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  • 揺らぐ線

    雨上がり、 帰り際に拾った木の棒で 水溜まりに 真っ直ぐな線を書きました。 どんなに頑張っても 水溜まりに書いた線は 波紋を作るだけで、 すぐに消えました。 僕は線を書くのを諦め 棒を捨て、フラフラと帰り道を行きました。

  • 日々

    帰り道の歩道 どこからともなく雨が降り 水滴はやがて、水溜まりになりました。 いつものように、歩いて向かう 次の日も、 次の日も、 けれども、朝はやって来た 気づいた頃には、 手遅れでした。

  • 糸が笑って布になり 糸が泣いてロープになり 糸が増えてセーターになり 糸が消えてセーターになる 糸を失って、水を知る

  • テレビ

    手に取るようにテレビを直す ブラウン管なら、叩いて直す 最近のテレビは複雑で 叩いてしまえば壊れてく 当たり前でも気付けない 適切に修理をしたつもりで 傷つけ、前よりひどくする 音のでないテレビは何を見せたがるのか 映像の写らないテレビは何を言うのか 電源の入ら...

  • 日々

    夜になったら 詩を書いて 朝になって恥ずかしがる 夜になって アニメを見て 朝になって後悔する 夜になって人を辞め 朝になって人間になる 醜い自分が嫌いになって 素敵な自分に酔いしれる 気付いたように死にたくなって 当たり前のように生き続ける 息を吸うのに...

  • https://kuraihirusagari.blogspot.com/2016/01/blog-post.html

    あの子が消えた あの子が消えた 僕が泣いても帰ってこない あの子が消えた あの子が消えた 僕が笑っても帰ってこない あの子が消えた あの子が消えた 君が泣いても帰ってこない あの子が消えた あの子が消えた 僕も消えた

  • 白いカラス

    白いカラス は 黒いカラスになります。 黒いカラス は 白いカラスになります。 青い目でみるカラス は 何色ですか?

  • しゃこうじれい

    仮面被った紳士さん 媚び諂いが お上手で 仮面被った紳士さん 日陰で喋るの お上手で 仮面被った紳士さん 上の空でお話しましょ 仮面被った紳士さん 喜劇と一緒に紅茶を飲めば 素敵なピエロの出来上がり

  • 社交辞令

    上っ面の嘘 思ってもない言葉 言えない人は人は 人でなし 嘘を見抜けないのも 人でなし 嘘に意味を見出...

  • 現状

    同じ自分 嫌いな自分 好きな自分 死ぬ自分 くすむ世界の映像 いつのまにか 言葉すら 上手く扱えなくなりました

  • ある日、魚を獲りました。 みんな 祝える 大きな鯛。 いつもと変わりない村。 祝えない 今日。 海は遠退き 安全が来ました。 海と一緒に 消えた 頭の中の 絵。 遠方からの 子供は 景色を慕い。 探す 残った 塩。 お父さんと来た あの家も...

  • ポケット

    ポケット の ライター 叩くと割れた 右手で隠した ラ イ タ 揺れる   揺れる     揺れる 光 白くなってく 右手を あてて タバコの煙と 無くしたライター

  • コンプレックス

    太陽の光に照らした葉っぱが枯れた。 だから、 太陽の光を避けて育てた。 時が経ち 高い蜃気楼たちが囁き笑いあって、 見つめていた。 だから そっと 家のなかに隠しました。 蛍光灯は 無機質に いつも変わらずに ある日、太陽達は死にました。 翌朝、育てた葉...

  • 吊る天井

    何時も 悩んでる 何時も いつも まばたきの度に 悩む 表紙にに紐をかけると 朝焼けが見えてきました

  • bac

    赤い花が棘を持つのは、身を守るため 花が赤いのは 世にいう酒を 飲みすぎたから 白い花は、無垢じゃない けれど 悪酔い も 棘 も 無い

  • 過去

    踊る明日に背負う過去 泥のようなミミズたち コンクリートの上で干からびて やがて 原型すらも留めない

  • 不安定

    いつも大人しいあの子は 何時も、楽しげに人と話す 障子に囲まれ話してる 話しているのは、壁の中 赤い服を身に纏い 見えない明日に怒ってる

  • 幻聴

    朝が呼ぶ声がする気がするけど、 勘違いして れは遠い所からでした… けれど、僕は その声が近い所から聞こえるものと勘違いして 死のうとするんだ けれど、声の遠さに気付き、 生きようとするんだ 悲しい明日を見るために 塞ぎこんだ中...

  • 暗闇

    暗闇で 目を閉じていたけれど 閉じていない人との違いはわかりませんでした。 けれど、目が開いて、 わかったことは 自分の愚かさでした。

  • 錯覚

    錯覚は、騙されてるんじゃない。 騙してるんだ

  • 偽っているつもりでも、 聞かせる音は、真実 混じった嘘は、 水面に消えた。 たまに、水面が淀むけど、 下手な私は、きれいにしかできてなかった。 それに気付いたころには、 あふれ出る、自分の声

  • 水を飲もうと 手を広げて、みると 泥水や、綺麗に見える水が流れてきました。 泥水は当然捨てるけど、 きれいな水も、少し一緒に捨ててきました。 いつしか、 きれいな水も飲むけれど、泥水までも飲んでいました。 それでい...

  • 依存

    哀れな自分を見つめていながら、 目の前で、上の空なふりをする。 ふと、目を自分にやると 砂のような自分がいました。 だから暗闇に乗じて すぐに、 見てないふりを続けました。 この暗闇が 明けないことを信...

  • 開いている目が 闇を見ていると知っていながら 闇を見続けて 絶望するんだ そして 折れる そしてまた 闇をみるんだ

  • 真実

    真実が折れないが切れ味のない剣なら 嘘は脆いが鋭い剣だと思う けれど、嘘は塗り固めることが出来る。 そして、折れなくなる

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