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デメキンあひるの大冒険 https://blog.goo.ne.jp/k-kafuku

ブサイクなデメキンあひるが日常を舞台に大冒険を繰り広げます。

デメキンあひるがいろんな仲間と大冒険を繰り広げます。ほのぼのと読めるので是非ご覧ください。

カフクン
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2013/02/19

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  • 第七十七話 ミステリー編 ほとけのばんぶ6

    バンブは喫茶店で杉本A美に聞き込みを行っていた。「べやんぶ、奥さんお気を悪くしたら申し訳ありませんが、だんな様がほかの女性とお付き合いされていたということはありませんか?」A美は首をかしげながら答えた。「そのようなことはなかったと思います。」「そうばんぶか。すいません。刑事と言う性分、あらゆる可能性を考えてしまうもので。つまらないことを聞いてしまいました。」ばんぶが笑顔を作って場を和ませた。「私の相棒のデメドナが調べたことなんですけど、だんな様はいろいろと借金をされていたそうなんですばんぶ。会社のやりくりのために。何かお金のことで悩んでいた節はなかったでしょうか?」A美は少し考えたが、思いつかなかったようで、首を静かに横に振った。「すみません。私夫の事何も知らないんですね」「男は仕事のことを妻に話したがらない人...第七十七話ミステリー編ほとけのばんぶ6

  • 第七十六話 ミステリー編 ほとけのばんぶ5

    大阪府警ではすぐに捜査本部が設けられた。30人ほどが入った会議室ではこれまでの操作報告が述べられていた。「被害者は会社を経営しており、従業員は被害者本日本を除いて5人、一人を除いてみんなありばいがあります。」そこまで進行役の若手刑事が言うと刑事部長が口をはさんだ。「一人ってのは誰だ!!」「高橋N美25歳、いまだに行方が分かっていません。」「ようし、その高橋N美を所在を確かめろ。あとはバンブ、そちらは分かったことはあるか」「特にありません」バンブはぶっきら棒に答えた。デメドナは肩を叩き、(ちょっとバンブさん)と耳打ちしてきたが、バンブは腰を上げて報告しようとはしなかった。「こちらでは現在、被害者の妻に協力してもらい、遺留品のチェックをしていまして、特にパソコンのデータやメールの解析を行っています。情報が分かり次第...第七十六話ミステリー編ほとけのばんぶ5

  • 第七十五話 ミステリー編 ほとけのばんぶ4

    バンブとデメドナは杉本A美を遺体安置所へ案内した。A美は部屋の中央に置かれている塊を見つけると、ゆっくりとかぶせてある白い布をめくった。A美は特に何も声を発しなかった。しかし、その目からは数粒の水滴が頬を伝っていた。「べやんぶ。奥さん、遺体はご主人で間違いないばんぶか?」「はい、間違いありません」A美は静かにうなずいた。そうですか・・・バンブもデメドナもこういう場面は幾度か経験があるが、かける言葉はそうそう見つかるものではなかった。「奥さん、今夜はどうするつもりばんぶか?もしよろしかったら、こちらでホテル取りますが」「いえ、私は夫の部屋に泊まります。夫がどんな生活をしていたか見てみたいんです」ばんぶは目を少しだけ見開いた。「そうばんぶか。実は我々も現場の確認のため、再度伺おうと思っていたところなんです。べやんぶ...第七十五話ミステリー編ほとけのばんぶ4

  • 第七十四話 ミステリー編 ほとけのばんぶ3

    バンブとデメドナは新大阪駅へ被害者の妻である杉本A美を迎えに行った。事前に指定した正面口に彼女は現れた。顔を見るのは初めてであったが、重い事実を抱えた女性はこれまでの経験ですぐに見つけることができた。バンブは会釈して手を挙げた。「どうも刑事のばんぶです。この度はこのようなことがあり、心よりお悔み申し上げますばんぶ。大変なご心境であることは御察ししますが、本日は遺体確認を致しますばんぶ。タクシーを待たせてますのでどうぞ乗って下さいばんぶ」杉本A美は数日滞在することになるため中型のキャリーケースを転がしていた。「荷物を持ちますばんぶ」バンブが荷物を持とうとA美の髪が触れるくらい近づき手を伸ばした。「いえ、結構です」A美は強く拒否をして足早にタクシーに向かった。バンブは数秒の間A美の後姿を見つめていた。つづく第七十四話ミステリー編ほとけのばんぶ3

  • 第七十三話 ミステリー編 ほとけのばんぶ2

    「バンブ刑事、こちらが被害者の遺体です」「べやんぶ。ナイフでひと月か、しかも正面から。顔見知りの犯行ばんぶかね~。それとも」バンブと呼ばれた刑事はトレンチコートとシルクハットといういでたちであったが、背丈は決して高くはなく、少し猫背気味の姿勢が全体をこじんまりと見せていた。しかし、年齢は50代前半から半ばと思われ、醸し出す雰囲気はベテラン刑事の様相をまとっていた。ばんぶは現場を見渡しながら遺体を観察した。「バンブさん、何をしてるデメか?被害者の頭部の匂いなんか嗅いで」バンブは被害者の横に寝そべるようにして状況を確認していった。「被害者の情報を教えてくればんぶ」バンブの相棒と思われる30代前半の若手刑事が現場の警察官に目を向けると、一人が状況の報告を始めた。「被害者の名前は”杉本T雄”35歳、会社の経営をしていま...第七十三話ミステリー編ほとけのばんぶ2

  • 第七十二話 ミステリー編 ほとけのばんぶ1

    ある日のこと。ここはばんぶが通う幼稚園である。いつもの友達にいつもの先生、いつもの幼稚園。子供たちが元気に遊んでいた。もちろんその中にはばんぶの姿もある。「びやんぶ、先生、そろそろお遊戯会の時期じゃないばんぶか?」「お遊戯会?まあそう言われればそうね。毎年今ぐらいからお遊戯の練習を始めるわね」「そうびやよね。先生、そういうわけで僕がお遊戯会でやる題目を考えてきたぞ。脚本を渡すから、先生読んでみてくれ」「え!?脚本?ばんぶちゃんすごいわね」「びやんぶ、先生、読んだら感想を聞かせろよ」その日の夕方。「ばんぶちゃん、よく脚本なんか書いてきたわね。お遊戯会の題目はもう決まってるけど、子供の気持ちを大事にしないといけないわ。ちゃんと読んで感想言わなくちゃ。」先生は、ばんぶの脚本を読み始めた。「えーなになに?マンションの一...第七十二話ミステリー編ほとけのばんぶ1

  • 第七十一話 未来へ③

    デメドナは、ジュニアの選手と思われる少年を見た。「デメ、お前は・・・」目の前の男の子は答えた。「デメドナ、応援しに来てくれたんだね。ありがとう」一瞬何のことを言っているのかデメドナには理解できなかった。「お前、なんで僕のことを知ってるデメか?」男の子は不思議そうな顔をしている。「デメドナ、何言ってるの?いつも僕たちを応援してくれてるじゃないか」デメドナは訳もわからず涙が溢れてきた。「デメ~、メンメンメ(泣)」「ニュー?」(僕はこの子に会ったことはない。でもなんだかずっと一緒にいたような錯覚を覚えるデメ。ばんぶ、ベイビー、ニュー・・・)そしてデメドナは理解した。「そうか、そういうことデメね。お前はニューっていうデメね」男の子は頷いた。「ニューよ、あとで僕に会ったら、たくさんご褒美をもらうデメよ。ずっと応援してるデ...第七十一話未来へ③

  • 第七十話 未来へ②

    シュッ「到着デメ」「ここはどこアホ?」「デメ。ここは12年後の東京デメ」「アホ?12年後?」アホドナはしっくりこない表情でぽかーんとしている。「デメポータイムスリップデメ。僕はこの技で過去や未来に行くことができるデメ」アホドナは目を細くしてデメドナを見ている。「デメ。さあ行くデメよ」デメドナは歩き出した。「どこに行くアホか?」するとデメドナは街の看板の一つを指さした。そこにこう書かれていた。”フィギアスケート日本選手権”デメドナとアホドナは会場へ足を運んだ。「アホアホ、すごい人アホ。やっぱりフィギアスケートは人気があるアホ」「僕たちの席はあそこデメ」2人は自分の席に座り、試合の開始を待った。「これが試合の出場選手のリストデメ」アホドナは配られた出場選手リストに目を通した。ほどなくしてある一点に目が止まった。「ア...第七十話未来へ②

  • 第六十九話 未来へ

    翌朝。「デメ。アホちゃん、僕ちょっと出かけてくるデメ」ぼーっとしていたアホドナの目つきがするどく変貌した。「アホ!!どこに行く気アホか!!うわうわしに行く気アホか!!」「デ、デメ」ぶるる、アホドナの姿を目にしたデメドナは思わず武者震いをした。「デメ~。ちょっとそこまで行ってくるだけデメよ~。夜ご飯までには戻るデメ」アホドナは変わらない疑った顔をして口を開いた。「じゃあ、私も行くアホ」「デメ!?アホちゃん、今日は大したところには行かないデメ」「じゃあ私も行くアホ」デメドナは内心がっかりした。(ちーデメ。美女のお店に行こうと思ってたのに)デメドナとアホドナは一緒に出掛けることにした。「デメ、出かけると言ってもデメポーで行くデメ。アホちゃん僕に掴まってくれデメ」アホドナはデメドナの腕にしがみついた。「行くデメよ。デメ...第六十九話未来へ

  • 第六十八話 恋は止められんバンブ④

    バンブはお口を尖がらせ、ほっぺをぷくんと膨らませている。デメドナのたくらみに怒っているのだ。「デメドナ、お前はどうせ、僕のスキャンで美女の裸を見せてくれっていうつもりだろ」「ぎくっ!!」デメドナは図星を付かれ、返す言葉が出て来なかった。「びやんぶ、浅はかなお前の考えそうなことばんぶ。僕のスキャンをそんな外道なことに使おうとするとはけしからん。叩ききるバンブ!!」「ごめん、ほんの出来心デメよ~」デメドナはおびえた様子で吠えた。「びや~覚悟しろ~」・・・・・・・・「と言いたいところだが、お前はわざわざフィンランドまで僕を連れてきてくれた。だから特別に美女の裸を見せてやるばんぶ。」「スキャン、ウイーーン」バンブがスキャンをすると、デメドナの視界に移っている美女あひる達の服はスケスケで中の体があらわになっていた。「デメ...第六十八話恋は止められんバンブ④

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