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アムドの南 https://mu2ro.hatenablog.com/

中国青海省東北部チベット文化圏を中心にした旅の記録です

何度でも行きたいアムド、その旅行記を飽き足らず何度でも書く。

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2013/09/12

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  • I♡amdo

    テント タルチョ マニ車 チョルテン ゴンパ 僧 ヤク 羊 青稞(チンコウ) 雪山と氷河 高山植物 カム地方、梅里雪山、カイラス巡礼、ネパール側から見たエベレスト、ラダック…。行きたい所はいくらでもある、夢はつきないが金がつきる…。 いささか長すぎた旅とブログ、星をくれた人ありがとう。 お し ま い

  • アムドを流れる黄河の地図

    ①黄河第一橋 ②達日 ③唐克・九曲黄河第一湾 ④瑪曲 ⑤拉加寺 ⑥曲什安 ⑦貴徳 ⑧李家峡水庫 ⑨炳霊寺 ⑩蘭州

  • 北京首都空港の疑問

    西寧から北京の飛行機は遅れず無事に到着した。しかし北京は大雨だった。旅行中ずっと続いた成都から北京まで斜めに続く大雨前線がまだ停滞していた。 少し雨が小降りになると次々離陸させる、そのうち私の乗る飛行機もアナンスされ搭乗した。帰りの飛行機は日本人がいっぱいいた。 上海空港にくらべトランジットがしやすいので北京空港を使っているが、なぜいつも遅れるのだろう。そして、搭乗してから滑走路までの距離がとても長い。滑走路に着いてからも、飛行機が並んでいてなかなか飛び立たない。滑走路が一本しかないのだろうか、着陸と離陸が交互になっていて時間がかかる。不満に感じているのは私だけだろうか。 飛行機はめずらしく羽…

  • 蘭州のライチー

    「永靖」からのバスを降り、ターミナルの前の道を歩いて街の中心に行ってみる。工事中の歩道に屋台がたくさん並び、すごい数の人が歩いている。その上日差しが強い、うんざりしつつもけっこう好きだったりする。 朝ホテルのお姉さんに、旅行前にテレビで見た蘭州のラーメン屋の店の名を三つ書いた紙を見せたのだが、一つしか知らなかった。その一つも、あなたの持っている地図の中にはないわ、もっと西の方と言われた。地図に書いてある有名なラーメン屋を指差し、ここがおいしいからここにしなさいと言われた。でもそこには行ったことがあった。しかたない自力で歩いて探そうと思い歩いているが、ラーメン屋など全くなかった。 帰りのタクシー…

  • 蘭州 炳霊石林と炳霊寺

    予定より蘭州に一日早く着いたので、炳霊寺に行くことにした。ここは10年以上前にも訪ねたことがある。昔の黄河の渡し船のあった場所にある石窟寺院だ。しかし石窟寺院にはあまり興味はない、その周りにあった山々が今まで見たこともない不思議な景色だったので、もう一度見に行くことにしたのだ。黄河と大夏河が合流する所に造られた、大きなダムをボートで1時間半くらい行った所にある。 ホテルの前からタクシーに乗る、ダムのある劉家峡行きのバスのターミナルに行きたいと言うと、西ターミナルに着いた。若い運転手は、劉家峡行きでなく「永靖」行きに乗ればいいと教えてくれる。若い中国人はみんな感じがいい。ぶじバスはダムのある街、…

  • 郎木寺→合作→臨夏→蘭州

    熟睡しているカウンターのお姉さんを起こし、朝早く郎木寺を後にした。発展途中のような街「合作」に着く。バスターミナルをうろうろしていると、「蘭州」行きが停まっている。腹がへっていたので、バスの中で食べられる物を買おうとしてるうちにバスは出て行ってしまった。パンをかじりながら、靴の修理をしている屋台などを見ながら歩いていると「臨夏」行きが来た。乗り込んで発車を待つがなかなか出ない、そのうちまた蘭州行きが来た。乗り替えると運転手に言うと、臨夏で乗り換えれば一緒だと言って許してくれない。そのうち蘭州行きは出て行ってしまった。しばらくしてやっと発車した。 臨夏は大都会だ。去年来た時は街のはずれのバスター…

  • 瑪曲行き

    今日こそは「瑪曲」に行くぞとバスを待つがいくらたっても来ない。台湾人のおばさんたちも「選部」行きを待っているが来ないのでついにタクシーに乗って行ってしまった。3キロ先に幹線道路の入り口がある、とりあえずそこまで歩いてみる。 入り口の三差路には何人か車を待っていて、その中にいたおじさんが、「カーハイ」までバスで行って、そこで乗り合いタクシーを待てばいいと教えてくれた。しかしバスは来ない、そのうち若い男が郎木寺から人を乗せて来て降ろした。聞いてみると行くよと言うが、120元と言う。まあ一人で乗るなら相場か。この男自分の車でアルバイトしているらしい。 瑪曲入口の三差路に着く、カーハイとは小さい海とい…

  • 郎木寺散策

    もう一つ行きたい街がある、隣りの「瑪曲」だ。郎木寺から往復できる。 泥んこターミナルから9時半にバスが出るというので、雨を避け商店の軒下に立って待っているとさっそく来た。窓に大きく、瑪曲⇔郎木寺⇔選部とかいてある。いそいそと乗り込んだが、3キロ先の幹線道路を標識とは別の方向に曲がる。違う行き方もあるんだろうと思っていたら、同じ行き先を書いたバスとすれ違った。 もしかすると反対方向に乗ってしまったかも。と思ったがもう遅い。途中で降りたところで戻る方法がない、あきらめて終点まで行ってしまった。1時間半くらいで着いたので、折り返しに乗って戻れば行けるだろうと思ったが。「合作」行きに乗り、途中下車だと…

  • 唐克→若爾蓋→郎木寺

    なぜか今風にガラス張りになっている浴槽でシャワーを浴びてから食事。 右側にガラス張りのシャワー室。 火鍋があったので今日もそうしようとしたら、一人で囲むには鍋が大きすぎた。いろいろ探してるうちにいつのまにかホテルの隣の食堂にたどり着いていた。普通の中華料理だ。ところが味付けが並ではなかった、とても上品なのだ。どこかのホテルのレストランといった感じだ。大きめのただの青唐辛子の炒め物なのに、片面にだけ焼き色を付けて丸のまんまきれいに並べてある。びっくりして厨房を見ると、品のいいおやじが働いていた。もしかすると、北京辺りの高級レストランで働いていたが、コック同士の競争に疲れ田舎に越して来たのではない…

  • 唐克・九曲黄河第一湾

    バスを2時間弱乗り、道が直角に曲がる所で降りた、「唐克」の入り口だ。ここには九曲黄河第一湾がある。 バスを降りてうろうろしていると、若い男が運転する車がすぐに来た。成都から来た若いカップルも乗せると、客はこれだけで満足なのかすぐ走り出した。すぐ近くの小さな「唐克」の街を通り越し、索克蔵寺の前に広がる九曲黄河第一湾まで行く。20分弱で着く、また美しい所に来てしまった。 車を降り、時間もたっぷりあるからゆっくり見物しようと思ったが、荷物がじゃまだ。どこか預ける所がないかと見ると、小さな売店がお堂の横にあった。 でも閉まっている、中をのぞいても誰もいない。と、坊主が二階の窓から顔を出す。なんとこんな…

  • 紅原・漢族の逆襲

    バスは山深い道を行く。遠く山脈が見える。 「紅原」に近づくと平原になる、黄河から別れた川の水が草原を湿地帯に変える。街の近くに月亮湾という川が大きくカーブした観光地がある。バスの中からそこが見えた。月亮とは月のことだ、満月のように実にきれいにカーブしている。 2時間くらいで街に着いた。明日のバスの時間を調べようとターミナルはどこかと聞くと、運転手が乗せて行ってくれた、1キロほど戻った所にあった。 切符売り場には時刻表がない。お姉さんに聞こうとすると、プリプリして仕事を片付けている、トラブルがあって帰りが遅くなったらしい。やっと終わったので聞いてみると、きた~っ!ものすごいけんまくでどなりまくる…

  • アバの丘

    バスターミナルは一本道のはずれにあった。8時半ごろ荷物を引いて行ってみた。11時に最初のバスがあった。11時のバスで「紅原」に行きたいと言うと、おばさんが紅原行きは15時だと言う。公安に11時に出てけと言はれてる、と言ってみるが通じたのか通じないのか、15時だと言う。よく見ると11時の便は「マルカム」行きだった、途中から反対方向に行ってしまう。でも15時まで街をうろうろしていて公安に捕まらないだろうか、心配だがしかたない。15時の切符を買って、荷物を売店に預け街をうろうろしに行く。 ターミナルの近くに小さなホテルがあり1階が茶館になっていた。もうお茶が飲めるかと聞くと、掃除をしていたお姉さんが…

  • アバ(阿壩)・公安局訪問

    道の途中で待ち構えていた公安にパスポートを見せると、降りろ、こっちの車に乗れ、荷物も一緒だ、と言われ乗り換えることになった。トラックの運転手にいくらだと聞いてみた、50元と言うのでおまけして100元払った。なんで50と言うのに100も払うんだと公安がうるさい、あれは俺の謝だと言うと公安も黙った。 しぶしぶ公安の車の後部座席に座ると、両側に二人の公安が乗った。公安局はすぐだった。途中さっきの運転手が車を停めて心配そうに見ている。心配いらないよと振り向いて手を振ろうとするが、がっちり両側の二人にガードされて動けない、職業がらひざを使ってうまく押さえ込んでいる。 警察に連行されるというのはこんな感じ…

  • バトン・ゴンパ→アバ

    もと来た道に戻り1時間弱行くと、もう一つゴンパがある。バトン・ゴンパだ、ここには文革の破壊をまぬがれた壁画があると書いてあった。ほとんどのゴンパは文革のせいで古い物は残っていない、ここなら見れる。あのキラキラした仏像やタンカが、古くなるとどうなるんだろうと思って期待していたのだが。寺は工事中、その上壁画のあるお堂のカギを持った坊主が不在。がっかりだ。 ここからこっちは古い建物です、若い僧が説明してくれた。確かに工事していない側のチョルテンは古い、マニ車も古い感じだ。 しかたなく運転手と一緒にマニ車を回してコルラする。しかし狭いとこなのですぐに終わってしまった。 古いマニ車を回していると、取っ手…

  • 中壌塘 ザムタン・ゴンパ

    あまり来た人の話は聞かないけれど、ここはおすすめです!少し行きにくいのでバスターミナルの時刻表を。けっこう大きな街までバスはある。 昨日の帰りの車の中で、明日はゴンパに二つ行きたいと言うと、500元でどうだと言うことになり8時30分に待ち合わせ、同じ運転手で出発した。 北東へ50キロ、1時間半ほど走り右に曲がり細い道を行く。いきなり用水路ができていて新しい街かと落胆するが、細長く草原が続き、村落がいくつも点在し美しい。そのうち小さな国の王様のお城のような感じでゴンパの建物が見えてくる。 薄い雨の中、村の中心に駐車する。いそがしく動く運転手が、次々と見物先を連れ歩く。 チベット人は、いつも三重に…

  • 壌塘・シリン・カル・ゴンパ

    壌塘賓館のカウンターにはきれいなお姉さんが二人座っていた。チェックインしようとすると困った顔をする。二人はしばらく考えてから、若い方のお姉さんが私を近くの建物に連れて行った。そこには公安が一人座っていた。パスポートを見せるとそれを持ってどこかへ消えた。しばらくして戻ってくると返してくれた。何事もなく部屋は取れた。なんだったんだろう。今回はノービザ15日を超えていたので旅行前に3か月間のビザを取っておいた、そんなことなどいろいろ登録されているらしい、私の行動は中国政府の監視下に置かれているってわけだ。 荷物の整理をしてから、街の南30キロにあるシリン・カル・ゴンパに行くことにした。あちこち車を探…

  • 色達→黒橋→壌塘

    広場近くのホテルに宿をとり、明日のバスの時間をターミナルまで見に行った。 街の裏手にあり、近くに古い建物の食堂があった。 少し昔に来ていれば町全体がこんな感じだったんだろうか。ターミナルも古かった。 女性の職員がいたので明日「壌塘(ザムタン)」に行きたいんだけどと聞くと、「馬爾康(マルカム)」行きに乗り途中の黒橋で乗り替えればいい、6時発だから5時半に来いと言う。 よかったぶじ行けそうだ。街を散歩してからホテルに戻る。 散歩中に目を付けていた食堂に行こうと思い、シャワーを浴びようとしたら停電になった。やれやれ少し眠ることにした。1時間たってもつかない、懐中電灯を持ってホテルを探ってみた、なぜか…

  • ラルン・ガル・ゴンパ3

    朝早かったのでホテルに戻り一時間半ほど休み、チェックアウトを済ましてから、荷物を預かってもらいまた見物した。 尼さんエリアにも行ってみた。 尼さんたちの炊事場、坊主の方は何もしていないがこっちは元気だ。 尼さんの講堂は新しいせいか華やかな感じがする。中から聞こえてくるお経の声も軽やかだ。 この講堂の前の広場に椅子があったので、売店で焼きそばを買って食べた。 焼きそばというよりスパゲッティーという感じ、玉ねぎをとんがらしと塩で味付けしてありこれだけなのにけっこううまい。 しかしなんとなくこのあたり一帯に女性フェロモンが漂っている感じがするのはなぜだろう。 ほとんどチベット人は風呂に入らないせいだ…

  • ラルン・ガル・ゴンパ2

    朝早いゴンパを見たいと思い、6時に部屋を出る。 朝早く人がいない。男の炊事場、横の水道で歯を磨いている。右手に男の講堂がある。 講堂に靴を脱いでこっそり入ってみる、誰も何も言わない。坊さんたちがいっしょう懸命お経を詠んでいる。 後ろに行って写真を撮っても気付かない。 少しずつ坊主が増えてくる、靴を脱いで上がって正面にあるたぶんこのゴンパを作った高僧の写真に向かって体を投げ出して祈り、自分の場所に行く。3階まで祈りの場があるみたいだ。 静かにして部屋のはしに座り読経を聞いていた。 全員が集まるにはまだ時間が必要だ。 外に出てゴンパを山の上から見てみることにした。 ホテルから見て左半分が男地区、右…

  • ラルン・ガル・ゴンパ 1

    今、このゴンパがチベット文化圏一番の人気スポットだ。「色達」の街も観光客が多いらしく活気づいている、建物も新しい。 広場の端に車が着き、ゴンパ行きの乗り合いは反対側だと教えてくれる。乗り合いはいくらでもやって来る、坊主と尼さんがほとんどだ。来た道を戻り途中で二股を右に行く。さっき見た丘の反対側に乗り合いは着いた。 荷物を引っ張って坂を登る、かなり標高が高く苦しい。周りの赤い家は思ったより少なくなんだかつまらない、写真で見るだけで十分だなと思っていたら、それは入口の新しい地区だけで、すぐに密集した家々が斜面いっぱいに広がった。 すごい、思った以上だ。 まずは丘の上から撮った写真を一枚。 宿房もあ…

  • のどかなパンク直し

    オオカミ騒動も終え、高度は高いがあまり上下がなくのどかな道を行く。 と、また停車した、なんといつの間にかパンクしていたのだ。きれいな草原の道で修理だ。 尼さん達は川で顔などを洗ってからプチピクニック。少し警戒している。 私は一人撮影会。 ぶじタイヤ交換を済まし車はまた走り出した。親子二人は車内でじっとしていた。たぶん日本に来れば手術で簡単に治りそうだけど…。 やっと終点に近づいてきた、と、また停車。窓から見上げると丘の上に寺のお堂が見える。 あれがラルン・ガル・ゴンパだ。尼さんたちはこの道を登って行くからおまえも登れと運転手が言う。 じょうだんじゃないよ、ここはかなりの高地だ。荷物を引きずって…

  • オオカミ出現!

    しばらく美しいなだらかな道を行く。尼さん越しにカメラを構え写真を撮っていると…。車が止まった、なんだろうと思っていると、隣の男が私の肩をたたいて指さす。 ゲ~、オオカミだ! すごい、感激! 車の前を横切り左の草原へ下って行くとこだった。チベット人も珍しいらしく、みんな大騒ぎだ。尼さん達もスマホで一生懸命撮っている。車内はさながら大撮影会と化していた。オオカミはそんな私らを小バカにしたように一瞥して、どこへともなく去って行った。よく見ていないと大地の色と似ているのですぐに見失ってしまう。あっという間の出来事だった。 じつはアムドでオオカミを見るのはこれが初めてではない、3年前にも「瑪多」へ行く途…

  • 植物観察

    3000mの低い所は山の斜面に針葉樹が植わっている、少し登ると針葉樹の丈が低くなる。その上は緑のカーペットに草花、木はない。 いろんな草花の中に黄色い小さな花が一面に咲いているところがあり、そして4000m近くになるとイエローポピーが咲き、赤いハンカチ草、その上がブルーポピーだ。 しかしブルーポピーは緑のカーペットの中には咲かない、今回は写真のような道路を造った山の斜面に咲いていた。 なぜかそんな所を好んで咲くみたいだ、自分の美しさを目立たせようとしているのだろうか。葉っぱにとげみたいな物がついていて気むずかしそうではある。 まだまだ続く美しい風景。だんだん高度が下がっていく。 山には針葉樹が…

  • 幸せの青い予感

    運転手の隣は先輩の尼さん、二列目は女と男に若い尼さん、三列目が私と坊主二人。 しかしよく見てみると坊主二人は親子のように見える。 高校生くらいの男は首が大きくはれている、苦しいのだろう静かにして笑顔はない。父親らしき人も話はするが表情は暗い。二人で大きな病院か、寺の高僧に拝んでもらいに行くのかもしれない、僧に似た服を着て。 8人を乗せたワゴンはアムドの南を行く。今までと同じ緑のカーペットだが山が多く少し高い だんだん高く登って行く。峠(ラ)に近づく、かなり高い。イエローポピーが点々と咲いている。なにかいい予感がする…。ラを越える、タルチョがある。峠には必ずタルチョが祀られているので、一番高いと…

  • 班瑪・白托寺

    6時半ごろ到着。 「班瑪」は小さな街だが中心を貫く道路はゴミが少なく、街路樹が植わっていてきれいだ。 ホテルを探すがなかなか見つからない。早くしないと日が暮れる、しかたなく中心にある安い宿に。 シャワーはもちろんなくトイレはあるが和式だ。後で調べたら人民政府の敷地内にホテルがあったらしい。 この宿に二泊はなんかやだなあという感じ。 どうしても行きたいゴンパは一つだけ、4キロ先にある。片道歩いて1時間弱、朝早く行けば次の街「色達」行きの乗り合いのある時間までに戻れそうだ。他のゴンパ見学は省略。 翌朝6時に宿を出てゴンパまで歩く。予定通り45分でジャンリタン・ゴンパ(白札寺または江日堂寺)到着。 …

  • 達日→班瑪

    バスターミナルの前の食堂で、具がほぼヤク肉だけの包子を食べているとまた雨が降ってきた。 チベットの夏は雨季だ、太陽に熱せられた大地から水蒸気が上昇気流となって山を上り、雲を作り雨を降らせる。午後遅くなると2時間ほど雨が降りそして晴れてしまう、そして次の日また午後遅く雨が降る。その繰り返しだ、ごくろうさま。 ところが今年は違う、中国大陸の成都から北京まで細長く厚い雲がかかり毎日雨を降らせている。テレビをつけると毎日洪水のニュースをやっていた。 その影響のせいか一日中降ったりやんだりしている、旅の間中そうだった。西寧をのぞいて。この雲はその後日本に移動し日本海側に洪水をもたらした。 雨のやむのを待…

  • 達日・ケサル大王の像

    「達日」は何もありませよ、旅行社の人が言っていた。しかしここは「瑪多」を過ぎた黄河が次に通る街だ。 バスは黄河にかかる橋を渡り達日の街に着いた。 アムドの街はどこもそうだが、街の中心の通りを広げ、両側の店をすべて新しく建て替えてある。それもそんな昔ではなく最近だ、周りの家もみんな新しい。でもどこもみんな現代中国風で変わりばえせずつまらない。 達日も同じように新しい。ホテルを探して歩く。かなり遠くにいいホテルがあったが、入ってみても掃除している人しかいない。 誰かに聞いてみようと思ったら、階段を拭いていたおばさんがやってきて、今は水も出ないし電気もつかないから夜の8時に来て、そうすれば泊まれると…

  • 自由が丘で手に入れたラピスラズリ

    東横線自由が丘駅前広場の右手の、自由が丘デパートというシブい名にたがわぬシブいビルの地下にその店はある。小さな店が並ぶ中にしゃれた飾りつけでたたずんでいる。 ここの店長が時々アムドやカムや雲南省に出かけ、アクセサリーや仏具などを買い集めてきて、それをリメイクしたりそのまま売ったりしている。 アムドやカムにたくさん友達がいるらしい、うらやましい。 以前は上海に店を構えていたが、5月ごろに引っ越してきた。 青海省に行く前に上海に寄り、久々の上海散歩がてらラピスラズリを買うつもりでいたので少しがっかりした。 そこで旅行ひと月前に出かけてみることにした。 ラピスラズリのブレスレットがほしいと言うと、店…

  • 瑪沁→甘徳→達日

    「瑪沁」の街から西に100キロ近くいくと「雪山郷」がある、そこからまた150キロくらい行くと「下大武」がある、去年村長の家に泊まった所だ。 その一本の山道の左手にアムニェ・マチェン山脈が連なっている、最高峰は6282mある。 しかしこの道はすべてが標高4000m以上だ。そして雨季の夏は遠い山は雲がかかってめったにお目にかかれない。 そしてその道の土手のようなところに、今回の旅の最大の目的ブルーポピーが咲いているのだ。 8時頃出たバスは午後2時前に瑪沁に着いた。このぶんなら雪山郷まで行けるだろう、そして一泊して氷河や草花をたっぷり見て戻ってこよう。 そう考え、バスを降りてターミナルにたむろしてい…

  • 同徳→瑪沁

    「瑪沁(大武)」行きのバスはなぜか一日おきにある、今日はあると昨日曲什安へ行った運転手が言っていたので、早く起きてバスターミナルへ。 ぶじバスに乗る、6人しかいない。 窓の外で誰かがニコニコしている、よく見たら昨日の運転手だった、手を振って別れる、誰でもいい送ってくれる人がいるとうれしい。 少し雨模様の中バスは走る。隣のオヤジが写真撮れとうるさいので撮ってあげたが、逆光の窓を背にそんな黒い顔じゃあうまく写らないよ。 きっと遊牧民だ、たっぷり日に焼けて色が黒く、ほりが深く鼻が大きい彼らみたいな人達をよく見かける。丸顔が多いがチベット人もいろいろな顔をしている。 「巴灘岔路口」まで戻り瑪沁方向に向…

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