機械との競争/エリック・ブリニョルフソン、アンドリュー・マカフィー
テクノロジーの発達が、人間の仕事を奪う……。 この命題は、人間が機械とともに生きるようになってから、絶えず問いかけられていることのように思えます。 しかし、この本の著者たちは本書146ページで「この問題に注目している人がほとんどいないとわかった」と書いています。技術の発達...
この本の基になった 『闇株新聞』 は金融を中心とした情報を発信しているブログです。 私が知ったきっかけは、いわゆる「オリンパス事件」でした。当時まだ報道されていなかったオリンパス事件に関与した金融業界関係者を指摘し、事件の構図を示唆するなど、大きく注目されました。オリンパス事...
最近は「学び直し」が流行っているようですね。 山川出版社が「もういちど読む」シリーズを出版したり、中学英語や中学数学を大人が学び直すための本が多数出版されています。私も遅ればせながら、この波に乗ろうかと考えている今日この頃です。 そんな時に、日本経済新聞の土曜日付朝刊第2...
「経済記者」ってどんな仕事をしているのでしょうか? 確かに、意外に知っているようで知らない職種なのかもしれません。本の中で著者の田村氏も書いていますが、政治部や社会部ならば取材対象がわかりやすいのでイメージできるでしょうが、経済部の記者は官庁から、あらゆるジャンルの個別企業ま...
1990年代後半は、日本の金融業界にとって大きな転換点となりました。 90年代に入ってからの「バブル経済」の崩壊、95年には、いわゆる「住専(住宅金融専門会社)処理問題」、97年には北海道拓殖銀行(北洋銀行、中央信託銀行=現三井住友信託銀行に事業譲渡)という初の都市銀行の破た...
金融慣れしたいという意図で、この人の小説を読み始めました。最初に読んだのは『巨大投資銀行』でした。取材と本人の経験とがうまく融合して、初心者でも読みやすく、経験者も「そんなこともあった」と思わされる経済小説を書く人という印象です。 今回は、「地球温暖化」「CO2削減」が叫ばれ...
この本は、人に薦められて読みました。その方曰く、去年、中国の最高指導者7人(チャイナ・セブン)の1人、王岐山氏(政治局常務委員)が部下に、「この本を読め」と紹介したのだそうです。その話が伝わると日本でも売れ始め、日本経済新聞の朝刊1面のコラム「春秋」(2013年7月7日付)でも取...
自分の仕事に必要のある本、個人的に関心のある本を記録として残しておきたいという動機でブログを始めました。 皆さんと共有させていただける本があると嬉しいです。 よろしくお願い致します。
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