chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
One day on Earth https://sennnennko.exblog.jp/

小説「彼の人々」を書いている じんめいのささやかな日常です。

小説ブログ / 長編小説

※ランキングに参加していません

じんめい
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2013/06/12

arrow_drop_down
  • 故郷

    今までわたしは生まれた土地が嫌いだと思っていた。足掛け10年も暮していない、というのが嫌悪の元かと思っていた。だが、母のいない故郷は良い町だった。両親のい...

  • 二度掃除をすれば自分の家になる。

    二回、ちゃんと掃除をすれば自分の居場所になった気になります。ということは、まだ自分の領分じゃないところが、この家には多すぎる。水まわりはすでに、何度も掃除...

  • アセトアミノフェン

    毎日、鎮昼と夜のトアラセット。これにプラス、一日四回のアセトアミノフェンが出ている。単なるやせ我慢で、アセトアミノフェンは飲まないでいたけれど、やっぱり、...

  • 空しい

    父が電話をとらないので、またまた施設経由で話をさせてもらった。「XXへ行きたい(妹の家、とても広い)」と彼は言う。「(ホームに来てから)この10日間は生き...

  • ワン切り

    まず、叔母から父に電話をかけても「つながっているのに、向こうの声が聞こえない。こちらの声も聞こえている感じがしない」という連絡あり。そして、わたしがかけて...

  • じゃあどんな終わりが幸せなのか

    父と数日、電話がつながらなかった。向こうは電話をとるのに、こちらの声が聞こえていないようなのだ。しばらく、わたしが「お父さん、もしもし、お父さん?」と声を...

  • もうソファがないので、ここしか居場所がない。

    今日は去年のうちに届いていたアーロンチェアの背面板のスペアをやっと破れていたものと交換しました。説明書をチラッと見たときは難しそうだったのですが実際は挟ま...

  • これはどういうロミジュリなの?

    認知症の母はホームに入所。末期がんの父も緩和ケアで体力を回復し、母とは別のホームへ入った。母は頭がおかしくなっている以外は、非常に元気。父も余命がうんたら...

  • 父が妹に語ったこと

    父が妹に語ったこと。〇おかあさんといっしょいてあげたい。〇お母さんは閉じ込められて可哀そう。〇こんな生活はいや。〇どうして部屋に閉じ込められている?だから...

  • 父との電話

    昨日、父に電話がつながったと思ったとたん、職員の誰かが部屋に入って来たらしく、父は電話を切らずに、その人と話し始めた。すぐさま、父はわたしと電話中だったこ...

  • 百均の鉢を持っていく。

    ことの発端は、父のホームの部屋に花を置くという話が出ていたこと。わたしたちはコロナが解除されるまでもう面会できないから、Amazonの花屋から何かを送ろう...

  • わたしが病棟の出口で見たもの

    妙に心にひっかかる光景があった。父の昼食が来たので、わたしと妹もどこかでお昼を食べようと病棟をいったん後にした。ホームからの迎えの車が来るまでまだ二時間近...

  • 国家機密

    父の退院のために妹と病院へ。清算とか、いろんな書類を受け取ったりとか、用事が多かったので午前中に。その後、昼食をはさんで、ホームから迎えの車。(退院を機に...

  • 久々のケーキ

    タンス、やっぱり一ぱいになったー!あたりまえー!すかすかで気づかなかったなんてわたしのバカー!

  • 服あったー!

    引っ越し屋さんから連絡来たー!服あったって!たいして持ってないのに二週間も気づかないわたしってどんだけーお祝いにケーキ買ったー!

  • 今頃気づいて蒼ざめた話

    わたしは二週間くらい前に引っ越しをしました。そして、今日、夏服がごっそりとないことに気づきました。恐らく、タンスに吊っていた三分の一か二分の一がありません...

  • 着信拒否

  • チャレンジ

    父の退院が決まった。ホームに入所したら、一度は母のホーム訪問を「チャレンジ」したいというのが彼の意向だ。看護婦さんたちは「ただでは済まないと思います。」と...

  • 父の退院

    父の退院後のホームがやっと決まった。決めかけていたところより、三倍以上の料金がかかるところだが、入所者が外部の病院へ行くときは、職員が無償でつきそって下さ...

  • エステルの絶望

    中学生の頃、大いなる遺産を読んで、エステルの絶望が実感できなかった。いいではないか、母親がゴリラ女で、下女で、人殺しだったとしても。すくなくとも娘のために...

  • バックヤードにお金がかかる

    洗濯機の周辺、お風呂まわり、ゴミの容器、洗濯、トイレ。そんなものにまつわる買い物が、このところ続いています。家具の運送費用よりも高くなるかもしれない。。想...

  • 雪の降る町を

    今の若い人たちに言っても、誰も信じてくれないだろうな。半世紀前、東京は「雪が降る町を」という歌がとても似合う土地だったことを。きんぬーの白日を聞きながら、...

  • 床に!ものが!ない生活。

    昨年の11月末から、わたしは今春の引っ越しをにらんで、まるで融合しかけた骨をひとつひとつ外すように、30年近く過ごした部屋を、時間をかけてほどいた。その間...

  • なぜ

    どうして、こともあろうに、父はあんな病気になってしまったのだろう。命を失う病など、ほかにいくらでもあったろうに。彼の場合、場所が悪すぎた。いったん急変すれ...

  • どんなに

    どんなに頑張っても頑張っても、結末は決まっている。走り切ることだけを考えている。何があってもやり切ろう、と妹に言っている。その果てにあるのは、空虚なのに。

  • リアライズ

    昨日、ホームで騒ぎがありました。叔母が母と電話で話していた時に、今の母の住まいのことを、つい、「施設」と言ってしまったのです。母は「施設じゃない、ホテルだ...

  • 父と赤外線

    父はベッドの足元にあるマットを避けて歩くらしい。そのマットを踏むと、父がベッドから下りたことがナースステーションにわかるのだ。>ハイテクそこで、看護婦さん...

  • 50箱のダンボール

    30年も同じ部屋に住めば、知らぬ間に所有物は増えている。昨年の11月から計画的に処分を始め、売れそうな大型家具は売り、バーコードのない古い本は買い取り業者...

  • 父の認知症

    今日、父の見舞いに行った妹の話。「お母さんがお父さんに、施設で暴力団に脅かされてるって電話してきたんだって」その上、「お父さんは電話の向こうで誰かが怒鳴り...

  • 果てがあるから

    引っ越しの片づけはまだカオス。まだゴミを捨てる日も覚えていない。掃除には目が向かない。美容になどとてもじゃないが気がいかない。仕事は通常通り。わたしの仕事...

  • どうしたらいいのかわからないもの。

    たった四分の距離を往復したら、一日で11000歩になっていました。どれだけ行ったり来たりしたんだろう。(10回以上なのは確かです)案外、昨日の引っ越しで積...

  • 父のホーム

    父の退院後のホームが決まりました。母のところと違って、とても規則のゆるい施設になりました。コロナの流行っている今も、近所のコンビニに勝手に行っていいらしい...

  • ここは山だ

    この言葉を頭の中で唱える。するとあらあら不思議。ワインをコーヒーカップで飲むのなんて当たり前。普段なら足も拭かないいつ洗ったかわからないタオルで顔も拭ける...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、じんめいさんをフォローしませんか?

ハンドル名
じんめいさん
ブログタイトル
One day on Earth
フォロー
One day on Earth

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用