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愛がなければ呼吸は、時を刻む時計と同じ。⇨ メアリー・オブライエン「リベリオン」

ライフスタイルブログ / 生き方

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佐藤蓼丸
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2013/03/06

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  • 物質的繁栄から精神生活へ

    ジェレミー・リフキン「エントロピーの法則・21世紀文明観の基礎」祥伝社 ■訳者(竹内均)前書きアルビン・トフラー、ダニエル ・ベル. ハーマン・カーンなど、現代文明を論じ、それに警鐘を鳴らし、未来を切り開くための新たな提言をする学者は多い。そしてこれらは、それぞれ独自の観点に立ち、そのかぎりにおいて、なかなかの説得力を持つ。 しかし、物理学者の私には、共通した弱点が日につくのもまた事実である。と...

  • 第三のタイプ

    ジェレミー・リフキン「エントロピーの法則・21世紀文明観の基礎」祥伝社 人間の欲望には限りがない。しかしそれとは別に、自ら望んだものを叶えてみたいという一種の期待感が人間にはある。それは「希望」と呼ばれるもので、本書はまさしく、その「希望」について述べたものである。ただしその実現は、従来の誤てる固定観念を一掃し、新しい真理と置き換えることによってはじめて、それが可能となる。 そして、現代世界...

  • エコロジーは反科学ではない

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる この世界観の基本となるテーマは、すべての現象の合一性ならびに相互関連性と、宇宙が本来ダイナミックな性質をそなえていることのふたつである。 極微の世界を探究すればするほど、現代の物理学者は東洋の神秘思想家と同様に、世界を相互に作用しあい、不断に運動する不可分な部分よりなるひとつのシステムと観るようになる。 そして、観察者はその不...

  • ネゲントロピーの法則

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる 東洋では、自然を分離した事物に分割することは重要視されな い。すべては流動的で絶えず変化を繰り返している。 そのため東洋の世界観は本来ひじょうにダイナミックで、時間と変化がその基本的特徴となっている。宇宙全体は、永遠に運動し、活動的かつ有機体的、精神的であると同時に物質的な、ひとつの不可分なリアリティとみられている。 運動と変...

  • 無明あるいは無知

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる ところで、そ の東洋の世界観は西洋の機械論と違 って「有機体的」である。東洋の神秘思想家にとって、知覚された事象はすべて相互に関連しあったもので、同一の究極的リアリティの諸側面、あるいはそのあらわれでしかない。 われわれには、知覚した世界を個々別々の事物に分割し、自己を世界の中で独立した自我として体験する傾向がある。 それはすべ...

  • 損なわれた健康

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる この人間内部の分割は「外の」世界が無数の分離した事象から構成されているとする見方を反映したものである。自然は、あたかも異なる利害関係にある集団の便宜を図るため、分離した部分からなっているかのように思われている。 この見方は、社会へも拡大して適用され、社会は異なる国家、人種、宗教、政治集団に分割される。 個々の部分がすべて分離、...

  • 意志と本能の対立

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる 1、現代物理学は心ある道か 現代科学の誕生と前後して、精神と物質の二元論をさらに強化する哲学が発展した。その傾向は十七世紀のルネ・デカ ルトの哲学にあらわれている。 デカルトは心と物質という分離、独立したふた つの領域への分割にもとづく自然観をうちたてた。「デカルト哲学的」分割によ って、科学者は物質を自身とはまったく分離した無機物...

  • 西洋の宇宙観の基礎

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる 1、現代物理学は心ある道か 精神と物質の分離によって、哲学者は物質の世界よりも、人間の魂や倫理の問題といった精神の世界に目を向けるようになった。 紀元前五~四世紀にギリシアの科学と文化がその頂点に達して以来、三千年以上にもわたって、この精神の世界をどのようにとらえるかが西洋思想 の中心課題となったのである。 古代の科学的知識を組...

  • 心と物質の二元論

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる 1、現代物理学は心ある道か 神と人の上にひとつの神聖な原理を想定したエレア学派の登場によって、この合一性は崩れ始めた。最初、この原理は宇宙の合一性と同一視されていたが、後になると世界全体を支配する知的な人格神とみなされるようになった。 こうして精神と物質を分離し、西洋哲学を特徴づける二元論へと最終的に行きつく思潮が始まったのであ...

  • 一元論

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる 物理学のルーツは、すべての西洋科学と同様、紀元前六世紀の第一期ギリ シア哲学にもとめられる。ギリシア文化は、科学と哲学と宗教を分離しなかった。ミレトス学派の哲人はそういった区別に関心がなく、「フュシ ス=自然」と呼ばれた事物の本質やその真のなりたちを明らかにすることをめざしていた。 「フィジ ック ス=自然学・物理学」という言葉は、...

  • 神秘主義と科学の融合

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる わたしのいう「東洋の神秘思想」とは、ヒンドゥー教、仏教、タオイズムの宗教思想をさしている。その中には、たがいに微妙に関連しあったさまざまな修行や哲学体系が無数に含まれているが、世界観の根底には共通した性格がある。 東洋だけにこのような世界観があらわれたわけではなく、神秘的な傾向を示す哲学にはなんらかのかたちで見出されるものである...

  • 大いなる存在のドラマ

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる 1、現代物理学は心ある道か 現代物理学の概念は、東洋の宗教、哲学思想と驚くほど類似している。この類似が論議の対象となることはまれであったが、講演のためにインドや中国や日本を訪れ、東洋の文化に接した今世紀の偉大な物理学者たちは、その類似に気づいていた。以下にその例として、三つの引用をかかげる。 原子物理学の発見によって示された人間...

  • 物理学者と哲学者

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる 1、現代物理学は心ある道か 物理学の影響はいまや社会全般におよんでいる。物理学は自然科学の基盤となり、自然科学と技術科学が結びつくことによって、良い意味でも悪い意味でも、われわれの生活はすっかり変わってしまった。 ほとんどの産業が原子物理学の成果をとり入れ、核兵器への応用は、 世界政治にも影響を与えている。 さらに、その影響は科学...

  • ブッダへの道と核爆弾への道

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる本書の中で詳細に論じている量子論へのハイゼ ンベルクの貢献は、科学的客観性という古典的理想をもはや維持することができないことを明確に示唆している。つまり、現代物理学もまた、科学は価値観に左右されないという神話に挑戦しているのである。科学者が自然の中に観察するパターンは、当人のこころのパターン、その概念、思考、価値観と密接に関連したもので...

  • 男性的側面と女性的側面の調和

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる だが、同時に、われわれは 「陽が極まれば陰にその場を譲る」という古代中国のことわざを思わせる驚くべき進化の動向のはじまりを目撃している。六十年代と七十年代はそのすべて同一方向を目指しているかに見える一連の社会運動を生み出してきた。 エコロジーに対する関心の高まり、神秘思想に対する強い興味、フェミニストの自覚の成長、健康と治癒に対...

  • 精神的次元の危機

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる 『タオ自然学』の成功はわたしの人生に多大な影響を与えてきた。過去数年にわたりわたしは広く旅行して、専門家や一般の聴衆に講義をしたり、あらゆる分野の男女と 「新たな物理学」の意味するものに関して論議してきた。 これらの議論は、過去三十年の間に西洋で盛んになってきた東洋神秘思想に対する関心の高まりのより広範な文化的背景を理解する上です...

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