シンちゃんがお母さんといっしょにご飯食べに来ました。今日は運動会の代休だそうです。 シンちゃんは保育園に行ってる頃、毎日のように夕方保育園の帰りにお母さんといっしょにパンを買いに来ました。 トトロが大好きな子どもでした。なので、パン屋に来ると、いっしょに外へ出て、通りの大きなケヤキの木を見ました。 ちょっと薄暗くなり始めた頃なので、声をひそめ、 「もうすぐあの大きな木の上に、トトロが傘さして現れるんだよ。ほら、見える?」 と、二人して目をこらしたのでした。 「そうそう、もうちょっと暗くなると、ネコバスもやってくるんだよ。ちょうどあの木の下に止まるから、待ってると乗れるかも」 なんて話を目をキラ…
浅川さんちのそらくんが床屋に行きました。そらくんが街を耕している様子がよくわかります。 ameblo.jp 床屋に限らず、どこでも人はみんなばらばらです。でも、そらくんがいることで、そこで知らない人通しで自然に会話が生まれたことがすばらしいですね。 『福祉労働』という雑誌に 「ぷかぷかさんといることで、周囲の人間の心がまるくなる」 という言葉がありましたが、床屋さんにいたお客さんたちの心がまるくなるから、全く知らない人とも自然に会話が生まれるのだろうと思います。 社会全体がなんとなく息苦しくなる中で、みんな心がとがってしまっています。知らない人に向かう心がとがっていて、社会がどんどんばらばらに…
ぷかぷか作り隊が11月4日のイベントのチラシを作りました。 大事なところを大きくすると 鶴見にぷかぷかのような場所、みんなが思いっきり自分らしくいることができて、みんなが笑顔で過ごせて、障がいのある人もない人もごちゃ混ぜでフラットな関係でいられて、ほっこり心あたたまるような場所をつくります。 その第一回目の集まりです。とりあえず高崎、辻さんからぷかぷかってどんなところか、ぷかぷかさんの保護者から見てどうなのか、どうして障がいのある人たちといっしょに生きていくのがトクなのか、接客マニュアル通りにやることが何で気色悪いのか、『ぷかぷかな物語』に登場するフリチン少年は社会をうまく渡っていけるのか、等…
現代書館から出ている『福祉労働』という季刊のちょっと堅い雑誌に8月3日の上映会の話が載っていました。現代書館の若い編集者が書いたのですが、上映会でやろうとしたこと、伝えようとしたことを、すごくうまくまとめていると思いました。 「相模原障害者殺傷事件についての集会ーーではあるが、会場のあちこちで笑い声が聞こえ、障がいのある人と子どもが一緒になって走り回っている。そこには、明るさと希望が満ちていた。」と書いてあります。 特にそういったことを計算していたわけではないのですが、ぷかぷかさんといっしょにいると、自然にそういう雰囲気になります。明るさと希望は、彼らが作り出すものです。 相模原障害者殺傷事件…
「うちのぷかぷかさん」を書いている浅川さんの最新ブログ ameblo.jp そらくんの子育てを楽しんでいる日々がよく見えます。 ふつうなら、あれができない、これが遅れている、といろいろ悩むところですが、そんなことよりも、そらくんとの日々が楽しくて楽しくてしかたがなかった、と書く浅川さん。 これは浅川さんが特別なのではなく、「社会に合わせなきゃ」というところから自由なだけ。だから子どもとの日々を楽しめる。 多くの人は、そこのところに縛られ、せっかくの子どもとの楽しい日々が楽しめなくなっているのだと思います。もったいない話です。 どうして「社会に合わせなきゃ」というところから自由じゃないんだろう、…
今日紹介した実習生の感想にはなかったのですが、実習の終わり頃、学生さんといろいろお話ししたときに相模原障害者殺傷事件の話をしていました。 授業で聞いたときは、大変な事件だけど、どこか人ごとという感じで聞いていました。でもぷかぷかで実習し、『ぷかぷかな物語』の最後の章を読んでからは、それではだめなんだと気がつきました、とうれしいことを言ってくれました。 人ごとではなく、自分のこととして考えなければいけないんだ、と。その気づきが、ぷかぷかさんとのおつきあいから生まれた、ということがうれしいですね。 テラちゃんをはじめ、実習で出会ったぷかぷかさんたちと自分の、いっしょに生きていった方がいいと思える関…
近くの女子大から実習に来た人がいて、感想が届きました。 ●●● はじめて就労継続支援施設で実習をして、障害のある人の支援をするのではなく、一緒に仕事をして一緒に生きていくという考え方に変わりました。障害のある人と関わる機会はなかなかなくて、電車やバスで見かけるとなんとなく目をそらしたりしている自分がいました。施設に興味があるけど実際に行くとなると、大丈夫かなと少し不安な部分もありました。 ですが上映会や実習初日にてらちゃんが凄い勢いで話しかけてくれて、緊張が解けて笑ってしまいました。 メンバーさんは1人1人が自分の個性を存分に出せているのが伝わってきて、それぞれが得意な事、苦手な事を周りのメン…
「無理して社会に合わせるのはやめようよ、もっと自分らしく生きようよ」セミナーをやります。
10月12日(土)は地下鉄中川にある「シェアリーカフェ」で、12月8日(日)は「あざみ野駅」にある「スペースナナ」で、「無理して社会に合わせるのはやめようよ、もっと自分らしく生きようよ」セミナーをやります。 これは障がいのある人たち、その親御さん、関係者に呼びかけたものですが、障がいのない人も同じだと思います。 無理して社会に合わせようとして、登校拒否になった人、引きこもりになった人、精神を病んだ人など、まっとうな感覚を持った人たちがたくさん、社会から外れたところで自分の人生を生きています。 「社会に合わせなきゃだめ」と言いながら、合わせる社会がまっとうな社会ではない、ということです。それぞれ…
花岡さんのブログ ameblo.jp hanaちゃんはぷかぷかさんよりも生産性が低いのかどうか、というとても大事な問題を花岡さんは取り上げています。あなたはどう思いますか? 「何かができる、できない」の評価は、魔物のように私たちにとりついています。その魔物にどう向き合うのか、ということ。 「何かができる、できない」という評価を超える価値が人間にはあることを教えてくれたのは、養護学校の教員になって最初に受け持ったアンジェルマン症候群の重度障害を持ったサト君でした。サト君はおしゃべりもうんこの後始末も、本当にいろんなことができない子どもでした。でも、そのできないことを超える人間の魅力を、サト君はて…
演劇ワークショップ、100万円以上のお金が不足するので、読売福祉文化賞にもう一度トライすることにしました。読売福祉文化賞は4年前、演劇ワークショップが受賞しています。なので、今回はお店というか、本体のあり方みたいなところで勝負しようと思いました。 文化賞なので、やはり文化に触れるところでの勝負です。ぷかぷかはどういう文化を生み出してきたか。 簡単に言えば「障害者はあかん」「役に立たない」「効率を落とす」「社会の邪魔」といったマイナス評価の文化に対して、それはちがう、「いっしょに生きていった方がいい」と思える文化です。 それは彼らといっしょに生きていく中で生まれました。 パン屋の前にはパンの焼き…
「おひさまの台所」の怪しい扉の内っ側に貼ってある張り紙にいつも癒やされます。 心がきゅんとなります。彼らといっしょに生きてることの幸せを感じます。 松田智子さんが13時間も拘束されていたという津久井やまゆり園では、こんなあたたかな言葉のやりとりはなかったんだろうな、と思います。 お互いにとって、それはとても不幸なことです。 そういう環境だから「障害者は不幸しか生まない」という言葉が生まれたのだろうと思います。 不幸は障害者が生んだのではありません。こういう環境をつくった健常者ですよ。健常者が不幸を生んだんですよ。そこをきちんと見ていかないとだめだと思います。だから現場の検証が必要なのです。 写…
gab.shimaさんのインスタグラム 夏斗3歳の誕生日おめでとう🎉✨これからも素敵な笑顔で家族を照らしておくれ🥳✨ 先天性の病気なんかに負けるな🤪#アンジェルマン症候群#指定難病#エンジェルマン#天使の病気#歩くのが苦手#話すのが苦手#笑うのがすごく得意#どんな病気や#人に愛される才能しか持ってない#最高じゃないか#頑張れ夏斗#いつか話せるといいね#いつか一緒にサッカーできるといいね#いつか乾杯したいね#お医者さん達よ#研究頑張れ#オレは営業頑張るw アンジェルマン症候群はかなり重度の障害です。でもいつもにこにこしていて、まわりをハッピーな気持ちにさせてくれます。 「人に愛される才能しか持っ…
昨年7月に放送されたNHKスペシャルで紹介された松田智子さんの1年後の様子が「おはよう日本」で放送されました。智子さんの生き生きとした表情にびっくりしました。 生活環境が変わるとこんなにも表情が変わるんだと思いました。津久井やまゆり園にいたときは徘徊がひどく、見守りが困難だとして毎日のように「身体拘束」されていました。多い日は13時間を超えることもあったそうで、その結果、智子さんはだんだん意志を示さなくなったといいます。 やまゆり園から別の施設へ移った智子さんの今の表情を見ると、やまゆり園が、いかに非人間的な支援施設であったかがよくわかります。相手が重度の障がいを持っていても、人としてちゃんと…
青葉区役所から今年も人権研修会を依頼されました。昨年はすごろくワークショップをやりました。 www.pukapuka.or.jp すごくいい感じでおもしろかったのですが、同じのをやるのもおもしろくないので、今年はぷかぷかさんといっしょに簡単な演劇ワークショップをやってみようかなと思っています。時間にして1時間ほどなので、ちょっとだけいっしょに表現活動をやってみるだけですが、それでも、昨年よりは踏み込んだ関係がぷかぷかさんとできるのではないかと思っています。いっしょに新しいものを創り出すような関係です。 あれができないこれができないといわれている障がいのある人たちと、新しいものをいっしょに創り出…
「社会に合わせなくても、やっていけるよ」をテーマにしたセミナーをあちこちでやる予定です。 こんなセミナーです。 以前ダウン症の子どものお母さんたちが10人ほど見学に来られたことがあって、その時に、辻さんが気づいた「見当違いの努力」の話をしたら、何人かのお母さんが涙を流していました。それくらいみんな社会に合わせるために、毎日毎日大変な努力をして、追い込まれているのだと思いました。 「社会に合わせなきゃだめ」とまわりからの圧力で、自分らしさを押し殺すなんて、もうやめませんか?本当はみんな苦しいんでしょ。苦しいからお母さんたちは、見当違いの努力の話に涙がこぼれてしまったのだと思います。 もう我慢する…
養護学校の教員をやっていた頃書いた『街角のパフォーマンス』をオンデマンドで100部限定で印刷しました。1988年に発行したものですが、中身は全く古くありません。というか、障がいのある子どもたちとこんなにおもしろい場をいろいろつくってきたことは、時代のはるか先を行っていたような気がします。いや、今の時代だって、こんな場はつくり切れていない気がします。 副題の《「障害」のある子たちからのやさしい反撃》は、彼らといっしょに作り出した柔らかなやさしい文化による、彼らを排除する文化への反撃、といった意味です。当時、私が彼らといっしょに作り出しているのは新しい「文化」だ、と主張していたのですが、振り向く人…
津久井やまゆり園の無責任さについて、 神奈川県はどう思うのか、質問状を書きました。県のホームページの「私の提案」から質問を送ります。以下、その内容。 津久井やまゆり園障害者殺傷事件に関する質問です。 津久井やまゆり園は事件後、1年たってからホームページに、事件について以下のように述べています。 《 昨年7月26日、津久井やまゆり園で起きました事件から一年になります。今まで多くの皆様にご迷惑やご心配をおかけしてきたところでございます。》 社会に大変な衝撃を与えたあの事件に対し、わずか2行の人ごとのようなあいさつで済ませていいものでしょうか。 やまゆり園は社会福祉法人が運営しています。なぜこのよう…
昨日書いたぷかぷか日記に、こんな感想が上がってきました。 ●●● 《「名前のない柱」は、津久井やまゆり園が、強いては社会そのものが、重度障害の人たちの人生にどう向き合っているのかを象徴しているように思います。》 本当にそうですね。この社会のあり方そのものがこの事件を引き起こしたんですよね。 それなのに、NHKの調査で「5人に1人がこの事件を覚えていない」との結果。 元々隠されていたのに、事件そのものもなかったことにされています。誰も本気で怒る人がいない。本当にどうしたらいいのだろう、とむなしい思いになります。 ●●● あれだけの事件があったにもかかわらず、社会はなかなか変わらなくて、がっかりす…
「ブログリーダー」を活用して、ぷかぷかくんさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。