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淋しくて隠れ家日記 https://blog.goo.ne.jp/ha3e

酒に読書にサッカー観戦、家内と二人で道の駅、昼はうどんかラーメンか、回るお寿司も炭水化物!。

昔の青春歌謡が大好きとです。 今、流行の歌は全然知らんとです。 それでも♪潮騒のメモリーだけは知っているとです。 ばってん上手く歌えんとです。 歌っても誰も聴く人がおりません。 最近口ずさむ歌は♪東京五輪音頭が多いとです。 7年後ば先取りしておるとです。 ばってんその時生きているかどうか不安とです。 考えると淋しくなるけん前向きに生きて行くとです。

淋しくて
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2013/10/01

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  • 読 「君の顔では泣けない」 君嶋 彼方

    タイトルがの意味が分る頃切なくなるとです。15歳の男子「陸」と女子「まなみ」の体が入れ替わると言う小説では良くあるお話ばってんこの物語は入れ替わったまま15年の歳月が流れるとです。東京で暮らす「まなみ」になった男子の「陸」は結婚出産・・・地元で暮らす「陸」になった女子の「まなみ」は30歳独身・・・・・・。東京から「まなみ」になった男子の「陸」は「自分」になった女子の「まなみ」に会うために年に一度地元に帰るとです。お互いがお互いになりきりながら過ごした歳月はお互いの家族とも離れなければいかんとです。そんで最後に戻ったとしてもその後の二人はどうなるのだろうか?読ませどころはあるばってんオイには心が重たくなる本でした"(-""-)"読「君の顔では泣けない」君嶋彼方

  • 2021年度 棚の上の本 杉本章子さんを偲ぶ

    皆さんお元気でしたか?とオイが訊いてどうする!!ブログ空白の日々読んでいた本です。ほとんど内容はおぼろげです(笑)再読に気づくのは読んだ後です・・・。**************************************2021/11/30元彼の遺言状新川帆立2021/11/25本が紡いだ五つの奇跡森沢明夫2021/11/23星を掬う町田そのこ2021/11/16あきない世傳金と銀(十一)風待ち篇高田郁2021/11/14ガラスの海を渡る舟寺地はるな2021/11/06田舎のポルシェ篠田節子2021/11/04ギフト原田マハ2021/10/30残映杉本章子2021/10/30トライアウト藤岡陽子2021/10/27うしろむき夕食店冬森灯2021/10/19東京新大橋雨中図杉本章子2021/10/16神様か...2021年度棚の上の本杉本章子さんを偲ぶ

  • 読 「ぎょらん」 「うつくしが丘の不幸の家」 町田そのこ

    今年「52ヘルツのクジラたち」で本屋大賞ば受賞した作家「町田そのこ」さんは現在、北九州にお住まいで地元のラジオ番組でのお話にガバイ好感ばもった作家さんとです。そこで今回は「52ヘルツのクジラたち」では無くて以前に書かれた二冊の本ば紹介いたします・・・・。何故ならば現在「52ヘルツのクジラたち」は予約待ちとです"(-""-)"。人が死んだ瞬間に自分の最期の思いば込めて伝える赤い珠ば「ぎょらん」と呼ばれておるとです。間違っても表紙ば見てイクラと呼んだらイカンとです"(-""-)"。大学生の朱鷺は親友の「ぎょらん」ば飲み込み彼の思いに囚われ0年間引きこもり悩み苦しむとです。物語は朱鷺の家族とそれぞれのぎょらんに関わる人々が織りなす人生模様が描かれた6編の短編集です。泣かされたとです。「ぎょらん」の真相が解き明かされた...読「ぎょらん」「うつくしが丘の不幸の家」町田そのこ

  • 読 「わたしが消える日」 佐野 広美

    オイ思うとです近頃は認知症ばテーマにした本がやたら多くなってきばいと・・・それは高齢化社会やけん時代の流れとして当然の事ではあるとばってん問題はオイ自身にも関わるお話やけんものすごく身につまされるとです。今回はそげな本ば紹介させてもらいます。もと刑事の藤巻は医者から今は軽度ばってん5年後くらいには認知症になってしまうと宣言されショックば受けるとです。そげなある日、養護施設に実習生として通う一人娘の裕美から施設の門前に捨てられていた身元不明の老人の身元調査ば頼まれたとです。頼みば断る藤巻は「門前さん」と呼ばれる老人の姿が自分に重なってしまい不本意に終わった刑事時代の最後の仕上げとして門前さんの複雑な謎に迫るとです。藤巻がガバイ良かったです。記憶が薄れる日常に怯え苦しみながらも調査ば妨害する何者かば追い詰めて行く姿...読「わたしが消える日」佐野広美

  • 読 ●あなたに会えて困った ●比例区は「悪魔「」と書くのだ、人間ども 藤崎 翔

    いつまでも降り続く雨の日に読友さんから雨の被害ば心配されての連絡があったとです。オイは何か有難くなっていつまでもこのまんまじゃイカンと思い急にブログば書きたくなったとです(笑)。そこで約3ヶ月の間に読んだ本ば見たらあんまり多すぎて紹介する気力が萎えてきたとです。だからと言うてコロナやら何たらの話は気持ちが滅入るけんあんまし書きたくなかとです。ばってんそれでもひとつだけ言います。オイは令和の年号が好かんとです!!令和になってから続く発令の令の字がどげんしても好きになれんとです。すんませんやっぱ本の紹介ばさせてもらいます"(-""-)"多分、笑って元気になれるかもしれん2冊はもとお笑い芸人の藤崎翔さんの作品です。泥棒に入った家は初恋の女性の家やったとです。その女性から「私の主人を殺して」と頼まれて困ってしまう気のい...読●あなたに会えて困った●比例区は「悪魔「」と書くのだ、人間ども藤崎翔

  • 読 ・あきない世傳金と銀㊈㊉ ・大名倒産 ・ボニン浄土 ・犬がいた季節

    幸の妹「結」は姉ば裏切って商売敵じゃった音羽屋の後妻となり幸の店「五十鈴屋」ば窮地に追い込むとです。幸は妹に貶められても前を向いて行くとです。この本は3月21日に読了したとばってん待ちに待っていた次作ば先日読み終えたけん続けて紹介しときます。胸がスッとしたとです。今回は音羽屋も妹の結も出てこんです。呉服仲間からも外され商売が落ち込む五十鈴屋は店に携わる皆の力で起死回生ば図るとです。感動の結末が最近落ち込んどるオイにはガバイ心地よかったとです。さて次作は音羽屋の逆襲が登場するとは必然ばってん幸がどげんしてそれば受け止めるか楽しみであるとです!読友さんからの紹介本です。何も言う事は無かとですとにかく面白かったです!!足軽の義父に育てられた小四郎が突然松平家の当主にさせられたとです。真面目な小四郎は実の父である先代当...読・あきない世傳金と銀㊈㊉・大名倒産・ボニン浄土・犬がいた季節

  • 読 10冊

    内容紹介読メより水没したクーラーのリモコンを求めて昨日へGO!タイムトラベラーの自覚に欠ける悪友が勝手に過去を改変して世界は消滅の危機を迎える。森見登美彦の初期代表作のひとつばってん内容はもう忘れたです。内容紹介読メより自分は少女誘拐監禁事件の被害者だったという驚くべき手記を残して作家が消えた。黒く汚れた男の爪、饐えた臭い、含んだ水の鉄錆の味。性と暴力の気配が満ちる密室で、少女が夜毎に育てた毒の夢と男の欲望とが交錯する。誰にも明かされない真実をめぐって少女に注がれた隠微な視線、幾重にも重なり合った虚構と現実の姿を、独創的なリアリズムを駆使して描出した傑作長編。柴田錬三郎賞受賞******************************10歳で拉致されて1年以上犯人と暮らした少女の話ばってん描かれておる残虐とは犯...読10冊

  • 読 「スタンド アップ!」 五十嵐 貴久

    33歳の母親「愛」は小学1年生の娘ば連れてDVの亭主から見知らぬ町へ逃げて来たとです。ある日、亭主の影におびえながら暮らしていた愛は職場の同僚のダイエットの付き添いで行ったボクシングジムで自分の生き方ば変える何かに出会うとです・・・・・・・・・。最後にスカッと女性版ロッキーでした!(^^)!読「スタンドアップ!」五十嵐貴久

  • 読 「逆ソクラテス」 伊坂 幸太郎

    感受性豊かな小学生達が主人公の短編集です。子供目線の伊坂作品は珍しかです。いつもよりサクサク読めて少々軽めかなと思ったばってん「僕はそう思わない。」と大人ば切り捨てる子供たちの姿と冴えわたる言葉の応酬はいつもの伊坂ワールドやったです。そして最後に5つのお話は見事に繋がりました!(^^)!よか本でした。読「逆ソクラテス」伊坂幸太郎

  • 読 「大人は泣かないと思っていた」 寺地はるな

    九州の田舎町(どこじゃろか?)で頑固か父親と二人暮らしばしとる誰にも優しかよか青年、時田翼と彼の周りの人々との交流と温かい人間模様が描かれた短編集です。派手な展開も無いお話やけん田舎の生活が淡々と描かれた物語やけん人の心がじんわりと伝わってきた本やったです。読「大人は泣かないと思っていた」寺地はるな

  • 読 「革命前夜」 須賀しのぶ

    昭和が終わる頃まわりの反対ば押し切ってバッハが好きやったけん社会主義国家の東ドイツにピアノ留学ばした若者のお話です。留学先の町では誰かが自分の行動ば監視しておるような不安と異国の留学生との音楽観の違いと確執、友情そして芽生える恋心ば当時の東西ドイツの歴史ばもとに描き綴った青春ミステリ小説やったです。読みながら最近は大月みやこの♪「女の港」がお気に入りのオイにはクラッシック音楽やらあんまし(ほとんど)縁の無かオイばってんバッハに憧憬の念ば抱く主人公「眞山柊史」が熱ば込めてピアノば弾く描写にオイにも彼のピアノの音が聴こえてくるような気分になったとです!(^^)!。では最後のYouTubeはどうせ♪「女の港」じゃろと思われた方残念でした!今回はやっぱバッハで(^_-)-☆バッハ:プレリュード第1番【03_美しい・幻想...読「革命前夜」須賀しのぶ

  • 読 「羊は安らかに草を食み」 宇佐美まこと

    俳句仲間の益恵86歳、アイ80歳、富士子77歳の3人の老女は20年来の友人だったとです。ばってん一番年長で元気もんだった益恵が認知症になったとです。昔の面影は消え失せた益恵が見せる苦悶の表情と時折呼びかける聞き覚えの無い女性の名前の謎・・・・。アイと富士子は益恵の心のつかえば取り除くために益恵ば連れて終戦後、彼女が満州から引き揚げ暮らしていた地大津、松山、五島列島へと旅発ったとです。やがて行く先々で明かされた壮絶なる益恵の生い立ちにアイと富士子は見知らぬ女性ば探すべく最後の目的地へと向かったとです・・・・・・。読んでおって辛くなる過酷な戦時中の物語と旅先の美しか風景と出会った人達の温かさば交互に描きながらミステリも絡んだラストまでの展開はアイと富士子の友情と老人力?で締められたとです。最後の旅ば終えた時、富士子...読「羊は安らかに草を食み」宇佐美まこと

  • 読 「あの日の交換日記」 辻堂ゆめ

    LINEやらメールでは無く文章で届ける交換日記だからこそ育まれる心の交流が優しく綴られた7話の短編集です。すべての日記が最後に繋がります。読み終えてもう一度読み返したとです。よか本やったです。そんでオイは読後の余韻に浸りながら不謹慎にも本の内容とはまるで違うオイの高校時代に流行っておった梶光男と高田美和の♪「アキとマキの交換日記」の歌ば思い出してしまったとです。当時、オイの田舎の高校でも交換日記ばしておる男女がおりました。二人の交換日記には「今年の米の出来高やら品種の違いしか書いておらんとばい!」と男女交際も交換日記も縁の無かったオイたちはまことしやかに、つぶやくしかなかった・・・・・・ばかたれでした"(-""-)"。だけん、オイにとって交換日記は今でもまぶしかとです!(^^)!♪アキとマキの交換日記読「あの日の交換日記」辻堂ゆめ

  • 読 「アウターライズ」 赤松 利市

    初めての作家さんです。書評で気になっていた本やったとです。物語は2021年2月5日東日本大震災から10年後、東北地方に再び前回以上の大津波が襲ったとです。ばってん津波による犠牲者は6名だけやったとです。その後、東北地方は自分たちの国家ば創るとです。それは「東北国」として日本国から独立する事やったとです。やがて世界が認めた「東北国」の真相と犠牲者の数の謎ば突き止めようと日本国のジャーナリストたちが東北国に入国したとばってん・・・。読み終えて都会の繁栄が地方の犠牲から成り立っている怒り政治と利権がうごめく復興は復旧さえも進まぬもどかしさそれでも悲しみば背負いながら前ば向いて生きて行く年代も環境も違う登場人物たちのそれぞれの思いと無念が感動のラストとなって胸がつまったとです。よか本やったです。読「アウターライズ」赤松利市

  • 読 「滅びの前のシャングリラ」 凪良ゆう

    ある日突然ニュースが全世界に流れたとです。1ヶ月後に惑星が地球に衝突して人類は滅亡すると・・・・。お話は最後の1ヵ月までば一緒に過ごす事になった気弱でクラスでいじめられておる高校生の友樹。友樹が恋焦がれておる学校一の美少女。友樹の母親で元ヤンキーだったシングルマザーの静香。暴力大好きヤクザな中年オヤジ信士の4人がそれぞれの視線で描かれた滅亡までの物語です。日常が破壊された狂気と絶望の世界の中で4人のお互いば守り抜く強さと思いやる優しさが今まで読んだ地球滅亡物語とは違うもんば感じたとです。よか本やったです。読「滅びの前のシャングリラ」凪良ゆう

  • 読 「夜のアポロン」 皆川 博子

    現在90歳の皆川さんの初期の作品ば集めた16編のミステリ短編集です。表題のお話は田舎のサーカス団のバイク乗りの男と同じサーカスのダンサー「マユミ」17歳の恋と破滅の物語・・・その他、おんなの情念と悪意が闇の中でうごめきながら落ちていく哀れさと怪しさが耽美の世界に誘うとです・・・。と感想ば書いたらばこの本のどこが良かとかまるで分らん!と言われる人の声も聞くばってん仕方無かとです皆川さんの世界は一度ひき込まれたら逃げ出せんとです(笑)。読「夜のアポロン」皆川博子

  • 読 「この本を盗む者は」 深緑 野分

    あれから半世紀いつも思うとです。成人の日は1月15日に戻さんかい!偶然にもファンタジー小説が続いたとです。今回は深緑さんの本ばってん以前読んだ「戦場のコックたち」とはまるで違う作風に戸惑ったばってんやっぱし定評ある深緑さんの力量が発揮されたファンタジー小説やったです。お話は女子高校生の深冬の曾祖父は大正時代から書物のば蒐集家やったとです。ある日、膨大な書物が納められとる「御倉館」から本が盗まれたとです。その日から「御倉館」の本ば盗んだ泥棒には本の呪いが・・・・。物語では5冊の本が盗まれるとばってんそれぞれに違う5話の世界の中で本泥棒ば探す深冬が引き込まれて行くとです。本の中の本の展開に頭がこんがらがって来た人には読み直してみるとばオススメします(笑)。読「この本を盗む者は」深緑野分

  • 読 「スキマワラシ」 恩田 陸

    スキマワラシ恩田陸恩田さんの新作でこの題名やけん楽しにしておったばってんこじんまりとしたファンタジー物語にウ~~~ン(笑)古物商ば営む兄ば手伝う弟は物に触れると過去が見えると言うありふれた設定と廃墟現場に現れる謎の少女と兄弟たちとの繋がりへの無理やり感とスキマワラシと呼ばれた存在感の無さとが相まっていつもの恩田ワールドには浸れない物足りなさば感じたとです。スンマセンオイの感想でした。読「スキマワラシ」恩田陸

  • さんみつトリオ

    去年の夏、2人の友がオイの店に来ると言うとです。「こげん時、よかとかい?」「よかよか!オイたちは3人やけんさんみつトリオたい!」オイは何がよかとか分らんばってん一緒に飲んで食べて行くうちにいつの間にかオイの気分も「よかよか」になっていったとです。家ば出る時、家内から「大丈夫とね?」と言われてホントは少し不安だったオイ。ばってん酒ば飲み時間が経つにつれ久しぶりに嬉しくて楽しくなってきたら胸が詰まってきたとです。その後、店ば出て「さぁA子ちゃんとこに行くばい!」と友が誘った店は小学校から中学まで同級生やったA子ちゃんのスナックです。ふらふら歩いて6~7分1人で黙々とやっとる自宅兼スナックは飲み放題・歌い放題おひとり様2000円(同級生価格)おつまみは家庭料理と季節の果物と乾きもの多種・・・いつも申し訳なかと思いつつ...さんみつトリオ

  • さんみつでごめんね

    「どこにも行くな!」「どうか行って下さい!」「やっぱし行くな!」日々の暮らしに窮することも無か脳天気に忘年会ばしとる政治家と政策ば批判するだけのコメンテーター達の言葉が飲食業のオイには少しも伝わらんとです。夏のある日やったとです、2人の友がオイの店に来ると言うとです。こげな時期に何でじゃろかと思ったとです。「こげん時、よかとかい?」「よかとオイたちはよかと!3人やけんさんみつトリオたい!」オイは何がよかとか分らんばってん一緒に飲んで食べて行くうちにいつの間にかオイの気分も「よかとよかと」になっていったとです。家ば出る時、家内から「大丈夫とね?」と言われてホントは少し不安だったオイ。オーダする時「ごめんね」と何故か店内のスタッフに気遣っていたオイは酒ば飲み時間が経つにつれ久しぶりに嬉しくて楽しくなってきたら胸が詰...さんみつでごめんね

  • 読 「ただいま神様当番」 青山 美智子

    やっぱ読んで楽しくなる本はよかです。お話は毎朝、バス停に並ぶお互いに見知らぬ五人のところに神様が現れてそれぞれに神様の願い事ば叶える「神様当番」ば命じられるとです。ばってんそれば断ると腕に大きく書かれた「神様当番」の文字が消えんとです。無理だと思いながらも何とか自分の考えで動きだす5人がようやく神様の願い事ば叶え「神様当番」の文字が消えた時5人の生き方は変わって行くとです・・・。読後感、良かったです。ばってんオイに神様当番が回って来たらどげんしょうか?・・・・・(笑)読「ただいま神様当番」青山美智子

  • さよならデンセンマン

    朝刊で小松政夫さんの訃報ば読みながら泣けて泣けて仕方なかったとです。3年前、NHK連続ドラマで放映された植木等の付き人時代ば描いた自伝小説「植木等とのぼせもん」はすべて録画しとりました。中学生の頃オイは植木等さんの大ファンやったとです。初めて買ったレコードは「無責任一代男」やったとです。50数年前、「植木等とクレージーキャッツ」が出演していたバラエティ番組「シャボン玉ホリデー」はオイの生活すべてやったとです。その時から小松さんは植木さんの一緒におられたとです。福岡出身の小松さんが博多に帰って来た時、博多弁ば笑顔で話される姿が忘れられんとです・・・。もう植木等さんと会われましたか?ご冥福ば祈ります。さよならデンセンマン

  • 読 「熱源」 川上 宗一

    内容(「BOOK」データベースより)故郷を奪われ、生き方を変えられた。それでもアイヌがアイヌとして生きているうちに、やりとげなければならないことがある。北海道のさらに北に浮かぶ島、樺太(サハリン)。人を拒むような極寒の地で、時代に翻弄されながらそれでも生きていくための「熱」を追い求める人々がいた。明治維新後、樺太のアイヌに何が起こっていたのか・・・・。***、**************************直木賞受賞作品です。今年のオイのベストスリーに入る本やったです。少数民族であるアイヌの人々ば見下す和人(日本人)は民族の文化や言葉までも取り上げ和人として支配しようとする・・・・・。いつの世も大国が弱い民族ば占領するのは変わらんとばってんそげな過酷な歴史のうねりの中でも民族の誇りば胸に抱いて強く生きて行く...読「熱源」川上宗一

  • さんみつトリオで

    「どこにも行くな!」「どうか行って下さい!」「やっぱし行くな!」日々の暮らしに窮することも無い政治家と政策ば批判するだけのコメンテーター達の言葉が飲食業のオイには少しも伝わらんとです。夏のある日やったとです、2人の友がオイの店に来ると言うとです。こげな時期に何でじゃろかと思うて「さんみつになるばってんよかとかい?」「よかとよかとオイたちはよかと!3人やけんさんみつたい!」オイは何がよかとか分らんやったばってん一緒に飲んで食べて行くうちにいつの間にかオイの気分も「よかとよかと」になっていたとです。家ば出る時、家内から「大丈夫とね?」と言われてホントは少し不安だったオイ。オーダする時「ごめんね」と何故か店内のスタッフに気遣っていたオイは酒ば飲み時間が経つにつれ久しぶりに嬉しくて楽しくなってきたら胸が詰まってきたとで...さんみつトリオで

  • 再び読本

    ブログばサボっとる間に読んだすべての本です。全部の本の紹介は無理やけん(実は忘れとる本が多すぎるとです"(-""-)")その中でもオイの心に残った本は画像付きで紹介させてもらいます。その他にもよか本はあるとばってんボチボチと体力と気力がある時にでも・・・・・(笑)*****************************・カットバック今野敏・ごんたくれ西條加奈・あきない世傳高田郁・竜巻ガール垣谷美雨・スワン呉勝浩・運転者未来を変える過去からの使者喜多川奏・手紙屋私の受験を変えた十通の手紙喜多川奏・コープス・ハント下村敦史・つきのふね森絵都・暗躍領域新宿鮫11大沢在昌・骨を弔う宇麻美まこと・天国はまだ遠く瀬尾まいこ・モンスター百田尚樹・憂国始末藤野眞功・Iの悲劇米澤穂信・ちょっと今から仕事やめてくる北川恵海・ガジ...再び読本

  • ごあいさつ

    皆様大変ご無沙汰しておりました。飲食業ば生業にしておるオイは当然のごとくコロナで大打撃ば受けとりました。その間、ブログの投稿には世の中の不満やら怒りやらば下書きに書き溜めとりました。ばってん、そげな言葉は倍になって自分自身にしか返って来んとです。そしたらどげんしたら心が元気になれるとかいな?何が一番気分転換になるとかいな?読書は物語に入り込むまでの時間がかかり過ぎたとです。そこでオイは毎日、車の中で大声で歌ったとです。ほとんど青春歌謡ばってん時々演歌も入れながらノドば枯らして歌ったとです。そんでこれがオイにとっては最高の気分転換になったとです。だけん、いつの日か「あなたにとっての気分転換は何だったのですか?」と問われたら空を見上げながら「音楽でした・・・」と静かに答えるつもりです。では、ここいらで、長かお休みの...ごあいさつ

  • 読 「予知夢」 東野 圭吾

    天才物理学者の湯川博士が超怪異事件のトリックば、したり顔で解明するガリレオシリーズです。スンマセンしたり顔とは湯川役ば演じた福山雅治で思い浮かべた言葉です(笑)。お話は夢で見たことが現実に起こったり火の玉が出てきたりの一見、オカルトのごたる事件の裏に潜む泥臭か人間模様ば絡めた短編集でした。読「予知夢」東野圭吾

  • 読 「歌舞伎座の怪紳士」 近藤 史恵

    お話は会社ば辞めて自宅に引き込んでおった九澄(くすみ)27歳はある日、祖母にアルバイトば頼まれたとです。そのバイトとは祖母からもらった歌舞伎のチケットで舞台ば観に行き芝居の感想やらば祖母に報告することです。歌舞伎やら観たことも無か九澄はバイト代欲しさに承諾したとです。ばってん、初めて行った歌舞伎座で謎の老紳士に出会った日から九澄の生き方が緩やかに変わって行ったとです・・。観劇中に起きる小さなミステリーが歌舞伎やオペラや劇団の芝居にかみ合い登場人物は全員よか人ばっかしでラストまで楽しく安心して読める本でした(笑)。読「歌舞伎座の怪紳士」近藤史恵

  • 読 「ノースライト」 横山 秀夫」

    表題の『ノースライト』は北側からの光ば取り入れた建築手法げなです。お話はある日、一級建築士の青瀬が勤める事務所に「あ・なた自身が住みたい家ば建てて下さい」と吉野夫妻が訪ねてきたとです。吉野夫妻の希望通りに信州追分にノースライトの家は完成したとです。ばってんある日、ノースライトの家ば見に行った別のクライアントさんから家には誰も住んでいないと教えてくれたとです。何故?不信に思った青瀬は信州追分の家ば訪ねたとばってんまるで生活の気配も無く最初から誰も住んでいなかった事ば確信したとですいの・・・・4か月前の引渡しの日、あんなに喜んでいた吉野の家族たちは何処に?その日、青瀬は吉野たちば探す事ば決心したとです・・・・。最初はミステリーと思っていたとです。ばってんラストは爽やかな余韻が待っておりました。すんませんネタバレした...読「ノースライト」横山秀夫」

  • 読 「凄腕」 永瀬 隼介

    お話は新米刑事の高木は定年ば前にしとる伝説の刑事「桜井」に心酔し彼の後見者となる日ば目標にしているとです。そげな時に起きた暴力団幹部殺人事件の裏に潜む謎の人物が高木や桜井との身辺に忍び寄るとです・・・・・・・。桜井の凄腕ぶりも見事です。高木の成長もよかです。アクのある上司の洲本も顔つきまでもが想像できます。警察の部署通しの軋轢は毎度の流れです。犯人と対決するラストの場面も読みごたえはありました。結局、凄腕だったのは犯人だったりして・・・・・"(-""-)"読「凄腕」永瀬隼介

  • 読 ・「タスキメシ」額賀 澪 ・「影踏み」横山 秀夫

    弱小の大学駅伝部へアシスタントコーチ(栄養管理やら何やら)で赴任してきた早馬と駅伝部員たちとが箱根駅伝初出場ば目指す物語ばってんどげんしても、三浦しをんさんの「風が強く吹いている」と比べてしまうとです。その結果地方大会やら箱根ば走る場面やらはそれなりに盛り上がるとばってんそれだけです。早馬と部員たちとの確執やら個々の人間像やらが何かが物たらんもどかしさば感じたとです。この作品は続編と言う事ばってん一作目の本ば読みたかぁという気持ちにはならんやったです。額賀さんスンマセン"(-""-)"。*********************************夜中に忍び込む泥棒ばノビ師と言うそうです。お話はノビ師になっておる修一には亡くなった双子の弟がいたとです。ばってん兄の修一の心の中には今でも弟の声が聞こえるとです...読・「タスキメシ」額賀澪・「影踏み」横山秀夫

  • 大切な人へ

    ちあきなおみさんば残して逝ったご主人への思いが切々と伝わる歌です。晩酌ば終えて彼女の歌ば聴きながらニトリのベッドに腰かけてひとりでウィスキーば飲むとやっぱ泣けてしまうとです・・・・。3月11日9年後の今も変わらない場当たり政策の政治屋たちへの不信数字で恐怖を煽り立てるマスコミと誰にも伝わらない真実に人は疲弊する。それでもウィスキー飲んでます。それでも大丈夫だと思って飲んでます。大切な人へ

  • 読 「暗黒残酷監獄」 城戸 喜由

    図書館の新刊コーナーにあった本です。表紙にはイマドキの生意気そうな高校生が描かれております。本来ならばこの手の本は見向きもしないとばってん貧乏人の悲しさと言うのじゃろかタダなら何でもよかけんトニカク借りてしまうとです"(-""-)"作者の名前は全然知らんやったとです。そりゃそうです新人作家さんでこの本で第23回日本ミステリー文学大賞新人賞ば受賞されたとです。お話はある日、高校3年生の椿太郎の姉ちゃんが十字架に磔ばされて殺されたとです。姉ちゃんが遺したメモには「この家には悪魔がいる」・・・。家族は両親と椿太郎の3人家族(兄は自殺している・・・)椿太郎はメモの真意と犯人の正体ば探し始めたとです。椿太郎の容赦なか言葉のジャブああ言えばこう言うひねくれた性格見事につながるウンチクのためのウンチクやっぱ生意気なガキやった...読「暗黒残酷監獄」城戸喜由

  • 読 「ぷくぷく」 森沢 明夫

    お話はアパートでひとり暮らすイズミは夜店で出会った金魚にユキと名付け部屋の中で飼っているとです。毎日、金魚のユキはイズミば見つめているとです。おとなしい性格のイズミには恋人が出来んとです。淋しい日々ば暮らすミユキに金魚のユキはいつも語りかけているとです。例え気づいてくれる事はなくても(当たり前ばってん)ユキは彼女の幸せば願う日々が過ぎて行ったとです。そげな、ある日ミユキに恋人が・・・・・ばってん、その恋人は・・・・。ハートウォーミング小説て言うとらしかばってん「あぁそうですか」と言う感想です!(^^)!。せめて金魚のユキが人間に変わるミラクルが起きて人間になったユキはミユキの恋人ば金魚にして金魚鉢に沈めてユキとミユキは結ばれる・・・・・。ばってん藻の中でもがき苦しむ恋人だった男の怨念がやがてはユキとミユキに・・...読「ぷくぷく」森沢明夫

  • 読 「OJYOGIWA」 藤崎 翔

    表紙ば見てお分かりのように決して純愛小説でもホラーでもサスペンスでもないおふざけユーモア小説です"(-""-)"お話はネットで知り合ったお互いに名前も知らない4人の男女が車中で練炭自殺ばしようとしたその時暗がりからカップルが乗る車がやってきたとです。その後すぐにカップルば追いかけて来た男がカップルの男ば射殺してイヤがる女ば連れ去ったとです。殺人現場に残されたのは男の死体とアルミケースに入った3千万の札束・・・・・・。さぁどげんするとかい?どげんしたらよかとかい?混乱する4人の顛末は!!深刻な問題であるネットで募る集団自殺ばこげな展開にもって行く藤崎翔さんはこげなお人です(笑)読「OJYOGIWA」藤崎翔

  • 読 ◎「あなたの思い出紡ぎます」 高橋 由太 ◎「騒がしい楽園」 中山 七里

    亡くなった人に一度だけ会わせてもらえる不思議な裁縫店のお話です。評判になった川口俊和さんの「コーヒーが冷めないうちに」の舞台が喫茶店から裁縫店になっただけのような・・・・・"(-""-)"。最近、AIで亡くなった歌手の再現やらで感動する人、違和感ば感じる人やら色々とあるごたるばってん、あの世で再会できるお話も溢れすぎると悼む心とは少し離れて行くような気がしてくるとです。まぁ受け止め方はそれぞれやけんオイが要らん事ば言わんでもよかとばってんそいにしてもあの世への紡ぎ料金が100万円は高すぎるばい!!日々、幼稚園教諭の舞子は都会の幼稚園ならではの待機児童問題やら近辺住民から園の騒音問題の苦情やらで頭ば抱えておった時幼稚園で飼っておった動物が連続して殺される事件が発生するとです。犯人の目的は・・・・・。身勝手な大人た...読◎「あなたの思い出紡ぎます」高橋由太◎「騒がしい楽園」中山七里

  • 読 ・「つぶやき岩の秘密」 新田 次郎 ・「とり残されて」 宮部みゆき

    お話は小学6年生の紫郎は両親がおらん淋しさば癒してくれる海の景色の中でひとり日々ば過ごしておったとです。ある日、見慣れた崖に不思議か人影ば見たその日から何者かに狙われ身の危険ば感じるとです。年の割には大人びとる紫郎は持ち前の負けん気と正義感で自分を狙う犯人と崖に隠された真相に迫るとです。少年版インディジョーンズ!次郎が描いた紫郎の冒険小説ばお楽しみください!宮部さんの初期の頃の短編集です。表題の「とり残されて」は時空ば超えて少年が大人になった現代に戻ってきたのは何故?その真実が分かった時に少年への愛おしさが胸に迫ってくるとです・・・。異空間の世界であっても切なく悲しく優しい人たちの物語が心に沁みる6編の本やったです。読・「つぶやき岩の秘密」新田次郎・「とり残されて」宮部みゆき

  • 読 ・「ライオンブルー」 呉 勝浩 ・「献灯使」 多和田 葉子

    読んだ本の紹介が7冊たまってしまったとです。別に無理して紹介せんでもよかとばってん今月2日の誕生日に大台ば迎えたオイの備忘録としてボチボチばってんやっぱ書き留めておきます"(-""-)"。内容紹介読メより関西某県の田舎町・獅子追の交番に異動した澤登耀司、30歳。過疎化が進む人口わずか4万人の町から耀司の同期で交番勤務していた長原信介が姿を消した。県警本部が捜査に乗り出すも、長原の行方は見つからなかった。突然の失踪。長原は事件に巻き込まれたのか。耀司は先輩警官・晃光に振り回されながら長原失踪の真相を探っていく。やがて、町のゴミ屋敷の住人だった毛利宅が放火され家主・淳一郎の遺体が見つかった。耀司は、長原が失踪直前に毛利淳一郎に会いに行っていたことを掴むが・・・・・・。************************...読・「ライオンブルー」呉勝浩・「献灯使」多和田葉子

  • 読 「罪の轍」 奥田 英郎

    内容紹介読メより昭和三十八年。北海道礼文島で暮らす漁師手伝いの青年、宇野寛治は窃盗事件の捜査から逃れるために身ひとつで東京に向かう。東京に行きさえすれば、明るい未来が待っていると信じていたのだ。一方、警視庁捜査一課強行班係に所属する刑事・落合昌夫は南千住で起きた強盗殺人事件の捜査中に、子供たちから「莫迦」と呼ばれていた北国訛りの青年の噂を聞きつける―。オリンピック開催に沸く世間に取り残された孤独な魂の彷徨を緻密な心理描写と圧倒的なリアリティーで描く傑作ミステリ。*********************************奥田さんが描く昭和30年代の世相と人間像がミステリーとは違うお話に感じられたとです。捜査網から巧みに逃げまわる寛治を匿う人々落合刑事の執念警察組織の軋轢による捜査の失態やらが最後までグイグ...読「罪の轍」奥田英郎

  • 雨音が

    写真は2月2日撮影"(-""-)"久しぶりにコインランドリーのお話ばします。今朝は雨やったけん乾いた洗濯ものが濡れないように苦心するとです。籠の上にジャンバーば被せるだけばってん・・・・・。いつもは20分の200円で大丈夫とです。量が多い時は30分の300円です。今日はムチャクチャ少なかったけん200円でも長すぎるばい!とカードば入れてボタンば2回押すつもりが何故か3回押して30分の300円になったとです!!よりによってこげん量が少なか時にこげなミスばするとはこれが200円と300円の中間ぐらいで迷う局面ならばアキラメもつくとばってんよりによって・・・・・・とオイは何度もつぶやいたとです。ばってん車で1分チョットの我が家に戻り待ち時間30分の有効活用でオイの塞ぐ気分ば変える事にしたとです。毎朝の伝票整理やら帳簿...雨音が

  • 読 「高校事変」 松岡 圭祐

    シリーズ作品の一作目の本です。お話はかつて日本中ば震撼させた半グレ集団のボスで死刑になった父ば持った女子高校生の結衣が通う学校に首相が来訪したその日に正体不明の武装したテロリスト集団が学校ば襲撃するとです。政府は総理や生徒たちの人質ば救おうとするとばってんテロリスト達の強力な軍事兵器の攻撃に何も出来んまま時間ばかりが経つとです。そげな時、教室の片隅に潜んでいた結衣は幼い時から父親に教え込まれた戦闘技術ば駆使して武装集団にひとり立ち向かったとです。か細い結衣がムチャクチャ暴れまわり屈強な男たちばねじ伏る姿はハリウッド映画そのものです(笑)ラストで結衣がテロ軍団のリーダーと対決の場でテロの目的と首謀者ば暴き自らの手で闘いの幕ば降ろすシーンは女子ヒーロー大好きな方にはたまらんと思うとです!そげん言うオイも次回作ば予約...読「高校事変」松岡圭祐

  • 読 「平場の月」 朝倉かすみ

    大人の恋愛小説と言う紹介で読んだ本です。お話は中学の同級生じゃった50歳ば過ぎとる独り身の男と女が戻って来た故郷で偶然に出会い魅かれ合うとです。ばってん二人は何故か胸に秘めた想いば言葉ば吐き出せんとです。素直になれないもどかしい日々が過ぎるとばってん遂に女は男の思いの丈ば受け入れたとです。ばってんその後、二人には過酷な運命が待っておったとです・・・。女の強さがオイにはキツかったばってん前に進めんでモヤモヤもしたばってんそれは大人だからの憶病さと愛がそげんさせたかもしれません。分っておったばってんラストは不器用だった二人の純愛にやっぱ涙でした・・・。以上、不倫騒動でさらし者になってる芸能人の皆様へ贈る本でした"(-""-)"※最後に文句たれ追記----男と女が苗字で呼び合うとは好かん(同級生の近さと二人の境界線の...読「平場の月」朝倉かすみ

  • 読 「卒業」 東野 圭吾

    加賀恭一郎シリーズの第1作目です。お話は加賀が大学4年生の卒業の半年前、仲の良かったグループで恋人もおって就職も内定していた女子大生が自殺したとです。本当に自殺だったのか?他殺を疑う警察ばってん密室での犯行が立証出来んとです。ばってん冴えわたる推理で真相に迫る加賀恭一郎は映画の中の俳優「阿部寛」そのまんまやったです(笑)ばってん加賀から図で説明してもろても判らんトリックはオイには苦痛やったです。だけん、いくらブックオフで買った本やけんと言うても再読してまでも理解したいとは思わんとです(^_-)-☆犯人の悲しか動機・・・・後味悪かったです。以上読「卒業」東野圭吾

  • 読 「あきない世傳金と銀⑦碧流編」 高田 郁

    物語は7作目となりました。主人公「幸」は夫で大阪の呉服商「五鈴屋」6代目「智蔵」の突然の死の悲しみば乗り越えて7代目女店主となって智蔵と幸の願いであった江戸に「五鈴屋江戸店」ば出したとです。ばってん江戸と大阪では何でもかんでも違い過ぎて最初は商売がうまくいかんとばってん、幸と奉公人たちとの知恵と愛情でいつしか江戸の人々に愛される店になって行くとです。それは商売ば金儲の為だけでは無く「買うての幸い、売っての幸せが」と売り手と買い手が幸せになる気持ちの大事さば思う幸たちの気持ちがお客さんの心ばつかんでしまったとです。今回も楽しく読まさせていただきました。読「あきない世傳金と銀⑦碧流編」高田郁

  • 読 「騙す衆生」 月村 了衛

    かの昔、詐欺事件で世間ば騒がせた豊田商事ばモデルにしとる横田商事という詐欺会社に入社した隠岐は会社では下っ端だったばってん会社崩壊後、かつての同僚と詐欺集団ば創り上げやがては政治家まで騙し込む大物詐欺師となるとです。最初は他人ば騙すとにさえ心ば痛めた気弱で家族思いやった隠岐が色んな窮地ば乗り越えながら変貌して行く姿が痛快?ではありました(笑)。それにしても簡単に騙され過ぎるとが少々気にはなるばってん騙し騙されの人間模様はよう描かれた面白か本やったです。この缶コーヒーの写真が削除出来んとです。ガソリンスタンドで当たった景品です。だけん無視してください。後でどげんかしますけん・・・・"(-""-)"読「騙す衆生」月村了衛

  • 読始め 「メビウスの守護者」 川瀬 七緒

    正月気分も過ぎた今読み終えた今年最初の本はいつものぶれない法医昆虫学捜査官「赤堀涼子」の活躍でございます。今でも警察内では信頼と理解が得ない法医昆虫学捜査官ばってん赤堀はバラバラ死体事件の犯人ばウジ虫とかハエとかの生態から事件ば解明したとです。シリーズ作品やけんパターンはお馴染みばってん今回は調香師が登場して香水の知識が物語ば面白くさせたです。更に毎回、虫たちの新しい情報が次作の赤堀涼子ば期待してしまうとです!(^^)!。では、今年もよろしくお願いいたします"(-""-)"読始め「メビウスの守護者」川瀬七緒

  • 読納め

    今年読んだは本108冊やったです。除夜の鐘の数と同じです"(-""-)"。それにしても年々、読んだ本の記憶が薄れて行くとです。ありゃ?!その話の最後はどげんなったとじゃろか?と思って自分が書いた内容紹介ば見るとオイは何も書いておらんとです。つくづく不親切なブログだと思ったとです。これからは自分のためにラストのネタばらしまで書きたいと思うとです(笑)。では自分の好みば人様に言うとはガバイ恥ずかしかとばってん毎年の事やけんオイが好きだった本の中から10冊ば選びました。「トリニティ」窪美澄「むらさきのスカートの女」今村夏子「残りものには、過去がある」中江有里「星がひとつほしいとの祈り」原田マハ「線は、僕を描く」砥上裕将「30センチの冒険」三崎亜記「夏の騎士」百田尚樹「リボルバー・リリー」長浦京「狂人失格」中村うさぎ「...読納め

  • 読 「翔ぶ少女」 原田マハ

    原田マハさんの本で今年ば終りました。読み始めた時から泣かされてしもうて感動しましたとか簡単に感想の言葉ば言えんような気持ちになったとです。お話は阪神淡路大震災で両親ば亡くした小3年の長男と妹2人の3人兄妹ば震災の現場から助けてくれたのはゼロ先生と呼ばれる心療内科のお医者さんやったとです。その時ゼロ先生も奥さんば震災で亡くしていたとです。やがてゼロ先生は幼い子供たち3人ば養子として育てていく事ば決めるとです。両親ば失った悲しみと震災孤児として特別に扱われる日々に悩み苦しんだりもするとばってん周りの人たちに支えられながら幼い兄妹たちは成長して行く物語やったとです・・・。1995年1月17日の震災の日から25年経ったとです。「父がいて母がいてそして私がいるそれは本当は奇跡なのかもしれない」当事者の気持ちにはなりきらん...読「翔ぶ少女」原田マハ

  • 読 「さよならの儀式」 宮部みゆき

    宮部さんのSF短編集です。さすがに上手です。そこには宮部さんの新しい作風ば感じる本やったとです。物語は近未来に起こりうる人間の悲哀ば描かれたお話です。ロボットやらタイムスリップやら宇宙人やらSF定番の設定が出て来るばってんどの内容もそれば感じさせん新しか未来の人間社像ば描かれておりました。ばってん不思議なお話は気合ば入れて読まんと話に入り込むとに時間がかったとです。そいでも最後まで読んだらジワリと心に残るお話だったと言う事でSFが好きな人にはオススメです。そんな訳でこの本ば今年最後の本にするつもりったばってんそれでは自分が納得出来んけん昨日から読み始めた本で締めくくりたいと必死に読んでおるとこです(笑)。では又明日読「さよならの儀式」宮部みゆき

  • 読 「線は、僕を描く」 砥上 裕将

    今年も終わろうとする頃よか本に出合えたとです。物語は交通事故で両親ば亡くして心ば閉ざした主人公「青山くん」がバイト先で偶然知り合った水墨画の巨匠、篠田湖山に見込まれて水墨画ば習うことになったとです。何で自分が?水墨画の世界にまったく無縁の青年「青山くん」は戸惑うとばってん湖山の下で学ぶ青山くんは自分自身の世界観が変わっていくとば感じ始めるとです。オイも水墨画やら何も知らんやったばってん筆一本で墨色の濃淡だけで表現する水墨画家の気迫は真剣勝負でありやり直しのきかない覚悟である姿にガバイ興奮したとです。更に登場人物たちの個性ある魅力がさわやかな読後感となりました。読み応えのある本やったです。読「線は、僕を描く」砥上裕将

  • ♪ひし娘 「この唄に聞き覚えのある方は何処に!!」

    作詞淋しくてひし娘(カラオケ)でお楽しみ下さい♪ひし娘イエイエイひし娘イエイエイひし娘イエイイエイイエイホーホーホー~~塩で茹でてもいいけど菱で創った焼酎僕の淋しい村の夜には重宝どんな悲しい時でも独りで飲んでもふさぐ心はすぐにパッと明るくなるのさだから今夜もひし娘イエイエイ遠いふるさと水辺に浮かぶそうさあの子は佐賀県生まれ水草育ちひし娘イエイエイ間奏遠くにいても近くにいてもあの子は微笑む堅い皮ある顔で横向いたあの子下向いたあの子どっちを向いても娘心はひし模様だからあの子はひし娘イエイエイ暗い水辺の夜空で光るそうさあの子は佐賀県育ち中身は白色ひし娘イエイエイひし娘イエイエイひし娘イエイエイひし娘イエイエイエイエイエホーホーホー~~♪クリスマスイブには佐賀県の焼酎菱の実で作った菱娘をどうぞ♪ひし娘「この唄に聞き覚えのある方は何処に!!」

  • 暮れる頃に

    天気の良か日、オイはひとりで家の障子ば張り替えたとです。昔から障子貼りはオイの仕事です。最近はスグに腰が痛くなるけん時々休憩ばするとです。だけんガバイ時間がかかるとです。それでも貼り終えて部屋が明るくなった時年末の一仕事ば終えた達成感が疲れば吹き飛ばすとです。ばってん数日前、次女のママ友3人とその子供たち3人(全員年少組)が子供劇団の何とかば観終わった帰りに我が家の座敷で食事ばしたとです。オイの部屋に子供たちが大声で駆け回る声が聞こえて来るとです。オイはその足音ば聞きながら子供たちが障子ば破る最悪の事態ば想像してしまうとです。時々、ママたちの「静かにしなさい!」と言う声はするとばってんオイはその声に気持ちのカケラも入っておらんことにイラついたとです。そしたら急に静かになったとです何で何で静かになったと?静かすぎ...暮れる頃に

  • 読 「夏の騎士」 百田 尚樹

    ひさしぶりの百田さんの本は一気読みでした。お話は何事に対しても自信ば持てない落ちこぼれ小学6年生の男子3人組が小学校最後の夏休みの体験で大きく成長するとです。物語はよくある設定で映画「スタンバイミー」のごたるばってん百田さんは読者に小説の楽しさばタップリ味わせてくれとります。特に最後のページで・・・・・とまぁ、ここまでにしときます(笑)ガバイ面白かったです。読「夏の騎士」百田尚樹

  • 読 「隣の女・男どき女どき[小説] 向田邦子全集3」 向田 邦子

    何で今頃、向田さんの本ば読みたいと思ったのか自分でも良く判らんとです。お話は登場人物たちの哀れで滑稽な姿が昭和の時代に重なり描かれておるとです。どれもが9作の短いお話やったばってん余韻ば残した終りにその後がガバイ気になって仕方なかったとです。ばってん向田さんの続編はもう読めなくなったとが残念です。読ませて頂いて良かったです。読「隣の女・男どき女どき[小説]向田邦子全集3」向田邦子

  • 読 「十三階の女」吉川 英梨 「きっと君は泣く」山本 文緒

    公安の女刑事と女テロリストとの闘いです。潜入捜査での男と女の騙し合いと駆け引きやらどげな違法捜査でも正義にしてしまう公安の暗部やら派手なアクションやらで女性版ハードボイルド小説でした。題名で選んだとばってん・・・・・・。主人公の椿23歳は美人です。ばってん性格は悪かとですそのうえ男にだらしなかとです。祖母がボケて父の会社が倒産して決まった男もおらん椿はこれから先の自分がどげんなるとじゃろかと怖いもの知らずじゃった椿は悩むとです。悩んでもどげんでもならんとばってん椿は先に進むしかなかとです・・・・。そんだけの話でやっぱオイには題名の意味が伝わらんやったとです"(-""-)"。読「十三階の女」吉川英梨「きっと君は泣く」山本文緒

  • 読 「立派になりましたか?」 大道 珠貴

    再読本です。先の「泥酔懺悔」の中で大道珠貴さんに久しぶりに会えて懐かしくなって「しょっぱいドライブ」の次に読んだこの本ば読みたくなったとです。読んだ当時は読メもブログなるもんやらもしておらんやったけんここで初めて紹介させて頂きます。お話はある高校の「特別学級」略して「トッキュウ」と呼ばれとる学力や知能にハンディがあるクラスの生徒たち10名が卒業後20数年経ち「立派になりましたか?」とそれぞれの近況を語っていく物語やったとです。厳しい環境でも懸命に生きている卒業生たちの姿がユーモラスに描かれていればいるほどそのひたむきさと純粋さが伝わってくるとです。世間で言う偏見やら差別の意識は生徒たちには微塵も無かとです。だからこそ、大人になった皆の力強さが美しく輝いているとです。再読して良かったです。読「立派になりましたか?」大道珠貴

  • 重なる喜びの日に

    昨日は姪っ子の結婚式があったとです。家内は昨夜から腹具合が悪くなって不安な気持ちで会場まで行ったとです。太宰府近くの神社で結婚式があったとばってんサガン鳥栖が残留ば決める試合と重なり結果が分かる時間帯は過ぎつつあったとです。つまり家内は勿論ほとんどのお方がイライラしておったとです多分"(-""-)"式が終わると同時に娘からのラインば開いた家内は「残留決定!!」に小躍りしながら喜ぶとです。それからの話題はサガン鳥栖の話ばっかしやったとです。披露宴ではいつの間にか体調が復帰しておった家内と一緒に日本酒ばガンガン飲み倒しました。イヤな出来事ばっかしある昨今忘れられん結婚式となった新郎新婦に幸あれ!!!重なる喜びの日に

  • 読 「定価のない本」 門井 慶喜

    お話は終戦直後の東京は神田神保町の古書店主「琴岡庄治」の店に庄治の弟分で同じ古書店主の「芳松」が倉庫の本棚に積んどる古書の下敷きになって死んでいると芳松の妻「タカ」が知らせに来たとです。芳松の遺体と現場を見た庄治はそこに何か違和感ば感じたとです。本当に事故なのか・・・・・・疑問ば抱いたまま芳松の葬式ば終えた頃、タカは誰にも何も言わんで姿ば消したとです・・・・。数日後、庄治にタカの行方ば探し欲しいと言う人物が現れるとです・・・・。その日から芳松の運命と古書界が時代の流れに巻き込まれて行くとです・・・。これから先はネタバレになるけん端折るばってん"(-""-)"題名の「定価のない本」と言われる明治以前の古典籍の話やら戦後の古書本屋さんの内情と庄治と店主達とで日本の歴史ば守る闘いやらでガバイ読み応えがあったです。読「定価のない本」門井慶喜

  • 読 「ワーキング・ホリデー」 坂木 司

    やっとこさ、この本で先月までに読んだ本が終わります(笑)。お話は元ヤンキーで今はホストばしとる「大和」の勤める店に突然「進」と言う小学5年生の男の子がやって来て大和は「僕はあなたの息子です」と言われたとです。驚く大和ばってん初対面の二人はやっぱ親子だったとです。やがて大和は息子の進に頼まれ夏休みの間ば一緒に過ごす事になったとです。まわりのよか人達に恵まれホストば辞めて宅配便会社に勤め始めた大和としっかり者過ぎる進との関係がいかにもありそうな親子のホッコリ物語やったばってんこれはこれで楽しく読めた本やったです!(^^)!読「ワーキング・ホリデー」坂木司

  • 読 「木漏れ日に泳ぐ魚」 恩田 陸

    以前から「恩田さんのこの本はよかよ」と聞いておったとです。やっと読めたとです。先ず題名がよかったです「蜜蜂と遠雷」よりも・・・・(笑)。お話は明日の朝になったら別れる男女が今まで住んどったアパートで最後の晩ば過ごすとです。2人は酒ば酌み交わし互いの胸に潜んどったある出来事への不信と疑惑ば探り合い男と女の視点の違いで語られて行く驚愕の真実が次々と明かされるとです。やがて朝の陽ざしが部屋に差し込む頃二人は別々の道ば進むのかそれとも・・・・。一晩の男女の会話だけでこんだけの物語にする恩田さんはスゴカです。恩田ワールドガバイ良かったです!(^^)!。読「木漏れ日に泳ぐ魚」恩田陸

  • 読 「泥酔懺悔」 11名の女性作家さんたち

    表紙に名前ば連ねていられる女性作家さん達自身のお酒にまつわるエッセイ集です。オトコのしかも酒が大好きなオイにとっても本当に沁みるガバイよか本でした(笑)。えっ!!この作家さんがそげん正体不明になるまで酔っぱらうのは毎度の話やら下戸ばってんそれがどうした!ヤケクソで酒の肴でご飯ば何杯も食べるお話やらイメージとまるで違う作家さんがやらかし放題のお話がそれぞれの作風で面白可笑しく描かれておるとです。では、あなた好みの作者さんが見つかる事ば願って感想と致します"(-""-)"。読「泥酔懺悔」11名の女性作家さんたち

  • 読 「徘徊タクシー」 坂口 恭平

    お話は故郷に住む90歳で認知症の曾祖母ばドライブに連れて行った恭平は曾祖母の心の中に自分だけの記憶の地図がある事に気づかされたとです。その日から恭平は徘徊老人のためのタクシー会社ば創ろうと思いつくとです。老人の心に寄り添う優しさ溢れる青年の物語ではあるとばってん現実は高齢者介護の厳しか諸問題等々が山積しとります。介護する家族や周りの負担は年々増えとります。そげな世の中で在宅介護の悲惨さば描いた葉真中顕さんの「ロスト・ケア」ば思い出したとです。口は出すばってん金は出したがらん兄弟たちに苦しむ実家の嫁たち・・・。ほんなこて介護にまつわる話は家族の数だけあるとです。75歳からの医療費負担が上がる。金が無か老人は病院代も節約せんとイカンならそれは早く死ねと言う事じゃろか?安心は金がかかる世の中じゃけんきれいごと過ぎる「...読「徘徊タクシー」坂口恭平

  • 読 「ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件」 七尾 与史

    この表紙やったらオイは先ず読まんやったとに・・・。」ばってん図書館の「おすすめの棚」にあったけん題名とイラストに半信半疑ながら読んだとです。物語は警察庁次長の娘でくそ生意気な県警本部捜査一課刑事「黒井マヤ」と所轄の刑事「代官山脩介」のコンビは11名の被害者がガソリンばかけられて焼死させる連続放火殺人事件の犯人ば追いかけるとばってん捜査の途中で代官山はマヤが何故か事件ば楽しんでおる様な言動に不信感ば抱くとです・・・。マヤは何かを隠しておるとばいマヤはマヤはひょっとして・・・・・・?マヤのキャラだけば描いたつまらん話ばやっと読み終え思ったとは何でこの本ばおすすめの本にしたとかい?ガソリン放火事件・・・おすすめする本が主観なら(それは当たり前ばってん)この本のどこがよかとかオイに教えてくれんね"(-""-)"。読「ドS刑事風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件」七尾与史

  • 読 「むかしむかしあるところに、死体がありました。」 青柳 碧人

    表紙の絵ば見てお分かりのように誰でも知っておる昔話ば本格ミステリー風に仕立てたお話やったとです。「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室竜宮城」「絶海の鬼ヶ島」以上、5つの短編集です。さぁ!それでは一寸法師に花咲か爺さん乙姫ちゃんに浦島太郎もおつうちゃんもそんで桃太郎と鬼たちもどげん料理されるかお楽しみ下さい(笑)。読「むかしむかしあるところに、死体がありました。」青柳碧人

  • 読 「民王」 池井戸 潤

    総理大臣の「武藤泰山」とそのバカ息子「翔」が入れ替わるお話です。入れ替わり物語は他にもバサラカあるとばってん今回の池井戸さんの本は政治ば絡めたお話で一気読みやったです。漢字ば読めない息子の国会答弁にあせる父親「武藤泰山」息子の代わりに就職試験ば受ける「武藤泰山」と面接試験官笑ってしまうとばってんさすが池井戸さんです。今の政治の在り方に苦言ば呈し日本の未来にとって在るべき政治家の姿勢ば親と子との入れ替わりのドタバタ劇で見事に読み手に伝えとります。桜やら見る時間があるならこの本ば読んで欲しかです!(^^)!。読「民王」池井戸潤

  • 読 「カインは言わなかった」 芹沢 央

    物語は主役の座ばやっと掴んだ男性バレーダンサーが公演の三日前に姿ば消すとです。何で?その代役に指名された他のダンサーは監督である誉田の理解出来ん指導で罵倒されても歯ば食いしばって耐えたとばってん、あっさり捨てられたとです。何で?。読み始めたここいら辺りはこりゃ今年のベスト3に入るばいと思ったとですよ。そいがですよその後から段々と腹が立ってきたとです。オイにはまるで無縁のバレーダンサー達の話ばってん主役ば狙う舞台団員達の嫉妬と絶望の世界でその団員たちにカリスマ芸術監督と崇拝されておる誉田の狂気迫る練習は妥協も、ダンサーへの思いやりの欠片も愛情も見えんとです。そげな誉田の連日の指導で心ば病み命ば絶った女子団員もおったとです。いくら小説て言うても誉田に共感するもんは何も無く更に誉田に服従する団員たちの姿も哀れ過ぎてモ...読「カインは言わなかった」芹沢央

  • 読 「向日葵の咲かない夏」 道尾 秀介

    デビュー作から二冊目の道尾さんの初期の作品やったです。図書館のおすすめコーナーに置いてありました。新人の道尾氏の作風ば良く知らん人がこの本ば読んだら何じゃこりゃ!と唸ってしまう姿が容易に想像できるとです(笑)。お話は小6のミチオが友達のS君の自殺死体ば発見したとです。学校に連絡したばってんいつの間にか死体は消えていたとです。やがて行方不明のままのS君が蜘蛛の姿になってミチオの前に現れ「自分は殺された」と言うとです。その日からS君とミチオそしてミチオの妹3人でS君の死体ば隠した犯人ば捜すとです。完全に道尾ワールドですさぁ次は誰が何の姿になってくるとじゃろか?作者に騙されながら読む本は面白かです(笑)。読「向日葵の咲かない夏」道尾秀介

  • 読 ・「マル暴甘粕」 今野 敏 ・「縁」 小野寺史宜 ・「東京箱庭鉄道」 原 宏一

    本ば読み終えてから日にちが経ちすぎるとどげな本やったかと考えてしまうとです。すんませんそんな訳で・・・・・・記憶の断片ば探りながらの感想やけんどうかザッっとお目通し頂ければ幸いです"(-""-)"。マル暴刑事のイメージとは真反対の気弱な暴力団担当の甘粕警部補は本当に暴力団ば怖がっておるとです・・・心の底から・・・。ばってんそげな甘粕警部補が事件捜査では何でか活躍してしまうとです。そんな訳で甘粕刑事のやる気の無さが事件解明に相まって物語ば余計に面白くするそげな娯楽小説でした。***************************************小野寺さんの二冊目の本。題名の「縁」と書いて「ゆかり」と読むとばってんそのまんま人と人との縁ば描いた短編集やったです。繋がる「縁」に救われる人々の物語ばってん前回読...読・「マル暴甘粕」今野敏・「縁」小野寺史宜・「東京箱庭鉄道」原宏一

  • 読 ・「機龍警察」月村了衛 ・「生還せよ」福田和子

    読み終えた本が溜まってしまったとです。そんで今回は分野的に似たような本ば二冊まとめて紹介させて頂きます。内容紹介読メより軍用有人兵器・機甲兵装の密輸事案を捜査する警視庁特捜部は北アイルランドのテロ組織IRFによる英国高官暗殺計画を掴んだ。だが不可解な捜査中止命令が。首相官邸、警察庁、外務省そして中国黒社会の暗闘の果てに、特捜部の契約する〈傭兵〉ライザ・ラードナー警部の凄絶な過去が浮かび上がる!⁂月村さんの今回のお話に登場する女性は悲しか過去ば持つ元女性テロリストと家族ばテロで殺された整備士の二人です。二人の女性たちは男たちの闘いの中でもその存在感が単なるハードボイルド小説だけには終わらせないとがよかったです。内容紹介読メより航空自衛隊から内閣府に出向した安濃は、シンガポールで諜報員として潜入捜査に入る。だが、接...読・「機龍警察」月村了衛・「生還せよ」福田和子

  • 読 「夏美のホタル」 森沢 明夫

    写真家志望の慎吾とその恋人の夏美は見知らぬ村の雑貨屋「たけや」で暮らしておるヤスばあちゃんと何故か皆から「地蔵さん」と呼ばれておる息子の二人に温かく迎えられたとです。この母子との出会いが夏休みば「たけや」で暮らすことになった夏美と慎吾にとっての人生ば変えることになるとです。田舎の自然と季節の移ろいと共に生きる人々の暮らしが心の原風景として描かれた感動の作品でした。映画化されておりました。夏美役有村架純慎吾役工藤阿須加(ソフトバンクホークスの工藤監督の息子さん"(-""-)")読「夏美のホタル」森沢明夫

  • 読 「笑え、シャイロック」 中山 七里

    お久しぶりです。先日、知らずに賞味期限が1週間過ぎておった牛乳ば飲んだとです。気が付いてスグに整腸剤ば飲んだとです。規定量の倍飲んだとです。結果は・・・・・・何とも無かったとです。そこで思ったとです。下剤と下痢止めば一緒に飲んだらどげんなるとじゃろか?そしたら本です。一流銀行に勤めておる新米社員「結城」は誰も行きたがらない不良債権ば回収する部署に任命されたとです。その部署で上司である「山賀」の債権回収方法ば学びながら結城も成長していくとばってんある日、山賀は何者かに刺されて亡くなったとです。残された結城は山賀が残した案件の債務者に犯人がいるのでは?と・・・・・。ラストは七山さんのどんでん返しで終わるとばってん何で金ば借りても返さんで平然としておる奴らに銀行は金ば貸してしもうたとじゃろか?そんで、この両者ば下剤と...読「笑え、シャイロック」中山七里

  • 読 「インディペンデンス・デイ」 原田マハ

    女性たちが自由になるために独立するというよくある物語です・・・・。そんで23話という多すぎる短編集に途中で疲れたばってん前の話で脇役だった女性が次のお話では主人公になって繋がる展開が1話が約15ページかも知れんばってん結局最後までガンガン読み倒したとです。最終章で見事に女性たちの独立が花開きガバイよかラストになったとです。ありふれた物語でも、やっぱ原田マハさんが描く女性像は上手かなぁと思ったとです(^_-)-☆。読「インディペンデンス・デイ」原田マハ

  • 読 「総理にされた男」 中山 七里

    読みごたえのあった本やったです。お話は売れない舞台役者「慎策」は総理大臣にそっくりやったとです。だけん舞台では総理のものまねで少しは話題になっていたとです。そげなある日慎策は病で倒れた総理の替え玉ばさせられてしまったとです。最初は戸惑う慎策は周囲の期待以上に総理役ば務め上げる彼はいつしか国政に不信と疑問ば胸に抱き国民のために政治の世界ば変えるために闘うとです・・・。大使館テロ発生、閣僚との軋轢慎策が一番驚いたとは被災地には届かない義援金の仕組み・・・中山さんはエンタメ小説として読者に政治の世界のドロドロした暗部ばこれでもかと訴えているとです。替え玉総理と言う無理のある設定ばってんラストで慎策が本当の総理なったとです・・・・?読んで良かった本やったです。読「総理にされた男」中山七里

  • 読 「ねじれびと」

    表紙の絵だけで伝わりますやっぱ原宏一さんの本は面白かです。5つの短編集ばってん、まさかそげな事は無いじゃろうと思うお話がイヤ?ひょっとしたらあるかも知れんばいとか・・・そげな事ばアレヤコレヤ思いながら色んな設定のお話に最後まで楽しく読ませて頂きました。では内容紹介1話平凡組合平凡ば極めるとが世の中ば変えるのだ!!と信じる人々たちは・・・・2話逃げろ真紀妻がストーカーされていると思い込んどる夫の行動は・・・・・。3話テツコの部屋男と女のほろ苦い駅での出会いと別れ・・・男が名付けたテツコと列車で行った岐阜までの旅の途中テツコの正体が明かされる・・・・。4話エクスキューザー言い訳の達人で若き女子社員「文香」が会社の危機ば救うのか!!5話ロングロングシャワー合コンの帰り道、何故かもてないダメ社員の男の後について来たのは...読「ねじれびと」

  • 読 「黙秘犯」 翔田 寛

    夜の路上で大学生が殺されたとです。容疑者として取り調べば受ける倉田は完璧な証拠も目撃者もありながら完全黙秘ば続けるとです。刑事たちは倉田の身辺の聞き込みばするとばってん生真面目すぎる倉田の生活が犯行に結びつかない何かば感じるとです。誰かをかばっているのか?そげな疑問ば抱えておる時捜査本部に圧力がかかるとです早く倉田ば送検しろと・・・・。内容自体は派手さやらはあんまし無いばってん悲しか男の物語が犯人のずる賢さばより強くすることでよりラストの溜飲ば下げさせたのは上手いと思ったとです!(^^)!。読「黙秘犯」翔田寛

  • 読 「木曜日にはココアを」 青山 美智子

    ココアば飲んだ後のようにホッコリとさせてくれる物語やったです。喫茶店「マーブル・カフェ」のやとわれ店長の主人公は毎週木曜日にやって来て同じ席でココアば頼む女性ば密かに「ココアさん」と呼んでおるとです。ココアさんに恋する店長と「マーブル・カフェ」に携わる人々たちのそれぞれの物語が繋がっていく12編の連作短編やったです。まわり回って最後はハッピーエンドそげんなるとは分かっておるとばってんやっぱよか気持ちになるとです!(^^)!***************************************この写真は時計ばかりが目立つとばってん10/5(土)にサガン鳥栖がホームゲームで逆転勝利して腕ば突き上げ喜ぶサポーターさん達です。願わくばこの腕時計のサポーターさんからコメント頂ければ幸いです(笑)。読「木曜日にはココアを」青山美智子

  • 読 「慈雨」 柚木 裕子

    は物語は警察官ば定年退職した元刑事の神場は妻の香代子と二人でお遍路の旅に出たとです。旅の途中で神場は16年前自分が捜査した少女殺害事件と同じ手口の事件が神場の所轄で発生した事ば知るとです。神場には今でも悔いが残っておるとです。16年前の事件が冤罪だったと思う自分に・・・・・。お遍路の旅先で亡くなった少女の無念の声が聞こえてきた時神場はかつての職場の同僚に電話ばかけるとです・・・・。冤罪ば立証とするためにばってんそれは警察の威信ば崩壊してしまう事になるとです・・・・・。事件のトリックやら何やらより行ったことの無か八十八ケ所のお遍路の旅の情景が心に残ったとです。***************************************ご無沙汰しとりました。この本ば読み終えたのが先月の9月21日彼岸の入りで翌日の...読「慈雨」柚木裕子

  • 読 「ひと」 小野寺 史宜

    読友さんからの紹介本です。お話は20歳の主人公「聖輔」は相次いで両親ば亡くし天涯孤独になるとです。故郷の鳥取から東京の大学に入学したとばってん中退したとです。そげな失意の時、聖輔はアルバイト先で出会った人達からの励ましで自分の進むべき道ば見つけ一歩踏み出して行くとです・・・・・。55円玉ば握りしめて総菜屋の店先でコロッケば買おうとする人一倍真面目でよか青年の聖輔と店主との出会いから始まる人と人との絆の物語は最後までよか気持ちで読み終えたとです。そんで何でか昔のテレビ番組「木下恵介劇」ば思い出したとです"(-""-)"。読「ひと」小野寺史宜

  • 読 「むらさきのスカートの女」 今村 夏子

    短時間でスイスイ読める芥川賞受賞作品でした。お話は近所に住む不気味なオーラが満載の「むらさきのスカートの女」ば何でか気になって何とかして友達になりたいけん「むらさきのスカートの女」につきまといもはやストーカーとなってしまった主人公「黄色いカーディガンの女」の物語です。ストーカーばってん、むらさきのスカートの女に迫る危機ば密かに救い生計から就職の世話までも彼女に気づかれぬよう援助する黄色いカーディガンの女の異常さば滑稽から哀れに感じたオイは主人公の黄色いカーディガンの女応援してしまったとです!(^^)!。さぁ主人公の黄色いカーディガンの女とむらさきのスカートの女はいつ友達になれるのか?むらさきのスカートの女と黄色いカーディガンの女の正体は?それらの疑問はラストで読み手に委ねられるとです・・・・・・・・・・"(-"...読「むらさきのスカートの女」今村夏子

  • 読 「冷たい檻」 伊岡 瞬

    お話は過疎となっておる村の駐在所の警官が突然姿ば消したとですその調査に派遣された調査官の樋口は13年前、遊園地で3歳の息子ば誘拐された元刑事だったとです。最初に樋口の子供の誘拐事件から始まってオイはこげな話は好かんけん読むとばやめようかなぁと思ったとばってんそんでも、駐在所の後任警察官「島崎」が樋口の調査に村内ば案内するとばってん樋口の調査方法と謎だらけの正体に戸惑いながらも二人は事件の恐るべき陰謀にたどり着くまでが読ませどころやったです。ばってん早めに真相が分かってしまったのが残念ついでにラストも想像通りやったのも・・・・まぁこれは良かったばってん(^_-)-☆読「冷たい檻」伊岡瞬

  • 読 「漂流者たち」 柴田 哲孝

    お話は2011年3月11日、東日本大震災の日探偵の「神山」は被災地付近におったとです。その時、東京の探偵事務所から人探しの依頼が来たとです。衆議院議員の秘書ば殺して事務所の大金ば持ち去りいわき市付近で消息ば絶った弁護士「酒井」ば探してくれと・・・・。混乱する被災地の中で酒井ば追いかける神山とのミステリー劇よりも震災の被害ばノンフィクションとして描かれているとに圧倒されたとです。本当は知らされてはいなかった被災地の人々の姿と原発事故は人災だったことば改めて作者は強く訴えておるとです。利害と責任逃れだけで処置ば誤った電力会社と政治家たちの犠牲になるとは常に現場の人たちばっかしに腹がたって来たとです。最近はどこで災害が起きても不思議でなくなっておるとです。その度に被災に遭ったら想定外だったで済ませてよかとじゃろか?原...読「漂流者たち」柴田哲孝

  • 読 「店長がバカすぎて」 早見 和真

    お話は本ばムチャクチャ大好きな書店員「谷原京子」28歳独身は勤め先である書店店長のあまりにものバカさ加減と派遣社員としての待遇に日々「もう辞めたかぁ!!」と思う気持ちが強くなっておるとです。そげな仕事へやりがいと職場の不満でいっぱいの「谷原京子」ばってん誰よりもたくさんの人によか本ば読んでもらいたい!と願う書店員さんでもあるとです。そげな京子と職場の皆が厳しい本離れの今、零細書店ば盛り上げようとする奮闘物語やったです。京子と同業者、顔見知りのお客様、偏屈な小説家・・・・他ユーモア小説ならではの個性の強かキャラで楽しく読ませてもらいました。最後に京子からバカだと言われとる店長ばってんオイは嫌いじゃなかったです!(^^)!。読「店長がバカすぎて」早見和真

  • 読 「しあわせなミステリー」 伊坂幸太郎・中山七里・柚木裕子・吉川英梨

    題名通りのしあわせか気分にはならんやったばってん4人の作家さんの、それぞれの作風と登場人物でニヤリとしたとです。ページ数も少なかしトリックも大したことは無いとばってんたまには、こげなミステリーもよかもんたい!という事で!(^^)!読「しあわせなミステリー」伊坂幸太郎・中山七里・柚木裕子・吉川英梨

  • 読 「トリニティ」 窪 美澄

    良かったです・・・・・1960年代後半の出版社で出会った3人の女性の物語です。会社では雑務係の鈴子は専業主婦になることだけが自分の望みだったとですイラストレーターの妙子は岡山の山村に生まれ中学まで一人暮らしの女性に育てらたとです敏腕フリーライターの登紀子は執筆業で財を成した祖母と母からお嬢様として育てられるとですそんな3人が新宿で発生したデモの新宿騒乱に巻き込まれた夜からそれぞれの人生に3人の絆が生まれたとです。50年後のある日、主人ば亡くしてマンションで一人暮らしばしとる鈴子に妙子の訃報が届いたとです。斎場に出版社に勤めてすぐに体調ば崩した孫娘の奈帆を連れて行った鈴子は登紀子に再会するとです。その時、奈帆はフリーライターだった登紀子の話を聞きたいと願うとです。登紀子が話す半生は時代に翻弄されながらもそれぞれに...読「トリニティ」窪美澄

  • 読 「初恋さがし」 真梨 幸子

    はい毎度まいどのイヤミス真梨幸子さんです。先ず最初にこれ程題名と内容が違う本は無いことば言うときます(笑)お話は「あなたの初恋の人ば探します」ば目玉にした「ミツコ調査事務所」は所長の光子と捜査員たち女性ばっかしで全員ひと癖ふた癖あるとです。更に訪れる依頼人たちも充分に不気味で怪しかとです。その依頼人も調査員が殺人事件に巻きこまれる短編集ばってん犯人らしき人物たちが多すぎて、どげんなるとじゃろか?とオイの頭は混乱してくるとばってん最後には何とか繋がったとです"(-""-)"。そいにしてもオイは後味が悪かぁ!とか何だかんだ言いながらもいつも読んでおるとは何でじゃろか?(^_-)-☆読「初恋さがし」真梨幸子

  • 旅へ

    連続投稿になるばってんしかも、そげんたいした内容でも無いけん下書きしてそのまんまにしておったとばってんヤッパ投稿することにしました"(-""-)"。先月、夏休み恒例の孫4人と家内と娘二人とオイの8名で鹿児島に一泊で遊びに行ったとです。写真は偶然待っておったホームに到着した鹿児島からの新幹線です。孫たちは喜んでおったばってん乗客には見えないミッキーやけん・・・・車中の皆さまは無表情でありました!(^^)!鹿児島中央駅に着いたらスグにいつもの寿司屋さんで家内と飲む。いつもの冷酒が変わっていた。娘と孫たちは水族館へオイと家内は市内の某デパートの食堂へ(腹も減っておらんとに・・・・)しろくまくんよりも冷酒・・・・・ばってんグラスが大きすぎるばい・・・・。鹿児島県民のソールフード名物の焼きそばを一皿だけ頼んだとですサイズ...旅へ

  • 読 「星がひとつ ほしいとの祈り」 原田 マハ

    七つの短編集です。20代から各世代の女性たちが旅先でそれぞれの生き方ば振り返りながら前に向かおうとする物語です。派手さは無かばってん原田さんの静かな語りが切なく優しく心に入ってくるとです。こげな怪しかオヤジにも・・・・・・。大分県日田市にある「夜明駅」が登場する「夜明けまで」が好いとりました。まわりの風景は静かで風情がある美しい駅名の「夜明駅」が本に載っておるだけで嬉しかったとです。以前読んだ原田マハさんの「リーチ先生」でもこの土地の小鹿田焼が舞台になっておりました。現在は駅舎も新しくなったそうで久しぶりに夜明け駅に行きたくなったとです。読「星がひとつほしいとの祈り」原田マハ

  • 読 「真夜中の子供」 辻 仁成

    お話の舞台は西日本一の歓楽街・博多の中洲です。その街で暮らすバカ母親が自分の身勝手で我が子の出生届ば出さん為無戸籍のまま放置されておった少年がおったとです。少年は家族の愛情やら何も知らず、ましてや学校にも行かれんで夜の世界で働く周りの大人たちの温かさだけに支えられながらいつしか中洲で「真夜中の子供」と呼ばれた少年は無戸籍のまま月日は流れて行ったとです。そいにしても、大きくなった少年にお金ばせびりに来る母親でも少年はやっぱ見捨てられんでいるとが不憫かったです。少年の名は「蓮司」いつも蓮司ば救ってくれた土地に住む人々の愛情が蓮司と母親の結末へと導くとです。ラストは博多山笠よか本やったです。読「真夜中の子供」辻仁成

  • 読 「指名手配作家」 藤崎 翔

    凱旋プロジェクトの本の紹介ば優先したせいでその他の本はかなり前に読み終えておるとです。だけん感想やらがおぼろげになっておるとばってんとにかく記憶があるうちに書き込む覚悟でございます"(-""-)"。では本日の本は元お笑い芸人じゃった藤崎翔さんの新作です。お話は運悪く根性腐れの担当編集者ば殺した売れない小説家の「賢」が逃げたとです。そんで逃亡先で匿ってくれたた謎の女「直美」との出会いが二人の逃亡劇の始まりとなるとです・・・・・・・。バタバタと続く展開に一気読みやったです。楽しく読めた本やったです。そいにしても何で二人は逃げたとじゃろか?その疑問はラストで消し去ったごたるです・・・・。読「指名手配作家」藤崎翔

  • 読 「月人壮士」 澤田 瞳子 (凱旋プロジェクトシリーズ)

    遂に凱旋プロジェクトシリーズ最後の本ば読み倒しました!(^^)!お話は東大寺の大仏さまば建立した聖武天皇のお話です。皇族の血と藤原氏の血が混じっておる聖武天皇の抱え持つ苦悩ば藤原家と皇族ば海族と山族の対立に照らし合わせて描かれております。そいにしてもオイはシリーズもので無かったら多分読まんかったと思います。ばってん聖武天皇に関わる人々とその時代ば知ることが出来て良かったです。今後、大仏様に合掌する時は以前と違う自分になっておる気がするとです"(-""-)"では8人の作家さんで刊行された凱旋プロジェクトの本ばってん初めて読んだ作者さんもおってそれぞれに面白かったばってんそん中でも井坂幸太郎さんの「スピンモンスター」乾ルカさんの「コイコワレ」と言うどちらもカタカナの題名の本が好みでございました(笑)。読「月人壮士」澤田瞳子(凱旋プロジェクトシリーズ)

  • 雨の中で

    8月22日(木)家内の買い物ば待つ間、店先にあるベンチに座りながら見上げた空の色が秋の気配ば感じて撮った一枚とです。ばってんそれから今日まで一度もこげな青空ば見られんごとになるとは・・・・・・。あぁ雨雨雨いつまで続くとじゃろか?あちこちから大雨の心配ばしてもらう人たちからの声が届くとです本当に有難いです。ばってん、そげな時に何でオイはいつものように朝ご飯ば食べ過ぎたとじゃろか・・・・・・"(-""-)"雨の中で

  • 読 「ウナノハテノガタ」 大森兄弟 (凱旋シリーズ)

    内容紹介読メより楽園ウナノハテノガタを信仰する海の民「イソベリ」は、死を知らない。精霊を司る少年・オトガイだけは真実を知り死を恐れ、激化する山の民「ヤマノベ」との争いを止めようとする。しかしヤマノベ族の女・マダラコによる攪乱、神・ウナクジラの腐乱によって「イソベリ」たちは混乱し、オトガイを追放してしまう。果たして少年オトガイは「イソベリ」たちに死を伝え、争いを止めることができるのか。命のはじまりとおわりに触れる、生々しい原始の詩。***************************************凱旋プロジェクトの年代順では最初の本です。まぁそりゃ当たり前たい原始時代やけん・・・・・。ばってん、いくら原始時代じゃけんと言うても言葉ば理解するとに難儀したとです。そんでもだんだん分かってきたら何か嬉しくな...読「ウナノハテノガタ」大森兄弟(凱旋シリーズ)

  • 読 「天使も怪物も眠る夜」 吉田 篤弘 (凱旋プロジェクト)

    螺旋プロジェクト時代順で最後の本になるとは近未来の東京ば舞台にした100年後の海族と山族の物語ばってん凱旋シリーズは年代順には発行されてはいないけんオイは最初の原始時代からと次の聖武天皇の時代の2冊ば未読のままシリーズ最後の本から先に読んでしもうたとです。実はこの本ば読み終えたとは8月1日やったとです。だけんあまりにも時間が経っておるけんあんまし感想と言う感想が出てこんとです"(-""-)"ばってん、ただやたら未来すぎる設定やったせいかこれまでの海と山による怨念とか闘いとかあんまし物語には出てこんで海と山で力ば合わせて眠り姫ちゃんば救って良かったねで終わったお話やったです。だけん凱旋プロジェクトに思い入れがある人にとってこのラストで満足するのかどうか・・・・オイには分からんばってんとにかくあと2冊読んだ順に書き...読「天使も怪物も眠る夜」吉田篤弘(凱旋プロジェクト)

  • ちいさな願い

    オイは最近流行ってるツーブロックと呼ばれとる髪型ば見ておるとどげんしても笑ってしまうとです。やっぱオイには床屋でカットしておる途中で急に外に追い出されたお客さんの髪型にしか見えんとです。まぁそげん言うても最近オイの髪もツーブロックに似ておるとです。ばってん違うとは頭頂部と側頭部の髪の毛の長さが逆転しておる哀れなツーブロックになっておるとです。だけん、その段差ば出来るだけ水平に保つべく日々努力しておるとです。以上薄毛のぼやきばってんこいからもしばらくツーブロックが主流になるとならばツーよりもスリーブロックと段差の数ばドンドン増やしてもらいついには棚田のようなタナダブロックが若者の間で流行るならばピアスには是非とも彼岸花でお願いしたいと思うとです・・・・・"(-""-)"。ちいさな願い

  • 記念日の朝

    台風8号が来ております。今朝はひょんなことからオイのブログが14年前の今日から始めたことば気づかせてもらたとです。あぁあれから14年・・・・・・・・・よう続いたと思います。最近は本の備忘録ばっかいでムチャクチャわんぱたーんばってん最初の頃もある意味ウソばっかしのワンパターンやった気がするとです!(^^)!本当は世界に向かってオイの雄たけびば発信するブログば!!と思っておるとばってんそんでオイが最近吠えたいとはニュース速報で何で梅雨明ごときば放送する必要があるのかぁ!!グルメ番組で称賛する地元の店舗と料理ば地元民が笑っておる現実ば知っておるのかぁ!!スンマセン思い当たるとはこのぐらいとです・・・・。またしばらく棚の上の本でお付き合い願えれば幸いです"(-""-)"記念日の朝

  • 読 「コイコワレ」 乾 ルカ ※螺旋シリーズ

    表紙の絵だけで乾さんらしかなぁと嬉しくなったとです。本当に楽しみにしておりました。物語は太平洋戦争末期、小学6年生の清子は蒼い瞳ば持つ美しく孤独な少女やったとです。清子たち小学生は東京から東北の田舎に集団疎開してきたとです。ばってん疎開先のお寺には捨て子だった大きか耳と黒か瞳の小学生「リツ」がいたとです。二人は会った瞬間お互いに相容れない空気ば感じるとです。その日から海族と山族の逃られない運命が清子とリツば苦しめる日が始まったとです。そげな時、リツが慕う山でひとり暮らしておる「源助」爺つぁまはリツと清子の行くべき道を導いてくれるとです・・・・。最後はリツと清子の切なか別ればってん二人の遥かな未来が見えてくるようなラストに乾さんば感じたとです。だけんリツと清子の再会ば本にしてもらいたかとです!(^^)!思春期の少...読「コイコワレ」乾ルカ※螺旋シリーズ

  • 読 「蒼色の大地」 薬丸 岳

    引き続き螺旋シリーズでございます。時代と作者が変わっておっても話の設定は決まっておるけん最初から肩に力が入らんでスルリと読み始められるとです。物語は19世紀末、日露戦争開戦前ある小さな村で育った新太郎と鈴の兄妹は同じ村に住む老人から拾われた捨て子で「灯」と名付けれた少年から新太郎の妹の鈴の命ば救われたとです。ばってん兄の新太郎は灯の蒼い瞳に嫌悪感ば覚えたとです。その後、話はいつもの設定通り山族の新太郎が海軍に入隊し海族の灯は海族となって瀬戸内海ば舞台にして二人の闘いが始まったばってん灯ば慕って鈴も瀬戸内の島に住む灯ば追いかけて来たとです。さぁ3人の幼馴染の運命はどげんなるとか・・・・・。刑事小説が多か薬丸さんの作風が垣間見られる男気がにじみ出た螺旋シリーズやったです。読「蒼色の大地」薬丸岳

  • 読 「もののふの国」 天野 純希 ※凱旋シリーズ

    螺旋シリーズの本は年代順に読んだほうがよかとばってん最初からつまずいたけん?何とか取り戻すために努力しておるところです(笑)そんなわけで今回は平将門の乱から西南戦争の西郷隆盛さんまでの「もののふ(武士)」たちの物語です。各時代の戦国大名たちの天下取りば海族と山族の対立に絡める螺旋シリーズの設定が面白かったです。そんで歴史の変わり目に現れる謎の見届け役の存在がこれまでとは違う歴史観として心に残ったとです。まぁ歴史ば好きな人たちは史実と違うばい!と言うかも知れんばってん言わせとけばよかとです。とにかく次は明治時代へと・・・・・。読「もののふの国」天野純希※凱旋シリーズ

  • みんな青春

    先月の28日~29日まで佐賀県内で全国総合文化祭があったとです。今年、高1になった孫娘は中学の時からずっと美術部に入っとります。だけん文化祭では会場設営やら弁当配布やらの裏方で朝早くから佐賀市内の会場に行っておりました。写真はお弁当に添えておった地元の高校生が描いた弁当カバー?みたいなもんです。それが我が家の台所のテーブルに置いてあったけん、こっそり写真に撮ったとです。これぞ爺バカの極みとです"(-""-)"。もし皆様のお知り合いで総合文化祭に来られた生徒さんがいたら・・・・・・嬉しかです!(^^)!みんな青春

  • 読 「シーソーモンスター」 井坂 幸太郎 「螺旋プロジェクト」

    先ず、先日読んだ朝井リョウさんにお詫びします。イヤお詫びと言うより、井坂さんのこの本ば読み終えてやっと言葉が過ぎた事ば反省しとるとです。少し説明ばします。今回、中央公論新社が「螺旋プロジェクト」と名付けて8名の作家で太古の時代から未来の日本までば繰り広げられる海族と山族の対立と争いの物語ば描く競作小説です。海族は蒼い瞳、山族は大きか耳が特徴です。そんで必ず、いさかいば収めてくれる人間がおるとです。大体これが作品に共通する設定ばってん作者と時代が変わるだけで、面白かとです。話は最初に戻ります。何も知らんで読んだ朝井リョウさんの「死にがいを求めて生きるの」が「螺旋プロジェクト」の本やったとです。そん時は、そげん面白かとは思わんやったばってんその次に読んだ今回の井坂さんの本があんまい面白かったけん「死にがいを求めて生...読「シーソーモンスター」井坂幸太郎「螺旋プロジェクト」

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