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莉緒
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2013/08/23

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  • 好き好き大好き 25

     笹井の家の前まで着いた。「どうすればいいんだ?」笹井の家の前でウロウロと歩く。これでは変質者になってしまう。「早いとこ渡さないと」笹井の家に行くのは数年ぶりだ、俺が大学生になってからは、会う機会もそんなになかった。自分の腕時計を

  • 好き好き大好き 24

    「仕方ない、渡しに行くか」明日の朝でもいいのだが、笹井が探してるのではないかと少し不安になった。カバンを持ち、椅子から立ち上がるとふと、今日が笹井の誕生日であることを思い出す。「誕生日に、家に行ってこれだけ渡すのも・・・って、もしかして」篠

  • 好き好き大好き 23

     笹井がさった後に、俺はため息をついて椅子にもたれた。「どうしたらいいんだ」俺は笹井にどうしてやることもできない。それに笹井と篠原はそういう関係なんじゃないのか?「わからない・・・」俺がうつむくと、足元に光るものが見えた。「なんだ

  • 好き好き大好き 22

     イライラする。何をしていても笹井と篠原の行動を思い出してしまう。「情けないな・・・ホント」大人になったらもっと余裕がもてるんだと思っていた。「そうでもないんだな」こんな自分に嫌気がさす。もっと大人にならなければ・・・。「失礼しま

  • 好き好き大好き 21

    放課後、篠原が言っていたことを思い出し、数学準備室から中庭を何気なく見た。特に誰かがいる様子はなかったが、ボーッと見ていると二人りの男子生徒が、走ってきた。「笹井・・・と篠原?」笹井と篠原は向かい合ってたっており、俺からは、笹井の表情は見る

  • 好き好き大好き 20

     最近の高校生は何を考えてんだか・・・。無意識にハァーっとため息が漏れた。「芦屋先生お悩みですか?」廊下を歩いていると、後ろから英語担当の水城先生に声をかけられた。「えぇ。まぁ・・・」水城先生は、多分俺と同い年だった・・・はず・・

  • 好き好き大好き 19

    朝練を終えて、準備をしに戻る途中、笹井が俺に勢いよく抱きついてきた。いつも通りの朝、いつものように笹井に注意をするはずだったが、今日はいつもと違っていた。「ゆうちゃんゆうちゃん。今日は何の日でしょー」笹井は楽しそうに俺にそう問いかけてきた。

  • 好き好き大好き 18

    「楽しかったな〜!!」俺の肩をつかみながら、高橋が楽しそうにしている。「あ、あぁ」俺たちが店の外に出ると、あたりはもう真っ暗だった。「俺、もう帰るわ」高橋の腕を外しながら、周りのやつらに声をかけた。「まだ、いいじゃね〜か」ムスッとした顔をし

  • 好き好き大好き 17

     俺は4日間のテストを耐え抜いた。そして今日、テスト結果が帰ってくる。担任に、出席順に名前を呼ばれ、結果が渡される。席に戻り、ゆっくりと紙を開いた。「うぉーーーー!!」と叫びたい気持ちを押さえて、亮太の方へ視線を送った。亮太は俺の

  • 好き好き大好き 16

     テスト当日、今日から4日間テストだ。「大丈夫・・・。あんだけ勉強したんだ」そう自分に言い聞かせる。「龍一。ホント大丈夫か?」亮太が心配そうに、綺麗な顔を歪めた。「大丈夫だって!!」テストの1週間ほど前から毎日のように、俺にそう聞

  • 好き好き大好き 15

     テストまで一週間を切ると、俺以外にも勉強してる奴がたくさんいる。朝は亮太と二人で静かにやっていたが今はそうもいかない。「数学難しい〜」「あっじゃあ、芦屋先生に聞きに行こ〜」俺の後ろで女子の会話が耳に入った。ゆうちゃんの名前を聞く

  • 探偵事務所へようこそ 番外編 10

    「先輩・・・。大丈夫すか?」「大丈夫なわけあるか!この馬鹿っ!!」あの後続けて何回も行い、昼もとっくに過ぎていた。「でも先輩も気持ちよさそうでしたよ」「おまっ!しね!」ヴァルはユーリの頬をガッと殴った。「いった〜!!」殴られた頭を押さえてう

  • 好き好き大好き 14

     亮太と二人、教室に入ると俺は早速ノートを開いた。「じゃあ亮太、英語教えて!」亮太の顔を見つめ、両手を合わせて頼んだ。「はいはい」呆れたように亮太は返事をした。それから、学校には朝早く行って勉強し、放課後には図書室で勉強をしてから

  • 好き好き大好き 13

     〜亮太side〜朝、いつもの時間に家を出た。いつも龍一と合流する場所にたどり着いたが、急いできてしまったせいか龍一の姿はまだ見えない。「待ってみるか・・・」いつもは待つことのない龍一を待ってみる。「りょーうた!!」少し待っている

  • 好き好き大好き 12

    〜亮太side〜龍一・・・大丈夫かな。夜、明日の学校の支度をしながら俺はそんなことを考えていた。やっぱり伝えない方が良かったのかな?でも隠すよりはましなのか?考えはこの二つの堂々巡りだ。龍一には幸せになって欲しい。俺の大切な友達だから・・・

  • 好き好き大好き 11

     「えっ?どういうこと?」俺は意味が分からずに亮太に聞き返した。「今朝、龍一のこと避ける理由聞くために、早く行って芦屋と話したんだ」少し申し訳なさそうに顔を背ける。「ゆうちゃんはなんて!?」俺は亮太に掴みかかった。「あ・・・うん」

  • 探偵事務所へようこそ 番外編 9(R18)

     「ぁ・・・も、指やだぁ」瞳に涙をいっぱい溜めながら、ユーリに懇願した。「だめ。先輩を傷つけたくないですから」グチュグチュと指を出し入れして、ヴァルのいいところを刺激する。「あっ・・・あぁ。も・・・むりぃ・・・」入れる指を3本に増

  • 好き好き大好き 10

     放課後になり、俺はゆうちゃんの元へと向かった。「俺はここで待ってるから」亮太はそう言って壁にもたれかかった。付いてきてくれると思っていた俺は少し驚いた。「あ、分かった」それだけ返すと、俺は準備室のドアをノックした。失礼します、と

  • 探偵事務所へようこそ 番外編 8(R18)

     ユーリがヴァルをベッドに押し倒した。「ホントにいいんすか?」ヴァルに幾つものキスを落としながら、ユーリが問いかけた。「うん。優しく・・・して?」ヴァルがユーリの首に腕を回し抱きついた。「そんなこと言われたら止まらないすよ」「え?

  • 探偵事務所へようこそ 番外編 7

     ユーリ視点俺が朝起きると、先輩は隣にはおらず、一人でソファに座っていた。「おはよ。先輩」取り敢えず、先輩に朝の挨拶をした。「あぁ。はよ」なんだか先輩に元気がない。落ち込んでいるようだ。「どうしたんすか?」先輩のことが心配になって

  • 探偵事務所へようこそ 番外編 6

     ヴァル視点俺だって、ユーリとしたくないわけじゃない。ただ怖いし、それに俺男だし。「おはよ。先輩」俺の考えを遮るように、起きたユーリが俺を後ろから抱きしめた。「あぁ。はよ」「どうしたんすか?」ユーリが俺の前へと回って顔を覗いた。こ

  • 好き好き大好き 9

     いつもの時間に起きて、学校へと向かうが、亮太の姿は見当たらなかった。「いつも会えるのに。どうしたんだろ」いつもは二人で歩く道を今日は一人で、黙々と歩く。教室へ行くと、亮太は自分の席に座り、勉強をしていた。「おはよ〜」俺は亮太に声

  • 探偵事務所へようこそ 番外編 5

     「先輩。今日何食べます?」「んー」考え込むように、顎に手を当てた。「ハンバーグ」キラキラ笑顔で、ヴァルが答えた。「好きっすね。ハンバーグ。じゃあ肉買うんで、スーパーいきますか」「ん」ユーリと恋人関係になってから、ヴァルはユーリの

  • 探偵事務所へようこそ 番外編 4

     「いいな〜。その猫〜」ヴァルが抱いている猫を撫でながら、ユーリがつぶやいた。「何がだ」「先輩に抱かれてるから〜」ニコッと笑ってヴァルの顔を見た。「まぁ俺は抱きたい方—ぶっ!!」言い終わる前に、ヴァルがユーリをはたいた。「うっせ!

  • 探偵事務所へようこそ 番外編 3

     「んだよ。あいつ」昨日のことを思い出しながら、仕事に励む。今は、迷子の猫を追っかけている。「くっそーどこだよ猫!」塀の上に登って探すが、まったく猫の気配はない。「先輩見つかりました?」「いや全然」ユーリと二人で探すも見つかる様子

  • 好き好き大好き 8

    「ホントにバイトよかったの?」「ドアの前まできて何言ってんの」「そーだね」亮太がドアを開けると、人影が見えた。「あれ、兄さん?今日早いんだね」「あぁ。ちょっと風邪気味だから、おじさんに帰された」「そっか。大丈夫?」「うん!亮太が看病してくれ

  • 好き好き大好き 7

     ゆうちゃんに会いに行こうと、朝から数学準備室へと向かった。中には疲れた顔をしたゆうちゃんが資料に向かっていた。「ゆーうちゃん!」ドアを勢いよく開け放ち、抱きついた。「おい、笹井。離れろ」いつもより機嫌が悪い。「そんな怒んなくても

  • 探偵事務所へようこそ 番外編 2

    『やってしまった』気絶したユーリをベッドに運んだ後、ソファに座りうなだれた。『あそこまでやっといて、蹴り飛ばすとか』「はぁー」ヴァルは深いため息をついた。「せーんぱい?」ソファの後ろから、起きたユーリが抱きしめた。「篠田・・・」自分のしてし

  • 好き好き大好き 6

     次の日「亮太亮太亮太ーー!!」俺は後ろ姿の亮太に抱きついた。亮太はほかの生徒より背が高く、すぐに気がつく。「朝から元気だな。なんかいいことあったか?」俺の頭をよしよしと撫でながら、ニコニコ笑っている。「亮太のおまじない効いたかも

  • 好き好き大好き 5

     「うし!ゆうちゃんに会ってくるか!!」亮太を見送った後、俺は両足に力をいれ直でゆうちゃんがいる数学準備室へ向かった。「失礼しまーす」ガラッとドアを開けると、そこにはゆうちゃん一人だった。「ゆ〜うちゃん。来ちゃった」自分なりに可愛

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