海の底

あれから、ずっと闘病生活を繰り広げている。毎日、毎日、同じような日々が続いている。結婚もしていない。ましてや子供もいない。40歳を超えて、こういうのはどうかと思っていたがこうなってしまうと、独身でよかった。起きあがろう。再起しよう。オレはここでは終わらない

苦しい闘病生活

闘病の苦しみ。これは正直なところ、俺の想像をはるかに超えていた。何もせずにぼーっとしていられる幸せはすぐに将来への不安へと変わった。この先どうやって生きていく？このままで死ぬまで引きこもっていられる訳がない。頓服の薬にも頻繁に手を出すようになった。凋落。

闘病開始

会社を辞めた。辞めた直後はすごく気が楽になった。 もうあそこに行かなくていいんだ。もう胸が苦しくなって、ドキドキ動悸がするのを我慢しなくていいんだ。 早朝まだ暗いうちから起きて眠い目をこすりながら会社にいかなくていい。満員電車に乗らなくていい。まずは治療

退職

心療内科に通い始めて、毎日薬を服用するようになった。会社に行くと、午後になると胸が苦しくなるようになって、ワイパックスを1つ飲む。10分ほど我慢していると、効いてくる。かなり即効性のある薬だ。飲み始めてからも、会社に行くと胸が苦しくなるのは変わらないから毎日

初めての心療内科

医者に行くこと自体は意外にも抵抗がなかった。とにかくこの動悸、めまい。薬でおさえつけられるなら何でも飲んでやる。そんな気持ちだった。とにかくネットで検索して見つけた心療内科に駆け込んだ。アンケートのようなものに色々かかされ診察を受けた。この医者は病名を告

動悸がする 会社に行けない

会社に行くと、動悸がするようになった。左胸の上あたりがものすごく痛む。じっとPCに向かっていると、ここから逃げ出したい気持ちでいっぱいになる。上司や社長が何を言ってるのかわからない。夢を吐きながら、求めているのは利益だ。「社会の発展のために・・」ホントか？

夜ねつけない 不眠の始まり

夜、なかなか寝つけないようになった。何度も寝ようと努力するのだけど、1時間たっても2時間たっても眠りに落ちることができない。少しも眠らず会社に行くと疲れるから無理にでも寝ようとする。でも眠れない。仕方がないから、夜ベランダに出て、夜の街を眺めながらタバコを

パワハラからの発病

会社での人間関係、上司との関係・・・。もう5年以上、ここではもう生きていけない。そんな気分で過ごしていた。毎日毎晩続く会議。誰も決断しないから、会議のお題は2年以上同じ。オレ「こうすればいいのでは？」社長「その根拠はなんだ？」オレ「やってみないとわかりませ