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愛がなければ呼吸は、時を刻む時計と同じ。⇨ メアリー・オブライエン「リベリオン」

ライフスタイルブログ / 生き方

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佐藤蓼丸
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2013/03/06

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  • 深淵な類似性

    F・カプラ「タオ自然学」現代物理学の先端から東洋の世紀がはじまる かつて、示唆されたことはあっても、深く探求されることのなかった物理学者と神秘主義者の世界観のさまざまな相似性を発見したとき、わたしは自分がいずれ常識となるべき当然のことを明らかにしているにすぎないと強く感じていた。 そして 『タオ自然学』を執筆しながら、時に、自分が書いているのではなく、わたしをとおして書かれていると感じることさえ...

  • 勝組の象徴が負け組の象徴へ

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート アメリカの大衆を対象として、 一般に何がアルコール中毒や麻薬中毒 の原因と考えられているかが頻繁 に調査されてきた。 これらの中毒の原因とみなされているものの長大なリストには、家庭崩壊、人間関係によるストレス、遺伝、劣悪な家庭環境、退屈などが挙げられている。 だが、広告について言及されることはめったにない。広告にたいする正当化が行われて...

  • 限界領域の人々

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 孤立化とは、知覚防衛の一つである。この場合、対象は意識されるが、不安、罪悪感、抑欝など危機的な感情を呼び起こすような連想は回避されてしまう。孤立化による連想の分断は、個人においても集団においても生じる。 孤立化は、文化がジャーナリズム、広告、広報宣伝戦略によって操作されている場合にも生じる。孤立化のプロセスは意識されないので、そ...

  • 勝組幻想

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 抑圧を利用したテクニックは、 マスメディアによ って、宣伝活動や、広告を指示するようないわゆるニュース報道の売り込みに援用されている。『タイム』のカダフィの表紙がその好例だ。意識的に得られる情報も、抑圧されるとサプリミナルな刺激として働くのである。 最上の防衛策は、何事も軽視しないことだ。無関係なものは何ひとつないと思いなさい。 商...

  • 三猿

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート ドイツは第二次世界大戦中の凶行を正当化し、アメリカは日本への原爆投下を正当化しようとした。このような社会的な知覚の構造も、反動形成とみなすことができる。 時代の変化にしたが って、私たちを取り巻く現実的な環境は、私たちが自分を責めないですむようにと意識的に修正され、抑圧され、さらには否定されることさえある。 だがその 一方で、罪...

  • 取り消しと修正

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 抑圧の一形態として頻繁に見受けられる反動形成は、 一般的に、容認されえない衝動や願望が抑圧され、意識的には正反対のものとして表出される傾向として説明される。 たとえば、厳格なピューリタニズムは、魅惑的でありながら心に抱くことを禁じられている享楽的な感情にたいする反動形成と考えられる。 祈りや改悛、祭儀といった儀式的行動の中...

  • 性と死に対する暗示

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 抑圧は、知覚防衛の中核をなすメカニズムとみなされることが多い。抑圧とは、脅威、心的外傷、タブーと考えられるような記憶、知覚、感情を、意識から追放する働きをいう。 つまり、出来事や情報が意識下に隠されてしまうのである。それでもなお抑圧された情報は記憶の中に留まり、その後も動機や行動の潜在的な要因として存在しつづける。 個人における...

  • 自己欺購のメカニズム

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 知覚防衛は現実を抑制し、歪曲する。これは誰しもが免れえないものである。この働きは、私たちの自分自身についての見方や動機、さらには人間関係についての知覚を変容させてしまう。 知覚防衛にたいする操作によって、適応および生存に関する深刻な問題が生じる。 たとえば、ある国家の指導者が、自分の語ることがすべて真実であり、反対者の意見はすべて...

  • ヴァーチァル・インサニティ

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 知覚防衛は、たえず意識的な知覚を制限する力として機能するので、私たちはいつでも自分のしていることに集中することができる。 つまり、知覚防衛のおかげで、人間は単純でリニア(直線)的な、言葉による定義が優先され、文化的な偏見にみちた架空の現実の中に安住できるのである。それは、スピードが遅く、細部を切り捨てた、抽象化された非現実的な世界...

  • 脳はご都合主義

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 脳は、周辺のものを知覚するのに加えて、書物にある単語の一つひとつを解釈し、定義づける。言葉の定義は、意識的知覚のレベルの情報を取り込み、無意識レベルのものを排除する。精神、文化、言語は、それぞれ密接な関わりがあると同時にそれぞれ独立している。 多くの人間は、自分は自分で知覚をコントロールしている、という幻想を抱いているが、じつはこの...

  • 意識されない大量の情報

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 人間の精神作用の研究は、つねに知覚――さまざまな感覚器官が脳に情報をインプットする手段――と抽象作用――情報を最終的に行動や言語として表現する方法――とに焦点をあててきた。思考の作用は、それ自体ひとつの行動と捉えることができる。 すなわち、感覚器が100万分 の 一秒単位で脳に情報を送り込むのだ。化学作用と分泌の作用も、この思考作用と深い関係...

  • 知性なき知能

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 最近、企業がさかんに吹聴している、コンピ ュータに関する大量生産された幻想は、見ていると心を奪われてしまうほどだ。最近の人工知能と人工言語に関する幻想はその一例である。人間なら誰でもその脳に半永久的に保っているものを、知能と呼んでいいだろう。 もちろん記憶は、その内容が抑圧されたままで意識の表面に上がってくることがなければ、知能テス...

  • 理論を用いないことについての理論

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 考えうるかぎりもっとも大きなコンピュータでさえ、人間の脳に比べれば、いまだ子どもの玩具といってもいい。当分の間、人間の脳の複雑さは、人類にとってもっとも困難な謎でありつづけるだろう。 にもかかわらず、毎年、心理学の新しい理論が形成され、発表されている。重要なのは、理論が真理ではないどいうことを絶えず心にとどめておくことである。 人...

  • 途方もない瑣末主義

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 人間の脳が、どのように、そしてなぜ現在働いているように働いているのかは、いまだに謎のままである。さまざまな科学の分野において、微に入り細に入り、少なくとも認知しうる範囲内で、脳の解剖学的構造について語られてきた。 神経、循環系、電気刺激、ホルモン、化学、細胞の相互関係に関わる各プロセス、およびそれらを支える組織については、顕微鏡レベ...

  • 意識の裏側

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 妄想の中でも、いちばん危険な妄想は、真実は一つしかないという妄想である。➡ ポール・ワズラウィック 『あなたは誤解 されている―意思疎通の技術』 危険思想などというものは存在しない。考えることそれ自体が危険なのだ。➡ ハナ・アーレント 『精神の生命』 20世紀の人間がもって生まれた役柄は、不安という役柄だ。➡ ノーマン・メイラー 『裸者と死...

  • メディアと健康問題

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート ある特定の病気は、広告メディアで用いられるサブリミナル・テクニックに関係したものと考えられている。食習慣や栄養摂取に関する異常――過食症、異食症、拒食症、肥満など――に悩む人は全米で 1500万人に達する。 また大多数の食料品広告は、本書の口絵にあるようなサブリミナル・テクニックを用いている。しかし、食料品の広告と、食物に関係した病理と...

  • プライミング効果

    プライミング効果とは、先行する刺激(プライマー)の処理が後の刺激(ターゲット)の処理を促進または抑制する効果のことを指す。プライミング効果は潜在的(無意識的)な処理によって行われるのが特徴であり、知覚レベル(知覚的プライミング効果)や意味レベル(意味的プライミング効果)で起こる。前者の処理は刺激の知覚様式(モダリティ=言語が現実や真実とのさまざまな関係を表現する方法)の違いによって、それぞれのモダ...

  • 眼に見えない蓄積

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート ■メディアによるダメージは眼に見えないところで蓄積されてゆく 実験結果、サプリミナルな刺激に応えるものとして出てきたのが、副腎髄質 ・神経・皮質システムである。 心身に危害が及ぼうとするとき、相互に関係をもつこれらのシステムによる防衛機能がはたらく。 たとえば、副腎は腎臓の近くに位置し、いくつかの重要なホルモンを分泌する。なかでもと...

  • 生体システムの破壊

    ウィルソン・ブライアン・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 『エクソシスト』とか 『悪魔のいけにえ』といった映画にたいしては、ヒステリックなまでの恐怖の反応が起こる。プロデューサーたちは、これら2本の映画におそるべき暴力的なサプリミナルな刺激が含まれていることを公に認めている。 このような経験が、何年も、何10年も繰り返されれば、 ついには受け手は生理的に変化をきたすにいたる。サブリミナルな刺...

  • 無意識のうちに

    ウィルソン・ブライアイ・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 数多くの医学的研究によると、全部とはいえないまでも、ほとんどの心身症はサブリミナルな刺激によって起こる。 これらの病気は、心、あるいは精神や感情の葛藤から起こる。心身症の中には、パラノイア、恐怖症、その他のストレス症候群が含まれるが、その多くは最終的にさまざまな身体的衰弱をたらす。刺激は、意識されるとされないとにかかわらず、精神と身...

  • グロテスクな転倒

    ウィルソン・ブライアイ・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 科学者は、時間と労力に見合うだけの見返りが期待できない研究や、処分の対象にされかねないような研究には、手を出そうとしない。科学者だって、他の人びとと同じく、社会的に報われることを願っているのだ。 購買行動は、アメリカでは頻繁に研究テーマに取り上げられ、その研究には年間何億ドルもの予算が費やされている。 そうした研究の結果は、高性能...

  • 大切なものは目に見えない

    ウィルソン・ブライアイ・キイ「メディア・レイプ」リプロポート 人間の知覚はたえず広告メディアにさらされている。 にもかかわらず、それによって生じる社会的影響についての本格的な研究はこれまでまったくといっていいほど行われていない。 広告業界の支援のもとに、マスメディアが執拗にプロパガンダ活動を行 ってきたため、誰もこの問題を顧みようとしないのだ。 人間行動の研究を通じて何か新しいもの、研究さ...

  • 購買行動の管理という仕事

    ウィルソン・ブライアイ・キイ「メディア・レイプ」リプロポート ALテストは、刺激的な研究のための実り豊かな土壊を提供するはずだった。ところが実際にはそうならなかった。 行動科学の研究によくあることだが、この研究の結果は公表されたものの、それが人間生活の重要な領域に広く用いられることはなかった。ALの実験は、ほとんどすべての大学の研究や科学専門誌から姿を消した。 ところがマスメディアでは、AL...

  • 適応レベルの操作

    ウィルソン・ブライアイ・キイ「メディア・レイプ」リプロポート AL(adaptation level,適応レベル)つまり判断基準にたいする操作に関する実験は、 一世紀以上前に、心理学と社会学の両分野において始められた。ALの研究を通じて、良/不良、強/弱、美/醜などの尺度にもとづく評価の結果が記録されてきた。 メディアが大衆を同意へと導く際に今日広く用いられている、大衆の生活態度や世論の調査方法は、初期のAL実験...

  • ささやかな防衛能力

    ウィルソン・ブライアイ・キイ「メディア・レイプ」リプロポート これらの推測の蓄積効果は人間の行動にあらわれる。それを文化と呼ぶことができよう。 文化とは、この意味では、一般的な定義とはほとんど無縁である。そのような推測は、メディア・環境から受ける影響、教育、言語、人間関係などから作られ、食べ物や飲み物の好みから、個人・集団・国家の評価までをも含む幅広い範囲ではたらく。 あなたは本当にソ連を、...

  • 危険な神話

    ウィルソン・ブライアイ・キイ「メディア・レイプ」リプロポート にもかかわらず、信頼性・安定性・威信といった錯覚を維持するために、言語の客観性や意味の統一性といった幻想が作り出される。そうした幻想は広く一般的に受け入れられている。 それは私たちが、言語の不変性・予測可能性、首尾一貫性などを必死に信じ込もうとしているからだ。 このような心理的欲求は万人共通のものであって、あらゆる言語システムにたい...

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