chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ロマネスクの系譜 http://romanesquepoem.seesaa.net/

自作の詩と写真をアップしていきます。最近は詩が書けなくなったので、古いものがほとんどです。

ジンコ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2013/05/09

arrow_drop_down
  • 詩エッセンス

    ** その夜想いは堕落して 暗黒流砂を彷徨った ** 謳えリコーダー 憂鬱な君よ ** 空なんて海なんて だぶだぶの青さだな 往くものも還るものも 僕ほど悲しくはない ** 鳥が往き 赤い実が揺すれる それは哀しみに似ている ** インディアンは馬鹿か 違った日本人だ ** あなたは 空を映し 森を臨み 刻の往くようにせよ ** そんなことなどどうでも…

  • 月と星ゝ

    早や初冬の夜だ 砂漠の国の旗のような 月と星ゝが天を飾っている 私の生活もそのデザインのように くっきりと美しく 縁取られていようか 私の心も冷たく輝く光のよう…

  • 精霊物語

    私は精霊の森にやってきた なぜだかは語りたくない とにかく私は森を訪れた 最初に出会ったのは 石のように動かぬ精霊であった 話しかけても目を白黒さ…

  • 小さな嵐

    駐車場の並木に 針のような雨が吹き落ち 枝ゝは揺れ 風景はセザンヌの絵になった 一雨毎に冬になる 私は両手に買い物袋を下げ 雨の中を走った 買…

  • 亡洋

    心の中は 砂漠 広い広い砂漠 心の中は 海 静かな静かな水面 砂漠の中に駱駝が一頭 あてども知らずに歩いている 水の上には 小舟が一艘 これま…

  • 夏という文字は本当に夏らしい 入道雲のように力強く 紫陽花のように豊かで 木立のように若々しい 夏は懐かしい 高校生の頃の山口 大学生の頃の京都 …

  • 入梅

    六月八日 昼過ぎから雨 今日から入梅だそうだ 五十も過ぎて 相変わらず孤立しているが これも私の生き様であり仕方がない 煩悶と平穏が繰り返され…

  • わたしの生活

    いくつもの英知が ちょうど闇の壷に落ちる水滴のように 歴史の中に消えていった 多くの無名の生活の中に わたしの若かりし頃の記憶 傷つけられた夜ゝの…

  • わたし(もうひとつの顔を持つ必要がある)

    わたしは影 夏の日影 地面に映った影 草の影 わたしは静まり 水面の波紋 揺れる柳 渡る風 わたしは幼さ 初夏の夕空 西瓜 風車 駄菓子 婆の背…

  • 北へ向かう

    9号線に初雪が落ちかかった日 1600CCのスポーツタイプに乗って 北へ向かう 助手席には一週間ばかり前に抱いた少女を乗せている 髪止めの輪ゴムで…

  • わたしの世界

    正月明けの冷たい午後 わたしは隣町の郊外をひとり歩いていた はやらぬ重いコートを着て なじまぬ場所となじめぬ人々をとおく離れて わたしは食卓を想っ…

  • ふたたび花に

    花の匂いがしている どこかで 花の匂いがしている ある日突然気づく 多くは街外れの闇の中で あるいは 酔いしれた繁華街で 匂いがどこから香ってく…

  • 青春

    それにしても私の学生時代はなんて荒んでいたのだろう 寒い冬の街角のように 飲屋街の吹き溜まりのように 僅かばかりの慰めもなく ましてや希望など有様が…

  • 祈り

    自分であり続けることが大切です あり続けようとする意志がないがごとく 自分であり続けることが大切です 何故なら私がそう考えるからです 私と私の影がぴ…

  • 五月の娘

    連休の最後の日にようやく晴れた とても爽やかな良い一日であった 私は午後の風呂に入り 家中の窓を開けた 火照った躰に吹き抜ける風と ビールが心地…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ジンコさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ジンコさん
ブログタイトル
ロマネスクの系譜
フォロー
ロマネスクの系譜

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用