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  • 親鸞会「850の集い」での「仏法讃嘆」は添谷講師のYoutube対談の内容がよいと思う理由

    宗教法人浄土真宗親鸞会(本部・富山県射水市)の機関誌・顕真2024年(令和6年)3月号を読みました。 以下思った事を書きます。 目次 親鸞会2024年の降誕会について 「850の集い」のメインは「仏法讃嘆」 蓮如上人の「信心の沙汰」と親鸞会の「仏法讃嘆」の違い なぜ「復習会」は信心の沙汰にならないのか 「信心の沙汰」の手本を示した添谷講師と桜嵐坊さんのYoutube対談 救われた瞬間に大きな変化があるのか、ないのか問題 「無明の闇はれ、生死のながき夜すでに暁になりぬべし」の「暁」は明るいのか暗いのか 二河白道の譬えについて、四五寸の白道が無碍の大道に変わるのか変わらないのか問題 「850の集い…

  • 【まとめ】親鸞会Youtuberと桜嵐坊の仏教部屋の議論・救われた瞬間に大きな変化があるのかないのか問題【随時更新】

    目次 議論の内容について 2024年1月14日 桜嵐坊さんの動画 2024年1月20日 菊谷講師の動画 2024年1月30日 桜嵐坊さんの動画 2024年2月2日 筬島正夫さんの動画 2024年2月7日 桜嵐坊さんの動画 2024年2月9日 筬島正夫さんの動画 2024年2月10日 筬島正夫さんの動画「阿弥陀仏に救われた者として」発言 2024年2月11日 筬島正夫さんの動画 2024年2月15日 渡部隆志弘宣局長の動画 2024年2月15日 桜嵐坊さんの動画 2024年2月17日 筬島正夫さんの動画 再び「阿弥陀仏に救われた発言」 2024年2月21日19時 渡部弘宣局長の動画 2024年2…

  • 親鸞会に関するブログリンクに 親鸞会卒業と「念仏の信心」のススメを追加しました。

    PCでこのブログをご覧になっている人は画面右側のサイドバーに親鸞会に関するブログリンクがあります。 以下のブログを追加しました。 laybuddhisst.hatenablog.com

  • 「これだけ耐えてきたことに、一体、どんな意味があったのか」文末ににじみ出る著者の本心ー「人生の目的・旅人は、無人の広野でトラに出会った」(高森顕徹監修・高森光晴・大見滋紀共著)

    目次 2024年は「人生の目的」を中心に展開する親鸞会 本文最後に出てくる著者の本音 「ムダは一つもない」ですませていい問題ではない もう終わったと思うのはまだ早い ムダだったと感じる事はすぐに止めましょう 2024年は「人生の目的」を中心に展開する親鸞会 2024年の親鸞会は「人生の目的」を前面に推し進めて活動を展開しているようです。昨年刊行された「人生の目的」は10万部を突破したとの事で、広告も「人生の目的」が主軸で、それに加えて「歎異抄をひらく」を展開していくようです。親鸞会機関誌・顕真2024年1月号にはこのように書かれていました。 昨年7月末にご発刊の『人生の目的』(高森顕徹先生監修…

  • [お知らせ]2024年1月7日(日)21時〜22時15分「親鸞会制作アニメ映画の変遷」について桜嵐坊の仏教部屋で話をします

    www.youtube.com 桜嵐坊の仏教部屋にて、2024年1月7日(日)21時〜22時15分にYoutubeLiveに出させていただきます。 以前ほどアニメ、アニメといわなくなった親鸞会ですが、今年は新作映画が公開予定なのでこれまでの親鸞会のアニメ映画の変遷について話をします。

  • 2024年顕正新聞1月1日号年頭所感に高森顕徹会長の文章がない件について考える

    宗教法人浄土真宗親鸞会(富山県射水市)の機関紙・顕正新聞2024年(令和6年)1月1日号を読みました。以下、思ったことを書きます。 目次 毎年恒例の高森顕徹会長の年頭所感がない 事実上の会長交代を思わせる紙面構成 「人生の目的」を前面に 親鸞聖人ご生誕850年統一テーマから読み取れるもの 毎年恒例の高森顕徹会長の年頭所感がない 例年に比べて大きく変わった所が1つあります。 それは年頭所感に高森顕徹会長の文章がない事です。毎年1月1日号は、年頭所感として高森顕徹会長を始めとして、各部門長が年頭に文章を書いています。 中でも高森顕徹会長の年頭所感は、以前は特に若い会員は全員暗記をするようにいわれた…

  • 親鸞会の定義する「善知識」は本当に「善知識」なのか?について

    shinrankaidakkai.hatenablog.com 前回の記事の続きです。 目次 親鸞会が強調する「善知識」 なぜ高森顕徹会長は善知識なのか 初めて高森顕徹会長の話を聞いた時の印象 善知識は誰がどう見ても「善知識」と言えるものなのか? 少なくとも比較をしないと分からない。 親鸞会が強調する「善知識」 親鸞会が現在最も強調しているのが「宿善」ですが、宿善の次に親鸞会が強調するのが「善知識」です。youtu.be (仏教哲学で生きる意味を知る・親鸞会教学部長伊藤健太郎講師・浄土真宗講座(上級B)【16~18】五重の義(1)宿善(2)善知識) 57:31〜 インターネットの世界は悪知識ば…

  • 親鸞会の宿善の現在地4:「宿善が無ければ助からない」のは「宿善往生だから」なのか「善知識にあえないから」なのか

    shinrankaidakkai.hatenablog.com 前回の記事の続きです。親鸞会が現在最も強調しているのが「宿善」です。 この記事では、以下のYoutubeを参照しながら親鸞会が宿善についてどう話をしているかについて書いてきました。 youtu.be (仏教哲学で生きる意味を知る・親鸞会教学部長伊藤健太郎講師・浄土真宗講座(上級B)【16~18】五重の義(1)宿善(2)善知識) 目次 「宿善」は助かる為の因なのかについて 「五重の義」においての「宿善」とは 唯善の「宿善往生ではないか」批判に対する覚恵(覚如上人の父)の反論 「敎法にあふことは宿善の縁」「往生の因とは宿世の善もならず…

  • 親鸞会の宿善の現在地3・親鸞会の「宿善」は教学聖典の「問い」によるもの

    shinrankaidakkai.hatenablog.com 前回の記事の続きです。親鸞会の「宿善」について、このブログで書こうとすると中々難しい所が有ります。その一番の原因は、親鸞会の「宿善」の定義が、浄土真宗辞典の「宿善」と異なるからです。 そこで今回は、改めて親鸞会会員の頭の中のにある「宿善」の意味を親鸞会発行の教学聖典からみてみます。 目次 親鸞会会員の教義理解の元「教学聖典」 浄土真宗辞典での宿善 教学聖典での宿善 親鸞会教学聖典5号 親鸞会教学聖典9号 教学聖典を丸暗記すると「宿善」はこうなる 教学聖典による宿善の定義 特に悪質な「宿善に厚薄あるから遅速あり」の刷り込み 「宿善の…

  • 親鸞会の宿善の現在地2・どうしても宿善(過去の善)で救われると思いたい親鸞会

    shinrankaidakkai.hatenablog.com 前回の記事の続きです。「宿善がなければ救われない」根拠として出しているが前回の記事にも紹介した二つです。 伊藤健太郎教学部長のyoutubeより前半のものについては、前回の記事に書きました。今回は後半のものについて書きます。 目次 親鸞会の「いづれの経釈によるとも、すでに宿善にかぎれりと見えたり」解釈 「宿善にかぎれり」は「助かるため」ではなく「人に伝える上で」のこと 沙汰せよと言われた「宿善・無宿善の機」とは? 「無宿善は絶対に助からぬ」で最近用いる唯信鈔文意のご文について 「宿善(過去の善根)」によって助かるのか? 参照 御文…

  • 「親鸞会の宿善」の現在地(2023年度版)(「なぜ生きる」著者・伊藤健太郎教学部長の解説)

    shinrankaidakkai.hatenablog.com 前回の記事の続きです。2023年9月から親鸞会では、高森会長の過去の法話ビデオのネット配信を各地の会館限定として、基本的に富山県の親鸞会館に来て聞く事に方針を変えました。これに対して、「なぜそんなことをするのか」と疑問に思う会員も多いです。それに対して「なぜ親鸞会館に来なければならないのか」の回答が「楽な聞法はそれだけの宿善にしかならない*1」からというものでした。 そこで、親鸞会における「宿善」とは一体どういう定義なのかを、以下のYoutube動画からみてみます。www.youtube.com 「浄土真宗講座(上級B)【16〜1…

  • 【お知らせ】桜嵐坊の仏教部屋で「親鸞会さんネット講座とは?」について話をします(2023年9月17日21時〜

    ○LIVE配信は2023年09月17日(日)21時〜です。ここ数年で特に目立つようになった親鸞会のネット講座について話をします。 親鸞会と最初名乗らないところもいまだに多くあります。その現状と、これまで参加したことのある人の声を紹介します。

  • 「二千畳での聞法の配信についてのご案内」で、二千畳法話がネット配信の停止へ。その理由と案内文について考える。

    目次 「二千畳での聞法の配信についてのご案内」 「宿善」の定義について 「病気になれば医者まかせ、船に乗れば船頭まかせと言われるように、信心獲得には宿善まかせと蓮如上人は仰っています。」について 「“宿善は待つに非ず、求むるものなり”と言われますように、宿善薄き者は、宿善厚くなるように心掛けねばなりません。”」について 「宿善厚くなるように、親鸞聖人は「大千世界に、みてらん火をもすぎゆて聞け」と教えられ」について 「楽な聞法はそれだけの宿善にしかならないのです。「仏法は正座で聞かせて頂きましょう」と言われるのも、ひとえに「存命の中に皆々信心決定あれかし」と念じられるご教導によるものなのです。」…

  • 宗教法人浄土真宗親鸞会 高森顕徹会長・過去の著作の剽窃問題について・コメントまとめ

    目次 あまり知られなくなった高森顕徹会長の剽窃問題 高森顕徹会長の著作について 「白道燃ゆ」 「光に向かって」 「会報」全五集 「会報」から「なぜ生きる」変更の影響 1万年堂出版設立の目的 「剽窃」していた方がまだまともだった親鸞会教義 猿松さんのコメントまとめ あまり知られなくなった高森顕徹会長の剽窃問題 宗教法人浄土真宗親鸞会の高森顕徹会長の著作に、他人の著作からの剽窃がいくつも有る点についての記事です。 このことは、親鸞会情報がネットでいろいろと書かれるようになった2000年頃から見ている人には周知の事実でした。しかし、現在会員や最近脱会した会員でそのことを知らない人が多いです。またその…

  • 「阿弥陀仏の創られた南無阿弥陀仏の御心を聞く一念に、無上の幸福になれる」について思った事- 「人生の目的・旅人は、無人の広野でトラに出会った」(高森顕徹監修・高森光晴・大見滋紀共著)

    shinrankaidakkai.hatenablog.com前回の記事で特に気になる文章として以下を紹介しました。 ブッダは、阿弥陀仏の救いについて、簡単明瞭、以下のように励ましていられます。 諸有衆生 聞其名号 信心歓喜 乃至一念(大無量寿経) ブッダの、このお言葉を平易に言えば、「どんな人も阿弥陀仏の創られた南無阿弥陀仏の御心を聞く一念に、無上の幸福になれるのだよ」と優しく説かれています。(人生の目的・旅人は、無人の広野でトラに出会った P172) 今回の記事は上記についての追記です。 目次 「阿弥陀仏の創られた南無阿弥陀仏」について 「歎異抄ってなんだろう」の影響 「「南無阿弥陀仏」と…

  • 【書評】令和版「なぜ生きる」に見る親鸞会の変化ー「人生の目的・旅人は、無人の広野でトラに出会った」(高森顕徹監修・高森光晴・大見滋紀共著)

    1万年堂出版の新刊「人生の目的 旅人は、無人の広野でトラに出会った」(高森顕徹監修・高森光晴・大見滋紀共著)を読みました。 以下、思ったことを書きます。 目次 結論・令和版「なぜ生きる」 「なぜ生きる」からのほぼ転載が多い点 「なぜ生きる」になかった部分・因果の道理の強調 地獄と自業自得の強調 絶対の幸福から永遠の幸福へ 「ブッダの講演会」という表現に見る「ビデオ法話」の位置づけの変化 「南無阿弥陀仏の御心を聞く一念に」について まとめ 親鸞会の変わらない点 親鸞会の変わった点 結論・令和版「なぜ生きる」 高森顕徹会長監修(実質著作)「なぜ生きる」が出版されたのは、2001年(平成13年)4月…

  • 「方便なんか要らない、18願だけでいいんだ。全くの誤解」(浄土真宗を学ぶch by 渡部隆志)から見る親鸞会における「方便」の使い方

    youtu.be 浄土真宗親鸞会・渡部隆志弘宣局長のyoutubeチャンネルで最近上記を含めて、主に退会しそうな会員向けの動画が公開されています。この動画では、「方便なんか要らない」という人に対して「それは間違いだ」という話をしています。先に全体的な感想を書きますと、とても分かりにくい話です。なぜそうなるかといえば、「方便」の語義が定まっていないからです。一応、この動画では根拠として、以下の御一代記聞書を出しています。 「【方便不要の誤解】「方便より真実に入る」三願転入の教え=親鸞聖人の教え」より 一 蓮如上人仰せられ候ふ。方便をわろしといふことはあるまじきなり。方便をもつて真実をあらはす廃立…

  • お知らせ・桜嵐坊の仏教部屋「何故信心が頂けないのか?」(2023年06月25日(日)21時〜Youtube配信)

    www.youtube.com 2023年06月25日(日)21時よりLIVE配信Youtubeチャンネル【桜嵐坊の仏教部屋】7676amidaに出させていただきます。親鸞会会員の方、元会員の方はご覧下さい。

  • 「尊い仏法依存性になろう」(顕真2022年6月号)親鸞会が会員に求めているもの

    親鸞会の機関誌・顕真2022年(令和4年)6月号を読みました。その中で、以下の記事について書きます。 親鸞会機関誌・顕真2022年6月号 尊い仏法依存性になろう 聞法や法財施の心は何によって起きるのか、それを明示されたご教導から学びましょう。 ●依存性 世間で依存症といえば、薬物依存症や麻薬依存症など、いくら意思を固めても止められない良くない行為にはまることをいう。だが悪い行為があれば、善い行為もあるはず。 例えば親切せずにおれない親切依存性、いつも笑顔の笑顔依存性。 仏法聞かずにおれない聞法依存性、法施せずにおれない法施依存性、財施せずにおれない財施依存性など尊い依存性もある。まことに仏法依…

  • 顕正新聞論説「弥陀に照育されて進む聴聞の一本道」を読んで思った事(親鸞会機関紙2023年5月15日号)

    親鸞会機関紙・顕正新聞2023年5月15日号を読みました。親鸞会の降誕会が近づいてきたので、降誕会に向けての記事と5月の連休中の各地での行事や研修が記事になっていました。 親鸞会・顕正新聞2023年5月15日号1面より今回は、論説について書きます。 タイトルは「弥陀に照育されて進む聴聞の一本道」となっています。 「聴聞の一本道」と言いながら、親鸞会教義が色濃く反映された内容となっていました。 しかし、そんな凄い名号があっても、私たちが受け取らねば、本願の大智海に開入し、絶対の幸福に救われる事はない。 どうすれば名号を受け取らせ、人間に生まれてきた目的を果たさせられるか。(顕正新聞2023年5月…

  • Youtube動画「親鸞聖人の教えに善の勧めはあるかないか」(浄土真宗を学ぶch by 渡部隆志)に見る親鸞会の内向き志向

    2023年05月19日(金)Youtubeに以下の動画が公開されました。 www.youtube.comタイトルだけを見ると【親鸞聖人の教えに善の勧めはあるか ないか】となっており、親鸞会批判に反論する内容なのかと思いました。しかし、内容を確認してみると、先日「聞き損なった会員が言っているにすぎない」と主張した内容を、浄土真宗親鸞会・渡部隆志弘宣局長が、そのまま話しているという何かのコントのような内容でした。 前回以下の記事を書いた後に出てきた動画だったので、少しは変わっているかと思いましたが、そうではありませんでした。 shinrankaidakkai.hatenablog.com 全体の感…

  • 批判されるたびに教義を変える親鸞会・今回は「諸善のすすめは説いたこともないし自力の者の聞き間違い」

    親鸞会がまた教義変更をしたようです。コメントで情報を頂きました。 a 2023-05-01 (略) 高森会は「諸善のすすめは説いたこともないし自力のものどもの聞き間違い」ということで見解を統一したよう (略) 同様の事は、先日、以下のyoutubeでも語られていました。 www.youtube.com (再生開始位置2:05) (3月の富山県での阿部先生の法話会場に)現役の親鸞会の御講師の方がおいでになられました。 (略) 私(阿部先生)が言っている親鸞会の教えは、高森先生の言っていることと違うと。どういうことかというと、高森先生の言っていることを聞き損なった人の言っている事を、私が高森先生の…

  • 顕正新聞論説の「新しい領解文」への批判が批判にならない件(顕正新聞2023年4月15日号)

    顕正新聞2023年4月15日号1面宗教法人浄土真宗親鸞会の機関紙・顕正新聞2023年(令和5年)4月15日号を読みました。 6月の降誕会へ向けての記事と、愛知県尾張会館が完成したという記事が掲載されていました。今回、気になったのは論説「崩壊に向かう伝統教団」です。 本願寺派の「新しい領解文」についての批判を書いていますが、内容を読むと批判が批判になっていません。 親鸞聖人の教えの根基・三願転入を簡潔に示された「もろもろの雑行・雑修・自力の心をふり捨てて」も削除されている。大問題の文書である。(顕正新聞2023年4月15日号 強調は原文ママ) 確かに、「新しい領解文」には「もろもろの雑行・雑修・…

  • 親鸞会が三願転入の解釈変更・どこが変わったのかを考える

    2023年4月に入ってから、親鸞会の弘宣局長である渡部隆志氏が自身のYoutubeチャンネル「浄土真宗を学ぶチャンネル by 渡部隆志」で「三願転入」についての動画を3本公開しました。 www.youtube.com 【三願転入(2)】阿弥陀如来の本願に真実の願と方便の願のあることを明らかにされた親鸞聖人の教え - YouTube 【三願転入(3)】釈迦一代の教えは浄土の方便の善と教えられた親鸞聖人のお言葉 - YouTubeこの動画では、最初から字幕で「浄土真宗親鸞会 講師 渡部隆志」と出ているので親鸞会公式見解ということになります。 このYouTubeチャンネルは今から4ヶ月前より動画が投…

  • 論説にあらわれる親鸞会の教えの特徴・単語は出しても説明がない(顕正新聞2023年04月01日号を読んで)

    顕正新聞2023年4月1日号1面宗教法人浄土真宗親鸞会の機関紙・顕正新聞2023年04月01日号を読みました。 以下、思った事を書きます。 今回は、論説について書きます。論説の多くは、直近の親鸞会館での行事で上映された過去の高森顕徹会長の法話のまとめになっています。 今回は、3月5日に行われた青年婦人学生大会で上映された「煩悩具足の凡夫・火宅無常の世界は」についてのまとめでした。気になったのは以下の文末の箇所です。 阿弥陀仏は、どんな者のために本願を建てられたのか。どう救うと約束されているのか。その誓いを果たすために、弥陀はどうなされたか。この仏願の生起本末に「疑心有ること無し」となる決勝点ま…

  • 「歎異抄研究会」に戻った親鸞会(顕正新聞2023年3月15日号を読んで)

    顕正新聞2023年3月1日号1面宗教法人浄土真宗親鸞会機関紙・顕正新聞2023年(令和5年)3月15日号を読みました。今回の一面は、青年婦人学生大会についてでした。 若き親鸞学徒が施主を勤める青年婦人学生大会が、親鸞会館・二千畳(富山県射水市)で3月5日に改正された。高森先生著『歎異抄をひらく』が発刊されてから15年を迎えたことを記念し、二千畳と全国各国が一堂に、『歎異抄』後序の「煩悩具足の凡夫・火宅無常の世界は・・・」のお言葉の解説を、詳しくお聞きした。(同1面より) 「15年」の強調 今回は、ビデオ「『15年の空白」の意義」が上映されたそうです。 内容は、「歎異抄をひらく」が発刊されてから…

  • もはやビデオ法話であることが前提になった親鸞会降誕会(顕正新聞2023年3月1日号を読んで思った事)

    親鸞会機関紙顕正新聞2023年3月1日号1面より親鸞会機関紙顕正新聞2023年(令和5年)3月1日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。 今回の1面は、「6/10・11 二千畳で真剣な聞法を 親鸞聖人降誕会まで3ヶ月」が見出しとなっていました。3年ぶりの二千畳での人数制限無しでの降誕会開催に向けて力が入っているようです。ただ、紙面下の段の中見出しが気になりました。 「初日(10日)午前から「ご講演」」 高森先生のご講演は、初日(10日)の午前・午後と2日目(11日)午前に予定されている。演題は、「利他の信楽うるひとは、のご和讃について」。(親鸞会機関紙顕正新聞2023年3月1日号1面よ…

  • 過去の二千畳にあって、今の二千畳にないもの。「20年の歴史、輝く未来へ・世界最大の畳敷き二千畳」(顕正新聞2023年2月15日号)を読んで思った事。

    宗教法人・浄土真宗親鸞会機関紙・顕正新聞2023年(令和5年)2月15日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。 顕正新聞2023年2月15日号1面 コロナ対策が緩和され、今年は、親鸞会館・二千畳(富山県射水市)に全国各国の同士があふれる光景が戻ってくるだろう。感染には油断なく、比類なき大法城で真剣な聞法に挺身したい。(顕正新聞2023年2月15日号1面より) 日本政府がコロナ対策を緩和する流れを受けて、親鸞会も二千畳での行事の再開に力を入れているようです。 昨年3月には、親鸞会館の大型映像装置も最新式のもの新調しました。 さらに過去の映像もより美しく再生できる。通常、映像にノイズ(乱れ…

  • 年頭所感「今ぞ秋 親鸞学徒決起する(高森顕徹)」から見る今年の親鸞会(顕正新聞2023年1月1日号より)

    親鸞会機関紙・顕正新聞2023年1月1日号を読みました。 今回は年頭所感を読んで思った事を書きます。 親鸞会顕正新聞2023年1月1日号 1面今年は、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年の年なので、伝統教団でも記念法要が行われます。 www.hongwanji.or.jp kyousan.higashihonganji.or.jpそこで、親鸞会の年頭所感からどういう活動をするのか紹介します。 2023年親鸞会の年頭所感 毎年1月1日の顕正新聞は、年頭所感として高森顕徹会長と、各部門の長が文章を載せるのが通例となっています。 今年は、高森顕徹会長、高森光晴講師長、小堀特専部長の年頭所感が掲載…

  • 「5.14日本最大の展示会場で降誕会・今年は東京ビッグサイト」(顕正新聞2023年1月1日号)を読んで思った事(歎異抄大學)

    親鸞会機関紙・顕正新聞2023年(令和5年)1月1日号を読みました。 東京ビッグサイト公式サイトより以下、気になった事を書きます。今年の5月14日(日)江東区有明にある東京ビッグサイトで東京降誕会を開くという記事がありました。 東京降誕会では、高森光晴講師長が『歎異抄』について講演。関東一円の一般会場やオンラインで仏縁を結んだ人々が、一堂に会して聞法する勝縁となる。また、昨年の大阪報恩講に続いて、『歎異抄』により親しめる多彩な講座や体験・展示コーナーも予定されている。(顕正新聞2023年1月1日号・12面) 東京ビッグサイトの公式サイトでイベント情報を確認しましたところ、4月中までしか情報が出…

  • 「現今の浄土真宗の99.9%は十劫安心の異安心といわれます」(親鸞会顕正新聞論説2022.10.01)を読んで思った事

    前回の記事 shinrankaidakkai.hatenablog.com に関連して書きます。親鸞会の機関紙顕正新聞2022年10月1日号の論説に「浄土真宗を覆う十劫安心」が掲載されました。 全文は、親鸞会公式サイトにあるのでそちらをご覧下さい。 親鸞会公式サイトより浄土真宗を覆う十劫安心十劫安心についていろいろと書かれていますが、最初の「現今の浄土真宗の99.9%は十劫安心の異安心といわれます」という断言は、どこのどなたが「いわれた」のか気になる所です。伝統教団で全国調査があったという話は聞きませんので、高森顕徹会長がどこかで言ったことと思います。 ただ、この「99.9%は十劫安心の異安心…

  • 信心の定義が実は定まらない親鸞会「親鸞会は自分の心から阿弥陀仏の本願に対する疑いが全く無くなった事を信心と言っていますが、浄土真宗では自分の心を問題にせず本願を聞いている事を信心と言っています。宮田さんは自分の心から本願に対する疑いが全く無くなるという現象などあると思われますか。」(Peing-質問箱-より)

    Peing-質問箱-に頂いた質問です。親鸞会に関することなので、こちらに回答を書きます。 Peing-質問箱-より親鸞会は自分の心から阿弥陀仏の本願に対する疑いが全く無くなった事を信心と言っていますが、浄土真宗では自分の心を問 Peing -質問箱-質問箱には以下のように書きました。 親鸞聖人が「疑心あることなし」といわれる「疑い」は、「自力心」のことを指しています。 その意味で、阿弥陀仏の本願を聞いてあれこれと自力心を挟むことはなくなります。 ただ、親鸞会の「信心」の定義は、実は定まっているようで定まっていないのが現状です。 それについては、ブログに書きますので参照下さい。 親鸞会におけ…

  • 親鸞会が新作アニメ映画を制作・目的は過去の間違いの上書き修正

    親鸞会が、新作アニメ映画を制作するそうです。すでに会員には案内をされています。 内容は「三願転入」になるとのことです。すでに退会した方からすると、「またアニメ映画をつくるのか」と驚かれる方も多いと思います。親鸞会はすでに、2016年に「なぜ生きる」、2019年に「歎異抄をひらく」のアニメ映画を作ってきました。 高森会長も高齢となり、さすがにもう作ることはないだろうと思っていましたが、そこまでしてアニメ映画を作る目的は単に経済的な目的ではありません。親鸞会が、今までにない書籍や映像作品を出す目的は、過去の「これはまずいな」と自分たちでも思うものを新作で消し去るためです。例えば、1万年堂出版で書籍…

  • 「歎異抄をひらく」と「歎異抄ってなんだろう」のYoutube要約を見ると、親鸞会で教える歎異抄ってなんなんだろうと思った。

    www.youtube.com Youtubeでは、本の内容を要約するチャンネルが人気です。時間がなかなかとれない人や、どの本を読むべきかの参考に視聴する人も多いからだと思います。親鸞会が1万年堂出版から発刊した、歎異抄をひらくと歎異抄ってなんだろうの要約が、本要約チャンネル(現在チャンネル登録者数116万人)で取り上げられていました。視聴してみましたが、さすが人気チャンネルだけあって非常にうまく要約されています。これを見れば、「歎異抄をひらく」も「歎異抄ってなんだろう」も読まなくてもいいのではないかと思ったくらいです。以下動画より抜粋。引用部分のリンクから該当箇所にジャンプできます。 2限ま…

  • 親鸞会講師の「信前の念仏で助かる訳ではないのに、勧めるのは矛盾だといわないのに信前の善は助かる訳ではないのに、勧めるのは矛盾だというのはなぜ?」について

    親鸞会の三願転入を現役会員がどう理解しているのか。 前回の記事の続きです。 shinrankaidakkai.hatenablog.com個人的には、「親鸞会の三願転入」について、これほど明確にネット上で言語化されたのは初めてだと思っています。 20願の自力の念仏だからと言ってすすめないということはないじゃないですか。念仏は信前信後を通して大事なお勧めですよね。19願の善も阿弥陀仏のお勧めですからですから往生浄土の方便の善となるんですよ。 親鸞会さん と 本願寺派さん どう違う?(ゲスト)添谷亮介さん「桜嵐坊🌸の仏教部屋」 - YouTube 親鸞会講師筬島正夫氏のコメントこれは、偽らざる親鸞…

  • 親鸞会講師が桜嵐坊の仏教部屋で語った「三願転入」について

    2022年10月22日に親鸞会講師の添谷亮介氏が、「桜嵐坊の仏教部屋」に登場しました。 このような形で親鸞会講師が本願寺派の僧侶と対談をするのは初めてのことでした。 www.youtube.com テーマは「親鸞会さんと本願寺さんどう違う?」でした。 親鸞会と本願寺10の相違点 親鸞会批判の真実に掲載されている 「親鸞会と本願寺10の相違点」について順番に話すというものでした。 その中で2番目の「親鸞聖人の教えに善の勧めは?」の「三願転入は弥陀のおはからい」についてに親鸞会の特徴が良く出ていました。 引用場面は以下リンクより。29:06〜 親鸞会さん と 本願寺派さん どう違う?(ゲスト)添谷…

  • 親鸞会の三願転入で誰も助からない理由は三願を「横の線」に当てはめるから

    この記事について 前回の記事に関連して書きます。 「宿善論争」以後、親鸞会が現在まで強調しているのが「三願転入」です。 もちろん「三願転入のご文」自体は、親鸞聖人が書かれたものです。しかし、解釈が親鸞会独自のものを加えているために、会員はそれによってゴールのない道を走らされているような状態です。これまでもネット上で「親鸞会の三願転入」がどうおかしいかについては、以前からネットでまとめられています。 sinrankaix.exblog.jp しかし、今でも親鸞会会員はこういうネット情報を読まない人が多いです。また、親鸞会を脱会した人でもこの「親鸞会の三願転入」に悩まされている人もいます。そこでこ…

  • 本願寺との宿善論争のころの親鸞会について(Youtube紅楳英顕和上「派外からの異説とは?」〜親鸞会との論争〜より)

    Youtubeチャンネル【桜嵐坊の仏教部屋】7676amidaで、「紅楳英顕 和上「派外からの異説とは?」~親鸞会との論争~」が公開されました。 現役会員の方には視聴をお勧めします。また同時代だった元会員の方にもお勧めします。www.youtube.com 以下、動画概要欄より 【略歴】 昭和48(1973)年 親鸞会問題対策担当になる。 (末寺に親鸞会員が論難に来る事件が多発。末寺からの要請により) 52(1977)年3月 紅楳先生「一念覚知説の研究」 54(1979)年12月 紅楳先生「現代における異議の研究」 -高森親鸞会の主張とその問題点- 親鸞会は、質問状 十数回、宣伝ビラを配付 5…

  • やっと「親鸞会」と名乗り出した親鸞会講師(一部)

    昨今の、旧統一教会の報道から、身分を隠して勧誘をする偽装勧誘が多くの人の知るところとなりました。そのため「身分を隠す団体」=カルト団体という図式が出来つつあります。この流れを受けてか、Youtube上の親鸞会講師は、これまで頑なに親鸞会の名前を出さないようにしていた人も多いのですが、最近急に「親鸞会」を名乗り始めました。いくつか例を紹介します。 www.youtube.com 2022/09/01に公開済み(略) 浄土真宗親鸞会 講師 広報担当である渡部隆志先生をゲストにお迎えしての対談です!(動画概要欄より) このチャンネルには2022年1月に高森光晴講師長が出演しています。 www.you…

  • 「親鸞会のいう二種深信、堕ちるに間違い無し、助かるに間違いなしと同時に知らされる、は誤りだと思いますが、そのへんを上手に解説して頂けると幸いです。」(PAさんのコメント)

    安心問答に頂いたコメントですが、内容が親鸞会教義についてなのでこちらに記事として書きます。 PA親鸞会の言う二種深信、堕ちるに間違い無し、助かるに間違いなしと同時に知らされる、は誤りだと思いますが、そのへんを上手に解説していただけると幸いです。 https://anjinmondou.hatenablog.jp/entry/2022/08/12/173000 PAさんが言われるように、私も親鸞会で「二種深信」の説明として「堕ちるに間違いなし、助かるに間違いなしと同時に知らされる」と聞いてきました。詳しくは、親鸞会公式サイトに「こんなことが知りたい」から転載した記事が載っていますので、そちらから…

  • 「青年講師」に見る親鸞会の人手不足

    親鸞会の機関紙・顕正新聞2022年(令和4年)8月1日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。 今回の特集は、「学徒になったら顕真学院」でした。 顕正新聞2022年8月1日1面 顕真学院、その過去と現在 かつて顕真学院は、親鸞会における人材の養成所でした。私が、顕真学院に入学した1997年(平成9年)前後は、学生部の会員が一番多かった頃で、「学院希望者会合」という顕真学院に入りたい学生部員の説明会があったほどです。当時、学生部の会員数は1000名を超える規模でした。そのため、私が入学した頃が一番学院生が多く30名を越えるほどでした。 その頃の「学院希望者会合」は、入学希望者が多く、「本当…

  • 「阿弥陀仏の本願に、真実と方便とがあると、親鸞様はお示しになっておられます。具体的には十九願と二十願ですが、もしこの願がなければ私たちは迷うことはなかったのではないか?」(Peing質問箱より)

    質問箱に頂いたものですが、内容を判断して安心問答ではなく、こちらに記事を書きます。 Peing-質問箱-より質問箱には以下のように書きました。 19願、20願で迷うというのは、私に関して言えば親鸞会で「19願を通らねば救われないので、まず善を実行せよ」と教えられたことにあたると思います。しかし、これは阿弥陀仏が19願、20願を建てられたことによってではなく、それを会の都合のように教えた会の側によることです。 阿弥陀仏の四十八願に不要なものはありません。 ただ、親鸞聖人が方便願といわれた際は、「その願をまず実行してからだ」ではなく、「そういわねば分からない人のために仮に建てるが、必ず捨てるもの」…

  • 会と会員の代替わり問題が表面化してきた親鸞会(顕正新聞2022年07月15日号より)

    顕正新聞2022年07月15日号1面親鸞会機関紙・顕正新聞2022年07月15日号を読みました。以下、思った事を書きます。1面は、上記に画像で紹介した会員追悼法要の案内です。追悼法要は毎年行われていますが、今回の記事は台湾の親鸞会を支えてきた会員が相次いで亡くなられたことが紹介されていました。それぞれ享年101歳と92歳だったとのことです。また、追悼法要の前には毎年「追悼抄」の記事も掲載されます。 顕正新聞2022年07月15日号6面過去1年間の間に亡くなった、長年親鸞会で幹部として活動をしていた会員の紹介記事です。 今回は、石川青年部が富山から独立した際の初代リーダーを務め、その後も石川県で…

  • 土日に親鸞会館で親鸞会講師の法話が開始。今後の変化を考える

    shinrankai.jp shinrankai.jp親鸞会公式サイトで、7月の二千畳の予定が公開されました。これによると、7月は10日(日)24日(日)が、高森顕徹会長のビデオ法話、それ以外の2(土)3(日)、16(土)17(日)、30(土)31日(日)は親鸞会講師の法話が行われる予定です。以前からfacebook上では、土日に講師の二千畳法話の予定が公開されていましたが、公式サイト上での公開は初めてです。 facebookの情報は、検索サイトでは表示されないため、今回公式サイトに載せることで会としての公式の方針として講師の二千畳法話をするということになったのだと思います。今後は、各地を現在…

  • 親鸞会主催・講演&学び体験イベント歎異抄大學(千葉・幕張メッセ・2022/05/29)について

    tannisho-daigaku.obaweb.net 2022年05月29日(日)に、千葉県幕張メッセで、親鸞会主催の歎異抄大學というイベントが行われました。 さすがにこれだけ大規模なイベントなので、浄土真宗親鸞会主催で行っていました。 ただし、協賛に親鸞会ではない企業団体の名前 当日の日程は以下のようになっていました。 https://tannisho-daigaku.obaweb.net/#schedule 開場 10:00 展示・体験コーナー 10:00~13:15、15:20~16:30 飲食コーナー 11:00~13:15、15:20~16:30 講演 13:30~15:10(途中…

  • 「親鸞会への入会」を第一にしなくなった親鸞会の変化

    shinrankaidakkai.hatenablog.com 2021年1月に、上記の記事を書きました。2022年6月現在の宗教法人浄土真宗親鸞会の現状はどうなっているのかについて今回は書きます。 以前の記事で「仏教動画見放題団体」になるのではないかと予想しましたが、現状はそれとは少し違っています。それは「宗教法人浄土真宗親鸞会」が、事実上解体しつつあるということです。 勧誘された人は必ずしも親鸞会への入会を勧められない 現在、親鸞会ではネットを中心にした勧誘と、チラシ配りをして一般会場での公開講座による勧誘を行っています。もちろん大部分は親鸞会だと名のらずに勧誘を行っています。ただ、以前と…

  • 親鸞会会員が考える「疑い」とは何か?(親鸞会脱会手記-3年間の苦闘の記録を読んで)

    親鸞会脱会手記が2022年04月26日に以下で公開されました。 note.com 私は13歳で「浄土真宗親鸞会」という団体に出会い、そして16歳で脱会しました。 現役会員も、元会員の人にもぜひ読んで頂きたい内容です。全文は、リンク先を参照下さい。 内容そのものは、読んでいただいた通りです。 今回記事に書くのは、その中で作者が親鸞会教義を短くまとめて書かれている部分について考えたことです。 私もそう思っていましたし、ここが引っかかって親鸞会に留まり続ける人もいるので、それについて書きます。 4, 救われる方法じゃあどうやって信心決定すればいいのか? それにはとにかく正しい仏教の教えを真剣に聞き続…

  • 「病気が全快したら無上の幸福になる」がおかしいと思う点(顕正新聞2022年4月15日号を読んで)

    宗教法人浄土真宗親鸞会機関紙・顕正新聞2022年(令和4年)4月15日号を読みました。 以下、思った事を書きます。 顕正新聞2022年4月15日号3面降誕会案内5月14日・15日に親鸞会館(富山県射水市)で開催される親鸞聖人降誕会の案内が1面でした。今年は、二千畳に人を集めての行事となるようです。新たな映像装置(8K以上表示可能)のお披露目の行事のようです。 ただし、これまでと違い最初から過去の高森会長のビデオの録画であることが演題から分かるようにしてあります。これまでは、「高森先生ご講演」となっており、「高森会長が話をするかも」という可能性を残していましたが、今回はそれもないようです。 論説…

  • 旧顕真学院の建物は「浄土真宗学院あわら校舎」に

    shinrankaidakkai.hatenablog.com以前書いた記事のその後です。顕正新聞2022年(令和4年)02月01日号を読みました。以下、思ったことを書きます。 顕正新聞2022年02月01日号1面より 若者に法を説く顕正講師、インターネットで有縁の人に法施するオンライン講師など、全国で活躍する青年講師の研修会が、1月8日から3日間、浄土真宗学院あわら校舎(福井県あわら市)で開催された。初日には、浄土真宗学院・学長の高森光晴布教局長の座談会が設けられ、「深い教えの香り満てる人に」と、エールが送られた。(O) (顕正新聞2022年02月01日号1面) 以前の「顕真学院」は、富山県…

  • 「特集『歎異抄』が巻き起こす風に乗れ!」と「巻頭言の悪人正機」を読んで思ったこと(親鸞会機関誌・顕真2022年1月号)

    宗教法人浄土真宗親鸞会機関誌・顕真2022年(令和4年)1月号を読みました。 顕真2022年(令和4年)1月号表紙今回の特集は、 「歎異抄」が巻き起こす風に乗れ!第2報 『歎異抄』に引かれ つめかける参詣者……4 花ひらく関東の解説講座 『歎異抄』ブームに乗り、予約満席の会場も……6 「ズーム設定」でつなぐ聞法の縁…………………10 (目次より) でした。 全国から活動会員が集まる 12月に全国から活動会員が結集して、チラシ配りと会場での勉強会の開催を集中的に行ったようです。 千葉県・幕張メッセで行われた決起大会(12月1日)には、北海道から九州・沖縄まで全国から150名の精鋭が参加した。空前…

  • 「『歎異抄」旋風を世界へ」と「因果の道理が分からねば」2022年親鸞会の活動指針・顕正新聞2022年(令和4年)1月15日号を読んで思った事)

    顕正新聞2022年(令和4年)1月15日号を読みました。 以下、思った事を書きます。 「歎異抄」一色の親鸞会 顕正新聞2022年1月15日号1面この号は、新春大会が富山県の親鸞会館で行われ、またネット配信によって各地の会館でも同時間に新春大会が行われた様子が報道されていました。 1面の写真にもあるように、今年は「『歎異抄」旋風を世界へ」がテーマになっていました。 『歎異抄をひらく』(高森先生著・1万年堂出版刊)の発行部数は、昨年1年間で45万部から56万部へ躍進した。ご発刊14年目、仏教書としても異例である。 (略) さらに、昨年12月の入門書『歎異抄ってなんだろう』(1万年堂出版刊)により、…

  • 「心のゆるみご用心・『オンライン聴聞』の“死角”」(顕真2021年11月号より)を読んで思った事

    親鸞会機関誌・顕真2021年11月号を読みました。以下、思った事を書きます。 顕真2021年11月号表紙 顕真2021年11月号目次より今回の特集記事は、「心のゆるみご用心・『オンライン聴聞』の“死角”」でした。 この1年半、3密を避けるため、自宅でのオンライン聴聞が一般的になりました。聞法の回数が増えたのは素晴らしいことですが、そこに“心のゆるみ”が見逃されてはいないでしょうか、自宅で聞ける気安さから、足を崩したり、周りの音に気を取られたり、直前まで飲食をしていたり……。それで『信心獲得』という肝心の目的が果たされるものか、心静かに振り返ってみることが大切です。今月は、聞法に臨む心構えを学び…

  • 年頭所感「ただ念仏して」の説明が説明になってない件(親鸞会顕正新聞2022年1月1日号より)

    顕正新聞2022年1月1日号を読みました。年頭所感を読んで思ったことを書きます。 顕正新聞2022年01月01日号より年頭所感1面は昨年の1月号に続いて京都会館の記事でした。親鸞会にとって京都に会館があるというのは、東西本願寺にならんだかのような感慨があるのでしょう。他の会館とは新聞上での扱いが違います。「年頭所感」は、毎年1月1日号に高森会長をはじめとして各部門の責任者の文章が掲載されます。以前は、高森顕徹会長も自ら文章を書いてきましたが、近年は別の人が著作から引用して前後に文章を加えて発表をしています。それでも、以前は「高森会長の著作」に手を入れない形での複写でしたが、最近はいろいろと細か…

  • 追い詰めて救う阿弥陀仏?という親鸞会(「歎異抄ってなんだろう」書評3)

    歎異抄ってなんだろう 作者:高森光晴,大見滋紀 1万年堂出版 Amazon 「歎異抄ってなんだろう」について書いています。 読んでいて 気になったところについて続けて書いています。 今回は、以下の部分です。 「摂取」の「摂」の1字には、 逃げまわるもの、追いかけて追いかけて、逃げ場のないところまで、追い詰めて救うと言う意味があると、親鸞聖人は説かれています。 (歎異抄ってなんだろう213ページ) この本は、「なぜ生きる2」の反省からこのように「親鸞聖人は説かれています」と書きながら、どこにそのように書いてあるかは一切書かれていません。 これに 該当する箇所は以下の部分です。 【左訓】「摂(おさ…

  • 縦の線と横の線を捨てられない親鸞会(「歎異抄ってなんだろう」書評2)

    歎異抄ってなんだろう作者:高森光晴,大見滋紀1万年堂出版Amazon「歎異抄ってなんだろう」は、 一般の人向けに書いた本ではありますが、その主目的は今後親鸞会で話をする人のための法話原稿の作成だと思われます。 この本は全部で7章の構成になっていますが、いずれの章も大体分量が同じであり、またそれぞれの章ごとに板書の見本が書かれています。 今後親鸞会の講師が話をするときは、ほぼどこへ行ってもこの原稿に乗っている話をそのまま話すことになることと思います。 親鸞会講師部員の法話の歴史 親鸞会では以前から、講師部員がどうやって法話をする力につけるのかについて色々と考えてきました。 最初は、高森会長の話を…

  • [書評]「歎異抄ってなんだろう」高森顕徹(監修) 高森光晴・大見滋紀(著)(1万年堂出版)・令和版「歎異抄」を作ろうとする親鸞会

    1万年堂出版より、12月1日に新刊「歎異抄ってなんだろう」高森顕徹(監修) 高森光晴・大見滋紀(著)が出ました。歎異抄ってなんだろう作者:高森光晴,大見滋紀1万年堂出版Amazon私は11月上旬にアマゾンで予約をしていたのですが、発売日になっても発送予定日がどんどん遅くなり、12月27日到着予定となりました。そこで近所の書店を探すと入荷していたので購入できました。 ネット書店では現在でも入手するにはしばらく時間がかかります。 以下感想を書きます。 この本はタイトルにも書きましたが、令和版「歎異抄」を作ろうと企画された本です。 表紙を見ると、歎異抄の解説書のように思いますが、中身を見るとそうでは…

  • 二河白道の譬えは「どうすれば助かるか」ではなく「二種深信」を譬えで示されたもの(中学生さんのコメント)

    shinrankaidakkai.hatenablog.com についてのコメントです。コメント欄も長くなっていたのでこちらに記事としてコメントの返信を書きます。 中学生 2021-11-09 22:50:01 阿弥陀仏の救いにどうすればあずかることができるのかが大きな関心事です。二河白道の譬もそれをお示し下さっていると聞かせていただいております。安心問答では18願をはからいをすててそのままきけと仰っていますが、自力で自力はすたりません。聞法させていただくと、真剣にきいているから救われるのではないか、いい加減にきいていたら救われないのではないだろうかという心が出てきます。悪をおそれ、善がほしい…

  • 二千畳行事の終わりの始まり?今年の親鸞会報恩講は各地の会館開催へ

    顕正新聞(親鸞会機関紙)2021年(令和三年)10月15日号を読みました。以下、思ったことを書きます。今年の親鸞会館での報恩講は行われないことになりました。公式サイトの告知一覧にも今年の降誕会以降は何の行事案内もされていません。 重要なお知らせ一覧 浄土真宗 親鸞会 公式サイト 浄土真宗と親鸞聖人を知りたいあなたへ顕正新聞には、以下のように案内がありました。 顕正新聞2021年10月15日号より 10月下旬から11月終わりまで、各地の会館を中心にインターネット配信も利用して、親鸞聖人報恩講が勤められます。詳しくは、各地の行事日程表でご確認ください。 毎年行っている会員向けの弁論大会など…

  • ネット中継の報恩講から見える親鸞会の今後

    2021年10月16日(土)17日(日)親鸞会の報恩講が行われました。 今回も、ネット中継を中心とした行事で全国から会員が集まるものではありませんでした。新型コロナウイルスの感染対策と、今年の降誕会(5月15日・16日)の参加者が過去最高(顕正新聞報道より)だったため多くの参詣者に対応できないとの理由で参加対象は会員中心かつネット中継が主なものとなったようです。そのため、公式サイトには報恩講の行事案内が出ていませんでした。 お知らせ 浄土真宗 親鸞会 公式サイト 浄土真宗と親鸞聖人を知りたいあなたへ 今回のネット中継での報恩講に参加された方に聞いてみると、内容は過去の高森顕徹会長のビデ…

  • 蓮如上人のお言葉として「映画なぜ生きる」のセリフを掲載する親鸞会。ますます高森顕徹会長の作品が「お聖教」となる。

    親鸞会の機関紙・顕正新聞2021年(令和3年)7月15日号を読みました。以下、気になったところについて書きます。法友通信の記事に以下の部分がありました。 法友通信 「どう生きる」しか考えられない私たちに、「なぜ生きる」の答えを明らかにして下さった方が親鸞聖人です。6月13日の二千畳ご講演で詳しく聞かせて頂きました。その感動と、親鸞学徒の使命に燃える法友の声を紹介します。(同上) 顕正新聞2021年7月15日号5面より ここで「蓮如上人のお言葉」として紹介されているのは、高森顕徹会長が脚本を務めた映画「なぜ生きるー蓮如上人と吉崎炎上ー」での蓮如上人のセリフです。 映画「なぜ生きる」冒頭より映画「…

  • 親鸞会での「二河白道の譬え」が原文と違うところ(顕真2021年5月号を読んで)

    親鸞会機関誌・顕真2021年(令和三年)5月号を読みました。 学生大会(3月7日)では、善導大師の「二河白道の譬え」(47ページ参照)についてご教導いただきました。法友の手紙を紹介しましょう。( 同P42) この学生大会も、高森会長の過去の法話のビデオ上映でした。昨年の途中から、過去の録画上映についても会員は高森会長にお礼状を出し、それを機関誌に「法友通信」として掲載をしています。その内容で少し気になった所と、会の中で二河白道の譬えがどのように教えられているかを紹介します。 「法友通信」より抜粋 なぜ大心海化現と絶賛なされたか 講師部S (略) 弥陀が19願を建てられた御心は、18願真実へ出さ…

  • 親鸞会の海外重視の理由を考える。(顕真2021年5月号を読んで)

    親鸞会機関誌・顕真2021年5月号を読みました。 以下、思ったことを書きます。 顕真令和3年5月号表紙最近の顕真は、活動会員向けにいかに活動をするかということについての記事が続いています。 この号は、「顕正精進賞」と「恩徳報謝賞」の受賞者が掲載されており、親鸞会の現在が分かるよう内容になっていました。 令和3年顕正精進賞 無上仏に動かされ、昨年1年間、多くの人を学徒に導いた同志に、「顕正精進賞」が授与された。 コロナ禍でも、インターネットを駆使して、母国や共通の言語を使う同朋に伝えた海外学徒の活躍が目立っている。(顕真より) 本文にも書いてある通りで、「顕正精進賞」海外の受賞者数は日本国内の三…

  • 高森会長一人のための本「心の花びら『歎異抄をひらく』と私」が発行された理由を考える

    2021年03月発行の「心の花びら『歎異抄をひらく』と私」を読みました。 心の花びら(表紙)これは表紙に「1万年堂出版創立20周年記念」とありますが、内容は「歎異抄をひらく」の「愛読者カード」を集めて冊子にしたものです。(非売品)それ以外の文章は全くなく、「歎異抄をひらくの良い感想だけを集めた本」です。 会員には「歎異抄をひらく」の宣伝の為にということで配布をされました。各支部には会員数より多く配布されたようで、一人複数冊もっている会員も多いです。内容は以下に画像をいくつか貼って紹介していますが、「歎異抄をひらく」がいかに素晴らしいか、今までの解説書よりも優れているかという賛辞しかありません。…

  • 「徹底せよ『宗の極致』」(顕正新聞論説・公式サイト掲載)から見える教義の変更

    顕正新聞2021年06月15日号掲載の論説が、公式サイトにも掲載されていました。 www.shinrankai.or.jp以下、思ったことを書きます。今回は「徹底せよ『宗の極致』」のタイトルでしたが、気になるところは以下の部分です。(全文を読みたい方はリンク先より) 仏教で「自力」とは、「阿弥陀仏のお約束(本願)を疑っている心」だけをいいます。弥陀はすべての人間の苦しみの根元を、「死んだらどうなるか分からぬ心」と見抜かれています。新型コロナは収束の兆しも見えますが、本当の恐怖は半年後、耐性を持つ変異株が現れ、気温の下がる秋だという指摘もあります。先が読めないと、今が不安で仕方がありません。感染…

  • 高森会長不在の降誕会・過去のビデオだと言わない親鸞会報道(顕正新聞2021年06月01日号を読んで)

    顕正新聞2021年(令和3年)06月01日号を読みました。以下、思ったことを書きます。この号は、去る2021年05月15日(土)16日(日)に親鸞会館からオンライン配信された「親鸞聖人降誕会」の特集号でした。1面に「50カ国の法友が心一つに」とあり、オンラインで多くの国の方が参加されたようです。 顕正新聞2021年06月01日号1面より同上 1面下部の記事この記事にもあるように 高森先生は、『歎異抄』第7章の「念仏者は無碍の一道なり」をご解説下さり、世界の法友が一斉にオンライン聴聞。(上記記事より) 高森顕徹会長は、会員の前で話をしたとか書かれています。 しかし、実際に参加された方の話では、以…

  • 世代交代に差し掛かった親鸞会(顕真2021年03月号)

    顕真2021年(令和3年)3月号をよみました。 以下、思ったことを書きます。 顕真2021年3月号表紙この号の特集記事は、「講」を作ろうでした。 それ以外の記事を抜粋すると オンライン布教大会(関西本部)……P24 身につけたい ネットで伝える方法マンガ 私は班長1年生!第3回……P28 「報・連・相」とは? コロナ禍ということもあり、なかなか人が集まっての会合ができなくなり、親鸞会ではネットを使っての(ZOOMやLINE)4.5人単位からの「講」が推奨されています。 合わせて、オンライン布教大会や、「私は班長1年生」という記事を読むと、親鸞会での世代交代が本格的になってきたことを感じます。 …

  • 「歎異抄をひらく」や「なぜ生きる」の聖典化が進んできた親鸞会

    顕正新聞2021年5月1日号を読みました。 1面に紹介されていましたが、親鸞会の降誕会が2021年05月15日(土)16日(日)とネット上で行われています。 顕正新聞2021/05/01号1面 オンライン開催は、昨今の状況も考えると今後も続いていくことと思います。ただ、コロナ禍が収まった際はどういう形で再開をするのかが気になるところです。 ここ何年か、親鸞会において高森顕徹会長の著作が聖典化しており、会のなかでの取り扱いが真宗聖典に収録されている聖典より上位に来ている傾向があります。そのことを、今回の新聞で気になった点があったので紹介します。 1面から「歎異抄をひらく」発行部数 1面に毎号「歎…

  • ネットから親鸞会に入会した人から聞いた話で見えてきた親鸞会の現在

    昨年来、コロナ禍ということもあり親鸞会でもネットを使っての勧誘が盛んに行われています。そこで、そこを入り口に親鸞会に入会した(入会を勧められた)という人の話を何件か聞きました。そこで共通しているのは、「仏教を学ぶにはいいのかもしれないけれども、最初の何ヶ月かで同じことの繰り返しになり先が見えなくなってやめたくなった」というものでした。 親鸞会では、私がいたころから「同じ話を聞け」と繰り返し教えられていました。しかし、ここ最近は様子が違っていました。 では、どんな話がされているのかを簡単に書くと以下のようです。 ネットで親鸞会が解説しているネット講座(またはメールマガジンなど)に入る ZOOMを…

  • 親鸞会次期会長は「動画版・活字版高森会長」(人に依らず、法に依れ)と朝日新聞広告の記事紹介

    shinrankaidakkai.hatenablog.com 前回の記事について、改めて思ったこととして追記します。 前回記事を書いた際は、「人に依らず、法に依れ」の言葉について、「今迄のように高森会長(人)に依らず、法(教え・会長の著作など)に依っていきなさい」という意味だろうと思って書きました。実際、論説に書いてある趣旨はそういうものでした。 しかし、よくよく親鸞会の現状と、これまでの高森顕徹会長の行動から考えると実際に言いたいことは随分違っているのではないかと思いました。 端的に書くとこうなります。 「私の後に誰が会長職を継いだとしてもそんな『人』に依らず、私の書いた本や法話のビデオ(…

  • 「人に依らず、法に依れ」(顕正新聞とYoutube)から見る親鸞会の現在

    親鸞会機関紙顕正新聞2021年03月15日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。今回は論説「人に依らず、法に依れ」について書きます。 全文は公式サイトに掲載されていますので、そちらをごらん下さい。 www.shinrankai.or.jp 「人」は、いつどうなるか分かりません。日本では、70歳を超えた半数がガンを発症し、高齢者の7人に1人が認知症になるといわれています。親鸞聖人が「さるべき業縁の催せば、如何なる振舞もすべし」と仰せのように、縁さえあれば、どんなことでもするのが我々の実態です。 https://www.shinrankai.or.jp/b/gendai/20210315h…

  • ブログが一時期閲覧できなかった件

    一昨日、昨日とブログが閲覧できない状態になっていました。 ご不便をおかけして申し訳ございませんでした。以前書いた記事の内容のなかで、親鸞会の会員専用ベージの画像があるとのことで削除申請が親鸞会から出ていました。 ブログを運営しているはてなより通知メールがきていましたが、気がつかず削除するまでの猶予期間が過ぎたため一時期非公開状態になりました。ブログが閲覧できない状態になっていることを、読者の方から教えていただき気がつき、当該記事を削除し、該当画像は削除したものに変えました。はてなにその旨を知らせたところ公開できるようになりました。

  • いよいよ高森顕徹会長の過去の法話録画を中心にすることにした親鸞会(顕正新聞2021年3月1日号より)

    親鸞会機関紙・顕正新聞2021年03月01日号を読みました。以下思ったことを書きます。今回は今までと変わった点として、高森顕徹会長のネット配信されている過去のビデオの内容について詳しく書かれていました。2月17日に「先生と学徒との対話」がネット配信されました。 「名号・信心・念仏」という最も大事な仏語について、多くの学徒が聞法し、仏法讃嘆した。(「論説」参照)(紙面より) この「先生と学徒との対話」は昨年2020年3月を最後に行われていませんでした。記事を読む限りは、過去のビデオ配信と書いてなく、「論説」にも要約が載っていたので、久しぶりに高森顕徹会長が会員に向けて話をしたのかと思いました。 …

  • 顕正新聞論説「今日が聞法、最後の日」(2021.02.15)を読んで思ったこと

    親鸞会の機関紙・顕正新聞2021年(令和3年)2月15日号を読みました。以下思ったことを書きます。 今回は、タイトルにもある論説「今日が聞法、最後の日」について書きます。「論説」は、一般紙の社説にあたり、親鸞会弘宣局を代表して書かれているものです。 www.shinrankai.or.jp 昨年来、会員の前に出てくることがほとんどなくなった高森顕徹会長の現状からすると、いろいろと思うところがあって書いたものだと思います。 内容は、タイトルの通り最近の無常に関する事例を取り上げいつなにが起きるか分からないのだから、本願に疑い晴れるまで聞きましょうということでした。今回の論説にも「仏願の生起本末を…

  • 次世代親鸞会の形?「浄土真宗学院」について

    親鸞会からの削除申請があったため、内容を変更しております。 先日、親鸞会より当エントリーに使われている浄土真宗学院の画像が会員専用ページのものだということで著作権違反の申請がありました。 一時期ブログ自体も公開できなくなりましたので、画像を削除し内容を変えて公開します。 以下、以前の公開した記事の修正版です。 −−−−−− 先日、ある方から脱会相談を受けた際「浄土真宗学院に入学したのですが」と聞きました。私は「親鸞会に入会したのではないのですか?」と質問をすると、「いえ、浄土真宗学院に入学しました」とのことでした。詳しく聞くとその「浄土真宗学院」への入学を勧めてきた「仏教講師」がその時初めて自…

  • 【桜嵐坊の仏教部屋】7676amidaで話をします(2021年01月17日(日)21時よりlive配信)

    www.youtube.com桜嵐坊の仏教部屋さんから、お声がけを頂き、2021年01月17日(日)21時よりlive配信の形で話をさせて頂きます。 よろしくお願いいたします。 追記 Live配信そのままの動画は1週間の限定公開です。 それ以後は編集版となります。 https://youtu.be/GY5NpgpAI-U

  • 2020年の親鸞会を振り返る。宗教法人からネット動画サブスクリプション会社への変化

    年は明けましたが、2020年の親鸞会を顕正新聞から振り返ります。顕正新聞2019年12月15日号には、今年を振り返る記事があったので、一部引用しながら紹介します。 2月 「先生と学徒との対話」始まる ダイヤモンドプリンスセス号からのコロナ感染報道がはじまり、それをうけていち早く親鸞会は、親鸞会館での行事をネット中継に切り替えました。 その際、会員ならパソコン,スマホ、タブレットがあればどこでも受講できるように変更しました。 その際始まったのが「先生と学徒との対話」です。高森顕徹会長が会員の質問に直接答えるという1時間の行事です。しかし、この行事は高森会長の体調不良により4月以降は過去のビデオに…

  • 「人に伝えるが中心」の今年の年頭所感を過去のものと比較する(顕正新聞2021年01月01日号を読んで)

    顕正新聞2021年01月01日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。毎年恒例の年頭所感ですが、高森顕徹会長のものがここ何年も続いていますが、自著からの引用でした。 「ともに無上道を進まん」のタイトルはありますが、内容は「歎異抄を開く」P211最後の行からP229の引用に、おそらく弘宣局の責任者と思われる人の作文が付け加えられたものでした。 そちらをここに引用します。 世界はコロナの不安で移動もままならず、分断が深まっている。だが親鸞学徒は、この災禍をチャンスに転じ、海の内外のへだてなく、かつてなく団結を強化した。 今こそ、貧窮一人ひとりと対峙して、真実の法剣で切り込み、縦横無尽に救済の…

  • 『ギネス記録2021』に二千畳が登場(顕正新聞2020年12月1日号)を読んで思ったこと

    顕正新聞2020年(令和2年)12月1日号を読みました。 今回気になったのは、「『ギネス記録2021』に二千畳が登場」でした。そこで、ギネス世界記録2021発売日: 2020/11/18メディア: 大型本を購入して当該の箇所を読んでみました。 ギネス世界記録2021よりご覧のように、親鸞会の二千畳が紹介されています。 しかし、これが全体としてどういう場所に掲載されているのかを見るとまた印象が変わります。 見開き見開きでは、少々見づらいので、一部を拡大して紹介します。 他のギネス記録に何か意見を言うわけではありませんが、こういう記録と同じ扱いをされているのが二千畳の親鸞会館です。私が親鸞会に在籍…

  • 「自信教人信」から「自知教人知」へシフトした親鸞会(顕真2020年9月号より)

    顕真2020年9月号を読みました。 顕真2020年9月号表紙今回は、8月に親鸞会館で行われた降誕会・追悼法要の2日目に高森顕徹会長が久しぶりに会員の前で話をした(後に事前収録と分かる)内容が主体となっていました。 機関誌としても、高森顕徹会長の久しぶりの話ということで、かなり紙面で特集を組んでいました。この内容について真偽顕正でも書かれています。 shingikensho.blog12.fc2.comこの内容については、このブログでも記事にして来ました。 「無明の闇=後生くらい心ではない」と自著「なぜ生きる」の間違いについて釈明をはじめた高森顕徹会長(2020年08月10日親鸞会館降誕会より)…

  • いつの間にか高森顕徹会長の過去のビデオ法話上映が前提になっている最近の親鸞会館行事について思うこと

    目次 今回もビデオ法話だった「二千畳講演会」 顕正新聞での「高森先生の法話」の記述の変化 行事の前提が変わった 「高森先生から直接聞かねば」から「ビデオ法話でもネット中継でもよし」へ 会の運営事情でただ続けるビデオ法話の行事 「高森先生が話をされなくなったら」が現実になるときどうしますか? 今回もビデオ法話だった「二千畳講演会」 2020年11月08日(日)親鸞会館(富山県射水市)で、二千畳講演会が行われました。 今回は、関西・京滋の学徒が施主の行事でした。会場の参詣者はそれほどの数ではなかったようです。ほとんどがネット中継での参加でした。今回は、2003年の旧本部会館での高森顕徹会長による正…

  • 親鸞会の未来はどうなるか?の一例(ブッダの教えを学ぼう・親鸞会講師部員・一般社団法人仏教カウンセリング協会代表・岡本一志氏について)

    高森顕徹会長も、今後は会員の前に出てくる機会はあったとしてもとても少なくなることがハッキリしてきた昨今、現役の会員にとって気になるのは親鸞会は今後どうなってしまうのだろうか?という点です。今のまま、高森顕徹会長のビデオや著作をみんなで集まって見たり読んだりする会になるという場合も考えられます。 現在60歳以上の講師部員はそれでもいいのかもしれませんが、40代やそれ以下の世代の講師部員はそうはいかないと思います。 現に、親鸞会講師部員として在籍をしながら、いろいろな方面に活動を広げて、親鸞会講師部員と名乗らず活動をしている人が何人もいます。それらの人の中には親鸞会を離れて独自の活動をするのではな…

  • 逃げ場は親鸞会の外にあります。幹部の自死を通して思ったこと。

    hiun.cocolog-nifty.com こちらにも書かれていますが、親鸞会の幹部の一人が自死をされました。 今年の顕正新聞にも元気そうな姿が記事になっていたのを見ていただけに、大変残念なことです。 どうしてそういう道を選んだのかは本人にしか分かりません。 しかし、同じ道を歩む人が今後一人も出ないようにという思いで今回の記事は書きます。 一般論として自殺をする人は、他に選ぶ手段がないと思ったときにそういう行動をとると言われます。衝動的であれ、計画的であれその点は共通しています。 学校でのいじめ自殺や、職場でのパワハラ自殺は、学校や会社という閉じられた世界しか見えなくなり、そこで苦しい目にあ…

  • まるで親鸞会卒業式のようだった初めて高森顕徹会長が完全に出てこなかった報恩講

    2020年10月17日(土)18日(日)親鸞会館(富山県射水市)にて、親鸞会主催の報恩講が行われました。 2020年親鸞会報恩講のパンフレット表紙パンフレットに掲載されている行事内容と、実際の行事が異なっていました。 以下のように、プログラムは掲載されています。 1日目のプログラム2日目のプログラムプログラム上では「ご講演」とあり、高森顕徹会長が講演をすることになっています。 しかし、実際は2018年の降誕会での高森顕徹会長の講演ビデオの上映でした。8月の降誕会・追悼法要も1日目が過去のビデオの上映で、2日目が事前に録画をした映像の上映でした。どちらにも共通しているは「高森会長の都合(体調など…

  • 「親鸞会の教えと、浄土真宗の教えで決定的に違うのは何ですか?その違いが私たちの救いに影響するのでしょうか?」(質問箱より)

    質問箱より親鸞会の教えと、浄土真宗の教えで決定的に違うのは何ですか?その違いが私達の救いに影響するのでしょうか。 Peing -質問箱- これに加えて書きます。「親鸞会の教えと、浄土真宗の教えで決定的に違うのは何ですか?」というのは、このブログを御覧になっている会員の方ならば考えたことのあるテーマだと思います。 上記に書いたように、本来は「平生業成」なのに親鸞会の教えでは「時間がかかる」と多くの会員が思っています。 そうすると、「そんなことは言っていない!親鸞会の書籍を見て見なさい、『こんなことが知りたい』にも「親鸞聖人の花びら』にも載っているぞ」という方もあると思います。親鸞会の教えの違…

  • はじめて当ブログに来られた親鸞会会員(元会員)の方へ知っていただきたい三願転入の解説

    shinrankaidakkai.hatenablog.com これに続いて、親鸞会会員(元会員)に知っていただきたいのは「三願転入」です。 目次 三願転入の本文 浄土真宗辞典ではどう書かれているか? 違いは「方便」の説明 三願転入のご文で確認してみる まとめ 三願転入は、親鸞会会員をある程度長く続けて来られた方ならよく聞いておられる話だと思います。 また、親鸞会で聞いた話に疑問を持たれた方の多くが考えられるのが「三願転入の話は本当だったのか間違いなのか」という点です。 三願転入の本文 まず、三願転入を引用します。 ここをもつて愚禿釈の鸞、論主の解義を仰ぎ、宗師の勧化によりて、久しく万行諸善の…

  • 何の行事か分からなくなってきた親鸞会の報恩講チラシを見て思ったこと

    2020年10月17日(土)18日(日)親鸞会館(富山県射水市)にて、親鸞会の報恩講が行われる予定です。そのチラシを紹介します。 2020年10月親鸞会館報恩講のチラシ(表面)親鸞聖人報恩講とは書いてあるものの、報恩講の意義については全く書かれていません。 それよりも、「歎異抄をひらく」40万部突破記念講演の文字と、「歎異抄をひらく」の写真が目立ちます。 18日は、午後はいつもの弁論大会はなく「歎異抄をひらく」の映画上映となっております。この様子では、17日(土)のビデオ上映も、「歎異抄をひらく」がいかに売れているか、多くの人が読んで感動をしたか、何年も解説書が出なかった、映画まで作られたなど…

  • [固定]はじめて当ブログに来られた親鸞会会員(または元会員)の方へ知って頂きたい「仏願の生起本末」

    当ブログは、タイトルの通り宗教法人浄土真宗親鸞会を脱会したいと思っている会員と、すでに脱会された元会員に向けて書いています。 私は、親鸞会元講師部員です。1999年(平成11年)から2009年(平成21年)1月まで、10年間講師部員として活動をしており、その後除名されたものです。親鸞会での教えはどこが伝統的な真宗の教えと違うのかを、最初に知っていただこうと思います。 この記事では、「仏願の生起本末」について書きます。 目次 仏願の生起本末が大事な理由 親鸞会の「仏願の生起本末」 「浄土真宗辞典」の「仏願の生起本末」 親鸞会と浄土真宗辞典を比較する 比較して分かること まとめ 初めて来られた方へ…

  • 先月辞めた元会員さんによる「なぜ今ごろ脱会したのか?」について

    コメント欄に頂いた「先月辞めた元会員」さんの文章が最近まで会員だった方の心情をとても正確に書かれていたので、記事として紹介します。 先月辞めた元会員 2020-09-20 13:46:19 先月辞めた元会員です。会員歴25年ですがそのうち20年は報恩講降誕会参詣と財施のご縁だけの幽霊会員でした。 色々と不審はありました。過去には職員(親友部)だったこともあり親鸞会の組織が狂っているのも知っていましたが、それでも唯一無二の善知識との縁が切れたら絶対に後生の一大事の解決はできないと思い、細々と続けていました。 幽霊会員の期間に思ったことは、 親鸞会ではご法話や破邪顕正のご縁に全く参加しなくても、財…

  • 親鸞会幹部講師の法話がYoutubeで公開。その意味を考える。

    Youtubeの親鸞会公式チャンネルに、親鸞会幹部講師の法話が公開されました。【浄土真宗の法話】親鸞聖人の教えは「なぜ生きる」の答え(前編) 高森光晴氏の法話動画です。以前と髪形も変わり、高森顕徹会長に寄せてきたような印象を受けます。 サムネイルに関しては、現在流行のデザインにしてあり、こういうあたりは上手いと思います。今回は法話の内容については特に言及しません。 これ以外に、吉村甲子郎氏、泉弘行氏、山崎春枝氏の3名の動画が公開されています。 以前の講師の序列で言えば、一番上のクラスの幹部講師ばかりです。講師部歴40年超の人ばかりです。【浄土真宗の法話】二度ある阿弥陀仏の救いとは(前編)【浄土…

  • 同朋の里へ移転した顕真学院。以前の建物はどうなったか行ってみた(情報提供)

    顕正新聞2020年(令和2年)8月15日号によると、今年の5月1日に顕真学院が福井県あわら市から富山県射水市の同朋の里に移転しました。 顕真学院は、布教に専念する講師部や、本会の聖務に従事する親友部を目指す若人の養成機関である。(顕正新聞より) 私もかつて顕真学院で研修を受けて、1999年(平成十一年)に講師部員になりました。一年半近くいた場所なので、福井県あわら市のかつての顕真学院の建物はどうなっているのだろうかと気になっていたところ、実際に行ってみた方から情報提供して頂きました。 2020年9月某日 旧顕真学院の建物2020年9月某日 旧顕真学院の建物実際に行かれた方の話によると、人気が全…

  • 顕真の特集「歎異抄をひらく」の肝要を学ぶ。を読んで思ったこと(顕真2020年7月号)

    親鸞会機関誌 顕真2020年(令和2年)7月号を読みました。 この号は目次から一部引用しますと以下の記事が掲載されていました。 特集1 コロナ禍に教えの光 オンラインで歓喜広がる 特集2 「歎異抄をひらく」の肝要を学ぶ 全章を貫く「他力信心」 ここに着目!「仏願に疑心あることなし」の信心 講師試験 問いと答え この特集1では、オンラインで如何に活動をしているのかというものでした。 ネット中継や海外の人への伝えてきた実績が掲載されていました。 そのなかでも目を引いたのは、親鸞会公式タブレット端末の使い方のベージです。 ネット中継と、親鸞会提供の動画、書籍に特化した端末をさらに使いやすくするにはど…

  • 2020年親鸞会降誕会・追悼法要の内容を参加者はどう受け取ったのか(顕正新聞2020年9月1日号より)

    shinrankaidakkai.hatenablog.com 前回の記事で、2020年親鸞会 降誕会・追悼法要の内容について書きました。 今回は、その行事の内容について書いた顕正新聞の内容から、親鸞会会員はどのようにその話を受け取ったのかを書きます。最初に「論説」にどう書かれているを大まかにまとめて書きます。 自力とは何か、他力とは何か。 自力とは阿弥陀仏の本願を疑ってい心(疑情)のことである。 無明の闇とは、死ねばどうなるか分からぬ心。 「他力」とは、無明の闇を破する弥陀の不可思議の願力のみを言い、自力の心(疑情)を切り捨てて、極楽往生をハッキリさせてくださる力である。 この自力(疑情)一…

  • 「無明の闇=後生くらい心ではない」と自著「なぜ生きる」の間違いについて釈明をはじめた高森顕徹会長(2020年08月10日親鸞会館降誕会より)

    2020年08月9日(日)10日(月)と親鸞会館にて、降誕会・会員追悼法要が開かれました。 親鸞会20200809-10降誕会しおり9日は、過去のビデオ法話の上映でした。演題は「真の先祖供養とは(歎異抄第5章)」。 10日は午前中のみ高森顕徹会長が4ヶ月ぶりに会員の前に姿を表しての話がありました。といっても、別室からの中継という形で、当日会場にいた人も画面を通してしか高森会長の姿はみていません。演題は「真宗の極致」でした。以下、参加された方から聞いたことから思ったことを書きます。内容としては、「いまの真宗においては、もつぱら自力をすてて他力に帰するをもつて宗の極致とする(改邪鈔2)」を通しての…

  • 「歎異抄をひらく」とはどんな本だったのか(顕正新聞・顕真から見る)

    前回の記事 顕正新聞からみえる「歎異抄をひらく」の扱いの変遷(2020年8月1日号・論説「十二年間、待望の書籍」を読んで) - 親鸞会を脱会した人(したい人)へ の続きです。 「歎異抄をひらく」が発刊されたのは、親鸞会結成50周年にあたる2008年4月でした。この年は、親鸞会としても大きな節目の年と位置づけ、その目玉となったのがこの著作です。そのため、機関紙でも「歎異抄をひらく」がどれだけ素晴らしい本であり、反響が大きかったかを繰り返し書いていました。一例を挙げると以下のようなものです。 2008年4月15日号顕正新聞1面よりその後、機関誌顕真で、「歎異抄をひらく」が他の解説書とどう違うのかが…

  • 顕正新聞からみえる「歎異抄をひらく」の扱いの変遷(2020年8月1日号・論説「十二年間、待望の書籍」を読んで)

    親鸞会の機関紙・顕正新聞2020年8月1日号を読みました。以下思ったことを書きます。8月9日(日)10日(月)の降誕会・追悼法要は、一部地域の参加者による1500人限定で親鸞会館で行われるとのことでした。今回は、論説について書きます。タイトルにも書きましたが、やっと親鸞会が認める「歎異抄の解説書」が出たことについて書かれていました。その解説書とは、こちらです。歎異抄 (聖典読解シリーズ 7)作者:内藤 知康発売日: 2020/05/15メディア: 単行本歎異抄 (聖典読解シリーズ 7) [ 内藤 知康 ]価格: 3850 円楽天で詳細を見る本願寺派勧学・内藤知康師によるもので、5月15日に発行…

  • 顕正新聞論説に見る親鸞会会員の「救い」観(2020年(令和2年)07月15日号を読んで)

    親鸞会の機関紙・顕正新聞2020年07月15日号を読みました。 以下、思ったことを書きます。高森顕徹会長が会員の前で話をすることも無くなったので、顕正新聞にも高森顕徹会長がこういう話をしたという記事は掲載されていません。 こういう状況で、今回特に目を引いたのは「論説」です。「論説」は、一般紙においての「社説」のような位置づけで、親鸞会弘宣局としての公式な意見を書くことになっています。そのため、この「論説」は弘宣局の責任者がいつも記事を書いてきました。とはいえ、今までの論説は筆者自身の主張というものはなく、直近の高森顕徹会長の話の要約でした。高森顕徹会長の話の要約ならば、会員も何も疑問には思わな…

  • 高森顕徹会長が3ヶ月会員の前に現れないことで、会員に気づいて頂きたいこと。

    新型コロナウイルス対策で、大規模な行事はできない状態が続いています。ここ最近は、徐々に緩和に向かいつつありますが、今後どうなるかはわかりません。そこで、最近は各伝統教団でもネット中継も増えてきております。それに対して、親鸞会は以前から高森顕徹会長の行事をネット中継の仕組みを作り、このコロナ禍でも影響を受けないかのように見えました。ところが、2020年04月12日以降、ほぽ全ての行事は「高森顕徹会長のライブ中継」となっていても、その実は「過去の録画を配信している」という状態が続いています。 実際にどういう状況で行事が行われているのかを簡単に書きます。会員には、「二千畳からのライブ中継」と告知をさ…

  • [ネタバレ]映画「歎異抄をひらく」の感想(3)。「高森先生」と「高森顕徹氏」の対話として見る

    映画「歎異抄をひらく」の感想並びに考察をこれまで2回書きました。 shinrankaidakkai.hatenablog.com shinrankaidakkai.hatenablog.comこれまでは、平次郎(唯円)=親鸞会講師という立場で描かれた作品だと見るとこうなるという考察を書きました。今回は、また別の視点から見るとこの作品は実際はこういうことが書かれているのではないかということを書いて行きます。 平次郎=個人としての高森顕徹氏・親鸞聖人=親鸞会会長としての「高森先生」の対話 この作品は、前にも書きましたが一見すると何がいいたいのかよく分からない作品です。そこで別の視点を入れることで製…

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