感覚麻痺での筋力について。 正しく動作ができない理由を「筋力不足」に求められておられる方が多いような気がします。 もし、筋力不足だけが精度の高い動作のできない理由なら「匠」はマッチョである必要があるのですが、マッチョの匠なんていないですね。 理由はある程度の以上の筋力は必要ですが、筋力以上に筋力制御の方が大切なのです。 「力のいれ具合」や「力の向き」とかですね。 これを決めているのは感覚情報からです。 このためには感覚情報がすべて脳に伝えられ、処理されて筋肉に収縮命令として出される必要があるのです。 そして、この筋収縮命令で良かったかどうかは筋肉や皮膚感覚等を総動員して情報を脳に送り返して再度処理して新しい筋収縮命令を出すのですよ。 感覚があっての動作です。 ですから、感覚麻痺では手足などを動かせてもちゃんと動作させることができないのです。 普通の..