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2013/05/31

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  • いつまでも

    いつまでも 忘れはしない ふるさとの 雪解け水の信濃の川を

  • 有り余る

    有り余る 時間を何に 使おうか 時に追われた過去なつかしみ

  • 体調を

    体調を 維持するための 三千歩 がくあじさいを横に見つめて

  • 安曇野の

    安曇野の 地よりラインが 届きます 白き白馬の写真も添えて

  • アナベルの

    アナベルの 花咲く道は はつ夏の 空の青さに際立つ白が

  • 家ネコを

    家ネコを こばみつづけて 十八年 野良をつづけた「プー」のプライド

  • 野良ネコの

    野良ネコの「プー」のすみかを 見るにつけ 溢れ出てくる「プー」への想い

  • 星型の

    星型の がくあじさいの 花ひらき 梅雨が静かに忍び寄る丘

  • どしゃぶりの

    どしゃぶりの 雨の匂いを 嗅ぎながら 一首を記す流れるように

  • 梅雨空を

    梅雨空を 待つかのように あじさいの 花が色づく駅前通り

  • 降りしきる

    降りしきる 雨の音聴き コーヒーを 淹れて和らぐ朝のリビング

  • 会食を

    会食を するかしないか 迷いつつ ラインを送る四人の友に

  • この朝は

    この朝は 根曲がり竹の 味噌汁を 飲んで信濃の香りにひたる

  • 野良ネコの

    野良ネコの「プー」の面影 残しつつ パラパラと散る五月の薔薇が

  • 野良ネコの

    野良ネコの「プー」が路地から あらわれる そんな気がする朝の散策

  • 武蔵野の

    武蔵野の 雑木林の 木漏れ日に 息を吐きつつ仕事はじめる

  • たっぷりと

    たっぷりと みどりの風を 迎え入れ ペンをはしらす五月の朝に

  • しあわせは

    しあわせは クリームパンを かじりつつ コーヒーすする日曜の朝

  • 爽やかな

    爽やかな みどりの風を 迎えつつ コーヒー淹れる日曜の朝

  • あじさいは

    あじさいは 花芽静かに 色づきて 今か今かと梅雨空を待つ

  • どくだみの

    どくだみの 白き花咲く 路地裏に 面影のこす野良ネコ「プー」は

  • 検診を

    検診を 終えてあゆめば あじさいの 青き花芽がひとみの奥に

  • 今日もまた

    今日もまた フォークソングを 口ずさむ 前を向くより後ろを向いて

  • 生き絶えた

    生き絶えた 五月二日の 早朝の 思い浮かべる野良ネコ「プー」を

  • 庭先に

    庭先に 濃きくれないの 薔薇が咲く 野良ネコ「プー」を偲ぶかのよう

  • テレビでの

    テレビでの ネコ番組を 観るにつけ 思い浮かべる野良ネコ「プー」を

  • 二年ぶり

    二年ぶり 友といっしょの 外食は 気分開放マスク外して

  • 雨上がり

    雨上がり 若葉がかおる この朝は 少しぬるめの新茶を淹れる

  • このところ

    このところ スマホ写真を ながめ見て 想いにふける野良ネコ「プー」の

  • 寝る前に

    寝る前に 思い出します 野良ネコの「プー」のひとみのするどいひかり

  • 絹さやの

    絹さやの 筋を取りつつ 歌を聴く エモーショナルな昭和の曲の

  • 絹さやを

    絹さやを サッとあぶらで 炒めたら 甘さきわだつ旬のみどりの

  • この朝は

    この朝は みどりの風を 呼び込んで 香る緑茶にひと息いれる

  • 野良ネコの

    野良ネコの「プー」の初七日 日曜日 五月晴れにてお参り行くか

  • 今にでも

    今にでも 野良ネコ「プー」が 顔を出す そんな気がするバラ咲く庭に

  • ちょこちょこと

    ちょこちょこと 浮かんできます 野良ネコの「プー」の面影まぶたの奥に

  • 武蔵野の

    武蔵野の 大地のかおりの 新茶飲み 願ういつもの「無病息災」

  • 狭山茶の

    狭山茶の 香りとどける 兄弟に 茶摘みはじまる五月の五日

  • 窓を開け

    窓を開け みどりの風と 共に食う ドーナツ2個と朝のコーヒー

  • 愛猫が

    愛猫が 逝きて五月の バラが咲く 華やかなれどどこか寂しく

  • 野良ネコの

    野良ネコの「プー」が 旅立つ 天国へ バラ一輪の五月の朝に

  • 絶対に

    絶対に 忘れはしない 野良ネコの「プー」の命日五月の二日

  • 丹念に

    丹念に お湯を注げば 香り立ち 泡ぷくぷくのキリマンジェロは

  • さやかなる

    さやかなる 五月の朝に コーヒーを 淹れてあじわう窓開けはなち

  • バラ一輪

    バラ一輪 咲きし庭にて 生き絶える 天にめしませ野良ネコ「プー」よ

  • 野良ネコの

    野良ネコの「プー」はみんなに 愛されて 十八年をかしこく生きた

  • 野良ネコの

    野良ネコの「プー」が亡くなる この朝の ツツジの花の咲く片隅で

  • 教職の

    教職の 技術無くとも 無心にて 子どもと遊んだあの若き日は

  • 紫陽花の

    紫陽花の 淡きみどりの 花の芽が 今か今かと梅雨空を待つ

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