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共同相続した不動産の時効取得と相続回復請求権
Q. 私(X)は被相続人の子であり、Aの唯一の法定相続人として遺産である不動産を単独相続し、所有者として占有管理してきましたが、Aの死亡から14年後、Yの自宅でAの自筆証書遺言が発見され、Aの遺産をXとYとで等しく分ける旨の内容が記載されていました。Aの遺言
2024/04/01 17:55
建物買取請求権
2023/11/28 23:38
オーバーローン不動産の財産分与
Q. 夫婦が2分の1ずつの共有名義で登記した自宅不動産が唯一の共有財産であり、夫婦が連帯債務者となっており、夫名義の口座からてローン返済中、婚姻関係が破綻した。現在、オーバーローンの状態である。夫は妻に対し、離婚と自宅不動産を夫の単独名義にすること、妻が自
2023/11/14 12:30
依頼者を理解するということ
民事事件であれ、刑事事件であれ、弁護士は、紛争の現場を直接、調査することは当然のこととして、依頼者の日常生活の在り様を知っておくべきである。とくに、親族関係の紛争では、自宅を訪問すると、依頼者の話を得心できるような有用な情報を得ることが多い。
2023/02/26 20:06
AI おそるべし
Why people dislike the lawyer? と聞いたら CHATGPTは次のように回答し、そのうえに励ましてくれた。……………………………翻訳すべての人が弁護士を嫌っているというのは正確ではありません。しかし、中には以下のような様々な理由から、弁護士に対して否定的な態
2023/02/26 00:32
遺言の相談を受けた弁護士が注意するべきこと
遺言をしたいという人(または,遺言の受遺者になろうとする人)から,遺言の作成手順について相談を受けた場合,弁護士として注意するべきことは,まず,遺言をしたいという人の健康状態である。程度にもよるが,もし,いささかでも余命に不安がある場合には,ただちに単純
2023/02/16 11:47
登記実務…増築建物がある場合の遺産分割調停
先日の法律相談の事例。「数年前に遺産分割調停が成立して自宅を単独相続して相続登記を終了したのだが、このたび売却しようとしたら、業者や司法書士さんから、建物に増築部分があるので表題変更登記をしてほしい、と言われた。今更、調停の相手にお願いすることはできない
2023/02/11 08:16
準備書面で相手方代理人を非難すること
弁護士としては、準備書面で相手方本人のふるまいや考え方を法的、道義的観点で非難することは、相手方の一般的人格非難にならないよう配慮すれば問題ないが、相手方の代理人弁護士の訴訟活動を弁護士倫理の観点で批判することは原則として避けるべきである。せいぜい「原告
2023/02/09 22:32
民法入門 授業の配付資料
ある短期大学で,法律を学んだことのない学生を対象として,社会人として理解しておくべき民法の基礎を講義する機会があった。以下は,学生に配布した資料である。初学者の参考になるかもしれないので登載する。総則物権債権総論債権各論
2023/02/05 17:02
Q. 離婚訴訟と財産分与,使途不明金,共有財産である預金中に特有財産部分が含まれる場合の考え方
Q. 離婚訴訟で財産分与が問題になっています。相手方は自分の預金口座から多額の出金をしていますが、使途を明らかにしません。これは考慮されないのでしょうか。また,私の現在の預金口座には,5年前,親から相続した資産の売却代金を入金していますが,これはどうなりま
2023/02/05 07:16
不法行為に基づく損害賠償債務の遅延損害金について、民法405条の一方的な元本組み入れを否定した事例
判例時報2522-98 最高裁令和4.1.18三小判決利息を1年分以上延滞した場合、405条により債権者は元本に組み入れることができ、利息には損害金も含まれるが、これは貸金債務に限定され、不法行為による損害賠償債務の遅延損害金には適用されない。
2022/08/28 23:18
債務の存在を争いながら、遅延損害金を免れるために弁済供託することは可能か
判例時報2522-112 東京地裁令和3.8.30判決 確定高額の金銭債務の履行請求訴訟の被告としては、訴訟係属中に遅延損害金が増えることを防ぐため、弁済供託を検討するべき事例がある。一般論としては、債務の存在を争っていても、弁済の法的性質上、弁済意思は不要であるか
2022/08/28 23:10
成年に達した未成熟子を扶養する義務
家裁実務では,成年に達しても自力で生活できる能力のない者を「未成熟子」と呼び,未成熟子の監護親は,婚姻費用分担額や養育費の額を決定するにあたり,未成熟子の監護費用を請求できるとする。協議離婚にあたり,離婚時,16歳の子の親権者を母とし,養育費を父親は22歳ま
2022/08/18 17:09
Since when have you fallen so much?
Yさん。昔みた映画 A Civil Action で,環境汚染の住民側の弁護士が企業側弁護士に投げつける言葉があります。「いつからそんなに堕落したのですか?」私も言葉にしませんが,相手方弁護士や担当裁判官に,心の中でそのように問いかけることがあります。「あなたは
2021/09/02 18:48
南無阿弥陀仏とは
永六輔 「昭和 僕の芸能私史」より父の手紙がある。「ボランティアというのは,南無阿弥陀仏という言葉なのだ。南無阿弥陀仏と唱えることはボランティアをしますと誓っていることになるのだ・・・」ナムは「あなたを信じます。」阿弥陀仏は「誰かを救うことによって自
2021/08/05 07:14
Q.家族が医療ミスで亡くなりました。今後,どうすれば解決できますか。
2021/02/10 08:09
落ち穂拾いの弁護士
Yさん。随分昔のことになりますが,ある酒席で先輩弁護士から「貴方の事件は落ち穂拾いのような事件が多いね。」と言われたことがあります。親しい間柄でしたし,邪気のある人ではないので,立腹することはありませんでしたが,それにしてもひどい言いよう,と些か傷つい
2021/02/07 19:26
「弁護士をお雇いになって下さい。」
Yさん。昨日,法廷の傍聴席で順番待ちをして,別の事件を傍聴していたのですが,裁判官の発言に軽いショックを受けました。原告には代理人弁護士がついており,被告は60か70代の女性でした。裁判官は、訴状の請求原因に対する認否をかなり苦労しながらとった後,被告
2020/11/20 19:58
依頼者との関係、準備書面の作成など
Yさん。私が心掛けている点をお話ししましょう。1) 依頼者と弁護士との関係は、委任契約を締結するときが大切です。事件そのものの見通しについて、できる限り客観的な予測をたてることは勿論ですが、依頼者の性格や依頼者が弁護士、裁判官、裁判制度に何を期待してい
2020/02/14 19:46
弁護士の陥穽
ゴーン氏の逃亡事件は一般の弁護士にとって重要な教訓である。弁護士は法律と法廷戦術の専門家である。法律解釈や法廷戦術の巧拙、事件処理の熱意には弁護士によって大きな差異がある。依頼者はその弁護士の力量や熱意に期待、信頼して依頼し、少なからぬ報酬を支払う。
2020/01/04 07:58
法律相談で法テラスを紹介する場合
法律相談において,相談者の問題解決のために法テラスを利用して弁護士に依頼することが必要と認められる場合がある。そのような場合,私は,法テラスと契約していないので,相談者には,法テラスの無料法律相談を予約して弁護士に依頼するよう助言しているが,果たして予約
2019/12/12 17:47
求釈明
弁護士の訴訟活動として、相手方に対して「求釈明」をしたり、されたりをすることがある。裁判所に対して釈明権の行使を促しているわけだが、それを受けて裁判所が、「その点は裁判所としても関心があるところなので応答して下さい。」と訴訟指揮することもある。「求釈明が
2019/11/27 07:33
1契約総則 1(4)契約の解除
1(4) 契約の解除(契約の効力の消滅)ア 契約の解除契約の解除とは,契約の効力が発生した後において,当事者の一方から相手方に対し,契約の効力を消滅させる(契約をなかったことにする)意思表示である(540条)。解除権は強力な効果をもつから,当事者が契約の解除
2019/10/10 18:47
1契約総則 1(3)契約上の地位の移転
________________________________________1(3) 契約上の地位の移転契約が成立した後,当事者の一方が自分の契約上の地位を第三者に移転することを契約上の地位の移転という。個別の債権の譲渡,債務の引受とは異なる法概念である。例えば,売買契約の売主という地位に
2019/10/10 18:46
1契約総則 1(2)契約の効力
1(2) 契約の効力契約が有効に成立した場合,契約の効力として,債務者は債務の履行義務を負い,履行しないときは債務不履行責任を負うが,例外的に,弁済期が到来しても履行を拒絶できる場合がある。それがア,イである。また,契約が有効に成立した場合,契約上の権利は
2019/10/10 18:44
1契約総則 1(1)契約の成立
1 契約総則1(1) 契約の成立 ア 私的自治の原則民法の根本原則のひとつに「私的自治の原則」がある。私的自治の原則とは,法律上の権利や義務の成立は,個人の自由な意思を根拠とし,個人は自分の意思によらないで権利を取得したり,義務を負担することはなく,他人から
2019/10/10 18:43
不貞行為の慰謝料 最判平成31年2月19日
不貞行為の相手方に対して慰謝料を請求する事件は,本来,裁判制度がとりあげるに値する紛争なのか,という疑問がある。最判平成31年2月19日は,この種の訴訟事件について,最高裁の裁判官がどのように考えているかが垣間見えるようで,興味深い。同判決はいう。離婚による
2019/04/03 08:26
訴訟提起を依頼されたとき
依頼者から訴訟提起を依頼されたとき、弁護士は、権利義務関係を根拠づける証拠資料の説明を聞くことは当然だが、それだけでなく、依頼者と相手方との交渉経過を質問し、相手方の言い分、反論はどのようなものかを確認する必要がある。依頼者はどうしても自分に都合よく事実
2019/02/16 14:51
以て瞑すべし
Yさん。自分の依頼者が訴える真実や道理がなぜ裁判所で通らないのか,と悩んでいるのですね。弁護士が依頼を受ける事件の多くは、依頼者の人生に切実に関わります。あなたも多くの弁護士と同様、いつも受任事件のことが頭を去らず、「もっと適切な法律構成はないか。依頼
2019/01/30 18:28
特別受益の持ち戻し免除と預貯金債権
依頼者から,特定の不動産についてだけを遺言又は贈与で処分したい,ということで案文の作成を求められた場合,注意するべきことがある。依頼者は,預貯金をもっているだろうが,将来の遺産分割において遺産又は贈与された不動産が特別受益となり,持ち戻しの免除が問題とな
2018/12/13 22:16
訴訟上の和解
訴訟上の和解では、いろいろな経験がある。一昔前(といっても20年くらい前まで)は、和解勧告を受けて、裁判官から事件の筋、証拠の評価などの心証を開示されると、いくら自信を持っていた事件でも、「これはどうにも仕方がない、この裁判官が勧める和解案なら何とか依
2017/11/09 23:06
依頼者との関係(3)
Yさん。あなたは、自分のことを、他人から無理に頼まれると断れない性分だと評していましたね。それが本当なら、弁護士にとっては危険な弱点であることを自覚して下さい。見通しの困難な事件なのに、相談者が受任してほしい、と引き下がらない場合があります。とくに、
2017/03/25 05:53
依頼者との関係(2)
Yさん。受任にあたっては、依頼者があなたという弁護士を主体的に、自由な意思決定で選んだ、というプロセスを確保してあげなければいけません。そうしないと、不本意な結果に終わった場合、あなたの事務処理に落ち度がなくても、依頼者はその結果をやむをえないものと受け
2017/03/04 10:49
準備書面などの作成(1)
Yさん。いうまでもなく,裁判所に提出する書面は弁護士にとって重要なものです。準備書面をみれば,弁護士の力量,品格を判断できます。弁護士の中には,準備書面の中で,相手方の人格非難,説教,当てこすり,皮肉,揚げ足とり等を交えた文章を作成する人がいます。これは
2017/02/27 18:58
依頼者との関係(1)
Yさん。独立開業された由、大変と思いますが、頑張ってください。2年間の勤務弁護士の経験で、弁護士業が心労の多いものであることを痛感されたのはないでしょうか。生真面目で融通が利かない貴方のことですから、余計にそうでしょう。遠隔地どうしですが、困ったことがあ
2017/02/26 11:39
マチベンの素養
新人の弁護士の方々,とくにマチベンとして活動する方々のために,心得ておくべきことを記しておこう。これまでに,あなたが法科大学院や司法修習で学んだことは,法律家としての基本的な素養,技術であり,とても重要なことである。弁護士は,隣接法律職と比べると,法律
2016/09/23 00:12
規定ぶり・・・?
法解釈の議論をする文書のなかで,「規定ぶり」という言い回しをみかける。かつては,法令の立案作業に関与する公務員(法制局の職員や行政官僚)が好んで使用していた言い回しであった。「私は法令の立案作業の実際を知っており,弁護士や裁判官とは違って,立法技術につい
2016/02/03 18:21
担保の提供と供託手続で注意するべきこと
勤務弁護士として実務経験を積むことなく独立開業せざるを得ない弁護士の方々は,保全処分や執行停止の手続に伴う担保の提供,供託手続に際して,弁護過誤を生じないよう,細心の注意をしてほしい。たとえば,仮差押手続を依頼され,一定額の担保の提供を条件として仮差押決
2015/07/06 11:43
情状弁護の目的
刑事事件ではいわゆる「情状弁護」がほとんどである。弁護士は情状弁護で何を目指すべきだろうか。少しでも軽い量刑を得ることだろうか。それは被告人の期待するところであるが、弁護人の目的では必ずしもない。情状弁護の目的は、被告人に対して自発的な内省と変容の決
2015/05/13 08:47
過誤事例-年金分割請求、許可抗告
弁護士として依頼者のために誠実に事務処理をしているつもりでも、ときにミスは避けられない。新人弁護士の方は、陥りやすい弁護過誤の事例を学んで依頼者と自分を守るため、全弁協叢書「弁護士賠償責任保険の解説と事例」を熟読することをお勧めする。第1集から第5集まで
2015/04/01 20:27
FAQ 動機の錯誤
民法の初学者にとって動機の錯誤はなかなか理解が難しいようである。次のような質問を受けた。「教科書には、伝統的な通説、判例の立場の説明として、動機の錯誤も動機が表示されて意思表示の内容となった場合には法律行為の要素となりうるとする考え方である、とか、動
2014/06/09 03:27
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