ここから新しい物語をそれぞれが作っていくような上映会、やります。
8月3日(土)みどりアートパークホールで「相模原障害者殺傷事件」をテーマにした上映会をやります。といって、事件に関する重い話とか、優生思想云々の大きな話ではなく、明るい、希望のある話をしようと思っています。 「相模原障害者殺傷事件」を明るく超えていく、というのも変ですが、犯人の言った「障害者はいない方がいい」「障害者は不幸しか生まない」といった言葉や、それに同調する社会の雰囲気を超えるには、そういったことを言葉で批判するだけに終わるのではなく、「障がいのある人たちとは一緒に生きていった方がいい」「その方が、人生、トク!」「障がいのある人たちは、まわりの人たちをほっこりあたたかい気持ちにさせる」…
寝たまま愛されているセノーさんは、産業革命以来の価値の大変換
「 福祉にファンができるヒミツ」と題したセミナー、「とてつもないすばらしさを再認識」とか「とても刺激的なセミナーでした」といった言葉をいただきました。 会議室のすぐ外では 魔女系アーティスト宮原さんが、「最近イノベーションだのなんだのとやたら騒いでいるけれど、ぷかぷかさんと出会ってみれば、〈ケッ!〉っていう感じです」といったのがすごく印象に残りました。なんとなくその感覚はわかるのですが、一応本人に聞いてみました。で返ってきたのがこれ。メッセンジャーでのやりとりをそのまま載せます。 ●●● (宮原)「ケッ!という感じ」の説明しますね。私は広告代理店のクリエイターだったので、新商品、新機能、新成分…
7月1日(月) 絵巻物を学生さんとぷかぷかさんが一緒になって完成させます。
桜美林大学の学生さんが作った詩(ぷかぷかさんとの出会いの物語)を元にぷかぷかさんが絵巻物を作りました。まだ完成ではなく、7月1日(月)の授業で、学生さんと一緒に完成させます。 絵の元になった詩 絵巻物は別の詩を元にしたもう一枚があります。 7月1日(月)はもう一度詩を振り返り、ぷかぷかさんの描いた絵巻物をしっかり見て、更に必要な絵、言葉を描き込みます。 全盲の学生さんも参加しますので、その方へ、どのように伝えるのかが、大きな課題です。ぷかぷかさんがどのような言葉で説明するのか、すごく楽しみにしています。目の見える学生さんが目の見えない学生さんにどのように説明するのか。ものすごくいろんなことが問…
桜美林大学で4回の連続授業。1回目は6月10日(月)演劇ワークショップ、2回目は6月17日(月)すごろくワークショップ、3回目は6月24日(月)詩を作るワークショップ、4回目は詩を元にぷかぷかさんの描いた絵物語のブラッシュアップ。 1回目6月10日(月) 簡単な演劇ワークショップ 台湾、中国からの留学生、全盲の学生さん、学部外からの参加者等、いかにも桜美林大学らしい雰囲気でした。 「まるまるまる」の歌 左から三番目の女性は全盲の方ですが、ちゃんと参加しています。 アクションじゃんけん「サムソンとデライラ」 「笑いの階段」 全盲の学生さんも小さな笑いを隣に送ります。 椅子のシェイプ(形作り) ヨ…
「子どもたちにオペラをプレゼント」の企画に、なんと10万円寄付してくれた方がいました。本当に涙が出そうなくらいうれしいです。ありがとうございました。 世の中にこういう人がいることは、大きな希望です。 子どもたちにオペラをプレゼントする、という夢のような企画に協力を申し出てくれた方は、現在この方も含め41名もいます。集まったお金は474,666円、目標額70万円の約67%です。ほんとうにありがとうございます。 先日の朝日新聞にこんな記事がありました。 こういうやさしい人たちによって、社会のやさしさが支えられているのだと思います。こういう人たちがいるからこそ、社会に希望が持てます。 今回の企画に協…
10年ぶりに高校生になった息子と見に来ましたが、又感動しました。
オペラは芝居の台詞が歌になります。台詞が歌になるとどうなるか。同じ言葉の表現する世界が、ぐ〜んと広がります。 たとえば 「あ、おいしい」 という言葉。これをどんな風に言うか、が芝居のおもしろいところですが、オペラはこれを歌で表現します。歌で表現すると、びっくりするくらい世界が広がります。 2015年にやった「歌のワークショップ」での映像です。 www.youtube.com この楽しさを子どもたちにプレゼントしたいと思うのです。 この楽しさは大人も味わわなきゃソン!です。ぜひ子どもと一緒に見に来てください。 子ども向けのオペラとはいえ、大人が見ても十分楽しめる内容です。何よりも音楽のクオリティ…
子どもたちにオペラをプレゼントするためのクラウドファンディングの寄付金が、目標額70万円の50%を超えました。集まった寄付金は365,166円。サイトはあと14日しか開いていないので、その間で残り50%、金額にして334,834円を集めないと、とても厳しい状況でオペラを開催することになります。 オペラはひとときの夢の世界です。ひとときの夢の世界を思いっきりあそぶのです。 ですから、子どもたちにオペラをプレゼントする、というのは、オペラというわくわくするようなひとときの夢の世界を子どもたちに思いっきりあそんでもらう、ということです。 これは、お菓子やおもちゃをプレゼントするのとは、全く意味合いが…
昨日の神奈川新聞、成田記者のデスクノート、短いですが光っています。 スペースが小さいので、問題の入り口に立ったところで終わってしまっているのが、なんとも残念です。ただいつも成田さんが書いてくれるのを待つのではなく、私たち一人一人がこの入り口に立ち、何をするのかを具体的に考え、実践することが必要なんだと思います。「社会の側こそ問われている」のですから。 ぷかぷかは「引きこもり」といわれている人たちとのつながりはありませんが、障がいのある人たち(主として知的障がいの人たち)とのつながりの中で、様々なことを実践してきました。 たとえばやまゆり園事件で犯人が言った「障害者はいない方がいい」とか「障害者…
『ぷかぷかな物語』をたくさん買って、お中元代わりに世話になった人や知り合い、近所の小中学校、養護学校などに、自分の感想を添えてプレゼントしまくりたい、という浅川さん。どうしてそこまでするのかいろいろ考えました。 ソーシャルデザインの本に 「自分の手で、未来をもっと素敵にできると思いますか?」 という問いがありましたが、この問いに「YES!」と答える人なんだろうと思います。 つまり『ぷかぷかな物語』をプレゼントしまくることで、 「自分の手で、未来をもっと素敵にしよう」 と思っているのだと思いました。 ぷかぷかは、 「障がいのある人たちと一緒に生きていくことで、未来をもっと素敵にできる」 と思って…
いじめたり、いじめられたり、といった関係がないことがすごくいい
知り合いの子どもが時々支援級に遊びに行っているそうです。友達がいて楽しいからです。これって、すごくいいなと思います。子どもの時から支援級の子どもたちとおつきあいがあるって。 面談で 「時々4組(支援級)に遊びに行っているようですが、お母さんはご存じですか?」 と、担任が聞いたそうです。 なんかね、悪いところに出入りしてるようないい方です。4組に遊びに行っていることは、前の担任から引き継がれているそうで、いったいどういう感覚なんだと思います。 4組は、居心地がよくて、楽しくて、いじめたり、いじめられたり、といった関係がないことがすごくいい、と子ども自身が言ってるそうです。子どもなりにふつうのクラ…
『ぷかぷかな物語』に私の感想を添えてプレゼントしまくろうと思いついてしまいました
先日『ぷかぷかな物語』の感想を書いてくれた浅川さんのその後です。少ない収入で『ぷかぷかな物語』を何冊も買い込み、自分の感想を添えて知り合い、お世話になった人たちに配りまくろう、というのです。地域の小中学校や養護学校にも、読んでください、と置いてくるそうです。なんだか涙が出るくらいうれしいです。そうしてまで配りたい本なのだと思います。 ameblo.jp
アマゾンのカスタマーレビューにあった文章がすばらしいので紹介します。 ●●● 「多様性を認めよう」という言葉にはどこか「居てもいいですよ」的なニュアンスがあるが、著者は「一緒に生きていったほうがトク」と言いきる。本からはそのことが生き生きとした日常を描いた文章でほとばしってくる。「トム・ソーヤーの壁塗り」という例えがあるが、嫌いややっている時はだれも手を出さないが、楽しそうにやっているとみんなが「僕にもやらせて」と寄って来る。物事には多様な側面があり、別の側面から光をあてると価値が逆転する例だが、この本にはそんなことが書かれていると思った。机上の論理ではなく、実践者のものがたりとして。 ●●●…
障がいのある子ども二人を「うちのぷかぷかさん」といい、その幸せな日々を発信している浅川素子さんが「ぷかぷかな物語」の感想を書いてくれました。 そうか、こんなふうに読み手には伝わってるんだ、という発見がいくつもあって、とてもうれしかったです。書き手の思い以上のものを感じました。 浅川さんは、障がいのある子どもを育てるのは「素敵な体験だ」と言います。それを知らない人たちに伝えたい、といいます。もったいないから、と。 確か『次郎という仕事』というドキュメンタリーに出てくるお母さんも、こんな幸せを独り占めにするのはもったいないから時々次郎を社会に貸してあげるんですよ、といいます。 これらは「新しい障害…
6月27日(木)のセミナーに特別ゲストでお迎えする魔女系アーティスト宮原さんに、 「どうしてぷかぷかさんたちのこと好きになっちゃったんですか?」 って、聞いてみました。で、返ってきた答えがこれ。 ●●● 魔女がぷかぷかさんを好きになった理由 それはたぶん、私が小学校3年生か4年生、8歳くらいのころです。 私が通っていた小学校は全学年3クラスだったんですけど、「4組」ができたんです。それが今思えば、養護学級でした。でも養護学級という言葉は知らなくて(特別支援学級なんて言葉もなかったのかもしれない)、「4組さんがやってきた」っていう感覚でした。 私たちの学校では、3年生になるとプレイルームと呼ばれ…
何気なく撮ってFacebookにアップしたこの写真に 《この何気ない風景をゆるせる、福祉、社会っていいですよね。(^ω^)みならいます!》 というコメントが寄せられました。 これを許せるとき、私たちもまた自由になります。彼らといっしょに生きるのが、楽しくなります。 これを許せないとき、私たちもまた不自由になります。彼らといっしょに生きるのが、辛くなります。 6月27日のセミナーはこういった話をします。この写真見て、いいな、と思った方、こんな事ほっといていいの、って思った方、ぜひ来てください。 pukapukacanpan.peatix.com
障害のある人と一緒に生きていくための、自己実現論だから面白い
現代書館の若い編集者向山さんが『ぷかぷかな物語』の感想を書いてくれました。 ●●● まず拝読して感じたのは、本書は仕事術・自己実現論として読んでもとっても面白い!ということです。 ごにょごにょ理由をつけていないで、とにかく自分が素晴らしいと思うことをやってみればいいじゃない!という姿勢に、ハッとさせられることが多々ありました。イタリアのニィリエの言葉に「実践の楽観主義者」とあるのですが、まさに高崎さんのことだと思いました。 そして、高崎さんのその姿勢って、いまの若い人に向けた大切なメッセージだと思うのです。 わたしの知り合いの大学の先生が、「ゼミのときに、学生に好きなことやっていいよと言っても…
毎日小さなカメラを持ち歩き、写真を撮りまくっています。いい写真が撮れたら、キャプションをつけ、Facebookにアップします。 今日撮ったこの写真 特に物語があるわけではなく、どういうキャプションをつけようかといろいろ考えました。写真を眺めているうちに、あーだこーだと物語を考えなくても、彼らがこうやって笑顔でいること、ただそれだけでいいじゃないか、と思ったのです。 そのことに価値があること、こういう笑顔を生み出す社会こそ豊かであること。 昔養護学校の教員をやっている頃、卒業生の進路先を時々訪ねました。 その中で、生徒の変わりようにびっくりしたところがあります。その方は学校にいる頃、ダウン症の、…
すばらしい当事者からのメッセージ。最後、涙がこぼれました。 こういう力強い、必死のメッセージが今必要。そして、こういうメッセージが社会を動かします。 当事者のこんなメッセージを、私たちはもっともっと拾い集めねば、と思いました。 www.youtube.com 報道現場の記者の迷いや悩みこそが、報道の内容を豊かにするのだと思います。何があったのか、機械的に伝えるのではない、人間として伝える、人間というフィルターを通して伝える、ここが一番大事な気がします。そういった人を感じる報道が、時として深く傷ついた人を救います。 www.youtube.com にしても、東海テレビ、すごい!
「こんなの聴いたことない感」にあふれた歌が世界中でヒットすれば
昨日影絵のワークショップに参加したfujikiさん、時々ギターかウクレレ抱えてぷかぷかに来るので、みんなでビートルズ歌いましょう。 「こんなの聴いたことない感」 にあふれた歌ができあがったらCDにして世界に向けて発信しましょう。きっとすごい反応が出てきます。その反応を見て、世界中の障がいのある人たちがビートルズ歌い出したら、すごくおもしろいじゃん!といってました。 fujikiさんはすばらしくセンスのいい音楽家で、先日紹介した『親が精神障害 子どもはどうしてんの』の動画の音楽ディレクターをやったりしています。『ぷかぷかさん カナダをゆく』のエンディングに使った音楽のブラッシュアップもしてくれ、…
福祉事業所は障がいのある人たちにとって大切な場であるだけでなく、地域社会にとっても大切な場である、という新しい福祉
先日ぷかぷかのファンの方が『ぷかぷかな物語』を読んだ感想をFacebookに投稿していました。その中にこんな文章がありました。 ●● 「ぷかぷかさん達」はぷかぷかだけでなく、日本中に世界中に居るのに、ぷかぷかに居る「ぷかぷかさん達」がキラキラして見えるのは何故でしょう? ●● 障がいのある人たちは、どこの福祉事業所にもいます。でもぷかぷかで働いている障がいのある人たちがキラキラして見えるのはどうしてでしょう、という指摘です。 ここにこそ「ぷかぷかのヒミツ」があります。ぷかぷかで働く障がいのある人たち=ぷかぷかさんたちは、どうしてキラキラ輝いているのか。 キラキラ輝くことで。「ぷかぷかさんが好き…
親が精神障がいの子どもを支える動画です。私は親の立場で精神障がいの娘と日々向き合っていますが、なかなか大変な日々です。ただその大変さを相談できる相手がいるので、まだ救われるのですが、子どもの場合は、相談できる大人を見つけるのがすごく大変だろうと思います。そこを支えていこうという動画です。子どもの頃苦労したチアキさんの言葉が光っています。 kidsinfost.net 子どもはまわりの大人が理解していないとなかなか心を開けません。 あの子は心を開かない的な発言に対し、 「心を開いて、それを受け止めるキャパあるんかい」 とぽろっと言うチアキさん。この言葉は、社会全体に対する問いかけでもあろうと思い…
オペラ『ロはロボットのロ』の出だしは、主人公テトの自己紹介の歌で始まります。 ♪ ぼくはロボットです でも、空は飛べません 走るのは苦手です 泳ぐのも苦手です けんかは苦手です。 算数は苦手です 鉄棒は苦手です 跳び箱も苦手です 犬も苦手です お化けも苦手です ピーマンも苦手です …… ♪ と、苦手なものがずらりと並びます。 え?ロボットなのに、泳ぐのが苦手? 犬も苦手? ピーマンも? 「なーんだ、ぼくと同じじゃん」「わたしと同じだわ」 と、子どもたちは、一気にテトに親しみを覚えます。 テトは「弱いロボット」なのです。だから親しみがわきます。 ♪ 苦手なものを数えると 両手の指と、足の指を足し…
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