定型詩の創作、おもに俳句とその周辺を記事にします。
日記ブログの変形スタイルです。ですが、俳句に没入したいと思います。
肌脱にほのかゴーヤの匂ひけり温む風葭簀の隙の湊かな蜘蛛の囲や汗の粒立つ両の肩かき氷昭和の味を憶ひだす
梅雨明けの宣言むなし蝉の声誰のため判断迷ふ梅雨の明けヒトの手を拒むか夏の昼下がり山峡の狭まる辺り青野かな田水沸く季節の中に夢の道短夜や這ひづるままに月落つる田水沸く覚めてもぢかの匂ひかな
梅雨明けと喋りだしたき山の鳥明け易し午前五時半雲低れて遠ざかる雲の色にも梅雨の明け梅雨明けて雨季か乾季か吾が夏は残り香の歩道に積もる樟の秋
野の夜もむんむん蒸して梅雨の汗なづき野の抽斗あけて夏の青夏の山 一人じゃできぬ夢紡ぐ
行き渡る滴りのどか草の土手真清水の音無く草の根を洗ふバス道の峠越ゆれば青田棚一碧の波平らかに吾が青嶺内耳にことば浮き立つ日なりけり
青毬や鴉の喚く風の道時鳥@ariokamari@AratamaShikata こんにちは。かばん関西新人の有岡真里です。こちらでは理由あって時鳥と名乗っております。先日は「届いてますよ」と、メッセージ、ありがとうございました。とても心細かったので、本当に嬉しかったです…これからも、どう
青嵐季節はづれの風じたく蜘蛛の囲の主は逃げしか嵐前風鈴のかな文字のごと切れ目無くのうぜんや枝なき空に揺れゐたる
すがすがや山の畑に夏燕電線に家族並びて夏燕夏の季語あれよあれよと過ぎにけり
然ればとて小鹿の跳ねる野のちから秘仏とな五月闇にも拝ませよ朝曇夏を封じて霾しろし偏西の風に洗はれ夏の霾五月晴虫も季節になじみけり
キンキンに冷やせるビール凪の暮れ燻らせる蚊取り線香湯割り飲むひととおり汗を流して団扇かな着流しに川風ぬける乳房かなもと一人ご縁の中に霊の船 残照の中にぞ一人酌めば夏
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