因果応報。

私とヒロが、デートでよく行った場所。それは【ゲームセンター】。ワケの分からんアニメキャラのフィギュアを見つけては、お金をつぎ込むヒロ。いつぞやか、『ギャンブルする奴はアホや』と、ヒロが言っていたが、“好きなフィギュアを取る為にお

一緒を強要する男 2

母『お風呂入ってから、ヒロくんの家に行きなさい。』夕飯を食べた後、洗い物をしていた私に母が言った。私の体を心配しての発言だが、またヒロから“一緒”を強要される事が頭を過ぎり、曖昧な返事をした。私『う・うーん…』母『何？ヒロくんの部

一緒を強要する男。

ヒロは、何でも《一緒》を好む。何処に行くのも『一緒に行く』と言う。私はどれだけ好きな相手だろうと、自分の時間が無いとストレスが溜まるので、何度かヒロに言った事がある。確か、ヒロの部屋に泊まりに行っていた時。ご飯も食べて、湯船に湯が溜まる

お揃いを強要する男。

ヒロは何でも『2人で』という事が好きだった。普通のカップルだと、何でも2人でする事に苦痛は感じないし、寧ろ『嬉しい』や『幸せ』を感じる事だろう。だけど、私はストレスしかなかった。何でもかんでも何時でも何処でも四六時中、ヒロは『アキナと同じ

飲んだ勢い。

真夜中に携帯電話が鳴る。私は無視をして、携帯の電源を切った。電話を掛けてきたのはヒロだ。私は、翌日の仕事が5時起きの6時出勤だったので、電話で起こされて苛々していた。すると間髪入れず家の電話が鳴った。私はベッドから体を起こし、電話に

オシャレは足元から。

今、私は入院中である。院内は暖かいので、常に裸足でいるのですが…【裸足】でいると思い出す事がある。ヒロ『アキナさん…足先を出してて恥ずかしくないの？』私『恥ずかしい？』私は自分の足に目を落とす。ヒロ『何でサンダルなわけ？？

絶頂に絶句。※閲覧注意〜性〜※

何かの本で読んだ事がある。『人間は死ぬ間際にアドレナリンが大量に放出し、快楽の絶頂に至る』と…。ヒロ『アキナさん、上に乗って』SEX中、ヒロが騎乗位を求める。私『…うん』好きでもないSEXで、私が動かなければならない騎乗位は苦痛

恋は盲目？愛は真心？君はドM。

お忘れの方も居るとは思いますが、ヒロは、才能の無い劣等感に満ち溢れた、歌うたいと言えない…(言いたくない)、なんていうか…まぁ、歌を唄う人でした。そのヒロの書いた詩に、『世界の人が全員、一緒に死ねたらいいのに〜』みたいな歌詞がありました。

恥かいた常識。

ある日の事。『ヨシが事故して入院したんだよ。大した事なかったんだけどさ。これからお見舞いに行くんだけど、アキナも行く？』と、電話があった。電話をしてきたのは、幼馴染みのコウタ。ヨシもコウタも男だけれど、私達は生まれた時から一緒に居るから

ニセモノとホンモノ。

ヒロは常にレディーファーストだ。いや、正しくは、レディーファーストをしている自分が好きだから、レディーファーストをするのだ。二人で並んで歩く時も、車道側を歩く。ファミレスでは、ソファー側を私に譲る。だけど、誰も見ていない所では、自分

出産お祝い＝当て付け？

私は従姉妹と仲が良く、ヒロが実家に帰る元旦やGWには、一緒に遊んだりしていた。その従姉妹に、待望の第一子が誕生した日。私はヒロと地元では有名な公園に居た。とくに行く場所も遊ぶ場所もない田舎なので、この公園はデートで来る事が何度かあった。園内は

真夏の夜の嘘。

その日、私は夏風邪を引いたような気がして、風邪薬を飲んで早々に寝る準備をしていた。夜の8時にはベッドに入り、ヒロに課せられた［寝る前のメール］を送った。［少し熱っぽいから薬を飲んで、今日は寝ます。バイト頑張ってね。］と。そして薬が

優先順位を考える。

ヒロと一緒に居る時、私は常に携帯電話をマナーモードにしていた。理由は、『誰？』(キレ気味に聞かれる)とか『2人で居る時に携帯を見るな』(確認もダメ)とか『俺以外から連絡が来るのか？！男か？！』と怒鳴られるから。ヒロと一緒に居る

お人形作り。

ゲームに夢中になって、パソコンと睨めっこしていた私。その横で、ヒロはガリガリとアイスを食べながら私の胸を触ってきた。私『ちょっと！今、ゲームしてるんだけど〜』強い口調で言うと逆ギレされるので、柔らかく…頬をピクピクさせながら言う。

臭いものに蓋をする。2

私『相手に不快な思いをさせてまで、キスしたいわけ？！SEXしたいわけ？！口臭に気を付けるなんてのはマナーなんじゃないの？！歯医者行ったりしてんの？？何にもしてないじゃん！！』まくし立てるように言った。ヒロは奥歯を噛み締めるような表情。私『