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春雷62
back next top Novels 「良太ちゃん、またよろしく」 会議室の外で電話をしていた良太
2023/05/31 22:43
真夜中の恋人14
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人14 BL小説 「大丈夫。私が何とかしてみせるわ。お願い、もう一度チャンスをちょうだい」 平と呼ばれた女性は揺ぎ無い口調で言い切った。 「仕方ないな。やってみろ」 渋い表情のまま、工藤は言った。 「ありがとう。あなたを後悔させるようなことはしないわ」 女性は踵を返し、オフィス
2023/05/31 12:00
お前にだけ狂想曲19(ラスト)
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲19(ラスト) BL小説 「ちょっかいはちょっかいだ。しかし因果応報ってやつだな。そんな昔の所業のせいでお前をあんな野郎に取られるところだった。千雪から、土方にお前が脅されているらしいって聞いて、俺は自分を呪ったぞ」 「工藤さん…」 良太は伸ばされた腕にすがりついた。 確かに工藤が
2023/05/31 11:55
春雷61
back next top Novels 翌日、案の定工藤の部屋を掃除や洗濯をして、きれいに片づけをし
2023/05/30 23:52
真夜中の恋人13
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人13 BL小説 ほろ酔い加減も、初夏の夜風に飛ばされたようだ。 街路樹も青々とした葉をつけて、ゆっくりとざわめいている。 乃木坂の駅を上がって数分、青山プロダクションのエントランスに立って見上げると、夜の九時にもかかわらずオフィスにはまだ煌々と灯りがついていた。 千雪は一旦自
2023/05/30 06:01
お前にだけ狂想曲18
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲18 BL小説 会社の七階にある自分の部屋に良太を連れて入ると、リビングボードからホワイトラムとグラスを二つ持って戻ってきた。 「座ってろ」 怒ってるんだ。 少し平静を取り戻した良太は工藤を上目遣いに見やり、ラム酒が注がれたグラスを素直に受け取る。 「大体、あんなケチ
2023/05/30 05:46
春雷60
月夜の猫-BL小説です 春雷60 BL小説 「ああ、そういえば、俺も学生ん時くらいしか。確かに日本じゃ、パーティとかそうそうやらないからな、セレブとかじゃなければ、ハロウィンとかクリスマス、かこないだみたいな誕生会くらい?」 それを聞くと、えええ? と森村は情けない顔をした。 「わかった。確か業者さんでも合コン
2023/05/29 23:10
真夜中の恋人12
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人12 BL小説 編集者はいざとなれば電話だけでのやり取りでもいいし、楽なのだろう。 そこへ行くと宮島教授やあの工藤は千雪に対して最初から何の先入観もなく、ごく普通に接していた。 まあ、何が出てくるともわからない業界を渡り歩いてきた工藤にしてみれば、この程度のコスプレなど、ちょっ
2023/05/29 05:17
お前にだけ狂想曲17
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲17 BL小説 「工藤さん…でも…」 言いかけた良太の言葉を遮り、工藤は言った。 「会社のひとつやふたつどうにでもなる」 二人が出て行って閉まるはずのドアがまた開いた。 「残念ながら、そんな面ろい記事とか、書けへんで」 入れ替わるように入ってきた黒縁メガネの男が言った。
2023/05/29 05:11
春雷59
back next top Novels 「私はいいわよ」 サラッとアスカさんは頷いた。 「え、でもア
2023/05/28 23:57
真夜中の恋人11
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人11 BL小説 「ずるいぞ、名探偵!」 後ろから声がかかったが、すぐエレベータのドアが閉まった。 「そういえば、小林くん、聞いてるかな」 思い出したように、宮島が言った。 「何をですか?」 「工藤くんたち、三羽ガラスって言ったよね、実は三羽じゃなかったんだ」 「どういうことで
2023/05/28 11:19
お前にだけ狂想曲16
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲16 BL小説 「俺の出方次第じゃ、どうするって? いいのか? そんなこと言って、俺がお前のことを書いて週刊誌にでも売りつけりゃ、青山プロの評判もがた落ちだな? 社長が社員にウリさせていたなんてな」 「あれは俺が勝手にやったことで、会社とは何の関係もない!」 「さあ、そ
2023/05/28 11:09
春雷58
月夜の猫-BL小説です 春雷58 BL小説 と、良太のジャケットのポケットで携帯が震えた。 取り出すと工藤の文字が浮かんでいる。 「はい、お疲れ様です」 「そっちはどうだ?」 いつものように前置きなしの質問に、「ええ、今のところ滞りなく」と良太は答える。 「秋山の件はどうだ?」 「そっちは、そう簡単にはいかない
2023/05/27 23:59
真夜中の恋人10
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人10 BL小説 「ねえねえ、あの事件の話、私、聞きたかったんだよね、どうやって解決したの? マスコミもまるで名探偵が犯人みたいな扱いだし、事情聴取までされたんでしょ?」 入れ替わるように、今度は牧村が近くの椅子を引き寄せて千雪の横へやってきた。 「あれは別に俺が解決したとかい
2023/05/27 07:24
お前にだけ狂想曲15
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲15 BL小説 鈴木さんから渡された差出人のない手紙を封切ると、パソコンで叩かれたメッセージには、土方のサインがあった。 今度は郵便かよ…… メールに入っているメッセージを無視していたせいで、手紙をよこしたのだと、良太はムナクソ悪くなる。 そこには土方の部屋がある同じマン
2023/05/27 07:17
春雷(工藤×良太)57までアップしました
月夜の猫-BL小説です 春雷(工藤×良太)57までアップしました BL小説 春雷(工藤×良太)57までアップしました。お前にだけ狂想曲(工藤×良太)14、真夜中の恋人(京助×千雪)9までそれぞれアップしました
2023/05/27 07:00
春雷57
back next top Novels メイクさんと入れ替わりに部屋から出てきた良太は、「何か話した
2023/05/26 23:21
真夜中の恋人9
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人9 BL小説 「ああ、彼女のことを思い出すと、今でも心がうずく! 京助、貴様にはこんな純粋な恋心なんかわからねぇだろうなぁ」 尚も突っかかる速水を見て、京助はフンと鼻で笑う。 「てめぇの薄汚れた心なんかわかってたまるか」 「何だと?」 「そういえば、ピアニストの桐島さんて、
2023/05/26 12:59
お前にだけ狂想曲14
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲14 BL小説 部屋に戻った良太は、そのままバスルームに飛び込んだ。服を脱ぐこともせず、シャワーのコックをひねる。 ほうっと息をつくと、ボロボロボロっと涙が溢れ、止まらなくなる。 「いやだ…」 良太は小さく呷く。 「いやだ、いやだよ、俺、こんなの………工藤………!」 しゃ
2023/05/26 12:51
春雷56
月夜の猫-BL小説です 春雷56 BL小説 良太はアクセルを踏んだ。 可能な限り飛ばしてスタジオに戻った良太は、エレベーターで撮影が行われている階へ上がると、アスカの控室を探した。 「良太さん! まだ彼女でてこなくて」 ドアの前から森村が駆けよって小声で言った。 「アスカさん何か言いました?」 「ああ。鍵かけて
2023/05/25 15:03
真夜中の恋人8
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人8 BL小説 「マスコミを騒がせるばかりが能じゃないだろ? 今、付き合ってるヤツいないんなら、この際、元の鞘におさまっちまえよ?」 「川西くん、京助くんがモテ過ぎるからひがんでるんだよね~」 「いや、ひがみたくもなるって、ちょっといいなって思った子がいても、京助見るともうきゃ
2023/05/25 13:08
お前にだけ狂想曲13
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲13 BL小説 土曜の夜、良太は重い足を引きずりながら土方のマンションの前に立っていた。 覚悟を決めてやってきたのだが、土方がドアを開けたところで、「広瀬くんやないか」という声に、良太は怪訝な顔で振り返る。 「え……千……小林先生…?」 千雪と言いかけたが、眼鏡をかけ、
2023/05/25 13:00
春雷55
月夜の猫-BL小説です 春雷55 BL小説 「あんなあ………、言うても遥か昔のことやろ。しかも勘違いとかの問題やで?」 千雪は言った。 「だから、千雪さんは何も………。要は工藤さんがってことだし。人の思いなんて他人がどうこうできないんだし」 「やから、工藤さん、今大事にしとるんは良太やで? 前に俺がどうとか言う
2023/05/24 23:18
お前にだけ狂想曲12
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲12 BL小説 「おう、千雪か、元気か?」 電話の向こう、工藤の声は何だか元気がない。 「はあ、お蔭様で」 千雪は良太のことが気になってかけてみたのだが。 「何だ? お誘いならいつでもOKだぞ」 「またそんなことゆうてると良太に愛想つかされますよ」 しばしの沈黙があった。
2023/05/24 16:02
真夜中の恋人7
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人7 BL小説 何でこうなるんや! 千雪は心の中で喚いてから、立ってビールを継ぎにまわったりして、あちこちに愛想を振りまいている佐久間を睨みつける。 御茶ノ水にあるこの居酒屋は、多くの学生で溢れる中、この店の店長が佐久間の高校の先輩だというので、割と急だったにもかかわらず総勢二十
2023/05/24 15:32
春雷54
月夜の猫-BL小説です 春雷54 BL小説 「監督の話、面倒なヤツじゃなかってよかったですね」 夜間工事のために少し先が渋滞していた。 「うん。やから別にわざわざ俺呼び出さんでもええのに」 「ええ? 監督としてはやっぱ、原作者の小説を勝手に変えることに抵抗ありますよ。山根さん、そういうとこ、きっちりした人だし」
2023/05/24 00:15
真夜中の恋人6
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人6 BL小説 「聞きしに勝る変人ぶり。面白いなぁ、何か、漫画の中から出てきたまんまって感じ?」 「大原です」 ぺこりと頭は下げただけで、千雪は速水は無視し、無表情で文子を見た。 深窓の令嬢とはまさしくこの人のことを言う気がした。 従姉の小夜子もお嬢様を絵に描いたようなタイプ
2023/05/23 23:56
お前にだけ狂想曲11
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲11 BL小説 外は屋内で仕事をしているのがもったいないような陽気である。 「良太、いてる?」 オフィスに顔を揃えていたアスカや嘱託カメラマンの井上俊一は珍しい来客を喜んで出迎えた。 「どうしたのぉ? ユキ」 「いや、良太に、坂本教授から預りものがあって、ちょっと寄ってみ
2023/05/23 23:50
真夜中の恋人5
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人5 BL小説 「あ、先輩、みいーーっけ!」 サンドイッチで軽く昼を済ませ、ゆっくりカフェテリアでコーヒーを飲んでいた千雪のところへ、うるさい男がやってきた。 同じ宮島教授の法学研究室にいる後輩、佐久間徹である。 「先輩、まぁた携帯切ってますやろ? 色々話あったのに」 勝手に向
2023/05/23 11:41
お前にだけ狂想曲10
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲10 BL小説 それからの良太は何か吹っ切れたように仕事に打ち込んだ。 凡ミスはなくなったけれども、やはりどこか一本欠けている、そんな雰囲気を周りのみんなは感じていた。 良太がおかしいとアスカに言われ、工藤はちゃんと時間を取ろうと考えていた。 確かにたまに顔を合わせても
2023/05/23 11:24
春雷53
back next top Novels 秋山と佐藤はただのクラスメイトだと、アスカに教えてやれば、ア
2023/05/23 11:16
真夜中の恋人4
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人4 BL小説 久々、静かな週末をひとりで過ごし、月曜の朝は少しばかりまともな頭になって千雪は研究室に向かった。 小ざっぱりしたジャージの上着とスニーカーは昨日スーパーで買ったばかりだし、ズボンも洗濯をしたものだ。 ただ、本人は非常に清潔で小ざっぱりとし、最近の柔軟剤の香りも嫌
2023/05/22 20:24
お前にだけ狂想曲9
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲9 BL小説 不精髭の教授はあまり女子学生には好かれていないらしく、助教と助手は男だ。 今日は先日訪れた時にコーヒーを入れてくれた助教も出払っていて、夢中になって本と格闘していた良太は気づくと喉が渇いていた。 「何だか喉が乾きましたね。カフェテリアにでも行きましょうか」
2023/05/22 20:07
かぜをいたみ44
back next top Novels 「何だよ、行くって言っただろ」 紫紀からとわかると京助は切り
2023/05/22 13:42
春雷52
月夜の猫-BL小説です 春雷52 BL小説 「まあとにかく、鴻池がその阿部を降ろして結局良太ちゃんになっただろ? それも鴻池の企みだったんだが、その時オーディション受けて、監督やプロデューサーもこいつだって決定しかけてたのが、実は天野だったんだ。スカイプロモーションも自信もって天野を売り出そうとしてたとこだった
2023/05/22 09:06
お前にだけ狂想曲8
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲8 BL小説 例え俺が思っているほど工藤は俺のこと思ってくれてないのはわかっていても、やはり裏切りのような気がしてならない。 こんな身体、誰がどうしようが構わないのだけれど、工藤に知られて嫌われることだけが気がかりなのだ。 ここひと月ほど、工藤は海外やら北海道やら九州やら
2023/05/22 02:21
真夜中の恋人3
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人3 BL小説 都内で開催された研究会に教授のお供で出席した京助は、夕方、やっと研究会が終わり、どうだね、一杯付き合わないか、という教授に、車ですし実は身内に不幸がありましてとどこぞで聞いたようなありふれた言い訳をして部屋に戻ろうと車に乗り込んで初めて、千雪のラインに気づいて慌
2023/05/22 02:12
春雷51
back next top Novels 振り返った秋山は強張っていた顔をほころばせた。 「良太ちゃん
2023/05/22 00:04
お前にだけ狂想曲7
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲7 BL小説 男の車で連れていかれたところは、代々木上原にあるそこそこのマンションの一室だった。 閑散としているのは良太の部屋も同じだが、黒で統一された家具調度はきちんとコーディネイトしてあるのはわかる。 ベッドルームにでんと置かれたキングサイズのベッドまで黒。 げー、
2023/05/21 14:36
真夜中の恋人2
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人2 BL小説 ようやく手に入れたその眠りを妨げられたのは、カーテンが開けられ、一気に日差しが部屋の中に降り注いだからだ。 麻布にある緑に囲まれた七階建てのマンションの六、七階に京助は住んでいる。 入り口は六階、広いリビングと書斎、キッチン、バスルームがあり、メゾネット式で階段
2023/05/21 14:21
春雷(工藤×良太)50までアップしました
春雷(工藤×良太)50までアップしました エピソード―風薫る頃 に、真夜中の恋人(京助×千雪)アップしています
2023/05/21 06:34
真夜中の恋人1
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人1 BL小説 思い出してもそれは最低最悪な朝だった。 街路樹の鮮やかな緑や心地よい風、清々しい空は青く、窓を開ければこの季節には近所の家の庭に咲くマグノリアの甘い香りが微かに漂ってくる。 こんな日はのんびり辺りを散歩でもするのがいいに決まっているが、残念ながらミステリー雑誌で
2023/05/21 06:24
真夜中の恋人(京助×千雪)
月夜の猫-BL小説です 真夜中の恋人(京助×千雪) BL小説 思い出してもそれは最低最悪な朝だった。徹夜明けで引っ張りまわされた挙句、京都から戻っていらいべったりな京助にベッドに引っ張り込まれ寝不足も手伝って死んだように眠っていた千雪は、傍らに立ったのがてっきり京助だと思ったところが、違和感を感じて目を開けると
2023/05/21 06:02
お前にだけ狂想曲6
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲6 BL小説 やっかいごとは早く片付けた方がいいだろう、と翌日の夜、良太は指定された場所に出かけていった。 「土方建造…さん? フリーライター…ですか」 名刺を出されたので自分もバカ正直に名刺を渡す。 「広瀬良太、ね。どっかで見たと思ってたんだ。青山プロか。お前、新宿のあ
2023/05/20 22:12
春雷50
back next top Novels 「いや、私なんかからすると、表舞台から去られたのは惜しい気がし
2023/05/20 19:56
お前にだけ狂想曲5
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲5 BL小説 良太の前に立った背の高い男は、「おや、まさか、こんなところでゴーさんにお会いできるとは」と、親しげに森山に声をかける。 「お前もここ出入りしてるんやったな。そんな嬉しそうな顔したかて、ネタなんかないで」 アスカにくっついて一緒に乗っていた森山は軽快な関西弁で
2023/05/20 03:08
春雷49
月夜の猫-BL小説です 春雷49 BL小説 「あ、乗ります!」 良太は千雪の手を掴んで、閉まりかけているエレベーターに向って呼びかけた。 ドアは開いて、良太は千雪とともに慌てて乗り込んだ。 「すみません!」 先に乗っていた人に断りを入れると、「おはようございます」と落ち着いた声が返ってきた。 「あ、おはようござい
2023/05/19 17:40
お前にだけ狂想曲4
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲4 BL小説 快晴の空は夏の兆しが見え隠れしていた。 風は心地よく傍らを抜け、ぽっかりあちこちに浮かんだ雲はマグリットの世界にワープしたかのようだ。 「よろしくお願いします」 良太は編集部の面々に頭を下げ、周りの女の子にはさりげににっこり笑って挨拶した。 今日は、青山プロ
2023/05/19 12:05
お前にだけ狂想曲3
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲3 BL小説 疲れたああああ… しばらくベッドに沈んでいた良太だが、スーツが皺になる、とようやく身体を起こしてバスタブに湯を張っているうちに、スーツをハンガーに掛け、服を脱いでバスルームに戻る。 湯につかった一瞬の心地よさで、疲れも引いていく。 部活なんかもっとハードだっ
2023/05/18 21:37
春雷48
月夜の猫-BL小説です 春雷48 BL小説 自分の母親なのに、会ったこともない知らない人間の写真を持ってたって何の意味もないだろう、などと言って全く取り合わない。 「お前がもらったんならお前が持っていればいいだろうとかって、渡そうと思っても工藤さん、意に介さないし」 「まあ、引き出しの奥にでも入れといたらええや
2023/05/18 15:20
お前にだけ狂想曲2
月夜の猫-BL小説です お前にだけ狂想曲2 BL小説 本当は工藤が接待を兼ねて高山に会うことになっていたのだが、出張先で足止めをくらった工藤の代わりに、良太が接待しなくてはならなくなった。 ロケ現場近くの業者が、仕事の邪魔だと文句をつけたため、工藤がその業者にかけ合っているらしい。今夜の最終便に間に合うかどう
2023/05/18 13:25
春雷(工藤×良太)47までアップしました
春雷(工藤×良太)47までアップしました かぜをいたみ(京助×千雪)43までアップしました また、エピソード―
2023/05/18 00:00
お前にだけ狂想曲1
next top Novels ACT 1
2023/05/17 23:58
お前にだけ狂想曲(工藤×良太)
■明るい五月の陽ざしの下、良太はいつものように社長工藤の厄介な命令にも、文句を言いつつ張り切って会社を飛び出し
2023/05/17 23:56
エピソード―風薫る頃
■お前にだけ狂想曲(工藤×良太) ■Vacances(工藤×良太) boys love novel Kunpu
2023/05/17 23:00
かぜをいたみ43
back next top Novels 「もう、五カ月やて。気づかんかったて言うてた。目立つ程のお腹で
2023/05/17 22:30
春雷47
月夜の猫-BL小説です 春雷47 BL小説 「とりあえず、お返しするわ」 紫の袱紗にくるんだベルベットのペンダントケースを千雪は良太の方に押しやった。 「ちゃんと中、確認してや」 千雪に言われて良太はちょっと嫌そうな顔をしつつ、袱紗を開いてペンダントケースを開けた。 「はあ、確認しましたけど」 「あかんがな、偽
2023/05/17 16:09
春雷46
月夜の猫-BL小説です 春雷46 BL小説 何が食べたいか千雪に聞いたところ、温かいもの、というので、西麻布のフレンチレストランに予約を入れた。 以前、工藤が連れて行ってくれたこじんまりとした店で、工藤の元同期がオーナー、その弟がシェフで、気取らない雰囲気だが美味しいフレンチを食べさせてくれる。 車寄せに車を停
2023/05/16 19:46
春雷45
月夜の猫-BL小説です 春雷45 BL小説 ともあれ、良太はダメモトで千雪の携帯を呼び出した。 「あ、お忙しいところ恐れ入ります、広瀬ですが」 繋がったことだけでもラッキーだ。 千雪は編集から逃れるために携帯を切っていたりするからだ。 「ああ、何? 良太からの連絡とか、嫌な予感ばっかやから」 なるほど、千雪
2023/05/15 23:01
春雷44
月夜の猫-BL小説です 春雷44 BL小説 「良太ちゃん、山根監督からお電話よ」 たった今考えていた『今ひとたびの』の監督だ。 「はい、お電話代わりました。お世話になっております。は? え? 小林先生ですか?」 またぞろ、山根は面倒なことを言ってきた。 今日の撮影シーンで、原作者の小林千雪に確認したいことがある
2023/05/15 12:50
春雷43
月夜の猫-BL小説です 春雷43 BL小説 黒塗りの車が向かった先は、十階建てのビルで、株式会社KCC。 良太がネットで検索したところ建設会社となっていたが、元々は上田市にあった中山組系暴力団君塚組が解散した後に会社組織として改名したものだという。 社長の君塚隆造は先代君塚組の長男で、次男、三男とも役員として会
2023/05/14 23:38
春雷42
月夜の猫-BL小説です 春雷42 BL小説 「佐藤製作所の会社で佐藤彰吾が出てくるのを待ってたら、ちょうどエントランス前の車に乗るとこだったみたいで、スーツ着て出てくる佐藤とわざとぶつかったんです。いや、あんなにうまくいくとは思わなかったけど、ガイジンの振りして英語で捲し立てたら、日本人て逆に引くんですよね。
2023/05/14 00:01
かぜをいたみ42
月夜の猫-BL小説です かぜをいたみ42 BL小説 聞きたくないながら聞いた千雪に、小夜子が言った。 「やっと事実を理解したら、京助さんが誑かしたに違いないとかってお父さんが怒り出すから、綾小路では二人のことをちゃんと認めてるって言ったのよ」 「ってか、余計そんな状況でやる食事会に顔出すやなんて冗談やないわ
2023/05/13 20:51
かぜをいたみ41
back next top Novels 「それに第一、小夜ねえと紫紀さんと違ごて、俺らは結婚するとかな
2023/05/12 23:58
春雷41
月夜の猫-BL小説です 春雷41 BL小説 それを俺に言うのが後ろめたかったとか? やっぱね。 何かあったに違いないって勝手に俺が思うのと、リアルな証拠を突き付けられるのとではちょっと違うよな。 だから、京助さんがあんなに工藤に対して目くじらを立てるわけで。 まあ、千雪さんにとっては昔のことなのかも知れないけ
2023/05/12 23:16
春雷(工藤×良太)40までアップしました
月夜の猫-BL小説です 春雷(工藤×良太)40までアップしました BL小説 春雷(工藤×良太)40までアップしました。かぜをいたみ(京助×千雪)40までアップしました。
2023/05/11 23:55
春雷40
月夜の猫-BL小説です 春雷40 BL小説 「まあ、じゃあ、ほんとにその方近しい方がいらっしゃらなかったのね。疎遠になってしまっているとお孫さんもそんなもんなんでしょうかねえ」 「子や孫がいても今時はそんなもんなんだろうな」 鈴木さんが平造としみじみと語っている間に、良太は小田に電話を入れた。 「お忙しいところ
2023/05/11 23:45
かぜをいたみ40
月夜の猫-BL小説です かぜをいたみ40 BL小説 「お、めでとう、ってか、もう五か月?」 小夜子は確かにゆったりしたAラインのワンピースを着ているが、お腹が特に目立っているとは思えない。 「先月、紫紀さんの仕事の都合もあって、一緒に日本に戻ってきたんだけど、ちょっと風邪気味かなと思って、病院行ったら妊娠してるっ
2023/05/10 23:42
春雷39
月夜の猫-BL小説です 春雷39 BL小説 「何かお手伝いすることがあればおっしゃって下さいよ」 鈴木さんが優しく平造に問う。 「そうですよ」 良太も頷いた。 すると平造はしばし迷ったような顔をしたが、「そうたいしたことじゃないんだが」と口を開いた。 「俺はガキの頃に親を亡くして、親戚をたらいまわしにされたんだが
2023/05/10 12:39
春雷38
月夜の猫-BL小説です 春雷38 BL小説 でも工藤がピアノとか、そういうの好きな相手と一緒なんだろうか。 あ、あれかな、ニューヨークの佳乃さん。 あの人が日本に来るとか? ちぇ、ま、いいけどさ。 これだから、工藤のことなんか、人に話せないんだよ。 ふう、と大きく溜息をついたところを、宇都宮に見られてしまった。
2023/05/09 23:44
かぜをいたみ39
月夜の猫-BL小説です かぜをいたみ39 BL小説 「だって、京助さんって、何も隠そうとか思ってない人でしょ? 大学じゃなくても、アパートの前で京助さん、平気で先生にキスするし」 思い切りはっきり言われて、千雪は頭を掻きむしった。 確かに誰に見られてもおかしくない。 「ったく、あんの、ドアホが!」 「周りの方は
2023/05/08 19:49
春雷(工藤×良太)37まで、メリーゴーランドラスト追加しました。
月夜の猫-BL小説です 春雷(工藤×良太)37まで、メリーゴーランドラスト追加しました。 BL小説 春雷(工藤×良太)37まで、メリーゴーランドラスト追加しました。 またメリーゴーランド、あちこち修正したため、全体再アップいたしました。 ページが多いため、どこか抜けてるよう
2023/05/08 02:21
メリーゴーランド374
月夜の猫-BL小説です メリーゴーランド374 BL小説 クリスマスイブの夕方のことだ。 彼女との約束までまだ時間があるな、と一張羅のジャケットを羽織り、ウキウキ帰り支度をしていた佐久間は、「あかん、これ、先輩に頼まれとったんや、忘れとった、どないしょ」と、デスクの上の封筒に気づいた。 「木村さん、もう休みやよ
2023/05/08 01:56
春雷37
月夜の猫-BL小説です 春雷37 BL小説 「いやあ、俳優陣もいつのまにか良太ちゃんペースに合わせられてるし」 フン、と鼻で笑う工藤に、坂口は付け加える。 坂口の言葉を裏付けるように、救護班に擦りむいた膝を手当てしてもらった女性には、川野が歩み寄って声を掛けていた。 リテイクとなったものの、皆が少し冷静になれた
2023/05/07 23:19
春雷36
月夜の猫-BL小説です 春雷36 BL小説 ピアノのコンサートか。 ほんと、カップルならこれ以上ないイベントだよな。 亜弓がもっと近くに住んでれば渡したんだけど。 「でもチケットが余って、もし時間が合えば、鈴木さん一人で行くって言うし、俺も一緒に行こうかな」 ま、俺の場合、寝ちまうのが関の山だけどさ。 良太は
2023/05/07 04:07
かぜをいたみ38
月夜の猫-BL小説です かぜをいたみ38 BL小説 今度は、小夜子は無事出産することができるのだろうかとまで思ってしまい、怖くなる。 「おい、千雪、聞いてるか?」 「あ、ああ。それはおめでたい話やけど、俺はやっぱパスって伝えといて」 千雪はそう言うと携帯を切ってしまった。 「何かあったんですか?」 眉を顰めたま
2023/05/06 19:22
春雷35(工藤×良太)までアップしました
月夜の猫-BL小説です 春雷35(工藤×良太)までアップしました BL小説 春雷35(工藤×良太)、かぜをいたみ37(京助×千雪)までアップしました。 尚、それぞれのエピソードがリンクしているため、メリーゴーランド(京助×千雪)の中で主に時系列的に修正する箇所があり、修正して再アップしていきます
2023/05/06 05:22
かぜをいたみ37
月夜の猫-BL小説です かぜをいたみ37 BL小説 「いいえ、先生の小説は好きだし、推理小説も好きだけど、すごいトリックとか考えつかないし、私が書きたいものとは違うって感じがしてたし」 「そうなん? けど、俺の話かて、巧妙なトリックやなんかあるわけやないし、推理小説いうより、探偵小説やで?」 「それは速水さんが
2023/05/06 05:00
春雷35
月夜の猫-BL小説です 春雷35 BL小説 そうだよな、佐藤さんのことが何もなければ、アスカさんも秋山さんとコンサートデートとかできるのにな。 ふとそんなことを考えながら良太は三田村の向かいに座って、鈴木さんの置いてくれたコーヒーを飲んだ。 「でもバレンタインってやっぱ、一人で行くのも面白くないですよね」
2023/05/05 20:00
春雷34
月夜の猫-BL小説です 春雷34 BL小説 翌朝八時頃、良太は佐藤がDV夫から逃げているらしいと伝えた上で、くれぐれも無理はしないようにと森村にラインでメッセージを送った。 すると森村は既に車で軽井沢に着いていて、コンビニでサンドイッチを買ってきて食べているところだと返事をしてきた。 『ご心配なく。とりあえず
2023/05/05 03:48
かぜをいたみ36
月夜の猫-BL小説です かぜをいたみ36 BL小説 「先生のお母さんって確かお亡くなりになってますよね? 三年くらい前に原夏緒の回顧展開催されて、私も拝見させていただきました」 千雪をまっすぐ見て木村は言った。 「え、そっちかいな?」 「だからお弁当作ってくれたのはお母さんじゃないですよね」 千雪はくすっと笑う
2023/05/04 22:28
春雷33
月夜の猫-BL小説です 春雷33 BL小説 たまに良太にも、母親や妹の亜弓以外でも義理チョコなんかが届いたりするのはご愛敬というところか。 「今年は義理チョコやめようって風潮らしいから、まあ悲鳴を上げる程俺なんかには来ないけど」 工藤宛のものなど、中を確かめてオフィスで分けろ、とか何とかムチャなことを工藤は言うの
2023/05/04 05:41
かぜをいたみ35
back next top Novels 後楽園で降りると少し歩いて南北線に乗り換える。 ドア近くに
2023/05/03 23:43
春雷32
月夜の猫-BL小説です 春雷32 BL小説 「そうか」 工藤はコーヒーを飲んでから、また徐に口を開いた。 「まあ、それはそれだ。お前の好きにしたらいいが、やはりそろそろお前の待遇的なものも考えねばならないだろう。取締役でどうだ? 形的には三月の株主総会での決定だ」 「取締役? 俺がですか?」 「ちっぽけな会社で
2023/05/02 23:53
春雷31
月夜の猫-BL小説です 春雷31 BL小説 「アスカさんが何か?」 逆に秋山は聞き返した。 「いや、いいんだ。お姉さんとは連絡を取っているのか?」 工藤が話を変えると、秋山はちょっと逡巡する。 「ええ、まあ、姉自身もうちを嫌ってさっさと結婚して家を離れた人ですから、ほんのたまに連絡をくれます」 「確か弟がいたな
2023/05/02 05:37
かぜをいたみ34
月夜の猫-BL小説です かぜをいたみ34 BL小説 一番、自然だったのはやさかで会った栗色のふわっとした髪と品のいい夏のドレスに身を包んでいた、大きな目が印象的な彼女だろう。 ん? てことは、彼女、やっぱ俺の後をつけてた? ってか、俺のこと知っとるいうことか? 千雪は頭の中でそんなことを思いめぐらせながら、
2023/05/01 23:22
春雷(工藤×良太)30までアップしました
月夜の猫-BL小説です 春雷(工藤×良太)30までアップしました BL小説 春雷(工藤×良太)30までアップしました。かぜをいたみ(京助×千雪)33までアップしました。
2023/05/01 07:40
春雷30
月夜の猫-BL小説です 春雷30 BL小説 青山にある秋山のマンションにつくと、工藤はエントランスで部屋番号を押した。 すぐに秋山がロックを解除し、工藤は十階へと上がる。 「すみません、わざわざ来て頂いて」 秋山はリビングのソファに工藤を通し、コーヒーを入れながら言った。 「さっき小田が来て加藤と話しているが、
2023/05/01 07:34
2023年5月 (1件〜100件)
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