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アトリエ10美術研究所 https://atelier10.blog.fc2.com/

文京区にある子どもの絵画造形教室です。 楽しい作品をご紹介。

大人顔負けのセンスにびっくりしたり、子どものころを思いだしたり・・・きれいで楽しい作品をご紹介しています。

アトリエ10美術研究所
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2013/10/05

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  • 月の美しい夜にはファッションショー

    みなさんが寝静まったころアトリエのなかではファッション人形たちのファッションショーがひそかにひらかれていたのです。ついにつきとめました。作者は小学2年生の女の子。水彩。みんなには、ないしょにしておきますからそのかわりに・・みせてくれませんか?あらら! どうしましょう。いいんじゃないの。見てくれるひとがいれば楽しいし・・。でも毎日ではないの。みかづきが窓のむこうに見えるときだけなの。それでいいのなら...

  • オルゴールからうまれた恋

    フランス製の陶器でできた小さなオルゴール。かわいらしい音をたて、くるくるまわり、きれいなメロディーをかなでます。そこからモーツァルトが活躍していた時代へとイメージがひろがり、恋人たちの姿がうかんできました。作者は中学生。油彩。バイオリンをひいているこの姿がなんともかわいらしい。こどもにはバイオリンをならわせたいなぁ。将来、いいパパになりそうなやさしい表情をしています。あら、わたしはだんぜんピアノが...

  • ゆれてる、ゆれてる、地震みたい!

    あっ、そんなことしたら、つぶれてしまうじゃないの。おねえさんと妹がえがかれていますが、この絵の作者は小学3年生の姉のほうです。水彩。  ふたりが立っている場所はどこだと思いますか。ちょっとむずかしいかもしれませんね。こうすればどうでしょう。そう、そのとおり。ふたりは巨大なプリンのてっぺんに立って、目の下にひろがる「スイーツ なりきりキャラワールド」をながめています。かわいいキャラがスイーツにな...

  • 窓をあければフラミンゴがみえる

    窓をあければフラミンゴがみえる。 えッ、ほんとう?もちろんほんとうだよ。ほら。作者は小学1年生の男の子。水彩。すごいなぁ! 飼ってるの?そう言ってみたくなる気持ちはわかります。でも窓をあけるとこんな景色が目にとびこんできたらなんとたのしいことか。カラスでも、はくちょうでもなく、フラミンゴというところがすばらしい。フラミンゴだとすぐにわかるのは脚(あし)です。平行(へいこう)とか、垂直(すいちょく)...

  • 毛糸玉にふれるよろこび

    毛糸玉には春には春の、秋には秋の、それに触れるよろこびがあります。軽くてやさしい手ざわりを思い出してください。大人のアトリエから鉛筆画のご紹介です。ここには三つの毛糸玉がたくみな描写でえがき分けられています。(1)買ってきたばかりでラベルがついています。さあやるぞ、そんな高揚感がたくされています。(2) すこしほどいた毛糸玉の、てのひらに乗せたときのふわふわ感がそのまま伝わってきます。 (3)仕事...

  • 春はもうそこまで

    おまちどうさま、そういってくれそうな春がもうそこまできています。今回は大人のアトリエから鉛筆画のご紹介です。戸外の水やりには欠かせない如雨露(じょうろ)。その金属性の光沢と花びらのやわらかさを鉛筆の濃淡だけで表現しました。花がモチーフになっているので数か所、色をつけています。 そのせいか古楽器のピアノでかなでられるような、ピアニッシモといってもいい色彩のひびきが絵の全体にひ...

  • おひなさまに春の風

    おもいっきり笑いたくなったわ。ひなまつりがおわってほっとしたのでしょう。もう、すましていないで、顔がとけるくらい笑ってもいいんですよ。 作者は小学1年生の女の子。アイスクリームじゃないんだから・・でもとけているかしら。とけていても、とけてるなんて言えないなぁ。じゃあ、ご自分はどうなの?だからニコニコしているんだ。みなさん、おやくめごくろうさまでした。しまわれてしまう前にもう少し春の風をたのしん...

  • バンザイすれば、みんなハッピー

    ほんとですか? もちろんです。ためしにいっしょにやってみませんか?作者は小学1年生の女の子。天までとどけー。こんなふうに両手をあげて、思いきりわらえばいいんです。バンザーイはみんなで力をあわせなにかをやって、おわったときの、そのときの気持ちをストレートに表現できるまほうのことばです。大きな画用紙をぜーんぶバンザーイでうめる。あのじぶんかってなねこちゃんがいっぴきのこらず目をほそめての笑顔です。思い...

  • 雪がふればいいなぁ! テディベアのゆめ。

    雪の日の楽しさをテディベアになりきってえがきました。お部屋のなかはハートマークがいっぱいです。作者は小学1年生の女の子。あのー、おじゃましてもいいですか?どうぞー。りんごにぶどう、パイナップルにメロン。すごいですね。もちろんいただきます。でも、そのまえにちょっと窓をのぞかせてください。おおー、すごーい。こんなきれいで、かわいらしい雪、はじめてみました。とてもすてきです。あれ、あんなところに雪だるま...

  • たいちょー、まいごになったようです。くるみわり人形

    「 なに、どうした?」 「うしろがついてきていません!」「どういうことなのだッ!」「たぶん、まいごになったのだと思います。」作者は小学2年生の男の子。水彩。隊長さん、かなりおこっているみたいです。「うしろのみんながまいごなのか、それとも、まさか・・おれたちのほうが?」さあ、どうしましょう。隊長にじぶんたちが、まいごになったなんていえませんよね。赤いマントの人形を、となりにもたれかかるようにえがい...

  • わたしのために踊ってくれるの?

    わたしのために踊ってくれるの?うれしいなぁ。 だったらいっしょに踊りませんか? でも・・あたまの上にほら、こんなボンボンが・・。作者は小学4年生の女の子。水彩です。だったら踊るのはこっちにまかせてね。あれっ、三人じゃなかった? もうあそこでくるくると回転の練習です。それより、そのかわいらしいドレスをもっとよく見たいなぁ。えりもとのグリーンがとてもきれい。それにちょうちん袖(そで)がすてき。黒...

  • 四季の草花

     名前は知らなくてもどこかで出会ったことがある。見たことがある。今回は「大人のアトリエ」からそんな野の花や実をえがいた作品をご紹介します。摘んだことがある。なつかしいなぁ。多くの人がそんな経験をおもちでしょう。四つ葉だったときのうれしさ。 この花は「見つける」がもっとも正しい求めかた。そう言い切ってもいいような気がします。都会にすんでいると花屋でしか手にはいらないものがほとんどですが、とき...

  • 英語ではメリーゴーランド、フランス語ではカルーセル

    これはフランスの蚤の市でもとめたものなのでカルーセルがふさわしいでしょう。今回は大人のアトリエより鉛筆画による回転木馬のご紹介です。遊園地で回転木馬にのったことがあるこどもにとっては楽しいモチーフです。しかしその世界から色をぬけば拍手や歓声などの音が消えて、ぎゃくに欠けてしまった脚(あし)や、体をつらぬく棒だけが目につくかもしれません。けれども鉛筆画では濃淡だけというストイックな表現のせいで、永遠...

  • エゴン・シーレを摸写する ゴッホを模写する

     少しあごをあげ、ななめに見下ろすこの表情にはエゴン・シーレの本質がかくされているのではないか。それにうながされ、それを感じるためにも模写してみたい。作者は大学生。油彩。「ほおづきのある自画像」(1912年)模写「ほおづきのある自画像」(1912年)エゴン・シーレ模写が完成したあと作者はまるで自分自身がエゴン・シーレになって自画像をえがいたような作品を描きました。このだいたんなチャレンジをひとつづきの...

  • 雪のふる森のしずけさ

    花びらのように雪がふってくる・・。そんなしずけさを絵のなかに表現したい。作者は小学5年生の女の子。水彩。音がなければしずけさがうまれる・・。いいえ、音がなければそれはただの無音です。おなじ形の木が絵のなかにしずかなリズムをつくりだしています。花びらの重さだけでふってくるような雪。それをひとひら、ひとひら、ていねいにかきこみました。灰いろで、とうめい感のある、どこか日本画のすみ絵をおもわせるような色...

  • あけましておめでとうございます

    ことしもアトリエ10のこどもたちの作品をたのしく紹介していきたいと思っています。いちどう、れい!作者は小4の男の子。あれれ、こまったぞ。おじぎをしてもすぐにもとにもどってしまう。たしかにわたしたちはだるまさんなのでペコリというようなおじぎはにがてです。でも、ころがされても立ちあがるという勇気があるからこそみんなに愛されているのではないか。えへん。作者は、こんなだるまさんたちをひとつにまとめるために美...

  • もういくつねるとお正月

    たのしいクリスマスもおわった。学校も休みだ。あとはお正月をまつばかりです。お正月といえばたのしみは「・・・」。「・・・」のところにはいることばはきまっていますよね。そう、「お」のつくことばです。ぼくもそれがほしいな。ぼくもだ。あのね、きみたち、それがなんなのかわかっているの?もちろんさ。だったら、いち、にの、さんで、どうじに、そのこたえ、いってみてよ。じゃあ、いくよ、いち、にの、さん。司馬遼太郎さ...

  • 満天のクリスマス

    空にたくさんの星がかがやいているのを満天の星といいます。クリスマスのかざりもので満天のクリスマスをつくったらおもしろそう。作者は小学3年生の女の子。水彩。いまクリスマスのかざりものが星座のようにゆっくりと空をおおっていくところです。星も、星くずもかきこみました。みんな、みんな、地上の星になーれ! 人形たちの表情もおどろいていたり、すましていたり、のんびりしていたりとさまざま。でも夜になって見上...

  • クリスマス・パーティーはいかがでしょう

     クリスマスパーティをおひきうけいたします。はやめにご予約くださーい。クリスマス・プレゼントもはいたつしてくれるのですか?もちろんです。たのしいクリスマスのおてつだいをいたします。わたしにおまかせください。作者は小学2年生のおんなのこ。水彩。どんなことをしてくれるのですか?ジングルベルをうたいみんなでとびまわっておどるのはどうでしょう。サンタクロースが登場するときにはリボンや星や花がきらきらと...

  • ぼくがサンタで、サンタがぼく

    ぼくがサンタで、サンタがボクだってこと、知ってた?うーん、なんとなく、そうじゃないかとおもっていたんだけど、やっぱりそうなんだ。作者は小学2年生の男の子。水彩。いまはいそがしいんじゃないの?いそがしいのはこれから。それよりいまはトナカイとどうなかよくなるかがだいじなんだ。首にしがみついてはいけない。体はななめにまっすぐにする。いろいろやくそくがあるの。雨にも、雪にも、かみなりにもおどろいたりさわい...

  • あのね、いまスマホでおくるから・・

    そんなこときかれても食べるのまだこれからだもの。おいしいにきまっているわ!作者は小学4年生の女の子。サクランボのはいったメロンソーダのグラスの底の部分が、うでのむこうにちらっとみえます。たったこれだけの表現ですがいろいろなことをおしえてくれます。大きな画像でおくりたいのでスマホをぐっとちかずけたんですね。うでがメロンソーダをすっぽりとかくしています。うまくとれたかな。よし、これならだいじょうぶ。ス...

  • 宇宙とさかな

    まったくちがうテーマでえがいたふたりの絵ですが、ならべてみるとふしぎに調和するものがあります。作者は小学4年生の姉と小学1年生のいもうと。宇宙の絵では うつくしい輪をもった土星が、右したのほうに3分の1ほどすがたをあらわしています。こちらがわに太陽があって、あれはたぶん地球。表面にかすかに大陸のかげが見えています。やや近くにある。とても遠くにある。かなり接近している。はるかに遠いところにある。こと...

  • A4 サイズのワンダーランド その3

    A4サイズというのは 297mm × 210 mm。材料は木片です。つみかさねればたてものができそう。小さなものを作ればA4サイズでも広く感じられるかもしれない。時間がかかりましたが、個性的で楽しい作品ができあがりました。このかいだんをあがっておりて・・。わんちゃんの足あとが、なんとかわいらしいハートマークになっています。濃いブルーを使った色のくみあわせはより立体感を感じさせます。計算されたバランス感覚...

  • A4 サイズのワンダーランド その2

     木の表面ってこんなかんじなんだ。そっとふれてみる。ならべる、たてかける、かさねる。うごかしてみることでしだいにイメージができてきます。アトリエ10にはいつもふしぎな見物客がいます。集中しているみたい。じゃましないようにしなくちゃね。ひそひそ。コカコーラの赤い箱の上でみまもっています。いっぽうこちらではあれあれ、あんなところで、ふんぞりかえって、まだですかー。まだまだですよー。すこしはてつだって...

  • A4 サイズのワンダーランド その1

    ディズニーランドみたいなワンダーランドができたらいいなぁ。いつもとはちがうアクリル絵のぐをぬる気持ちよさ。みているだけでもそれがつたわってきます。A4 サイズの木製パネルだけはすべての作品に共通です。こちらは、たたかう前のいっしゅんのしずけさでしょうか。真剣勝負(しんけんしょうぶ)のそんな表情をちらっとみせてくれました。こういうところはね、こうやってしっかりおさえてくっつければいいの。ほら、ね。じっ...

  • ハロウィンパーティの夜

    おどかされるより、おどかすほうがだんぜん楽しい。ぼくにもやらせてー!おばけになりたい人があつまってハロウィンパーティです。作者は小学5年生の女の子。油彩。おばけだぞぉー。もう、びっくりさせないでよ。足がでているじゃないの、〇〇くんでしょ。ワッハッハー。わしにはこんなにかわいい手下どもがいるぞー!わたしにだってこんなにちから強いみかたがいるんですからね。そろそろきねんさつえいなんてどうでしょう?さん...

  • ハロウィンの かぼちゃ バンザーイ !

    こんなに おおきな かぼちゃ、見たことない。ほんとにかぼちゃなの?むりもありません。でも、これも あれも、みーんな かぼちゃです。作者は小学1年生の男の子。水彩。ハロウィンだからしっかり絵にかいてね、とどのかぼちゃもアピールしているかのよう。それにこたえようとしているのが作者と、作者の分身みたいなふたつの人形。こちらはかぼちゃをくりぬいてつくるかぼちゃランタンにぴったりです。でも人形たちと作者のいちお...

  • 人形たちのハロウィンパーティー

    わたしたちってなんだか歯がぬけてるみたいにみえない?そんなことないよ。笑顔がいいってほめてもらったもの。そうだよね、スマイルで、Happy Halloween !作者は小学4年生の女の子。水彩。あのぅ・・いっしょにいれてもらえませんか?いいんですか? うれしいなぁ。サンキュー。ついでにもうひとりしょうかいしたい友だちがいるんだけど・・。すごーく、かっこいいやつです。おーい、こっち、こっち。おまたせしました。わ...

  • メキシコのオアハカの黒ねこ

    おまえはどこからやってきたの?みたことないなぁ。それもそのはず、メキシコのオアハカという土地でつくられた木ぼりの民芸品です。作者は小学3年生の女の子。オアハカの民芸品は個性的な色彩とかたちで人気があります。ねこというより、動物園のもうじゅうのおりのなかにいそうですが、民芸品ですから手にとれます。 ねこにそんなしっぽ、ありえない。そうかもしれません。 でも長いしっぽのねこもいれば、みじかいねこもいま...

  • ハロウィン人形と秋

    もう秋です。ハロウィン人形さん、そろそろあなたの出番ですよー。そうだよね、長い夏だったなぁ。まちくたびれたんじゃないの?そんなことないよー。でも、そんなことあるよー、みたいな顔です。作者は小学4年生の女の子。油絵。ハロウィン人形のグリーンと、コンポートのグリーン。このグリーンをひきたてているのが元気いっぱいの赤。とうもろこしに、かぼちゃに、ぶどう。みのりの秋のよろこびがこの赤い色にたくされています...

  • 地下鉄が飛ぶ!

    中継画像がとどきました。地下鉄は巨大ないきものとともに、いま宇宙を飛んでいます。ええッ、どういうこと?作者は小学5年生の男の子。巨大ないきものってなんですか?鳥のようなつばさがあって、くちからはロケットエンジンのような火をふいています。この足の指とツメなら 地下鉄をまるごとつかめそうです。まわりのじょうきょうはどんなですか?うさぎがいます。もしかしたら月にいるうさぎかもしれません。文字がちょっと...

  • 赤毛のアンの部屋

    この部屋にとまれるのはきょうだけ。アンは絶望の底にいました。大好きな赤毛のアンの部屋を絵にしたい。作者は中学2年生の女の子。油絵。舞台はカナダのプリンス・エドワード島。孤児院でそだったアンは養子になるためにやってきたのですが、農家のシュウとマリラの希望は男の子でした。今晩だけはその少年のために用意された部屋にとめてもらえる。でも、あしたは・・。壁にかかったワンピース。身のまわりのものをつめこんだだ...

  • モデルはわんちゃん

    あのね、お花であそんだりしてはだめなの。じぶんこそ、それにふさわしい。そんな顔をしていてほしいの。作者は小学4年生の女の子。油絵。あたまのいいわんちゃんだそうで、作者のおもいをちゃんとうけとめてくれたそうです。でもどうなんでしょう。ひょっとして、だいすきなごちそうをみせて「待てっ」と号令をかけて・・。いえ、いえ、この木でできたいすはわんちゃんのためにつくったもの。おなかをぺたんとくっつけたこのポー...

  • あかいくつのうさぎちゃん

    あかいくつをはいておでかけですか?こんなにいい天気ですからね。作者は4さいの女の子。油彩。ええっ?くつは、きょうがはじめて?とってもかわいらしくて、よくにあっていますよ。みんなにみせてあげてくださいな。かるいのでぴょんぴょんできるの?それはよかった。でもしゃしん、とりたいのでちょっとだけじっとしていてください。お花ばたけでみみをぴんとはりあげ、はい、ポーズ。なによりも、ピンクのストライプのもようが...

  • 宇宙がうまれた!

    138億年まえ大爆発(ビッグバン)がおきて宇宙がうまれました。それを見たひとはだれもいません。だれも見たことのないものをえがいてみたい。作者は小学6年生の男の子。作者の想像力は、時間をこえ、空間をこえ、いままさに目の前でビッグバンがおこっています。だれも想像しなかったような美しさです。ここが中心なのでしょう。地球がうまれるまでにはさらに気のとおくなるような時間がかかっています。そんな地球の上でひとり...

  • フラミンゴのいるふうけい

    おーい、フラミンゴくーん、なにしているのー。ぴくりとも動きません。いっぽん足でかっこいいなぁ。作者は小学1年生の男の子。青空にうかんだ白い雲。なんとも気持ちがよさそうです。おなじ間隔(かんかく)でならんだフラミンゴ。カメラマンだったらシャッターチャンス!こうさけんだことでしょう。絵ではじぶんでそれをつくりだすことができます。フラミンゴたちにとってはいまがいちばんしあわせなとき。目をこらしてみてくだ...

  • にんぎょひめ little mermaid

    だいすきなにんぎょひめの物語を絵にしたい。作者は小学三年生の女の子。水彩。にんぎょひめの物語はもともとはアンデルセンによってかかれた童話です。ディズニーで何回もアニメ化され、いまでもその人気はおとろえません。貝がらをはりつけたドレス。これをみただけでこちらがにんぎょひめであることがすぐにわかります。さらに足もとをみていただくと足があることでならんでいるもうひとりは人間になったときのにんぎょひめであ...

  • 砂の上の貝がら

      ふと目をあげると波の音が聞こえてきそうです。そんなふうに思えるのは砂にひざをついてま上からながめたようなこの構図のせいかもしれません。 作者は小学4年生の女の子。整列させるのでも、ちらばすのでもない。人の手がくわわっているけれども自然に感じられるように大きな貝、小さな貝をうまくならべました。みどり、あお、むらさき、黄色といった光のつぶで絵に動きと明るさをあたえています。こうしたちょっと...

  • たのしい夏の夜

    夏の夜ってなんだか楽しい。どうしてかなぁ。作者は小学五年生の女の 子。油絵。夏の夜が五感(目、耳、鼻、口、ひふ)にあたえてくれる楽しさ。それがこの絵のテーマです。わーっ、きれい。花火は目で楽しむとどうじに、その音でも楽しませてくれます。(目、耳)汗をかきながらたべるのにすいかほどふさわしいものはありません。赤、みどり、黒というはでな色はまさに夏のくだもの。あじわうのはもちろんのことすいかには独特の...

  • けっこんしきってたのしい!

    「おめでとうございます!」「まあ、うれしい。きてくれたのね」作者は幼稚園の年長さん、女の子。 小さな女の子にとって結婚式に出席するというのは、自分が花よめになったかのような大きなイベントです。ちゃんとごあいさつできるかなぁ。(まえの日からどきどき)この日のためにすてきなドレスをつくってもらいました。いつかおうじさまみたいなこんなひとが自分のまえにあらわれたらいいなぁ。ハンサムで、足がながーーく...

  • シャチがとんだ クジラもとんだ

    こんなにすごいジャンプ、みたことがな~い!そのしゅんかんをとらえました。作者は小学1年生の男の子。この絵のほんとうのすごさは作者におしえてもらわないとわからないかもしれません。もちろん、いちばん高くとんだシャチが主役。でもそれだけではありません。ホッキョクグマの目のまえではいま、2ひきのイッカク(クジラのなかま)が、あたまだけ水面につきだし、ツノをつきあわせています。こちらはゾウのようにもみえます...

  • わたしのすいぞくかん

    ごあんないします。わたしのつくったすいぞくかんです。作者は小学3年生の女の子。水彩。ペンギンのえさやり こども10円 おとな50円やってみたーい!あの赤ちゃんペンギンにえさをあげたらどんなふうにしてよろこぶのかなぁ。これだけではありません。イルカとアシカのショーもあります。これもみたーい!クラゲとのしゃしんさつえいなんていかがですか。ゆーら、ゆーら。しゃしんさつえい 200円すいぞくかんで「か」のつくい...

  • ハサミ オン パレード

    さあ、はじまりました。紙ふぶきがまうなか、ハサミ・オン・パレードです。作者は小学3年生の女の子。エッフェル塔みたいな形のハサミが基本になっています。耳をすますとカシャ、カシャ、とリズムをとる音がきこえてきそう。オン・パレードにはせいぞろいという意味もあります。ばらばらにおかれているように見えるハサミですが、デザイン的にこんなふうにしたいという作者の意図は補助線をいれるとはっきりわかります。台風の目...

  • アトリエ10 こうさくの夏 その2

    作品ができあがるまでをマラソンにたとえてみてください。いちばんたのしかったのはどのときだったと思う?たとえば、ゴール(完成)したとき、だとか、スタートラインにたったとき、だったとか。今回のスタートラインは設計図です。いろいろのアイデアがえがかれています。こんなふうにしてみようかな。色はどうしよう。あれこれそうぞうしてたのしかったとおもいます。でも、たぶん、ほかのことをいっさいかんがえず、作品をつく...

  • アトリエ10 こうさくの夏

    こうさくの夏がもうすぐそこです。そこでちょっとふりかえってみました。どうしようかなぁ。まだ全体のイメージができていません。 スパイダーマンたちからひそかにインスピレーションがおくられてきました。あれれ、ここでも人形たちの視線が。   今回のこうさくでは、ボンドやめんぼうがだいかつやく。ピンセットのさきではがれないようにおさえつづける!こういう方法も発見しました。野球選手の目とであっても...

  • ヒノキをえがく

    名前だけはよく知っているが、実物は映像でしか見たことがない。都会にすんでいるとそういうことになりかねません。今回のモチーフはヒノキ。「大人のアトリエ」より水彩画のご紹介です。絵画ではボタニカルアートという植物画の分野があります。その植物の特徴をとらえ、どんな植物なのか見るひとにぱっとわかるような写実的なえがきかたで人気があります。でもそうではない描きかたがあってもいいのでは?たとえば・・・。作者が...

  • 夜の海とまひるの公園

    まんなかでしきられているので、ふたつにたたむことができそうです。ひらいてみると左には夜の海、右には、まひるの公園。このふたつの絵には、共通したものがえがかれています。作者は小学6年生の女の子。青い空にむくむくとわきあがる入道雲。 ひかげがないので人のすがたはまったく見当たりません。耳をすませばかすかに水のながれる音。そんな音があるからこそわかるしずけさ。蝶々がいっぴき、ふんすいの水とたわむれて...

  • くだものがいっぱい (競作)

     競作といっても今回は姉妹(しまい)です。この絵をえがいたときは幼稚園と3年生、いまは1年生と4年生になりました。 ふたりの絵をごしょうかいしますが、どちらがかいたかは見るかたの判断におまかせしましょう。ぐる、ぐる、すーい、すーい・・・リズムをつくりだした線がそのままおおらかな明るさにつながっています。うつわの白がこの絵の色彩のポイント。それをぱっとつかみとりました。もしこれをはこぶのなら...

  • わたしって、 だれ? (競作)

    なにかになりきるということは自分をわすれるということです。小学4年生の女の子ふたりの競作(きょうさく)です。まずティアラをつけた王女さまからごしょうかい。むなもとをごらんください。シンプルで調和のとれた美しいドレスです。王女さまのいらっしゃるところですから金色と銀色をつかって品格のある空間をつくりだしました。こちらはそれとは反対にあでやかなきものすがた。えりもとにかさねた色がなんとも個性的。流れる...

  • スイーツになりきりキャラ、やってみました!

    わたしたちがどこに立っているのかだれもわからないとおもうなぁ。(姉)そうだよね、わかりっこありませーん。(妹)この絵の作者はおねえさんのほうで、これをえがいたときは小学2年生。二人はなんと「とくだいプッチンプリン」のてっぺんに立っています。目のしたにはかわいいキャラがスイーツになりきってたのしませてくれるスイーツランドがひろがっています。ディズニーランドとおなじで、ぜんぶまわることはできそうにもあ...

  • かわいいしろくま

    氷のうえにのったしろくま、ちょっとじまんげな表情をしています。作者は5才、保育園の年長さんの女の子。氷の表面がすこしへこんでいるのは体重がものすごくおもいせいでしょう。おさないでね。でも海におちてもだいじょうぶ、しろくまは泳ぎがとてもじょうずだそうです。このしろくまは「ほっきょくぐま」。作者がおしえてくれました。マーカーですらすらとかきあげましたが、かわいいしろくまが頭のなかでえがかれるのをまって...

  • バリ島の木彫りのカエルのおきもの

    ある日には数平方センチしかすすまないこともあって、完成するまでに1年3ヶ月という時間がかかりました。今回は大人のアトリエからの鉛筆画のご紹介です。バリ島では神の使いといわれているカエル。 ライティングで微妙な影の美しさを演出し、ミリ単位でえがいています。 手にした棒の上にはまるで日時計みたいな円盤。それはストーン・ペイブメント・パターン(市松模様)です。その影が楕円となって顔の一部にかかっ...

  • 黒ねこのきもち

     にゃーお、ではなく、おもわず「やっほー、きもちいいー」とさけんでしまいました。作者は小学二年生の女の子。水彩。それもそのはず、この黒ねこは作者の想像力のなかにすんでいるもうひとつの自分なのです。ばれました?そりゃそうですよ。でもきょうはとくべつですね。赤いリボンなんかして。ああ、これ?それに、前足をきちんとそろえて、すましています。えがかれることわかっていたんでしょう?作者はいっていましたよ...

  • ようこそ パンダワールドへ (競作)

     パンダがだいすきなふたりの女の子のきょうさく(競作)です。ともに小学2年生。なかよく画板をならべ、となりをのぞきこんでは「わー、かわいい」「わー、すごい」。パンダをあいする心がますますねつをおびてきました。さいしょにごしょうかいするのはこちら。絵のなかに「かくれパンダ」がまぎれこんでいるそうです。おーい、かくれパンダさーん、どこですかぁ。見つけた、見つけた。これ、そうだよね?あたっているかど...

  • うさぎ年パーティー

    ね・うし・とら・うー、の「うー」はうさぎです。でもどうして「うー」なのかなぁ?作者は小学2年生の女の子。水彩。それでは「うさぎ年パーティー」のかいじょうにおはいりください。とくに赤いまるをつけたところにごちゅうもくを。エヘン。わたしが、ね・うし・とら・うー、の「うー」がどうしてうさぎなのかをせつめいいたします。それはですね。とらがたべてしまったからです。そんなのひどーい。うさぎどしだっていうのに~...

  • マトリョーシカ人形のものがたり

    ゆめのようなふしぎな舞台がおわりました。幕がおりても拍手がなりやみません。するともういちど幕があがり、星や、リボンや、ハートがきらきらとつながっておりてきました。舞台の上に出演者がせいぞろいしています。カーテンコールです。作者は小学3年生の女の子。水彩。マトリョーシカ人形のドレスには物語のいち場面がえがかれています。人形たちはその場面のおはなしをみなさんに披露(ひろう)したのでしょう。わたしがトッ...

  • ピエロのなげき

    あーあ、もっと足が長かったらいいのになぁ。さいしょピエロは自信なさそうな顔をしていました。作者は小学4年生の女の子。油絵。せっかくえらんであげたのだからそんな顔をしないでよ。いいこと考えた。わたしがえがおにしてあげます。じっとしていてね。ほっぺたのところに赤い絵の具をのせて筆さきできゅっきゅっ。まぶたのところにもきゅっ。かがみから三歩、はなれておたしかめくださーい。あれれ、えがおになっている。でし...

  • おひなさまにも はるのかぜ

    みなさーん、えがおで えがいていただきましょうね。はーぃ、もちろんでーす。ひなだんに、おひなさまがならびました。作者は小学1年生の女の子。水彩。三人官女 (さんにんかんじょ)たちもちょっとすまし顔です。ねえ、どうしてわたしたちは三人なの?むかしから、そうきまっているの。五人官女 ( ごにんかんじょ )っていうのはどうかしら。そんなのきいたことないわ。だってふたりあまってしまうじゃないの。えっ、ふたりあまる...

  • えがおのおひなさま

    フフフでも、へへへでもありません。この笑いはハハハです。笑っているおひなさまってとってもチャーミング。作者は小学5年生の女の子。油彩。たしかにこの顔をみているとつい、つられて、笑ってしまいそう。 油絵なので何週間もかかりました。今日はここまでと筆をおいて、それじゃあまたね、とあいさつして帰る。次にアトリエにきたとき顔が笑っていなかったらどうしよう。でもそんなことは一度もありませんでした。笑いには、...

  • うちゅうステーション

    ぽっかりとうかんだ宇宙ステーション。ぐんじょう色で濃淡をつけた空は音のない世界の神秘と美しさを感じさせます。宇宙には空気がないので音はつたわりません。作者は小学2年生の男の子。水彩画。 太陽電池が羽のようにみえますが、じっさいは巨大なものだそうです。寝るところ ( 居住スペース ) や実験室などがあるのはこちら。NASA (アメリカ航空宇宙局)は日本のおりがみをヒントにしたあたらしいソーラーパネルを開発中...

  • 空をとんでいるあれって、なに?

    とんでいるのだから、とり? それともひこうき?でも、見たことのないものであることはたしかです。「きけんせいぶつ」をえがいてあっといわせた作者。いよいよ保育園を卒業して一年生になります。共通しているのは、ま横にすすんでいること。すいへいひこう(水平飛行)といいます。 つばさのようなものを上下にひろげてきれいにならんでとんでいますが、右の上のほうで列がみだれているのはなにか事故、あるいは事件があったの...

  • エゴン・シーレ & ゴッホを模写する

    エゴン・シーレの自画像をみたときなにか特別に感じるものがあった。その絵を模写することでそれが何なのかわかるかもしれない。作者は男子大学生。油彩。見下すのでも、侮蔑するのでもない、この視線がみつめるもの。自画像にはそうしてみつめるエゴン・シーレと見つめられるエゴンシーレが、二重写しになっています。こちらが「ほおづきのある自画像」(1912年)というタイトルがつけられた原画です。この模写が完成したあと作者...

  • ししまい カルタ お正月

    今年も、おししに大きな歯でがぶりと頭をかじられたぁ~。きょねんまではこわかったけど、今年はだいじょうぶ。作者は小学2年生の男の子。水彩。ましかくにしてもおししの顔にみえてしまうのがなんともふしぎです。黒い耳のせいか、それともこの「からくさ」もようのせいか。「からくさ」もようがうまくかけたので、作者はおかざりの組みひもにもちょうせん。このひもがむこうにいっててまえの下からこっちへ出てきて・・。見るべ...

  • しずかにつり糸をたらす

    雲の上からしずかにつり糸をたらす。どこか夢のなかのようなふしぎな光景です。作者は小学6年生の女の子。色鉛筆画。 短い線で面をうめていく描きかたは、静かな情熱さえ感じられます。そのせいかこの絵にはわたしたちの日常にあるような音がいっさいありません。いま、つりざおがしなり、なにかがかかったという手ごたえ!わたしはゆっくりさおをもちあげ、雲の切れめからそれをたしかめてみる。 それはわたしがいまい...

  • だるまさんがならんだ

    だるまさんがならんだ。こう書くとほとんどの人は横いちれつに・・と想像するはずです。えっ、たてにならんだんですか?いえ、横にです。作者は小学3年生の女の子。水彩。だるまさんだけじゃあたりまえすぎてつまらないなぁ。かれらの目の前に赤いテーブルクロスを大きくひろげました。あざやかな花のもようです。そのしゅんかん何かがかわったのを作者はみのがしませんでした。だるまさんたちにとっては予想外! うーん、こうき...

  • あけましておめでとうございます

     かわいらしいというより美しいということばがぴったりの美形のうさぎさん。雪のなかに白いうさぎではうさぎがわからなくなってしまう!そんな心配は必要ありませんでした。うさぎ年のトップにみごとにポーズをとっていただきました。アトリエ10の作品はインターネットでも公開しています。そこで検索されてこのブログにはいってくる回数の多いふたつの作品をご紹介したいと思います。ひとつはゴッホのひまわりを模写した小学...

  • 2まいの絵でメリークリスマス!

    クリスマスといえばクリスマス・ツリー。クリスマス・ツリーといえばサンタクロース。小学2年生の女の子たち(ふたり)のクリスマスのかざりもの(オーナメント)の絵です。ちょっと、ひとやすみ。サンタさんだってそんなときがありますよね。みんなまってますよー。早くきてくださーい。作者はさいしょから金と銀をつかおうと決めていました。えのぐをたっぷりつけ、まるで大風がふいてきたかのように大きく筆をうごかしています...

  • あれ ?! もう? 11時だけど・・

     あれ?! (いったいいつのまに)もう? (気がつかなかったなぁ)11時だけど (すこしいそがなくっちゃ)作者は小学2年生の女の子。まるじるしのところが、女の子のいる場所。やじるしは時計。11時をさしています。そとでは時間なんてかんけいないとあそんでいる子どもたち。「きぐるみ  きてみた」でも、たてもののなかではちがいます。こども部屋では、おままごとであそんでいたウサギくんに「おなかすいた」...

  • カルーセルの馬のおきもの

    カルーセルというのはフランス語に由来した英語で、回転木馬という意味です。ゆかは回転していくけれど木馬たちはゆっくり上下をくりかえすだけ。作者は6年生の女の子。水彩。馬みたいな顔といわれたらほとんどの人はおこるにちがいありません。でも、ながーい顔もよくみればこんなに美しく、堂々としています。石膏 (せっこう) でつくられたフランス製の25センチくらいのおきものです。まず鉛筆で木馬のかたちをしっかりとらえ...

  • たからばこをつくろう 3

    モザイクのもようをつくるためにプラスチックの板を小さくカットしました。イメージした形を表現するためにだれよりもこまかく切りわけました。作者は小学2年生の女の子。ときには体をぐっとひねってひじで体重をささえ、こまかいところをぬる。小さく切ったプラスチックをボンドではりつける。このとき、めんぼうをえんぴつの持ちかたにするとめんぼうの先が安定してくれません。くすり指のところでささえればいいのだ。こうした...

  • バースデーケーキでおめでとう! 競作

    ケーキのまんなかにローソクと数字の8がわかるようなトッピングをつくる。ケーキをかざるのはだいすきないちごとパンダ。プロのケーキ屋さん顔まけのバースデーケーキができあがりました。おなじ学年(小2)のなかよしふたりの競作 ( きょうさく )です。おたんじょうび、おめでとう!目のまわりが黒いのでよくわかりませんが、ケーキについているいちごをじっとみつめているみたいです。まだダメよ。もうすこしまってね。しょう...

  • サッカーにむちゅう

    やったー!やったー!勝利が決まった瞬間です。作者は小学3年生の男の子。水彩。1-5という大差です。ゴールキーパーは相手の猛攻をくいとめました。これまでの人生(?)のなかでいちばんすごーいプレイだったよ。へへへ・・ひやけしたゴールキーパの顔があせとなみだで、くしゃくしゃ。この肩のいからせかたはどうでしょう。得点王にちがいありません。ときには勝つこともある・・なんていったらしかられそうですが、ばんくる...

  • 秋のよろこび

    秋のよろこびはいたるところにあります。みあげれば雲のかたちにも・・。でも、やっぱりこれかなぁ。作者は小学3年生の男の子。水彩。食欲の秋は食べることだけにはかぎりません。ゆたかな秋のみのりを目でたのしみ、それを表現するとき、季節の美しさにあらためて気がつきます。   秋といってもはじめのころ(初秋)とおわりのころ(深秋)ではかなりちがいます。でも共通しているのはそのとうめい感。色をにごら...

  • そうだったの? すごーい。

    作者は保育園にかよう4歳のおんなの子。さいしょにえがいたのは大きなあかい花です。オレンジ色がベースになっていてピンク色もまざっています。色をつくりだすおもしろさをすぐじぶんのものにしました。 きいろ、みどり、みずいろ・・、どの色もかわいらしいかたちであそびまわっているかのよう。ぐるぐると大きなやじるしがかきこまれ、こっちですよー、こっちですよー。この赤いラインがとてもいいアクセントになりました...

  • 星空のハロウィーン

    かぼちゃくん、みんなできねんさつえいさせてよ。どうしてぼくの顔のうえなの?だってこんなにひろびろとしているんだもの。作者は小学2年生の女の子。水彩。ことしのまじょ人形はとてもせっきょくてきです。だめなの? だってハロウィンはかぼちゃくんのおまつりよ。まあ、そういえないこともないが、もご、もご。わーい、みんな、はやくここにならんでくださーい。もうひとつ、おねがーい!な、なに?お星さまがぴかぴかひかっ...

  • たからばこをつくろう 2

     設計図どおりこんなにかわいらしいたからばこができました。 はこそのものがおたからのようにゴージャスなものもあります。ごちゃごちゃになりやすいジュエリーはひとつずつ、こんなふうに・・・。いま、たからばこはからっぽのようにみえるかもしれません。でもちょっとだけふたをあけてのぞきこんでみてください。それをつくっていたときの木々のみどりがみえてきませんか。そっとおかれた文鎮(ぶんちん)。工作をはじめ...

  • たからばこをつくろう!!

    まず設計図をかくところからはじまります。できあがりを想像しながら・・こうかなぁ。設計図、できあがり!テストがおわってほっとしたときみたいな自信ありげな表情。さあ、ここから工作がはじまります。設計図のデザインを鉛筆で木の箱にうつしとり、デザインにあわせて色彩を考えながらモザイクをハサミで小さく切りとっていく。めんぼうにボンドをつけ、切りとったモザイクをはりつける。めんぼうってこんなふうにもつかえるん...

  • 秋の木の実をえがく

     ボタニカルアートの正確さに日本画のテイストをくわえました。大人のアトリエからのご紹介です。ミツバアケビはつる性の落葉木で、長い枝の先に小さな葉を3枚ずつつけます。秋には茎の部分が茶褐色に木質化。左右に大きくひろがったつるはとても丈夫なのでカゴの材料としてもつかわれるとか。どれひとつとしておなじ形のない葉ですが、葉脈までをうっすらと浮きあがらせるようにえがきわけました。実のひとつは熟して裂けた...

  • うさぎさんのダンス教室

    こういうスタジオがほしかった!うさぎさんたちのきぼうがやっとかないました。ひろびろとしたふきぬけのスタジオです。作者は小学2年生の女の子。水彩、マーカー。うさぎさんのなかにひとりだけくまさんがまじって、なかよくぴょんぴょん。でもよくみると足にクッションをつけています。とぶのがにがてなくまさんのために作者が考えてあげたすばらしいアイデアです。このたてものにはスタジオのほかにもいろいろな部屋があります...

  • これ、みんな、きけんせいぶつ!

    トラやサメばかりじゃない。これ、みんな、きけんせいぶつ!それがわかるように「き・け・ん・せ・い・ぶ・つ」とひらがなでかきこんであります。作者は保育園の年長さん、男の子。「きけんせいぶつ」としてえらんだのがヘビ、ムカデ、サソリ・・・すごいです。もし箱にでもいれてもってこられたら大パニックになってしまいます。画用紙の上なのでほっとしました。でも、このムカデはじつぶつより1000ばいくらいかわいらしい。それ...

  • ゆめみるウエディング

    おめでとうございます!まあ、うれしい。きてくれたのね。作者は幼稚園の年長さん、女の子。小さな女の子にとって結婚式に出席するというのは自分が花よめになったかのような大イベントです。ちゃんとごあいさつできるかなぁ。この日のためにつくってもらったすてきなドレスをきています。ところでもうひとり、たいせつな人をわすれてはいませんか? ↑ そう、このかたが、おむこさんです。 いつか自分のま...

  • 西洋のアンティーク人形

    西洋のアンティーク人形には日本人形にはない独特の表情があります。鉛筆画に淡い彩色。「大人のアトリエ」よりご紹介。金髪をまんなかよりやや左でわけ、後頭部には木の実を枝ごとたばねた髪かざりをしています。ハイライトをおでこのいちばん上、髪のはえぎわにもってきました。目のなかの瞳孔はほんの1ミリくらい左に寄っています。わたしとむきあっているがわたしを凝視しているのではない。このあたりにわたしたちにはわから...

  • 大きなかぶのものがたり 競作

    おーい、だれかいないのかー。マトリューシカ人形になった「大きなかぶ」のものがたり。今回は小学2年生のふたりの女の子の競作になりました。大きなかぶがどうしてもひきぬけない。こりゃ、たいへんだ。目のうごきと口でおじいさんの表情をとてもおもしろくとらえています。おばあさんの顔ってこれでいいのかなぁ。シワをかきこむことはわかっているけれどじつぶつをみたことがない。(じつぶつというのは深いシワのことです)た...

  • 画用紙は頭のなかのスクリーン

     画用紙はあたまのなかのスクリーンです。さまざまなものがあらわれてはきえていきます。作者は小学5年生の男の子。出発点はここ。「ちゃんとした」というのは、「目の前にえがくものがあって」という意味でつかっています。このあととつぜん、画用紙が頭のなかのスクリーンにきりかわりました。これもおもしろい、こんなのもあった。さまざまなイメージがスクリーンのうえにあらわれてはきえていきます。まって、まって、い...

  • 貝がらをならべる

    「かいがら」っていう音のひびきがかわいいなぁ。たぶんそれは、ア・イ・ア・アと、アの音がみっつも入っているからです。作者は小学3年生の女の子。水彩。ならんでいるようでいて、ならんでない、でもちょっとならんでいるかな?指先でちょんちょんとつついてならべかたもくふうしました。貝がらは自分からかわいらしさをアピールしたりしません。だからそれをうまくひきだしてあげたい。画用紙のどのあたりに貝がらをもってくる...

  • エンジェルになる夢 かなえませんか?

     エンジェルになるゆめ かなえませんか? わーい、ほんとに?ほんとうです。こんなのはいかが? 作者は小学2年生の女の子。水彩 & マーカー。こちらはどうでしょう。うっとりとした表情。気にいっていただけたようです。ドレス、ヘアスタイル、表情、ポーズ、どれをとってもおなじものはありません。表現するってたのしい!そんなメッセージが絵のいたるところからつたわってきます。ただこの絵はエンジェルをえがい...

  • リアルではないというおもしろさ

    ほんものそっくり(リアル)ばかりが絵ではありません。ほんものそっくりではないというふしぎ。だったらそれはニセモノ?そう言いきっていいのならはなしはかんたんなのですが・・。作者は小学6年生の女の子。油彩。もううんざりだ。こんなどうぶつがいないというならそのしょうこをみせてくれ。作者ではありません。このいきものがそう主張しています。作者のあたまのなかにいるだけなんていったら作者に失礼だ。このいきものが...

  • マトリョーシカと ものがたりの世界

    このマトリョーシカ人形には体の部分にきれいな絵がえがかれています。まるで人形たちがごらんくださーいと絵をかかげているかのよう。作者は小学6年生。女の子。水彩。この作者もこんなお話しなのではないかな、などと想像しながらえがいたにちがいありません。マトリョーシカ人形はいちばん大きなこの人形のなかに順番におさまるようにつくられています。この人形にえがかれているのは月、白い鹿、そして月をゆびさすように大き...

  • うちゅうは数字だ 数字でつながる火星のいきもの

    はじめて目にするようないきものばかりです。もっとちかづいてみましょう。おお、なんだ、これは!作者は小学3年生の男の子。水彩。それぞれの絵にはこまかく数字がかきこまれています。うちゅうの犬?たしかにしっぽのようなものがあるにはある。矢じるしがあって「しんか」とあります。進化したということ?すごいなぁ。どうなったのか見てみたい!えっ、これが進化をしたものなの?なぞをとくかぎは数字です。進化するまえは8...

  • わたしのイメージしたマンション

    そとがわだけじゃわからない。うちがわだって知りたい。もしかして、人間のこと?いいえ、たてもの(マンション)のことです。作者は小学3年生の女の子。水彩。みはらしのよさそうなマンションをB3の大きな画用紙いっぱいにえがきました。大きさを感じていただくために横だおしにしてみました。首をかしげてごらんください。B3という画用紙を知っていればわぉー、といいたくなるような大きさです。そとがわだけじゃわからない。...

  • マトリョーシカ (人形) オン ステージ

    リハーサルはかんぺきでした。さあ、こんどは本番です。みなさん、いいですか。Are You Ready ?作者は小学4年生の女の子。マーカー。トップバッターなのでドキドキする・・。そんなことをいっていたのにどうどうとしたこの笑顔はどうでしょう。とくにお見せしたいのは髪かざりとむなもとのデザイン。もようのうつくしさをたんねんに、こまかくえがきました。完成するまでにかなり時間がかかりましたが絵をごらんいただければな...

  • 雨の日にふってくるもの

    雨の日にふってくるものは雨いがいにはないとおもうんですが。ええ、わたしもそうおもいます。でも・・。作者は小学5年生の女の子。油絵。女の子がふってくるなんてきいたことがないなぁ。ストーンとおちてくるの?いいえ、ゆっくり、ゆっくりだそうです。あっ、あれじゃないですか。夜空のようにぬりつぶしたキャンバス。えのぐのつぶつぶが星空とはちがって計算されてならべられています。色とかたちのバランスだけでしずかで美...

  • 雨の日の玄関

    赤い靴ひものついたお気に入りの白いスニーカー。このおきかた(ちらばしかた)にするまで何回もやりなおしをくりかえしました。作者は中学1年生の女の子。油絵です。それだと「ただいまー」ではなく、「ごめんくださーい」のぬぎかたにみえてしまう。かけこみ乗車で、靴がぬげてしまったみたい。とびすぎ。やっとなっとくのいくおきかたを発見しました。スニーカー、かさたて、かさ、長靴、サンダル・・。ここからわかるのはスニ...

  • キャンプだ 雨だ カミナリだ

    わーい、やっとキャンプ場についたぞ。このテントでねるんだ、すごーい!作者は小学1年生の男の子。水彩画。だれだ、そんなところにもぐりこんでいるのは。すぐにでてきなさーい。みんな、あつまれー!キャンプファイヤーの用意ができたぞー。せんせぇ~、歌集をもってくるのわすれました~。暗いんだから見ても見なくてもおなじだー!せんせぇ~、あめがふってきました~。雨のキャンプなんてはじめてでーす。ひごろのおこないが...

  • 月の光とフクロウ

    耳をすませてください。かすかに何か聞こえてきませんか。あれは月の光がしたたり落ちる音です。ぇっ、ほんとうですか。フクロウのわたしがいうのだから確かです。作者は中学3年生の女子。油絵。月のひかりが一滴、水のおもてに落ちる。水の輪ができるが、また、もとにもどる。この音を聞きたければ、あなたは静けさを表現する必要があります。フクロウのアドバイスに、作者は敏感に反応しました。絵のハイライト(もっとも明るい...

  • はばたく白鳥

    白鳥の美しさはいろいろあるけれどやっぱりこれじゃないのかなぁ。作者は小学5年生の女の子。油絵。胸もとへと細くなっていく首の優雅でやわらかな曲線。この一点をきわだたせるためにほかの部分を思いきりカットしました。ブルーをつかうことは最初から決めていました。でもブルーといってもコバルトブルー、ネイビーブルー、藍色(あいいろ)群青(ぐんじょう)色・・とさまざまです。パレットの上でいろいろとためし、明るさも暗さ...

  • ワンちゃんと花ふぶき

    あのね、花ふぶきはおいかけちゃだめなの。宝塚のスターみたいにわたしこそ花ふぶきにふさわしいって、そんな顔をしていてほしいの。作者は小学4年生の女の子。油絵です。なっとくしてもらえたのかなぁ。宝塚のスターにはちょっとみえませんが、あたまがよくて人の感情にびんかんに反応する性格がこの首のかしげかたにもよくでています。花がだいすきで、すぐにいたずらしてしまう。その点、絵のなかの花なら安心です。 ...

  • 夜のメリーゴーランド

    夜中にふと窓を開けたらこんな光景が目のまえにひろがっていた。いつこんなものができたのだろう。知らなかったなぁ・・でも、もしかしたら、これは夢?目を閉じて、もう一度、目をあけてみる。作者は中学3年生の女子。水彩。サーカスのテントみたいな屋根。どこかで見たことのあるような動物たち。目のまえにあるのはたしかにメリーゴーランド ! でももの音ひとつしない。白馬にうしろむきにまたがりじっとうつむいているピ...

  • ポケモンのどうぶつカフェへようこそ

    ポケモンのどうぶつカフェへようこそ。わたしがごあんないいたします。気がついていただけましたか。ぼうしもむねのワッペンもポケモンです。作者は小学2年生の女の子。とおくからでもぱっと目につく赤いやね。しんじゅ色に光るシールはリズム感のあるけむりをイメージしてはりつけました。どんなふうにならべたらことりたちの羽のいろがグラデーションになってくれるかなぁ。まどの下のこの部分は、もようのあるテープをつかいま...

  • あおい空をおよぐこいのぼり

    おおきなこいのぼりを空たかくおよがせたい。だいさんせいです。作者はようちえんの年長さん。男の子。もんだいは「空たかく」をどのように表現するかです。まず、せいくらべができるようなおおきな木をえがきました。さらに10階だてのマンションをつけくわえてこいのぼりのポールがこんなにたかいことをあらわしました。8階にすんでいるひとと1階や2階にすんでいるひとでは見える大きさがこんなにちがいます。さらに大きくえが...

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