2024年4月1.7日(水)3520 オビカレハ♂(カレハガ科マツカレハ亜科) 撮影日2014/06/20①イチモンジハマキホソガ(カレハガ科マツカレハ亜科)黄褐色の地に2本の横線が有る蛾です。赤矢印が指しているのは前翅から飛び出した後翅の一部です。♂と♀では紋様に違いがあります。♀は二本の横線の間が濃褐色になっています。ですからこの写真の蛾は♂です。本種の触角はがっちりしていて,体側に張り出していて見られます。カレハガ科の...
植物・昆虫・野鳥の観察から分かった多様性と生きる工夫を伝えたい。出会いから生まれた感動の記録です。
ブログ同様,同名のホームヘージもご覧下さい。 http://itotonbosan.web.fc2.com/ 植物図鑑には奇麗な写真が沢山あります。 蛾の図鑑には多様性に富んだ蛾が掲載されています。
2021年9月30日(木)2752 ツマキリウスキエダシャク 撮影日2021/09/28 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月28日に観察したツマキリウスキエダシャクです。①ツマキリウスキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)ガラス窓に止まっている本種を写そうとして近付くと逃げられてしまいました。何処に止まるのかじっと見ていると白い壁に止まりました。似ている種が居るので定かではなかったのですがあまり見...
2021年9月29日(水)トビスジトガリナミシャク 撮影日2021/09/29 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月29日に観察したトビスジトガリナミシャクです。①トビスジトガリナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)灯火近くの窓ガラスに止まっていました。一枚は撮りましたが逃げられたので何処に止まるか目で追いました。すると幸運にも窓枠に止まってくれました。逆光にならずに素直な写真が撮れるのでほっとし...
2021年9月28日(火)2750 キベリハイヒゲナガキバガ 撮影日2021/09/28 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月28日に観察したキベリハイヒゲナガキバガです。①キベリハイヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科ホソバヒゲナガキバガ亜科)赤矢印が指しているのは後方へ反り返った下唇鬚(かしんひげ)です。この様な下唇鬚を持つのはヤガ科クルマアツバ亜科とキバガの仲間です。体形が細長ければキバガの仲間です。...
2021年9月27日(日)2749 ソトウスグロアツバ 撮影日2021/09/27 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月27日に観察したソトウスグロアツバです。①ソトウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)この蛾が何故クルマアツバ亜科に属するのか分かりませんでした。そこで今日は頭部の写真を撮って確かめようと思いました。するとどうでしょう。(二枚目の写真を見て下さい。)下唇鬚(かしんひげ)が小さいながらも後...
2021年9月26日(日)2748 ヨツボシホソバ 撮影日2021/09/14 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月14日に観察したヨツボシホソバです。①ヨツボシホソバ♂(ヒトリガ科コケガ亜科)本種は年二化で 6~7月と8~9月に見られます。暑いときに羽化するもの(8~9月)は,体が小さいです。本種とよく似たものにマエグロホソバが居ます。両者の違いは前翅前縁に表れます。本種は赤矢印が示している様に頭部から胸部に...
2021年9月25日(土)2747 フタヤマエダシャク 撮影日2021/09/25 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月25日に観察したフタヤマエダシャクです。①フタヤマエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)灯火近くにはフタヤマエダシャクが3匹止まっています。今日はフタヤマエダシャクの羽化日のようです。何故本種が多く見られるのか興味を持ったので幼虫が何を餌にしているのか調べました。すると,勿来の関に...
2021年9月24日(金)2746 スギタニゴマケンモン 撮影日2021/09/24 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月224日に観察したスギタニゴマケンモンです。①スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)灯火脇の壁に珍しい蛾が止まっています。勿来の関では9月に見られるのは珍しいことです。今までは5月は2回,6月は1回でした。珍しくてコントラストが明瞭なので逃さず撮ろうとして近付くと逃げられま...
2021年9月23日(木)2745 オイワケヒメシャク 撮影日2021/09/22 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月22日に観察したオイワケヒメシャクです。①オイワケヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)後翅が見えるように前翅を開いて,壁に張り付いたように止まっています。このような蛾はシャクガ科です。検索してもエダシャク亜科には見つかりません。前翅長は10㎜程度なのでヒメシャク亜科を調べたらみつかり...
2021年9月22日(水)2744 カクバネヒゲナガキバガ 撮影日2021/09/22 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月22日に観察したカクバネヒゲナガキバガです。①カクバネヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科ホソバヒゲナガキバガ亜科)灯火近くの柱を見ると真っ白い触角を左右にのばした蛾が止まっています。本種は外縁を頭部より45度程上げて止まる変わった習性が有ります。幼虫は枯葉を食べます。前翅長は5㎜程の...
2021年9月21日(火)2743 ツマトビコヤガ 撮影日2021/09/21 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月21日に観察したツマトビコヤガです。①ツマトビコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)灯火より少し離れた所に小さい蛾が止まっています。写そうとカメラをそっと近づけていくと突然飛び回って近くに止まりました。少し高くて上手く写せないので用意してある踏台に乗って撮影しました。今度逃げられたら後はない気持ちに...
2021年9月20日(月)2742 ハガタキコケガ 撮影日2021/09/03,09/07 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月3日と7日に観察したハガタキコケガです。①ハガタキコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)前翅長10㎜程度の小さな蛾です。黄色の地に黒の筋と紋が有る蛾です。僅かに前縁と外縁が濃い黄色で縁取られています。幼虫の餌は地衣類です。②ハガタキコケガ赤矢印は外横線を指しています。後縁から黒点の辺りまで大...
2021年9月19日(日)2741 ヤママユ 撮影日2021/09/19 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月19日に観察したヤママユです。①ヤママユ(ヤママユガ科)2020年9月9日には本種を観察しているので,9月に入ってからは「今日は飛来しているかも。」と毎日灯火を期待しながら見続けました。すると,嵐の来る晩に飛来して灯火に止まっていました。久々に会えた喜びがこみあげてきて顔がほころびました。小雨程度の...
2021年9月18日(土)2740 アカスジシロコケガ 撮影日2021/09/18 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月18日に観察したアカスジシロコケガです。①アカスジシロコケガ♀(ヒトリガ科コケガ亜科)灯火近くの窓ガラスには,白地に赤い筋が走っている蛾が止まっています。単純な模様ですが,白地に赤の組み合わせは目立ちます。蛹の外側に幼虫時代に生えていた黒い毛を編んだすかし俵に似たような繭を作ります。②...
2021年9月17日(木)2739 オオキノメイガ 撮影日2021/09/17 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月17日に観察したオオキノメイガです。①オオキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)2本の触角を見ると背負っていることが分かります。これでツトガ科・メイガ科と分かります。翅が黄色と褐色ならツトガ科ノメイガ亜科まで絞ることができます。ツトガ科としては大きい部類に入ります。縦の方向よりも横方向に長い...
2021年9月16日(木)2738 ゴマフキエダシャク 撮影日2021/09/07 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月7日に観察したゴマフキエダシャクです。①コナフキエダシャク♂(シャクガ科エダシャク)前翅を大きく開いてほぼ壁にくっつくように開いています。こんな蛾はシャクガ科です。ただこの蛾は後翅の外縁を少し壁から離す特徴があります。②ゴマフキエダシャク♀本種は♂と♀では触角の様子が違います。♂の触角は...
2021年9月15日(水)2737 アシベニカギバ 撮影日2021/09/15 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月15日に観察したアシベニカギバです。①アシベニカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)緑矢印を見ると何の仲間か分かる種です。鉤状に曲がっているのでカギバガ科となります。幼虫はスイカズラ科の植物を食べますが,その中で勿来の関に普通に分布しているガマズミの葉を食べます。それで複数回観察されます。②ア...
2021年9月14日(火)2736 ヒメカギバアオシャク 撮影日2021/09/14 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月14日に観察したヒメカギバアオシャクです。①ヒメカギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)灯火から少し離れた壁に緑色の蛾が止まっています。緑色の蛾といえば勿来の関では一つの例外を除いてシャクガ科アオシャク亜科です。その一つの例外とは,シロモンアオヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜...
2021年9月13日(月)2735 オオベニヘリコケガ 撮影日2021/09/13 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月13日に観察したオオベニヘリコケガです。①オオベニヘリコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)灯火近くの壁に目が覚めるような美しい蛾が止まっています。語尾にコケガと付いているように幼虫は地衣類を食べます。前翅長は10㎜から15㎜くらいの小さな蛾です。②オオベニヘリコケガ前縁や外縁の縁が紅を帯びてい...
2021年9月12日(日)アカモクメヨトウ 撮影日2021/09/12 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月12日に観察したアカモクメヨトウです。①アカモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)窓枠に止まっていた本種を撮ろうとした途端,逃げられてしまいました。私の足下付近で急に姿を消しました。近くを探しましたが,見つかりません。二,三歩歩いた途端,動いたものが居ます。止まった後,見に行くと白紋が有る褐色の...
2021年9月11日(土)2733 オオシラナミアツバ 撮影日2021/09/10 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月10日に観察したオオシラナミアツバです。①オオシラナミアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見れば,ヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。それが後方へ反り返っているからです。遠目でも目立つ翅中央を走る太い焦茶色の横帯を目印に探し出しました。②オオシラナミ...
2021年9月10日(金)2732 ミヤマフタオビキヨトウ 撮影日2021/09/10 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月10日に観察したミヤマフタオビキヨトウです。①ミヤマフタオビキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)今回を入れて2回目となる観察です。幼虫はイネ科のカモガヤ,ススキ,ヤマヌカボ,ヌマガヤの葉を食べます。どうも草本を餌にしている種は観察する機会が少ないです。腹端が外縁から覗いていますが,一目...
2021年9月9日(木)2731 タケカレハ・ヨシカレハ 撮影日2021/09/09 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月9日に観察したタケカレハ・ヨシカレハです。①タケカレハヨシカレハ(カレハガ科)左右の翅を合わせるように立てて止まりますが,ヤガ科ではなくカレハガ科です。本種と似た種にヨシカレハが居るので,注意が必要です。私の観察では濃褐色ならタケカレハで,黄土色~淡褐色からヨシカレハです。翅中央...
2021年9月8日(水)2730 マダラツマキリヨトウ 撮影日2021/09/08 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月8日に観察したマダラツマキリヨトウです。①マダラツマキリヨトウ(ヤガ科ツマキリヨトウ亜科)翅を屋根形にして止まっています。ヤガ科の他にも幾つかいますが,圧倒的に数が多いヤガ科を調べると同定が速いです。ツマキリヨトウ亜科にはこの種と似たものが多いので注意が必要です。赤矢印が指している...
2021年9月7日(火)2729 クワゴマダラヒトリ 撮影日2021/09/05 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月5日に観察したクワゴマダラヒトリです。①クワゴマダラヒトリ♀(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)本種は♂♀で翅の色が違うので戸惑ってしまいます。翅の色は違いますが,同種の証に胸部背には橙色の筋(赤矢印)が見られます。一般に蛾は♀の方が体が大きいです。前翅長が30㎜ほど有りました。黒い筋模様は個体差があ...
2021年9月6日(月)2729 カレハガ 撮影日2021/09/06 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月6日に観察したカレハガです。①カレハガ(カレハガ科)初めて観察する方は「あれ。何だろう。」と思うでしょう。赤矢印が指しているものを見て,そう感じる方は探究心が強い人です。これは後翅が前翅と同じように動かず,水平のままだからです。だから,はみでているように見えるのです。それは,橙色の濃い後翅が出...
2021年9月5日(日)2728 ソトモンツトガ 撮影日2021/09/05 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月5日に観察したソトモンツトガです。①ソトモンツトガ(ツトガ科ツトガ亜科)窓枠にはあまり観察することがない小さな蛾が止まっています。前翅長は10㎜程度です。触角を背負って止まっているのでツトガ科・メイガ科と分かります。更に黄色の筋模様と白い地色からツトガ科と予想が立ちます。②ソトモンツトガ本種...
2021年9月4日(土)2727 トビスジヒメナミシャク 撮影日2021/09/03 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月3日に観察したトビスジヒメナミシャクです。①トビスジヒメナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科) フラッシュ撮影赤矢印は外横線を指しています。この線を見ると「U字形」が連なっています。この様な蛾はナミシャク亜科の蛾です。幼虫はギシギシの葉を食べます。②トビスジヒメナミシャク桃矢印が指...
2021年9月3日(金)2726 ウスヒメトガリノメイガ 撮影日2021/09/03 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年9月3日に観察したウスヒメトガリノメイガです。①ウスヒメトガリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)触角を背負って止まっているのでツトガ科・メイガ科と分かります。更に,黄色と焦茶色の翅色を持つ蛾は,ツトガ科です。②ウスヒメトガリノメイガ (実際はこの様に頭を下にして止まっていました。)本種と似...
2021年9月2日(木)ツマキシマメイガ 撮影日2021/07/08 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年7月8日に観察したツマキシマメイガです。①ツマキシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科と分かります。さらに,薄紅色の地色と薄黄色の筋模様でシマメイガ亜科と分かります。本種と似た蛾にフタスジシマメイガやツマグロシマメイガが居るので注意が必要です。前翅長は11~13...
2021年9月1日(水)2724 シロヒトモンノメイガ 撮影日2021/08/26 撮影場所:勿来の関今日紹介するのは勿来の関で2021年8月26日に観察したシロヒトモンノメイガです。①シロヒトモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科) フラッシュ撮影触角を背負っていませんが,前方へ突き出している蛾もツトガ科の蛾です。ハナダカノメイガやキボシノメイガ等もとまるとき触角を前に突き出しています。前翅長は15㎜ほどの中くらいの蛾です。幼...
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2024年4月1.7日(水)3520 オビカレハ♂(カレハガ科マツカレハ亜科) 撮影日2014/06/20①イチモンジハマキホソガ(カレハガ科マツカレハ亜科)黄褐色の地に2本の横線が有る蛾です。赤矢印が指しているのは前翅から飛び出した後翅の一部です。♂と♀では紋様に違いがあります。♀は二本の横線の間が濃褐色になっています。ですからこの写真の蛾は♂です。本種の触角はがっちりしていて,体側に張り出していて見られます。カレハガ科の...
2024年4月1.6日(火)3519 イチモンジハマキホソガ(ホソガ科ホソガ亜科) 撮影日2019/07/14①イチモンジハマキホソガ(ホソガ科ホソガ亜科)面白い格好で止まる蛾です。犬が待ての姿勢で待っている格好で止まっていますが,前足と中足を揃えています。普通,後ろ足は腹部につけて後ろの方へ伸ばしています。赤矢印は名前の謂われになっている白っぽい筋を指しています。恐らくこの一本の筋が目立っているので「イチモンジ」と名...
2024年4月1.5日(月)3518 キシタバ(ヤガ科シタバガ亜科) 撮影日2017/07/27①キシタバ(カギバガ科トガリバガ亜科)名前通りに後翅に黄紋が有ります。開帳 69~74㎜と大きな蛾です。この仲間は似たような感じの蛾なので,前翅の紋様だけでの同定は難しいです。樹液を食べているときは後翅の紋様が見えるので区別がつきます。でも,本種は独特の紋様があるため絞ることが出来ます。それが,二つの楕円形で囲んだ部分です。赤楕円...
2024年4月14日(日)3518 ヒメウスベニトガリバ(トガリバガ亜科) 撮影日2014/08/03①アカガネマルハキバガ(マルハキバガ科)赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると牙のようなものがみえます。得てして細くて小さい蛾は頭部に注目して観察すると同定が捗ります。本種に似たシロスジカバマルハキバガが居るので注意が必要です。でも,青矢印が指している白線が前縁に達しているかどうかで区別がつくので安心です。a白線...
2024年4月1.13日(土)3517 アカガネマルハキバガ(マルハキバガ科マルハキバガ亜科) 撮影日2018/08/03①アカガネマルハキバガ(マルハキバガ科)赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると牙のようなものがみえます。得てして細くて小さい蛾は頭部に注目して観察すると同定が捗ります。本種に似たシロスジカバマルハキバガが居るので注意が必要です。でも,青矢印が指している白線が前縁に達しているかどうかで区別がつく...
2024年4月1.12日(金)3516 ベニオビヒゲナガ(ヒゲナガガ科) 撮影日2018/06/19①ベニオビヒゲナガ(ヒゲナガガ科)体の割りに触角が長い蛾を見つけました。それに比べて前翅の中頃に鮮やかな紅色の帯が有って目立っています。ところどころが金色に光り目を引きます。触角は赤矢印の辺りまで太くなっていてそこからは,白くなり太さが細くなっています。幼虫が何を食べているのか分かっていません。にほんブログ村●2つのランキ...
2024年4月1.10日(水)3515 モンシロムラサキクチバ(ヤガ科シタバガ亜科) 撮影日2016/07/09①モンシロムラサキクチバ(ヤガ科シタバガ亜科) 昨日紹介したモンシロムラサキクチバと似ています。しかし,青矢印が指している黒褐色の横筋にくっきりと白い線があり,茶褐色の外縁に向かって走る筋が目立っています。本種は赤矢印が指している白線が明瞭な蛾です。その他目立つ特徴は翅頂を取り囲むように黒褐色の紋が有ります。更...
2024年4月9日(火)3514 モンムラサキクチバ(ヤガ科シタバガ亜科) 撮影日2018/09/02①モンムラサキクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)全体の形が矢尻に似ています。赤矢印が指している白線を手掛かりに矢印の元近くにある腎状紋らしいものからヨトウガ亜科・キリガ亜科・シタバガ亜科などを検索しました。すると,似たような感じの蛾が居ることに気付きました。赤矢印が指している白線が明瞭なものとぼんやりしているものです。この写...
2024年4月9日(火)3513 シロモンクロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科) 撮影日2012/07/05①シロモンクロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)本種も昨日紹介したシロオビクロナミシャクと同じく勿来の関ではほとんど見かけない珍しい蛾です。(植生の豊かな場所では普通に見られます。)それは幼虫の食べる植物と関係があると思っています。即ち,幼虫が食べるツルウメモドキ、マユミ、コマユミ、ツルマサキ、ツリバナ、ク...
2024年4月8日(月)3511 シロオビクロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科) 撮影日2014/06/02①シロオビクロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)本種はほとんど見かけない珍しい蛾です。幼虫の食べる植物がツルアジサイというあまり分布していない植物だからです。本種が止まっていた近くには夜間も明るく灯しているトイレがありますが,何故かそちらには飛来せず道路沿いの柵に止まっていました。驚かさないようにゆっくり...
2024年4月6日(土)3510 ヨスジノコメキリガ 撮影日2023/03/01①際立った特徴があるヨスジノコメキリガ(ヤガ科ベニスジアツバ亜科)・横線が四本もある・胸部背中央が隆起している・外縁が鋸目の様にぎざぎざです。赤矢印が指している横筋は頭の方から4番目の横線です。この横線は黄矢印の所で急に方向を変え後縁の方へ走ります。四本の横筋が走っているので「ヨスジノ」と名前が付いています。赤矢印が指している横線と隣の太...
2024年4月6日(土)3510 キンスジアツバ(ヤガ科ベニスジアツバ亜科) 撮影日201906/05①前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)からヤガ科アツバ亜科と分かります。名前には「キンスジ」とあります。本種の横線には金色の筋が見当たりません・・・。②キンスジアツバ(ヤガ科ベニスジアツバ亜科) 撮影日2014/07/11だから,実際には金色ではありません。(緑矢印)光の反射具合・明度差などから金筋に見えるのでしょう。フタスジエグリア...
http://ping.blogmura.com/xmlrpc/aidnmaiie4bm,http://blog.with2.net/link.php?16215542024年4月4日(木)3510 キクセダカモクメ(ヤガ科セダカモクメ亜科) 撮影日2013/04/30①キクセダカモクメ(ヤガ科セダカモクメ亜科)大変珍しく奇妙な蛾です。緑矢印は腎状紋,黄緑矢印は環状紋を指しています。この事から本種はヤガ科と分かります。でも,ヨトウガ亜科やキリガ亜科では有りません。名前にキクと付いているのは幼虫がキク...
2024年4月3日(水)3509 ゴボウトガリヨトウ(ヤガ科キリガ亜科) 撮影日2017/09/23①ゴボウトガリヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)明るい色の色彩なので綺麗に見える蛾です。黄緑矢印は腎状紋,緑矢印は環状紋を指しています。これら二つの紋の存在から本種はヤガ科ヨトウガ亜科・キリガ亜科と分かります。本種は翅頂近くの外縁の方へ少しずれた所が尖っているのでトガリヨトウの名前が付いています。幼虫は広食性でブナ科、キク科、バ...
2024年4月2日(火)3508 エゾヨツメ(ヤママユガ科) 撮影日2013/04/18本種は春の三大蛾、イボタガ、エゾヨツメ、オオシモフリスズメの一つです。大きさは開帳 オス34~40㎜、メス48~53㎜です。ですから♂の前翅長は半分の14~20㎜,♀は24~26㎜です。ところで,これらの写真はどちらも♂です。なぜなら触角の形状がどちらも羽毛状だからです。本種には前翅にも後翅にも眼状紋がありますが,(これがヤママユガ科の特徴です。)光...
2024年4月1日(月)サカハチトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科) 撮影日2023/04/11①サカハチトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)黄緑矢印は胸部背にあるミミズクの耳の様な毛,赤矢印は翅頂付近から斜めに立ち上がる斜線を指しています。赤矢印が指している斜線も胸部背にある毛もトガリバガ亜科の特徴で重要なポイントです。あまり見かけない珍しい蛾です。幼虫はクヌギ、カシワ、ミズナラ、アカガシを食べます。②サカハチト...
2024年3月31日(日)3506 ウンモンスズメ(スズメガ科ウチスズメ亜科) 撮影日2014/7/23 ①ウンモンスズメ(スズメガ科ウチスズメ亜科)勿来の関この蛾を見る度,嬉しくなって喜んでしまいます。大きくて綺麗で勿来の関ではあまり見かけない珍しい蛾だからです。というのは,勿来の関周辺では本種の幼虫が食べるニレ科の植物があまり分布していないからです。それに対してモモスズメ(スズメガ科ウチスズメ亜科)は毎年沢山観察して...
2024年3月30日(土)3505 ウコンエダシャク♂と(シャクガ科エダシャク亜科) 撮影日2014/7/21 ①ウコンエダシャク♂透明膜があるので♂(シャクガ科エダシャク亜科) 撮影日2014/7/21 場所:いわき市植田町中央公園・勿来の関本種のいわれはショウガ科ウコン属の多年草ターメリック(英称)に由来します。色が鮮やかな黄色でカレーの原料となっている(ウッコン)が訛ってウコンになったものと思われます。本種は♂と♀では形態にはっき...
2024年3月30日(土)3505 ウコンエダシャク♂と(シャクガ科エダシャク亜科) 撮影日2014/7/21 ①ウコンエダシャク♂透明膜があるので♂(シャクガ科エダシャク亜科) 撮影日2014/7/21 場所:いわき市植田町中央公園・勿来の関本種のいわれはショウガ科ウコン属の多年草ターメリック(英称)に由来します。色が鮮やかな黄色でカレーの原料となっている(ウッコン)が訛ってウコンになったものと思われます。本種は♂と♀では形態にはっき...
2024年3月29日(金)3504 カギモンキリガと(ヤガ科ヨトウガ亜科) 撮影日2019/04/24 撮影勿来の関 ①カギモンキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)撮影日2019/04/24 場所:勿来の関本種のいわれは外縁に近い方の紋の形にあります。物を引っかけるものの形(鉤)に似ているからです。非常にはっきりしていて印象に残る紋様です。本種に似た紋様の蛾は見付かりませんが,名前が似ていて混同する蛾がいます。その蛾の名前はカギモンヤガです...
2023年4月19(水)ナカジロアツバ 影日2023/04/19 撮影場所:勿来の関①ナカジロアツバ(ヤガ科アツバ亜科)赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。短いですが前方へ突き出ています。この事から本種はヤガ科アツバ亜科だと分かります。②ナカジロアツバ緑矢印は横線を指しています。この横線の外側は白を帯びています。だからナカジロアツバと名付けられました。本種の特徴は,この横線と桃円内の2つの白紋です。桃円内に...
2023年4月18(火)フタトビスジナミシャク 影日2023/04/14 撮影場所:勿来の関①フタトビスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)前翅を平らに開いて止まっています。赤矢印は外横線を指しています。この線上には少しだけ弧を描いている「U字形」が幾つも並んでいます。更には,外横線の外側には3本の横線が走っていて何れも「U字形」が並んでいます。この様な仲間はナミシャク亜科に多いです。緑矢印は内横線を指してい...
2023年4月17(月)カブラヤガ 影日2023/04/17 撮影場所:勿来の関①カブラヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)赤矢印は腎状紋,桃矢印は環状紋を指しています。これらの紋が観察されるので本種はヤガ科モンヤガ亜科・ヨトウガ亜科・キリガ亜科の仲間と分かります。本種を特徴づけるものは何といってもV字状の楔(くさび)状紋です。(緑矢印)二重になった内横線に接触しています。②カブラヤガ幼虫はネキリムシと言われて農家に嫌われてい...
2023年4月16(日)アシブトチズモンアオシャク 影日2023/04/16 撮影場所:勿来の関①アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科エダシャク亜科)胸部背に密集した毛はなく柱の面に貼り付くように止まっています。それより何より褐色の地色に緑の紋が大きな割合を占めています。これにより本種はシャクガ科アオシャク亜科と分かります。本種はチズモンアオシャクと似ているので注意が必要です。両者の違いは二つの矢印が指してい...
2023年4月15(土)マエキトビエダシャク 影日2023/04/11 撮影場所:勿来の関①マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)少し前翅を開いて平たく止まっています。胸部背には毛が密集して生えていません。この様な仲間はエダシャク亜科に多いです。 本種にはオオマエキトビエダシャクという似た種が居るので注意が必要です。緑の線の部...
2023年4月14(金)アオスジアオリンガ 影日2023/04/14 撮影場所:勿来の関①アオスジアオリンガ(コブガ科リンガ亜科) ♀と思われます。本種を初めて見る方はヤガ科と思ってしまうでしょう。胸部背には毛が密集して生えていますし,翅を屋根形にして止まっているからです。しかし,残念ながらコブガ科の蛾です。②アオスジアオリンガ赤矢印も桃矢印も白線を指しています。この白線が前縁に近付くと狭くなるのがアカスジアオ...
2023年4月13(木)コクロモクメヨトウ 影日2023/04/13 撮影場所:勿来の関①コクロモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)赤矢印は腎状紋を指しています。緑矢印は環状紋を指しています。この2つの紋があるので本種はキリガ亜科・ヨトウガ亜科だと分かります。本種の前翅長は20㎜程あり細長い体形をしています。②コクロモクメヨトウ本種の実際の色は2枚目の写真に近く黒ずんだ色をしています。だから名前にクロが付けられたの...
2023年4月11(火)サカハチトガリバ 影日2023/04/11 撮影場所:勿来の関①サカハチトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)前縁を斜めに走る二筋の線を見て以前の記憶が蘇ってきました。勿来の関では,あまり見られない蛾で11年間で二回しか会ったことがありません。赤矢印は亜外縁線を指していますが,翅頂から斜上する細い黒筋があります。私はこれをトガリバガ斜上線と名付けて同定に役立てています。緑矢印は角(つの)或い...
2023年4月10(月)クロシオハマキ 影日2023/04/10 撮影場所:勿来の関①クロシオハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)釣り鐘形をしていて短い触角を背負っています。この様な仲間はハマキガ科に多いです。②クロシオハマキ♂と♀では色や斑紋が違います。どちらかと言えば,この写真の様なものは♂に多く見られます。幼虫はクサギ,カラタチバナ,ヒメユズリハ,ツバキの葉を食べます。自然観察 ブログランキングへにほんブログ村●2...
2023年4月9(日)シタコバネナミシャク 影日2023/04/09 撮影場所:勿来の関①シタコバネナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)赤矢印は外横線を指しています。この外横線には「U字形」が幾つも並んでいます。外横線に「U字形」が並ぶ仲間はシャクガ科ナミシャク亜科に多いです。本種の大きな特徴は緑楕円内にある薄赤褐色の紋です。幼虫はコナラ,イタヤカエデの葉を食べます。自然観察 ブログランキングへにほんブログ村●2...
2023年4月7(金)キンイロキリガ 影日2023/04/08 撮影場所:勿来の関①キンイロキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)赤矢印は腎状紋,桃矢印は環状紋を指しています。この2つの紋の存在から本種はヤガ科ヨトウガ亜科・キリガ亜科とわかります。②キンイロキリガこの2つの紋は親鳥が餌をあげているように見えます。丁度スギタニキリガに似た感じです。どちらかと言えば本種よりスギタニキリガの紋様の方が好きです幼虫が食べるものは普...
2023年4月7(金)3265 ノヒラトビモンシャチホコ 影日2023/04/06 撮影場所:勿来の関①ノヒラトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)腹端が外縁からはみ出しています。この事から本種はシャチホコガ科の仲間と分かります。昨日紹介したアオシャチホコと同じシャチホコガ科ですが後翅に生えている毛がはみ出していません。赤矢印は褐色の内横線を指しています。この線の内側には白い縁取りが有ります。緑矢印は褐色の外横線を指...
2023年4月6(木)アオシャチホコ 影日2023/04/06 撮影場所:勿来の関①アオシャチホコ(シャチホコガ科)本種が何の仲間かを知るには赤矢印・緑矢印が指している所を見れば分かります。赤矢印が指している所は腹端(腹部の端)です。本種の特徴は腹端が外縁からはみ出ていることです。何故本種の腹端がはみ出すようになったかですが,それは本種の成虫には口が無いことと関係しています。成虫になると何も食べられないため幼虫の...
2023年4月5(水)3263 クロテンヨトウ 影日2023/03/31 撮影場所:勿来の関①クロテンヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)胸部背に毛が密集して生えています。更に腎状紋(赤楕円内の淡色点)と環状紋(白矢印)が見られるのでヤガ科の仲間とわかります。そして環状紋と腎状紋が有るのでキリガ亜科かヨトウガ亜科を探すと速く見つかります。②クロテンヨトウ前翅長が15㎜程度の中くらいの蛾です。緑矢印は内横線を指しています。腎状紋に接...
2023年4月4(火)ナカモンキナミシャク 影日2023/03/31 撮影場所:勿来の関①ナカモンキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)前翅を大きく開いていませんが平たく止まっています。赤矢印も青矢印も外横線を指していますが,この線には「U字形」が沢山並んでいます。この様な仲間はシャクガ科ナミシャク亜科に多いです。本種はモンキキナミシャクに似ていてなかなか同定が捗りません。でも現在私が分かっていることは青矢印の...
2023年4月3(月)フトフタオビエダシャク 影日つ2023/03/21 撮影場所:勿来の関①フトフタオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)前翅を大きく開いてよく後翅が見えています。胸部に少しだけ毛が生えていますが壁に平たく止まっています。この様な蛾の仲間はシャクガ科に多いです。本種はウストビスジエダシャクに似ているので注意が必要です。緑矢印は前翅・後翅の外横線を指しています。この外横線の中央外側に黒ずんだW...
2023年4月2(日)キジマエダシャク 影日つ2023/03/31 撮影場所:勿来の関①キジマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)後翅の様子は見えませんが平たく止まっています。胸部に毛が密集していません。この様な仲間はシャクガ科に多いです。本種の特徴は何といっても黄色を帯びた縞模様です。それで名前に「キジマ」と付けられました。縁毛にある褐色の縦縞模様も目を引きます。本種はどちらかというと西日本より東日本・北日...
2023年4月1(土)エゾヨツメ 影日つ2023/03/31 撮影場所:勿来の関①エゾヨツメ(ヤママユガ科)3月31日(金)は久し振りに朝早くから蛾の観察に出かけました。灯火を見上げると翅を閉じたままのエゾヨツメが止まっています。本種は翅を閉じたまま止まることが多い蛾です。②エゾヨツメ自宅に連れ帰り写真撮影をすることにしました。ビニル袋に入れて帰り部屋で袋を開けると袋から歩いて出ました。でも,ちっと目を離した隙に姿...
2023年3月31(木)マツキリガ 影日2023/03/31 撮影場所:勿来の関①マツキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)明るい褐色で中くらいの大きさの蛾が灯火枠に止まっています。今までの観察からマツキリガだろうと予想がつきました。画像を確認すると腎状紋(赤矢印)や環状紋(桃矢印)が明瞭に見られました。これらの紋が観察されたのでヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。②マツキリガ普通,茶褐色の蛾はぱっとしませんが,本種は...