とき号に 乗って帰省の ふるさとは コシのヒカリの田園地帯
マイナスも あったと思う はずなのに なぜかプラスの青春歌詠む
ふるさとの アイスクリンの 味浮かべ 白かあずきか迷うわたしは
さるすべり やすらぎ通りの 並木にて においを放つ炎暑のなかで
暑き日は 冷たいカフェに 逃げ込んで 一首をひねるあたまを冷やし
義務として お盆の帰省 ふるさとの 待っているのは弥彦の山よ・弥彦山・・・越後平野の山
あの頃は 弾んでいたね 縄跳びで 三重跳びも四重跳びも
あまりにも 夏の暑さが 極まりて 恋しく思う美ヶ原を
友からの 暑中見舞いの LINE来て 涼風吹いての再会ちかう
宗教は 感じるものと イタリアの ルネサンスはフィレンツェに咲く
枯れかけて なお色残す あじさいは 暑さに負けぬ不死身の花よ
マンネリの 十年なれど 少しでも 豊かになれと今日も歌詠む
わが街の 宅地開発 すすむ中 ひよどりの群れ押し寄せる朝
あまりにも 自然の風が 恋しくて 窓開けはなつエアコン止めて
さやかなる 風を個室に 呼びこんで 短歌をつづる午前六時に
日本史を いちから学ぶ 独学で まずは時代の確認をして
栄誉賞 断る大谷 翔平に エールを贈る今日もあしたも
家じまい 仏壇じまい 着々と 計画すすむふるさとの家
冷え冷えの 麦茶一杯 飲み干せば 一首が浮かぶ七月の朝
思い出に ひたることなく 捨て去れば 明日が生まれる余白のなかに
ランクイン 全国暑さ ベストテン 灼熱地獄のわたしの街は
キャンパスで きみと話せば 空青く 聞こえてきます湘南の風
とにかくも 仕事仕事に 明け暮れて 夜もにぎわう職員室は・現役の頃を思い出して
コーヒーに 誘ってくれた 同僚に 今でも感謝着任の日の
少しでも 豊かになりて この十年 我流なれども歌を始めて
なんとなく 暑さに慣れて きたせいか 自然と浮かぶ今日の十首が
陽炎で ゆらゆら揺れる 武蔵野の 大地を見つめ深き息つく
教員よ むかっときたら 深呼吸 のってはいけない子の挑発に
さて今日の パスタランチは 何にする? カルボナーラかペペロンチーノか
ようやくに 喉の炎症 おさまりて くすりを止める一年ぶりに
人間の 飽くなき欲望 金もうけ 神宮外苑再開発は
着々と 家事をこなして 麦茶飲む 炎暑猛暑に負けることなく
真っ青な 無限の空を ながめつつ 芝に寝ころぶ二十歳のわれは ・学生時代のキャンパスで
グレタ氏の 主張はつくづく 正しいと 思うこの頃あまりの暑さに
記録的 暑さとテレビは 報じるが われは負けずにアイスを食べる
冤罪で 返してくれる? 検察は 袴田さんの無くしたときを
武勇伝 語ることには 意味は無く 生き生き過ごす今現在を
前を向き いつも何かを めざしてた 空の青さの二十歳のわれは
梅雨明けの ごとき暑さの 昼下がり 茶店にこもり一首をつづる
七夕の 飾りさらさら 揺る朝は 気持ち明るし梅雨空なれど
この朝は トーストパンに ジャムを塗る 友の手作りブルーベリーの
なにごとも チルチルミチル 幸せは 足元にあり一首につづる
あの頃は 楽しかったね 全校の 児童でつくる七夕集会
無心にて 腹まで落とす 重心を 七月七日の今日一日は
ぼんやりと 秩父の山を ながめ見て 平穏いのる七夕の朝
健やかに 生きて行きたい 物欲に さよならをする七月七日
朝風に ゆらゆら揺れる 短冊の 願いよとどけ七月七日
立ち並ぶ タワーマンション 眺め見て いかがなものか再開発は
朝十首 詠めばスッキリ 晴れやかな 今日がスタート七月四日
埼玉の 秩父点描 梅雨「ホタル」武甲の山を背景にして・東京新聞7月4日より
ラニーニャと エルニーニョとが 入り混じり 予想できない今年の夏は
ツンデレの 猫にこころを 奪われて 遺影にかける朝のあいさつ
音楽の 殿堂だった サンプラザ 中野駅前閉館迫る
カフェラテを たっぷ飲んで 目を覚まし 一首をつづる梅雨晴れの歌
人生と 旅は重なる まっすぐな 道など無くていつも寄り道
午前二時 窓を開ければ 風わたる 雷雨のあとの涼しき風が
不整脈 ひとつも無くて 合格と 医師の言葉が何よりうれし
七夕に 願い込めるは ただひとつ 病い乗り越え楽しく生きる
白焼きの うなぎにちょっとの わさびつけ 食めば美味なり梅雨晴れの朝
駅前の 昭和のかおる 喫茶店 五十年間メニュー変わらず
洋間にて ギター二本が 眠ってる 起こしてやろう梅雨が明けたら
部屋干しの 洗濯物を いっせいに ベランダに干す梅雨晴れの朝
気負わずに さらりと詠めば わが歌に「いいね」がついた思いのほかに
くっきりと 蒼き秩父が 見えてくる 雨の上がりし西の窓から
大病を しても運良く 古希迎え まだまだつづくわたしの旅は
窓を開け 清しき風を 呼びこんで 一首をつづる夜明けの歌を
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とき号に 乗って帰省の ふるさとは コシのヒカリの田園地帯
南風 吹きて雨降る この夜は なぜか落ちつくこころの奥が
咲いている ノウゼンカズラの 花房が 暑さに負けず朱色に染まり
咲いている 虞美人草の 一輪が 午後の日差しをたっぷり浴びて
ふるさとは きっと実りの コシヒカリ すくすく育て越後の里に
かならずや 選挙の前に 電話あり 同級生より律儀なほどに
涼しさに 胸おどらせた 蓼科の 山荘泊まる林間学校※引率として
駅前の ビタミンカラーの 花を観て 夏を乗りきる酷暑の日々の
この朝は 花を見つける 旅に出る わずか五分の小さな旅に
天高く 咲いていますよ ひまわりは 午前四時半花の散歩に
病院の 玄関横に 薔薇が咲く 赤白ピンク色をそろえて
北からの 涼しき風を 呼び込めば 一首が浮かぶエアコン無しで
清らかに そっと咲きたる 白百合の 花一輪をスマホにかざす
陽に映えて 真っ赤に燃える ハマナスの 花一輪をスマホにかざす
流行の ファーストよりも 共生を 願うわたしはいつのいつでも
見つければ スマホかざして 花を撮る 名もなき花も名のある花も
降りてくる 歌が自然に 降りてくる 天の国からわたしの胸に
トンカツの 定食食べる 夕食に「孤独のグルメ」観るかのように
ステントや ペースメーカー 入れながら それでも生きるしぶとく生きる
ひまわりの ようにまっすぐ ひらきます 今日もあしたもあさってまでも
亡きネコの「プー」がスマホに あらわれて 忘れないでと呼びかけてくる
言葉には つばさのありて 歌詠めば 世界広がるこころの奥の
歌詠みは わが体調の バロメータ 今日は詠めそう一首二首へと
柏崎 刈羽原発 再稼働 めざす東電背後に何が
めずらしく 目覚めすっきり この朝は 咳も止まりて麦茶がうまい
カナカナと 梅雨の晴れ間の 夕暮れに 鳴いてすがしきひぐらしの音
清涼な 風を呼びこみ 歌を詠む 冷えたサイダー机の横に
発熱と 喉の痛みに 2リットル ペットボトルの麦茶を空に
学びとは 探究心と 好奇心 歴史にはまる七十過ぎて
テレビでの 野球観戦 大リーグ 午前二時半目をこすりつつ
寝汗かき 体温下がる この朝は 体調優れごはんがうまい
咲きほこる 奈良大和路の ハスの花 訪ねてみたい藤原京に
むせかえる 喉の辛さに 耐えかねて 口に入れこむ塩飴二つ
ベトナムの コーヒーを飲む 練乳と 氷を入れてかき混ぜながら
アメリカン エスプレッソと それぞれに 味わい深きコーヒーの味
一時間 帰省切符の 購入に ならぶみどりの窓口前に
コロナでの 抗体検査の 陰性に ホッと息つく診察室で
ファシズムが あっと言う間に 舞い降りる 東京都知事選挙の夜に
挽きたての コーヒー一杯 飲む朝は われにとっての極楽浄土
午前四時 返歌三首に 目が覚めて 思い深めるあの夏の日を