楽部

    麻雀を覚えた頃。 街には本当にたくさんの雀荘があった。 そのほとんどがセット専門のお店だ。 新聞社が3社集まっていた北九州では セット麻雀を打つサラリーマンが多かった様子。 東京リーチ麻雀が進出してくるまでは 歓楽街の中に完先のフリーが ぽつぽつあるくらいだった、と記憶している。 「知らないひとと打ってもつまらない」 「麻雀は気心の知れたひとと打つもの」 その感覚が当たり前だったのだと思う。 予備校に通っていた頃から 仲間うちでは、銀天街のはずれの ブー麻雀の専門店でセット麻雀を打っていた。 (ブー麻雀はスポーツ麻雀と呼ばれていた) けれど、みながパチスロでクルマを持ち 街中で打つと駐車場代がかさむことから 大きな駐車場がある雀荘を開拓することになる。 「宇宙倶楽部」 キラキラ..

  • 感性という誤謬。何かしらの意味があるのではないか?

    開局刹那、ダブル東からの4000オールがきまる。 東から始まる勢いを感じる仕掛けとあがり。 東をなぜか「いいな」と感じている。 その本当のところの理由は自分にもわからない。 だから、他の牌よりも、少し丁寧に扱う。 競技麻雀でダブル東はとても価値が高い。 「自分がなぜか気になってしまった」東。 他の役牌より手の内に長く置いてみる。 ドラのポジションにもよるけれど 東が活躍できる手組を意識する。 そうして西家である私の親番までに 東が自然に手のなかに組まれてゆけば 多分感覚だけでまっすぐ打ってよい。 こういう「感覚」を言語化するなら きっと「感性」というものになるのだろう。 だけど、これが「正しい」ことだとは思わない。 「根拠」がなさすぎるからだ。 基本な手組、麻雀の進行とは別に もう..

  • 100%の強さ

    フリーで出会い、朝まで打った。 いっしょにメシを食べに行く。 それから、仲良くなった。 強さの理由が知りたかった。 ポーカーも、桃鉄も、チンチロリンも Aちゃんには勝てた記憶がない。 だけど、強さの理由を本人にたずねたり 「強いね」なんて、口が裂けても言いたくない。 そういうのは、無粋だ、と思うからだ。 だけど、Aちゃんの親リーチを恐れている自分がいるし なんでも一発でツモられちゃいそうな感じがするのよ。 結果も出てはいたけれど、そうではない 神がかったものを感じている。 ピン東の店で点5のセット。 店にいくと、Aちゃんがピン東を打っていた 仕掛けたなら、トップも狙える手形を即リーチ。 結果裏目になり、ラス確のツモ和了。 けろっとしている。 自分だったら、悔やみ倒しているとこ..

  • 雀鬼流麻雀

    「ぽーん!」 「ちー!」 「ざんくです!」 「ペナルティですね。このあとは ツモ切りでお願いいたします。 ゲームを壊さないように。」 私は、まっすぐ打つように、とアドバイスをもらった。 余計なことを考えすぎている、ということ。 どいんちゃんは、色々準備ができてて、 めちゃほめられてた。 近代麻雀ゴールドでの勉強の時間。 生かされている。すごいなと思った。 雀鬼流は、いわゆる一般の麻雀ではなく 麻雀を使って、素直さや準備の習慣を 学んでいるのだ、とあらためて気づいた。 様々な制約の目的がそこにある、と考えると 非常に納得ができる。 戦術や戦略よりも、しっかりと 牌や卓に向き合うこと。そのことを学ぶ。 きっと、麻雀そのものよりも、 日常生活そのもの、日々の有り様について、の ..

  • 段取り8割

    北九州から福岡へ。 国道3号線をぶっとばす。 雀鬼会は、とにかく打牌スピードが早いとのこと。 だが、私もツモ切るスピードには自信がある。 ひろりん師匠から学んだ迷いのない打牌は、 迷いを乗り越えた打牌。 それを試してみたい、という気持ちも強かった。 逡巡のない打牌は、しっかりとした準備から生まれる。 日頃から、場の状況を鑑みた手牌の変化に 備えることができているか、が問われる。 逡巡して打ち出された牌は、 逡巡して打ち出された牌だ、という情報を場に落とす。 これは、ノイズで公平さを著しく欠く行為だ。 誰もが、しっかりと準備ができていて 同じリズムで打牌ができることが 必要最低限の事柄だ、と学んだ。 備えて紡ぎ重ねる。 早く切るために、考えることを疎かにするのではない。 逡巡しなくて..

  • 雀鬼会へ

    20年は、遡るのだろうか? 最強位戦の連覇。 プロ否定宣言。 雀鬼会。 近代麻雀ゴールドでは、桜井会長の記事ばかり。 ツキや流れを感じないわけにはいかない、圧倒的な魅力。 麻雀に理屈ではない不思議な魅力にとりつかれていた 私は、やはり、そこの部分が気になり続ける。 近代麻雀ゴールドについてきていた雀鬼会のDVDは 何度も何度も見返した。 制約についても、麻雀ではなくて、麻雀を通して 事象のことわりを学んでいる、と考えると 自分にとって、大きく頷けることばかりだった。 浜崎あゆみが流れる銀天街。 歓楽街は活気にあふれ、喧騒は そこに人の暖かさがあることの証左のようだった。 時代には、まだ元気さが残っていた。 そんな時代であったにも関わらず 何もかもうまくいっていない自分はどん..

  • カクテル、ウーロン茶

    やよいケーンで、おなかいっぱいになったあと 高級なティーが飲みたくなった。 線路のわき、様々な季節を泳いできた老舗。 そのお店では、常連と認められたなら ドリンクがカクテルグラスで出される。 キラキラとしたグラス。 常連としての証左が、透明なカクテルグラスという訳だ。 入店して、すこしドキドキしながら 「いつものやつを、もらえますか?」 と、お願いをしてみる。 卓につき、配牌をとると、ウーロンティーが コーヒーカップで運ばれてきた。 カクテルグラスではなく、コーヒーカップ。 まだ、わたしの麻雀力では、この店の常連とはなれない ということだろう。残念ながら。 29000点持ちのオーラス。 2000点のアガリでトップだ。 対面の親番、マダムゆうこりんが 「えーい、もう、リーチよ」 ..

  • じゃまポン

    Tは、毎回ツモってきた牌を一度ひいては叩きつけ 河にリリースする。 それをひたすら繰り返す。 もともとTの好戦的な態度で、 不穏な空気な卓だったこともあり Tが牌をたたきつける度に 同卓者の表情が険しくなる。 特に先ほど諍いがあった、おいさんは爆発寸前だ。 T対、おいさんたち、という構図が はからずも生まれてしまっていた。 嫌がらせがはじまった。 Tが有効牌をツモって手の内に いれたあと、ポンをするのだ。 もともと仕掛けるつもりの牌だったのか、 そこのところはわからないけれど Tが手の内に牌をいれてから、ポンの声をかける という嫌がらせが数回。 Tは、我慢をしていた。 だが、Tがリーチをかけ、 ③ピンをツモった瞬間 (③ピンはツモ和了だった。ツモ和了のモーション) ..

  • マナ悪ありあり

    地下室での対局がはじまる。 地下室、というだけでアングラ感が高まる。 私がツモると、すでに下家もツモっている。 不思議な光景だ。 ポン! 仕掛けが入るとツモ順が逆回転する。 手の内から、牌がでてくる。 ひどい場合は、 「どれをツモってきたか、わからん。これでいいか?」 「ばかか、わからんくならんようにツモってきた牌は なかにいれんで、横につけとけ!」 先ヅモあり、の店。 なるほど。 まあ、いいか、それがルールなら。 私は音速で理解した。 先ヅモもさることながら、打牌の音もすざましい。 ドカーン!ボーン!ボカーン! なるほど、強打OKね。よし、おれもたたきつけるぞ! 私は、音速で理解をした。 パーン! 高い音が響きわたる。 下家のおいさんが、ツモ和了したのだ。 ..

  • 東京リーチ麻雀

    駅前。 パチンコ屋や雀荘が並ぶその通り。喧騒が逆に心地よい。 老舗のパチンコ店の前に「東京リーチ麻雀」 の赤と黄色のハイカラな旗がはためく。 前から気になっていた。なんだ、東京リーチって? その日は、スロットの調子がよくめずらしく 瞬間財布がパンパンだった自分は、意を決して 東京リーチ麻雀へ凸することにした。 勇気をふりしぼり、東京リーチ麻雀の旗をめくり その先の地下室へ続く階段を降りる。 すえた匂い。 煙草の嫌な匂い。 胸ポケットには雑に丸めた札束。 さっきパチンコ屋さんで万札を3枚千円札に両替した。 これがなくなるまで打とう。 そういうアウトローな感じがまたそそる。 完先で麻雀を覚えた自分ではあるけれど、 食いタンのあるルールが好きだった。 仲間内の麻雀も完先。 街のフ..

  • ツキに見放される

    リーチをかけて、 パーフェクト裏目。 イッツーを逃した③を切る。 ロン! カン③にささる。 ①①②④⑥からのリーチ。 「いやあ。赤がよかったんやけど」 店長はうれしそうに手牌を倒す。 そのあと、朝の7時過ぎまで まったく、本当にどうしようもないほど 手がはいらなくなった。 早いリーチや、仕掛けに対応して受け。 持っている点棒がなくなり続ける。 完先は、形式テンパイにも 役が成立していることが必須。 あり得ないくらい負けた。 Aちゃんもすこしやられていた。 だって、テンパイすらできないのに どうしようもないじゃん。 シャンテンで押してたんじゃ 蜂の巣になる。 朝日がまぶしい帰り道。 Aちゃんを送ってゆく。 眠い。 負け惜しみがこぼれる。 「完先..

  • 完全先付けの悪夢

    綺麗な女の人マダムも、 ダンディーなその店の店長も 間違いなく圧倒的な初心者だった。 スジはあぶない、ドラ表示牌は危険 などのちょっとこなれた知識は持っている。 赤牌が3環帯の麻雀はとにかく2があぶない。 マダムも、店長もとにかく遅い。 毎回ツモってきた牌を手のなかにいれるし 一度河に捨てた牌を 「待って、これじゃない、」 と手の内に戻したり、なんてそんな感じ。 それでも、仲間うちの緩い空気で すべてが許され局は進む。 私もこの優しい雰囲気が嫌いではなくて つい、ぽわんとした気持ちになってきていた。 負けることは絶対に嫌だけど そんな目くじら立てて勝とう、としなくても 別にいいんじゃないかしら。 店長さんの親番に、役牌ドラの 軽い手が私に入る。 こんな安手で店長さんの親番を 流してしまうことは、どうにも 申し訳ないな、と考えてしま..

  • 深夜2時のお誘い

    はるか彼方の昔。 昔話だ。 フリー雀荘で出会ったAちゃんとは なぜか、ウマがあった。 はじめてフリーで同卓し、 その気持ちのいい麻雀に惹かれた。 よく、連れて打ちにいった。 挑まれた麻雀の場で、 コンビ打ちなんて場面もあったけれど Aちゃんは圧倒的な結果を出してくれた。 面前でリーチ。 ツモってツモってツモり殺すスタイル。 自分とは真逆の麻雀だ。 朝から晩までAちゃんと一緒に過ごしていた。 そんな数ヶ月の季節だった。 夜中、1時過ぎ。 大好きなファイナルファンタジーでガラフが ブッコミかけているとき、ポケットベルが鳴る。 Aちゃんだ。 Aちゃんは夜の街が大好き。 Aちゃんが飲みに出ている時は 私は家で、スーパーファミコン。 「今から、出てこんね?麻雀..

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