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うだうだしたお話の集まり処。

仲良しな2人が好きです。うだうだしたお話が多いですが、お暇な時の時間つぶしになったら嬉しいです。

BL・GL・TLブログ / 二次BL小説

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2013/02/16

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  • 沈むお知らせ。

    こんにちは。Xをやっていない方がチラホラいらっしゃったのでお知らせですが、今週いっぱいでブログにまた鍵書けまーす。こんな大昔の話をとんでもなく沢山読んでくれてありがとうございました。またねー(/・ω・)/くるりん@にほんブログ村...

  • こんにちは。暫く鍵開け。

    お久しぶりです(/・ω・)/皆さんお元気ですか。と、書くのもなんかあれなんですがw(ここ多分X見てる人しかほぼ来ないよね)くるりん@生きてます。さてユノの活動も終わりこの後暫くは落ち着くのかなぁ。ユノはインスタ含めてガッツリイケメン投げ込んできて楽しかったですね。あ、そういや来週はイベの当落。皆さん申し込みましたか?私は幕張一日だけ申し込みました。正直10年間毎回変わらん料理とトークと何より好きなLIVEパフォが...

  • ほぼツアーのぼやき話になっちゃった長文雑談

    こんばんは。くるりん@です。ゆっくりと東方神起があった日常が戻ってきました。皆さんいかがお過ごしですか?くるりん@は相変わらずです。いや、少し変わったのかな。「Moonlight」導入部分読んでいただき、ありがとうございました。私の話は書き主の趣向のおかげで、大半が懐深い攻めが受けを溺愛して落としていく話なのですが、この話は元々受けが攻めを落としていく前提で書き始めたものです。三人称なのは、これ一人称にしち...

  • Tasting

    こんにちは。本宅を覗きに来てくれてありがとうございます。こちらの本垢も毎日読みに来て頂いたり、コメをもらったりありがたいです。だんまりなのもあれなんでお話を一つ。このお話は最初に出てくる名前で分かった方が一番楽しめます。知らない方はアラサー男二人の酔っ払い話だと思っていただければ。元々この二人を知っている前提で書いているので詰まらなかったらすみません。保存のファイルを眺めていたら書き途中だったとこ...

  • All Mine ~tentative~ 6

    All6@2本目がチャンミンの遅い誕生日のプレゼントだと知ったマスミさんは急に目を輝かせ、俺達の関係を根掘り葉掘り聞き出そうとした。だけど俺が言えることなんて僅かしかなく、逃げ回る俺に最後はぶー垂れてソファにひっくり返った。ママは知っていた事をマスミさんはどうやら知らないらしい。それだけは感じ取ったからのらりくらり躱すしかない。俺とチャンミンの関係はとても説明が難しい。再会してここまでの経緯もだ。話した...

  • All Mine ~tentative~ 5

    (Yunho)はぁ……まずかった。まさかさ。来ると思わないよね。マズった。マズイよな。あーあ。自分の鞄に入っている箱をチラリと見る。チャンミンとデザイン違いの時計。……自分からチャンミンを誘う為の最後のひと押しになる筈だったのに。こんなタイミングで渡せば今日の言い訳に見えただろうか。あの街を出て駅近くのビルに見えるデジタル時計へ目をやると、家にたどり着ける最終ラインの10分前だった。早足に行けば間に合う。「……...

  • All Mine ~tentative~ 4

    (Changmin)「遅くなったけど誕生日プレゼント。マスミさんのおかげで今日手に入ってさ、よかったら使って。偶然とはいえ早く渡せて良かったよ」それからあっけなく手が離れ、壁に目を向け慌てて鞄を肩にかけた。後を追うように上げかけた手はユノの焦った声に遮られる。「時間やばっ。じゃあ俺帰ります、ママありがとう!チャンミンまたな」「寂しいわーまた来てね!」「……あ」……もう行くの?ユノはママに早口で返しながら僕の肩を...

  • MOFU ~tentative~ 5

    (Tein) 馬車に男二人。これが今日から約3日間。しかも機嫌の悪い奴と同乗なんて最悪だ。本当は車でちゃっちゃか行きたいしスマホで時間を潰したいけれど、この世界にそんなものは無い。いや、スマホ持ってんだけど繋がんないし、そもそも使用NGだからダウンロードした映画で時間潰しも出来ない。だから仕方なく同じ空間にいるやつと絡もうと思うけれど、かなり不機嫌だ。俺はため息を吐きながら窓に寄って新緑鮮やかな景色を眺め...

  • 【最終話】MOFU 「履行・急」 18

    (Changmin)もう色々やらかしまくりの僕はあっちの世界に行きたく無い。あんなに沢山の人にお姫様抱っこを見られるなんて、僕の思い出したく無い黒歴史トップ3に食い込んだ。頭を下げながら笑ったヤツの顔は何人か覚えたからな。大勢の召使とすれ違い、下ろして欲しいと懇願した僕にユンホさんは「フンッ」と何度も鼻を鳴らすばかりで、どちらかと言えば怒りの空気を纏わせながらこちらの家のいつもの慣れ親しんだベッドへぽいっと...

  • MOFU 「履行・急」 17

    (Changmin)くっそーって思うけれど、身体が思い通りに動かない。完璧ヤり過ぎだ。ふかふかの枕に埋もれて寝返りさえ億劫。目が覚めれば白の部屋では無く、天蓋も無いごく普通の大きなベッド。家具もこじんまりとした飾り気の無い部屋だが、仄かに感じる花の香りにユンホさんの部屋だと確信する。「あいたたた……」ギシギシ軋む身体をなんとか頑張って動かし、横向きになると窓の外に緑が見える。太陽にキラキラ輝く木の枝を見...

  • MOFU 「履行・急」 16

    (Changmin)目を開けたら白い天蓋の向こうは朝日に溢れていた。体も脳みそも何もかもが重く溶けそうだ。ユンホさんと体を合わせるといつもそう。手加減ない全力の愛情を向けられてキャパオーバー。だけど後悔も何もないのは全てが満たされているからだよね。僕を包むようにして絡む腕と背中に感じる素肌の熱はいつも僕より少し高い。二人共裸のままで恥ずかしいけれど、これまで何度か経験したそれを今日は幸せ一杯に味わう。こうだ...

  • 本日も引き続き鍵記事です!

    こんばんは。昨日に引き続き今日も鍵記事です。後ろと左右に気を付けて読んでくださいね。今日も繋いでいるので(笑)では20時に(/・ω・)/読んでいただきありがとうございました。下の二つをポチポチしていただけると泣いて転がります(*ノωノ)にほんブログ村...

  • 今日は鍵記事でーす!

    こんばんは。鍵記事って反映されるんでしたっけ?分からないのでとりあえずお知らせです。20時からエロ濃い目でお送りします。後ろと左右は絶対気を付けて読んでね(´っ・ω・)っ読んでいただきありがとうございました。下の二つをポチポチしていただけると泣いて転がります(*ノωノ)にほんブログ村...

  • MOFU 「履行・急」 13

    (Changmin)「はぁーっ、お腹いっぱい」大きく息を吐き出し、広すぎるベッドに寝転んだ。天蓋から垂れる白い布が何枚か避けられ、それでもまだ幾重にもかかる外側で召使さん達がテーブルの片付けをしているのが薄っすら見える。不均等に重ねられている白い布が外からたまに入る風にゆっくり揺れて、少し火照った身体に気持ちいい。ちょっときつめの運動をしてご飯も食べて身体が充足感いっぱいだ。「眠そうだな」「ネンさんの美味し...

  • MOFU 「履行・急」 12

    (Changmin)「…………ん……」身じろいで体を動かした途端、頬の痛みに思わず声をあげてしまった。全身怠い。腕を僅かに上げるのが精一杯。瞼さえ頑張らないと開きそうも無い。意識だけがゆらゆらと目覚めてくる。思い出したように胃がうねり、気持ち悪くなってきた。これは多分空腹。どうやら生きる力を求めている僕は死んでないらしい。「はぁ……」なんとも言えない不快感にため息を漏らしたら、頬にそっと熱が触れた。「……痛むか?」「...

  • MOFU 「履行・急」 11

    (Changmin)痛い。頬が千切れるかと思った。「本気で殴る奴がいるかっ馬鹿っ」「お前の言った通りにしたのに何で俺が文句を言われるんだっ。しかもかなり手加減してやったぞ」口の端も頬の裏も切れた。血の味がする口内と絶対腫れていると感じる左頬。喚きながらもさっき来た草むらを二人で走って屋敷に向かう。空の月はどれぐらい上がったっけ。ユンホさんと別れてどれぐらい?そんなにたっていないはず。今ユンホさんは王様のとこ...

  • MOFU 「履行・急」 10

    (Changmin)「いっだっっ」押された勢いで室内へ飛び込むような姿勢のまま床にスライディングしたら、背後で扉が閉まってあっという間に閃光が収束した。渦巻くように流れていた部屋の空気がさっと薙ぐとザンが苛立った足音をさせて近づいてきた。「早くしろ」それだけ言って僕の腕を掴み引き上げると、廊下へ引きずるように連れ出す。もつれた足を無理矢理動かして体制を整えると明らかに怒っている横顔を睨みつけた。「なんでそん...

  • MOFU 「履行・急」 9

    (U-Know)屋敷へ引き返す途中、庭園のアーチの側でぐずぐずと鼻を啜る音が聞こえて思わず笑ってしまう。「ネン、なにを泣いているんだ?嫌いな虫でも出たか?」「ユノ様……」近づいて来たネンの瞳からはポロポロと可愛い涙が絶え間なく落ちている。屋敷からの僅かな光で輝いて見えるそれを眩しく感じて、思わず目を細めた。帰ってくる頃には林のそばにあった三日月が角度を変え、それを見上げはぁと息を吐く。夜風が心地良い。さっき...

  • MOFU 「履行・急」 8

    (Changmin)「ああ……そうだ」庭の最奥、扉の部屋が見えて来たところでユンホさんが僕の首筋に視線を向けた。そこには例の咬み傷がある。僕には最後までピンと来なかったけれど、人狼にとっては心深く感じるものがあるのか、切長の瞳を細め暫く見つめた後、僕に笑顔を向けた。「深い傷をつけて済まなかったね」「いえいえ、これはもう僕がユンホさんに全面的にご迷惑をおかけしたんで」あの時の事を思い出すと羞恥で頬が熱くなる。そ...

  • MOFU 「履行・急」 7

    (Changmin)庭園をユンホさんと扉へ向かい肩を並べて歩く。少し先には回廊の淡い光りが揺れて、僕たちの進むべき場所を教えてくれていた。ザンは部屋に来た時これ迄で一番キツい睨みを僕に向けたけれどそれも一瞬で、怖いぐらい何一つ言葉を発さず僕たちの後をついてきた。「この花の香りはさっきお風呂にあったのと同じですね」よく手入れされた花壇や美しく刈り込まれたトピアリーにまるで刺繍のようにバスタブに浮かんでいた赤い...

  • MOFU 「履行・急」 6

    (Changmin)「ここでご飯ですか?」「ああ、それともさっきいた皆と緊張しながら食べたいかい?」白い部屋の白いテーブルの上へ次々と豪華な食事が運ばれてくる。僕とユンホさんは少し離れたソファに並んで座り、セッティングが済むのを眺めていた。借りた黒いパーカーとジーンズに身を包み、横にはピッタリとくっ付いたユンホさんが刺繍が入った黒のロングシャツとパンツで足を組んでいる。さっき服が届いた折にここで食事を取る旨...

  • MOFU 「履行・急」 5

    (Changmin)ステナと入れ替わりに入ってきた召使の申し出を丁重に断り、僕は気が付かないうちに隣の部屋に用意されていたお風呂の横でため息吐きつつ服を脱いだ。「はぁ……参った」僕と同い年くらいの女性二人とおばさん風格の少し小太りの半獣。入ってきた三人は笑顔のまま「湯浴みの時間です」と頭を下げた後、いきなり服を掴んできたから竦みあがった。咄嗟に逃げようとしたけれど半獣の彼女達の力はめっぽう強く、僕は追い剥ぎに...

  • MOFU 「履行・急」 4

    (Changmin)「ステナ相変わらず可愛いね。ささっ座って、一緒にお茶しようよ」「滅相もございませんっ」心細くて誰かに縋りたい心境だった僕の前へ立つ見知った顔に満面の笑みで椅子を引いたのに、お茶のセットをしていたステナが慌てて手を止め後退り、勢いよく首を振った。「え、なんで?ひとりで心細かったんだ。話し相手になってよ?」「申し訳ございませんっそんな事をしたら私……」耳が下がり尾っぽが巻かれてみるみる瞳が潤ん...

  • MOFU 「履行・急」 3

    (Changmin)「失敗だぁ……どうしよう」ため息しか出ない。壁も家具も真っ白な空間で僕は一人腹の奥底から深呼吸のような溜息をつき、両手で顔を覆ってしまった。シルクのフレア状のラッフルからなるレースの袖は、チャンスニのアレンジ版のような作りで、上げた腕によってさらさらと袖口が肘まで落ちた。儀式自体は驚く程簡単なものだった気がする。とにかく頭が真っ白で、正直なところあまり覚えていない。横についた半獣の神官に従...

  • MOFU 「履行・急」 2

    (Changmin)待て。まてまてまてまて。まて。いつかのベッドと同じ叫び声を心の中であげた。本当は今すぐ手を上げて静止と疑問を一緒に発動したい緊急事態。いや、なんでそうなるのか。言いたいけれど言えない空気に僕はゴクリと喉を鳴らした。謁見の間にユンホさんと入ってきた時、目があったラオ様があまりにも柔かな笑顔だったのがおかしいなとは思ったんだ。だけどそんな疑念はその空間に漂う独特の重厚な気品に一瞬で隅へ追い...

  • MOFU 「履行・急」 1

    昨日の記事、ポチポチ二回載ってたのに朝気が付きました。すいません(ノД`)・゜・。この先もなんかやらかしてたら鼻で笑っといてください。では気を取り直して。※こちらはMOFUシリーズのお話になります。最初を読んでいない方はこちらからどうぞ。MOFU「契約」←題名クリック。「契約」が最初でこの後「履行」シリーズへ行きます。この話は本当に私の好き勝手に書いているものです。ざらっと頭に浮かぶまま、話の筋立ても何もオール...

  • MOFU再開のお知らせ

    こんにちは、くるりん@です。本日もうちの僻地のブログを覗きにきてくれてありがとうございます。予告通り再開のお知らせと言い訳です。すいませんっ_(:3」z)_と、いうわけで、早速。題名通り前回からの続き「MOFU 履行」を再開させていただきます。とても長く間が空いてしまって申し訳ありませんでした。このお話はヤルよりキスが好きな私が、たまに無性に濃いエロが書きたくなる欲求をみたす為だけに始めた、内容ナシ無謀な展...

  • お久しぶりです。

    こんにちは、くるりん@です。ツイのフォロワーさんはこんにちは。いつもどーもです。ブログは1月以来なので……もうちょっとで1年。お久しぶりです。こんなブログあったっけ?な方もいらっしゃるかもしれません。初めましてくるりん@と申します。元々半年に1度の連載ぐらいなブログですが、ここまで開いたのは初めてです。大変ご無沙汰していました。覗いてくれてありがとうございます。いやーもう、あれこれありすぎて。普通にお話...

  • MOFU parallel world 「アタタカイイキモノ」 5 (最終話)

    (Changmin)「いつになっても慣れないんですが……」適温の湯船でユンホさんにバックハグされながら僕はため息をつく。「なにがだ」相変わらず僕の肩に顔を埋め、本人には極上らしい匂いを嗅ぎながらユンホさんが答えた。こんな水に濡れた状態で匂いはあるのかと思うけれど、僕には理解できない世界の回答が毎回くるからもう好きなようにさせることにした。それにしても、だ。「やっぱり寝室って、戻ったら綺麗になっているんですよね...

  • MOFU parallel world 「アタタカイイキモノ」 2

    (Changmin)「もうっ何やってんですかっ」腕を掴んで引き下ろしたらすかさず首元へ吸い付かれ、ホールドされた腕の中でもがいてみるけれど抜け出すのは至難の技だ。体格的にさほど変わらないと思うのに圧倒的な筋力差を感じる。半ば諦め気味に再び胸元へ向かう腕を掴んだけれど、舌先が耳の中へ侵入してきて肩が竦んだ。「んアッ……っ……こんな朝からやだっ」「朝ごはん食べたらいいのか?」「そういうことを言ってるんじゃ……んんっ」...

  • MOFU parallel world 「アタタカイイキモノ」

    こちらはMOFUシリーズ番外編になっております。そしてR‐18です。そういう表現、また年齢など条件に合わない方はご退室をお願いします。お話は曖昧な時系列ですが、契約決行前のいつかの時間でお読みください。「アタタカイイキモノ」(Changmin)「……え?……お母さんの名前ですか?」目が覚めて微睡の途中、包み込む様なユンホさんの腕の中でそんな質問をされて僕は一瞬言葉が出なかった。「ぁ……ユイさん……です」「ユイさん?……母親に...

  • あとがきと雑談とMOFU番外編(ガチ鍵)のUPのお知らせ

    こんばんは、くるりん@です。ここまでAllの二人にお付き合いいただきありがとうございました。ポチポチありがとうございます(ノД`)・゜・。ランキングも想像以上のとこへ上げてもらい驚きです。ありがとう(T_T)そういえば先日気が付いたらランキングも色々お名前が変わっていて、この一年で辞めてしまった方が沢山いるんだなぁとランキングの順位を寂しい気持ちで眺めてしまいました。さて、そのまま引き続きMOFUに行きたかったと...

  • All Mine 「ケセラセラ」 13(最終話)

    (Yunho)「ユノ、あれマズかったんだよな?ほんっーとうにっ……ごめん」廊下で大きな声で謝罪され、手を合わせられる俺の立場を考えてくれ。仕事始めの日、社食の入り口で俺を見つけたハセは走り寄ってきて、できうる限り体を縮こませ頭を下げた。室内へ雪崩れ込む社員の大注目を散々浴び、こんなとこでこんな状況を見られ続けると影でなに言われるかわからないことに恐怖を覚え、俺は頭を下げ続けるその腕を掴むと中に入った。「や...

  • All Mine 「ケセラセラ」 12

    (Changmin)「あんた何やってんですか」そう言ったらユノは「大丈夫だよ、今度会ったら上手く言っとくよ」って笑ったけれど多分訂正することはないんだろうなと感じる。でも本人がそう言っているのに否定するのもおかしくて、僕はユノにこれ以上言うのを諦めて歩き出した。重い。踏み出す一歩が重くて、さっきから地面ばかり見てどこをどう歩いてんだか分からないぐらいだ。なんで今日ユノが横にいるんだっけ。そうそう、僕が呼んだ...

  • All Mine 「ケセラセラ」 11

    (Yunho)「…………は……」その目がゆっくり見開いていく。「……あ……ユノっ、その……」じわっと頬が赤くなって、スマホをテーブルにパタンと置く。それから左右に瞳が泳ぎ「ご、ごめん……」眉が下がった。「ユノ……ほんとに……ごめん……」「あ、いやっチャンミンっ、そんなアレじゃなくてっ」予想以上の反応に俺が受け止めきれず、両手を左右に振ってヘラヘラと笑ってしまう。俺的には怒り任せに「は?」なんて言うかと思っていた。「怒ってる...

  • All Mine 「ケセラセラ」 10

    (Yunho)「美味いなぁ出汁と日本酒が上手くあってる。僕これ好きです」「だろ?」だよね。好きだと思った。大当たりだ。これまでのチャンミンを見ていたら絶対気に入ると思ったんだ。再会してからの時間の積み重ねだって、色々あったけど悪いことばかりじゃ無い。二人の間に出されたおでんが色を添え、ほっと肩の力抜けるほど安堵する。そう、これだよ。俺が会いたかったチャンミンは。「だろ?美味いんだよ出汁割り、これに七味を...

  • All Mine 「ケセラセラ」 9

    (Changmin)困ったな。休むなんて言ったのにどこもカフェがお休みだ。当たり前だけどこの三が日に繁華街を抜けた場所でお店がやっていないのは当然で、気づくのに時間はそうかからなかった。なんとなくさっきの方角へ戻る気も起きなくて、別の神社まで歩いてみない?と恐る恐る尋ねた散歩の提案にはぎこちないけど笑顔で賛成してくれた。でも横を歩く姿は俯きがちで、たまに顔を上げて辺りを見回す度に帰ると言い出すんじゃ無いかと...

  • All Mine 「ケセラセラ」 8

    (Changmin)「いい感じのいい人だね。お前より仲良くなろーっと」マスミさんが浮かれた声色で僕に言う。「は?なに言ってんですか」「えーただの友達なんでしょ?しかも呼んだ割に構ってあげるわけでもなく冷たいから言ってんの」さっきからこんな調子で、ほんと面倒くさい。片付けが終わり店を出てから何となくユノに話しかける事が出来ず、だらだらと神社へ出発した。慣れないところへ入ってきたユノをフォローするのは勿論自分の...

  • All Mine 「ケセラセラ」 7

    (Yunho)ショックじゃ無かったといえば嘘だしどうショックだったかをちゃんと突き詰める気にもならない。……まぁ。そうだろうなと感じていたのは間違いないから。しょうがない、と思うしかないよな。チャンミンの幾つもの言葉にちょっとだけへこんで、それでもここに来る事を許可してくれたのはチャンミンだとすぐに気を取り直し気持ちをあげる。あのキスの事で懲りもせず違う未来を夢見ちゃったのは許してもらおう。いやーやっぱり...

  • All Mine 「ケセラセラ」 6

    (Changmin)「ありがとうございました。やっぱりランクが違う時計はいいなぁ」ユノの弾んだ声と共にまた目の前で手が左右から伸びる。僕はそんなモノ怖くて触れられないから、後ろへ避けつつ車1台分の時計をつまみにビールを口にした。その間もユノの嬉しげな声とマスミさんの時計うんちくがスピーカーで飛び交う。なんだこれと思う気持ちと、なにが問題なんだという問いかけが反復されて、知識もなければ興味も無い僕は間に挟まれ...

  • All Mine 「ケセラセラ」 5

    (Changmin)「ユノさんだー!また会えて嬉しい!」息を飲んだ僕の目の前でトモキが立ち上がり、ユノへ両手を広げ抱きつきに行く。肩から動かないマスミさんの指先の力強さに、さっきの叫びがユノに聞こえてしまったんじゃないかとその表情を窺ってみたけれど、ユノは出迎えたトモキに笑顔だった。恋愛感情皆無。……いや、聞こえていたとして。ユノはそんな表情を僕に見せるわけがないと気がつく。振り返ったらマスミさんは笑みを見せ...

  • All Mine 「ケセラセラ」 4

    (Changmin)「全くさぁ……」ため息を吐きつつ財布を手にペットボトルを選ぶ。別に飲みたくて来た訳じゃないから中々選べない。ここは当たり障りなくお茶か。取り出しながらさっきのトモキの言葉を思い出し小さく舌打ちしてしまった。「なんにも知らないくせに」「あれ?チャンミンだ」振り返ると、そこには周囲とは明かにオーラの違うスラリとした長身イケメンが立っていた。「マスミさん」「えー、久しぶり。戻って来たのか?!」黒...

  • All Mine 「ケセラセラ」 3

    (tomoki)「あらチャンミンどこ行ってたの?」カウンターからかけられたママの声に裏階段のドアを締めたチャンミンが顔を上げた。歪んだ唇を頑張って真一文字、それからちょっと赤い頬と耳、潤んだ瞳。寒いだけじゃ無い。僕はピンとくる。だってその表情は頑張ってはいるけれど、どこか吹き出しそうなニヤけ面をこらえているように見える。……これは。細めた瞳が再びスマホの画面に向いて、それから何かを振り払うように頭をガシガシ...

  • All Mine 「ケセラセラ」 2

    (Yunho)ベッドの上に座りカラカラと開けた窓の外はベージュのタイルの壁。その先に見知った窓とブルーのカーテンはもう無い。吹き込んだ風が部屋の空気をかき混ぜて、エアコンで重く温んだ空間を循環させていくのを肌で感じながら大きく息をつく。あの頃はこうして窓を開けた音でチャンミンが顔を覗かせ手を振って、俺は笑顔いっぱいで高所へのヘタれた恐怖心を堪えつつ家のコンクリの塀に足を下ろしたんだ。身を乗り出してお互い...

  • All Mine 「ケセラセラ」 1

    (Yunho)『あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いします』実家のソファーで一息ついてお茶を口にしたところでチャンミンからLINEが来た。一瞬浮き上がるような高揚感と入れ違いに不安で吐き出す息が震える。こんなにも感情が動くのは前回の飲み会のせい。正確に言えば帰り道。いきなりキスされた。あれがなんだったのか怖くて突っ込む事もできず、忘れることなんてあり得ないまま年を越し、時間が経ったおかげで良...

  • 1年のご挨拶(と嵌ってる中国系雑談)とお話UPのお知らせ(申し訳ないぐらいにおタッキー長文)

    こんばんは、くるりん@です。1年の締め括りでノコノコ出てきました。そしてお話のお知らせ。今日の内容はかなり脱線長文おタッキーになっています。東方神起がほとんど何もなかったコロナ期間楽しんでいた事の話です。なので「暇だよ今」な方、または「知らない世界をちょっと覗いてみようかな」な方はこの先へお進みください(*ノωノ)さて、今月は頭に1話だけ久々にUPさせていただき、皆さんの沢山のポチと温かいコメでしばらくニヤ...

  • SS 「ベイビーアイラブユー」

    こんばんは、お久しぶりです。毎回この文書いてるなぁごめんね…_(:3」z)_そして久々見たらブログ村1枚目にいなかった(笑)すいません。皆さんこの窮屈な日々いかがお過ごしですか?コロナは先が見えずつまんない毎日、くるりん@は相変わらずゲーム三昧です(笑)先日去年から一番嵌ってる「まほやく」が無事1周年を迎え、とうとう諭吉突っ込んで天井SSR出しました。こうやってLIVE費用が違うところに消えて行くっていうね( ´Д`)y━・~~...

  • ノーマルSS 「近頃の僕たちは」

    お久しぶりです、くるりん@です。毎日暑いねー。そして10年ぶりぐらいに恐ろしくつまんない夏。くるりん@は「まほやく」「ツイステ」「刀剣乱舞」とゲーム三昧です(笑)忘れた頃にやってくるあのタイトルが無いリーマン二人の話。前回のUPから二か月過ぎてそろそろこいつ何かUPするだろうと思ったあなた、正解ですwwwこの話初めて見た、知らね。な方はノーマルSSをどうぞ。(←「ノーマルSS」をクリック)この話は「雨のゆくえ」...

  • 後書きとか沈む前の色々雑談。(ボヤキあり)

    こんばんは、くるりん@です。21日間MOFUにお付き合い頂きありがとうございました。MOFUはご存知の通りストーリーも辻褄も重視せず単純にエロを書きたくて始めた話で、ここまで皆さんに可愛がってもらえるとは驚き( ゚Д゚)と毎回UPのたびに思ってます。エロって偉大←違うポジティブなチャンミンに、そんなチャンミンにかなり甘々ユノ。メインの二人も気に入ってもらえたみたいで嬉しいです。私の書くチャンミンの中ではかなり珍しく...

  • MOFU 「履行・破」 21 (最終話)

    (Changmin)僕にぴったり引っ付いていた身体が身動ぐ気配に目が覚めた。ベッドサイドの間接照明に室内がほんのり照らされている。外の気配からしてまだ世界は夜明けを迎えていないらしい。この視界は僕を抱きしめたまま寝息を立てているユンホさんのアップの顔だ。ここ暫く一緒に過ごして分かったのは、ユンホさんは途轍もなくカッコよくて可愛い。そして一度懐くととことん甘くて優しい。人狼というのは人間よりも本能的で感情に正...

  • 今日もこの後鍵記事でーす

    こんばんは。今日もこの後20時からは鍵記事になっております。数字を用意して覗きに来てくださいね(=゚ω゚)ノここまで読んでくれてありがとうございました♡頑張れるので両方ポチポチしていただけるとありがたいです(*ノωノ)...

  • 今日はこの後鍵でーす

    今日明日二日間鍵記事になります。結構濃いめ喘ぎ一杯左右背後を十分気を付けて覗きに来てください( *´艸`)ではこの後20時に。ここまで読んでくれてありがとうございました♡頑張れるので両方ポチポチしていただけるとありがたいです(*ノωノ)...

  • MOFU 「履行・破」 18

    (Changmin)ラオ様に見送られ点々とランプの光が揺れる廊下を抜けると、あっという間にあの扉があった建物に戻った。建物自体は明かりもなく月の光だけが頼りの中、ユンホさんは慣れた足取りで目的の場所に歩みを進める。「ゆ、ユンホさん……幽霊とかいないですよね?」「幽霊?」「こんな暗くて……なんかいそう」家鳴りなのか、たまに家の中で僕たちの足音以外の音がする……ようなしないような。怖くてユンホさんの袖を掴むと、銀の縦...

  • MOFU 「履行・破」 17

    (Changmin)「あれ?このまま向こうに帰るんですか?」気がつけば林を抜け園庭を歩いている。朧げな記憶があっていたとしたらもう少しするとあのお茶会をやっていた場所だし、その先は扉のある通路へ出るはずだ。「ああ、ここに長居する意味はないからな」「洋服置きっぱなしですけど」今向こうに帰ったら僕の一張羅のジーンズとシャツが無い。流石にこれで過ごすのは勘弁だ。「ネンがもう持っていってくれてるよ。でも隠しているか...

  • MOFU 「履行・破」 16

    (Changmin)「すごく楽しかったです。ありがとうございますユンホさん」「そりゃよかったよ」街を外れ家へ向かう林に入り、浮かれ気味に頭を下げた僕とは反対にユンホさんはため息混じりで手を振った。「ジュードさんって大柄だしこれまで出会った人狼の中でも特にフサフサとした尻尾で耳も大きかったですね。全獣化で威嚇なんかしたら凄そう」「相変わらずよく見てるなぁ」「もうあちこち今日は眼福でした。でも頑張ってそんな素振...

  • MOFU 「履行・破」 15

    (Changmin)「いやーっ美味しいですユンホさん!まともなのもあるじゃないですか」「……程々にね」「お酒も美味い!」「ユノ、お前がどこでどう血迷うとこれが相手になるんだ?」この街でも一番大きな酒場の個室に通された時点で、僕の働いていた世界のきな臭さを感じたのと同時にジュードが偉そうに言ったことが本当だったんだと分かった。なにより驚いたのが、街の歓楽地を牛耳るファミリーの筆頭とユンホさんが昔からの知り合いだ...

  • MOFU 「履行・破」 14

    (Changmin)「うわぁ……RPGの世界だ……」目の前を行き来する人狼に僕の口元は緩み、ついつい笑顔になってしまう。人狼の世界の街並みは想像以上に美しかった。夜が始まりあちこちに灯りがともり始めたのも相まって、ノスタルジックな空間に感嘆の声が自然と出る。ユンホさんに連れられ王宮の裏門の更に勝手口みたいなドアを抜け暫く林を突き進んだ先には、僕が楽しみにしていた街が広がっていた。漆喰の壁に木組が壁面を飾り、花が溢...

  • MOFU 「履行・破」 13

    (Changmin)風が肌を撫でていく。とにかく眠い。重く寝返りも億劫な程だ。細胞がシュワシュワと弾けて活性化していくのに肉体はいうことを聞きそうも無い。なんだか熱い。体中の血が巡っているのが分かる。遺伝子が組みかえられて違う自分が作られていくような変な感じ。しんぱい。でも眠い。もういいか。逆らわずにまた寝よう。それにしてもここは心地よい風が吹くな。でもこの風、知っている気がする。不意にいい匂いが鼻を掠め...

  • 昨日は色々あったので

    お話お休みしてみましたー(=゚ω゚)ノごめんねこんにちは、くるりん@です。雑談などは再開やあとがき以外は極力出さないようにしているのですが、昨日お話お休みしたのであちこちの繋がっている場所でご心配頂き、のこのこ出てきました。まったく東方神起なんて興味がない高校時代の友人からも来た(笑)ちなみに、私全然大丈夫です(/・ω・)/昨日は遅番の休憩中に貰ったLINEで知りました。正直年内だろうなと思っていたから、年末ほどの...

  • 今日のMOFUは

    お休みしまーす。また明日ここで。ここまで読んでくれてありがとうございました♡頑張れるので両方ポチポチしていただけるとありがたいです(*ノωノ)にほんブログ村...

  • 本日は鍵でーす!

    本日はR-18鍵記事となっております。パスワードを入れないと読めません。いつも通りのなんですがTIMEで話題になった数字です。「東方神起 TIME 数字」で引っ掛ければ出てきます。入力の順番を間違えないようにお願いします。簡単なので質問等は一切お答えできません。ごめんね(*´-`)それではよろしくねー(/・ω・)/ここまで読んでくれてありがとうございました♡頑張れるので両方ポチポチしていただけるとありがたいです(*ノωノ)にほ...

  • MOFU 「履行・破」 10

    (Changmin)熱い。それと眩暈。ユンホさんの腕の中に引き寄せられた途端、のぼせた様に全身からどっと汗が吹き出した。手足が強烈に冷え、顔が火照り目眩がする。「チャンミンっ」慌てて支えてくれたユンホさんの声も揺れる。「すいません。なんか……貧血?」その腕に掴まって体を立て直そうとした僕の頬に小さく呻くユンホさんの息が当たった。「……そんな」吃驚の声が耳に届く。何で驚くんだろう。身体中熱くて熱くて。末端がとうと...

  • MOFU 「履行・破」 9

    (Changmin)「ユンホさん嬉しいです。散歩ができて」「触りだけだからな。なるべく人がいない所を歩こう」思いっきり眉間に皺が寄っているけれど、僕の願いを叶えてくれたことが途轍もなく嬉しい。「はいっ」勝手に沸き上がる気持ち悪い笑顔を向けたらやっぱりため息。それでも僕の希望通りの散策だ。「とにかくここを離れよう、色々面倒くさい」「お任せします」お茶会の声を避けて僕達は背の高い生垣をあちこち通り抜ける。この緑...

  • MOFU 「履行・破」 8

    (Changmin)ハッとお互い息を飲んで固まるけれど。僕の目の前にいるのは。「……やっぱりコスプレは本物超えられないな」ケモ耳のメイドさん万歳。「じゃなくてっ」人狼のメイドさんが、僕を見て驚きのあまり持っていたカゴを落として身を竦めている。人間の世界だったら中学生ぐらいだろうか。幼い表情が残るけれど、ルナとは違い半獣としては完成されている。「しっだよ、シッ」口元に指先を押し当てて小さな声で近寄ると、一歩後ず...

  • MOFU 「履行・破」 7

    (Changmin)「この辺で……どうだろう?」ユンホさんが振り返って僕達を見た。長い廊下を抜けたら大きな岩が粗く積み上げられた外壁が目に入り、そのアーチの入り口から先は見るからに手の込んだ庭園が広がっていた。「ルナどうかな?ここ分かる?」少し離れた場所から若い女性の楽しそうな笑い声が聞こえて、思わず身を低くした僕は手を繋いだルナを振り返った。「うーん……たぶん?」遊んでいる間は走り回っていただろうから、周りの...

  • MOFU 「履行・破」 6

    (Changmin)「チャンミン」「え」ぶっ倒れる、そう思ったのに。肩を優しくトンって叩かれ目を開けると、そこは見たこともない部屋だった。でもやっぱり窓も無く白くて薄暗い部屋。ユンホさんの部屋では間接照明だった明かりがここではゆらゆらと炎を灯した蝋燭になっている。ぐるりと顔を巡らせ室内を確認した僕は、ルナを抱っこしたまま扉をくぐる前と変わらずしっかりと立っていた。あんなに苦しくて喘いでいた呼吸は乱れる事なく...

  • MOFU 「履行・破」 5

    (Changmin)「じゃあルナ、こちらに来い」ユンホさんが精一杯頑張っているであろうぎこちない笑顔で、僕に抱っこされたルナに手を伸ばす。「ヤダっチャンミンといっしょがいい」「僕も一緒じゃ無いんですか?」「え?」……僕……かなり行く気満々だったんだけど。相変わらずおどろおどろしい光沢を放つ扉の前で並び、僕とルナから反発にあったユンホさんは手を宙に浮かせたまま固まった。コンビニ昼食を済ませ、機嫌が良くなったルナを...

  • MOFU 「履行・破」 4

    (Changmin)「お肉……おいしい」「でしよ?でしょ?でしょ?焼き鳥って言うんだ。ユノさまも大好きなんだよー!ねーユンホさん」「……」さっきまでの大人のダラけた昼食が一転して、僕の甲高い興奮気味の声がリビングに響く。ユンホさんは僕の膝に乗る小さな人狼が気に入らないのか、僕の態度が気に入らないのか、横で頬杖をついて渋い顔でサワーを煽った。「ユノさまも好き?」ちょっと舌ったらずの幼いイントネーションでルナは琥珀...

  • MOFU 「履行・破」 3

    (Changmin)ドアの隙間から顔が覗く。人間でいう3歳ぐらいのチビちゃんぐらいに見える。ユンホさんの着ていた民族衣装の簡易版のような形だけれど、真っ白な服。被毛に包まれた体、顔も人間というより狼とか犬のそれ。まさに人間の立ち姿をした子狼。銀の毛と色素薄めのおかげで全体的に透き通った感じの、だけどその面影は毛の流れや僅かに入っている模様の凛々しさから男の子っぽさがある。この子が四つん這いになると狼かと言う...

  • MOFU 「履行・破」 2

    (Changmin)「焼き鳥ですか?そういえば前も食べてましたね」「ああ、これが美味いんだ。あんまり買うとネンに怒られてしまうから、なるべくいない時を狙って食べるんだ」レジ横のケースを覗き込むユンホさんの瞳はキラキラと輝き、顔色も心無しかワントーン明るくなった気がする。僕たちの目の前には極々普通のコンビニ焼き鳥が並んでいる。「そりゃ……これ美味いけど油ギトギトだし」「この濃い味とギトギトがいいんじゃ無いか。良...

  • MOFU 「履行・破」 1

    (Changmin)「コンビニに行くが何か欲しいものはあるか?」「え?」テインがあっちの国に帰って二日。暇を持て余してウトウトしていた僕は、ベッドの揺れに目を開けた。「コンビニ……ユンホさんが?何しに行くんですか?」ベッドの端に腰を下ろし優しい笑みだったその表情は、眉を下げて苦笑に変わる。「今日は朝からザンとネンが服を作りに行っただろう?ちょうどいい」「あー婚約の儀のヤツ」今朝、ご飯を食べながらネンさんが向こ...

  • お話再開のお知らせ

    こんばんは、くるりん@です。二ヶ月ぶりですm(_ _)mなんだ二ヶ月しか開いてないと思ったのはナイショですwwwさて相変わらずのコロナでうんざりな毎日いかがお過ごしですか?くるりん@は働いていたお店がお休みになって、ごはん以外はだらだらとゲーム三昧でした。例のソシャゲ「まほやく」のイベントが最推しのSSRに加え推しの国イベだったのでこれまでで一番課金したのですが、最推しカード以外すべて揃うという地獄になったとこ...

  • お話ちょびっとUPのお知らせ

    こんばんは。お久しぶりです。コロナのおかげで先の見えない窮屈な毎日ですね。゚(゚´Д`゚)゚。はぁ……ツラ。←お出掛け大好き。二ヶ月前にはゴールデンウィーク頃には勝手になんか見通しが立っていて、良い方向に向いているんじゃないかなんて考えていたんですが。ほんと甘過ぎた…orz これ5月も当たり前に厳しいよね。部分解除だっていつになることやら。ほんと一種の戦争みたい。毎日当たり前にこのウイルスで沢山の人が亡くなって、兵...

  • 最近の事とかチケ当落とか長々雑談(オタ絵在り注意)

    こんばんは。くるりん@です。ご無沙汰してましたm(._.)mお話は二ヶ月ぶり、リーマン二人のノンビリ恋人ライフなお話を書きました。いかがでしたか?今回は初夜だったんですが、連続モノじゃ無いお話のこういうネタは難しいなぁと思い知らされて終了しました…orzもっとポエム?詩的にエッチな部分を書けばいいんだろうけど、そこは自分の嗜好のおかげでwたまに書くならしっかり書きたくなって、今回も可愛げもなくただやっているだ...

  • 鍵記事のご案内

    鍵のヒントすいません忘れてました…orzTIMEで話題になった数字です。TIME 数字で検索すると多分出ます。順番を間違えずに入力してくださいm(__)m読んでもらえて幸せ♡ありがとうございます!頑張れるので下の二つをポチポチしてもらえたら嬉しいです(*ノωノ)にほんブログ村...

  • SS 「幸せな、それ」 2

    こんばんは。「あれ?」って驚いたかもしれませんが今日は鍵じゃありません(´Д`)なんか読み返したら初々しさが全くなくてただヤッているだけだったのでちょっと書き加えたんですけど、長くなってしまったのでもう一度切ろうと思いまして。今日はそこまでじゃないので鍵つけておりません。んで。初々しさを求めて書き加えたんですけど……結局初々しくもなんともなく、ただじゃれあってるだけです(´Д`)あれー。まぁそんなんでもいい...

  • SS 「幸せな、それ」

    お久しぶりです、くるりん@です。はい。忘れた頃にやってくるあのタイトルが無いリーマン二人の話です(笑)初めて見た、知らね。な方はノーマルSSをどうぞ。(←「ノーマルSS」をクリック)この話は「雨のゆくえ」から始めるリーマン二人のお話です。うちのブログは大半沈んでいるので、これはそれでも根気よく覗きに来ていただいている方にお贈りしているシリーズです。もしお暇でしたらこの後もお付き合いくださいm(__)mそれでは例...

  • 新年のご挨拶(大したこと書いてないですw)

    あけましておめでとうございます今年もよろしくお願いします・:*+.\(( °ω° ))/.:+こんばんは、くるりん@です。いつもは1月後半なのに珍しく出てくるのが早いです(笑)いえね。去年の愚痴納めを最新記事で止めておくのもなんだかな、と自分のブログを覗いて思っただけなんですが。書いている事自体は自分の正直な気持ちなので蓋しなきゃいけないとかそういうことでは無いのですが、どうもねー、更新少ないブログなんで自分の悶々とし...

  • 今年最後のご挨拶(ほぼ愚痴w)

    こんばんは、くるりん@です。今年最後の日です。皆さんいかがお過ごしですか?笑顔で聞くな?……_(:3」z)_いやぁ昨日は結構な爆弾落とされたんで一瞬言葉が出なかったんですが。まぁ……なんだ……色々事情があったのかもしれないけど「ハイタッチ会終わるまで待てなかったんか?チャンミン?おいっ?!」(肩掴んで真顔)な感じです( ̄∇ ̄)チャンミンについては以前インスタで散々ブレスレット晒した挙句、いつだか手だけをUPした時流石...

  • MOFU番外編 「indulge」

    くるりん@でーす(=゚ω゚)ノメリクリー!と、いうことで、いきなりですがUPです。え?UPすると思ってた?この時期毎年上げるだろって?……( ̄▽ ̄)だってこのまま出さずに年明けるとまずいかなって何故か毎年思うんです(笑)←ヘタレ……と、いうわけで以前雑談で言っていた前回のMOFUのラストのあの後。尻尾を触るのはお預けと言っていたのに、な話。短いんですがあの後結局じゃれていた二人を楽しんでいただけたら嬉しいです。それでは。M...

  • ノーマルSS 「おつかれさま」

    こんばんは、くるりん@です。来月あたりと書いたのに、どうも来月沢山お話上げる自信が無いのでやっぱりコッソリ出しました(笑)←なんじゃそれ。と、いう事で、このお話は「All Mine」とは違った題名のないリーマン二人のSSです。【気になった方、又は知らね。という方はこちらノーマルSS(←タイトルをクリック)をどうぞ♡】元々は広告消しにコッソリUPし、去年から細々時間をたどってまったり続いていたのですが、前回のお話が多少...

  • 東京三日間でお会いした方への連絡とかLIVE感想とか(レポ無しw)そのほか色々雑談(超長文)

    こんばんは、くるりん@です。東京三日間終わっちゃいましたねー(ノД`)・゜・。ツアーは始まってしまうと本当にあっという間に過ぎていきます。なんでお前出てきたんだ?とお思いでしょうが、連絡?お知らせ?なんだ?(←聞くな)とにかくこの三日間でボケッと歩いていたくるりん@をとっ捕まえた皆さんに連絡です。あ、連絡か。今回行く回数も少なく、時間も無くてお土産話を作らなかったんです。なので当たり前なんですが何の告知...

  • 約一か月UPのあとがき雑談。

    こんばんは。くるりん@です。今回は「All Mine」そして「MOFU」にお付き合い頂きありがとうございました。約一ヶ月間沢山の皆さんが覗きに来てポチポチやコメをもらえて幸せでした。拍手コメはお返事出来ないのですが、ちゃんと全部読んでますよー!熱いコメをありがとうございます♡さて今回のAllはかなりなテコ入れをしました。……ってか自分の中で話が続け辛くなったので、どうせまたウダウダするなら(←え。)色々新しい要素があ...

  • MOFU 「履行・序」14 (最終話)

    (Changmin)「じゃあなチャンミン、今度は向こうで会おうな」「はい!」頭を下げた僕の髪を撫でてテインは相変わらずのアイドル顔でサムズアップだ。フルっと震えた耳とやっと元気になった尻尾がゆらゆら揺れて、どうやらこの人は僕以上にポジティブなんじゃないかと思えてきた。だから明らかに冷遇でぞんざいな扱いをするユンホさんに付いていけるんじゃないのかな。ってか、なんでそれでもそばにいるのかいささか疑問だけど。ユン...

  • MOFU 「履行・序」13

    (Changmin)「襲われた?!猫か」僕の体調を気遣った会話でユンホさんが口にした言葉に、やっぱり僕の横に座ったテインが前方へ向いた耳をビクっとさせてカップを置いた。「なんだそれ、早いな。婚約報告は今日の、しかも今さっきみたいなもんじゃないか」「ああ、俺が向こうへ行っていた間だ。チャンミンは自分の家に荷物を取りに戻っていたんだ」「もうさ……あの内側の誰かだよなぁ……どれかが通じてる」テインは腕を組んで宙を見据...

  • MOFU 「履行・序」12

    (Changmin)僕たちの前に立つニコニコとした笑顔の人は、あの独特の民族衣装を身に纏い、シルバーの耳と細身の尾を振っていた。明らかにユンホさんの仲間、半獣化した人狼だ。ユンホさんよりかなり色使いが華やかな薄紫の衣装に身を包み、明るい茶色の髪がキラキラと揺れて、なんかこう……アイドルってこんな笑い方するよなって思うほどイケメン。これまで会った人達は僕を美人だなんだというけれど、改めて見るとあっちの世界はかな...

  • MOFU 「履行・序」11

    (Changmin)ちゃぷんっと水音がして僕の前髪を触る気配に目を開けると「大丈夫か?」とユンホさんの優しい声が耳元で聞こえた。その声色で「ああ、いつものユンホさんに戻ったんだ」と分かった。少し水温を下げたお風呂は火照っている身体にとても心地良くて、僕はユンホさんに後ろから抱きしめられその体の上に乗っかるような形で湯船に浸かっているのに気がついた。確かシャワーの下でエッチしなかったっけ。色んなことが曖昧で、...

  • MOFU 「履行・序」10

    (Changmin)「そういえばすっかり忘れていたね」ユンホさんは笑いながら横のコントロールパネルを押して湯船に新たなお湯を注ぎ始めると、僕の腰まで落とした手がお尻に触れて思わず体が跳ねた。滑る指先が窪みを探し当て何度か撫でたあと解こし始める。なんの躊躇いもないその行動に動揺一杯で、その腕の中から逃げようとしたら引き戻された。「あ、あのっ自分でっ」「自分でする?……いいけど」「はい、します」「今?」「え?」「...

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