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みきちゃん
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2013/02/21

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  • 天才と睡眠

    日本の若き天才、二人の快進撃が止まらない。一人は野球メジャーリーグの大谷翔平。この6月、ホームラン14本、計29号でダービーを独走中。投げては7勝とトップケラスの成績だ。もう一人は将棋の藤井聡太。タイトル戦7冠をとり、最後の8完へ挑戦まであと1勝に迫った。なぜこんな人並みはずれた活躍ができるのか。二人にある共通点がある。大谷は大リーグでほぼ休みなしに出場を続け、ストレスと疲労回復に重視しているのは睡眠。8時間~10時間の睡眠をとるという。藤井もタイトル戦の前日、ストレスなしに十分な睡眠をとるという。十分な睡眠が疲労を回復し、勝負のときの集中力を高めることができるようだ。藤井も対局時に、昨夜眠れましたか、という問いに眠れなかったとい答えを聞いたことがない。我々の時代の受験勉強。4当5落が合言葉であった。睡眠...天才と睡眠

  • 河口慧海

    河口慧海の『チベット旅行記』を読んでいる。1886年、堺に生まれた慧海は、小学6年で学校を止め、家業である桶樽製造を手伝った。向学心に富み、家業のかたわら夜学や塾にも通った。15歳の時、『釈迦伝』を読んで発心、禁酒、禁肉食、不婬を誓い、26歳からは二食生活に入り、生涯続け通した。以後の学業では、井上円了創設の哲学館で3年間勉学を続け、25歳で得度を受け、慧海仁広の名をもらった。慧海がチベットに行く決心を固めたのは、1893年ころのことであり、その動機は仏教の原典を得たいという求道のためであった。漢籍による仏典に疑問をもち、まやかしでない真正なものに触れたいということであった。自分がこの存在に気付かされたのは、川喜田二郎の『鳥葬の国』であったように思う。1958年、川喜田二郎を団長とする西北ネパール学術探検...河口慧海

  • 西條八十

    西條八十は詩人である。この人の名が多くの人に親しまれるようになったのは、歌謡曲の作詞者としてかもしれない。「東京行進曲」「誰か故郷を思わざる」「越後獅子の歌」「この世の花」など、戦前、戦後にかけてのヒット曲の作詞者であった。早稲田大学仏文科を卒業し、フランスの詩の研究、詩人として活動をしていたとき、関東大震災が起こった。家を焼け出せて、都民が路頭に迷ったとき、一人の少年が吹くハーモニカが、人々の心を揺さぶった。この光景を目にした八十は、大衆のための詞を書こうと思ったのが、歌謡曲の作詞を書き始めた動機らしい。Bingチャットに聞いてみた。西條八十の詩で一番有名な作品は、という問いの答えは二つあった。「ぼくの帽子」と「トミノの地獄」であった。「ぼくの帽子」は「母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?」書き出...西條八十

  • 夏至

    今日、24節季の夏至。昼間が年間で一番長い日である。立夏と立秋の中間点で、太陽は一番高い線を通る。影は一番短い。里山ソムリエの黒田さんの本を開いたら、夕焼けが空を染める魔法の時間という記述があった。夕焼けもきれいだが、ピンク色に空を染める朝焼けの空も美しい。日がでたあとの空には、羊雲が広がり、季節の移ろいを物語っている。この季節の風習にチマキ造りがある。新しく出た笹の葉が大きくなって、チマキを巻くのにちょうど良くなる。夏至になる前、もうお二人の知人から、出来上がったチマキを頂いた。付け合わせのきな粉をまぶして、夏の味覚を味わった。眠たさのあまりて夏至の夜と昼正在桑の実が黒く熟れた。子どものころ、口のまわりを汚して貪ったことを思い出す。英語ではマリーベリーと言う。こちらでスグリという果実は、グズべりーと呼ん...夏至

  • 不忘山

    梅雨の晴れ間、花の不忘山に登る。登山口はエコーラインの刈田口。この駐車場に着くまで、深い霧がこめていた。標高で1500m、ここまで来ると青空が見えている。昨日までの雨が嘘のようだ。登山道の低い部分には、水たまりと泥濘があるものの、あれほどの雨でも、あがると緑が一段と濃くなる。高山の花の色は、一段と美しい。思えば登山口から不忘までは、7.5㌔ほどの距離がある。屏風岳付近まで登った引き返すことがほとんど。ここから踏破したことはない。果たしで年老いてからこのコースを完登できるか、大いに疑問であった。早朝6時、登山口の駐車場はほぼ満車である。我々のチームの2台を置くと、もうとめることができないようだ。登山道に入って見えてくるのは、無数のアオモリトドマツの屍だ。枯れて何年が経過しただろうか。林床の雑木が、枯死したト...不忘山

  • 梅雨

    梅雨に入って5日ほどになる。雨模様の日が続いている。白雄の句に「焚火にてもてなせれたるやついり哉」というのがあるが、気温は21℃と、焚火を恋しがるほどの梅雨寒ではない。外へ出るには傘が必要で、身体を動かすのは屋内の階段ということになる。そんなとき、思い浮かべるのは深山の新緑だ。身体ごと緑に染まりたい、という衝動にかられる。Bingのイメージクリエイターを使って、創画ができる。昨日、EUでは生成AIの規制が発表された。AIをつかった文や絵は、そのことが明示されなければならないらしい。この絵には、左隅に、AIが創ったことを示すbのロゴがある。今日は歯科の予約がある。28本の内、欠けた葉は1本だけだが、被せた歯が4本ほどある。ここは歯磨きでは歯周病の進行を防げないが、歯科で定期的な掃除と点検が必要だ。その内一本...梅雨

  • アジサイ

    梅雨に入って、アジサイが咲き始めた。2日前にコロナワクチンを接種したが、以前心配したような副反応はほとんどなく、接種翌日からほぼ平常の生活だ。近くで感染者も出ているので、ワクチンは打った方が安心できる。アジサイには牧野富太郎博士の解説がある。「この花はかざり花で実をむすびません。花びらのように見えるのはがく、4ー5枚あります。がくの色は、花が咲きはじめたころは白く、のちしだいに青くなり、やがて青むらさき色に変わります。このように花の色が変わるので『七変化』ともよばれます。」紫陽花や白よりいでし朝みどり渡辺水巴梅雨の雨に誘われて、怖い短編小説を読んだ。円地文子の『鬼』。30歳になろうとする女性編集者の心に住む鬼の話だ。熊野の旧家に生まれた華子は、学生時代から付き合う男性がいた。もう少しで結婚という段階にきて...アジサイ

  • 楽しむ

    雨になった。空は梅雨に入ったような雲に覆われている。最近、AIの画像生成を楽しんでいる。雲と青空と入力すると、爽やかな夏空が描きあがった。ヒマワリやアジサイなどの季節の花も、精度の高い画像を生成してくれる。こんな青空があるだけで、うっとうしい気分が癒される。山に行くことができない日、新緑の山中を描いてもらう。AIの描いた雲にも呼びかけることができる。おうい雲よゆうゆうと馬鹿にのんきそうじゃないかどこまでゆくんだずっと磐城平までゆくんか(山村暮鳥)テレビに生成AIの話がながれた。この絵を描く機能を使ってフェイクニュースができるらしい。洪水の絵が余りにリアルで、どこそこの地方で大災害が起きた、というニュースが作られた。AIのテクノロジーは、その使い方で悪用も可能だろう。しかし、テクノロジーが人類の未来のために...楽しむ

  • ブナに会う

    前週の磐梯山が樺の山であるの対して、胎蔵山はブナの山だ。日本海を渡る冬の気団が雪を降らせる庄内の山には、びっくりするようなブナの巨木がある。ここにも弘法清水という伝説の湧き水がある。中の宮という神社が近くである。この付近の標高は600m前後、このあたりから山は植林の限界となり、ブナの古木が見え始める。エゾハルゼミの甲高い鳴き声が、森の静寂を破る。ブナの森は、鳥やクマ、カモシカなどの生命を育む。山道に入る前、「熊出没」のノボリが目を引く。ほどなくして山道脇に、熊の糞がこんもりとある。村人は、この熊と共存しながら、山の自然を守ってきたように思う。ブナの新芽や実は熊の好物でもある。山道の案内版に、深い熊の爪痕が二ヶ所残っていた。この山を熊が駆け回り、何種類もの鳥たちの生存の場所であるこの証だ。白山にブナを見に行...ブナに会う

  • ハーブのある暮し

    台風が去ったあとも強い風が二日ほど吹いた。ベランダで育てているバジルが一本、風のために折れたようにプランターのなかに倒れていた。鉢の土をあつめてバジルの根本に盛って、倒れたバジルを起こし、真直ぐに立てて水をやった。顔をちかづけるとなんとも言えないバジルのいい香り。先端の葉芽を三つほど採って、刻んでトマトのサラダに混ぜ込む。サラダに香りがつき、一味深いおいしさになった。今日は」おいしい「バジル記念日」バジルの隣の鉢はカモミール。真ん中に、新しい芽がどんどん伸びている。やがて花をつけると、収穫の合図。こちらは熱い湯に浮かべて、カモミールティーで味わう。収穫まであと少し。その時を待って毎日の水やりが楽しい。ハーブの本に、ハーブの楽しみが二つ紹介されていた。一つは、水やりをしながら手入れの育てる楽しみ。そして収穫...ハーブのある暮し

  • 磐梯山

    台風2号が東の太平洋沖へと進路を変えていくなか、台風一過を期待して磐梯山に登った。朝の雲は厚く、風も吹いている。頂上付近の気温は5℃と予測されている。登山口は八方台。微妙な天気なのに、駐車場には10台をはるかに超える車がとまっている。登山道に入るとすぐにまぶしいような新緑の雑木林。しっかと整備された登山道である。本日は、いつものメンバーに加え、10代の大学ワンゲルの女性が加わって、華やいだ雰囲気になった。最近のトレンドは、低山へ高齢者や若い未経験者の参入である。山中で若い人と交流できるのは、貴重な経験である。ムラサキヤシオの色がひときは目を引く。今日の発見は、光りのさし加減で変化する花の色だ。朝は雲で光が届かないが、午後には青空が広がった。光があたるほど、ヤシオの色は輝きを増していく。緑の色も、次第に生き...磐梯山

  • 村上春樹の初期の短編『蛍』を読んだ。村上の初期の作品は、自分にとって青春へのノスタルジーである。蛍はここへ移り住んだころ、周りの田の稲の茎に止まって光を放っていた。その頃、周りには多くの田があり、朝には雉の鳴き声で起こされた。この季節には、蛍がいるはずもないが、季節感を失わせる出来事が続いている。季節はずれの台風の進路が放送されと、つい秋の気配を感じ、道端に咲く花をコスモスと間違えたりする。村上の『蛍』は青春の喪失の物語である。主人公は学生で、寮生活をおくっている。彼には友人がいた。この寮へ来る前、友人とその彼女と青春時代を過ごした。高校時代の5月の午後、主人公はその友人とビリヤードで遊んだ。4ゲームを戦って最初の1ゲームは主人公が取ったものの、残りの3ゲームは友人が取った。その日の夜、友人は自動車の中に...蛍

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